JP2017214125A - カップ容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】底面部を押し破る必要はなく、底面部を突き出すように変形させることで内容物を容易に取り出すことができるカップ容器を提供する。
【解決手段】底面部、側面部103および底面部に対向する開口部104を有しているカップ容器100であって、又は、開口部に蓋部を有しているカップ容器であって、底面部にカップ容器の開口部側に突き出すことができる伸縮構造部110〜150を有している。
【選択図】図7

Description

本発明は、食品を初めとする各種物品の容器として適しているカップ容器に関する。
プラスチック製のカップ容器内に各種食品を入れた後、耐水紙やプラスチックフィルなどで蓋をしたもの、または紙やプラスチックからなる蓋を被せた製品が販売されている。
このようなカップ容器には、プリン、ゼリー、水ようかん、ケーキ、豆腐などの柔らかく壊れやすい食品を入れることが多いため、前記容器自体の強度はある程度高くなるように調整されている。
このため、カップ容器に入った食品を購入したときには、カップ容器と食品が密着していることが多いことから、カップ容器から食品を取り出すことが難しいという問題があった。
従来は、カップ容器を振ったり、容器と食品の間に指やスプーンなどを入れたりして無理に取り出したり、スプーンやフォークを使用してそのまま食べたりしていた。
しかし、無理に取り出した場合には、食品の形が壊れたり、潰れたりする問題があり、来客用にする場合などには、カップ容器のままで出すことはできなかった。
特許文献1には、合成樹脂製のケーキ収納容器の発明が記載されている。この合成樹脂製のケーキ収納容器は、底面部に切り込み部を有しており、図5に示すように、指で底面部の切り込み部を押し破ることでケーキを取り出すものである(段落番号0013)。
しかし、製品の製造過程や製品の流通時において切り込み部が破損して、裂け目が生じたり、開口したりするおそれがある。
特許第5340650号公報
本発明は、従来技術のように底面部を押し破る必要はなく、底面部を突き出すように変形させることで内容物を容易に取り出すことができるカップ容器を提供することを課題とするものである。
本発明(第1実施形態)は、底面部、側面部および前記底面部に対向する開口部を有しているカップ容器であって、
前記底面部の一部に前記カップ容器の内側方向に突き出すことができる伸縮構造部を有している、カップ容器を提供する。
本発明(第2実施形態)は、底面部、側面部および前記底面部に対向する開口部に蓋部を有しているカップ容器であって、
前記底面部の一部に前記カップ容器の内側方向に突き出すことができる伸縮構造部を有している、カップ容器を提供する。
本発明のカップ容器によれば、底面部を指などで軽く押すことで、底面部を開口させることなく、さらに内容物を壊したり、変形させたりすることなく、容易に取り出すことができる。
(a)は、本発明のカップ容器(蓋なし)の縦方向断面図、(b)は、本発明のカップ容器(蓋あり)の縦方向断面図。 図1(a)の開口部側から見た平面図であり、図1(b)の蓋を取り去った状態の開口部側から見た平面図。 (a)は、カップ容器にケーキを入れた状態を示す縦方向断面図、(b)は、(a)のケーキの取り出し方法の説明図。 (a)は、本発明の別実施形態であるカップ容器(蓋なし)の縦方向断面図、(b)は(a)の平面形状が略楕円形である場合の平面図、(c)は(a)の平面形状が略長方形である場合の平面図。 図4(a)の第1環状屈曲部または第2環状屈曲部の幅方向断面図。 図4(a)の環状傾斜面部の部分斜視図。 (a)は、図4(a)のカップ容器内にケーキを入れたときの縦方向断面図、(b)は、(a)のケーキの取り出し方法の説明図。
(1)図1、図2のカップ容器
図1(a)のカップ容器1は、底面部2、側面部3および底面部2に対向する開口部4を有している。
底面部2と側面部3には、補強のため、必要に応じてリブを形成することもできる。
開口部4は、カップ容器1内に内容物を入れたあとは、例えば、紙、プラスチックフィルムなどを貼り付けることで閉塞することができる。
図1(a)のカップ容器1は、底面部2の一部にカップ容器1の内側方向(開口部4方向)に突き出すことができる伸縮構造部6を有している。
図1(b)のカップ容器10は、底面部12、側面部13および底面部12に対向する開口部14を有している。
底面部12と側面部13には、補強のため、必要に応じてリブを形成することもできる。
