JP2002318922A - ポイント情報処理装置 - Google Patents

ポイント情報処理装置

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JP2002318922A
JP2002318922A JP2001120885A JP2001120885A JP2002318922A JP 2002318922 A JP2002318922 A JP 2002318922A JP 2001120885 A JP2001120885 A JP 2001120885A JP 2001120885 A JP2001120885 A JP 2001120885A JP 2002318922 A JP2002318922 A JP 2002318922A
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成幸 元井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポイントの無駄を極力防止して有効利用を図
り、顧客満足度を向上して顧客の囲い込みを図ることを
可能にするポイント情報処理装置を提供する。 【解決手段】 金融機関等が顧客の所定取引に応じて顧
客にポイントを付与し、ポイント数に応じて顧客に特典
を与えるサービスの実行に用いるコンピュータによるポ
イント情報処理装置で、ポイントを付与する付与顧客の
識別情報及びポイントを付与される被付与顧客の識別情
報及び付与顧客が被付与顧客に付与する付与ポイントを
特定可能な入力を認識し、付与顧客の保有ポイント及び
被付与顧客の保有ポイントを認識し、付与顧客の保有ポ
イントを付与ポイント分減少した保有ポイントに更新す
ると共に、被付与顧客の保有ポイントを付与ポイント分
増加した保有ポイントに更新する手段とを有するポイン
ト情報処理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として銀行等の
金融機関が顧客の所定取引に応じて顧客にポイントを付
与し、ポイント数に応じて顧客に特典を与えるサービス
の実行に用いるコンピュータによるポイント情報処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、銀行や信用金庫などの金融機関は
公的規制によって一律なサービスを提供する傾向にあっ
たが、近年に於ける金融自由化の促進に伴い金融機関は
様々なサービスを提供してきている。かようなサービス
の一つとして、給与自動受取、公共料金自動支払、カー
ドローン、定期預金やその残高などの各種取引に応じて
各種取引毎に設定された所定のポイント数を顧客に付与
して一ヶ月間に付与したポイント数を合計すると共に、
例えば金利優遇や振込手数料の無料にするなど複数の特
典からなるステージをポイント数に応じて段階的に設定
し、顧客の獲得した合計ポイント数に対応するステージ
の特典を所定の一ヶ月間に亘って提供するポイント付与
によるサービスがある。
【0003】そして、前記ポイント付与によるサービス
に関連する発明又は考案として、実用新案登録第302
4255号には、金融商品についての評価を行って顧客
に不公平感無く適切なポイントを付与し、ポイントの付
与を迅速且つ間違いなく処理する電子機器によるポイン
ト付与装置が開示されている。前記ポイント付与装置
は、1ヶ月間に於ける毎日の同一名義人の流動性預金口
座の残高と、定期性預金と貸付金の額に応じた数値デー
タをトータルし、その総数値データに対して一日当たり
の数値データをCPUにより計算し、CPUはその算出
された数値データの数値に応じてポイントを付与し、そ
のデータを保存し出力するように構成したものである。
【0004】また、特許第3084240号には、ポイ
ントに応じて利息の適用利率を段階的に変化できる利息
管理装置が開示されている。前記利息計算装置は、同一
名義人の預金口座において、予め設定された一定期間内
に契約で定めた行為があった場合に、当該行為の内容に
応じて付与される単位ポイントを記憶するポイント記憶
手段と、単位ポイントに応じて獲得ポイントを付与する
ポイント付与手段と、獲得ポイントを合計した合計ポイ
ントを演算するポイント自動採点手段と、合計ポイント
が目標ポイント以上か否かを判定するポイント判定手段
と、当該預金口座の預金残高に応じて段階的に変化する
利息の適用利率を記憶する段階利率記憶手段と、適用利
率にもとづいて利息の計算を行う利息計算手段とからな
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記獲得し
た合計ポイント数に対応するステージの特典を提供する
サービスは、そのステージに一律に設定されている複数
の特典を予め定められた所定月に顧客に提供するもので
あることから、所定月や常時に提供される設定特典を顧
客が全く利用しない或いは僅かしか利用しない場合に
は、獲得したポイントを有効に利用することができず無
駄になり、顧客のメリットが著しく減少して顧客満足度
が低下する。
【0006】また、上記ポイント付与によるサービス
は、顧客が獲得したポイントを顧客自身が利用するもの
であるが、例えば顧客の家族、友人、顧客と関連性があ
る企業、社会貢献団体のような他の顧客がポイントを利
用することを、ポイントを獲得した顧客自身が望む場合
がある。かような場合には、顧客が獲得したポイントの
他の顧客による利用を可能にすることにより、顧客自身
はポイントを有効利用して無駄を防止でき、顧客満足度
も向上することになる。
【0007】また、近い将来に預金保険制度の保証限度
に関する特例措置の解除が行われる予定であるが、かか
る解除により顧客は預金を複数の金融機関に分散するこ
とが予期され、大口取引の顧客を獲得することが一層困
難になる。従って、金融機関は、小口取引を中心とする
顧客など、顧客の人数の拡大及び顧客の囲い込みを図
り、収益基盤の拡大及び維持することが急務となってい
る。
【0008】本発明は上記課題に鑑み提案したものであ
り、主として金融機関が所定取引に応じて顧客にポイン
トを付与し、ポイント数に応じて顧客に特典を与えるサ
ービスに於いて、例えば他の顧客がポイントを利用する
ことをポイントを獲得した顧客自身が望む場合に適応す
ることを可能にする等、顧客が獲得したポイントの利用
の自由度を拡げ、ポイントの無駄を極力防止して有効利
用を図ることを可能にし、顧客メリットを増大すること
ができると共に、金融機関等のサービス運営主体が顧客
満足度を向上して顧客の囲い込みを図ることを可能にす
るコンピュータによるポイント情報処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、グループ情報
を有する顧客に便宜を図って複数の顧客が属するグルー
プの形成或いは維持のモチベーションを生起し、金融機
関等が、小口取引を中心とする顧客など顧客の人数の拡
大及び顧客の囲い込みを図ることを可能にし、その収益
基盤を拡大及び維持することを可能にするポイント情報
処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のポイント情報処
理装置は、所定取引毎に設定された設定ポイントを記憶
する手段と、顧客の保有ポイントを記憶する手段と、所
定取引を認識して該所定取引に対応する設定ポイントを
抽出し、該抽出した設定ポイントを該顧客の保有ポイン
トに付与する手段と、階層的なポイント数若しくはポイ
ント数範囲に対応して設定された特典を記憶する手段
と、顧客に提供する実行特典を記憶する手段と、顧客の
ポイント数を認識して該ポイント数に対応する特典を抽
出し、該抽出した特典を該顧客に実行特典として付与す
る手段とを備えるコンピュータによるポイント情報処理
装置であって、ポイントを付与する付与顧客の識別情報
及びポイントを付与される被付与顧客の識別情報及び該
付与顧客が該被付与顧客に付与する付与ポイントを特定
可能な入力を認識し、記憶された該付与顧客の保有ポイ
ント及び該被付与顧客の保有ポイントを認識し、該付与
顧客の保有ポイントを該付与ポイント分減少した保有ポ
イントに更新すると共に、該被付与顧客の保有ポイント
を該付与ポイント分増加した保有ポイントに更新する手
段とを有することを特徴とする。
【0011】また、本発明のポイント情報処理装置は、
所定取引毎に設定された設定ポイントを記憶する手段
