JP2021118209A - 太陽電池 - Google Patents

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一仁 塚越
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信義 越田
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Abstract

【課題】紫外光領域の光電変換効率が高く、太陽光に対する光電変換効率に優れる太陽電池を提供する。【解決手段】第1電極2と、第2電極9と、第1電極2と第2電極9との間に配置された光電変換層5を有する太陽電池10であって、光電変換層5が、有機系光電変換材料と半導体量子ドットとを含み、半導体量子ドットは、有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な光の波長よりも短い波長の光によって励起され、有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な波長の光を発光する発光体であることを特徴とする太陽電池10。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池に関する。
太陽電池は、第1電極と第2電極との間に配置された光電変換層にて、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、得られた電気エネルギーを第1電極と第2電極を介して外部に取り出すエネルギー変換素子である。光電変換層の材料としては、単結晶シリコンが広く利用されている。しかしながら、単結晶シリコンは製造コストが高い。
また、光電変換層の材料として、有機系光電変換材料が検討されている。有機系光電変換材料としては、有機無機ペロブスカイト化合物、P型有機半導体材料とN型有機半導体材料をPN接合したものが知られている。有機系光電変換材料は、塗布法によって層状に成形することができ、単結晶シリコンを用いる場合と比較して、太陽電池の製造コストを安価にできることから注目されている。しかしながら、有機系光電変換材料は、単結晶シリコンと比較して、光電変換可能な波長範囲が狭いため、波長範囲の広い太陽光に対する光電変換効率が劣る傾向がある。
そこで、有機系光電変換材料を用いた太陽電池の光電変換効率を向上させることが検討されている。特許文献1には、1.7eV以上4.0eV以下のバンドギャップエネルギーを有するペロブスカイト化合物と、0.2eV以上かつ前記ペロブスカイト化合物のバンドギャップエネルギー以下のバンドギャップエネルギーを有する量子ドットとを用いた太陽電池が開示されている。この特許文献1によると、上記の量子ドットを用いることによって、太陽電池の耐久性及び近赤外光領域の光電変換効率が向上するとされている。
国際公開第2018/025445号
太陽電池は、太陽光が有する広い波長範囲の光を効率よく電気エネルギーに変換できることが望ましい。特許文献1に記載されている太陽電池は、近赤外光領域の光電変換効率は向上するが、紫外光領域の光電変換効率を向上させることが難しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、紫外光領域の光電変換効率が高く、太陽光に対する光電変換効率に優れる太陽電池を提供することを目的とする。
上記の課題を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
[1]第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された光電変換層を有する太陽電池であって、前記光電変換層が、有機系光電変換材料と半導体量子ドットとを含み、前記半導体量子ドットは、前記有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な光の波長よりも短い波長の光によって励起され、前記有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な波長の光を発光する発光体であることを特徴とする太陽電池。
[2]前記有機系光電変換材料が、有機無機ペロブスカイト化合物である[1]に記載の太陽電池。
[3]前記半導体量子ドットが、シリコン量子ドットである[1]又は[2]に記載の太陽電池。
