JP2021123400A - 発泡樹脂製容器本体およびそれを用いた包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蓋体と容器との嵌合強度を落とすことなく、スタッキング状態における容器全体の総高さを小さくすることが望まれる。
【解決手段】 開口の周の少なくとも一部に、前記容器本体の内面に形成される窪みを備え、その窪みは、前記容器本体の前記内面の形状が前記容器本体の厚さ方向に突出するように形成される湾曲部の内面として画定され、前記蓋体に形成される突出部が嵌合する窪みであって、前記容器本体は、前記容器本体の底部を前記容器本体と同じ形状の他の容器本体の開口に挿入して前記容器本体が前記他の容器本体の上側になるような積み重ねを行った際に、前記他の容器本体の前記開口の縁部が前記容器本体と接触する接触点を、前記積み重ねの方向における前記容器本体の前記窪みの下側に位置する前記容器本体の外面に有する容器本体により解決する。
【選択図】 図3

Description

本願発明は発泡樹脂製容器本体およびそれを用いた包装用容器に関する。
内部に食品等の物品を格納し、蓋体が容器の開口を閉じて、容器の内部が外部と隔絶することが可能な使い捨て式の発泡樹脂製の包装用容器がある。特に、一般に内嵌合蓋体タイプと呼ばれる嵌合方式では、容器本体の内面に蓋体が嵌合することで開口が閉じられて内部が外部と隔絶し、柔軟な発泡合成樹脂製の容器本体を用いることで食品分野では使い捨て包装用容器としての高い需要がある。本明細書中では、内部に物品を格納する部分を「容器本体」と定義し、その容器本体の開口を閉じる部分を「蓋体」と定義する。そして、「蓋体」と「容器本体」とを備えた状態を「包装用容器」と定義する。
このような容器の例として、たとえば特許文献1には、蓋体が内嵌合する包装用容器が開示されている。このような包装用容器の容器本体では、使用前に、一の容器本体の開口からその内部に他の容器本体の下部が挿入されるような形で、多数個の容器本体を積み重ねた状態(以下、スタッキング状態)で保管され輸送される。そのため、スタッキング状態の容器群全体の体積は保管場所のスペースや輸送コストに大きな影響を与え、スタッキング状態における容器群の体積は小さいことが求められ、そのためにはスタッキング状態における容器本体群の総高さを低くすることが必要である。
特許文献1の図8から図10には、蓋体が内嵌合する包装用容器の2個の容器本体を上下に積み重ねたスタッキング状態が開示されている。このようなスタッキング状態では、下側に位置する容器の頂部となる開口縁の内面上に、上側に位置する容器の開口縁近傍の外面となる側面上部が載る状態となる。複数個の容器本体群のスタッキング状態における容器本体群の総高さは、〔最下部に位置する容器本体1個の鉛直方向の高さ+スタックピッチ高さ×(積み重ねられた容器の総数)〕で定義される。ここで、スタックピッチ高さは、スタッキング状態において、容器本体の積み重ねの方向(一般には鉛直方向)における上側に位置する容器本体の任意の位置と、その任意の位置における上側に位置する容器本体の形状と同じ形状である下側に位置する容器本体の位置との距離で画定される。
特開2017−128359号公報
スタッキング状態における容器本体群の総高さを低くするために、容器本体を積み増す毎に生じる総高さの増分であるスタックピッチ高さを小さくして、スタッキング状態における容器群の総高さを小さくすることができる包装用容器の容器本体が求められる。
開口を有して前記開口の内側に蓋体が嵌合することで開口を閉じることが可能な発泡合成樹脂製の容器本体であって、容器本体は、開口の周の少なくとも一部に、容器本体の内面に形成される窪みを備え、その窪みは、容器本体の内面の形状が容器本体の厚さ方向に突出するように形成される外側湾曲部の内面として画定され、蓋体に形成される突出部が嵌合する窪みであって、容器本体は、容器本体の底部を容器本体と同じ形状の他の容器本体の開口に挿入して容器本体が他の容器本体の上側になるような積み重ねを行った際に、他の容器本体の開口の縁部が容器本体と接触する接触点を、積み重ねの方向における容器本体の窪みの下側に位置する容器本体の外面に有する容器本体により解決する。
