JP2021120843A - 決定装置、決定方法、および決定プログラム - Google Patents

決定装置、決定方法、および決定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サービスの利用を促進すること。【解決手段】本願に係る決定装置は、所定のサービスにおける利用者の利用履歴であって、所定の集計期間における利用履歴と、少なくとも一部が集計期間と重複する取引期間における利用履歴とを取得する取得部と、前記利用者に対して提供される特典として、前記取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、前記集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する決定部とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、決定装置、決定方法、および決定プログラムに関する。
従来、インターネットを介して、各種の商品や役務を販売するサービスの提供を行う技術が知られている。このような技術の一例として、例えば、コミュニティに対する行動の内容に応じたポイントを利用者に付与し、取引対象の購入時においては、付与されたポイントに応じた購入価格の割引を行うことで、サービスの利用を促進する技術が知られている。
特開2011−060096号公報 特開2015−229042号公報
しかしながら、上述した技術では、サービスの利用を促進する余地が存在する場合がある。
例えば、上述した技術では、コミュニティに対する行動等、指定された行動を行った利用者に対してポイントを付与しているに過ぎない。この結果、コミュニティに対する行動のみを行い、商品や役務の購入といった実際のサービス利用を行わない利用者にポイントを付与してしまうので、サービスの利用を適切に促進しているとは言えない場合がある。
また、予め定められた所定の期間内におけるサービスの利用履歴に基づいてポイントを付与するといった手法が考えられる。しかしながら、このように単一の期間内におけるサービスの利用履歴のみに基づいてポイントを付与する場合、サービスを継続的に利用している利用者よりも、所定の期間を狙ってサービスを利用する利用者に対して、多くのポイントを付与してしまう恐れがある。この結果、所定の期間以外の期間におけるサービスの利用を促進することができない場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、サービスの利用を促進することを目的とする。
本願に係る決定装置は、所定のサービスにおける利用者の利用履歴であって、所定の集計期間における利用履歴と、少なくとも一部が集計期間と重複する取引期間における利用履歴とを取得する取得部と、前記利用者に対して提供される特典として、前記取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、前記集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する決定部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、サービスの利用を促進することができる。
図1は、実施形態に係る情報提供装置が実行する処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供装置が決定する特典の内容の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る利用履歴データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る特典情報データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報提供装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る決定装置、決定方法、および決定プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る決定装置、決定方法、および決定プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報提供装置について〕
まず、図1を用いて、通知装置の一例である情報提供装置10が実行する処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供装置が実行する処理の一例を示す図である。図1では、利用者U1、U2の取引履歴に応じた特典を決定する決定システム1の一例について記載した。
〔1−1.情報提供装置の概要〕
図1に示す例では、決定システム1は、情報提供装置10、端末装置101、102、(以下、「端末装置100」と総称する場合がある。)および取引サーバ200を有する。なお、決定システム1は、1つのみならず、複数の取引サーバ200を有していてもよい。また、決定システム1は、任意の数の端末装置100を有していてもよい。なお、取引サーバ200は、決定システム1ととは異なるシステムに属するものであってもよい。
情報提供装置10は、インターネット等の所定のネットワークN(例えば、図3を参照。)を介して、各種の装置と通信可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。例えば、情報提供装置10は、ネットワークNを介して、端末装置100や取引サーバ200と通信可能である。
端末装置100、Tは、スマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置100は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者から指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付けてもよい。なお、端末装置100は、PC(Personal Computer)等の情報処理装置であってもよい。
なお、以下の説明では、端末装置101は、利用者U1が利用する端末装置であり、端末装置102は、利用者U2が利用する端末装置であるものとする。ここで、端末装置101、102の区別は、ハードウェアにより決定されるものであってもよく、例えば、利用者U1がログインした共用端末を端末装置101とし、利用者U2がログインした共用端末を端末装置102としてもよい。
取引サーバ200は、利用者U1、U2(以下、単に「利用者」と総称する場合がある。)に対して商品や役務といった取引対象の売買に関するサービスを提供する。例えば、取引サーバ200は、各種の金融商品の取引や電子商店街に関するサービス、オークションに関するサービスを提供する。なお、以下の説明では、取引サーバ200は、所謂FX(Foreign Exchange)等の外国為替の取引に関するサービスを提供するものとする。
〔1−2.取引サービスの一例について〕
ここで、情報提供装置10が実行する決定処理の一例に先駆けて、取引サーバ200が提供するサービスの一例について説明する。なお、以下の説明では、外国為替の取引に関するサービスの一例を取引サーバ200が提供するサービスの一例として記載するが、実施形態は、これに限定されるものではない。後述する説明で明らかとなるように、実施形態に係る決定処理は、以下に説明するサービス以外にも、任意のサービスを対象とするものであってよい。