と、顧客の保有ポイントを記憶する手段と、所定取引を
認識して該所定取引に対応する設定ポイントを抽出し、
該抽出した設定ポイントを該顧客の保有ポイントに付与
する手段と、階層的なポイント数若しくはポイント数範
囲に対応して設定された特典を記憶する手段と、顧客に
提供する実行特典を記憶する手段と、顧客のポイント数
を認識して該ポイント数に対応する特典を抽出し、該抽
出した特典を該顧客に実行特典として付与する手段とを
備えるコンピュータによるポイント情報処理装置であっ
て、ポイントを付与する付与顧客の識別情報及びポイン
トを付与される被付与顧客の識別情報及びポイントを付
与した後の該付与顧客の保有ポイント及び該付与顧客が
付与したポイントと適合するポイントを付与された後の
該被付与顧客の保有ポイントを特定可能な入力を認識
し、記憶された該付与顧客の保有ポイント及び該被付与
顧客の保有ポイントを認識し、該付与顧客の保有ポイン
トを該ポイント付与後の保有ポイントに更新すると共
に、該被付与顧客の保有ポイントを該ポイント付与後の
保有ポイントに更新する手段とを有することを特徴とす
る。
【0012】さらに、本発明のポイント情報処理装置
は、上記ポイント情報処理装置に於いて、顧客のグルー
プ情報を記憶する手段を有し、同一のグループ情報を有
する前記付与顧客と前記被付与顧客との間でのみポイン
ト付与が可能であることを特徴とする。同一のグループ
情報は、共通する属性を有する顧客同士に設定するが、
経済的な緊密性を要求する所定条件を充足する複数の顧
客に設定すると好適であり、前記経済的に緊密性を要求
する所定条件は例えば家族同士、同一の住所を有する家
族同士、別居の親子同士、同居人同士、将来的に相続人
と被相続人となる者同士、連結対象となる会社同士、同
一企業若しくは同一企業グループの従業員同士、同一団
体に属する経済的な緊密性を有する所属員同士、企業と
その従業員など適宜設定可能であり、例えば前記所定条
件が確認された顧客同士に同一のグループ情報を設定し
て記憶する。同一のグループ情報を有する顧客間のポイ
ント移動を限定することで、ポイント移動の範囲及び顧
客が保有するポイントをサービス運営等に適切な範囲に
留めることができ、更にはグループの特性に適応した特
典の提供か可能になる。
【0013】さらに、本発明のポイント情報処理装置
は、上記ポイント情報処理装置に於いて、同一のグルー
プ情報を有するグループの顧客人数に対応して設定され
た設定ポイントを記憶する手段と、該グループの顧客人
数を認識して該顧客人数に対応する設定ポイントを抽出
し、該抽出した設定ポイントを該グループに属する各顧
客の保有ポイント若しくは該グループ内で設定されてい
る代表顧客の保有ポイントに付与する手段とを有するこ
とを特徴とする。顧客人数の増加による優遇ポイントを
付与することで、グループの顧客人数を増加するモチベ
ーションを生起することができ、顧客メリットがより増
加すると共に、金融機関等は顧客の増大及び囲い込みの
強化を一層促進することができる。尚、取引度の少ない
顧客からは口座維持手数料を徴収してコストを負担する
ようにしてもよく、又代表顧客は一人或いは複数人とす
ることができる。
【0014】上記顧客人数によるポイント付与の構成
は、顧客間でポイント付与をしない場合にも使用可能で
あり、別の本発明として、所定取引毎に設定された設定
ポイントを記憶する手段と、顧客の保有ポイントを記憶
する手段と、所定取引を認識して該所定取引に対応する
設定ポイントを抽出し、該抽出した設定ポイントを該顧
客の保有ポイントに付与する手段と、階層的なポイント
数若しくはポイント数範囲に対応して設定された特典を
記憶する手段と、顧客に提供する実行特典を記憶する手
段と、顧客のポイント数を認識して該ポイント数に対応
する特典を抽出し、該抽出した特典を該顧客に実行特典
として付与する手段とを備えるコンピュータによるポイ
ント情報処理装置であって、顧客のグループ情報を記憶
する手段を有するものに、上記顧客人数によるポイント
付与の構成を採用してもよい。
【0015】さらに、本発明のポイント情報処理装置
は、上記ポイント情報処理装置に於いて、コンピュータ
ネットワークを介して接続される端末から伝送される顧
客のポイント照会処理の要求に応じて、該顧客及び該顧
客と同一のグループ情報を有する各顧客の保有ポイント
を認識し、該同一のグループ情報を有する全顧客の保有
ポイントを合計して該グループの合計ポイントを取得
し、該グループの各顧客の保有ポイント及び該グループ
の合計ポイントを該端末により提示する手段を有するこ
とを特徴とする。前記ポイント照会処理の要求は、顧客
自体の保有ポイントの照会要求として設定しても、グル
ープの保有ポイントの照会要求として設定してもよく、
又同一のグループ情報を有する各顧客の保有ポイントの
み提示してもよい。グループ内の各顧客の保有ポイント
やグループの合計ポイントを提示することにより、顧客
は顧客間のポイント付与の実行による有利性を判断する
ための有用な情報を得ることができる。
【0016】上記照会処理の要求に応じてグループの各
顧客の保有ポイントやそのグループの合計ポイントを提
示する構成は、顧客間でポイント付与をしない場合にも
使用可能であり、別の本発明として、所定取引毎に設定
された設定ポイントを記憶する手段と、顧客の保有ポイ
ントを記憶する手段と、所定取引を認識して該所定取引
に対応する設定ポイントを抽出し、該抽出した設定ポイ
ントを該顧客の保有ポイントに付与する手段と、階層的
なポイント数若しくはポイント数範囲に対応して設定さ
れた特典を記憶する手段と、顧客に提供する実行特典を
記憶する手段と、顧客のポイント数を認識して該ポイン
ト数に対応する特典を抽出し、該抽出した特典を該顧客
に実行特典として付与する手段とを備えるコンピュータ
によるポイント情報処理装置であって、顧客のグループ
情報を記憶する手段を有するものに、上記照会処理の要
求に応じてグループの各顧客の保有ポイントやそのグル
ープの合計ポイントを提示する構成を採用してもよい。
【0017】さらに、本発明のポイント情報処理装置
は、上記ポイント情報処理装置に於いて、コンピュータ
ネットワークを介して接続される端末から伝送される顧
客のポイント付与処理の要求に応じて、該顧客及び該顧
客と同一のグループ情報を有する各顧客の保有ポイント
を認識し、該同一のグループ情報を有する各顧客の保有
ポイントを該端末により提示して、提示保有ポイントの
加減算による顧客相互間のポイント付与を促し、ポイン
ト付与後の顧客の提示保有ポイントを該端末から取り込
んで該顧客の保有ポイントを更新する手段を有すること
を特徴とする。他の顧客へのポイント付与はポイントを
付与する顧客のみが可能としてもよいが、グループ内の
各顧客或いはグループ内で設定記憶された特定顧客が、
グループ内での所要の顧客間でのポイント付与或いはポ
イント移動が可能な構成として、顧客或いはグループの
便宜性を向上してもよい。その場合に顧客相互間で一括
してポイント付与或いはポイント移動が可能な構成とす
ると、所要処理を一度に完了することができ、顧客及び
金融機関の双方にとって効率性、便宜性がより向上す
る。また、ポイント付与処理の要求に応じ、同一のグル
ープ情報を有する全顧客の保有ポイントを合計して該グ
ループの合計ポイントを演算取得し、合計ポイントを該
端末により提示してもよい。
【0018】さらに、本発明のポイント情報処理装置
は、上記ポイント情報処理装置に於いて、コンピュータ
ネットワークを介して接続される端末から伝送される顧
客のグループ更新処理の要求に応じて、該顧客と同一の
グループ情報を有する顧客の識別情報を、顧客のグルー
プ情報と識別情報を記憶する手段から認識し、該端末若
しくは該端末で書き込み可能な記録媒体へ記録可能に該
識別情報を該端末へ伝送することを特徴とする。顧客の
識別情報をネットワークを介して端末や記録媒体に適宜
取り込めるようにすると、取り込み後は端末側でグルー
プ内の顧客の識別情報を認識可能となり、速く確実な処
理を実現でき、また最新情報に容易に更新することがで
きる。尚、前記顧客の識別情報は、例えば、同一のグル
ープ情報を有する全ての顧客の識別情報、或いは要求し
た顧客以外で同一のグループ情報を有する全ての顧客の
識別情報、或いは所定時若しくは所定期間内に更新登録
された顧客の識別情報、或いはグループ更新処理の要求
と併せて伝送される端末側の同一のグループ情報を有す
る各顧客と対比して不足する顧客の識別情報等とするこ