[4]前記シリコン量子ドットがポーラスシリコンの粉砕物である[3]に記載の太陽電池。
[5]前記シリコン量子ドットは、表面の少なくとも一部が酸化されている[3]または[4]に記載の太陽電池。
[6]前記シリコン量子ドットは、表面の少なくとも一部が炭化水素化合物で被覆されている[3]〜[5]のいずれか一つに記載の太陽電池。
本発明によれば、紫外光領域の光電変換効率が高く、太陽光に対する光電変換効率に優れる太陽電池を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る太陽電池の断面図である。 実施例1で作製したシリコン量子ドット塗布液に含まれているシリコン量子ドットの個数基準の粒度分布である。 実施例1で作製したシリコン量子ドット塗布液に、紫外光を照射したときの紫外光スペクトルとシリコン量子ドットが発光した光のスペクトルである。 実施例1〜4及び比較例1、2で得られた太陽電池の電流−電圧(J−V)特性を示すグラフである。 実験例1〜3と比較実験例1、2で作製した積層体に光を照射したときの積層体の光の吸収量を示すグラフである。 実施例5と比較例3で得られた電流−電圧(J−V)特性を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態に係る太陽電池ついて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る太陽電池の断面図である。
図1に示す太陽電池10は、基板1と、第1電極2と、電子輸送層3と、CPTA層4と、光電変換層5と、正孔輸送層8と、第2電極9と、を有する。光電変換層5は、CPTA層4と接する有機系光電変換材料層6と、正孔輸送層8と接する半導体量子ドット層7とを含む。
太陽電池10は、基板1側から光20が照射される。光電変換層5は、照射された光20の光エネルギーを電気エネルギー(電子および正孔)に変換する。光電変換層5にて生成した電子は第1電極2を介して、正孔は第2電極9を介して外部に取り出される。
基板1としては、太陽光の透過性に優れる透明基板が用いられる。透明基板の材料としては、ガラス及び樹脂を用いることができる。ガラスの例としては、石英ガラス、フリントガラス、ソーダ石灰フロートガラスを挙げることができる。樹脂の例としては、アクリル、ポリカーボネートを挙げることができる。
第1電極2は、光電変換層5にて生成した電子を外部に取り出すための電極である。第1電極2の材料としては、透明導電性材料を用いることができる。透明導電性材料の例としては、インジウムスズ酸化物(ITO)、インジウムタングステン酸化膜(IWO)、インジウム亜鉛酸化物(InZnO)、インジウム錫酸化物(InSnO)、カーボンペースト、グラフェン、チタンフォイルなどを挙げることができる。
電子輸送層3は、光電変換層5にて生成した電子を優先的に通過させるための層である。電子輸送層3の材料としては、特に制限はなく、従来の太陽電池で利用されている電子輸送材料を用いることができる。電子輸送材料の例としては、酸化スズ(SnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化チタン(TiO)、酸化アルミウム(Al)、フラーレンC60薄膜などを挙げることができる。
CPTA層4は、1)電子輸送層3と有機系光電変換材料層6のエネルギーレベル差の中間エネルギーを持ち、電子輸送層3と有機系光電変換材料層6の急なエネルギー変化を緩和する作用と、2)電子輸送層3の表面の化学ポテンシャルを調整する作用を有する。CPTA(フラーレンC60ピロリジントリス酸)層4の膜厚は、5nm以上25nm以下の範囲内にあることが好ましい。
有機系光電変換材料層6は、有機系光電変換材料を含む。有機系光電変換材料は所定波長の光エネルギーを電気エネルギーに変換する。有機系光電変換材料において電気エネルギーに変換可能な光の波長は、一般に、300nm以上(300nm以上800nm以下)である。有機系光電変換材料としては、有機無機ペロブスカイト化合物、P型有機半導体材料とN型有機半導体材料をPN接合したものを用いることができる。
有機無機ペロブスカイト化合物の例としては、CHNHPbI、CH(NHPbI、CsPbI、CHNHSnI、CHNHSnPb1−x、CH(NHSnI等などを挙げることができる。有機無機ペロブスカイト化合物は、CHNHPbI、CH(NHPbIであることが好ましい。また、これらの有機無機ペロブスカイト化合物の沃素(I)の一部を塩素(Cl)に置き換えた化合物、例えば、CHNHPbI3−xClを用いてもよい。