例えば、取引サーバ200は、所定の第1国で流通或いは発行されている第1国通貨と所定の第2国で流通或いは発行されている第2通貨とを交換する取引、すなわち、外国為替に関するサービスを提供する。例えば、取引サーバ200は、米ドルと円を交換する米ドル円取引や、ユーロと円を交換するユーロ円取引、米ドルとユーロとを交換するユーロ米ドル取引等に関するサービスを提供する。より具体的には、取引サーバ200は、所定の期間内における第1国通貨と第2国通貨との売買結果に基づいた差額決済を行う外国為替証拠金取引に関するサービスを提供する。なお、取引サーバ200は、各利用者が予め振り込んだ証拠金に応じた量の通貨取引を各利用者に対して提供してもよく、所謂レバレッジを適用した取引を提供してもよい。
ここで、取引サーバ200は、ある通貨における同一日時の売却額と買取額とに差分(利幅やスプレッド等)を設定することで、サービスの提供に対する対価を取得する。例えば、取引サーバ200は、米ドル円取引において、1ドルを売却する際の価格を「89.000円」に設定し、1ドルを購入する際の価格を「89.002円」に設定する。すなわち、取引サーバ200は、図1に示す例において、0.2銭のスプレッドを設定する。このようなスプレッドを適宜更新することで、取引サーバ200は、サービスの提供に対する利益を確保することとなる。なお、取引サーバ200が提供するサービスにおいて、利益を取得するための手法は、このようなスプレッドを用いたものに限定されるものではない。例えば、取引サーバ200が提供するサービスにおいては、手数料やスワップ収益等を用いたものであってもよい。
なお、取引サーバ200は、米ドル円やユーロ円以外にも、任意の通貨間の取引を提供して良い。例えば、取引サーバ200は、米ドル、ユーロ、円、人民元、タイバーツ、カナダドル、オーストラリアドル、ルーブル等、任意の通貨の組み合わせ(所謂通貨ペア)における取引を提供してよい。
〔1−3.QRコード決済の概要について〕
ここで、端末装置100は、QRコードを用いたQRコード決済を行う機能を有するものとする。以下、QRコード決済の概要について説明する。
例えば、端末装置100には、QRコード決済利用者に提供するための決済アプリケーション(以下、「決済アプリ」と称する。)がインストールされている。このような決済アプリは、例えば、店舗に配置されたQRコード(登録商標)を端末装置100に撮影させるとともに、撮影させたQRコードが示す送金先の口座を特定する。続いて、決済アプリは、利用者から決済額の入力を受付けると、各利用者や店舗の電子マネーが入金される口座を管理する決済サーバ(図示は、省略)に対し、QRコードが示す送金先の情報と決済額とを通知することで、利用者の口座から店舗の口座へと電子マネーの入金を実現する機能を有する。
また、決済アプリは、利用者を示すバーコード等の情報を画面上に表示させる。このようなバーコードを店舗に設置された店舗端末が読み取り、決済額とともに決済サーバに通知することで、決済アプリは、利用者の口座から店舗の口座へと電子マネーの入金を実現する機能を有する。なお、決済アプリは、利用者間の口座の入金やクレジットカードを介した支払を実現する機能を有していてもよい。
〔1−4.決定処理の概要について〕
ここで、取引サーバ200が提供するサービス(以下、「通貨為替サービスと記載する
)の利用を促進するため、利用者に対して各種の特典を提供する手法が考えられる。例えば、所定の期間内において利用者が売買した通貨量に応じて、利用者に対して各種のキャッシュバックや商品の提供を行うといった特典の提供態様が考えられる。取引サーバ200は、取引対象となる通貨ペアの売買額にスプレッドを設定しているため、利用者の売買量を増加させることで、サービスの提供に対する利益額の増大を図ることができる。
しかしながら、このように所定の期間内における取引履歴のみに基づいた特典を提供した場合、所定の期間内における取引量を増やすことができると考えられるものの、他の期間における取引量を増やすことができるとは言えない。例えば、利用者が所定の期間内のみ取引量を増大させ、他の期間において取引を行わなかった場合、全体としての取引量を増やすことができるとは言えない。
そこで、情報提供装置10は、以下の決定処理を実行する。まず、情報提供装置10は、所定のサービスにおける利用者の利用履歴であって、所定の集計期間における利用履歴と、少なくとも一部が集計期間と重複する取引期間における利用履歴とを取得する。そして、情報提供装置10は、利用者に対して提供される特典として、取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する。
例えば、情報提供装置10は、所定の基準日時を末日とする集計期間における利用履歴と、所定の基準日時を末日とする取引期間における利用履歴とを取得する。ここで、所定の基準日時とは、実際に決定処理を行う日時と同一であってもよく、異なるものであってもよい。例えば、情報提供装置10は、ある処理日時において決定処理を行う際に、処理日時から数週間前の日時を基準日時としてもよい。
ここで、情報提供装置10は、取引期間よりも長い期間の集計期間における利用履歴を取得する。例えば、情報提供装置10は、基準日時を基準とした過去4週間を集計期間とし、基準日時を基準とした過去1週間を取引期間として、各期間において利用者が売買した通貨の量(以下、「売買通貨量」と記載する。)を通貨ペアごとに特定する。例えば、情報提供装置10は、新規注文における通貨量、決済注文における通貨量、若しくは、その両方の通貨量を特定する。例えば、情報提供装置10は、利用者U1が過去一週間において、米ドルを円で1万ドル購入の新規注文をし、かつ、米ドルを円で1万ドル分売却の決済注文をしていた場合、取引期間における利用者U1の売買通貨量を、新規注文分の「1万通貨」としてもよく、これらの合計の「2万通貨」としてもよい。また、情報提供装置10は、通貨ペアごとに、新規注文あるいは決済注文のいずれか一方の通貨量を採用してもよく、両方の通貨量を採用してもよい。
そして、情報提供装置10は、取引期間における取引量に基づく特典であって、集計期間における取引量に応じて異なる特典を、利用者に対して提供する特典として決定する。例えば、情報提供装置10は、集計期間における取引量に基づいて、利用者をランク分けし、取引期間における取引量が多い程、かつ、利用者のランクが高い程、より多くの特典を利用者に対して提供する特典とする。例えば、情報提供装置10は、新規注文における通貨量、決済注文における通貨量、若しくは、その両方の通貨量を取引期間における取引量としてよく、他の基準に応じた取引量に基づく特典を決定してもよい。このように、情報提供装置10は、集計期間あるいは取引期間における利用者の取引量(例えば、取引通貨量)を用いて、特典の内容を決定するのであれば、新規注文や決済注文の内容、販売であるか購入であるか等、任意の条件に応じて選択される取引量に基づいて、特典の内容を決定して良い。
このような処理の結果、情報提供装置10は、特典を提供するキャンペーンが行われていない期間においても、将来のキャンペーン実施時において多くの特典を得るために、利用者による取引を継続的に行わせる動機づけを与えることができる。このため、情報提供装置10は、継続的な取引サービスの利用を促進することができる。
また、情報提供装置10は、取引期間と少なくとも一部が重複する集計期間における取引量に基づいて、利用者をランク分けし、ランクと取引期間における取引量とに応じた特典を提供対象とする。このような処理を行うことで、利用者は、集計期間の終盤から迅速に特典付与率が高いランクを得ることができる。この結果、情報提供装置10は、FX口座の開設直後や、休眠直後の利用者に対し、多くの取引を行うよう促すことができるので、サービスの利用を促進することができる。
〔1−5.決定処理の一例について〕