とが可能である。また、ATM等が、カード等の記録媒
体から読み込んだ情報を有する表示画面を生成して表示
し、所要の入力や選択を促す構成にしてもよい。
【0019】上記グループ更新処理の要求に応じて顧客
の識別情報を伝送する構成は、顧客間でポイント付与を
しない場合にも使用可能であり、別の本発明として、所
定取引毎に設定された設定ポイントを記憶する手段と、
顧客の保有ポイントを記憶する手段と、所定取引を認識
して該所定取引に対応する設定ポイントを抽出し、該抽
出した設定ポイントを該顧客の保有ポイントに付与する
手段と、階層的なポイント数若しくはポイント数範囲に
対応して設定された特典を記憶する手段と、顧客に提供
する実行特典を記憶する手段と、顧客のポイント数を認
識して該ポイント数に対応する特典を抽出し、該抽出し
た特典を該顧客に実行特典として付与する手段とを備え
るコンピュータによるポイント情報処理装置であって、
顧客のグループ情報を記憶する手段を有するものに、上
記グループ更新処理の要求に応じて顧客の識別情報を伝
送する構成を採用してもよい。
【0020】さらに、本発明のポイント情報処理装置
は、上記ポイント情報処理装置に於いて、コンピュータ
ネットワークを介して接続される端末の表示画面を通じ
て、グループ情報を有しない被付与顧客の識別情報の入
力を促し、該被付与顧客のグループ情報を有しない識別
情報の入力を取り込み、前記付与顧客のグループ情報と
該被付与顧客の識別情報によって前記付与顧客と同一の
グループ情報を有する被付与顧客の保有ポイントを認識
することを特徴とする。被付与顧客のグループ情報を有
する識別情報の入力を促し、その識別情報のグループ情
報と付与顧客のグループ情報の同一性を照合し、一致し
た場合に所定処理を行う構成としてもよいが、被付与顧
客のグループ情報を有しない識別情報を付与顧客のグル
ープ情報と組み合わせた識別情報で被付与顧客の保有ポ
イントを認識する構成とすると、照合処理や照合で不一
致の場合の処理の省略や、被付与顧客の氏名や1桁或い
は2桁の識別コードなどを識別情報として使用可能にな
る等、情報処理量を削減でき、処理速度を向上すること
ができる。
【0021】また、本発明のポイント情報処理装置は、
ポイント数の増加若しくはポイント数範囲の階層の上昇
に従って累進的に程度が向上する特典をポイント数若し
くは階層的なポイント数範囲に対応して設定記憶し、又
択一的な特典を含む特典若しくは択一的な特典をポイン
ト数若しくは階層的なポイント数範囲に対応して設定記
憶し、又はこれらを組み合わせた特典を設定記憶し、顧
客の保有ポイント数に対応する特典を抽出する構成とし
てもよい。例えばローン金利の累進的な優遇減率、預金
金利の累進的な優遇利率等、或いはこれらの組み合わせ
を特典として設定する。設定特典の累進性により顧客の
取引度の増加やグループメンバーの増大に対するモチベ
ーションを強化することができ、又択一的な特典により
顧客やグループのニーズにより合致する特典を提供する
ことができ、顧客満足度の一層の向上や顧客囲い込みの
一層の強化等を図ることができる。
【0022】また、本発明のポイント情報処理装置で
は、前記択一的な特典を含む特典若しくは択一的な特典
をポイント数等に対応して設定し、例えば所定の基準日
に於ける顧客の保有ポイント数を抽出し、その抽出した
保有ポイント数に応じて特典を抽出する場合には、前記
基準日に於ける顧客の保有ポイント数及びその保有ポイ
ント数に対応する択一的な特典を提示して前記基準日後
の所定の選択期間内に前記択一的な特典から所望の特典
を選択するように顧客に促し、顧客の所望特典の選択情
報を取り込んで実行特典を記憶する構成とすると好適で
ある。前記所定の選択期間内に顧客の所望特典の選択情
報が得られない場合には、前記選択期間経過時に金融機
関側若しくは顧客が予め選択して記憶している方の特典
を前記顧客に実行する特典として抽出して記憶する構成
等とするとよい。
【0023】前記提示及び選択は、例えば顧客が端末で
ネットワークを介してポイント情報処理装置にアクセス
して行う提示要求に応じ、前記端末の表示手段に前記顧
客の保有ポイント数及びその保有ポイント数に対応する
択一的な特典を提示して選択期間内に於ける所望の特典
の選択を促し、顧客が選択した所望特典の情報を取り込
んで記憶する構成、又は、抽出した顧客の保有ポイント
数及びその保有ポイント数に対応する択一的な特典の選
択を促す情報を有する電子メールを生成し、記憶手段に
記憶している顧客のメールアドレスを取得して前記電子
メールを顧客の端末に送信し、前記電子メールの返信メ
ールを受信して該顧客が選択した所望特典の情報をキー
ワード若しくは番号等で抽出して取り込んで記憶する構
成等とすると、低コストで且つ効率的にサービス運営を
図ることができ、また顧客ニーズに合致する特典を提供
することができ、さらには顧客との接触ポイントが増加
するので、更なる個別的なマーケティングを実行する基
盤を整備できる。特に前記送信する電子メールを既に認
識した顧客の嗜好や需要に合致する推奨金融商品の情報
を有するものとして個別的なマーケティングを実行する
とよい。
【0024】また、本発明のポイント情報処理装置は、
例えば顧客間の各ポイント付与での付与顧客や被付与顧
客の識別情報や付与ポイント数など顧客間のポイント付
与の履歴を記憶し、又択一的な特典から顧客が選択した
特典を記憶し、又はこれらの両者を記憶し、所要時に出
力可能な構成とすると、顧客やグループの需要や嗜好の
把握に有用なデータが得られ、付与ポイント数や被付与
ポイント数が多い顧客等を把握でき、顧客やグループに
対する個別的なマーケティングが可能になって好適であ
る。また、顧客間でポイント付与が可能な期間を、例え
ば特典を決定するために顧客の保有ポイント数を確定す
る所定の基準日より前の所定期間に限定して設定しても
よい。
【0025】また、本発明に於ける金融機関は、銀行や
信用金庫の他、証券、保険、ノンバンク、クレジットな
ど適宜であり、また、本発明は金融機関以外のサービス
運営主体が実施することも可能である。また、本発明に
於ける所定取引には、自動受取、自動支払、借入、預
入、貸金庫の使用、ネットバンキングなど必要に応じて
適宜設定した取引が含まれ、さらに前記所定取引には預
金取引による預金残高など金額に応じてポイントを付与
する場合等も含まれる。また、本発明に於ける特典は、
ローン金利や預金金利の優遇、振込、ネットバンキン
グ、資産運用相談などの手数料の減額或いは無料化、懸
賞等或いはこれらの組み合わせなど適宜である。
【0026】また、本発明に於ける提示や入力が行われ
る表示手段及び入力手段には、ポイント情報処理装置の
表示手段及び入力手段や、ポイント情報処理装置にコン
ピュータネットワークで接続された金融機関の端末或い
はパソコン、携帯電話、携帯端末等の端末の表示手段及
び入力手段や、銀行やコンビニエンスストアなどに設置
されたATM等の表示手段及び入力手段など適宜であ
り、また、前記端末がポイント情報処理装置とコンピュ
ータネットワークを介して接続される場合のネットワー
クとしては、インターネット、LAN、専用ネットワー
クなど適宜のコンピュータネットワークを用いることが
できる。特に、ポイント情報処理装置にコンピュータネ
ットワークを介して接続されるATM、パソコン、携帯
電話、携帯端末の表示手段に前記入力を促す画面を表示
し、これらの入力手段による入力に基づき、顧客間のポ
イント付与処理を行う構成の場合、顧客は容易且つ随時
にポイントを付与することが可能になって顧客の利便性
が向上すると共に、金融機関は別途にポイント移動の入
力を行う必要が無いので効率的且つ低コストでサービス
を運営することができる。
【0027】尚、上記各ポイント情報処理装置の構成の
一部を、上記他のポイント情報処理装置の構成の一部或
いは全部に適宜変更したもの、或いは上記各ポイント情
報処理装置の構成に、上記他のポイント情報処理装置の
構成の一部或いは全部を適宜追加したもの、或いは上記
各ポイント情報処理装置の構成の一部を削除して上記概
念化したものも本発明のポイント情報処理装置に含まれ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明のポイント情報処理装置の
実施形態について以下に説明するが、本発明はかかる実
施形態に限定されるものではない。図1はポイント情報
処理装置の一実施形態のハードウェア構成を示すブロッ