また、蓋体と、開口を有して開口の内側に蓋体が嵌合することで開口を閉じることが可能な発泡合成樹脂製の容器本体と、を備える包装用容器であって、容器本体は、開口の周の少なくとも一部に、容器本体の内面に形成される窪みを備え、その窪みは、容器本体の内面の形状が容器本体の厚さ方向に突出するように形成される外側湾曲部の内面として画定され、蓋体に形成される突出部が嵌合する窪みであって、容器本体は、容器本体の底部を容器本体と同じ形状の他の容器本体の開口に挿入して容器本体が他の容器本体の上側になるような積み重ねを行った際に、他の容器本体の開口の縁部が容器本体と接触する接触点を、積み重ねの方向における容器本体の窪みの下側に位置する容器本体の外面に有する包装用容器によって解決する。
本発明により、スタッキング状態におけるスタックピッチ高さを小さくして、スタッキング状態における複数の容器本体の総高さを小さくすることができる。
本発明の実施の形態である包装用容器について容器本体から蓋体を分離した状態で示した斜視図を示している。 本発明の実施の形態である容器本体に蓋体を嵌合した状態の断面図である。 本発明の容器本体に蓋体を嵌合した開口縁部を示した図であって、図2における部分3を示した断面図である。 本発明の容器を2個重ねたスタッキング状態における開口縁部付近の断面図である。 本発明の容器を3個重ねたスタッキング状態の例の容器群を示した断面図である。
以下、図1から図4を参照して、本発明が適用される包装用容器1について説明する。図1は包装用容器1について、容器本体2と蓋体5とを分離した状態を示している。図2は容器本体2と蓋体5とを組み合わせた包装用容器1の断面を示した断面図である。図3は図2の部分3を拡大して示した断面図である。図4は一の容器本体2aと、それと同じ形状の他の容器本体2bとを重ねた際における接触する接触点付近を拡大した図である。包装用容器1は容器本体2と蓋体5とから構成される。容器本体2は発泡合成樹脂のシート材料を金型内で、たとえばすり鉢状の所定の容器形状に成形することにより形成される。蓋体5は合成樹脂材料をシート状に延伸して、容器本体2の所定の蓋形状に成形して形成された透明な部材である。
容器本体2の材料としては、発泡合成樹脂のシート材料が用いられる。発泡合成樹脂のシート材料としては、代表的には、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン等、各種の合成樹脂シートを使用できる。特に、これらの中でもポリスチレンを発泡させた発泡ポリスチレンシートや、ポリスチレンとして耐熱性に優れた耐熱性のスチレン系樹脂を発泡させた耐熱性発泡スチレン系樹脂シートが好ましい。このような発泡シートとしては、例えば、スチレン樹脂単独、あるいは、スチレンモノマーと共重合可能なブタジエン、無水マレイン酸、メタクリル酸などのモノマーとスチレンモノマーとの共重合体樹脂単独、または、スチレン樹脂と前記共重合体樹脂やポリフェニレンエーテル系樹脂などの耐熱性樹脂などとの混合物に、ブタンやペンタンなどの物理的発泡剤や、アゾジカルボンアミドなどの化学的発泡剤や、二酸化炭素、窒素、空気などの発泡剤とともに押出機で混練して押出し発泡させてなる発泡シートや、その片面もしくは両面に樹脂フィルムを積層させたものを挙げることができる。
