JP2021122508A - 内視鏡用針状メス - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性に優れ、電極に適正な推進力を与えることによって被処置部位を適切に処置することができる内視鏡用針状メスを提供する。【解決手段】内視鏡のチャンネルに挿通して用いられて生体組織をマーキング及び切開する内視鏡用針状メスを、給電ワイヤ11の先端に設けられ、給電ワイヤを介して給電される針状処置部30と、給電ワイヤを収容するチューブ部10と、チューブ部の基端の側に設けられ、給電ワイヤ及び針状処置部を進退操作する操作部とにより構成し、チューブ部を、絶縁性のアウターチューブ12と、アウターチューブの内部に挿通されて給電ワイヤを摺動可能に収容するインナーチューブ13と、を含むように構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、内視鏡用針状メスに関する。
内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection: ESD)は、内視鏡を胃や腸といった臓器に進入させて被処置部位に処置を施す手術である。ESDにおいては、内視鏡で観察しながら癌等の被処置部位をマーキングし、粘膜下層に薬剤を注入して浮かした上で切開、剥離、切除、止血といった処置が行われる。このうち、マーキングと切開の処置に利用される医療機器として、高周波ナイフが知られている。
このような高周波ナイフは、例えば、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の内視鏡用処置具(高周波ナイフ)は、切開処置及び凝固処置を、それぞれに適した形状の電極部を速やかに使い分けて行うことを目的としてなされたものである。この目的のため、特許文献1には、挿通孔が形成された管状の第1電極部、挿通孔内を進退自在に挿通された棒状の第2電極部を内視鏡用処置具に設けている。そして、この内視鏡用処置具では、第2電極部を第1電極部の先端から突没させると共に、第1電極部内に没入したときに第1電極部と電気的に接続するように構成している。
上記構成によれば、操作部を先端側に動かして棒状の第2電極部を第1電極部の先端から突出させ、体組織に接触させる。この状態で、第2電極部に切開用電流を通電して第2電極部に接触している生体組織を局所的に焼灼切開する。また、このような処置を行っている最中に出血が起きた場合には、切開用電流の通電を止めると共に、第2電極部を第1 電極部内に没入させる。これにより、第2電極部と第1電極部とが電気的に接続された状態となる。第2電極部等を介して第1電極部に凝固用電流を通電すると、第1電極部の先端(第2電極部を含む)が出血部位を含む生体組織に押し付けられ、出血部位及びその周辺の生体組織を焼灼して止血する凝固処置を行うことができる。
上記のように動作する高周波ナイフは、体内に挿入される長尺のチューブと、チューブを体外から操作するための操作部とを有している。そして、高周波ナイフは、操作部において行われる操作により、チューブに挿通されて先端に電極を備えるワイヤを適正に被処置部位に導く必要がある。
特開2006−326157号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の内視鏡用処置具は、ワイヤの操作精度を考慮したものではない。すなわち、特許文献1に記載の構成では、挿入部(チューブ)に挿通されるワイヤが長尺のチューブ内でフリーであり、チューブ先端においてストッパーや第一電極の挿通孔に保持されている。このような構成では、操作部においてワイヤに加えられた力が操作方向以外の方向にも働き、ワイヤ先端の電極の推進力を弱めて所望の操作を行い難くなることがある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、操作性に優れ、電極に適正な推進力を与えることによって被処置部位を適切に処置することができる内視鏡用針状メスに関する。
本発明の内視鏡用針状メスは、内視鏡のチャンネルに挿通して用いられて生体組織をマーキング及び切開する内視鏡用針状メスであって、給電ワイヤの先端に設けられ、前記給電ワイヤを介して給電される針状処置部と、前記給電ワイヤを収容するチューブ部と、
前記チューブ部の基端の側に設けられ、前記給電ワイヤ及び前記針状処置部を進退操作する操作部と、備え、前記チューブ部は、絶縁性のアウターチューブと、前記アウターチューブの内部に挿通されて前記給電ワイヤを摺動可能に収容するインナーチューブと、を含む。