以下、図1を用いて、情報提供装置10が実行する決定処理の一例を説明する。なお、以下の説明では、利用者U1、U2が通貨為替サービスを利用する例について説明するが、実施形態は、これに限定するものではない。情報提供装置10は、任意の数の利用者について、同様の決定処理を行うこととなる。
まず、各利用者は、金融商品として設定された売買価格による外国為替証拠金取引を行う(ステップS1)。例えば、取引サーバ200は、通貨ペアごとに売却価格と買取価格とにスプレッドを設定した売買価格TPに従って、各利用者が所望する通貨ペアの取引を行う。なお、このようなサービスは、インターネット等のネットワークを介した各種外国為替証拠金取引に関する公知の技術により実現可能である。
続いて、取引サーバ200は、所定のタイミングで、各利用者の取引履歴を情報提供装置10へと提供する(ステップS2)。例えば、取引サーバ200は、各時間ごと、若しくは各日ごとに、各利用者が売買した通貨ペア、売買した日時、売買価格、売買した通貨量等を含む取引履歴を情報提供装置10へと提供する。
このような場合、情報提供装置10は、所定のタイミングで、各利用者の集計期間における取引額に応じて、利用者のランクを決定し、集計期間と重複する取引期間における取引量に応じて、ランクごとに異なる特典を決定する(ステップS2)。例えば、情報提供装置10は、利用者U1、U2のそれぞれについて、過去4週間における取引履歴から、利用者U1、U2のランクをそれぞれ決定する。そして、情報提供装置10は、利用者U1、U2について、利用者U1、U2のランクと、過去1週間における取引履歴とに応じた特典内容を決定する。
例えば、図2は、実施形態に係る情報提供装置が決定する特典の内容の一例を示す図である。図2に示す例では、各利用者の取引期間における取引履歴に応じた報酬であって、集計期間における取引履歴に応じたランクごとに異なる報酬の一例について記載した。また、図2に示す例では、利用者が取引期間において取引した通貨ペアの種別に応じて異なる報酬の一例について記載した。
例えば、情報提供装置10は、集計期間において利用者が取引した通貨量に応じて、利用者を「スタンダード」、「シルバー」、若しくは「ゴールド」のいずれかに分類する。例えば、情報提供装置10は、集計期間において取引した通貨量が「10万通貨以上」となる場合は、利用者を「スタンダード」に分類し、集計期間において取引した通貨量が「50万通貨以上」となる場合は、利用者を「シルバー」に分類し、集計期間において取引した通貨量が「100万通貨以上」となる場合は、利用者を「ゴールド」に分類する。例えば、情報提供装置10は、利用者U1を「スタンダード」に分類し、利用者U2を「ゴールド」に分類する。
続いて、情報提供装置10は、各利用者が取引期間において取引した通貨量を、通貨ペアごとに特定する。そして、情報提供装置10は、通貨量に応じた特典であって、通貨ペアとランクとの組合せごとに異なる内容の特典を各利用者に対して提供する。また、情報提供装置10は、特典の提供態様に応じて異なる内容の特典を利用者に対して提供する。例えば、情報提供装置10は、特典が各種通貨によるキャッシュバックである場合、キャッシュバックを現金により受け取るか、前払い式電子マネーにより受け取るかに応じて異なる内容の特典を利用者に対して提供する。すなわち、情報提供装置10は、利用者の分類結果と、取引期間において取引対象とした通貨の取引量と、取引した通貨の種別(例えば、通貨ペア)とに応じた内容の特典を決定する。
例えば、情報提供装置10は、前払い式電子マネーの一例として、QRコード決済で利用可能な通貨であるQRコード通貨を特典とする。このようなQRコード通貨は、現金と比較して各利用者への提供が容易であるため、情報提供装置10は、QRコード通貨を特典として所望する利用者に対し、現金を特典とする利用者よりも多くの特典を提供する。
例えば、情報提供装置10は、ランクが「スタンダード」である利用者であって、QRコード通貨による特典を所望する利用者が「米ドル円」若しくは「ユーロドル」等の所定の通貨を取引している場合、1万通貨当たり「2円」相当のQRコード通貨を特典とする。また、情報提供装置10は、QRコード通貨による特典を所望する利用者のランクが「シルバー」である場合、1万通貨当たり「3円」相当のQRコード通貨を特典とし、ランクが「ゴールド」である場合、1万通貨当たり「4円」相当のQRコード通貨を特典とする。
一方、情報提供装置10は、ランクが「スタンダード」である利用者であって、QRコード通貨による特典を所望する利用者が所定の通貨以外の通貨を取引している場合、1万通貨当たり「3円」相当のQRコード通貨を特典とする。また、情報提供装置10は、QRコード通貨による特典を所望する利用者のランクが「シルバー」である場合、1万通貨当たり「4円」相当のQRコード通貨を特典とし、ランクが「ゴールド」である場合、1万通貨当たり「5円」相当のQRコード通貨を特典とする。
例えば、情報提供装置10は、ランクが「スタンダード」である利用者であって、現金による特典を所望する利用者が所定の通貨を取引している場合、1万通貨当たり「1円」相当の現金を特典とする。また、情報提供装置10は、現金による特典を所望する利用者のランクが「シルバー」である場合、1万通貨当たり「2円」相当の現金を特典とし、ランクが「ゴールド」である場合、1万通貨当たり「3円」相当の現金を特典とする。
一方、情報提供装置10は、ランクが「スタンダード」である利用者であって、現金による特典を所望する利用者が所定の通貨以外の通貨を取引している場合、1万通貨当たり「2円」の現金を特典とする。また、情報提供装置10は、現金による特典を所望する利用者のランクが「シルバー」である場合、1万通貨当たり「3円」の現金を特典とし、ランクが「ゴールド」である場合、1万通貨当たり「4円」の現金を特典とする。
図2を用いて、より具体的な例を説明する。なお、以下の説明では、利用者U1がQRコード通貨による特典を所望しており、利用者U2が現金による特典を所望しているものとする。例えば、情報提供装置10は、集計期間において利用者U1が取引した通貨量が10万通貨以上50万通貨未満である場合、利用者U1を「スタンダード」に分類する。また、情報提供装置10は、集計期間において利用者U2が取引した通貨量が100万通貨以上である場合、利用者U2を「ゴールド」に分類する。
そして、情報提供装置10は、利用者U1が、取引期間において所定の通貨を「5万通貨」取引するとともに、他の通貨を「2万通貨」取引している場合、所定の通貨分の特典「10円」と、その他の通貨分の特典「6円」との合計である「16円」相当のQRコード通貨を利用者U1の特典として決定する。また、情報提供装置10は、利用者U2が、利用者U1と同様に、取引期間において所定の通貨を「5万通貨」取引するとともに、他の通貨を「2万通貨」取引している場合、所定の通貨分の特典「20円」と、その他の通貨分の特典「10円」との合計である「30円」相当のQRコード通貨を利用者U1の特典として決定する。すなわち、情報提供装置10は、取引期間における取引量が多い程より多い特典であって、集計期間における取引量が多い程、より多い特典を提供対象とする。
図1に戻り、説明を続ける。情報提供装置10は、各利用者の特典を決定した場合は、決定した特典を各利用者U1、U2に対してそれぞれ提供する(ステップS3)。例えば、情報提供装置10は、利用者U1がQRコード通貨による特典の付与を求めている場合、決済サーバに対し、利用者U1の口座に特典分のQRコード通貨を振り込むように指示する。また、情報提供装置10は、利用者U2が現金による特典の付与を求めている場合、各種の金融機関が利用する金融機関サーバに対し、利用者U2の口座に特典分の現金を振り込むように指示する。このような処理の結果、情報提供装置10は、各利用者に対して特典を提供することができる。