開口部14は、カップ容器10内に内容物を入れたあとは、蓋部15で閉塞される。
図1(b)のカップ容器10は、底面部12の一部にカップ容器10の内側方向(開口部14方向)に突き出すことができる伸縮構造部16を有している。
伸縮構造部6、16は、いずれも同じ構造からなるものであり、周知の蛇腹構造を使用することができるほか、特開2013−79100号公報に記載の折り畳み式容器の伸縮構造を利用することもできる。
伸縮構造部6、16は、底面部2、12の中心部(面積中心部)を含む範囲に形成されていることが好ましいが、底面部2、12の形状に応じては、面積中心部から偏った位置に形成されていてもよい。
伸縮構造部6、16は、カップ容器1、10(底面部2、12)の大きさや形状に応じて、2箇所以上に形成することができる。
伸縮構造部6、16は、通常状態では底面部2、12とほぼ面一になっている。
カップ容器1とカップ容器10は、底面部2、12の内径と開口部4、14の内径が同じ大きさのものでもよいし、図1に示すように、底面部2、12の内径が開口部4、14の内径よりも小さく、側面部3、13が傾斜面であるものでもよい。
カップ容器1、10のそれぞれの平面形状は、内容物の種類および用途などに応じて適宜決定されるものであるが、例えば、円形、楕円形、多角形、星形(三角形、正方形、長方形、五角形以上の多角形)、不定形から選ばれるものにすることができる。多角形と星形は、角部が丸みを帯びているものでもよい。多角形は、辺および角の両方が丸みを帯びている楕円形に類似する形状のものでもよい。
カップ容器1、10は、公知の熱可塑性樹脂、紙、これらの複合材料などからなるものが好ましい。熱可塑性樹脂を使用するときは、発泡構造、非発泡構造、またはこれらの複合構造からなるものにすることができる。
カップ容器1、10は、それぞれの底面部2、12と側面部3、13が透明であるものが好ましい。ここで透明とは、肉眼で内容物を視認できる程度の透明性を有していることを意味する。
カップ容器1、10は、ポリオレフィン系樹脂(ポリプロピレン系樹脂など)、スチレン系樹脂シート(耐衝撃性ポリスチレン、ゴムグラフトスチレン系樹脂、スチレン−ジエン共重合体、熱可塑性エラストマーなどから選択された少なくとも一種の軟質樹脂を含んでいてもよいポリスチレン系樹脂など)、ハロゲン化ビニル系樹脂シート(塩化ビニル系樹脂シート)、ポリエステル系樹脂シート(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリアルキレンアリレート系ホモ又はコポリエステルなど)などの熱可塑性樹脂からなるものを使用することができる。
また前記熱可塑樹脂には、充填剤(タルク、炭酸カルシウムなど)、着色剤(酸化チタン、有彩色顔料、カーボンブラックなど)、安定剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤など)などの添加剤を添加することもできる。
カップ容器1、10の厚みは、用途に応じた強度に対応して決めることができるが、例えば0.2〜5.0mmの範囲にすることができる。
本発明のカップ容器は、熱可塑性樹脂シートを用いた慣用の熱成形法、例えば、真空成形、吹き込み成形、圧空成形、マッチドモールド成形などを利用して成形することができる。
次に、図3(a)、(b)により本発明のカップ容器1の使用方法を説明する。
図3(a)は、カップ容器1の内部にケーキ20が入り、既に蓋となるプラスチックフィルムが剥がされた状態が示されている。ケーキ20の底面21は、カップ容器1の底面部2に当接され、ケーキ20の周面22はカップ容器1の側面部3に当接されている。
図3(a)の状態にて底面部2の伸縮構造部6を指で押すと、図3(b)に示すように伸縮構造部6が内側に突き出されるように伸びてケーキ20が押し上げられ、ケーキ21の上面23と周面22の一部がカップ容器1から突き出されると共に、ケーキ120と側面部103との密着状態も解消される。
このため、カップ容器1からケーキ20を容易に取り出すことができるようになる。
カップ容器1の深さ(H1)と伸縮構造部6の最大伸長高さ(H2)は、内容物の種類、重さなどにより調整されるものであるが、内容物の取り出しやすさを高めるためには、H2/H1が0.1〜0.6の範囲であることが好ましく、0.2〜0.4の範囲であることがより好ましい。
カップ容器1の深さ(H1)は、底面部2の内側面2aから開口部4までの距離であり、伸縮構造部6の最大伸長高さ(H2)は、底面部2の内側面2aから伸縮構造部6の最大に伸ばしたときの高さまでの距離である。
