JP2021117315A - 投写光学系、およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】投写距離を短くすることができる投写光学系を提供すること。【解決手段】投写光学系3Aは、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、を備える。第2光学系32は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面34、第1反射面35、第2反射面36、および第2透過面37を有する光学素子33を備える。第2反射面36は、凹形状を備え、第1光学系31の第1光軸N1に対して第2反射面36の第2光軸N2が交差している。【選択図】図3

Description

本発明は、投写光学系、およびプロジェクターに関する。
画像形成部が形成した投写画像を、投写光学系により拡大して投写するプロジェクターは特許文献1に記載されている。同文献の投写光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に第1光学系と、第2光学系と、からなる。第1光学系は複数枚のレンズを備える屈折光学系を備える。第2光学系は凹形状の反射面を備える反射ミラーからなる。画像形成部は、光源とライトバルブとを備える。画像形成部は、投写光学系の縮小側結像面に投写画像を形成する。投写光学系は、第1光学系と反射面との間に中間像を形成し、拡大側結像面に配置されたスクリーンに最終像を投写する。
特開2010−20344号公報
投写光学系およびプロジェクターには、投写距離を短くすることが要求されている。
上記の課題を解決するために、本発明は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備える投写光学系において、前記第2光学系は、前記縮小側から前記拡大側に向かって順に、第1透過面、第1反射面、第2反射面、および第2透過面を有する光学素子を備え、前記第2反射面は、凹形状を備え、前記第1光学系の第1光軸に対して前記第2反射面の第2光軸が交差していることを特徴とする。
次に、本発明のプロジェクターは、上記の投写光学系と、前記投写光学系の縮小側結像面に投写画像を形成する画像形成部と、を有することを特徴とする。
投写光学系を備えるプロジェクターの概略構成図である。 実施例1の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例1の投写光学系の光線図である。 実施例1の投写光学系の第2光学系の光線図である。 実施例1の投写光学系の光学素子の斜視図である。 実施例1の投写光学系の光軸を模式的に示す説明図である。 実施例1の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例1の投写光学系のスポットダイアグラムである。 実施例2の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例2の投写光学系の光線図である。 実施例2の投写光学系を上方から見た場合の光線図である。 実施例2の投写光学系の光学素子の斜視図である。 実施例2の投写光学系の光軸を模式的に示す説明図である。 実施例2の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例2の投写光学系のスポットダイアグラムである。 実施例3の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例3の投写光学系の光線図である。 実施例3の投写光学系の光軸を模式的に示す説明図である。 実施例3の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例3の投写光学系のスポットダイアグラムである。 実施例4の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例4の投写光学系の光線図である。 実施例4の投写光学系の光軸を模式的に示す説明図である。 実施例4の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例4の投写光学系のスポットダイアグラムである。 実施例5の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例5の投写光学系の光線図である。 実施例5の投写光学系の光軸を模式的に示す説明図である。 実施例5の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例5の投写光学系のスポットダイアグラムである。 実施例6の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例6の投写光学系の光線図である。 実施例6の投写光学系の光軸を模式的に示す説明図である。 実施例6の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例6の投写光学系のスポットダイアグラムである。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係る投写光学系およびこれを備えるプロジェクターについて詳細に説明する。
(プロジェクター)
図1は本発明の投写光学系3を備えるプロジェクターの概略構成図である。図1に示すように、プロジェクター1は、スクリーンSに投写する投写画像を生成する画像形成部2と、投写画像を拡大してスクリーンSに拡大像を投写する投写光学系3と、画像形成部2の動作を制御する制御部4と、を備える。
(画像生成光学系および制御部)
画像形成部2は、光源10、第1インテグレーターレンズ11、第2インテグレーターレンズ12、偏光変換素子13、重畳レンズ14を備える。光源10は、例えば、超高圧水銀ランプ、固体光源等で構成される。第1インテグレーターレンズ11および第2インテグレーターレンズ12は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子をそれぞれ有する。第1インテグレーターレンズ11は、光源10からの光束を複数に分割する。第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子は、光源10からの光束を第2インテグレーターレンズ12の各レンズ素子の近傍に集光させる。
偏光変換素子13は、第2インテグレーターレンズ12からの光を所定の直線偏光に変換させる。重畳レンズ14は、第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子の像を、第2インテグレーターレンズ12を介して、後述する液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bの表示領域上で重畳させる。
また、画像形成部2は、第1ダイクロイックミラー15、反射ミラー16およびフィールドレンズ17R、および、液晶パネル18Rを備える。第1ダイクロイックミラー15は、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるR光を反射させ、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるG光およびB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー15で反射されたR光は、反射ミラー16およびフィールドレンズ17Rを経て、液晶パネル18Rへ入射する。液晶パネル18Rは光変調素子である。液晶パネル18RはR光を画像信号に応じて変調することにより、赤色の投写画像を形成する。
さらに、画像形成部2は、第2ダイクロイックミラー21、フィールドレンズ17G、および、液晶パネル18Gを備える。第2ダイクロイックミラー21は、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるG光を反射させ、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるB光を透過させる。第2ダイクロイックミラー21で反射されたG光は、フィールドレンズ17Gを経て、液晶パネル18Gへ入射する。液晶パネル18Gは光変調素子である。液晶パネル18GはG光を画像信号に応じて変調することにより、緑色の投写画像を形成する。
