JP3212312U - 包装用容器 - Google Patents

包装用容器 Download PDF

Info

Publication number
JP3212312U
JP3212312U JP2017002192U JP2017002192U JP3212312U JP 3212312 U JP3212312 U JP 3212312U JP 2017002192 U JP2017002192 U JP 2017002192U JP 2017002192 U JP2017002192 U JP 2017002192U JP 3212312 U JP3212312 U JP 3212312U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
lid
wall
outer peripheral
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017002192U
Other languages
English (en)
Inventor
日向子 堀尾
日向子 堀尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denka Co Ltd
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denka Co Ltd, Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denka Co Ltd
Priority to JP2017002192U priority Critical patent/JP3212312U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3212312U publication Critical patent/JP3212312U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】容器本体や蓋に対する中皿の向きを一定方向に保持できる包装用容器を提供する。【解決手段】合成樹脂製の容器本体1と中皿2から構成される包装用容器であって、容器本体1に形成される係止部15と、中皿2に形成される被係止部26とを備え、係止部15と被係止部26の係合で、中皿2の位置を固定できる。係止部15は突起、被係止部26は切欠きであり、さらに蓋には、丘状部と平面部が形成されている。【選択図】図4

Description

本考案は、包装容器に関する。より詳しくは、合成樹脂製の容器本体と中皿、さらに蓋とから構成される包装用容器である。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で、食品を各種包装用容器に収容して販売されている。食品包装用の容器としては、容器本体と中皿と蓋とからなる構成が挙げられる。それらは、容器本体に内容物を収容した後、容器本体の上に中皿を載せ、中皿の上にも内容物を収容して使用される。
特許文献1には、仕切り付き中皿を有する円形容器が開示されている。ただ、特許文献1の容器には、容器本体の向きについて基準となるものはなく、容器本体に対して中皿の向きを固定する手段も開示されていない。
特開2015−145285号公報
従来の包装用容器は、上記のとおり、容器本体、中皿及び蓋に方向性を持たせていないので、例えば蓋に帯封をした場合には、その部分が隠れてしまい、中皿に載せた特定の箇所を見せたい場合に適さない。
本考案は、中皿の向きを一定方向に固定できる包装用容器を提供することを課題としている。さらには、容器本体や蓋に対する中皿の向きを複数の方向に変えて固定することができる包装用容器を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本考案は以下のような合成樹脂製の容器本体と中皿、さらに蓋とから構成される包装用容器を開発した。
(1)合成樹脂製の容器本体と中皿から構成される包装用容器であって、
前記容器本体に形成される係止部と、前記中皿に形成される被係止部とを備え、前記係止部と前記被係止部の係合で、前記中皿の位置を固定する包装用容器。