蓋体5の材料としては、一般的に透明な合成樹脂のシート材料が用いられる。透明な合成樹脂のシート材料としては、代表的には、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン等、各種の合成樹脂シートを使用できる。特に、これらの中でもポリスチレンを二軸延伸させたポリスチレンシートや、ポリスチレンとして耐熱性に優れた耐熱性のスチレン系樹脂を二軸延伸させた耐熱性延伸スチレン系樹脂シートが好ましい。このような透明シートとしては、例えば、スチレン樹脂単独、あるいは、メタクリル酸などのモノマーとスチレンモノマーとの共重合体樹脂などを挙げることができる。
また、さらに、容器本体2の内面および外面として、発泡合成樹脂のシート材料の少なくとも一方の表面には、本発明の効果を損じない範囲で、別の合成樹脂フィルムをさらに積層させたシート、即ち発泡合成樹脂の積層シートを用いることも可能である。前記合成樹脂フィルムには、例えば、ポリスチレン樹脂、ハイインパクトポリスチレン樹脂、耐熱ポリスチレン樹脂などのスチレン系樹脂のフィルムや、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などのポリオレフィン樹脂のフィルム、ポリエチレンテレフタレート樹脂などのポリエステル樹脂のフィルム、ポリビニルアルコール樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂などのガスバリア性に優れた樹脂のフィルムを用いることができる。あるいは、これらのフィルム同士を積層させたフィルム(積層フィルム)やこれらの積層フィルムを発泡シートに積層させる樹脂フィルムとして用いることもできる。その中でも、発泡シートに用いられたスチレン系樹脂やスチレン系の共重合体樹脂などのフィルムを用いる場合には、その全体が同じ材質で構成されることとなり、容器のリサイクル性を向上させ得る点において好適である。また、容器本体2の成形は、各種のシート成形方法により行うことができる。シート成形方法としては、例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、両面真空成形等があり、いずれかの方法により合成樹脂製シートを熱成形することにより形成することができる。
続いて、特に図3を参照して、容器本体2の形状について説明する。以下、説明は容器本体2の底部6を水平面の上に載置した状態において、この水平面に対して垂直な面における容器本体2の断面で説明する。容器本体2は、底部6を基部として底部6の大きさよりも大きな開口4を有し、内部が中空の逆円錐台形状を有している。以下、本明細書では、容器本体2について、容器本体2を水平な台に載置した仮定で、鉛直方向の下側に底部6が位置し、鉛直方向の上部に開口4が位置する前提で上下を定義して説明する。開口4の形状としては円、楕円、多角形などが選択できる。また、容器本体2の底部6および底部6と開口4とを連結する側面もそれに応じた自由な形状とすることができる。すなわち、容器本体2は、下側の底部6から逆円錐形状で立ち上がるような壁面を備え、上側に開口4を有するように構成されることで、いわゆる「すり鉢」の形状を形成する。そして、容器本体2の開口4の内側に蓋体5が嵌合することで開口4を閉じて容器本体2の内部を外部と隔絶して包装用容器1として機能する。
容器本体2は、開口4の全周またはその周の少なくとも一部に、容器本体2の内面に形成される窪み21を有している。窪み21は、容器本体2の内面の形状が容器本体2の厚さ方向に突出するように形成される外側湾曲部22の内面における容器本体2の厚さ方向の凹部として画定される。
窪み21には、蓋体5に形成される突出部51が嵌合する。また外側湾曲部22の外面は、容器本体2の厚さ方向に突出して膨出部23を形成している。すなわち、容器本体2の底部6側から開口4側に向かって延在する容器本体2の外面は、容器の外側に大きく湾曲するように外れて膨出部23を形成する部分となる。容器本体2の外側にあたる膨出部23の最外部の位置をこの明細書では最外点Pとする。