P型有機半導体材料の例としては、例えば、ポリ(3−ヘキシルチオフェン−2,5−ジイル)(P3HT)を挙げることができる。N型有機半導体材料の例としては、例えば、ポリ{4,8−ビス[(2−エチルヘキシル)オキシ]ベンゾ[1,2−b:4,5−b’]ジチオフェン−2,6−ジイル−lt−alt−3−フルオロ−2−[(2−エチルへキシル)カルボニル]チエノ[3,4−b]チオフェン−4,6−ジイル}(PTB7)、フェニルC61酪酸メチルエステル(PCBM)を挙げることができる。
有機系光電変換材料は、有機無機ペロブスカイト化合物であることが好ましい。有機系光電変換材料層6は、有機無機ペロブスカイト化合物の多結晶体であることが好ましい。有機無機ペロブスカイト化合物の多結晶体である有機系光電変換材料層6は、後述の塗布法によって形成することができる。
半導体量子ドット層7は、半導体量子ドットを含む。半導体量子ドットは、下記の機能により太陽電池10の光電変換効率を向上させると考えられる。
第1の機能として、半導体量子ドットは、有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な光の波長よりも短い波長の光によって励起され、有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な波長の光を発光する発光体としての機能を有する。例えば、半導体量子ドットは、波長が300nm未満(特に、200nm以上290nm以下)の光によって励起されて、300nm以上700nm以下の光を発光する機能を有することが好ましい。この機能により、有機系光電変換材料単独では電気エネルギーに変換することができない、もしくは光電変換効率が低い短波長の紫外光を効率よく電気エネルギーに変換することが可能となり、広い波長範囲を有する太陽光に対する太陽電池10の光電変換効率を向上させることができる。
第2の機能として、半導体量子ドットは、有機系光電変換材料と異なる屈折率を有することから、有機系光電変換材料層6を透過した光を反射させて有機系光電変換材料層6に戻す機能を有する。この機能により、有機系光電変換材料層6を透過して外部に放出される光の量が減少させることができ、有機系光電変換材料層6にて生成する電気エネルギーの量が増加させることができる。
第3の機能として、半導体量子ドットは、有機系光電変換材料の不純物によるトラップ準位に、電子又は正孔を与える機能を有する。この機能によって、不純物の混入による太陽電池10の起電力の低下を抑制することができる。この第3の機能は、有機系光電変換材料の不純物含有量が多い場合に有効な機能である。
半導体量子ドットは、ナノサイズの半導体粒子である。半導体量子ドットは、個数基準の平均粒子径が1nm以上20nm以下の範囲内にあることが好ましい。半導体量子ドットの例としては、Si、Ge、CdS、CdSe、PbS 、ZnO、AglnSe、CulnS、Sb、ZnS、AgSe、PbSeS、InPなどから作られる量子ドットを挙げることができる。ただし、半導体量子ドットは、有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な光の波長よりも短い波長の光によって励起され、有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な波長の光を発光する発光体であれば材料は特に制限はない。半導体量子ドットは、シリコン量子ドットであることが好ましい。シリコン量子ドットは、紫外光で励起させたときに400nm以上700nm以下の可視光を発光する特性を有し、紫外光励起による可視光の発光効率が高い。
シリコン量子ドットは、ポーラスシリコンの粉砕物であることが好ましい。ポーラスシリコンは、孔径が1〜3μmの範囲内にあって、開口率が60〜70%の範囲内にあること好ましい。このポーラスシリコンは、例えば、結晶シリコンウェハをフッ化水素酸中に浸漬し、電気化学エッチング法を用いて陽極酸化させて、ポーラスシリコン層を形成させ、フッ化水素酸中で結晶シリコンウェハからポーラスシリコン層を分離する方法、あるいは多結晶シリコン粉末を、硝酸とフッ化水素酸とを含む混合水溶液に浸漬し、多結晶シリコンの表面をステインエッチングする方法によって得ることができる。