(2)前記係止部は突起であり、前記被係止部は切欠きである(1)に記載の包装用容器。
(3)前記容器本体は、本体底壁と該本体底壁の周囲から立設した本体側壁とによって上方に円形の開口が形成され、前記本体側壁の上端寄りの位置に外周方向へ広がる本体段部が形成され、前記本体段部には上方へ膨出した前記係止部が形成され、
前記中皿は、中皿底壁と該中皿底壁の周囲から立設した中皿側壁とによって上方に開口が形成され、前記中皿の外周部には中皿フランジが形成され、該中皿フランジの外周縁には前記被係止部が形成された(1)または(2)に記載の包装用容器。
(4)さらに、蓋を有し、前記蓋は、天面壁と該天面壁の周囲から降設した蓋側壁と、該蓋側壁の下端から外周方向へ延設した下面壁と、該下面壁の外周縁から降設した蓋外側壁と、該蓋外側壁の下端から外周方向へ延設された蓋フランジが形成され、該蓋フランジには蓋開封用摘みが設けられ、
前記容器本体は、前記本体側壁の上端から外周方向へ延設した本体上面壁と、該本体上面壁の外周縁から下方へ降設した本体外側壁を介して該本体外側壁の下端から外周方向へ本体フランジが延設形成され、該本体フランジには本体開封用摘みが設けてある(1)〜(3)のいずれか一項に記載の包装用容器。
(5)前記蓋には、前記天面壁の外周部の対向する位置に、前記天面壁よりも高い一対の丘状部を形成することによって、該丘状部間に蓋の一方の外周縁から他方の外周縁まで連続する平面部が形成されている(4)に記載の包装用容器。
本考案の包装用容器は、合成樹脂製の容器本体と中皿から構成される包装用容器であって、前記容器本体に形成される係止部と、前記中皿に形成される被係止部とを備え、前記係止部と前記被係止部の係合で、前記中皿の位置を固定する包装用容器であり、さらに蓋から構成される包装用容器である。前記係止部と被係止部の、位置、大きさ、数等を適宜決めることにより、前記容器本体に対する前記中皿の向きを複数の方向に簡単に固定することができる。
上記の構成にすることにより、容器全体に帯封をしたり、蓋の天面にラベルやシールを貼った際でも、特定の箇所をラベル等で、隠れなくすることができる。また、複数の方向に固定できるので、同じ容器であっても、種々の見せ方をすることができる。
本考案を適用した実施例1の容器本体の斜視図。 本考案を適用した実施例1の中皿の斜視図。 本考案を適用した実施例1の蓋の斜視図。 本考案を適用した実施例1の容器本体に中皿を載せた状態を示す平面図。 本考案を適用した実施例1の容器本体と蓋を嵌合し、容器全体に帯封をした状態を示した斜視図。 本考案を適用した実施例1の容器本体と蓋を嵌合し、容器全体に帯封をした状態を示した平面図。
以下、本考案における包装容器の実施形態について図を参酌して説明する。
本考案の包装用容器は、合成樹脂製の容器本体と中皿から構成される包装用容器であって、前記容器本体に形成される係止部と、前記中皿に形成される被係止部とを備え、前記係止部と前記被係止部の係合で、前記中皿の位置を固定する包装用容器、および蓋から構成される包装用容器である。
前記容器本体は、前記本体側壁の上端から外周方向へ本体フランジを直接延設してもよいし、前記本体側壁の上端から外周方向へ延設した本体上面壁と、該本体上面壁の外周縁から下方へ降設した本体外側壁を介して該本体外側壁の下端から外周方向へ本体フランジを延設形成してもよい。そして、前記容器本体の本体フランジには開封用摘み等の容器開封手段を設けてある。
前記容器本体は、前記本体上側壁を利用して内嵌合方式の容器とすることができる。また、前記本体外側壁部の外周面に外周方向へ膨出させた本体係止突条を設けて外嵌合方式の容器とすることもできる。該本体係止突条は、容器本体と蓋の嵌合状態が保持できればよく、本体外側壁部の全周に設けても間欠状態に設けてもよく、間欠状態に設ける場合はその数や個々の長さ等は限定されるものではない。
前記中皿は、中皿底壁と該中皿底壁の周囲から立設した中皿側壁とによって上方に開口が形成され、前記中皿の外周部には中皿フランジが形成され、該中皿フランジの外周縁には前記本体段部の横側壁上に形成された係止突起と係合する切欠きが設けられている。該切欠きは容器本体の係止突起と係合できればよく、その大きさ、形状、数は限定されるものではない。