また、画像形成部2は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17B、および、液晶パネル18Bを備える。第2ダイクロイックミラー21を透過したB光は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17Bを経て、液晶パネル18Bへ入射する。液晶パネル18Bは光変調素子である。液晶パネル18BはB光を画像信号に応じて変調することにより、青色の投写画像を形成する。
液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bは、クロスダイクロイックプリズム19を3方向から囲んでいる。クロスダイクロイックプリズム19は、光合成用のプリズムであり、各液晶パネル18R、18G、18Bで変調された光を合成した投写画像を生成する。
ここで、クロスダイクロイックプリズム19は投写光学系3の一部分を構成する。投写光学系3は、クロスダイクロイックプリズム19が合成した投写画像(各液晶パネル18R、18G、18Bが形成した画像)をスクリーンSに拡大して投写する。スクリーンSは、投写光学系3の拡大側結像面である。
制御部4は、ビデオ信号等の外部画像信号が入力される画像処理部6と、画像処理部6から出力される画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを駆動する表示駆動部7と、を備える。
画像処理部6は、外部の機器から入力された画像信号を各色の調等を含む画像信号に変換する。表示駆動部7は、画像処理部6から出力された各色の投写画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを動作させる。これにより、画像処理部6は、画像信号に対応した投写画像を液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bに表示する。
(投写光学系)
以下では、プロジェクター1に搭載される投写光学系3の実施例として、実施例1の投写光学系3A、および実施例2の投写光学系3Bを説明する。なお、以下の説明および図では、液晶パネル18R、液晶パネル18G、液晶パネル18Bを、液晶パネル18として表す。
(実施例1)
図2は、実施例1の投写光学系3Aの全体を模式的に表す光線図である。図3は、実施例1の投写光学系3Aの光線図である。図4は、実施例1の投写光学系3Aの第2光学系の光線図である。図2、図3、図4では、第2光学系を構成する光学素子の輪郭を省略して示す。図5は、光学素子の斜視図である。図6は、縮小側結像面から拡大側結像面に至る投写光学系3Aの光軸を模式的に示す説明図である。
図3に示すように、本例の投写光学系3Aは、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズL1〜L14を備える屈折光学系である。第2光学系32は、一つの光学素子33からなる。図4、図5に示すように、光学素子33は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面34、第1反射面35、第2反射面36、および第2透過面37を有する。第1透過面34は、縮小側に突出する凸形状である。第2反射面36は凹形状を備える。第1反射面35は、平面である。すなわち、第1反射面35は、平面ミラーである。第2反射面36は、凹形状である。第2透過面37は、拡大側に突出する凸形状を備える。光学素子33は、第1光学系31の第1光軸N1上に配置される。第2光学系32では、第2反射面36の第2光軸N2が、第1光軸N1と交差する。図4に示すように、本例において、第1光軸N1と第2光軸N2とが交差する角度θ1は90°である。
図3に示すように、投写光学系3Aの縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。液晶パネル18は、第1光学系31の第1光軸N1の一方側に投写画像を形成する。図2に示すように、投写光学系3Aの拡大側結像面には、スクリーンSが配置されている。スクリーンSには、最終像が投写される。スクリーンSは第1光軸N1に対して液晶パネル18の投写画像とは反対側に位置する。図4に示すように、第1光学系31と光学素子33の第2反射面36との間には、縮小側結像面および拡大側結像面と共役な中間像40が結像される。中間像40は最終像に対して上下が反転した共役像ある。本例において、中間像40は、光学素子33の内側に形成される。より具体的には、中間像40は、第1反射面35と第2反射面36との間に形成される。
以下の説明では、便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸、およびZ軸とする。また、拡大側結像面であるスクリーンSの幅方向をX軸方向、スクリーンSの上下方向をY軸方向、スクリーンSと垂直な方向をZ軸方向とする。Z軸方向においてスクリーンSが位置する側を第1方向Z1、その反対側を第2方向Z2とする。また、光学素子33の第2反射面36の第2光軸N2を含んでY軸方向に延びる平面をYZ平面とする。図2、図3、図4は、それぞれYZ平面上の光線図である。
図3に示すように、本例では、第1光学系31の第1光軸N1は、Y軸方向に延びる。第2光学系32の第2光軸N2は、Z軸方向に延びる。液晶パネル18は、第1光学系31の第1光軸N1の第1方向Z1に投写画像を形成する。
図3に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1〜L14を有する。レンズL1〜レンズL14は縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。本例では、レンズL2とレンズL3は接合された第1接合レンズL21である。レンズL4とレンズL5は接合された第2接合レンズL22である。レンズL9とレンズL10は、接合された第3接合レンズL23である。レンズL11とレンズL12は接合された第4接合レンズL24である。レンズL7とレンズL8との間には、図示しない絞りが配置されている。
ここで、第1光学系31では、レンズL13が、正のパワーを備える。また、第1光学系31は、全体として、正のパワーを備える。従って、図3に示すように、第1光学系31と第2光学系32の間において、主光線同士の間隔が第2光学系32に接近するのに伴って狭くなる。
光学素子33は、第2反射面36の第2光軸N2を設計軸として設計されている。言い換えれば、第2光軸N2は、第2透過面37および第2反射面36の設計上の光軸である。図4に示すように、第1透過面34、第1反射面35、および第2反射面36は、第2光軸N2の下方Y2に位置し、第2透過面37は、第2光軸N2の上方Y1に位置する。また、第1透過面34、第1反射面35、および第2透過面37は、第1光軸N1よりも第1方向Z1に位置し、第2反射面36は、第1光軸N1よりも第2方向Z2に位置する。中間像40は、第2光軸N2の下方Y2に位置する。
本例では、図5に示すように、光学素子33の第2反射面36、および第2透過面37は、第2光軸N2を中心とする回転対称な形状を備える。第2反射面36、および第2透過面37は、それぞれ第2光軸N2を中心とする180°の角度範囲に設けられている。なお、第1透過面34は、第1光軸N1を設計軸として設計されている。第1透過面34は、第1光軸N1を中心とする回転対称な形状を備える。第1透過面34は、第1光軸N1を中心とする180°の角度範囲に設けられている。
光学素子33の第1透過面34、第2反射面36および第2透過面37は、いずれも非球面である。第1反射面35、および第2反射面36は、光学素子33の外面に設けた反射コーティング層である。なお、第1透過面34、第2反射面36および第2透過面37のそれぞれは、自由曲面としてもよい。この場合に、各自由曲面は、それぞれの設計軸を基準に設計される。この場合において、第2反射面が自由曲面の場合、第2反射面の設計軸を第2光軸N2という。
図5に鎖線の矢印で示すように、第1反射面35は、第1透過面34を通過した光束を第1光軸N1と交差する方向に反射する。本例では、第1反射面35は、第1透過面34を通過した光束を、スクリーンSから離間する第2方向Z2に90°屈曲させる。第1反射面35で反射された光束は、第2反射面36により、スクリーンSに向かう第1方向Z1に向かって上方Y1に反射される。第2反射面36により反射されて第2透過面37を通過する光束は、光学素子33からY1方向に向かって射出されてスクリーンSに到達する。