ポーラスシリコンを粉砕する方法としては、溶媒にポーラスシリコンを分散させたポーラスシリコン分散液にレーザ光を照射する方法、ポーラスシリコン分散液を加熱する方法を用いることができる。ポーラスシリコン分散液の溶媒としては、硝酸とフッ化水素酸とを含む混合水溶液を用いることができる。ポーラスシリコン分散液には、分散液に対して1質量%以上10質量%の範囲内となる量のフッ化水素酸を添加することが好ましい。また、ポーラスシリコン分散液には、分散液1mLに対して0.1mg以上1000mg以下の範囲内となる量の不飽和炭化水素化合物を添加することが好ましい。不飽和炭化水素化合物は、1−デセン又は1−オクテンであることが好ましい。不飽和炭化水素化合物を添加することによって、生成するシリコン量子ドットの表面に炭化水素化合物皮膜が生成し、シリコン量子ドットの分散性が向上する。シリコン量子ドットの分散性が向上することによって、シリコン量子ドットを一次粒子もしくはそれに近い微粒子の状態で分散させることが可能となり、シリコン量子ドットの発光効率をより向上させることができる。炭化水素化合物皮膜の膜厚は、0.5nm以上2nm以下の範囲内にあることが好ましい。
シリコン量子ドットは、その表面の少なくとも一部が酸化されていることが好ましい。シリコン量子ドットの表面全体もしくはその一部が酸化されているシリコン量子ドットは、紫外光によって励起されることによって、420nmと600nmの波長にピークを有する光を発光する特性を有し、紫外光励起による可視光の発光効率が高い。すなわち、シリコン量子ドットは、紫外光によって励起されることによって、420nmの波長にピークを有する光を発光するように表面の少なくとも一部が酸化されていることが好ましい。
半導体量子ドット層7は、半導体量子ドットが点在した構造とされていることが好ましい。
半導体量子ドット層7の半導体量子ドットの量は、例えば、有機系光電変換材料層6の有機系光電変換材料を有機無機ペロブスカイト化合物(CHNHPbI)とし、半導体量子ドットをシリコン量子ドットとした場合に、XPS(X線光電子分光)により測定されるSi/Pb比が、5%以上95%以下の範囲内となる量であることが好ましい。半導体量子ドットの量が少なくなりすぎると、半導体量子ドットによる上記の効果が得られにくくなるおそれがある。一方、半導体量子ドットの量が多くなりすぎると、有機系光電変換材料層6にて生成した正孔が、半導体量子ドット層7を透過しにくくなるおそれがある。
正孔輸送層8は、光電変換層5にて生成した正孔を優先的に通過させるための層である。正孔輸送層8の材料としては、特に制限はなく、従来の太陽電池で利用されている正孔輸送材料を用いることができる。正孔輸送材料の例としては、2,2’,7,7’−テトラキス[N,N−ジ−P−メトキシフェニルアミノ]−9,9’−スピロビフルオレン(Spiro−OMeTAD)、ポリトリアリルアミン(PTAA)、ポリ(3−ヘキシルチオフェン)(P3HT)、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)−ポリ(スチレンスルホナート)(PEDOT:PSS)、NiO、CuI、C60ピロリジントリス−酸エチルエステル(CPTA−E)、CuOx、酸化グラフェン、CuドープNiOx、銅フタロシアニン(CuPc)などを挙げることができる。
第2電極9は、光電変換層5にて生成した正孔を外部に取り出すための電極である。第2電極9の材料としては、金属材料を用いることが好ましい。金属材料を用いることによって、正孔輸送層8を透過した光を、第2電極9で反射させて光電変換層5に戻すことができる。金属材料の例としては、Ag、Cu、カーボン、Alを挙げることができる。
次に、本実施形態の太陽電池10の製造方法について説明する。
太陽電池10は、例えば、基板1の上に、第1電極2、電子輸送層3、CPTA層4、有機系光電変換材料層6、半導体量子ドット層7、正孔輸送層8、第2電極9をこの順で成膜することによって製造することができる。
各層の成膜方法としては、特に制限はなく、各層の材料や所望とする膜厚に応じて適宜選択することができる。
第1電極2は、例えば、ITOの膜である場合、スパッタリング法、蒸着法、CVD(化学的気相法)を用いて成膜することができる。電子輸送層3、CPTA層4、有機系光電変換材料層6、半導体量子ドット層7、正孔輸送層8は、塗布法を用いて成膜することができる。塗布法は、各層を形成する材料と溶媒とを含む塗布液を塗布し、得られた塗布層から溶媒を除去することによって所望の層を形成する方法である。塗布液の塗布法としては、例えば、スピンコート法、インクジェット法、印刷法を用いることができる。第2電極9は、例えば、金属材料の膜である場合は、蒸着法、スパッタリング法を用いて成膜することができる。