本発明は、操作性に優れ、電極に適正な推進力を与えることによって被処置部位を適切に処置することができる内視鏡用針状メスを提供することができる。
本実施形態の内視鏡用針状メスの外観を示す図である。 図1に示す内視鏡用針状メスを内視鏡に挿通して使用する状態を示す図である。 内視鏡用針状メスの先端の側の構造を説明するための模式的な斜視図である。 (a)は針状処置部の突出長さが相対的に短い状態を示している。(b)は、針状処置部の突出長さが相対的に長い状態を示している。 (a)は公知の内視鏡用針状メスの構成を示す図である。(b)は、本実施形態の内視鏡用針状メスの考え方を説明するための図である。 (a)から(e)は、本実施形態の易屈曲領域の構成例を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態の内視鏡用針状メスについて説明する。なお、本実施形態の説明では、同一の構成または部材に同一の符号を付し、後にその説明の一部を略すことがある。また、本実施形態において示す図面は、本発明の内視鏡用針状メスの構造、機能及び動作を説明するためのものであって、その具体的な形状を規定するものではない。このため、図面は、内視鏡用針状メスを構成する各部材の長さ、高さ、厚さ等の寸法の比を必ずしも正確に示すものではない。
[全体構成]
図1は、本実施形態の内視鏡用針状メス1の外観を示す図である。図2は、内視鏡用針状メス1を内視鏡200に挿通して使用する状態を示す図である。図3は、内視鏡用針状メス1の先端の側の構造を説明するための模式的な斜視図である。
図1に示すように、内視鏡用針状メス1は、操作部20と、針状処置部30と、操作部20と針状処置部30とを接続するチューブ部10とを備えている。このような内視鏡用針状メス1は、内視鏡のチャンネルに挿通して用いられて生体組織をマーキング及び切開する内視鏡用針状メスである。
チューブ部10の内腔には給電ワイヤ11(図3)が挿通されている。内視鏡用針状メス1は、給電ワイヤ11の先端に設けられ、給電ワイヤ11を介して給電される針状処置部30と、給電ワイヤを収容するチューブ部10と、チューブ部10の基端の側に設けられ、給電ワイヤ11及び針状処置部30を進退操作する操作部20と、備えている。
すなわち、内視鏡用針状メス1は、図2に示すように、内視鏡200のチャンネル210に挿通されて用いられる。チューブ部10は、長尺で可撓性を有し、チャンネル210に挿通される。内視鏡200には、さらに、対物レンズ230やライトガイド220が形成されている。操作部20は、図1に示すように、チューブ部10の基端側に設けられている。
図3に示すように、チューブ部10は、絶縁性のアウターチューブ12と、アウターチューブ12の内部に挿通されて給電ワイヤ11を摺動可能に収容するインナーチューブ13と、を含んでいる。
給電ワイヤ11は、操作部20の操作によってチューブ部10の内腔を軸方向に進退自在に摺動するワイヤであって、チューブ部10の先端を所望の位置に移動させるための操作ワイヤを兼ねている。
針状処置部30は、給電ワイヤ11の先端に設けられ、高周波電流が通電される。通電は、操作部20から突出する電源プラグ24に図示しない電源ケーブルを接続して行われる。
以下、上記の構成について、順に説明する。
[操作部]
操作部20は、チューブ部10の中の給電ワイヤ11を進退操作することによって、針状処置部30の突出長を整える部材である。操作部20は、ハンドル22、軸部21、スライダ23及び電源プラグ24等を含んでいる。ハンドル22は、操作者が把持する部位である。軸部21は筒状をなしており、軸部21の軸方向にスライダ23をスライドさせると、スライダ23の動きに応じて給電ワイヤ11が先端側または基端側に摺動するようになっている。電源プラグ24は、不図示の電源ケーブルに接続されることによって通電し、給電ワイヤ11を介して針状処置部30に高周波電流を印加することができる。
給電ワイヤ11は、操作部20で行われる操作によって生じる力を針状処置部30に伝達する部材である。また、給電ワイヤ11は、複数の金属線の撚り線になっており、針状処置部30に高周波電流を給電する経路としても機能する。具体的には、給電ワイヤ11は、3本または7本のステンレス鋼材の撚り線となっている。なお、各図面においては、便宜的に、給電ワイヤ11は横断面が円形であるものとして図示している。