前記容器本体の本体段部の横側壁上に形成された係止突起と前記中皿フランジに形成された切欠きの位置、大きさ、数等を適宜決めることにより、容器本体に対する中皿の向きを複数の方向に位置決めすることができる。
前記中皿フランジは、前記中皿側壁の上端から外周方向へ直接延設形成してもよいし、前記中皿側壁の上端から外周方向へ延設した中皿上面壁と、該中皿上面壁の外周縁から下方へ降設した中皿外側壁を介して中皿外側壁の下端から外周方向へ延設してもよい。
また、前記中皿フランジは、本体段部の横側壁上の半分以上の範囲に載置できればよく、その外周縁の形状が円形である必要はない。前記中皿フランジの外周縁が容器本体の横側壁上に半分以上載っていれば、中皿は容器本体内に落下することなく安定して載置される。
前記中皿底壁と中皿側壁とによって形成された空間内には仕切りを設けることができ、該仕切りによって仕切られる区画の数、大きさ、形状は任意に設定できる。
前記蓋は、天面壁と該天面壁の周囲から降設した蓋側壁と、該蓋側壁の下端から外周方向へ延設した下面壁と、該下面壁の外周縁からさらに降設した蓋外側壁とによって下方に円形の開口が形成されている。
前記蓋は、前記蓋外側壁の下端から外周方向へ蓋フランジが延設され、該蓋フランジにはベロ状の蓋開封用摘み等の容器開封手段を設けてある。
前記蓋は、前記蓋外側壁に内側へ膨出させた蓋係止突条を設けることにより外嵌合用の蓋とすることができる。該蓋係止突条は、容器本体と蓋の嵌合状態が保持できれば、蓋外側壁部の全周に設けても間欠状態に設けてもよく、間欠状態に設ける場合はその数や個々の長さは限定されるものではない。
また、前記蓋は、前記下面壁の外周縁から上方へ立設する蓋嵌合側壁を形成すれば、前記容器本体の本体上側壁と嵌合させて内嵌合方式の容器とすることができる。
前記蓋には、天面壁の外周部の対向する位置に、該天面壁よりも高い一対の丘状部を形成することによって、該丘状部間に蓋の一方の外周縁から他方の外周縁まで連続する平面部が形成されている。該平面部に帯を掛けて容器全体を巻回すれば、該帯は丘状部に規制されてズレが阻止されるため、帯封が容器から外れ難くなる。
前記帯封には商品名や商品の使用方法等が記載され全体が着色されている場合もあるため、帯封を掛けた位置においては内容物を確認することが難しい。そのため、この種の商品を購入する消費者は帯封外の蓋の天面を通して内容物を確認することになる。
また、前記本体フランジと前記蓋フランジの其々に容器開封手段であるベロ状の開封用摘みを設ける場合、開封機能を発揮させるためには其々の開封用摘みの位置を合わせる必要がある。そこで、本考案の包装用容器を使用して食品を包装すれば、容器本体の開封用摘みの位置と蓋の開封用摘みの位置を合わせた際に、中皿の向きを複数の方向に選択できるので、中皿に収容された食品のうち消費者に最もアピールしたいものが帯封外の天面を通して視認できるように中皿の向きを選択する。
本考案の円形容器を使用すれば、容器本体や蓋に対する中皿の向きを幾つかの方向に簡単に位置決めすることができる。つまり、前記本体段部の横側壁上に係止突起を形成し、前記中皿フランジの外周縁に切欠きを形成し、係止突起と切欠きの、位置、大きさ、数等を適宜決めることにより、容器本体に対する中皿の向きを複数の方向に設定することができる。
特に、仕切りが設けられている中皿においては、収容する食品の種類によって中皿上の食品の位置が決まってしまうため、容器本体に対する中皿の向きを複数の方向に位置決めできることによって、帯封外の蓋の天面を通して見せる食品を選択できる。また、同じ容器を使用して収容する食品の種類を変える場合にも効果的な食品の見せ方ができるため作業効率も良くなる。
前記容器本体、中皿及び蓋の素材は合成樹脂であればよく、該合成樹脂の種類は特に限定されるものではない。食品包装用容器においては、ポリプロピレン系、ポリスチレン系、ポリエチレン系のものが一般的によく使用され、これらの素材を混合した素材やこれらの素材を積層した素材を使用してもよい。また、合成樹脂に合成樹脂以外の素材を混ぜたものを使用してもよい。
前記容器本体、中皿及び蓋は、相互に同じ素材を使用しても異なる素材を使用してもよく、発泡した素材を使用してもよい。