本実施形態の太陽電池10によれば、光電変換層5が、有機系光電変換材料層6と半導体量子ドット層7とを含むので、有機系光電変換材料単独では電気エネルギーに変換することができない短波長の紫外光を、半導体量子ドット層7で有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換することが可能な長波長の可視光に変換して、有機系光電変換材料層6に供給することができる。このため、太陽電池10は紫外光領域の光電変換効率が高くなる。また、半導体量子ドット層7は、有機系光電変換材料層6と異なる屈折率を有するので、有機系光電変換材料層6を透過した光を半導体量子ドット層7で反射させて有機系光電変換材料層6に戻すことができる。これにより、有機系光電変換材料層6を透過して外部に放出される光の量が減少するので、有機系光電変換材料層6にて生成する電気エネルギーの量が増加する。さらに、有機系光電変換材料層6が不純物を含む場合には、不純物によるトラップ準位に、半導体量子ドットが電子又は正孔を与えるので、不純物の混入による太陽電池10の起電力の低下を抑制することができる。
本実施形態の太陽電池10においては、有機系光電変換材料として、有機無機ペロブスカイト化合物を用いることによって、太陽光に対する光電変換効率をより向上させることができる。
また、半導体量子ドットとして、シリコン量子ドットを用いることによって、300nm未満の短波長の紫外光を吸収して、400nm以上700nm以下の長波長の可視光を発光する発光効率が向上する。このため、太陽電池10の紫外光領域の光電変換効率をより向上させることができる。
さらに、シリコン量子ドットとして、ポーラスシリコンの粉砕物を用いることによって、紫外光励起による可視光の発光効率が高くなるので、太陽電池10の紫外光領域の光電変換効率をさらに向上させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。例えば、本実施形態の太陽電池10では、光電変換層5の半導体量子ドット層7が正孔輸送層8と接する側に配置されているが、半導体量子ドット層7の位置はこれに限定されるものではない。半導体量子ドット層7は、CPTA層4と接する側に配置してもよい。また、有機系光電変換材料層6と半導体量子ドット層7とが一体となっていてもよい。すなわち、光電変換層5は、有機系光電変換材料中に半導体量子ドットが分散された構成とされていてもよい。有機系光電変換材料が有機無機ペロブスカイト化合物である場合は、半導体量子ドットは、有機無機ペロブスカイト化合物の結晶粒子間に分散されていてもよいし、結晶粒子内に分散されていてもよい。
以下、実施例を用いて本発明の内容をさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
[実施例1]
一方の表面にITO膜を備えたITO膜付きガラス基板を用意した。このITO膜付きガラス基板のITO膜(第1電極、厚さ:150〜200nm)の上に、電子輸送層、CPTA層、光電変換層、正孔輸送層、第2電極をこの順で、下記の方法を用いて形成して、太陽電池を作製した。
(電子輸送層:SnO層の形成)
SnO水性分散液(SnO濃度:20%、Alfa Aesar社製)を、水で希釈して、SnO濃度が2.67%のSnO塗布液を調製した。得られた塗布液を、ITO膜付きガラス基板のITO膜の上に、3000rpmの回転速度で30秒間スピンコートして、SnO塗布層を形成した。得られた塗布層を、ホットプレートを用いて、大気中、150℃の温度で30分間加熱して、SnO層(厚さ:15nmから40nm)を形成した。
(CPTA層の形成)
CPTA溶液(Sigma−Aldrich社製、濃度:97%)を、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)で希釈して、CPTA濃度を2mg/mLとした後、ポリテトラフルオロエチレンフィルター(孔径:0.45μm)を用いてろ過して、CPTA塗布液を調製した。得られた塗布液を、SnO層の上に、4000rpmの回転速度で30秒間スピンコートして、CPTA塗布層を形成した。得られた塗布層を、ホットプレートを用いて、酸素濃度及び水分濃度を0.1ppmに調整したグローブボックス内で140℃の温度で30分間アニールして、CPTA層を形成した。