なお、上述した例では、特典としての現金を、利用者が有する各種金融機関の口座に振り込ませる例について記載したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、取引サーバ200が提供するサービスにおける利用者の口座に現金を振り込んでもよい。例えば、情報提供装置10は、利用者がFX取引を行うために口預託金額を入金した預託口座に対して、特典となる現金の振り込み・移動を行ってもよい。なお、このような預託口座に特典として入金された現金は、各種金融機関に存在する利用者の銀行口座へ手数料無料にて送金が可能なものであってもよい。
〔1−6.QRコード通貨について〕
上述した説明では、情報提供装置10は、QRコード決済に利用することができるQRコード通貨を特典として提供した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、QRコード通貨以外にも、各種前払い式電子マネーを特典とすることができる。また、情報提供装置10は、特典とする前払い式電子マネーに対し、各種の制限を設定してもよい。例えば、情報提供装置10は、有効期限(例えば、提供日から60日)が設定され、有効期限を過ぎると無効となる前払い式電子マネーを特典としてもよく、利用可能な店舗やサービスが限定されている前払い式電子マネーを特典としてもよい。
また、決済アプリには、ある店舗における決済額をグループに属する複数の利用者で割り勘するための割り勘機能、利用者間での送金機能、QRコード通貨を現金で出金する出金機能、電子請求書を用いて公共料金を支払うための機能等、各種の機能を有する場合がある。このような場合、情報提供装置10は、特典として提供されるQRコード通貨に、各機能を利用可能とするか否かの制限を付与してもよい。例えば、情報提供装置10は、割り勘機能、送金機能、出金機能、公共料金の支払い機能については、利用できないQRコード通貨を特典として付与してもよい。
〔1−7.特典について〕
上述した例では、情報提供装置10は、利用者に提供する特典として、利用者に提供する特典の額を決定した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。情報提供装置10は、利用者に対する所定の利益を提供することができるのであれば、任意の物品や通貨、役務の提供等を特典としてもよい。
例えば、情報提供装置10は、各種の電子商店街で利用可能なポイントやクーポン等を特典として提供してもよい。また、情報提供装置10は、各種の商品や役務、商品券等を特典として提供してもよい。このような各種の商品を提供する場合、情報提供装置10は、利用者のランクや取引量、取引した通貨ペアに応じて異なる商品や役務等を提供して良い。
また、情報提供装置10は、前払い式電子マネーまたは現金のうち、所定の基準日時において利用者が予め指定した特典を提供対象としてもよい。例えば、情報提供装置10は、所定の曜日における所定の時間を基準日時とし、基準日時において利用者が設定していた種別の特典を提供対象としてもよい。また、情報提供装置10は、基準日時の度に、利用者に対して、いずれの種別の特典を所望するかを問い合わせてもよい。例えば、情報提供装置10は、ある日時において、前払い式電子マネーでの特典と、現金での特典とをそれぞれ個別に特定し、特定した特典を示す情報を各利用者に対して提供するとともに、いずれの特典を所望するかを問い合わせてもよい。このような場合、情報提供装置10は、利用者が事後的に選択した特典を提供対象とすることとなる。
また、情報提供装置10は、集計期間や取引期間における取引量、すなわち、利用者によるサービスの利用履歴の実績が所定の条件を満たす場合は、特典の種別を限定してもよい。例えば、情報提供装置10は、取引期間における取引量が所定の閾値を超える場合や、特典として付与される通貨の取引量が所定の閾値を超える場合は、特典を現金に限定してもよい。例えば、情報提供装置10は、QRコード通貨で提供される額が所定の閾値を超える場合は、利用者がQRコード通貨を特典として選択している場合であっても、現金を特典としてもよい。また、情報提供装置10は、利用者が特典の種別を選択していなかった場合は、QRコード通貨若しくは現金のうち、あらかじめ設定された特典を付与してもよい。
〔1−7.ランクについて〕
上述した例では、情報提供装置10は、利用者を「スタンダード」、「シルバー」、「ゴールド」といったランクに分類した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、取引量に応じた利用者の順位を特定し、特定した順位が高い方から順に、より多くの特典を付与してもよい。また、情報提供装置10は、第1グループや第2グループというように、優劣が存在しない複数のグループに各利用者を分類してもよい。
また、例えば、情報提供装置10は、集計期間において利用者が新規注文した通貨の種別を考慮して、利用者の分類を行ってもよい。例えば、情報提供装置10は、集計期間における米ドル円の取引量のみに基づいて、利用者の分類を行ってもよい。
また、情報提供装置10は、利用者が取引した取引対象の種別ごとに、利用者の分類を行ってもよい。例えば、情報提供装置10は、集計期間における所定通貨の取引量に基づいて、所定通貨のランクを決定するとともに、他の通貨の取引量に基づいて、他の通貨のランクを決定する。より具体的な例を挙げると、情報提供装置10は、利用者U1のランクとして、所定通貨のランク「スタンダード」と、他の通貨のランク「ゴールド」とを特定する。そして、情報提供装置10は、取引期間における所定通貨の取引量と、所定通貨のランク「スタンダード」とに基づいた特典と、取引期間における他の通貨の取引量と、他の通貨のランク「ゴールド」とに基づいた特典とを個別に算出し、算出した特典の合計を利用者に対する特典としてもよい。なお、情報提供装置10は、このようなランクを通貨ペア(すなわち、取引対象の種別)ごとに決定し、通貨ペアごとのランクと、通貨ペアごとの取引量から、特典をそれぞれ決定してもよい。
〔1−8.その他〕
なお、情報提供装置10は、各種任意の条件等に応じた利用者の分類を行ってもよく、分類結果に応じた特典を決定してもよい。また、情報提供装置10は、集計期間における取引履歴に応じた利用者の分類を行わずとも、例えば、集計期間における取引履歴と、取引期間における取引履歴とから、直接的に特典を決定してもよい。例えば、情報提供装置10は、集計期間における取引量が10万通貨以上である場合は、取引期間における一万通貨当たりの特典を「2円」相当としてもよい。
〔2.情報提供装置の構成〕
以下、上記した情報提供装置10が有する機能構成の一例について説明する。図3は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。図3に示すように、情報提供装置10は、通信部20、記憶部30、および制御部40を有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、各種装置との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部30は、利用履歴データベース31、および特典情報データベース32を記憶する。
利用履歴データベース31には、各利用者のサービスの利用履歴に関する情報が登録される。例えば、図4は、実施形態に係る利用履歴データベースに登録される情報の一例を示す図である。