前記容器本体、中皿及び蓋の成形方法は限定されるものではない。食品包装用容器においては、前記素材のシートを真空成形・圧空成形・熱盤成形等の加熱成形する方法がよく採用されるが、射出成形やブロー成形による成形方法であってもよい。
図1〜図6に表した実施例1の包装用容器は、厚さ0.3mmの二軸延伸したポリスチレンのシートを熱盤成形した容器本体1及び蓋3と、厚さ0.25mmの二軸延伸したポリスチレンのシートを熱盤成形した中皿2とから構成される包装用容器である。
実施例1の包装用容器の容器本体1、中皿2及び蓋3の素材は合成樹脂であればよく、二軸延伸したポリスチレンのシートに限定されるものではない。食品包装用の容器の場合は、ポリプロピレン系、ポリスチレン系、ポリエチレン系の素材が一般的に良く使用され、これらの素材を混合した素材やこれらの素材を積層した素材を使用してもよく、これらの素材を発泡したものを使用してもよい。
図1は本考案を適用した実施例1の容器本体の斜視図である。図1に表したように、前記容器本体1は、円形の本体底壁11と該本体底壁11の周囲から立設した本体側壁12とによって上方に直径20cmの円形の開口を形成し、前記本体側壁12の上端寄りの位置に外周方向へ広がる環状の横側壁13からなる本体段部14が本体側壁12の全周に亘って形成されている。該本体段部14によって、前記本体側壁12は本体段部14より上方の本体上側壁12Aと本体段部14より下方の本体下側壁12Bとに分断されている。前記横側壁13には上方へ膨出した係止突起15が形成され、該係止突起15には後述する中皿2に形成した切欠き26が係合されて、該係止突起15によって中皿の回動は規制されて中皿の位置が固定される。
実施例1の容器本体1に設けた係止突起15は、前記本体上側壁12Aから容器の内側に5mmの幅で約3cmの長さのものを、前記横側壁13上に5mmの高さで等角度に三つ形成したが、該係止突起15は、その大きさ、形状、位置、数等が限定されるものではない。
前記容器本体1の本体側壁12の上端には、外周方向へ延設した本体上面壁16と、該本体上面壁16の外周縁から下方へ降設した本体外側壁17が形成され、さらに、該本体外側壁17の下端から外周方向へ延設した本体フランジ18が形成されている。前記本体外側壁17の下方寄りの位置には全周に亘って外周方向に膨出した上下方向の幅が2mmで突出高さが0.5mmの本体係止突条19が形成されている。該本体係止突条19は、後述する蓋係止突条35と係止して容器本体1と蓋3との嵌合状態を保持できればよく、全周に亘って連続していても間欠したものであってもよく、間欠させた場合はその長さや数等が限定されるものではない。
前記本体フランジ18は、前記本体外側壁17の下端から外周方向へ延設されているが、前記本体係止突条19に代わる係止手段を設ければ、前記本体側壁12の上端から外周方向に直接形成してもよい。また、本体フランジ18の外周縁の1箇所に本体開封用摘み18Aを本体フランジ18のさらに外周方向へ延設した。該本体開封用摘み18Aは、本体フランジ18の外周縁からの幅(高さ)が1cmで外周縁上の長さ(下底)が4cmの台形状とした。
図2は本考案を適用した実施例1の中皿の斜視図である。図2に表したように、前記中皿2は、中皿底壁21と該中皿底壁21の周囲から立設した中皿側壁22とによって上方に開口が形成され、前記中皿側壁22の上端には、外周方向へ延設した中皿上面壁23と、該中皿上面壁23の外周縁から下方へ降設した中皿外側壁24が形成され、さらに、該中皿外側壁24の下端から外周方向へ延設した中皿フランジ25が形成されている。前記中皿フランジ25の外周縁には、本体段部14の横側壁13上に形成された係止突起15と係合可能な切欠き26が等角度に三つ設けられている。
前記中皿フランジ25は前記中皿側壁22の上端から直接外周方向に延設してもよく、前記切欠き26は、容器本体の係止突起15と係合できれば、その大きさ、形状、数等は限定されるものではない。
実施例1の中皿2においては、前記中皿底壁21と該中皿底壁21の周囲から立設した中皿側壁22とによって形成された空間部を仕切壁27によって三つに区画した。実施例1の中皿2においては仕切壁27によって三つの区画を形成したが、区画の数や形状は中皿内に収容する内容部によって適宜決めることができ、仕切壁27は設けなくてもよい。