ク図である。
【0029】ポイント情報処理装置1は、図1に示すよ
うに、所定のポイント情報処理を実行する制御プログラ
ム等を記憶するROMや、所要の設定データや処理デー
タ等を記憶するRAMなどからなる記憶部2と、制御プ
ログラムと協働して所定のポイント情報処理等を実行す
るCPUからなる演算制御部3と、キーボードやマウス
等の入力部4と、ディスプレイやプリンター等の出力部
5を備え、演算制御部3は時刻を計測して年月日を把握
するカレンダー部3aを有する。ポイント情報処理装置
1は、その記憶部2、演算制御部3、入力部4、出力部
5等の各々或いは各部の一部をコンピュータネットワー
クで接続して構築してもよい。
【0030】前記ポイント情報処理装置1は、インター
ネットや専用ネットワークなどのコンピュータネットワ
ークを介してユーザー端末6やATM7に所要時或いは
常時接続される。ユーザー端末6は、例えばパソコン、
携帯電話、携帯端末等であり、所定の制御プログラムや
処理データ等を記憶する記憶部61、所定の制御プログ
ラムと協働して所定処理を実行する演算制御部62、入
力部63、液晶ディスプレイ等の出力部64を備え、通
信ネットワークを介してポイント情報処理装置1に所要
時に接続可能なものであれば適宜である。また、ATM
7は、所定の制御プログラムや処理データ等を記憶する
記憶部71、所定の制御プログラムと協働して所定処理
を実行する演算制御部72を備え、入力部と出力部を兼
ねるタッチパネル73と、カード情報読込部74とを有
し、通信ネットワークを介してポイント情報処理装置1
に所要時或いは常時接続される。
【0031】ポイント情報処理装置1の記憶部2は、所
定のポイント情報処理を演算制御部3に実行させるため
の制御プログラムを記憶するプログラム記憶部21と、
各種所定取引毎に所定取引に対応して適宜のポイント数
で設定された設定ポイントを記憶する設定ポイントテー
ブル22と、顧客の氏名及び住所、顧客が属するグルー
プのグループコード及び前記グループコードで特定され
るグループ内に於ける顧客の個人識別コード、顧客のI
D番号及び登録暗証番号、顧客が保有する口座の種別及
びその口座番号や、顧客の口座で実行される各種別の所
定取引の有無、顧客の実行予定特典等を記憶する各顧客
の顧客情報ファイル23を有する。ポイント情報処理装
置1は図に省略した口座を管理する元帳ファイルに接続
されており、顧客が保有する口座で実行され元帳ファイ
ルに記録された所定取引等が顧客情報ファイル23に記
録される。
【0032】また、記憶部2は、顧客が保有する保有ポ
イントを記憶し、顧客が有するグループコードとグルー
プ内に於ける顧客の個人識別コードからなる識別コード
で前記顧客のファイルであることを識別可能である保有
ポイントファイル24と、同一のグループに属し同一の
グループコードを有する各顧客の個人識別コード及び個
人識別コードに対応する各顧客の氏名を記憶し、グルー
プコードでグループを識別可能なグループファイル25
を有し、顧客情報ファイル23と保有ポイントファイル
24はグループコード及び個人識別コードからなる識別
コードで関連付けられ、顧客情報ファイル23とグルー
プファイル25はグループコードで関連付けられてい
る。本実施例では、同一住所に居住する家族のメンバー
であることが確認された者に、同一のグループコードと
そのグループ内での個人識別コードを設定して記憶して
いる。更に、記憶部2は、階層的なポイント数範囲の各
ポイント数範囲に対応して設定された所定の特典を記憶
する特典テーブル26を有し、他にもポイント情報処理
の実行に必要な設定データや処理データ等を記憶する所
定記憶領域を有する。
【0033】次に、上記ポイント情報処理装置1により
実行するポイント情報処理について説明する。図2は第
1実施例に於けるユーザー端末の入力に基づくポイント
情報処理の流れを示すフローチャート、図3は第1実施
例に於けるATMの入力に基づくポイント情報処理の流
れを示すフローチャートである。
【0034】前提として、本実施形態に於ける所定取引
に応じて顧客にポイントが付与されるまでの処理では、
例えば顧客の口座で給与の自動受取など所定種別の取引
が行われると、銀行のシステム全体では、口座元帳ファ
イルに記録されると共に、顧客情報ファイル23に所定
種別の取引が実行されたことが記録される。そして、ポ
イント情報処理装置1の演算制御部11は、顧客情報フ
ァイル23に記録された所定種別の取引の実行情報を適
時認識し、その認識に応じて、設定ポイントテーブル2
2を読み出して設定ポイントテーブル22から前記所定
種別の取引に対応する設定ポイントを抽出すると共に、
顧客情報ファイル23に記憶されているグループコード
及び個人識別コードからなる識別コードにより顧客の保
有ポイントファイル24を読み出し、前記抽出した設定
ポイントを保有ポイントファイル24の保有ポイントに
付与して加算し、前記所定取引の実行情報を有する顧客
の保有ポイントを更新して保有ポイントファイル24を
格納する。尚、この他にも、顧客の所定取引に応じて所
定の設定ポイントを付与して保有させるまでの処理に
は、既存のポイント付与処理の方式を適宜使用すること
が可能である。
【0035】また、本実施形態で顧客が保有ポイントフ
ァイル24に保有している保有ポイントは、設定記憶さ
れた所定の基準日をカレンダー部3aの年月日により演
算制御部3が認識し、前記認識に応じて保有ポイントフ
ァイル24を読み出して前記所定基準日に於ける顧客の
保有ポイントを認識し、その認識の際に、演算制御部3
により保有ポイントファイル24の保有ポイントが0に
初期化される構成である。本実施形態の保有ポイントは
所定基準日まで保有可能な有効期限があるもので、所定
基準日の保有ポイントに応じて特典テーブル26から特
典を抽出するものである。前記所定基準日は、月末、年
末など適宜設定可能である。尚、本発明は、保有ポイン
トの有効期限の設定が無いものにも適用可能であり、ま
た、顧客の利用要求に応じて前記顧客の保有ポイント或
いはその保有ポイントの所定ポイント数に対応する特典
を抽出する構成にも適用可能である。
【0036】第1実施例に於いて、ユーザー端末6から
の入力により、ポイント情報処理装置1が顧客間のポイ
ント付与の情報処理を実行する際には、例えばポイント
を付与する付与顧客αの入力部63による操作により所
定のホームページアドレスにアクセスし、顧客αのユー
ザー端末6がインターネットを介してポイント情報処理
装置1に接続される。前記ホームページアドレスへのア
クセスによって、図2に示すように、ポイント情報処理
装置1の演算制御部3は、ユーザー端末6の演算制御部
62を制御して、その出力部64に複数のポイント関連
処理の選択ボタンを有するポイント関連処理選択画面を
提示する。ポイント関連処理の選択ボタンには、顧客が
保有するポイント数を照会するポイント照会処理の選択
ボタン、顧客が属するグループのグループファイル25
の情報をダウンロードして記憶或いは更新できるグルー
プデータ取込処理の選択ボタン等と共に、顧客間で保有
ポイントの移動を行うポイント付与処理の選択ボタンが
あり、前記提示を通じて顧客にポイント付与処理の選択
を促す(S1)。
【0037】顧客αの入力部63によるポイント付与処
理の選択入力に応じて、前記選択情報がポイント情報処
理装置1へ送信・伝送され、ポイント情報処理装置1の
演算制御部3は、ポイント付与処理の選択情報を受信し
て認識し(S2)、その認識に応じて、ユーザー端末6
の出力部64にポイント付与処理画面を提示する。前記
ポイント付与処理画面は、顧客のID番号及び暗証番号
の入力欄や、顧客と同一グループコードを有するグルー
プ内に於いてポイントが付与される被付与顧客の個人識
別コードの入力欄や、ポイント付与処理を実行している
顧客が被付与顧客に付与するポイント数の入力欄や、送
信ボタンを有し、前記画面で顧客のID番号及び暗証番
号、被付与顧客の個人識別コード、所定の付与ポイント
数の入力及び送信ボタンの指定を促す(S3)。
【0038】顧客αは入力部63により前記ポイント付
与処理画面で、顧客αのID番号及び暗証番号、ポイン
トが付与される被付与顧客βの個人識別コード、所望の
付与ポイント数を入力して送信ボタンを指定する。本実
施例では顧客αと同一のグループコードを有する顧客
β、γ、・・の中から被付与顧客として顧客βを選択
し、顧客αは顧客βの個人識別コードを入力する。