カップ容器1の底面2の内径(D1)と伸縮構造部6の外径(D2)は、内容物の種類、重さなどにより調整されるものであるが、内容物の取り出しやすさを高めるためには、D2/D1が0.1〜1.0の範囲であることが好ましく、0.2〜0.7の範囲であることがより好ましい。
伸縮構造部6の外径(D2)は、最大外径部分の外径である(図3のD2)。
本発明は、底の深いカップ容器に使用した場合に特に効果が大きいが、内容物の種類などに応じて底の浅いカップ容器にも使用することができる。
本発明のカップ容器は、深さ(H1)(図3(b))と前記開口部の内径(L1)(図1)の比(H1/L1)が1以上のものに適用することができ、例えばH1/L1が1〜5、好ましくは1〜3のものに適用することができる。
(2)図4のカップ容器
図4(a)のカップ容器100は、底面部102、側面部103および底面部102に対向する開口部104を有している。
図4(b)は、図4(a)のカップ容器100の平面形状が楕円形に類似した形状の実施形態であり、図4(c)は、図4(a)のカップ容器100の平面形状が長方形に類似した形状の実施形態である。
側面部103には、補強のため、必要に応じてリブを形成することもできる。
開口部104は、カップ容器100内に内容物を入れたあとは、例えば、紙、プラスチックフィルムなどを貼り付けることで閉塞されるほか、図1(b)に示すような蓋を取り付けることもできる。
カップ容器100は、底面部102の内径と開口部104の内径が同じ大きさのものでもよいし、図4に示すように、底面部102の内径が開口部104の内径よりも小さく、側面部104が傾斜面であるものでもよい。
カップ容器100の平面形状は、内容物の種類および用途などに応じて適宜決定されるものであるが、例えば、円形、楕円形、多角形、星形(三角形、正方形、長方形、五角形以上の多角形)、不定形から選ばれるものにすることができるが、円形、楕円形、多角形が好ましい。多角形と星形は、角部が丸みを帯びているものでもよい。多角形は、辺および角の両方が丸みを帯びている楕円形に類似する形状のものでもよい。
カップ容器100の底面部102と側面部103は透明であるものが好ましい。ここで透明とは、肉眼で内容物を視認できる程度の透明性を有していることを意味する。
カップ容器100の厚みは、用途に応じた強度に対応して決めることができるが、例えば0.2〜5.0mmの範囲にすることができる。
カップ容器100の材質は、図1に示すカップ容器1と同じものにすることができる。
図4のカップ容器100は、底面部102にカップ容器100の内側方向(開口部104方向)に突き出すことができる伸縮構造部を有している。
カップ容器100の底面部102は、外周部から内側に向かって順に、外側環状溝部110、第1環状屈曲部120、環状傾斜面部130、第2環状屈曲部140および台状突出部150を有しており、これらが伸縮構造部を形成している。
カップ容器100では、使用時において伸縮するのは台状突出部150、第2環状屈曲部140および環状傾斜面部130であるが、外側環状溝部110と第1環状屈曲部120も前記伸縮作用に関与しているため、全体が伸縮構造部となる。
外側環状溝部110は、底面部102側の側面部103の一部からなる環状外周壁部111と、環状外周壁部111と接した底面部102の一部からなる環状底面部112と、環状底面部112の内周部から開口部104側に伸ばされた環状内周壁部113を有している。外側環状溝部110は、開口部104側と反対側に突き出されている。
台状突出部150は、底面部102の面積中心を含む内表面が開口部104側に突き出されたものである。
台状突出部150は、平面部151と、平面部151から開口部104側と反対側に伸ばされた環状壁部152を有している。
平面部151の平面形状は特に制限されるものではないが、底面部102の平面形状と同形状または類似する形状であることが好ましい。
環状壁部152の壁面は、平面部151に対して垂直でもよいが、傾斜面であることが好ましい。
環状壁部152の壁面が傾斜面であるとき、カップ容器100の中心軸Xと平行な軸X2と環状壁部152の壁面の間の角度θ2は3°〜45°が好ましく、4°〜40°がより好ましく、5°〜30°がさらに好ましい。前記角度の範囲内であると、伸縮構造部に含まれる台状突出部150、第2環状連結部140および環状傾斜面部130が開口部104側に突き出されるように変形され易くなる。