すなわち、窪み21は、容器本体2の形状が形成される成形プロセスにおいて、金型の形状により、容器本体2の壁面の厚さがほぼ一定の状態で細まることがないように成形される。これにより、容器本体2の断面でみると、容器本体2の外側形状と容器本体2の内側形状とが容器本体2の厚さ方向の外側に向かって突出するように湾曲して外側湾曲部22が形成され、その内面として窪み21が画定される。外側湾曲部22の上側、すなわち窪み21と膨出部23との上側には、外側湾曲部22が容器本体2の厚さ方向の外側に向かって突出した距離と同程度の距離だけ、それと反対方向となる容器本体2の厚さ方向の内側に向かって戻り入るような内側湾曲部24を形成している。窪み21は、容器本体2の下側から容器本体2の内面に沿ってみると、外側湾曲部22の上側の内側湾曲部24の曲面形状の効果により、明確な凹部として形成されて外側湾曲部22を中心に開口4を開いても元に戻ろうとする強い弾性力を発生させる効果を生じる。内側湾曲部24は外側湾曲部22に対して、図3の破断仮想線Aに沿うように、容器本体2の厚さ方向の内側に向かって戻り入る形状であるが、鉛直方向に対しての破断仮想線Aの傾きαは約10度から20度程度である。すなわち、容器本体2の底部6を水平台に載置した際を想定した場合において鉛直方向の軸を仮定したときに、その鉛直方向の軸に垂直な面上の外側湾曲部22と内側湾曲部24の部分において、鉛直方向の軸を通る容器本体2の相対する内面の距離は、底部6から鉛直方向に上昇していくと窪み21で最も大きく、窪み21から上昇して内側湾曲部24に至るとまた小さくなるように形成されている。外側湾曲部22と内側湾曲部24とにより、内側湾曲部24から窪み21までの容器本体2の厚さ方向の深さを大きく形成できるとともに、外側湾曲部22と内側湾曲部24との鉛直方向の距離を短くすることができる。これにより、蓋体5の容器本体2への脱着の際に、外側湾曲部22の弾力は蓋体5の突出部51が内側湾曲部24を通過する際の補助として機能し、蓋体5が容器本体2に取り付けられている際には、内側湾曲部24によって突出部51が抜けにくく、蓋体5に形成された突出部51が窪み21内で安定して嵌合するように機能する。さらには、後述する容器本体2のスタックピッチ高さを小さくすることができ、開口部が小さくコンパクトな容器本体2として形成できる。容器本体2の肉厚を確保するため、内側湾曲部24の位置における容器本体2の外側は外側湾曲部22の上側で内側湾曲部24の曲面に従って容器本体2の内側に入り込み、最も内側に入った箇所で最内点Qを画定する。膨出部23の容器本体2の外側への突出の距離は、最外点Pと最内点Qとの距離として画定され、これは0.2ミリメートル以上1.5ミリメートル以下であり、膨出部23における容器本体2の壁面の肉厚は1.5ミリメートル以上4.0ミリメートル以下であることが好ましい。
容器本体2の内面の形状が容器本体2の厚さ方向に突出するように形成される外側湾曲部22の容器本体2の外面である膨出部23の容器本体2の外面に沿った下側には、容器本体の厚さ方向に窪んだ凹曲面25を形成している。一方、容器本体2の厚さ方向の内側に向かって戻り入るように形成される内側湾曲部24の上側には、容器本体2の開口4の縁部として凸曲面26が形成されている。凹曲面25と凸曲面26は、次に説明するように、複数個の容器本体2を重ねた際に接触する接触点C1として機能する。
これについて図4を参照してさらに詳しく説明する。図4は、容器本体2aの底部を容器本体2aと同じ形状の他の容器本体2bの開口に挿入して容器本体2aが他の容器本体2bの上側になるような積み重ねを行う際を想定して示している。ここでは、符号につき、上記容器本体2について説明してきた箇所と対応する容器本体2aの各部位については「a」を付し、他の容器本体2bの各部位については「b」を付している。また、以下、説明では、容器本体2aと他の容器本体2bとの2個の容器本体で説明するが、いずれも同じ形状であるので、これらのaとbとの符号を除いた箇所は、一の容器本体2単体においての構成として成立する。