例えば、図4に示す例では、利用履歴データベース31には、「利用者ID(Identifier)」、「売買日時」、「売買対象」、「取引内容」および「取引額」といった情報が登録されている。「利用者ID」とは、利用者を識別するための識別子である。「売買日時」とは、「利用者ID」が示す利用者が取引対象の売買を行った日時を示す情報である。「売買対象」とは、「利用者ID」が示す利用者が売買した取引対象を示す情報であり、より具体的な例を挙げると、「利用者ID」が示す利用者が売買した通貨ペアを示す情報である。「取引内容」とは、利用者の取引内容を示す情報であり、例えば、通貨ペアの買い(購入)をおこなったか、売り(売却)を行ったかを示す情報である。なお、「取引内容」は、利用者の注文が新規注文であったか、決済注文であったかを示す情報であってもよい。また、「取引額」とは、利用者が売買した取引対象の量を示す情報である。
例えば、図4に示す例では、利用者ID「U1」、売買日時「2020/01/15/10:25:17」、売買対象「米ドル円」、取引内容「買い」、および取引額「1万通貨」が対応付けて登録されている。このような情報は、利用者ID「U1」が示す利用者が、「2020年01月15日10時25分17秒」において「米ドル円」を、「一万通貨」分「買い」を行った旨を示す。なお、図4に示す情報以外にも、利用履歴データベース31には、利用者が売買の指示を行った端末装置の情報等、取引対象の売買に関する任意の情報が登録されていてよい。
図2に戻り、説明を続ける。特典情報データベース32には、各利用者に提供する特典に関する情報が登録されている。例えば、図5は、実施形態に係る特典情報データベースに登録される情報の一例を示す図である。図5に示すように、特典情報データベース32には、「利用者ID」、「登録済み特典」、「集計期間履歴」、「ランク」、「取引期間履歴」、「特典」、「開始日」および「終了日」が対応づけて登録されている。
ここで、「登録済み特典」とは、利用者が予め登録した特典の種別を示す情報であり、例えば、利用者が特典を「現金」で所望しているか、「前払い式電子マネー」で所望しているかを示す情報である。また、「集計期間履歴」とは、集計期間における利用者の取引履歴を示す情報であり、例えば、集計期間における各通貨の取引量である。また、「ランク」、とは、対応付けられた集計期間履歴における取引量に応じた利用者のランクを示す情報である。また、「取引期間履歴」とは、利用者の取引期間における取引量を示す情報である。また、「特典」とは、各情報から決定された利用者に対する特典の内容を示す情報である。また、「開始日」とは、特典を付与する際に用いた取引期間の開始日を示す情報である。また、「終了日」とは、特典を付与する際に用いた取引期間の終了日を示す情報である。
例えば、図5に示す例では、利用者ID「U1」、登録済み特典「現金」、集計期間履歴「10万通貨」、ランク「スタンダード」、取引期間履歴「1万通貨」、特典「2円相当」、開始日「2020/02/03」、および終了日「2020/02/07」が対応づけて登録されている。このような情報は、利用者ID「U1」が示す利用者が、特典として「現金」を所望している旨を示す。また、このような情報は、利用者ID「U1」が示す利用者の集計期間における取引量が「10万通貨」であり、ランクが「スタンダード」である旨を示す。また、このような情報は、利用者ID「U1」が示す利用者の、取引期間における取引量が「1万通貨」であり、ランクおよび取引期間における取引量から決定された特典が「2円相当」である旨を示す。また、このような情報は、この特典を算出するために用いられた取引期間が「2020/02/03」から「2020/02/07」であった旨を示す。
このように、図5に示す例では、各利用者に対して付与される特典の内容が取引期間ごとに都度登録されていくこととなる。なお、図5に示す情報以外にも、特典情報データベース32には、取引対象の売買に関する任意の情報が登録されていてよい。また、特典情報データベース32には、通貨ペア等の取引対象の種別ごとに、図5に示す情報が登録されていてもよい。
図3に戻り、説明を続ける。制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
図3に示すように、制御部40は、取得部41、受付部42、特定部43、決定部44、および提供部45を有する。
取得部41は、所定のサービスにおける利用者の利用履歴であって、所定の集計期間における利用履歴と、少なくとも一部が集計期間と重複する取引期間における利用履歴とを取得する。例えば、取得部41は、所定のサービスとして、金融商品の取引サービスにおける利用者の利用履歴を決済サーバ300から取得する。より具体的には、取得部41は、少なくとも、集計期間となる期間と取引期間とを含む期間における各利用者の売買履歴を取得し、取得した情報を利用履歴データベース31に登録する。
例えば、取得部41は、外国為替証拠金取引等、同一日時における購入価格と売却価格とが異なる金融商品の取引サービスにおける利用者の利用履歴を取得する。また、取得部41は、集計期間における金融商品の取引量と、取引期間における金融商品の取引量とを取得する。例えば、取得部41は、利用者が売買した通貨ペアの量を取得し、取得した情報を利用履歴データベース31に登録する。なお、取得部41は、取引期間において取引対象とした金融商品の種別(例えば、通貨ペアの種別)を取得し、利用履歴データベース31に登録してもよい。また、取得部41は、集計期間において取引対象とした通貨の取引量と、取引期間において取引対象とした通貨の取引量と、取引期間において取引対象とした通貨の種別と取得し、利用履歴データベース31に登録してよい。
なお、取得部41は、所定の基準日時を末日とする集計期間における利用履歴と、基準日時を末日とする取引期間における利用履歴とを取得してもよい。また、取得部41は、取引期間よりも長い期間の集計期間における利用履歴を取得してもよい。
受付部42は、利用者から所望する特典の種別の登録を受付ける。例えば、受付部42は、所定のタイミングで端末装置100に対し、特典を前払い式電子マネーで受け取るか、現金で受け取るかの問合せを行い、利用者が登録した特典の種別を特典情報データベース32に登録する。なお、受付部42は、任意のタイミングで、利用者が所望する特典の変更を受付けてもよい。
特定部43は、集計期間および取引期間における各利用者の利用履歴を特定する。例えば、特定部43は、処理対象となる利用者を選択し、選択した利用者の利用履歴を利用履歴データベース31から特定する。続いて、特定部43は、特定した利用履歴のうち集計期間において利用者が売買した各通貨ペアの取引量を算出する。また、特定部43は、取引期間において利用者が売買した各通貨ペアの取引量を算出する。なお、特定部43は、売買対象となる通貨ペアごとに、取引量の算出を行ってもよい。そして、特定部43は、特定した集計期間および取引期間における取引量を集計期間履歴および取引期間履歴として特典情報データベース32に登録する。
決定部44は、利用者に対して提供される特典として、取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する。例えば、決定部44は、取引期間における取引量に基づく特典であって、集計期間における取引量に応じて異なる特典を決定する。
例えば、決定部44は、所定のタイミングで、特典情報データベース32を参照し、各利用者の集計期間履歴から、各利用者のランクを決定する。すなわち、決定部44は、集計期間において取引対象とした通貨の取引量に基づいて利用者を分類する。そして、決定部44は、利用者を分類したランクが高い程、利用者に対して提供される特典としてより多くの特典を決定する。すなわち、決定部44は、集計期間におけるサービスの利用履歴に基づいて利用者を分類し、分類結果に応じて異なる内容の特典を決定する。例えば、決定部44は、利用者のランクと、取引期間履歴とに基づいて、利用者に対する特典を決定する。例えば、決定部44は、取引期間における取引量が多いほど、より多くの特典を利用者に提供する特典として決定する。