環状傾斜面部130は、外側環状溝部110の環状内周壁部113の上端部と台状突出部150の環状壁部152の下端部の間に形成されている。
環状傾斜面部130は、カップ容器100を底面部102が下、開口部104が上になるように置いたとき、外側環状溝部110から台状突出部150に向かって下るような傾斜面である。
環状傾斜面部130は、平坦面からなるものでもよいが、図4(b)、図4(c)、図6に示すような環状波形部131からなるものが好ましい。
環状波形部131は、周方向に連続的に形成され、かつ内周部(第2環状屈曲部140側)側から外周部(第1環状屈曲部120)側に放射状に形成されている。
また環状傾斜面部130は、環状波形部131に替えて多数の環状屈曲部が同心円状に形態された蛇腹構造であってもよい。
カップ容器100の中心軸Xと平行な軸X1と環状傾斜面部130の間の角度θ1は35°〜75°が好ましく、45°〜65°がより好ましく、50°〜60°がさらに好ましい。前記角度の範囲内であると、伸縮構造部に含まれる台状突出部150、第2環状連結部140および環状傾斜面部130が開口部104側に突き出されるように変形され易くなる。
外側環状溝部110の環状内周壁部113の上端部と環状傾斜面部130の外周部の間は第1環状屈曲部120で連結されている。
第1環状屈曲部120は、幅方向の断面形状に折れ曲がり部を有しているものであり、例えば、図5(a)のようなV字形状(先端部が丸くなったものも含む)、図5(b)のような波形形状(曲線部分が角張ったものも含む)、図5(c)のようなU字形状、図5(d)のような波形から選ばれる形状であるものが好ましい。
図4(a)、(b)に示す実施形態では、第1環状屈曲部120の幅方向への断面形状は、角張ったU字形状(四角形の三辺からなる形状)である。
第1環状屈曲部120を含む部分が外力を受けて変形したとき、前記の折れ曲がり部が存在しているため、前記変形が容易になるほか、第1環状屈曲部120が損傷することもない。
環状傾斜面部130の内周部と台状突出部150の環状壁部151の下端部の間は第2環状屈曲部140で連結されている。
第2環状屈曲部140の幅方向の断面形状は、幅方向の断面形状に折れ曲がり部を有しているものであり、例えば、図5(a)のようなV字形状(先端部が丸くなったものも含む)、図5(b)のような波形形状(曲線部分が角張ったものも含む)、図5(c)のようなU字形状、図5(d)のような波形から選ばれる形状であるものが好ましい。
図4(a)、(b)に示す実施形態では、第2環状屈曲部140の幅方向への断面形状は、角張ったU字形状(四角形の三辺からなる形状)である。
第2環状屈曲部140を含む部分が外力を受けて変形したとき、前記の折れ曲がり部が存在しているため、前記変形が容易になるほか、第2環状屈曲部140が損傷することもない。
次に、図7(a)、(b)により本発明のカップ容器100の使用方法を説明する。
図7(a)に示すようにカップ容器100にケーキ120が入っているときには、ケーキ120の底面部121は、台状突出部150の平面部151、環状傾斜面部130の外周部および第1環状屈曲部120に当接され、カップ容器100の側面部103に当接されている。
またケーキ120が入ったカップ容器100は、店舗内に陳列されているときは、環状底面部112と第2環状屈曲部140が陳列台に接触されている。
図7(a)に示す状態からケーキ120を取り出すとき、底面部102の台状突出部150を含む部分を指などで押すと、図7(b)に示すように、伸縮構造部に含まれる台状突出部150、第2環状連結部140および環状傾斜面部130が開口部104側に突き出されるように変形される。
図7(a)から図7(b)の状態になることによって、カップ容器100内のケーキ120は台状突出部150の平面部151により支持されて上昇され、側面122の一部と上面123がカップ容器100から突き出された状態になると共に、ケーキ120と側面部103との密着状態も解消される。
このため、カップ容器100からケーキ120を容易に取り出すことができるようになる。
このように図7(a)から図7(b)に示すように突き出されるように変形したときでも、第1環状屈曲部120と第2環状屈曲部140は前記変形を吸収するように作用するため、第1連結部120と第2連結部140が破損することはなく、さらに図7(b)示す変形状態を維持するように作用する。
また環状傾斜面部130が波形部131を有している場合には、図7(a)から図7(b)への変形がより容易に行われる。