容器本体2aが他の容器本体2bの上側になるような積み重ねを行う際に、他の容器本体2bの開口の縁部である凸曲面26bは容器本体2aの凹曲面25と接触する。この点を接触点C1と定義すると、容器本体2aは、容器本体2aの底部を容器本体2aと同じ形状の他の容器本体2bの開口に挿入して、容器本体2aが他の容器本体2bの上側になるような積み重ねを行った際に、他の容器本体2bの開口の縁部である凸曲面26bが容器本体2aと接触する接触点C1を、積み重ねの方向である鉛直方向における容器本体2aの窪み21aの鉛直方向下側に位置する容器本体2aの外面に有していることになる(図4の一点鎖線)。換言すれば、接触点C1において、容器本体2aの凹曲面25aが他の容器本体2bの凸曲面26bと接触するようになっている。さらには、容器本体2aの窪み21aの容器本体2aの厚さ方向の最底部と、接触点C1と、容器本体2bの窪み21bの容器本体2bの厚さ方向の最底部とが図4の一点鎖線に示すように、鉛直方向に一直線をなすことが好ましい。また、他の容器本体2bの開口の縁部である凸曲面26bが、容器本体2aの外側湾曲部22aの下側に潜り込むように接触点C1で容器本体2aの凹曲面25と接触することで、他の容器本体2bの開口直径が必要以上に大きくならず開口部が小さくコンパクトな容器本体2として形成できる。
特に、容器本体2の壁面の厚さをほぼ一定な状態で狭まることないように成形させることにより、容器本体2において外側湾曲部22における膨出部23の容器本体2の外面に沿った下側において、容器本体2の内面に窪み21を発生させるため窪み21の下側に位置する容器本体2の外面に鉛直方向上側に膨らむ曲率を持った凹曲面25が形成され、窪み21の上側の内面に凸曲面26を形成させることが重要である。接触点C1は容器本体2の鉛直方向の最高部の位置よりも開口4から僅かに容器本体2の内部側に下がった内面であって、そこにおいて容器本体2bの凸曲面26bの曲率と、容器本体2aの凹曲面25aの曲率とが接触点C1においてなるべく合致するように、少なくとも曲面に成形することが好ましい。また、必須ではないが、容器本体2aと他の容器本体2bとは、接触点C1より下側に、容器本体2aと他の容器本体2bとが接触する他の接触点C2を上記積み重ねの際に、容器本体2の外面と他の容器本体2bに有している形状であることが好ましい。他の接触点C2を配置することにより、容器本体2aと他の容器本体2bとを重ねた際に、2か所の接触により、重ねられた容器本体が安定しやすくなる。
窪み21を形成する外側湾曲部22は、その曲面形状の効果によって弾性力性を有し、外側湾曲部22より下側の容器本体2の壁面に対して、外側湾曲部22より上側の容器本体2の壁面は変形しやすい効果を有している。これにより、容器本体2の形状が形成される成形プロセスにおいて、成形後の容器本体2を金型から外す際においても、窪み21よりも径の小さな開口4を金型から割れ等を生じることなく容易に外すことができる。また、窪み21に蓋体5に形成される突出部51が嵌合する際においても、容器本体2も変形しやすいことから、蓋体5のみの柔軟性に頼ることなく、蓋体5の突出部51を窪み21に嵌合しやすくなっている。