図3は本考案を適用した実施例1の蓋の斜視図である。図3に表したように、前記蓋3は、天面壁31と該天面壁31の周囲から降設した蓋側壁32とによって下方に円形の開口が形成され、該蓋側壁32の下端には外周方向へ延設した蓋下面壁33が形成され、該蓋下面壁33の外周縁から下方へ降設した蓋外側壁34が形成され、さらに、該蓋外側壁34の下端から外周方向へ延設した蓋フランジ35が形成されている。該蓋外側壁34の下方寄りの位置には内周方向に膨出した蓋係止突条36が全周に亘って八つ等間隔に間欠形成されている。該蓋係止突条36は、上下方向の幅を2mm、一つの周方向の長さを3cm、膨出高さを1mmとした。
前記蓋係止突条36は、前記本体係止突条19と係止して容器本体1と蓋3との嵌合状態を保持できればよく、前記蓋外側壁34の全周に設けても間欠状態に設けてもよく、間欠状態に設ける場合はその数や個々の長さや幅は限定されるものではない。
また、前記蓋フランジ35の外周縁の1箇所に蓋開封用摘み35Aを蓋フランジ35のさらに外周方向へ延設した。該蓋開封用摘み35Aは、蓋フランジ35の外周縁からの幅(高さ)が1cmで外周縁上における長さ(下底)が4cmの台形状とした。
図4は本考案を適用した実施例1の容器本体1に中皿2を載せた状態を示す平面図である。(A)と(B)は本体1に対する中皿2の向きを120度ずらした状態を表している。図4に表したように、前記中皿2は、容器本体1の本体側壁12に形成されている本体段部14の横側壁13上に中皿フランジ25を合わせて容器本体1に載置する。その際、容器本体1の横側壁13上に形成された係止突起15の位置に中皿2の中皿フランジ25に形成されている切欠き26の位置を合わせる。前記係止突起15に切欠き26を合わせることにより中皿2の回動は規制され、容器本体1に対する中皿2の向きが固定される。
前記容器本体1に中皿2を載せる際、容器本体1の横側壁13上に等角度で三つ形成した係止突起15と、中皿2の中皿フランジ25外周縁に等角度に三つ形成した切欠き26とを係合させることによって、前記容器本体1に対する中皿2の向きは3方向選択できることになる。
図5と図6は、本考案を適用した実施例1の容器本体に中皿を載置した後蓋を嵌合し、容器全体に帯封をした状態を示した斜視図と平面図である。図5及び図6に表したように、前記容器本体1と蓋3はそれぞれに設けた本体開封用摘み18Aの位置と蓋開封用摘み35Aの位置を合わせて嵌合する必要がある。前記本体開封用摘み18Aの位置と蓋開封用摘み35Aの位置を合わせることにより、本体開封用摘み18Aと蓋開封用摘み35Aとを摘んで引き離すように力を加えれば蓋の嵌合状態を解除して蓋を外すことができる。
前記本体開封用摘み18Aと蓋開封用摘み35Aの位置を合わせることにより本体1と蓋3相互の向きが一定方向に決まり、前記係止突起15と切欠き26の位置を合わせることにより本体1と中皿2相互の向きが一定方向に決まるため、相対的に中皿2と蓋3の向きも一定方向に決まる。
また、前記容器本体1及び中皿2に食品等の内容物を収容し蓋3を嵌合した後、容器全体に帯封4をして上方から容器を見ると、天面壁31を通して見える内容物は帯封4の外側に位置する内容物だけである。このように、蓋の天面壁に、帯封がされていたりラベルやシールが貼られていると、中皿上の内容物は限られた部分のものしか見えない。
そこで、実施例1の中皿2において三つの区画にそれぞれ異なった内容物を載せ、販売する商品毎に消費者へ最もアピールしたい中皿上の内容物が見えるように、前記容器本体1の係止突起15と中皿2の切欠き26の向きを3方向から選択して中皿2の向きを決める。
1 容器本体
2 中皿
3 蓋
4 帯封
11 本体底壁
12 本体側壁
13 横側壁
14 本体段部
15 係止部(係止突起)
16 本体上面壁
17 本体外側壁
18 本体フランジ
18A 本体開封用摘み
19 本体係止突条
21 中皿底壁
22 中皿側壁
23 中皿上面壁
24 中皿外側壁
25 中皿フランジ
26 被係止部(切欠き)
27 仕切壁
31 天面壁
32 蓋側壁
33 蓋下面壁
34 蓋外側壁
35 蓋フランジ
35A 蓋開封用摘み
36 蓋係止突条