さらに環状傾斜面部130が角度θ1の範囲を満たし、環状壁部152の壁面が角度θ2の範囲を満たしている場合には、図7(a)から図7(b)への突き出し変形が容易になるように作用する。ここで例えば角度θ1が0・であったり、角度θ2が90・であったりした場合には、底面部102の台状突出部150を含む部分を指などで押したときには変形できるが、前記変形が円滑には行われない場合もある。
カップ容器100の深さ(H1)(環状底面部112までの深さ)と伸縮構造部(台状突出部150)の最大伸長高さ(H2)は、内容物の種類、重さなどにより調整されるものであるが、内容物の取り出しやすさを高めるためには、H2/H1が0.1〜0.5の範囲であることが好ましく、0.1〜0.4の範囲であることがより好ましい。
本発明は、底の深いカップ容器に使用した場合に特に効果が大きいが、内容物の種類などに応じて底の浅いカップ容器にも使用することができる。
本発明のカップ容器は、深さ(開口部104から台状突出部150の平面部151までの深さ)と開口部104の内径の比(深さ/内径)が1以上のものに適用することができ、例えば1〜5、好ましくは1〜3のものに適用することができる。
本発明のカップ容器は、プリン、ゼリー、水ようかん、ケーキ、パン、豆腐などの柔らかく、壊れやすい食品用の容器のほか、堅い食品用の容器、食品以外でも、容器と内容物が密着した状態で使用される容器として利用することができる。
1、10、100 カップ容器
2、12、102 底面部
3、13、103 側面部
4、14、104 開口部
6、16 伸縮構造部
15 蓋部
110 外側環状溝部
120 第1環状屈曲部
130 環状傾斜面部
140 第2環状屈曲部
150 台状突出部

Claims (10)

  1. 底面部、側面部および前記底面部に対向する開口部を有しているカップ容器であって、
    前記底面部に前記カップ容器の開口部側に突き出すことができる伸縮構造部を有している、カップ容器。
  2. 底面部、側面部および前記底面部に対向する開口部に蓋部を有しているカップ容器であって、
    前記底面部に前記カップ容器の内側方向に突き出すことができる伸縮構造部を有している、カップ容器。
  3. 前記伸縮構造部が蛇腹構造を含むものである、請求項1または2記載のカップ容器。
  4. 前記底面部が有している伸縮構造部が、前記底面部の外周部から内側に向かって順に、外側環状溝部、第1環状屈曲部、環状傾斜面部、第2環状屈曲部および台状突出部を有しており、
    前記外側環状溝部が、前記側面部の一部からなる環状外周壁部と、前記環状外周壁部と接した前記底面部の一部からなる環状底面部と、前記環状底面部の内周部から前記開口部側に伸ばされた環状内周壁部を有しており、前記開口部と反対側に突き出されたものであり、
    前記台状突出部が、前記底面部の面積中心を含む部分が前記開口部側に突き出されたもので、平面部と、前記平面部から前記開口部側と反対側に伸ばされた環状壁部を有しているものであり、
    前記環状傾斜面部が、前記外側環状溝部の環状内周壁部の上端部と前記台状突出部の環状壁部の下端部の間に形成されたものであり、
    さらに前記外側環状溝部の環状内周壁部の上端部と前記環状傾斜面部の外周部の間が第1環状屈曲部で連結され、前記環状傾斜面部の内周部と前記台状突出部の環状壁部の下端部の間が第2環状屈曲で連結されているものである、請求項1または2記載のカップ容器。
  5. 前記環状傾斜面部が、周方向に連続的に形成され、かつ内周部側から外周部側に放射状に形成された環状波形部を有している、請求項4記載のカップ容器。
  6. 前記カップ容器の中心軸と平行な軸と環状傾斜面部の間の角度θ1が35・〜75・であり、前記カップ容器の中心軸と平行な軸と前記台状突出部の環状壁部の間の角度θ2が3・〜45・である、請求項4または5記載のカップ容器。
  7. 前記第1環状屈曲部の幅方向の断面形状と前記第2環状屈曲部の幅方向の断面形状が、V字形状、U字形状またはそれらが連続した波形から選ばれるものである、請求項4〜6のいずれか1項記載のカップ容器。
  8. 平面形状が、円形、楕円形、多角形、星形、不定形から選ばれるものである、請求項1〜7のいずれか1項記載のカップ容器。
  9. 前記底面部が2箇所以上の伸縮構造部を有しているものである、請求項1〜8のいずれか1項記載のカップ容器。
  10. 少なくとも底面部と側面部が透明である、請求項1〜9のいずれか1項記載のカップ容器。
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