蓋体5の形状は、一般的には容器本体2の中央部において開口4よりも高くなるような膨らみ部をもつように形成され、容器本体2に格納した内容物に蓋体5の内面が接触しないように所定の空間を保つように成形される。蓋体5はフランジ5aを形成させ、蓋体5のフランジ5aは容器本体2の開口4の上側に位置するように配置する。蓋体5の中央部の膨らみ部とフランジ5aとの間の部分が容器本体2の開口4の付近の容器本体2の内壁面に到達するように湾曲している。この箇所において、蓋体5は、窪み21に嵌合するような突出部51が形成される。突出部51は、蓋体5が開口4に嵌合される状態において、蓋体5の面外方向に突出するように形成される。突出部51は代表的には蓋体5が元来保有するシート材の弾力で微小な変形が可能となるように撓むように形成される形状の部位であるが、これに限られずシート材の厚さの変形を有するように形成される所定の容積を有する突起物としてもよい。蓋体5を容器本体2の開口4の位置の嵌合部に嵌める際には、突出部51の弾力で、容器本体2の内面が内側に戻り入る形状の容器本体2の内側湾曲部24によって蓋体5が内側に向かって押されて変形して、突出部51が鉛直方向上方から鉛直方向下方に容器本体2の内側湾曲部24を越えて窪み21内に入り込む。突出部51が窪み21内に入り込むと突出部51の径は通常の径に戻って突出部51が窪み21内に収納されて蓋体5が保持されて安定する。これにより、蓋体と容器との嵌合強度を強めることができる。
続いて、これまで説明した容器本体2の上記構成により、蓋体5と容器本体2との嵌合強度を強められるのみならず、スタッキング状態における複数の容器本体2の総高さを小さくすることができる点について、さらに図5を参照して説明する。図5は、複数個の容器本体2を重ねて容器群のスタッキング状態の代表的な具体例として、本発明の容器本体2と同じ形状の3つの容器本体2a,2b,2cを重ねた際のスタッキング状態の断面を示している。以下、これを例に説明するが、4個以上重ねた場合も同様である。容器本体2a,2b,2cのそれぞれは、これまで説明してきた容器本体2と全く同じ形状の容器である。容器本体2a,2b,2cのそれぞれの単体に対して、蓋体5を閉じる場合も前記のとおりである。ただしl、ここでは、容器を重ねた場合の説明であるので、蓋体5との関係は前記のとおりと同じであるので、その説明は割愛する。
容器本体2bの開口4bに容器本体2aの底部6aを挿入して、容器本体2aが容器本体2bの上側になるように重ねる。同様に、容器本体2cの開口4cに容器本体2bの底部6bを挿入して、容器本体2bが容器本体2cの上側になるように重ねる。すなわち、鉛直方向上側から容器本体2a,2b,2cが並ぶように重ねる。このとき、容器本体2bの開口4bの縁部である凸曲面26bと容器本体2aの外側の面である凹曲面25aとが接触する接触点は容器本体2aの窪み21aの下側に位置する容器本体2aの外面上にある。ここで、容器本体2aの外側湾曲部22aの外面は容器本体2の厚さ方向に突出する膨出部23aを形成しており、凹曲面25aは容器本体2aの外面に沿った膨出部23aの下側に位置している。同様に、容器本体2cの開口4cの縁部である凸曲面26cと容器本体2bの外側の面である凹曲面25bとが接触する接触点は容器本体2bの窪み21bの下側に位置する容器本体2bの外面上にある。そして、容器本体2bのうち外側湾曲部22bの外面は容器本体2の厚さ方向に突出する膨出部23bを形成しており、凹曲面25bは容器本体2bの外面に沿った膨出部23bの下側に位置している。
この状態において、複数個の容器本体群のスタッキング状態における容器本体群の総高さは、前述の通り、〔最下部に位置する容器本体の鉛直方向の高さ+スタックピッチ高さh×(積み重ねられた容器の総数)〕で定義される。ここで、スタックピッチ高さhは、スタッキング状態において、容器本体の積み重ねの方向(一般には鉛直方向)における上側に位置する容器本体の任意の位置と、その任意の位置における上側に位置する容器本体の形状と同じ形状である下側に位置する容器本体の位置との距離で画定される。たとえば、図5の例でいえば、容器本体2aと、容器本体2bと、容器本体2cと、のそれぞれにおいて、同じ形状の対応する箇所である容器本体2aと、容器本体2bと、容器本体2cのそれぞれの開口の頭頂部を考えると、スタックピッチ高さhは、容器本体2aの開口頭頂部と容器本体2bの開口頭頂部の距離である。また、容器本体2aと、容器本体2bと、容器本体2cとは、同じ形状であるから、そのスタックピッチ高さhは、容器本体2bの開口頭頂部と容器本体2cの開口頭頂部の距離でもある。図5では、最下部に位置する容器本体2cの鉛直方向の高さはH1であり、これにスタックピッチ高さh×(積み重ねられた容器の総数である2個)であるH2を加算すればスタッキング状態における容器本体群の総高さとなる。たとえば、スタックピッチ高さは10ミリメートル未満として設定できる。