【0039】尚、ユーザー端末6の記憶部61に、グル
ープファイル25に記憶されている、顧客αと同一のグ
ループコードを有するグループ内に於ける各顧客β、
γ、・・の各個人識別コード及び各個人識別コードに対
応する顧客の氏名を記憶しておくと、個人識別コードと
氏名の対応関係が正確に且つ適宜に確認可能となって好
適であり、これは上記グループデータ取込処理の選択ボ
タンの選択入力、顧客αのID番号及び暗証番号の入力
を演算制御部3が取り込み、ID番号で顧客情報ファイ
ル23を読み出して後述と同様に暗証番号の照合で顧客
αを認証した後、顧客情報ファイル23のグループコー
ドからグループファイル25を読み出し、その情報或い
はグループファイル25から生成した加工情報をユーザ
ー端末6に送信してダウンロードさせることで可能であ
り、又同様の方式で適宜に前記情報の更新が可能であ
る。
【0040】顧客αのID番号及び暗証番号、ポイント
が付与される被付与顧客βの個人識別コード、所望の付
与ポイント数からなる入力情報、及び送信ボタンの指定
に伴うポイント付与処理の実行情報は、前記送信ボタン
の指定によりポイント情報処理装置1へ送信され、ポイ
ント情報処理装置1の演算制御部3は、顧客αのID番
号及び暗証番号、被付与顧客である顧客βの個人識別コ
ード、入力された所定の付与ポイント数、ポイント付与
処理の実行情報を受信して認識する。演算制御部3は、
これらの情報を必要に応じて記憶部2の所定記憶領域に
一時記憶させ、又これらの情報を必要に応じて順次認識
する(S4)。
【0041】演算制御部3は、ポイント付与処理の実行
情報に基づき、所定の制御プログラムと協働して、付与
顧客αのID番号により顧客αのID番号で識別される
顧客αの顧客情報ファイル23を記憶部2から読み出
し、顧客情報ファイル23に登録されている顧客αの登
録暗証番号を認識し、入力された暗証番号と登録暗証番
号を照合して顧客αの認証を実行する(S5)。入力暗
証番号と顧客αの登録暗証番号が一致しない場合には、
演算制御部3は、顧客αが認証されなかった旨を表示す
る処理不能画面をユーザー端末6の出力部64に提示し
て処理を中止する(S6)。
【0042】前記入力暗証番号と顧客αの登録暗証番号
が一致した場合には、演算制御部3は、前記照合一致と
ポイント付与処理の実行情報に基づき、所定の制御プロ
グラムと協働して、顧客情報ファイル23から顧客αの
グループコード及び個人識別コードを認識して顧客αの
識別コードを取得し(S7)、前記識別コードに対応す
る顧客αの保有ポイントファイル24を記憶部2から読
み出し、保有ポイントファイル24に記録されている顧
客αが保有する保有ポイントを取得する(S8)。ま
た、演算制御部3は、顧客αの顧客情報ファイル23か
ら顧客βのグループコードと同一である顧客αのグルー
プコードを認識し、前記グループコードと認識した顧客
βの個人識別コードとを組み合わせて顧客βの識別コー
ドを取得し(S9)、前記識別コードに対応する顧客β
の保有ポイントファイル24を記憶部2から読み出し、
保有ポイントファイル24に記録されている顧客βが保
有する保有ポイントを取得する(S10)。
【0043】その後、ポイント情報処理装置1の演算制
御部3は、入力された所定の付与ポイント数を付与顧客
αが保有する保有ポイントから減算すると共に、前記所
定の付与ポイント数を被付与顧客βが保有する保有ポイ
ントに加算して、顧客αの保有ポイント及び顧客βの保
有ポイントをそれぞれ更新し(S11)、顧客αと顧客
βの保有ポイントファイル24の保有ポイントを書換
え、保有ポイントが更新された顧客αと顧客βの保有ポ
イントファイル24を記憶部2に格納する。更に演算制
御部3は、ポイント付与処理が完了した旨を表示する終
了画面をユーザー端末6の出力部64に提示し(S1
2)、互いに同一のグループコードを有する顧客αから
顧客βへのポイント付与処理が完了する。
【0044】また、第1実施例に於いて、ATM7から
の入力により、ポイント情報処理装置1が顧客間のポイ
ント付与の情報処理を実行する際には、例えば最寄りの
銀行やコンビニ等に設置されているATM7が用いら
れ、ATM7のカード情報読込部74が読み込む顧客α
のキャッシュカードに記録されている情報とタッチパネ
ル73による入力情報に基づき所定処理が行われる。本
実施例に於けるキャッシュカードは、顧客αのID番号
及び預金口座情報等に加え、顧客αと同一のグループコ
ードを有する他の顧客β、γ、・・の個人識別コード及
び各個人識別コードに対応する氏名が記憶されているI
Cカードである。
【0045】尚、顧客αと同一のグループコードを有す
る他の顧客の個人識別コード及び氏名は、上記ユーザー
端末6の方式と同様に、ダウンロードでICカードに必
要に応じて記憶し或いは記憶した情報を更新することが
可能な構成にすると好適である。また、ICカードは接
触型、非接触型のいずれでもよく、又磁気カードでもよ
く、又キャッシュカード以外のカードであってもよく、
又カード以外のコンピュータが読み取り可能な記録媒体
でもよい。
【0046】そして、ATM7の演算制御部72は、図
3に示すように、そのタッチパネル73の初期画面で他
の処理の選択ボタンと共にポイント関連処理の選択ボタ
ンを表示して、ポイント関連処理の選択を促す(S2
1)。顧客αのポイント関連処理の選択入力に応じて、
ATM7の演算制御部72は、タッチパネル73にポイ
ント関連処理画面を表示して、ポイント照会処理、グル
ープデータ取込処理等と共にポイント付与処理の選択ボ
タンを表示し、前記画面でポイント付与処理の選択を促
す(S22)。
【0047】顧客αがポイント関連処理画面でポイント
付与処理を選択すると、その選択入力に基づき、所定の
制御プログラムと協働し、ATM7の演算制御部72
は、キャッシュカードに記録されている顧客αのID番
号及び顧客αと同一のグループコードを有する他の顧客
β、γ、・・の個人識別コード及び氏名を、カード情報
読込部74により読み込んで一旦記憶部71に記憶させ
ると共に(S23)、タッチパネル73に次画面の暗証
番号入力画面を表示し、タッチパネル73の数値ボタン
による暗証番号の入力及びそれらを確認後の確認ボタン
の指定を促す(S24)。
【0048】前記選択入力と、顧客αの暗証番号の入力
及び確認ボタンの指定による確認に応じて、演算制御部
72は、制御プログラムと協働し、入力された暗証番号
を記憶部71に一旦記憶させると共に、読み込んだ他の
顧客β、γ、・・の個人識別コード及び氏名をポイント
が付与される被付与顧客として選択可能にした選択ボタ
ンと、付与ポイント数の入力欄及び数値ボタンと、確認
ボタンを有するポイント付与処理画面を生成してタッチ
パネル73に表示し、被付与顧客の個人識別コード若し
くは氏名の選択及び適宜の付与ポイント数の入力とそれ
らを確認後の確認ボタンの指定を促す(S25)。尚、
被付与顧客の選択ボタンは氏名のみ表示し、後述の送信
の際に、選択された氏名に対応する個人識別コードを送
信するようにしてもよい。
【0049】付与顧客αのポイントを付与する被付与顧
客βの個人識別コード若しくは個人識別コードに対応す
る氏名の選択及び付与ポイント数の入力とそれらの確認
に応じて、ATM7の演算制御部72は、前記確認に伴
うポイント付与処理の実行情報、顧客αのID番号及び
入力暗証番号、被付与顧客βの個人識別コード、所定の
付与ポイント数をポイント情報処理装置1に送信して伝
送する(S26)。ポイント情報処理装置1の演算制御
部3は、ポイント付与処理の実行情報、顧客αのID番
号及び入力暗証番号、被付与顧客である顧客βの個人識
別コード、入力された所定の付与ポイント数を受信して
認識する(S27)。演算制御部3は、これらの情報を
必要に応じて記憶部2の所定記憶領域に一時記憶させ、
又これらの情報を必要に応じて順次認識する。
【0050】ポイント情報処理装置1の演算制御部3
は、上記ユーザー端末6の入力に基づくポイント付与処
理の場合と同様に、ポイント付与処理の実行情報に基づ
き、所定の制御プログラムと協働して、顧客αのID番
号により顧客αの顧客情報ファイル23を読み出して顧
客αの登録暗証番号を認識し、入力暗証番号と登録暗証
番号を照合して顧客αの認証を実行する(S28)。入
力暗証番号と登録暗証番号が一致しない場合には、演算
制御部3は、ATM7の演算制御部72に再度の処理を
促す処理不能画面を表示させる制御指令を送信して処理