上記課題を解決するために、本考案は以下のような合成樹脂製の容器本体と中皿、さらに蓋とから構成される包装用容器を開発した。
(1)合成樹脂製の容器本体と中皿から構成される包装用容器であって、
前記容器本体に形成される係止部と、前記中皿に形成される被係止部とを備え、前記係止部と前記被係止部の係合で、前記中皿の位置を固定する包装用容器。
(2)前記係止部は突起であり、前記被係止部は切欠きである(1)に記載の包装用容器。
(3)前記容器本体は、本体底壁と該本体底壁の周囲から立設した本体側壁とによって上方に円形の開口が形成され、前記本体側壁の上端寄りの位置に外周方向へ広がる本体段部が形成され、前記本体段部には上方へ膨出した前記係止部が形成され、
前記中皿は、中皿底壁と該中皿底壁の周囲から立設した中皿側壁とによって上方に開口が形成され、前記中皿の外周部には中皿フランジが形成され、該中皿フランジの外周縁には前記被係止部が形成された(1)または(2)に記載の包装用容器。
(4)さらに、蓋を有し、前記蓋は、天面壁と該天面壁の周囲から降設した蓋側壁と、該蓋側壁の下端から外周方向へ延設した下面壁と、該下面壁の外周縁から降設した蓋外側壁と、該蓋外側壁の下端から外周方向へ延設された蓋フランジが形成され、該蓋フランジには蓋開封用摘みが設けられ、
前記容器本体は、前記本体側壁の上端から外周方向へ延設した本体上面壁と、該本体上面壁の外周縁から下方へ降設した本体外側壁を介して該本体外側壁の下端から外周方向へ本体フランジが延設形成され、該本体フランジには本体開封用摘みが設けてある(3)に記載の包装用容器。
(5)前記蓋には、前記天面壁の外周部の対向する位置に、前記天面壁よりも高い一対の丘状部を形成することによって、該丘状部間に蓋の一方の外周縁から他方の外周縁まで連続する平面部が形成されている(4)に記載の包装用容器。

Claims (5)

  1. 合成樹脂製の容器本体と中皿から構成される包装用容器であって、
    前記容器本体に形成される係止部と、前記中皿に形成される被係止部とを備え、前記係止部と前記被係止部の係合で、前記中皿の位置を固定する包装用容器。
  2. 前記係止部は突起であり、前記被係止部は切欠きである請求項1に記載の包装用容器。
  3. 前記容器本体は、本体底壁と該本体底壁の周囲から立設した本体側壁とによって上方に円形の開口が形成され、前記本体側壁の上端寄りの位置に外周方向へ広がる本体段部が形成され、前記本体段部には上方へ膨出した前記係止部が形成され、
    前記中皿は、中皿底壁と該中皿底壁の周囲から立設した中皿側壁とによって上方に開口が形成され、前記中皿の外周部には中皿フランジが形成され、該中皿フランジの外周縁には前記被係止部が形成された請求項1または2に記載の包装用容器。
  4. さらに、蓋を有し、前記蓋は、天面壁と該天面壁の周囲から降設した蓋側壁と、該蓋側壁の下端から外周方向へ延設した下面壁と、該下面壁の外周縁から降設した蓋外側壁と、該蓋外側壁の下端から外周方向へ延設された蓋フランジが形成され、該蓋フランジには蓋開封用摘みが設けられ、
    前記容器本体は、前記本体側壁の上端から外周方向へ延設した本体上面壁と、該本体上面壁の外周縁から下方へ降設した本体外側壁を介して該本体外側壁の下端から外周方向へ本体フランジが延設形成され、該本体フランジには本体開封用摘みが設けてある請求項1〜3のいずれか一項に記載の包装用容器。
  5. 前記蓋には、前記天面壁の外周部の対向する位置に、前記天面壁よりも高い一対の丘状部を形成することによって、該丘状部間に蓋の一方の外周縁から他方の外周縁まで連続する平面部が形成されている請求項4に記載の包装用容器。
JP2017002192U 2017-05-17 2017-05-17 包装用容器 Active JP3212312U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002192U JP3212312U (ja) 2017-05-17 2017-05-17 包装用容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002192U JP3212312U (ja) 2017-05-17 2017-05-17 包装用容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3212312U true JP3212312U (ja) 2017-09-07