ここで、図6に示すように、投写光学系3Aでは、拡大側結像面に対して縮小側結像面は、交差する。すなわち、液晶パネル18が投写画像を形成する拡大側縮像面は、XZ平面に沿っている。液晶パネル18の長手方向、すなわち、投写画像の幅方向W1は、X軸方向に延びる。液晶パネル18の短手方向、すなわち、投写画像の高さ方向H1は、Z軸方向に延びる。最終像が形成されるスクリーンSは、XY平面に沿っている。スクリーンSの長手方向、すなわち、最終像の幅方向W2は、X軸方向に延びる。スクリーンSの短手方向、すなわち、最終像の高さ方向H2は、Y軸方向に延びる。
(レンズデータ)
投写光学系3Aのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。非球面は、面番号に*を付している。符号は、投写光学系の各構成に付した符号である。rは曲率半径である。dは軸上面間隔である。ndは、屈折率である。vdは、アッベ数である。Yは有効半径である。r、d、Yの単位はmmである。投写光学系3Aの投写距離は、第2透過面37である面番号31からスクリーンSまでの距離である。
面番号 名称 r d nd vd モード Y
物体面 18 0 8.5 屈折
1 19 0 35.95 1.51633 64.14 屈折 12.573
2 0 5 屈折 14.999
3 L01 29.33178 10.078656 1.442044 86.63 屈折 16
4 -46.7571 0.1 屈折 15.852
5 L02 148.79233 7.071831 1.772054 47.71 屈折 14.902
6 L03 -26.54503 6.108227 2.0196 20.783 屈折 14.521
7 -95.30317 0.1 屈折 13.827
8 L04 57.12601 5.870101 1.494958 52.92 屈折 12.989
9 L05 -24.31043 1 2.0508 26.942 屈折 12.77
10 -887.31514 0.2 屈折 12.691
11 L06 37.22942 2.436591 1.986125 16.48 屈折 12.565
12 155.01669 2.483493 屈折 12.414
13 L07 -45.82387 8.6095 1.526239 38.78 屈折 12.314
14 -32.53128 9.5 屈折 11.559
絞り面 0 0.1 屈折 7.5
16 L08 -323.72495 2 2.0508 26.942 屈折 7.5
17 42.89214 1.15812 屈折 7.578
18 L09 1757.31503 4.943349 1.840029 18.61 屈折 7.709
19 L10 -12.35292 2 2.0508 26.942 屈折 7.982
20 -48.32828 28.476179 屈折 8.812
21 L11 45.45967 15 1.686174 23.14 屈折 19
22 L12 -29.191 12.671948 1.990031 16.9 屈折 19.076
23 -3485.13836 4.481986 屈折 21.906
*24 L13 105.64407 6 1.531131 55.75 屈折 22.487
*25 -519.77235 24.526951 屈折 23.721
*26 L14 -78.70625 6 1.531131 55.75 屈折 27.151
*27 66.20602 2.620232 屈折 30.053
*28 34 57.65154 47 1.509398 56.47 屈折 30.974
29 35 0 -18 1.509398 56.47 反射 41.343
*30 36 17.73917 40 1.509398 56.47 反射 20.636
*31 37 -60 286 屈折 37.407
像面 S 0 0 屈折 1897.748
面番号29、すなわち第1反射面35のディセンタ&ベンドはα=−45である。各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 24
コーニック定数 5.747129E+00
4次の係数 -1.773701E-05
6次の係数 2.099464E-08
8次の係数 -5.487779E-11
10次の係数 7.584515E-15
面番号 25
コーニック定数 -1E+02
4次の係数 -1.423867E-05
6次の係数 1.409802E-08
8次の係数 -4.012394E-11
10次の係数 8.047043E-15
面番号 26
コーニック定数 5.86971E+00
4次の係数 -6.931921E-06
6次の係数 -2.037596E-08
8次の係数 2.860225E-11
10次の係数 -4.032263E-15
面番号 27
コーニック定数 5.341384E-01
4次の係数 -3.273916E-05
6次の係数 1.751897E-08
8次の係数 -7.121867E-12
10次の係数 1.654097E-15
面番号 28
コーニック定数 1.933343E+00
4次の係数 3.63149E-06
6次の係数 -9.290606E-09
8次の係数 1.233337E-11
10次の係数 -7.387416E-15
面番号 30
コーニック定数 -3.045767E+00
4次の係数 1.087866E-05
6次の係数 -3.933264E-08
8次の係数 6.851884E-11
10次の係数 -6.380783E-14
面番号 31
コーニック定数 1.393652E+00
4次の係数 1.213214E-06
6次の係数 -3.767339E-09
8次の係数 2.904918E-12
10次の係数 -9.240926E-16
(作用効果)
本例の投写光学系3Aは、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、を備える。第2光学系32は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面34、第1反射面35、第2反射面36、および第2透過面37を有する光学素子33を備える。第2反射面36は、凹形状を備える。第1光学系31の第1光軸N1に対して第2反射面36の第2光軸N2が交差している。
本例では、第2光学系32において、第2反射面36で反射した光束を、第2透過面37で屈折させることができる。よって、第2光学系32が、第2反射面36のみを備える場合と比較して、投写光学系3Aの投写距離を短くすることができる。言い換えれば、本例の投写光学系3Aは、第2光学系32が第2反射面36のみを備える場合と比較して、投写光学系3Aを短焦点化することができる。
また、本例の投写光学系3Aは、第1反射面35を備えるので、第2光学系32から射出される光束の向きを、第1光学系31と干渉しない方向に向けることが容易である。
さらに、本例では、一つの光学素子が第1反射面35および第2反射面36を備えるので、2つの反射面を別々の光学素子に設ける場合と比較して、第2光学系32を小型化できる。さらに、第1反射面35および第2反射面36を一体で成形可能なため高精度な成形が可能である。
また、第1光学系31の第1光軸N1はYZ平面上をY軸方向に延びており、第2光学系32の第2光軸N2はYZ平面上をZ軸方向に延びる。従って、投写光学系3Aは、X軸方向、Z軸方向において小型化されている。
さらに、本例では、光学素子33が拡大側に突出する凸形状の第2透過面37を備えるので、中間像40の拡大側に配置された第2反射面36が大型化することを抑制できる。すなわち、第2光学系32では、第2透過面37において光束を屈折させることができるので、拡大側結像面と共役となる中間像40が、第2光軸N2に沿って傾斜して大きくなることを抑制できる。よって、中間像40の拡大側に位置する第2反射面36が大型化することを抑制できる。
また、中間像40は、光学素子33における第1反射面35と第2反射面36との間に位置する。従って、中間像40が第1光学系31と光学素子33との間に形成される場合と比較して、第1光学系31と光学素子33とを接近させることができる。これにより、投写光学系3AをY軸方向、Z軸方向で小型化できる。
また、光学素子33において、中間像40の縮小側に位置する第1透過面34が非球面なので、中間像40での収差の発生を抑制できる。また、光学素子33の第2反射面36、および第2透過面37は、非球面である。従って、拡大側結像面において、収差の発生を抑制できる。