給電ワイヤ11を複数の金属線で形成することによって、一部の金属線が破断しても高周波電流の通電が途切れないという効果を奏する。また、給電ワイヤ11は撚り線となっているので摺動性が高く、チューブ部10の内腔15を進退する際の摩擦が低減される。
本実施形態では、スライダ23を前後にスライドさせることによって給電ワイヤ11がチューブ部10において前進、または後退する。給電ワイヤ11が前進または後退することにより、給電ワイヤ11の先端と接触する針状処置部30がチューブ部10から突出する長さが変化する。すなわち、操作部20は、針状処置部30の突出長さの変更操作を行うことができる。
[針状処置部]
針状処置部30は、針状の電極であり、給電を受けて電流を被処置部位に流して被処置部位の処置すべき個所をマーキングする、さらにマーキングされた被処置部位のプレカットする部材である。なお、ここで「針状」は、チューブ部10よりも小径の突起であることを指していて、その先端に例えば球形等の他の形状の部材を有するものであってもよい。
図4(a)、図4(b)は、変更される針状処置部30の長さを説明するための図であって、図4(a)は針状処置部30の突出長さが相対的に短い状態を示している。図4(b)は、針状処置部30の突出長さが相対的に長い状態を示している。突出長さが短い状態は、操作部20においてスライダ23をハンドル22の方向にスライドさせて給電ワイヤ11を前進させることによって実現し、突出長さが長い状態は、スライダ23をチューブ部10の方向にスライドさせて給電ワイヤ11を後退させることによって実現する。
針状処置部30は、突出長さが短い状態で被処置部位のマーキングに使用され、突出長さが長い状態で被処置部位のプレカットに使用される。
[チューブ部]
チューブ部10は、針状処置部30が突出及び収容されるストッパー部16を先端に備えている。チューブ部10は、給電ワイヤ11及び図3のストッパー部16を被覆し、保護する部材である。チューブ部10は、インナーチューブ13と、インナーチューブ13が挿通されるアウターチューブ12とによって構成される。アウターチューブ12及びインナーチューブ13は、樹脂材料で構成されている。樹脂材料は、単一の種類の樹脂であってもよいし、複数の種類の樹脂を混合したもの。樹脂に樹脂以外の他の材料を混合したものであってもよい。より具体的には、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等、可撓性を有する素材から一種または複数種を適宜選択して採用することが可能である。本実施形態のアウターチューブ12は四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体(FEP:perfluoroethylene propylene copolymer)、インナーチューブ13は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE:polytetrafluoroethylene)によって形成されている。インナーチューブ13は、その内腔15に内在する給電ワイヤ11及び給電ワイヤ11と接触する針状処置部30に高周波電流が流れるので、絶縁性を有することが好ましい。
本実施形態では、アウターチューブ12が体内の組織に直接接触することを考慮して、アウターチューブ12の材料に比較的ヤング率の低い、柔らかい材料を使用することが好ましい。また、インナーチューブ13については、アウターチューブ12内の摺動性を考慮してアウターチューブ12よりもヤング率の高い材料を使用することが好ましい。
アウターチューブ12の長さは、例えば、1500mm以上、2500mm以下の範囲にあることが好ましい。アウターチューブ12の外径は、例えば、0.9mm以上、4.8mm以下の範囲にあることが好ましい。インナーチューブ13の外径は、例えば、0.8mm以上、3.2mm以下の範囲にあることが好ましい。インナーチューブ13の内径は、0.5mm以上、2。0mm以下の範囲にあることが好ましい。給電ワイヤ11の外径は、例えば0.25mm以上、1.0mm以下の範囲にあることが好ましい。
図3に示すように、アウターチューブ12にはストッパー部16が収容されている。ストッパー部16は、大径部16aと小径部16bとを有し、大径部16aの外径はアウターチューブ12の外径と略等しく、大径部16aとアウターチューブ12の境界が面一になっていることが好ましい。小径部16bの外径は、アウターチューブ12の内径に収容される範囲で特に規定されるものではない。