(光電変換層)
光電変換層として、有機無機ペロブスカイト化合物層の上にシリコン量子ドット層を形成した二層構造の光電変換層を成膜した。
(有機無機ペロブスカイト化合物層の形成)
DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)に、ヨウ化鉛(PbI、純度:99.9985%、Alfa Aesar社製)と、ヨウ化メチルアンモニウム(CHNHI、純度:99.5%以上、Xi’an Polymer Light Technology Corp.製)とをモル比で1:1の割合で混合して有機無機ペロブスカイト化合物(CHNHPbI)を1.25モル/Lの濃度で含む溶液を調製した。次いで、得られた溶液に、尿素を、DMF1Lに対して0.8モルとなる割合で加えた後、ポリテトラフルオロエチレンフィルター(孔径:0.45μm)を用いてろ過して、有機無機ペロブスカイト化合物塗布液を調製した。上記のグローブボックス内にて、得られた塗布液を、CPTA層の上に、5000rpmの回転速度にて、スピンコートを開始してから8秒後にクロロベンゼン(CB)処理を行なうことにより有機無機ペロブスカイトの結晶性を向上させる条件で、30秒間スピンコートして、有機無機ペロブスカイト化合物塗布層を形成した。得られた塗布層を、グローブボックス内にて、ホットプレートを用いて、100℃の温度で10分間アニールして、有機無機ペロブスカイト化合物層(厚さ:300nm〜800nm)を形成した。
(シリコン量子ドット層の形成)
フッ酸水溶液とエタノールの混合溶液中での標準的な電気化学エッチング法を用いてシリコンウェハ表面にポーラスシリコン層を形成し、シリコンウェハから分離、乾燥させポーラスシリコン粉末を作製した。石英キュベット中の1−デセン5mlにポーラスシリコン10mgを加え、ポーラスシリコン分散液に対して3質量%のフッ化水素酸を加えた。1−デセンとフッ化水素酸を加えたポーラスシリコン分散液を、マグネチックスターラーを用いて撹拌しながら、その分散液にQスイッチNd:YAGレーザを用いて波長266nmのレーザ光を、パルス持続時間5n秒、繰り返し周波数15Hzの条件で2時間照射した。レーザーフルエンスは0.2J/cmであった。レーザ光は、120mmの焦点距離のレンズを介して石英キュベットに照射した。レンズと石英キュベットとの距離は180mmとした。
レーザ照射後、ポーラスシリコン分散液の上澄みを、メンブレンフィルター(孔径:200nm)を用いた遠心ろ過分離器を用いて、13000rpmの回転速度で20分間ろ過処理を行なった。得られたろ液をトルエンで希釈して、シリコン量子ドットの濃度を0.01mg/mLとした後、ポリテトラフルオロエチレンフィルター(孔径:0.45μm)を用いてろ過して、シリコン量子ドット塗布液を調製した。
得られた塗布液の一部を採取し、乾燥して、シリコン量子ドットを得た。得られたシリコン量子ドットの表面を観察した結果、シリコン量子ドットの表面に、炭化水素化合物(C2n+1、nは9)の皮膜が約1nmの厚さで形成されていることが確認された。
得られた塗布液を、有機無機ペロブスカイト化合物層の上に、4000rpmの回転速度で30秒間スピンコートして、シリコン量子ドット塗布層を形成した。得られた塗布層を、ホットプレートを用いて、上記のグローブボックス内にて、60℃の温度で10秒間アニールして、シリコン量子ドット層を、有機無機ペロブスカイト化合物層の表面を覆い尽くさない程度の厚さで形成した。
(正孔輸送層:Spiro−OMeTAD層の形成)
クロロベンゼン(CB)とSpiro−OMeTAD(純度:99.7%、Borun Chemicals社製)とを混合して濃度72.3mg/mLのSpiro−OMeTAD溶液を得た。また、アセトニトリとリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド(純度:99.9%、Sigma−Aldrich社製)とを混合して、濃度520mg/mLのリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド溶液を得た。