さらに、光学素子33では、第1透過面34は、第1光軸N1を中心とした回転対称面、第2反射面36、および第2透過面37が、第2光軸N2を中心として回転対称な形状を備える。従って、これらの面が回転対称ではない場合と比較して、光学素子33の製造が容易である。
また、本例では、第1光学系31と第2光学系32の間において、主光線同士の間隔が第2光学系32に接近するのに伴って狭くなる。従って、中間像40の形成が容易であり、かつ、中間像40を小さくできる。よって、中間像40の拡大側に位置する第2反射面36の小型化が容易である。
図7は投写光学系3Aの拡大側のMTFを示す図である。MTFを示す図7の横軸は空間周波数である。縦軸はコントラスト再現比である。図8は、像高位置ごとの集光の様子を示すスポットダイアグラムである。図7、図8に示すように、投写光学系3Aは、高い解像度を有する。
(実施例2)
図9は、実施例2の投写光学系3Bの全体を模式的に表す光線図である。図9では、実施例2の投写光学系3Bを上方Y1から見ている。図10は、実施例2の投写光学系3BをスクリーンSと垂直なZ軸方向から見た場合の光線図である。図11は、投写光学系3Bを上方Y1から見た場合の光線図である。図9、図11は、第2光学系32の第2光軸N2を含んでX軸方向に延びるXZ平面の光線図である。図9、図10、図11では、第2光学系32を構成する光学素子33の輪郭を省略して示す。図12は、実施例2の光学素子33の斜視図である。図13は、縮小側結像面から拡大側結像面に至る投写光学系3Bの光軸を模式的に示す説明図である。
図10、図11に示すように、本例の投写光学系3Bは、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズL1〜L14を備える屈折光学系である。第1光学系31の第1光軸N1は、拡大側結像面であるスクリーンSと平行なX軸方向に延びる。
第2光学系32は、一つの光学素子33からなる。光学素子33は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面34、第1反射面35、第2反射面36、および第2透過面37を有する。第1透過面34は、縮小側に突出する凸形状である。第2反射面36は凹形状を備える。第1反射面35は、平面である。すなわち、第1反射面35は、平面ミラーである。第2反射面36は、凹形状である。第2透過面37は、拡大側に突出する凸形状を備える。第2光学系32を構成する光学素子33は、第1光学系31の第1光軸N1上に配置される。第2光学系32では、第2反射面36の第2光軸N2が、第1光軸N1と交差する。図11に示すように、第1光軸N1と第2光軸N2とが交差する角度θ1は90°である。第2光軸N2は、Z軸方向に延びる。
投写光学系3Bの縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。図10に示すように、液晶パネル18は、第1光学系31の第1光軸N1の上方Y1に投写画像を形成する。図9に示すように、投写光学系3Bの拡大側結像面には、スクリーンSが配置されている。スクリーンSには、最終像が投写される。スクリーンSは、第1光軸N1の上方Y1に位置する。図10に示すように、第1光学系31と光学素子33の第2反射面36との間には、縮小側結像面および拡大側結像面と共役な中間像40が結像される。中間像40は最終像に対して上下が反転した共役像ある。本例において、中間像40は、光学素子33の内側に形成される。より具体的には、中間像40は、第1反射面35と第2反射面36との間に形成される。中間像40は、第1光軸N1の下方Y2に位置する。
図10、図11に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1〜L14を有する。レンズL1〜レンズL14は縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。本例では、レンズL2とレンズL3は接合された第1接合レンズL21である。レンズL4とレンズL5は接合された第2接合レンズL22である。レンズL9とレンズL10は、接合された第3接合レンズL23である。レンズL11とレンズL12は接合された第4接合レンズL24である。レンズL7とレンズL8との間には、図示しない絞りが配置されている。
ここで、第1光学系31では、レンズL13が、正のパワーを備える。また、第1光学系31は、全体として、正のパワーを備える。これにより、第1光学系31と第2光学系32の間において、主光線同士の間隔が第2光学系32に接近するのに伴って狭くなる。
光学素子33は、第2反射面36の第2光軸N2を設計軸として設計されている。言い換えれば、第2光軸N2は、第2透過面37および第2反射面36の設計上の光軸である。図12に示すように、第1透過面34、第1反射面35、および第2反射面36は、第2光軸N2よりも下方Y2に位置する。第2透過面37は、第2光軸N2の上方Y1に位置する。また、第1透過面34、第1反射面35、および第2透過面37は、第1光軸N1よりも第1方向Z1に位置し、第2反射面36は、第1光軸N1よりも第2方向Z2に位置する。第1反射面35と第2反射面36とはZ軸方向で対向する。
また、光学素子33の第1透過面34、第2反射面36、および第2透過面37は、第2光軸N2を中心とする回転対称な形状を備える。第1透過面34、第2反射面36、および第2透過面37は、それぞれ第2光軸N2を中心とする180°の角度範囲に設けられている。
光学素子33の第1透過面34、第2反射面36および第2透過面37は、いずれも非球面である。第1反射面35、および第2反射面36は、光学素子33の外面に設けた反射コーティング層である。なお、第1透過面34、第2反射面36および第2透過面37のそれぞれは、自由曲面としてもよい。この場合に、第2反射面36および第2透過面37は、第2光軸N2を設計軸として設計される。また、第1透過面34は、第1光軸N1を設計軸として設計される。
図12に鎖線の矢印で示すように、第1反射面35は、第1透過面34を通過した光束を第1光軸N1と交差する方向に反射する。図11に示すように、第1反射面35が第1透過面34を通過した光束をスクリーンSから離間する第2方向Z2に屈折させる角度θは90°である。第1反射面35で反射された光束は、第2反射面36により、上方Y1に向かって第1方向Z1に反射される。第2反射面36により反射されて第2透過面37を通過する光束は、光学素子33からY1方向に向かって射出されてスクリーンSに到達する。
図13に示すように、投写光学系3Bでは、拡大側結像面に対して縮小側結像面は、交差する。すなわち、液晶パネル18が投写画像を形成する拡大側縮像面は、YZ平面に沿っている。液晶パネル18の長手方向、すなわち、投写画像の幅方向W1は、Z軸方向に延びる。液晶パネル18の短手方向、すなわち、投写画像の高さ方向H1は、Y軸方向に延びる。最終像が形成されるスクリーンSは、XY平面に沿っている。スクリーンSの長手方向、すなわち、最終像の幅方向W2は、X軸方向に延びる。スクリーンSの短手方向、すなわち、最終像の高さ方向H2は、Y軸方向に延びる。
(レンズデータ)
投写光学系3Bのレンズデータは以下のとおりである。投写光学系3Bの投写距離は、面番号30からスクリーンSまでの距離である。
面番号 名称 r d nd vd モード Y
物体面 18 0 8.5 屈折
1 19 0 35.95 1.51633 64.14 屈折 12.573
2 0 5 屈折 14.999
3 L01 29.33178 10.078656 1.442044 86.63 屈折 16
4 -46.7571 0.1 屈折 15.852
5 L02 148.79233 7.071831 1.772054 47.71 屈折 14.902
6 L03 -26.54503 6.108227 2.0196 20.783 屈折 14.521
7 -95.30317 0.1 屈折 13.827
8 L04 57.12601 5.870101 1.494958 52.92 屈折 12.989
9 L05 -24.31043 1 2.0508 26.942 屈折 12.77
10 -887.31514 0.2 屈折 12.691
11 L06 37.22942 2.436591 1.986125 16.48 屈折 12.565
12 155.01669 2.483493 屈折 12.414
13 L07 -45.82387 8.6095 1.526239 38.78 屈折 12.314
14 -32.53128 9.5 屈折 11.559
絞り面 0 0.1 屈折 7.5