図3では、小径部16bの一部を切り欠いて示していて、小径部16bの内部が空洞160になっている。空洞160を形成する小径部16bの内周面には段差部16cが形成されていて、給電ワイヤ11は、段差部16cで位置決めされると共に保持されて、空洞160に遊挿される。
また、空洞160内には接合パイプ14が設けられている。接合パイプ14は、絶縁性の樹脂材料によって形成されていて、パイプの中空の部分に給電ワイヤ11及び針状処置部30が互いに反対の方向から挿通される。給電ワイヤ11は、接合パイプ14によって針状処置部30と接続して針状処置部30に給電する。
このような本実施形態のチューブ部10は、アウターチューブ12内にアウターチューブ12よりも小径のインナーチューブ13が挿通されているので、給電ワイヤ11が移動する管路のクリアランスが小さくなって給電ワイヤ11の進行方向のぶれを小さくすることができる。このため、本実施形態は、給電ワイヤ11の先端に設けられる針状処置部30が前進する際の推進力を、給電ワイヤ11がアウターチューブ12内を移動するよりも高めることができる。
図3に示すように、チューブ部10は、ストッパー部16に隣接し、ストッパー部16の長さLsより長い易屈曲領域Reを有している。チューブ部10において、易屈曲領域Reの曲げ剛性は、易屈曲領域Reよりも操作部20の側の曲げ剛性より小さくなっている。図3中に、易屈曲領域Reよりも操作部20の側の領域を操作部側領域Roとして示す。
ストッパー部16の長さ及び易屈曲領域Reの長さは、チューブ部10の軸方向の長さをいう。ストッパー部16よりも長い易屈曲領域Reの長さは、ストッパー部16の長さの二倍以上であることが好ましく、例えば、5cm以上、20cm以下であることが好ましい。
曲げ剛性は、チューブ部10全体の断面二次モーメントとヤング率との積で表される特性であり、チューブ部10の曲げやすさを示している。易屈曲領域Reはアウターチューブ12のみによって構成されるので、インナーチューブ13が挿通されている操作部側領域Roや、比較的硬い部材のストッパー部16を収容する部分よりも曲げ剛性が小さくなっている。曲げ剛性の小さい易屈曲領域Reは、曲げ剛性が大きい領域よりも小さい曲率半径で曲がることが可能である。このため、易屈曲領域Reは、臓器内の被処置部位の位置や形状に応じて細かに曲がり、所望の位置に針状処置部30を移動させることができる。
図5(a)、図5(b)は、上記の効果を説明するための図であって、図5(a)は公知の内視鏡用針状メスの構成を示す図である。図5(b)は、本実施形態の内視鏡用針状メス1の考え方を説明するための図である。図5(a)に示すように、公知の内視鏡用針状メスでは、アウターチューブ12に直接給電ワイヤ11が挿通されて、ストッパー部16において保持、針状処置部30と接続される。このような構成は、アウターチューブ12の内部においてアウターチューブ12の軸方向と交差する向きの力が給電ワイヤ11に加わった場合、給電ワイヤ11が交差方向に向かって進むことを許容するものといえる。給電ワイヤ11がアウターチューブ12の軸方向と異なる方向に向かうと、給電ワイヤ11先端の針状処置部30の突出長さを長くする操作時に針状処置部30の推進力が小さくなって処置に支障が出る恐れがある。
上記の点を解消する構成としては、図5(b)のように、ストッパー部16の操作部20の側の端部にまで延出するインナーチューブ130をアウターチューブ12内に設け、インナーチューブ130内に給電ワイヤ11を挿通するものが考えられる。このような構成の給電ワイヤ11は、アウターチューブ12の径よりもインナーチューブ130の径が小さいことによってアウターチューブ12の軸方向の交差方向に向かっても、進行距離が比較的短いうちにインナーチューブ130の内壁に当たって向きが軸方向に戻される。このため、内視鏡用針状メス1では、給電ワイヤ11の先端の針状処置部30を突出させる際、針状処置部30の推進力が低下することを防ぐことができる。
本実施形態では、上記の効果をチューブ部10における充分な範囲で得るために、インナーチューブ13は、チューブ部10の基端部から中間部を超えて延在するように構成する。このことにより、本実施形態は、チューブ部10の中間部を超える範囲で給電ワイヤ11をチューブ部10の軸方向に向けて移動させ、給電ワイヤ11から針状処置部30に軸方向の力を伝達することができる。