を中止し、演算制御部72はタッチパネル73に処理不
能画面を表示する(S29)。
【0051】前記入力暗証番号と顧客αの登録暗証番号
が一致した場合には、演算制御部3は、前記照合一致と
ポイント付与処理の実行情報に基づき、所定の制御プロ
グラムと協働して、顧客αのID番号に対応する顧客情
報ファイル23から顧客αのグループコード及び個人識
別コードを認識して顧客αの識別コードを取得し(S3
0)、前記識別コードに対応する顧客αの保有ポイント
ファイル24を読み出して顧客αが保有する保有ポイン
トを取得する(S31)。また、演算制御部3は、顧客
αの顧客情報ファイル23から顧客βのグループコード
と同一である顧客αのグループコードを認識し、前記グ
ループコードと認識した顧客βの個人識別コードとを組
み合わせて顧客βの識別コードを生成取得し(S3
2)、前記識別コードに対応する顧客βの保有ポイント
ファイル24を読み出して顧客βが保有する保有ポイン
トを取得する(S33)。
【0052】更に、ポイント情報処理装置1の演算制御
部3は、入力された所定の付与ポイント数を付与顧客α
が保有する保有ポイントから減算すると共に、前記所定
の付与ポイント数を被付与顧客βが保有する保有ポイン
トに加算して、顧客αの保有ポイント及び顧客βの保有
ポイントをそれぞれ更新し(S34)、顧客αと顧客β
の保有ポイントファイル24の保有ポイントを書換え、
保有ポイントが更新された顧客αと顧客βの保有ポイン
トファイル24を記憶部2に格納する。更に、演算制御
部3は、ATM7の演算制御部72に処理終了画面を表
示させる制御指令を送信して伝送し、前記制御指令を受
信した演算制御部72はタッチパネル73に処理終了画
面を表示し(S35)、互いに同一のグループコードを
有する顧客αから顧客βへのポイント付与処理が完了す
る。
【0053】そして、所定の基準日が到来すると、所定
の基準日に保有する保有ポイント数に応じて所定内容の
特典を顧客に与える処理を実行する。前記処理は、記憶
部2に設定記憶された所定の基準日をカレンダー部3a
の年月日により演算制御部3が認識し、前記認識に応じ
て顧客の保有ポイントファイル24を読み出して前記所
定基準日に於ける顧客の保有ポイントを抽出すると共
に、保有ポイントファイル24の保有ポイントを0に初
期化して保有ポイントファイル24を格納し、特典テー
ブル26を読み出し、前記抽出した保有ポイントのポイ
ント数が含まれるポイント数範囲に対応する所定内容の
特典を特典テーブル26から抽出し、前記抽出した所定
内容の特典を顧客情報ファイル23に実行予定特典とし
て記憶させることにより実行する。この他にも、顧客の
保有ポイント数に応じて所定内容の特典の与えるまでの
処理には、既存の特典付与処理の方式を適宜使用するこ
とが可能である。
【0054】尚、第1実施例のように被付与顧客βの個
人識別コードを受信して処理する代わりに、被付与顧客
βの識別情報として氏名の入力を促し、入力された氏名
を受信して処理する構成としてもよい。この場合には例
えば、演算取得部3が、付与顧客αの顧客情報ファイル
23のグループコードにより顧客α、βが属するグルー
プのグループファイル25を読み出し、前記付与顧客β
の氏名に対応する個人識別コードを認識し、前記グルー
プコード及び被付与顧客の個人識別コードによる識別コ
ードを生成して、その識別コードに基づき被付与顧客の
保有ポイントファイル24を読み出して保有ポイントを
取得する構成等とする。
【0055】また、被付与顧客βの個人識別コードの入
力を促す代わりに、グループコードと個人識別コードか
らなる識別コードの入力を促し、演算制御部3が、受信
して取り込んだ識別コードにより被付与顧客βの保有ポ
イントファイル24を読み出す構成とすることも可能で
ある。また、前記グループコードと個人識別コードから
なる識別コードの入力を促す場合には、演算制御部3
が、付与顧客αの顧客情報ファイル23に登録されてい
るグループコードと、受信した被付与顧客βの識別コー
ドに含まれるグループコードを照合して同一性を確認
し、その確認後に保有ポイントファイル24を読み出す
構成としてもよい。
【0056】また、保有ポイントファイル24をグルー
プコードがない個人識別コードのみで識別可能として設
定記憶すると共に、顧客情報ファイル23にグループコ
ードと個人識別コードとを設定記憶し、入力された被付
与顧客βの個人識別コードを取り込んで、その個人識別
コードに基づき被付与顧客βの顧客情報ファイル23を
読み出してグループコードを認識し、付与顧客αの顧客
情報ファイル23のグループコードと前記グループコー
ドを照合して同一性を確認し、その確認後に顧客αと顧
客βの保有ポイントファイル24を読み出す構成として
もよい。
【0057】また、第1実施例では、同一のグループコ
ードを有する顧客相互間でポイントを付与する場合につ
いて説明したが、グループコードが無くグループが設定
されていない場合でも、本発明による顧客相互間でのポ
イント付与は可能であり、この場合には、例えば各顧客
の顧客情報ファイル23にその顧客の保有ポイントファ
イル24を識別する識別コード若しくは個人識別コード
を登録しておき、演算制御部3が、被付与顧客の個人識
別コードに代えて、ポイント付与処理画面で被付与顧客
の識別コードの入力を促し、上記と同様に付与顧客の顧
客情報ファイル23を抽出し、付与顧客の顧客情報ファ
イル23から認識した識別コードで付与顧客の保有ポイ
ントファイル24を読み出して保有ポイントを取得する
と共に、受信した被付与顧客の識別コードで被付与顧客
の保有ポイントファイル24を読み出して保有ポイント
を取得し、各保有ポイントを加算、減算して更新する構
成等とする。
【0058】また、設定ポイントテーブル22に同一の
グループコードを有するグループの顧客人数に対応して
適宜のポイント数を設定し、演算制御部3が、カレンダ
ー部3aにより設定された所定日に、同一のグループコ
ードを有する顧客人数をグループファイル25に基づき
認識し、その顧客人数に対応する設定ポイントを設定ポ
イントテーブル22を読み出して抽出し、読み出した顧
客情報ファイル23或いはグループファイル25からグ
ループコード及び個人識別コードからなる識別コードを
取得し、識別コードで保有ポイントファイル24を読み
出して保有ポイントを取得し、前記抽出した設定ポイン
トのポイント数をグループに属する各顧客の保有ポイン
トに加算して付与する構成等、又は読み出した顧客情報
ファイル23或いはグループファイル25で代表設定が
されている顧客について、代表設定を認識し、上記と同
様に取得した識別コードで保有ポイントファイル24を
読み出して保有ポイントを取得し、前記抽出した設定ポ
イントのポイント数を代表設定がある顧客の保有ポイン
トに加算して付与する構成等としてもよい。
【0059】また、ポイント情報処理装置1とコンピュ
ータネットワークを介して接続されるユーザー端末6の
出力部64或いはATM7のタッチパネル73にポイン
ト照会処理の選択ボタンを提示し、ポイント照会処理の
選択ボタンを顧客が指定してポイント照会を要求した場
合に、上記と同様の方式で、ポイント情報処理装置1の
演算制御部3が、ポイント照会処理の実行情報、顧客の
ID番号及び入力暗証番号を取り込んで暗証番号の照合
をした後、顧客のID番号に対応する顧客情報ファイル
23を読み出して顧客のグループコードを認識し、前記
グループコードにより顧客が属するグループのグループ
ファイル25を読み出し、前記グループコード及びグル
ープファイル25に記録されている前記グループ内の各
顧客の個人識別コードを認識して前記グループ内の各顧
客の識別コードを取得し、前記識別コードにより各顧客
の保有ポイントファイル24を読み出して各顧客が保有
する保有ポイントを取得し、同一のグループコードを有
する全ての顧客の保有ポイントを合計して前記グループ
の合計ポイントを演算取得し、前記グループの各顧客の
保有ポイント及び合計ポイント及び制御指令を送信し
て、ユーザー端末6の出力部64或いはATM7のタッ
チパネル73により前記グループの各顧客の保有ポイン
ト及び合計ポイントを提示する構成等とすると、顧客と
同一グループに属する各顧客の保有ポイント、更にはグ
ループ全体で保有する合計ポイントを容易に把握でき、
又グループ内顧客間のポイント付与実行の意志決定に有
用な情報を得られて好適である。
【0060】尚、前記グループの各顧客の保有ポイント