すなわち、このように、本願発明では、鉛直方向に容器本体2a,2b,2cを並ぶように重ねた状態では、図5の例でいえば、容器本体2bの凸曲面26bが容器本体2aの凹曲面25aが形成した空間に収まるように収納され、同様に、容器本体2cの凸曲面26cが容器本体2bの凹曲面25bが形成した空間に収納される。このように、それぞれの空間内にそれぞれの容器本体の開口の縁部が収納される構造であるから、スタッキング状態においてスタッキングピッチ高さを小さくすることができる。そして最終的に、最下部に位置する容器本体2cの鉛直方向の高さH1の上に、重ねられた容器本体2aと容器本体2bの側面上部のスタックピッチ高さh×2(容器2個分の高さ)を加算した総高さを小さくすることができ、蓋体と容器との嵌合強度を落とすことなく、スタッキング状態における容器全体の総高さを小さくすることができる。
以上のように構成された容器本体2の一例として、発泡した耐熱ポリスチレンシートを熱成形によって、フランジ外径188ミリメートル、底面外径120ミリメートル、高さ50ミリメートルの平面視円形の丼形の容器本体2を制作した。そして、容器本体2の上端から6.5ミリメートル下方位置に窪み21と外側湾曲部22を形成し、外側湾曲部22は外側へ0.9ミリメートル突出させた。外側湾曲部22における容器本体2の厚みを2.5ミリメートルに設計し、外型と内型にノック機構を併設することによって容器成形時の型抜きは問題なく、成形された容器本体2と蓋体5との嵌合力も十分であった。なお、外側湾曲部22の突出量は0.9ミリメートルに限定されるものではなく、蓋体5との十分な嵌合力が得られ、容器本体2の型抜きが可能な範囲であれば任意に設定できる。また、本実施例の容器本体2ではスタック高さが約8.1ミリメートルとなり従来品より約4ミリメートル短くすることができた。出荷の際は、ポリ袋に50枚重ねて挿入するため全体の高さが従来品より約20センチメートルと短くなり、容器の保管スペースの効率化および輸送コストの低減に大きな効果を得ることができた。
1 包装用容器
2,2a,2b,2c 容器本体
4 開口
5 蓋体
6,6a,6b 底部
21,21a,21b,21c 窪み
22,22a,22b,22c 外側湾曲部
23,23a,23b,23c 膨出部
24,24a,24b,24c 内側湾曲部
25,25a,25b,25c 凹曲面
26,26a,26b,26c 凸曲面
51 突出部
窪み21を形成する外側湾曲部22は、その曲面形状の効果によって弾性力を有し、外側湾曲部22より下側の容器本体2の壁面に対して、外側湾曲部22より上側の容器本体2の壁面は変形しやすい効果を有している。これにより、容器本体2の形状が形成される成形プロセスにおいて、成形後の容器本体2を金型から外す際においても、窪み21よりも径の小さな開口4を金型から割れ等を生じることなく容易に外すことができる。また、窪み21に蓋体5に形成される突出部51が嵌合する際においても、容器本体2も変形しやすいことから、蓋体5のみの柔軟性に頼ることなく、蓋体5の突出部51を窪み21に嵌合しやすくなっている。

Claims (10)

  1. 開口を有して前記開口の内側に蓋体が嵌合することで前記開口を閉じることが可能な発泡合成樹脂製の容器本体であって、
    前記容器本体は、前記開口の周の少なくとも一部に、前記容器本体の内面に形成される窪みを備え、