さらに、図5(b)の構成は、アウターチューブ12とインナーチューブ130とが二重になるため、チューブ部10全体の曲げ剛性が高まることが考えられる。生体内にチューブ部10を送り込む際において、チューブ部10が適度な曲げ剛性を有することはチューブ部10の推進に好ましい。ただし、ストッパー部16の近傍においてチューブ部10が曲がり難くなると、針状処置部30操作性が低下することが懸念される。
そこで、本発明者らは、チューブ部10が、ストッパー部16に隣接し、ストッパー部16の長さより長い易屈曲領域Reを有するように構成する。このようにすると、チューブ部10は先端の近くにあっては曲がりやすくなり、臓器内の所望の位置に針状処置部30を移動し易くすることができる。
つまり、本実施形態は、易屈曲領域Reの曲げ剛性を易屈曲領域Reよりも操作部20の側の曲げ剛性より小さくすることにより、針状処置部30の推進力低下の防止と内視鏡用針状メス1の操作性低下の防止を両立することが可能になる。
以下、易屈曲領域Reを形成するための具体的な構成を説明する。
図6(a)から図6(e)は、易屈曲領域Reの構成例を説明するための図である。図6(a)から図6(e)は、いずれもチューブ部10軸方向に切断した縦断面図であって、ストッパー部16の操作部20側の端部である後端部Eとインナーチューブとが隣接する個所を含む部分を示している。なお、図6(a)から図6(e)では、いずれも給電ワイヤ11の図示を略している。
図6(a)は、図3と同様に、インナーチューブ13の長さが不図示のストッパー部16に達するよりも短く、易屈曲領域においては、インナーチューブとストッパー部との間に空間S1が形成されるものを示している。図6(a)に示す構成によれば、空間S1の周囲にあってはインナーチューブ13がなく、アウターチューブ12のみが空間S1を覆っている。アウターチューブ12のみの部分の曲げ剛性は、アウターチューブ12とインナーチューブ13とが重なっている部分の曲げ剛性より小さい。このため、アウターチューブ12内にインナーチューブ13がないチューブ部10の部分は、易屈曲領域Re1となる。
図6(a)に示す例では、チューブ部10を周方向にみた場合、全方向について曲げ剛性が小さくなっている。
また、本実施形態は、図5(b)に示す、ストッパー部16の端部にまで延出するインナーチューブ130の一部をなくすものに限定されず、インナーチューブ130に欠損部を形成することによって易屈曲領域を形成するものであってもよい。
図6(b)は、インナーチューブの一部が長さ方向に沿って欠損するように欠損部34が形成されるインナーチューブ33を示す図である。インナーチューブ33では、欠損部34が形成されている部分においてアウターチューブ12のみがチューブ部10内の空間S2を覆っている。このため、欠損部34が形成されている領域は他の部分よりもチューブ部10の曲げ剛性が小さくなって、易屈曲領域Re2が形成される。
また、欠損部34が形成されることにより、インナーチューブ33に張出部35が形成される。張出部35は、ストッパー部16の後端部Eまで延出し、給電ワイヤ11の向きを軸方向に向かわせるように機能する。このような構成によれば、特にチューブ部10を曲げたい方向にのみ曲げ剛性を弱め、針状処置部30の推進力の低下を防止の効果を高めることができる。
図6(c)は、欠損部として、インナーチューブの長さ方向に沿う切込み部44が形成されるインナーチューブ43を示す図である。インナーチューブ43では、切込み部44が形成されている部分の曲げ剛性が他の部分より小さくなり、易屈曲領域Re3が形成される。
インナーチューブ43は、チューブ部10を所望の方向にのみ曲げやすくすることに有利であり、易屈曲領域Re2を設けたことによる針状処置部30の推進力の低下を最小限に抑えることができる。
図6(d)は、易屈曲領域Re3よりも長さが短い非接合の短インナーチューブ53bを複数含む易屈曲領域Re3を有するインナーチューブ53を示す図である。インナーチューブ53は、易屈曲領域Re4よりも長さが長い長インナーチューブ部53aと、複数の短インナーチューブ53bとを含んでいる。複数の短インナーチューブ53bにより易屈曲領域Re4が形成される。
すなわち、易屈曲領域Re4に曲げ方向の力が加わると、力が加わった部分の短インナーチューブ53b間の角度が開くことによって長インナーチューブ部53aよりも曲げ易くなる。このことにより、易屈曲領域Re4の曲げ剛性は、長インナーチューブ部53aよりも小さいものといえる。
図6(d)に示す構成では、インナーチューブ53の材料の他、短インナーチューブ53bの長さや数によって曲げ剛性を調整することが可能になる。