16 L08 -323.72495 2 2.0508 26.942 屈折 7.5
17 42.89214 1.15812 屈折 7.578
18 L09 1757.31503 4.943349 1.840029 18.61 屈折 7.709
19 L10 -12.35292 2 2.0508 26.942 屈折 7.982
20 -48.32828 28.476179 屈折 8.812
21 L11 45.45967 15 1.686174 23.14 屈折 19
22 L12 -29.191 12.671948 1.990031 16.9 屈折 19.076
23 -3485.13836 4.481986 屈折 21.906
*24 L13 105.64407 6 1.531131 55.75 屈折 22.487
*25 -519.77235 24.526951 屈折 23.721
*26 L14 -78.70625 6 1.531131 55.75 屈折 27.151
*27 66.20602 2.620232 屈折 30.053
*28 34 57.65154 37 1.509398 56.47 屈折 30.974
29 35 0 -28 1.509398 56.47 反射 41.343
*30 36 17.73917 40 1.509398 56.47 反射 20.636
*31 37 -60 286 屈折 37.407
像面 S 0 0 屈折 1897.748
面番号29、すなわち第1反射面35のディセンタ&ベンドはβ=−45である。なお、面番号28の欄の軸上面間距離dの値、および面番号29の欄の軸上面間距離dの値を除く他のレンズデータは、実施例1の投写光学系3Aと同一である。また、各非球面の非球面係数のデータも、実施例1の投写光学系3Aと同一である。
(作用効果)
本例の投写光学系3Bは、第1光学系が縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、を備える。第2光学系32は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面34、第1反射面35、第2反射面36、および第2透過面37を有する光学素子33を備える。第2反射面36は、凹形状を備える。第1光学系31の第1光軸N1に対して第2反射面36の第2光軸N2が交差する。
本例の投写光学系3Bは、第2光学系32において、第2反射面36で反射した光束を、第2透過面37で屈折させることができる。よって、第2光学系32が、第2反射面36のみを備える場合と比較して、投写光学系3Bの投写距離を短くすることができる。言い換えれば、本例の投写光学系3Bは、第2光学系32が第2反射面36のみを備える場合と比較して、投写光学系3Bを短焦点化することができる。
また、本例の投写光学系3Bは、第1反射面35を備えるので、第2光学系32から射出される光束の向きを、第1光学系31と干渉しない方向に向けることが容易である。
さらに、本例では、一つの光学素子が第1反射面35および第2反射面36を備えるので、2つの反射面を別々の光学素子に設けた場合と比較して、第2光学系32を小型化できる。さらに、第1反射面35および第2反射面36を一体で成形可能なため高精度な成形が可能である。
また、第1光学系31の第1光軸N1はXZ平面上をX軸方向に延びており、第2光学系32の第2光軸N2は、XZ平面上をZ軸方向に延びる。従って、投写光学系3Bは、Y軸方向において小型化されている。また、Z軸方向においても。第1反射面35で折り曲げられているため、Z軸方向において小型化されている。
さらに、本例では、光学素子33が拡大側に突出する凸形状の第2透過面を備えるので、中間像40の拡大側に配置された第2反射面36が大型化することを抑制できる。すなわち、第2光学系32では、第2透過面37において光束を屈折させることができるので、拡大側結像面と共役となる中間像40が、第2光軸N2に沿って傾斜して大きくなることを抑制できる。よって、中間像40の拡大側に位置する第2反射面36が大型化することを抑制できる。
また、中間像40は、光学素子33における第1反射面35と第2反射面36との間に位置する。従って、中間像40が第1光学系31と光学素子33との間に形成される場合と比較して、第1光学系31と光学素子33とを接近させることができる。これにより、投写光学系3BをY軸方向で小型化できる。
さらに、光学素子33において、中間像40の縮小側に位置する第1透過面34が非球面なので、中間像40での収差の発生を抑制できる。また、光学素子33の第2反射面36、および第2透過面37は、非球面である。従って、拡大側結像面において、収差の発生を抑制できる。
また、光学素子33では、第1透過面34が、第1光軸N1を中心として回転対称な形状を備える。また、第2反射面36、および第2透過面37が、第2光軸N2を中心として回転対称な形状を備える。従って、これらの面が回転対称ではない場合と比較して、光学素子33の製造が容易である。
さらに、本例では、第1光学系31と第2光学系32の間において、主光線同士の間隔が第2光学系32に接近するのに伴って狭くなる。従って、中間像40の形成が容易であり、かつ、中間像40を小さくできる。よって、中間像40の拡大側に位置する第2反射面36の小型化が容易である。
図14は投写光学系3Bの拡大側のMTFを示す図である。図15は、像高位置ごとの集光の様子を示すスポットダイアグラムである。図14、図15に示すように、投写光学系3Bは、高い解像度を有する。
(実施例3)
図16は、実施例3の投写光学系3Cの全体を模式的に表す光線図である。図17は実施例3の投写光学系3Cの光線図である。図16、図17では、投写光学系3CをスクリーンSと平行なX軸方向から見ている。図16、図17では、第2光学系32を構成する光学素子33の輪郭を省略して示す。図18は、縮小側結像面から拡大側結像面に至る投写光学系3Cの光軸を模式的に示す説明図である。
本例の投写光学系3Cは、実施例1の投写光学系3Aの第1光学系31の途中に第1光軸N1を屈折させる偏向素子50を配置したものである。各レンズL1〜L14、および第2光学系32の光学素子33は、投写光学系3Aと同一である。
本例の投写光学系3Cは、図16に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズL1〜L14と、偏向素子50と、を備える屈折光学系である。図17に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1〜L14を有する。レンズL2とレンズL3は接合された第1接合レンズL21である。レンズL4とレンズL5は接合された第2接合レンズL22である。レンズL9とレンズL10は接合された第3接合レンズL23である。レンズL11とレンズL12とは接合された第4接合レンズである。
偏向素子50は、平面ミラーである。偏向素子50は、図3、図16、図17に示すように、第1光学系31において隣り合うレンズの間に設けられた複数の空気間隔のうち軸上面間距離が最も広い第1空気間隔G1に配置される。第1空気間隔G1は、レンズL10とレンズL11との間、すなわち、第3接合レンズL23と第4接合レンズL24との間である。偏向素子50は、第1空気間隔G1に配置されて、第1光学系31の第1光軸N1を折り曲げる。第1光学系31において、偏向素子50の縮小側に位置する第1部51は、レンズL1〜L10からなる。第1光学系31において、偏向素子50の拡大側に位置する第2部52は、レンズL11〜L14からなる。
偏向素子50の配置により、第1部51の光軸である第1光軸部分M1と、第2部52の光軸である第2光軸部分M2とは、交差している。本例において、第1光軸部分M1と第2光軸部分M2とが交差する角度は90°である。言い換えれば、偏向素子50は、偏向素子50を配置する前の第1光学系31の第1光軸N1に対して45°傾斜して配置されている。第1光軸部分M1はZ軸方向に延びており、第2光軸部分M2はY軸方向に延びている。偏向素子50は、第1部51から第2方向Z2に射出される光束を下方Y2に90°折り曲げている。
ここで、第1部51は、正のパワーを備える。第2部52は、負のパワーを備える。また、第1光学系31は、全体として、正のパワーを備える。これにより、第1光学系31と第2光学系32の間において、主光線同士の間隔が第2光学系32に接近するのに伴って狭くなる。