    その窪みは、前記容器本体の前記内面の形状が前記容器本体の厚さ方向に突出するように形成される外側湾曲部の内面として画定され、前記蓋体に形成される突出部が嵌合する窪みであって、
    前記容器本体は、前記容器本体の底部を前記容器本体と同じ形状の他の容器本体の開口に挿入して前記容器本体が前記他の容器本体の上側になるような積み重ねを行った際に、前記他の容器本体の前記開口の縁部が前記容器本体と接触する接触点を、前記積み重ねの方向における前記容器本体の前記窪みの下側に位置する前記容器本体の外面に有する容器本体。
  2. 請求項1に記載の容器本体であって、
    前記接触点における前記容器本体の前記外面は前記容器本体の厚さ方向に窪んだ凹曲面を形成し、前記接触点における前記容器本体の前記縁部は前記凹曲面に接触する凸曲面を形成している容器本体。
  3. 請求項2に記載の容器本体であって、
    前記容器本体の前記外側湾曲部の外面は前記容器本体の厚さ方向に突出する膨出部を形成し、前記凹曲面は前記容器本体の前記外面に沿った前記膨出部の下側に位置する容器本体。
  4. 請求項3に記載の容器本体であって、
    前記積み重ねの状態において、前記積み重ねの方向における前記容器本体の任意の位置とその任意の位置における前記容器本体の形状と同じ形状である前記他の容器本体の位置との距離で画定されるスタックピッチ高さは10ミリメートル未満である容器本体。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の容器本体であって、
    前記容器本体は、前記接触点より下側に、前記容器本体と前記他の容器本体とが接触する他の接触点を前記容器本体の外面に有している容器本体。
  6. 蓋体と、開口を有して前記開口の内側に蓋体が嵌合することで前記開口を閉じることが可能な発泡合成樹脂製の容器本体と、を備える包装用容器であって、
    前記容器本体は、前記開口の周の少なくとも一部に、前記容器本体の内面に形成される窪みを備え、
    その窪みは、前記容器本体の前記内面の形状が前記容器本体の厚さ方向に突出するように形成される外側湾曲部の内面として画定され、前記蓋体に形成される突出部が嵌合する窪みであって、
    前記容器本体は、前記容器本体の底部を前記容器本体と同じ形状の他の容器本体の開口に挿入して前記容器本体が前記他の容器本体の上側になるような積み重ねを行った際に、前記他の容器本体の前記開口の縁部が前記容器本体と接触する接触点を、前記積み重ねの方向における前記容器本体の前記窪みの下側に位置する前記容器本体の外面に有する包装用容器。
  7. 請求項6に記載の包装用容器であって、
    前記接触点における前記容器本体の前記外面は前記容器本体の厚さ方向に窪んだ凹曲面を形成し、前記接触点における前記容器本体の前記縁部は前記凹曲面に接触する凸曲面を形成している包装用容器。
  8. 請求項7に記載の包装用容器であって、
    前記容器本体の前記外側湾曲部の外面は前記容器本体の厚さ方向に突出する膨出部を形成し、前記凹曲面は前記容器本体の前記外面に沿った前記膨出部の下側に位置する包装用容器。
  9. 請求項8に記載の包装用容器であって、
    前記積み重ねの状態において、前記積み重ねの方向における前記容器本体の任意の位置とその任意の位置における前記容器本体の形状と同じ形状である前記他の容器本体の位置との距離で画定されるスタックピッチ高さは10ミリメートル未満である包装用容器。
  10. 請求項6から9のいずれか一項に記載の包装用容器であって、
    前記容器本体は、前記接触点より下側に、前記容器本体と前記他の容器本体とが接触する他の接触点を前記容器本体の外面に有している包装用容器。
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