上記のSpiro−OMeTAD溶液1mLと、上記のリチウムビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド溶液17.5μLと、4−tert−ブチルピリジン(純度:96%、Sigma−Aldrich社製)28.8μLとを混合してSpiro−OMeTAD溶液を調製した。次いで、得られた溶液をCBで1.5倍に希釈した後、ポリテトラフルオロエチレンフィルター(孔径:0.45μm)を用いてろ過して、Spiro−OMeTAD塗布液を調製した。得られた塗布液を、シリコン量子ドット層の上に、4000rpmの回転速度で30秒間スピンコートして、Spiro−OMeTAD塗布層を形成した。得られた塗布層を乾燥して、Spiro−OMeTAD層(厚さ:100〜300nm)を形成した。
(第2電極層:Au層の形成)
Spiro−OMeTAD層の上に、蒸着法によりAu層(膜厚:100nm)を形成した。
[実施例2〜4]
シリコン量子ドット層の形成において、シリコン量子ドットの濃度を、0.001mg/mL(実施例2)、0.1mg/mL(実施例3)、1.0mg/mL(実施例4)としたこと以外は、実施例1と同様にして太陽電池を作製した。
[比較例1]
有機無機ペロブスカイト化合物層の上にシリコン量子ドット層を形成しなかったこと以外は、実施例1と同様にして太陽電池を作製した。
[比較例2]
有機無機ペロブスカイト化合物層の上にシリコン量子ドット塗布液を塗布する代わりに、トルエンを塗布し、乾燥した後、正孔輸送層、第2電極層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして太陽電池を作製した。
[評価]
(1)シリコン量子ドットの粒子径
実施例1で調製したシリコン量子ドット塗布液中のシリコン量子ドットの粒度分布を、動的光散乱法(FFTパワースペクトル法とも呼ばれている)により測定した。測定装置はNanotrac Wave(UZ)(マイクロトラック・ベル株式会社製)を使用した。得られた個数基準の粒度分布を図2に示す。得られた粒度分布から算出されたシリコン量子ドットの個数基準の平均粒子径は10.9nmであった。
(2)シリコン量子ドットのフォトルミネッセンス特性
実施例1で調製したシリコン量子ドット塗布液に、紫外光を照射して、シリコン量子ドットが発光した光のスペクトルを測定した。照射した紫外光のスペクトルとシリコン量子ドットが発光した光のスペクトルを、図3に示す。
図3のスペクトルから、シリコン量子ドットは、紫外光(実線)によって励起されることによって、波長420nmと600nmとにピークを有する光(波線)を発光することがわかる。
(3)太陽電池の電流−電圧(J−V)特性
太陽電池の第1電極と第2電極との間に電源(2410ソースメーター、Keithley社製)を接続した。次いで、太陽電池のガラス基板に、AM1.5Gフィルターを備えたソーラーシミュレーター(Newport社製)を用いて、照射強度100mW/cmの光を照射して、太陽電池の電流−電圧(J−V)特性を測定した。その結果を、図4に示す。
図4のグラフから、有機無機ペロブスカイト化合物層の上にシリコン量子ドット層を形成した二層構造の光電変換層を有する実施例1〜4の太陽電池は、シリコン量子ドット層が形成されていない比較例1、2の太陽電池と比較して、各電圧で得られる電流密度が高い値を示すことがわかる。したがって、実施例1〜4の太陽電池は、比較例1の太陽電池と比較して、光電変換効率が高いことがわかる。
[実験例1]
Au層を形成しなかったこと以外は実施例1と同様にして、ガラス基板、ITO膜(第1電極)、電子輸送層、CPTA層、光電変換層(有機無機ペロブスカイト化合物層、シリコン量子ドット層)、正孔輸送層がこの順で積層された積層体を作製した。
[実験例2]
シリコン量子ドットの濃度を1.0mg/mLとしたこと以外は、実験例1と同様にして、ガラス基板、ITO膜、電子輸送層、CPTA層、光電変換層(有機無機ペロブスカイト化合物層、シリコン量子ドット層)、正孔輸送層がこの順で積層された積層体を作製した。この実験例2の積層体は、Au層を形成しなかったこと以外は実施例4の太陽電池と同じ構成である。
[実験例3]
シリコン量子ドットの濃度を10mg/mLとしたこと以外は、実験例1と同様にして、ガラス基板、ITO膜、電子輸送層、CPTA層、光電変換層(有機無機ペロブスカイト化合物層、シリコン量子ドット層)、正孔輸送層がこの順で積層された積層体を作製した。
[比較実験例1]
Au層を形成しなかったこと以外は比較例1と同様にして、ガラス基板、ITO膜、電子輸送層、CPTA層、光電変換層(有機無機ペロブスカイト化合物層)、正孔輸送層がこの順で積層された積層体を作製した。