光学素子33は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面34、第1反射面35、第2反射面36、および第2透過面37を有する。第1透過面34は、縮小側に突出する凸形状を備える。第1反射面35は、平面である。第2反射面36は、凹面形状である。第2透過面27は、拡大側に突出する凸形状を備える。
第1透過面34には、第1光学系31から下方Y2に射出された光束が入射する。第1反射面35は、スクリーンSから離間する第2方向Z2に90°屈曲させる。第1反射面35で反射された光束は、第2反射面36により、第1方向Z1に向かって下方Y2に反射される。第2反射面36により反射されて第2透過面37を通過する光束は、光学素子33から下方Y2へ射出されてスクリーンSに到達する。
ここで、図18に示すように、投写光学系3Cでは、拡大側結像面と縮小側結像面は、平行である。すなわち、液晶パネル18が投写画像を形成する拡大側結像面は、XY平面に沿っている。液晶パネル18の長手方向、すなわち、投写画像の幅方向W1は、X軸方向に延びる。液晶パネル18の短手方向、すなわち、投写画像の高さ方向H1は、Y軸方向に延びる。最終像が形成されるスクリーンSは、XY平面に沿っている。スクリーンSの長手方向、すなわち、最終像の幅方向W2は、X軸方向に延びる。スクリーンSの短手方向、すなわち、最終像の高さ方向H2は、Y軸方向に延びる。
(レンズデータ)
投写光学系3Cのレンズデータは以下のとおりである。
面番号 名称 r d nd vd モード Y
物体面 18 0 8.5 屈折
1 19 0 35.95 1.51633 64.14 屈折 12.573
2 0 5 屈折 14.999
3 L01 29.33178 10.078656 1.442044 86.63 屈折 16
4 -46.7571 0.1 屈折 15.852
5 L02 148.79233 7.071831 1.772054 47.71 屈折 14.902
6 L03 -26.54503 6.108227 2.0196 20.783 屈折 14.521
7 -95.30317 0.1 屈折 13.827
8 L04 57.12601 5.870101 1.494958 52.92 屈折 12.989
9 L05 -24.31043 1 2.0508 26.942 屈折 12.77
10 -887.31514 0.2 屈折 12.691
11 L06 37.22942 2.436591 1.986125 16.48 屈折 12.565
12 155.01669 2.483493 屈折 12.414
13 L07 -45.82387 8.6095 1.526239 38.78 屈折 12.314
14 -32.53128 9.5 屈折 11.559
絞り面 0 0.1 屈折 7.5
16 L08 -323.72495 2 2.0508 26.942 屈折 7.5
17 42.89214 1.15812 屈折 7.578
18 L09 1757.31503 4.943349 1.840029 18.61 屈折 7.709
19 L10 -12.35292 2 2.0508 26.942 屈折 7.982
20 -48.32828 28.476179 屈折 8.812
21 51 0 -18 反射 24.52
22 L11 -45.45967 -15 1.686174 23.14 屈折 19
23 L12 29.191 -12.671948 1.990031 16.9 屈折 19.076
24 3485.13836 -4.481986 屈折 21.906
*25 L13 -105.64407 -6 1.531131 55.75 屈折 22.487
*26 519.77235 -24.526951 屈折 23.721
*27 L14 78.70625 -6 1.531131 55.75 屈折 27.151
*28 -66.20602 -2.620232 屈折 30.053
*29 34 -57.65154 -47 1.509398 56.47 屈折 30.974
30 35 0 18 1.509398 56.47 反射 41.343
*31 36 -17.73917 -40 1.509398 56.47 反射 20.636
*32 60 -286 屈折 37.407
像面 S 0 0 屈折 1897.748
面番号21は、偏向素子50の反射面である。面番号21ディセンタ&ベンドはα=45である。面番号30、すなわち第1反射面35のディセンタ&ベンドはα=45である。各非球面の非球面係数は実施例1と同一である。すなわち、面番号25〜29、および面番号31、32の非球面係数は、実施例1の面番号24〜28、および面番号30、31の非球面係数と同一である。
また、レンズデータから分かるように、第1部51の全長である第1長さR1は、第2部52の全長である第2長さR2の方よりも長い。すなわち、図16に示すように、縮小側結像面である液晶パネル18からレンズL10の拡大側の面までの第1長さR1は、レンズL11の縮小側の面からレンズL14の拡大側の面までの第2長さR2よりも長い。言い換えれば、第2部52の全長である第2長さR2は、第1部51の全長である第1長さR1よりも短い。第1長さR1は、113.21mmであり、第2長さR2は、68.6809mmである。
(作用効果)
本例の投写光学系3Cは、実施例1の投写光学系3Aと同様の作用効果を得ることができる。
また、本例では、Z軸方向に延びる第1光学系31の第1光軸N1を、下方Y2に折り曲げる偏向素子50が配置されている。これにより、第1光学系31は、Y軸方向に延びる第2部52と、Z軸方向に延びる第1部51とを備える。従って、本例の投写光学系3Cは、実施例1の投写光学系3Aと比較して、Z軸方向では大きくなるが、Y軸方向において小型化できる。
さらに、本例では、偏向素子50を、第1光学系31において、第1光軸N1上の軸上面間距離が最も広い第1空気間隔G1に配置している。従って、偏向素子50の配置が容易である。また、偏向素子50を配置した場合でも、第1光学系31が大きくなることを抑制できる。
また、本例では、第1光学系31において、第2部52の全長である第2長さR2は、第1部51の全長である第1長さR1よりも短い。従って、第2部52の第2光軸部分M2の延長上に光学素子33を配置したときに、第2長さR1が第1長さよりも長い場合と比較して、投写光学系3CがY軸方向に大きくなることを抑制できる。
図19は投写光学系3Cの拡大側のMTFを示す図である。図20は、像高位置ごとの集光の様子を示すスポットダイアグラムである。図19、図20に示すように、投写光学系3Cは、高い解像度を有する。
(実施例4)
図21は、実施例4の投写光学系3Dの全体を模式的に表す光線図である。図22は実施例4の投写光学系3Dの光線図である。図21、図22では、投写光学系3Dを上方Y1から見ている。図21、図22では、第2光学系32を構成する光学素子33の輪郭を省略して示す。図23は、縮小側結像面から拡大側結像面に至る投写光学系3Dの光軸を模式的に示す説明図である。
本例の投写光学系3Dは、実施例2の投写光学系3Bの第1光学系31の途中に第1光軸N1を屈折させる偏向素子50を配置したものである。各レンズL1〜L14、および第2光学系32の光学素子33は、投写光学系3Bと同一である。
本例の投写光学系3Dは、図21に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズL1〜L14と、偏向素子50と、を備える屈折光学系である。図22に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1〜L14を有する。レンズL2とレンズL3は接合された第1接合レンズL21である。レンズL4とレンズL5は接合された第2接合レンズL22である。レンズL9とレンズL10は接合された第3接合レンズL23である。レンズL11とレンズL12とは接合された第4接合レンズL24である。
偏向素子50は、平面ミラーである。図10、図11、図22に示すように、偏向素子50は、第1光学系31において隣り合うレンズの間に設けられた複数の空気間隔のうち軸上面間距離が最も広い第1空気間隔G2に配置される。第1空気間隔G2は、レンズL10とレンズL11との間、すなわち、第3接合レンズL23と第4接合レンズL24との間である。偏向素子50は、第1空気間隔G2に配置されて、第1光学系31の第1光軸N1を折り曲げる。第1光学系31において、偏向素子50の縮小側に位置する第1部51は、レンズL1〜L10からなる。第1光学系31において、偏向素子50の拡大側に位置する第2部52は、レンズL11〜L14からなる。