図6(e)は、インナーチューブの長さ方向に沿って欠損部64、65が複数形成されているインナーチューブ63を示す図である。欠損部64と欠損部65は、互いに直交する方向にインナーチューブ63を貫通するように形成されている外縁が円形の孔部である。欠損部64、65が形成されている領域は、アウターチューブ12内にインナーチューブ63がない個所が点在するために全体として曲げ剛性が小さい易屈曲領域Re5が形成される。
インナーチューブ63に形成される欠損部は、欠損部64、65のように互いに直交する方向に形成されるものに限定されず、また、外縁が円形であるものに限定されるものではない。欠損部の配置や形状は任意であって、図6(e)に示す構成では、インナーチューブ63の材料の他、欠損部の配置や密度、大きさ、数といった条件によって曲げ剛性を調整することができる。
以上説明したように、本実施形態の内視鏡用針状メス1では、易屈曲領域が周方向に見た一または複数の方向において、他の方向よりも曲げ剛性が小さくなっている。例えば、図6(a)、図6(d)、図6(e)に示す内視鏡用針状メス1では、易屈曲領域が周方向に見た複数の方向において曲げ剛性が小さくなっており、特に図6(a)に示す構成では、易屈曲領域Re1の全周に亘って曲げ剛性が小さくなっている。また、図6(b)、図6(c)に示す内視鏡用針状メス1では、易屈曲領域が周方向に見た一の方向において曲げ剛性が小さくなっている。
以上説明した本実施形態の内視鏡用針状メス1は、内視鏡200のチャンネル210に挿通して用いられて生体組織をマーキング及び切開する内視鏡用針状メスである。このため、内視鏡用針状メス1には、生体内に送り際に好適な硬度と弾性を有し、かつ処置の対象となる生体組織を高い精度で処置できる操作性が要求される。また、内視鏡用針状メス1は、給電ワイヤ11の先端に設けられ、給電ワイヤ11を介して給電される針状処置部30を備え、給電ワイヤ11を収容するチューブ部10と、チューブ部10の基端の側に設けられ、給電ワイヤ11及び針状処置部30を進退操作する操作部20と、備えている。このため、給電ワイヤ11をチューブ部10の軸方向に沿って移動させて針状処置部30を前進させる際に、給電ワイヤ11が軸方向以外の方向に向くことを防ぎ、針状処置部30に前進に充分な推進力を与えることが望ましい。
本実施形態は、チューブ部10を、絶縁性のアウターチューブ12と、アウターチューブ12の内部に挿通されて給電ワイヤ11を摺動可能に収容するインナーチューブ13とを含むように構成する。アウターチューブ12に挿通されるインナーチューブ13は、アウターチューブ12よりも小径であるから、インナーチューブ13内で給電ワイヤ11を摺動させることは、給電ワイヤ11が摺動する範囲を小さくすることができる。そして、本実施形態は、給電ワイヤ11がチューブ部10の軸方向と異なる方向に向いて前進する量を小さくし、給電ワイヤ11が針状処置部30に軸方向の力を適正に伝達することができる。このことにより、針状処置部30は、軸方向の力を受けて充分な推進力により内視鏡用針状メス1において突出し、生体内で被処置部位を適正に処置することができるようになる。
さらに、本実施形態は、チューブ部10が、針状処置部30が突出及び収容されるストッパー部16を先端に備え、ストッパー部16に隣接し、ストッパー部16の長さより長い易屈曲領域Reを有している。そして、易屈曲領域Reの曲げ剛性は、易屈曲領域Reよりも操作部20の側の曲げ剛性より小さくなっている。
このような構成により、本実施形態は、チューブ部10の先端の側の曲げ剛性を他の部分よりも小さくし、針状処置部30を自在に所望の位置に送り込むことが可能になる。したがって、本実施形態の内視鏡用針状メス1は、高い操作性を得ることができる。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)内視鏡のチャンネルに挿通して用いられて生体組織をマーキング及び切開する内視鏡用針状メスであって、給電ワイヤの先端に設けられ、前記給電ワイヤを介して給電される針状処置部と、前記給電ワイヤを収容するチューブ部と、前記チューブ部の基端の側に設けられ、前記給電ワイヤ及び前記針状処置部を進退操作する操作部と、備え、前記チューブ部は、絶縁性のアウターチューブと、前記アウターチューブの内部に挿通されて前記給電ワイヤを摺動可能に収容するインナーチューブと、を含む、内視鏡用針状メス。
(2)前記インナーチューブは、前記チューブ部の基端部から中間部を超えて延在する、(1)の内視鏡用針状メス。