ここで、決定部44は、利用者に提供する特典として、利用者に提供する特典の額を決定する。例えば、決定部44は、利用者に提供する特典として、前払い式電子マネーの額または現金の額を決定する。例えば、決定部44は、前払い式電子マネーとして、利用者が利用する端末装置が送金先を示すコードを読み取ることで、或いは、端末装置が送金元を示すコードを表示することで利用可能な前払い式電子マネーの額を決定する。
また、決定部44は、取引期間におけるサービスの利用額に応じた額の特典であって、前払い式電子マネーと現金とで異なる額の特典を、利用者に提供する特典とする。例えば、決定部44は、前払い式電子マネーを特典とする場合は、現金よりも高い付与率で利用者に対して提供される額を算出する。より具体的な例を挙げると、決定部44は、図2に示すように、各利用者のランクと、取引期間における取引量と、利用者に提供する特典の種別(現金若しくはQRコード通貨)とに応じて異なる特典を付与する。例えば、決定部44は、前払い式電子マネーまたは現金のうち、所定の基準日時において利用者が予め指定した特典を提供対象とする。
なお、決定部44は、取引期間において取引対象とした金融商品の種別に応じて異なる特典を決定してもよい。例えば、決定部44は、取引期間における所定の通貨の取引量に応じた特典と、他の通貨の取引量に応じた特典とをそれぞれ利用者に提供してもよい。
また、決定部44は、取引期間におけるサービスの利用履歴が所定の条件を満たす場合は、利用者に提供する特典として、現金の額を決定する。例えば、決定部44は、前払い式電子マネーでの特典を所望する利用者に対する特典が、所定の通貨量(例えば、1万円相当額)を超えた場合は、現金を利用者に対する特典とする。
提供部45は、各利用者に対して特典を提供する。例えば、提供部45は、利用者に前払い式電子マネーでの特典を付与する場合、前払い式電子マネーによる決済を管理する決済サーバ300に対し、利用者の口座に前払い式電子マネーを付与するように指示する。また、提供部45は、利用者に現金での特典を付与する場合、金融機関サーバに対し、利用者U2の口座に特典分の現金を振り込むように指示する。
〔3.情報提供装置が実行する処理の流れの一例〕
続いて、図6を用いて、情報提供装置10が実行する処理の流れについて説明する。図6は、実施形態に係る情報提供装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、情報提供装置10は、取引履歴を取得する(ステップS101)。続いて、情報提供装置10は、所定の特典算出タイミングであるか否かを判定し(ステップS102)、特典算出タイミングではない場合は(ステップS102:No)、ステップS101を実行する。また、情報提供装置10は、所定の特典算出タイミングであると判定した場合は(ステップS102:Yes)、集計期間における取引履歴に基づいて、利用者のランクを決定する(ステップS103)。そして、情報提供装置10は、集計期間と一部が重複する取引期間の取引履歴に基づいて、利用者のランクに応じた特典内容を決定する(ステップS104)。
続いて、情報提供装置10は、特典付与タイミングであるか否かを判定し(ステップS105)、特典付与タイミングではない場合は(ステップS105:No)、ステップS101を実行する。一方、情報提供装置10は、特典付与タイミングである場合は(ステップS105:Yes)、利用者に特典を提供し(ステップS106)、処理を終了する。
〔4.変形例〕
上記では、情報提供装置10による処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、情報提供装置10が実行する処理のバリエーションについて説明する。
〔4−1.グループ料率について〕
上述した例では、利用者ごとにランクを決定し、決定したランクと取引期間におけるサービスの利用履歴に応じた特典を提供した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。
例えば、情報提供装置10は、予め友達同士や家族等、同一グループに属する利用者の登録を受付ける。このような場合、取得部41は、予め対応付けられた複数の利用者の集計期間における利用履歴と、各利用者の取引期間における利用履歴とを取得する。そして、決定部44は、各利用者に対して提供される特典として、当該利用者の取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、複数の利用者の集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定してもよい。
例えば、情報提供装置10は、同一グループに属する各利用者が集計期間内において取引した通貨の取引量をそれぞれ特定し、特定した通貨の取引量の総量を、グループの取引量とする。そして、情報提供装置10は、グループの取引量に応じて、そのグループにおけるランクを決定する。その後、情報提供装置10は、グループに属する利用者の取引期間内における取引量の総量と、グループのランクとに基づいて、グループに対する特典の内容を決定してもよい。また、情報提供装置10は、グループに属する各利用者の取引期間内における取引量をそれぞれ特定し、グループのランクと、各利用者の取引量とに応じて、各利用者の特典を個別に決定してもよい。
〔4−2.適用対象について〕
上述した例では、情報提供装置10は、外国為替証拠金取引において通貨を購入する新規注文および通貨を売却する決済注文の対象となる通貨量に応じた特典を決定した。しかしながら、実施形態は、上述した説明に限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、通貨を売却する新規注文の後に通貨を購入する決済注文が行われた場合であっても、これら注文の対象となる通貨量に応じた特典を決定してもよい。
上述した例では、所謂FX等の外国為替証拠金取引に関するサービスの利用履歴に基づいて、各利用者の特典を決定していた。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、各種仮想通貨の取引サービスの利用履歴に基づいて、各利用者の特典を決定してもよい。また、情報提供装置10は、任意のサービスにおける集計期間の利用履歴と、取引期間の利用履歴とから、各利用者の特典を決定してもよい。
例えば、情報提供装置10は、電子商店街における利用者の行動履歴をサービスの利用履歴として取得する。例えば、情報提供装置10は、ログイン、商品の購入、購入した商品のカテゴリ等を取得する。また、情報提供装置10は、ログイン回数、集計期間における利用者の購入商品数、カテゴリ毎の商品購入数、購入カテゴリの種類の数等が所定の条件を満たすか否かに応じて、利用者のランクを設定する。そして、情報提供装置10は、取引期間におけるログイン回数、利用者の購入商品数、カテゴリ毎の商品購入数、購入カテゴリの種類の数等と、ランクとに基づいて、利用者に対する特典の内容を決定してもよい。