偏向素子50の配置により、第1部51の光軸である第1光軸部分M1と、第2部52の光軸である第2光軸部分M2とは、交差している。本例において、第1光軸部分M1と第2光軸部分M2とが交差する角度は90°である。言い換えれば、偏向素子50は、偏向素子50を配置する前の第1光学系31の第1光軸N1に対して45°傾斜して配置されている。第1光軸部分M1はXZ平面上をZ軸方向に延びており、第2光軸部分M2はXZ平面上をX軸方向に延びている。偏向素子50は、第1部51から第1方向Z1に射出される光束をスクリーンSと平行なX軸方向に90°折り曲げている。
ここで、第1部51は、正のパワーを備える。第2部52は、負のパワーを備える。また、第1光学系31は、全体として、正のパワーを備える。これにより、第1光学系31と第2光学系32の間において、主光線同士の間隔が第2光学系32に接近するのに伴って狭くなる。
光学素子33は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面34、第1反射面35、第2反射面36、および第2透過面37を有する。第1透過面34は、縮小側に突出する凸形状を備える。第1反射面35は、平面である。第2反射面36は、凹面形状である。第2透過面27は、拡大側に突出する凸形状を備える。
第1透過面34には、第1光学系31からX軸方向に射出された光束が入射する。第1反射面35は、第1透過面34を通過した光束を、スクリーンSから離間する第2方向Z2に90°屈曲させる。第1反射面35で反射された光束は、第2反射面36により、第1方向Z1に向かってY1方向に反射される。第2反射面36により反射されて第2透過面37を通過する光束は、光学素子33から第1方向Z1に向かってY1方向に射出されてスクリーンSに到達する。
ここで、図23に示すように、投写光学系3Dでは、拡大側結像面と縮小側結像面は、平行である。すなわち、液晶パネル18が投写画像を形成する拡大側縮像面は、XY平面に沿っている。液晶パネル18の長手方向、すなわち、投写画像の幅方向W1は、X軸方向に延びる。液晶パネル18の短手方向、すなわち、投写画像の高さ方向H1は、Y軸方向に延びる。最終像が形成されるスクリーンSは、XY平面に沿っている。スクリーンSの長手方向、すなわち、最終像の幅方向W2は、X軸方向に延びる。スクリーンSの短手方向、すなわち、最終像の高さ方向H2は、Y軸方向に延びる。
(レンズデータ)
投写光学系3Dのレンズデータは以下のとおりである。
面番号 名称 r d nd vd モード Y
物体面 18 0 8.5 屈折
1 19 0 35.95 1.51633 64.14 屈折 12.573
2 0 5 屈折 14.999
3 L01 29.33178 10.078656 1.442044 86.63 屈折 16
4 -46.7571 0.1 屈折 15.852
5 L02 148.79233 7.071831 1.772054 47.71 屈折 14.902
6 L03 -26.54503 6.108227 2.0196 20.783 屈折 14.521
7 -95.30317 0.1 屈折 13.827
8 L04 57.12601 5.870101 1.494958 52.92 屈折 12.989
9 L05 -24.31043 1 2.0508 26.942 屈折 12.77
10 -887.31514 0.2 屈折 12.691
11 L06 37.22942 2.436591 1.986125 16.48 屈折 12.565
12 155.01669 2.483493 屈折 12.414
13 L07 -45.82387 8.6095 1.526239 38.78 屈折 12.314
14 -32.53128 9.5 屈折 11.559
絞り面 0 0.1 屈折 7.5
16 L08 -323.72495 2 2.0508 26.942 屈折 7.5
17 42.89214 1.15812 屈折 7.578
18 L09 1757.31503 4.943349 1.840029 18.61 屈折 7.709
19 L10 -12.35292 2 2.0508 26.942 屈折 7.982
20 -48.32828 28.476179 屈折 8.812
21 51 0 -18 反射 21.055
22 L11 -45.45967 -15 1.686174 23.14 屈折 19
23 L12 29.191 -12.671948 1.990031 16.9 屈折 19.076
24 3485.13836 -4.481986 屈折 21.906
*25 L13 -105.64407 -6 1.531131 55.75 屈折 22.487
*26 519.77235 -24.526951 屈折 23.721
*27 L14 78.70625 -6 1.531131 55.75 屈折 27.151
*28 -66.20602 -2.620232 屈折 30.053
*29 34 -57.65154 -37 1.509398 56.47 屈折 30.974
30 35 0 28 1.509398 56.47 反射 41.343
*31 36 -17.73917 -40 1.509398 56.47 反射 20.636
*32 37 60 -286 屈折 37.407
像面 S 0 0 屈折 1897.748
面番号21は、偏向素子50の反射面である。面番号21ディセンタ&ベンドはβ=−45である。面番号30、すなわち第1反射面35のディセンタ&ベンドはα=45である。各非球面の非球面係数は実施例1と同一である。すなわち、面番号25〜29、および面番号31、32の非球面係数は、実施例1の面番号24〜28、および面番号30、31の非球面係数と同一である。
また、レンズデータから分かるように、第1部51の全長である第1長さR1は、第2部52の全長である第2長さR2の方よりも長い。言い換えれば、第2部52の全長である第2長さR2は、第1部51の全長である第1長さR1よりも短い。第1長さR1、および第2長さR2は、実施例3と同一である。
(作用効果)
本例の投写光学系3Cは、実施例2の投写光学系3Bと同様の作用効果を得ることができる。
また、本例では、Z軸方向に延びる第1光学系31の第1光軸N1を、X軸方向に折り曲げる偏向素子50が配置されている。これにより、第1光学系31は、X軸方向に延びる第2部52と、Z軸方向に延びる第1部51とを備える。従って、本例の投写光学系3Dは、実施例2の投写光学系3Bと比較して、Z軸方向では大きくなるが、X軸方向において、小型化できる。
さらに、本例では、偏向素子50を、第1光学系31において、第1光軸N1上の軸上面間距離が最も広い第1空気間隔G2に配置している。従って、偏向素子50の配置が容易である。また、偏向素子50を配置した場合でも、第1光学系31が大きくなることを抑制できる。
また、本例では、第1光学系31において、第2部52の全長である第2長さR2は、第1部51の全長である第1長さR1よりも短い。従って、第2部52の第2光軸部分M2の延長上に光学素子33を配置したときに、第2長さR1が第1長さよりも長い場合と比較して、投写光学系3CがX軸方向に大きくなることを抑制できる。
図24は投写光学系3Dの拡大側のMTFを示す図である。図25は、像高位置ごとの集光の様子を示すスポットダイアグラムである。図24、図25に示すように、投写光学系3Dは、高い解像度を有する。
(実施例5)
図26は、実施例5の投写光学系3Eの全体を模式的に表す光線図である。図27は実施例5の投写光学系3Eの光線図である。図26、図27では、投写光学系3EをスクリーンSと垂直なZ軸方向から見ている。図26、図27では、第2光学系32を構成する光学素子33の輪郭を省略して示す。図28は、縮小側結像面から拡大側結像面に至る投写光学系3Eの光軸を模式的に示す説明図である。
本例の投写光学系3Eは、実施例1の投写光学系3Aの第1光学系31の途中に第1光軸N1を屈折させる偏向素子50を配置したものである。また、偏向素子50により第1光軸N1を屈折させる屈折方向を、実施例3の投写光学系3Cとは異なる方向としたものである。各レンズL1〜L14、および第2光学系32の光学素子33は、投写光学系3Aと同一である。
本例の投写光学系3Eは、図26に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズL1〜L14と、偏向素子50と、を備える屈折光学系である。図27に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1〜L14を有する。レンズL2とレンズL3は接合された第1接合レンズL21である。レンズL4とレンズL5は接合された第2接合レンズL22である。レンズL9とレンズL10は接合された第3接合レンズL23である。レンズL11とレンズL12とは接合された第4接合レンズL24である。