を提示せず前記グループの合計ポイントのみを送信して
提示する構成としてもよく、また、顧客個人の保有ポイ
ント照会の指定ボタンと、グループ全体の各顧客の保有
ポイントや合計ポイントの照会の指定ボタンとを別に設
定し、別の照会処理情報として演算制御部3が取り込ん
で実行する構成としてもよい。
【0061】次に、上記ポイント情報処理装置1により
実行するポイント情報処理の第2実施例について、第1
実施例と異なる箇所を中心に説明する。図4は第2実施
例に於けるユーザー端末の入力に基づくポイント情報処
理の流れを示すフローチャートである。尚、以下ではユ
ーザー端末6からの入力に基づく場合について説明する
が、第1実施例と同様にATM7からの入力に基づき同
様の処理を行ってもよく、その場合にはATM7からの
入力に適応して適宜ポイント情報処理の内容を変更、追
加、削除するとよい。また、特に言及しない部分の構
成、及び可能な構成の変更、追加、削除等は第1実施例
の場合と同様である。
【0062】第2実施例に於いて、ユーザー端末6から
の入力により、ポイント情報処理装置1が顧客間のポイ
ント付与の情報処理を実行する際には、インターネット
を介してポイント情報処理装置1に接続される顧客αの
ユーザー端末6の出力部64に、ポイント情報処理装置
1の演算制御部3は、ユーザー端末6の演算制御部62
を制御して、顧客のID番号及び暗証番号の入力欄、ポ
イント照会付与処理の選択ボタン、送信ボタンを有する
ポイント関連処理選択画面を提示し、顧客にID番号及
び暗証番号の入力とポイント照会付与処理の選択を促す
(S41)。
【0063】顧客αのID番号及び暗証番号の入力及び
ポイント照会付与処理の選択及び送信ボタンの指定に応
じて、顧客αのID番号及び暗証番号、ポイント照会付
与処理の選択情報がポイント情報処理装置1へ送信さ
れ、ポイント情報処理装置1の演算制御部3は、顧客α
のID番号及び暗証番号、ポイント照会付与処理の選択
情報を受信して認識し(S42)、ポイント照会付与処
理の選択情報に基づき、顧客αのID番号により顧客α
の顧客情報ファイル23を読み出して顧客αの登録暗証
番号を認識し、入力暗証番号と登録暗証番号を照合して
顧客αの認証を実行する(S43)。入力暗証番号と登
録暗証番号が一致しない場合には、演算制御部3は、処
理不許可画面をユーザー端末6の出力部64に提示して
処理を中止する(S44)。
【0064】入力暗証番号と顧客αの登録暗証番号が一
致した場合には、演算制御部3は、前記照合一致とポイ
ント照会付与処理の選択情報に基づき、所定の制御プロ
グラムと協働して、顧客情報ファイル23から顧客αの
グループコードを認識し、前記グループコードにより顧
客αが属するグループのグループファイル25を読み出
し、グループファイル25から各顧客α、β、γ、・・
の氏名及び個人識別コードを抽出し、前記グループコー
ド及び前記各顧客の個人識別コードを認識して前記グル
ープ内の各顧客α、β、γ、・・の識別コードを取得し
(S45)、前記識別コードにより各顧客α、β、γ、
・・の保有ポイントファイル24を読み出して各顧客
α、β、γ、・・が保有する保有ポイントを取得し(S
46)、同一のグループコードを有する全ての顧客α、
β、γ、・・の保有ポイントを合計して前記グループの
合計ポイントを演算取得する(S47)。尚、顧客αの
識別コードは、顧客情報ファイル23に記録されたグル
ープコードと個人識別コードとから取得してもよい。
【0065】その後、演算制御部3は、制御プログラム
と協働して、記憶部2から所定フォーマットを読み出
し、抽出した各顧客α、β、γ、・・の氏名及び個人識
別コード、取得した各顧客α、β、γ、・・が保有する
保有ポイント、各顧客α、β、γ、・・が属するグルー
プの合計ポイントに基づき、各顧客α、β、γ、・・氏
名及び個人識別コード及び保有ポイントと、前記グルー
プの合計ポイントと、ポイント付与処理の選択ボタン
と、ポイント照会終了の選択ボタンを有する照会付与画
面を生成し(S48)、ユーザー端末6の出力部64に
より照会付与画面を提示する(S49)。前記照会付与
画面では、各顧客α、β、γ、・・の保有ポイントを書
換可能になっている。
【0066】ユーザー端末6の出力部64に提示された
前記照会付与画面により、グループ全体の合計ポイント
及びグループ内の各顧客α、β、γ、・・の保有ポイン
トを顧客αは閲覧して照会し、ポイント付与処理を行わ
ずポイント照会を終了する場合には、ポイント照会終了
の選択ボタンを指定すると、ポイント情報処理装置1の
演算制御部3は、ポイント照会終了の指定情報を受信し
て認識し、照会付与画面の提示を終了する。尚、ユーザ
ー端末6で単にポイント照会画面を閉じネットワークの
接続を切ることでも前記提示は終了する。
【0067】そして、前記照会付与画面でポイント付与
を行う場合には、ユーザー端末6の入力部63により、
例えば顧客αが顧客αの保有ポイントから所定の付与ポ
イント数を減算して書き換えると共に、同数の付与ポイ
ント数を顧客βの保有ポイントに加算して書き換え、そ
の状態の照会付与画面でポイント付与処理の選択ボタン
を指定して送信を行う(S50)。尚、照会付与画面で
は付与顧客対被付与顧客を複数人対一人、一人対複数
人、或いは複数人対複数人とする書き換え入力が可能で
あり、これらの入力に応じて後述と同様の処理を一括し
て行う。
【0068】ポイント情報処理装置1の演算制御部3
は、ポイント付与処理の選択情報、及び書き換え後の各
顧客α、β、γ、・・の個人識別コード及び保有ポイン
トを受信して認識し(S51)、ポイント付与処理の選
択情報に基づいて、認識した各顧客α、β、γ、・・の
保有ポイントを合計して書換合計ポイントを演算取得し
(S52)、保有ポイントファイル24の保有ポイント
を合計した合計ポイントと書換合計ポイントの同一性を
照合する(S53)。前記合計ポイントと前記書換合計
ポイントが一致しない場合には、演算制御部3は、合計
ポイントと書換合計ポイントが一致しない旨を表示する
処理不能画面をユーザー端末6の出力部64に提示して
処理を中止する(S54)。
【0069】前記合計ポイントと前記書換合計ポイント
が一致した場合には、演算制御部3は、前記顧客αのグ
ループコードと前記認識した個人識別コードで各顧客の
保有ポイントファイル24を認識し、書き換え後の各顧
客α、β、γ、・・の保有ポイントで対応する各顧客
α、β、γ、・・の保有ポイントファイル24の保有ポ
イントを更新し(S55)、保有ポイントが更新された
各顧客α、β、γ、・・の保有ポイントファイル24を
記憶部2に格納する。更に演算制御部3は、ポイント付
与処理が完了した旨を表示する終了画面をユーザー端末
6の出力部64に提示し(S56)、互いに同一のグル
ープコードを有する顧客間のポイント付与処理が完了す
る。尚、演算制御部3が、照会付与画面での書き換えに
よる書換情報を有する顧客の個人識別コードを認識し、
書き換えが行われた前記顧客の保有ポイントのみ更新す
る構成としてもよく、この場合には、記録された書換情
報或いは書換情報を有する顧客の個人識別コードを受信
する。
【0070】
【発明の効果】本発明のポイント情報処理装置を用いる
ことにより、金融機関等のサービス運営主体が所定取引
等に応じて顧客にポイントを付与し、ポイント数に応じ
て顧客に特典を与えるサービスに於いて、例えば他の顧
客がポイントを利用することをポイントを獲得した顧客
自身が望む場合に適応することが可能になる等、顧客が
獲得したポイントの利用の自由度が拡がり、ポイントを
無駄にすることを極力防止して有効利用を図ることを可
能にし、顧客メリット及び顧客満足度の飛躍的な向上を
図ることができるという効果を奏する。特に有効期限が
あるポイントについてはポイントの無駄防止の効果が顕
著である。また、金融機関等のサービス運営主体は顧客
のポイントの有効利用によって短期的には収益が若干圧
迫される可能性があるものの、顧客メリット及び顧客満
足度の飛躍的な向上により、中長期的に顧客を強固に囲
い込むことができると共に顧客数の確実な増加を図って
いくことができ、中長期的に安定した収益基盤を構築す
ることができる。
【0071】例えば家族の一人がその保有ポイントを不
要な時にはその配偶者に付与する、或いは企業が保有す
るポイントを不要な時には関連する他の企業や従業員等
に付与するなど顧客が経済的に緊密性を有する他の顧客