[比較実験例2]
正孔輸送層とAu層を形成しなかったこと以外は比較例1と同様にして、ガラス基板、ITO膜、電子輸送層、CPTA層、光電変換層(有機無機ペロブスカイト化合物層)がこの順で積層された積層体を作製した。
[評価]太陽電池の光吸収特性
実験例1〜3及び比較実験例1、2で作製した積層体について、AM1.5Gフィルターを備えたソーラーシミュレーター(Newport社製)を用いて、照射強度100mW/cmの光を照射して、積層体に吸収された光の量を測定した。その結果を、図5に示す。
図5のグラフから、有機無機ペロブスカイト化合物層の上にシリコン量子ドット層を形成した二層構造の光電変換層を有する実験例1〜3の積層体は、シリコン量子ドット層を形成していない比較実験例1、2の積層体と比較して、光の吸収量が高いことがわかる。有機無機ペロブスカイト化合物層では吸収されない短波長の紫外光について、実験例1〜3の積層体の吸収量が高い理由は、シリコン量子ドットが短波長の紫外光によって励起され、長波長の可視光を発光したためであると考えられる。また、有機無機ペロブスカイト化合物層で吸収される長波長の可視光について、実験例1〜3の積層体の吸収量が高いのは、有機無機ペロブスカイト化合物層を透過した可視光が、シリコン量子ドット層で反射して有機無機ペロブスカイト化合物層に戻ったためであると考えられる。
[実施例5]
有機無機ペロブスカイト化合物層の形成において、ヨウ化鉛として、純度が99.9985%のもの(Alfa Aesar社製)とヨウ化メチルアンモニウムとして、純度が99.5%のもの(Xi’an Polymer Light Technology Corp.製)を用いたこと以外は、実施例1と同様にして太陽電池を作製した。
[比較例3]
有機無機ペロブスカイト化合物層の上にシリコン量子ドット層を形成しなかったこと以外は、実施例5と同様にして太陽電池を作製した。
実施例5と比較例3で得られた太陽電池について、電流−電圧(J−V)特性を測定した。その結果を、図6に示す。
図6のグラフから、有機無機ペロブスカイト化合物層の上にシリコン量子ドット層を形成した二層構造の光電変換層を有する実施例5の太陽電池は、シリコン量子ドット層が形成されていない比較例3の太陽電池と比較して、電流−電圧特性が向上することがわかる。実施例5の太陽電池は、有機無機ペロブスカイト化合物層の不純物によるトラップ準位に、シリコン量子ドットが電子又は正孔を与えることによって、不純物の混入による太陽電池の起電力の低下が抑制されたためであると考えられる。
1 基板
2 第1電極
3 電子輸送層
4 CPTA層
5 光電変換層
6 有機系光電変換材料層
7 半導体量子ドット層
8 正孔輸送層
9 第2電極
10 太陽電池
20 光

Claims (6)

  1. 第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された光電変換層を有する太陽電池であって、
    前記光電変換層が、有機系光電変換材料と半導体量子ドットとを含み、
    前記半導体量子ドットは、前記有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な光の波長よりも短い波長の光によって励起され、前記有機系光電変換材料が電気エネルギーに変換可能な波長の光を発光する発光体であることを特徴とする太陽電池。
  2. 前記有機系光電変換材料が、有機無機ペロブスカイト化合物である請求項1に記載の太陽電池。
  3. 前記半導体量子ドットが、シリコン量子ドットである請求項1又は2に記載の太陽電池。
  4. 前記シリコン量子ドットがポーラスシリコンの粉砕物である請求項3に記載の太陽電池。
  5. 前記シリコン量子ドットは、表面の少なくとも一部が酸化されている請求項3または4に記載の太陽電池。
  6. 前記シリコン量子ドットは、表面の少なくとも一部が炭化水素化合物で被覆されている請求項3〜5のいずれか一項に記載の太陽電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024050927A1 (zh) * 2022-09-07 2024-03-14 德州学院 一种量子点叠层太阳能电池及其制备方法

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