Family

ID=59773410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017002192U Active JP3212312U (ja) 2017-05-17 2017-05-17 包装用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3212312U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190002641U (ko) * 2018-04-13 2019-10-23 (주)주비푸드 초밥용 포장용기
JP2020055583A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 リスパック株式会社 包装用容器
JP2020111386A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 株式会社エフピコ 丼型の食品包装用容器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190002641U (ko) * 2018-04-13 2019-10-23 (주)주비푸드 초밥용 포장용기
JP2020055583A (ja) * 2018-10-01 2020-04-09 リスパック株式会社 包装用容器
JP2020111386A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 株式会社エフピコ 丼型の食品包装用容器
JP7210308B2 (ja) 2019-01-10 2023-01-23 株式会社エフピコ 丼型の食品包装用容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8523000B2 (en) Multi-compartment container system
JP2019137467A (ja) 載置自在な食料容器
US7673767B2 (en) Interconnecting food container system
KR101934745B1 (ko) 딸기 포장용기
US9090375B2 (en) Cake base with recesses
US7798353B2 (en) Polymeric container assembly with stackable features
JP3212312U (ja) 包装用容器
MXPA05004275A (es) Ensamble de recipiente y tapa, en particular para productos alimenticios.
US9561885B1 (en) Tamper resistant container
JP7097592B2 (ja) 包装用容器
JP2011042377A (ja) シート成形容器
JP2019099157A (ja) 包装用容器
JP2018188202A (ja) 包装用容器
JP6899161B2 (ja) 包装用容器
JP6920754B2 (ja) 包装用容器
JP6920753B2 (ja) 包装用容器
JP6899160B2 (ja) 包装用容器
JP3212179U (ja) 包装用容器
JP2020040720A (ja) 包装用容器
JP2019142595A (ja) 包装用容器
JP2019142594A (ja) 包装用容器
JP2002211568A (ja) 食品包装容器
JP2019099158A (ja) 包装用容器
JP2019151411A (ja) 包装用容器
JP2019099160A (ja) 包装用容器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3212312

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250