にポイントを付与でき、またポイントを社会貢献団体な
ど他の顧客に寄付したい時には他の顧客にポイントを付
与でき、顧客から他の顧客への自在且つ柔軟なポイント
付与が可能であると共に、顧客自身がポイントを保有す
る状態が維持され、顧客自身がポイントを利用したい場
合には適宜利用することができるので、顧客は高い便宜
性や有利性を享受することができる。
【0072】また、同一のグループ情報を有する顧客か
らなるグループを設定し、グループ内の顧客相互でポイ
ントを付与する構成により、金融機関等のサービス運営
主体は費用対効果に優れた対象に限定してサービスを提
供することができ、顧客やグループのニーズにより合致
した特典を提供することができ、又顧客はグループ内で
必要に応じてポイントを特定の顧客に集中し、或いは特
定の顧客から他の顧客へポイントを分散して高い便宜性
で特典を享受することができるので、顧客満足度をより
一層向上し、顧客基盤や収益基盤の一層の強化を図るこ
とができる。また、複数の顧客からなるグループを形成
するモチベーションを生起できるので、例えば金融機関
は預金保険制度の保証限度に関する特例措置の解除に対
処しながら預金獲得を図れるなど各種取引を拡大するこ
とができる。
【0073】また、同一のグループ情報を有する顧客か
らなるグループを設定し、グループ情報を有する顧客に
便宜を図ることにより、複数の顧客が属するグループの
形成或いは維持のモチベーションを生起でき、金融機関
等が、小口取引を中心とする顧客など顧客の人数の拡大
及び顧客の囲い込みを図ることを可能にし、その収益基
盤を拡大及び維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポイント情報処理装置の一実施形態のハードウ
ェア構成を示すブロック図。
【図2】第1実施例に於けるユーザー端末の入力に基づ
くポイント情報処理の流れを示すフローチャート。
【図3】第1実施例に於けるATMの入力に基づくポイ
ント情報処理の流れを示すフローチャート。
【図4】第2実施例に於けるユーザー端末の入力に基づ
くポイント情報処理の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ポイント情報処理装置 2 記憶部 21 プログラム記憶部 22 設定ポイントテーブル 23 顧客情報ファイル 24 保有ポイントファイル 25 グループファイル 26 特典テーブル 3 演算制御部 4 入力部 5 出力部 6 ユーザー端末 7 ATM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 330 G06F 17/60 330 410 410A ZEC ZEC

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定取引毎に設定された設定ポイントを
    記憶する手段と、顧客の保有ポイントを記憶する手段
    と、所定取引を認識して該所定取引に対応する設定ポイ
    ントを抽出し、該抽出した設定ポイントを該顧客の保有
    ポイントに付与する手段と、階層的なポイント数若しく
    はポイント数範囲に対応して設定された特典を記憶する
    手段と、顧客に提供する実行特典を記憶する手段と、顧
    客のポイント数を認識して該ポイント数に対応する特典
    を抽出し、該抽出した特典を該顧客に実行特典として付
    与する手段とを備えるコンピュータによるポイント情報
    処理装置であって、ポイントを付与する付与顧客の識別
    情報及びポイントを付与される被付与顧客の識別情報及
    び該付与顧客が該被付与顧客に付与する付与ポイントを
    特定可能な入力を認識し、記憶された該付与顧客の保有
    ポイント及び該被付与顧客の保有ポイントを認識し、該
    付与顧客の保有ポイントを該付与ポイント分減少した保
    有ポイントに更新すると共に、該被付与顧客の保有ポイ
    ントを該付与ポイント分増加した保有ポイントに更新す
    る手段とを有することを特徴とするポイント情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 所定取引毎に設定された設定ポイントを
    記憶する手段と、顧客の保有ポイントを記憶する手段
    と、所定取引を認識して該所定取引に対応する設定ポイ
    ントを抽出し、該抽出した設定ポイントを該顧客の保有
    ポイントに付与する手段と、階層的なポイント数若しく
    はポイント数範囲に対応して設定された特典を記憶する
    手段と、顧客に提供する実行特典を記憶する手段と、顧
    客のポイント数を認識して該ポイント数に対応する特典
    を抽出し、該抽出した特典を該顧客に実行特典として付
    与する手段とを備えるコンピュータによるポイント情報
    処理装置であって、ポイントを付与する付与顧客の識別
    情報及びポイントを付与される被付与顧客の識別情報及
    びポイントを付与した後の該付与顧客の保有ポイント及
    び該付与顧客が付与したポイントと適合するポイントを
    付与された後の該被付与顧客の保有ポイントを特定可能
    な入力を認識し、記憶された該付与顧客の保有ポイント
    及び該被付与顧客の保有ポイントを認識し、該付与顧客
    の保有ポイントを該ポイント付与後の保有ポイントに更
    新すると共に、該被付与顧客の保有ポイントを該ポイン
    ト付与後の保有ポイントに更新する手段とを有すること
    を特徴とするポイント情報処理装置。
  3. 【請求項3】 顧客のグループ情報を記憶する手段を有
    し、同一のグループ情報を有する前記付与顧客と前記被
    付与顧客との間でのみポイント付与が可能であることを
    特徴とする請求項1又は2記載のポイント情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 同一のグループ情報を有するグループの
    顧客人数に対応して設定された設定ポイントを記憶する
    手段と、該グループの顧客人数を認識して該顧客人数に
    対応する設定ポイントを抽出し、該抽出した設定ポイン
    トを該グループに属する各顧客の保有ポイント若しくは
    該グループ内で設定されている代表顧客の保有ポイント
    に付与する手段とを有することを特徴とする請求項3記
    載のポイント情報処理装置。
  5. 【請求項5】 コンピュータネットワークを介して接続
    される端末から伝送される顧客のポイント照会処理の要
    求に応じて、該顧客及び該顧客と同一のグループ情報を
    有する各顧客の保有ポイントを認識し、該同一のグルー
    プ情報を有する全顧客の保有ポイントを合計して該グル
    ープの合計ポイントを取得し、該グループの各顧客の保
    有ポイント及び該グループの合計ポイントを該端末によ
    り提示する手段を有することを特徴とする請求項3又は
    4記載のポイント情報処理装置。
  6. 【請求項6】 コンピュータネットワークを介して接続
    される端末から伝送される顧客のポイント付与処理の要
    求に応じて、該顧客及び該顧客と同一のグループ情報を
    有する各顧客の保有ポイントを認識し、該同一のグルー
    プ情報を有する各顧客の保有ポイントを該端末により提
    示して、提示保有ポイントの加減算による顧客相互間の
    ポイント付与を促し、ポイント付与後の顧客の提示保有
    ポイントを該端末から取り込んで該顧客の保有ポイント
    を更新する手段を有することを特徴とする請求項3、4
    又は5記載のポイント情報処理装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータネットワークを介して接続
    される端末から伝送される顧客のグループ更新処理の要
    求に応じて、該顧客と同一のグループ情報を有する顧客
    の識別情報を、顧客のグループ情報と識別情報を記憶す
    る手段から認識し、該端末若しくは該端末で書き込み可
    能な記録媒体へ記録可能に該識別情報を該端末へ伝送す
    ることを特徴とする請求項3、4、5又は6記載のポイ
    ント情報処理装置。
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