例えば、情報提供装置10は、オークションにおける利用者の行動履歴をサービスの利用履歴として取得する。例えば、情報提供装置10は、ログイン、商品の出品、商品に対する入札、入札額、落札した商品、落札額、出品、入札あるいは落札した商品のカテゴリ等を取得する。また、情報提供装置10は、集計期間における各行動の内容や回数が所定の条件を満たすか否かに応じて、利用者のランクを設定する。そして、情報提供装置10は、取引期間における各行動の内容や回数(例えば、落札額の総計や入札回数の総計等)と、ランクとに基づいて、利用者に対する特典の内容を決定してもよい。
このように、情報提供装置10は、集計期間におけるサービスの利用履歴に応じて異なる特典であって、集計期間と一部が重複する取引期間におけるサービスの利用履歴に応じた特典を決定するのであれば、任意のサービスの利用履歴に基づいて、特典の決定を行ってよい。
また、情報提供装置10は、外国為替証拠金取引以外にも、購入価格と売却価格とに差が設定されている取引対象の取引を行うサービスについて、上述した決定処理を適用してもよい。例えば、情報提供装置10は、土地や車両等といった各種商品の中古市場に関するサービスにおいて、上述した決定処理の元、利用者に対する特典を決定してもよい。
〔4−3.収益元について〕
上述した例では、情報提供装置10は、売却額と買取額とに差(スプレッド)を設定することで収益を確保するサービスの利用履歴に基づき、利用者に各種の特典を付与した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。情報提供装置10は、任意の処理を収益源とするサービスの利用履歴に基づき、利用者に対する特典を決定してもよい。
例えば、取引サーバ200は、利用者に対して通貨ペアの売買サービスを提供するとともに、銀行やファンド等との間でもさらに通貨ペアの売買を行うことで、利用者に提示する売値や買値と、銀行やファンド等が提示した通貨ペアの売値や買値との差を用いた収益を得るサービスを提供してもよい。また、取引サーバ200は、スワップ収益を得るサービスを提供してもよい。すなわち、取引サーバ200は、利用者に対して提示するスプレッドのみならず、銀行やファンド等の他の事業者や投資家との間での取引により生じる収益を得るサービスであってもよい。
〔4−3.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔4−4.プログラム〕
また、上述した実施形態に係る情報提供装置10は、例えば図7に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図7は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。
〔5.効果〕
上述したように、情報提供装置10は、所定のサービスにおける利用者の利用履歴であって、所定の集計期間における利用履歴と、少なくとも一部が集計期間と重複する取引期間における利用履歴とを取得する。そして、情報提供装置10は、利用者に対して提供される特典として、取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する。このような処理の結果、情報提供装置10は、利用者に対してサービスの継続的な利用の動機づけを与えることができるので、サービスの利用を促進することができる。
また、情報提供装置10は、所定のサービスとして、金融商品の取引サービスにおける利用者の利用履歴を取得する。例えば、情報提供装置10は、金融商品の取引サービスとして、同一日時における購入価格と売却価格とが異なる金融商品の取引サービスにおける利用者の利用履歴を取得する。また、情報提供装置10は、集計期間における金融商品の取引量と、取引期間における金融商品の取引量とを取得し、取引期間における取引量に基づく特典であって、集計期間における取引量に応じて異なる特典を決定する。なお、情報提供装置10は、取引期間において取引対象とした金融商品の種別をさらに取得し、取引期間において取引対象とした金融商品の種別に応じて異なる特典を決定してもよい。
例えば、情報提供装置10は、集計期間において取引対象とした通貨の取引量と、取引期間において取引対象とした通貨の取引量と、その取引期間において取引対象とした通貨の種別とをさらに取得し、集計期間において取引対象とした通貨の取引量に基づいて利用者を分類し、その利用者の分類結果と、取引期間において取引対象とした通貨の取引量と、通貨の種別とに応じた内容の特典を決定する。これらの処理の結果、情報提供装置10は、金融商品の取引サービスを継続的に利用する動機づけをあたえることができるので、金融商品の取引サービスの利用を促進することができる。
また、情報提供装置10は、所定の基準日時を末日とする集計期間における利用履歴と、基準日時を末日とする取引期間における利用履歴とを取得する。また、情報提供装置10は、取引期間よりも長い期間の集計期間における利用履歴を取得する。このため、情報提供装置10は、利用者に対し、取引期間のみならず、それよりも長い集計期間におけるサービスの利用を促進することができる。
また、情報提供装置10は、集計期間におけるサービスの利用履歴に基づいて利用者を分類し、分類結果と、取引期間におけるサービスの利用履歴に基づいて、利用者に対する特典を決定する。例えば、情報提供装置10は、集計期間において取引した取引対象に基づいて、利用者をいずれかのランクに分類し、利用者を分類したランクが高い程、利用者に対して提供される特典としてより多くの特典を決定する。このため、情報提供装置10は、サービスを継続的に利用する動機づけをあたえることができる。
また、情報提供装置10は、利用者に提供する特典として、その利用者に提供する通貨の取引量を決定する。例えば、情報提供装置10は、利用者に提供する特典として、前払い式電子マネーの額または現金の額を決定する。より具体的には、情報提供装置10は、前払い式電子マネーとして、利用者が利用する端末装置が送金先を示すコードを読み取ることで、或いは、その端末装置が送金元を示すコードを表示することで利用可能な前払い式電子マネーの額を決定する。このため、情報提供装置10は、現金または前払い式電子マネーによる特典の提供を実現できる。
また、情報提供装置10は、取引期間におけるサービスの利用額に応じた額の通貨であって、前払い式電子マネーと現金とで異なる額の通貨を、利用者に提供する特典とする。例えば、情報提供装置10は、前払い式電子マネーを特典とする場合は、現金よりも高い付与率で利用者に対して提供される額を算出する。このため、情報提供装置10は、例えば、前払い式電子マネー等、より望ましい態様で特典の提供を行うことができる。なお、情報提供装置10は、取引期間におけるサービスの利用履歴が所定の条件を満たす場合は、利用者に提供する特典として、現金の額を決定してもよい。
また、情報提供装置10は、前払い式電子マネーまたは現金のうち、所定の基準日時において利用者が予め指定した特典を提供対象とする。このため、情報提供装置10は、利用者が所望する態様で特典の提供を実現することができる。
また、情報提供装置10は、予め対応付けられた複数の利用者の集計期間における利用履歴と、各利用者の取引期間における利用履歴とを取得し、各利用者に対して提供される特典として、その利用者の取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、複数の利用者の集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する。このため、情報提供装置10は、例えば、友人同士や家族等といったグループによるサービスの利用を促進することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、付与部は、特定手段や特定回路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20 通信部