(3)前記チューブ部は、前記針状処置部が突出及び収容されるストッパー部を先端に備え、前記ストッパー部に隣接し、前記ストッパー部の長さより長い易屈曲領域を有し、前記易屈曲領域の曲げ剛性は、前記操作部の側の曲げ剛性より小さい、(1)または(2)の内視鏡用針状メス。
(4)前記インナーチューブの長さが前記ストッパー部に達するよりも短く、前記易屈曲領域においては、前記インナーチューブと前記ストッパー部との間に空間が形成される、(3)の内視鏡用針状メス。
(5)前記易屈曲領域が、周方向に見た一または複数の方向において、他の方向よりも曲げ剛性が小さい、(3)または(4)の内視鏡用針状メス。
(6)前記易屈曲領域においては、前記インナーチューブに欠損部が形成されている、(3)から(5)のいずれか一つの内視鏡用針状メス。
(7)前記欠損部は、前記インナーチューブの長さ方向に沿う切込み部である、(6)の内視鏡用針状メス。
(8)前記欠損部は、前記インナーチューブの一部が長さ方向に沿って欠損するように形成される、(6)の内視鏡用針状メス。
(9)前記欠損部は、前記インナーチューブの長さ方向に沿って複数形成されている、(6)の内視鏡用針状メス。
(10)前記易屈曲領域においては、前記易屈曲領域よりも長さが短い非接合の短インナーチューブを複数含む、(2)から(9)のいずれか一つの内視鏡用針状メス。
1・・・内視鏡用針状メス
10・・・チューブ部
11・・・給電ワイヤ
12・・・アウターチューブ
13、33、43、53、63、130・・・インナーチューブ
14・・・接合パイプ
15・・・内腔
16・・・ストッパー部
16a・・・大径部
16b・・・小径部
16c・・・段差部
20・・・操作部
21・・・軸部
22・・・ハンドル
23・・・スライダ
24・・・電源プラグ
30・・・針状処置部
34、64、65・・・欠損部
35・・・張出部
44・・・切込み部
53a・・・長インナーチューブ部
53b・・・短インナーチューブ
160・・・空洞
200・・・内視鏡
210・・・チャンネル
E・・・後端部
Re、Re1、Re2,Re3、Re4,Re5・・・易屈曲領域
Ro・・・操作部側領域
S1、S2・・・空間

Claims (10)

  1. 内視鏡のチャンネルに挿通して用いられて生体組織をマーキング及び切開する内視鏡用針状メスであって、
    給電ワイヤの先端に設けられ、前記給電ワイヤを介して給電される針状処置部と、
    前記給電ワイヤを収容するチューブ部と、
    前記チューブ部の基端の側に設けられ、前記給電ワイヤ及び前記針状処置部を進退操作する操作部と、備え、
    前記チューブ部は、絶縁性のアウターチューブと、前記アウターチューブの内部に挿通されて前記給電ワイヤを摺動可能に収容するインナーチューブと、を含む、内視鏡用針状メス。
  2. 前記インナーチューブは、前記チューブ部の基端部から中間部を超えて延在する、請求項1に記載の内視鏡用針状メス。
  3. 前記チューブ部は、前記針状処置部が突出及び収容されるストッパー部を先端に備え、前記ストッパー部に隣接し、前記ストッパー部の長さより長い易屈曲領域を有し、
    前記易屈曲領域の曲げ剛性は、前記操作部の側の曲げ剛性より小さい、請求項1または2に記載の内視鏡用針状メス。
  4. 前記インナーチューブの長さが前記ストッパー部に達するよりも短く、前記易屈曲領域においては、前記インナーチューブと前記ストッパー部との間に空間が形成される、請求項3に記載の内視鏡用針状メス。
  5. 前記易屈曲領域が、周方向に見た一または複数の方向において、他の方向よりも曲げ剛性が小さい、請求項3または4に記載の内視鏡用針状メス。
  6. 前記易屈曲領域においては、前記インナーチューブに欠損部が形成されている、請求項3から5のいずれか一項に記載の内視鏡用針状メス。
  7. 前記欠損部は、前記インナーチューブの長さ方向に沿う切込み部である、請求項6に記載の内視鏡用針状メス。
  8. 前記欠損部は、前記インナーチューブの一部が長さ方向に沿って欠損するように形成される、請求項6に記載の内視鏡用針状メス。
  9. 前記欠損部は、前記インナーチューブの長さ方向に沿って複数形成されている、請求項6に記載の内視鏡用針状メス。
  10. 前記易屈曲領域においては、前記易屈曲領域よりも長さが短い非接合の短インナーチューブを複数含む、請求項3から9のいずれか一項に記載の内視鏡用針状メス。
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