30 記憶部
31 利用履歴データベース
32 特典情報データベース
40 制御部
41 取得部
42 受付部
43 特定部
44 決定部
45 提供部
100 端末装置
200 取引サーバ
300 決済サーバ

Claims (20)

  1. 所定のサービスにおける利用者の利用履歴であって、所定の集計期間における利用履歴と、少なくとも一部が集計期間と重複する取引期間における利用履歴とを取得する取得部と、
    前記利用者に対して提供される特典として、前記取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、前記集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する決定部と
    を有することを特徴とする決定装置。
  2. 前記取得部は、前記所定のサービスとして、金融商品の取引サービスにおける利用者の利用履歴を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の決定装置。
  3. 前記取得部は、前記金融商品の取引サービスとして、同一日時における購入価格と売却価格とが異なる金融商品の取引サービスにおける利用者の利用履歴を取得する
    ことを特徴とする請求項2に記載の決定装置。
  4. 前記取得部は、前記集計期間における金融商品の取引量と、前記取引期間における金融商品の取引量とを取得し、
    前記決定部は、前記取引期間における取引量に基づく特典であって、前記集計期間における取引量に応じて異なる特典を決定する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の決定装置。
  5. 前記取得部は、前記取引期間において取引対象とした金融商品の種別をさらに取得し、
    前記決定部は、前記取引期間において取引対象とした金融商品の種別に応じて異なる特典を決定する
    ことを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  6. 前記取得部は、前記集計期間において取引対象とした通貨の取引量と、前記取引期間において取引対象とした通貨の取引量と、当該取引期間において取引対象とした通貨の種別とをさらに取得し、
    前記決定部は、前記集計期間において取引対象とした通貨の取引量に基づいて前記利用者を分類し、当該利用者の分類結果と、前記取引期間において取引対象とした通貨の取引量と、通貨の種別とに応じた内容の特典を決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載の決定装置。
  7. 前記取得部は、所定の基準日時を末日とする集計期間における利用履歴と、前記基準日時を末日とする取引期間における利用履歴とを取得する
    ことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  8. 前記取得部は、前記取引期間よりも長い期間の集計期間における利用履歴を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  9. 前記決定部は、前記集計期間におけるサービスの利用履歴に基づいて前記利用者を分類し、分類結果と、前記取引期間におけるサービスの利用履歴に基づいて、前記利用者に対する特典を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  10. 前記決定部は、前記集計期間において取引した取引対象に基づいて、前記利用者をいずれかのランクに分類し、前記利用者を分類したランクが高い程、前記利用者に対して提供される特典としてより多くの特典を決定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の決定装置。
  11. 前記決定部は、前記利用者に提供する特典として、当該利用者に提供する通貨の額を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  12. 前記決定部は、前記利用者に提供する特典として、前払い式電子マネーの額または現金の額を決定する
    ことを特徴とする請求項11に記載の決定装置。
  13. 前記決定部は、前記前払い式電子マネーとして、前記利用者が利用する端末装置が送金先を示すコードを読み取ることで、或いは、当該端末装置が送金元を示すコードを表示することで利用可能な前払い式電子マネーの額を決定する
    ことを特徴とする請求項12に記載の決定装置。
  14. 前記決定部は、前記取引期間における前記サービスの利用額に応じた額の通貨であって、前記前払い式電子マネーと前記現金とで異なる額の通貨を、前記利用者に提供する特典とする
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の決定装置。
  15. 前記決定部は、前記前払い式電子マネーを前記特典とする場合は、前記現金よりも高い付与率で前記利用者に対して提供される額を算出する
    ことを特徴とする請求項14に記載の決定装置。
  16. 前記決定部は、前記取引期間におけるサービスの利用履歴が所定の条件を満たす場合は、前記利用者に提供する特典として、前記現金の額を決定する
    ことを特徴とする請求項12〜15のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  17. 前記決定部は、前払い式電子マネーまたは現金のうち、所定の基準日時において前記利用者が予め指定した特典を提供対象とする
    ことを特徴とする請求項12〜16のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  18. 前記取得部は、予め対応付けられた複数の利用者の前記集計期間における利用履歴と、各利用者の前記取引期間における利用履歴とを取得し、
    前記決定部は、各利用者に対して提供される特典として、当該利用者の取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、前記複数の利用者の前記集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する
    ことを特徴とする請求項1〜17のうちいずれか1つに記載の決定装置。
  19. 決定装置が実行する決定方法であって、
    所定のサービスにおける利用者の利用履歴であって、所定の集計期間における利用履歴と、少なくとも一部が集計期間と重複する取引期間における利用履歴とを取得する取得工程と、
    前記利用者に対して提供される特典として、前記取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、前記集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する決定工程と
    を含むことを特徴とする決定方法。
  20. 所定のサービスにおける利用者の利用履歴であって、所定の集計期間における利用履歴と、少なくとも一部が集計期間と重複する取引期間における利用履歴とを取得する取得手順と、
    前記利用者に対して提供される特典として、前記取引期間におけるサービスの利用履歴に基づく特典であって、前記集計期間における利用履歴に応じて異なる特典を決定する決定手順と
    をコンピュータに実行させるための決定プログラム。
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