偏向素子50は、平面ミラーである。図27に示すように、偏向素子50は、第1光学系31において隣り合うレンズの間に設けられた複数の空気間隔のうち軸上面間距離が最も広い第1空気間隔G1に配置される。第1空気間隔G1は、レンズL10とレンズL11との間、すなわち、第3接合レンズL23と第4接合レンズL24との間である。偏向素子50は、第1空気間隔G1に配置されて、第1光学系31の第1光軸N1を折り曲げる。第1光学系31において、偏向素子50の縮小側に位置する第1部51は、レンズL1〜L10からなる。第1光学系31において、偏向素子50の拡大側に位置する第2部52は、レンズL11〜L14からなる。
偏向素子50の配置により、第1部51の光軸である第1光軸部分M1と、第2部52の光軸である第2光軸部分M2とは、交差している。本例において、第1光軸部分M1と第2光軸部分M2とが交差する角度は90°である。第1光軸部分M1はX軸方向に延びており、第2光軸部分M2はY軸方向に延びている。偏向素子50は、第1部51からX軸方向に射出される光束を上方Y1に90°折り曲げている。
ここで、第1部51は、正のパワーを備える。第2部52は、負のパワーを備える。また、第1光学系31は、全体として、正のパワーを備える。これにより、第1光学系31と第2光学系32の間において、主光線同士の間隔が第2光学系32に接近するのに伴って狭くなる。
光学素子33は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面34、第1反射面35、第2反射面36、および第2透過面37を有する。第1透過面34は、縮小側に突出する凸形状を備える。第1反射面35は、平面である。第2反射面36は、凹面形状である。第2透過面27は、拡大側に突出する凸形状を備える。
第1透過面34には、第1光学系31から上方Y1に射出された光束が入射する。第1反射面35は、第1反射面35は、第1透過面34を通過した光束を、スクリーンSから離間する第2方向Z2に90°屈曲させる。第1反射面35で反射された光束は、第2反射面36により、第1方向Z1に向かって上方Y1に反射される。第2反射面36により反射されて第2透過面37を通過する光束は、光学素子33から第1方向Z1に向かって上方Y1に射出されてスクリーンSに到達する。
ここで、図28に示すように、投写光学系3Eでは、拡大側結像面と縮小側結像面は、交差する。すなわち、液晶パネル18が投写画像を形成する拡大側縮像面は、YZ平面に沿っている。液晶パネル18の長手方向、すなわち、投写画像の幅方向W1は、Y軸方向に延びる。液晶パネル18の短手方向、すなわち、投写画像の高さ方向H1は、Z軸方向に延びる。最終像が形成されるスクリーンSは、XY平面に沿っている。スクリーンSの長手方向、すなわち、最終像の幅方向W2は、X軸方向に延びる。スクリーンSの短手方向、すなわち、最終像の高さ方向H2は、Y軸方向に延びる。
(レンズデータ)
投写光学系3Eのレンズデータは以下のとおりである。
面番号 名称 r d nd vd モード Y
物体面 18 0 8.5 屈折
1 19 0 35.95 1.51633 64.14 屈折 12.573
2 0 5 屈折 14.999
3 L01 29.33178 10.078656 1.442044 86.63 屈折 16
4 -46.7571 0.1 屈折 15.852
5 L02 148.79233 7.071831 1.772054 47.71 屈折 14.902
6 L03 -26.54503 6.108227 2.0196 20.783 屈折 14.521
7 -95.30317 0.1 屈折 13.827
8 L04 57.12601 5.870101 1.494958 52.92 屈折 12.989
9 L05 -24.31043 1 2.0508 26.942 屈折 12.77
10 -887.31514 0.2 屈折 12.691
11 L06 37.22942 2.436591 1.986125 16.48 屈折 12.565
12 155.01669 2.483493 屈折 12.414
13 L07 -45.82387 8.6095 1.526239 38.78 屈折 12.314
14 -32.53128 9.5 屈折 11.559
絞り面 0 0.1 屈折 7.5
16 L08 -323.72495 2 2.0508 26.942 屈折 7.5
17 42.89214 1.15812 屈折 7.578
18 L09 1757.31503 4.943349 1.840029 18.61 屈折 7.709
19 L10 -12.35292 2 2.0508 26.942 屈折 7.982
20 -48.32828 10.476179 屈折 8.812
21 51 0 -18 反射 21.055
22 L11 -45.45967 -15 1.686174 23.14 屈折 19
23 L12 29.191 -12.671948 1.990031 16.9 屈折 19.076
24 3485.13836 -4.481986 屈折 21.906
*25 L13 -105.64407 -6 1.531131 55.75 屈折 22.487
*26 519.77235 -24.526951 屈折 23.721
*27 L14 78.70625 -6 1.531131 55.75 屈折 27.151
*28 -66.20602 -2.620232 屈折 30.053
*29 34 -57.65154 -47 1.509398 56.47 屈折 30.974
30 35 0 18 1.509398 56.47 反射 41.343
*31 36 -17.73917 -40 1.509398 56.47 反射 20.636
*32 37 60 -286 屈折 37.407
像面 S 0 0 屈折 1897.748
*25 L13 -105.64407 -6 1.531131 55.75 屈折 22.487
*26 519.77235 -24.526951 屈折 23.721
*27 L14 78.70625 -6 1.531131 55.75 屈折 27.151
*28 -66.20602 -2.620232 屈折 30.053
*29 34 -57.65154 -47 1.509398 56.47 屈折 30.974
30 35 0 18 1.509398 56.47 反射 41.343
*31 36 -17.73917 -40 1.509398 56.47 反射 20.636
*32 60 -286 屈折 37.407
像面 S 0 0 屈折 1897.748
面番号21は、偏向素子50の反射面である。面番号21ディセンタ&ベンドはβ=45である。面番号30、すなわち第1反射面35のディセンタ&ベンドはα=45である。各非球面の非球面係数は実施例1と同一である。すなわち、面番号25〜29、および面番号31、32の非球面係数は、実施例1の面番号24〜28、および面番号30、31の非球面係数と同一である。
また、レンズデータから分かるように、第2部52の全長である第2長さR2は、第1部51の全長である第1長さR1よりも短い。第1長さR1、および第2長さR2は、実施例3と同一である。
(作用効果)
本例の投写光学3E系は、実施例3の投写光学系Cと同様の作用効果を得ることができる。
また、本例では、X軸方向に延びる第1光学系31の第1光軸N1を、上方Y1に折り曲げる偏向素子50が配置されている。これにより、第1光学系31は、Y軸方向に延びる第2部52と、X軸方向に延びる第1部51とを備える。従って、本例の投写光学系3Eは、実施例1の投写光学系3Aと比較して、X軸方向では大きくなるが、Y軸方向において小型化できる。
また、本例では、液晶パネル18が投写画像を形成する拡大側縮像面は、YZ平面に沿っている。液晶パネル18の長手方向、すなわち、投写画像の幅方向W1は、Y軸方向に延びる。液晶パネル18の短手方向、すなわち、投写画像の高さ方向H1は、Z軸方向に延びる。ここで、プロジェクター1の画像形成部2は、液晶パネル18の長手方向に構成される場合がある。このような場合に、本例では、プロジェクター1を上方Y1から見た場合に、画像形成部2のフットプリントを、小さくすることができる。
図29は投写光学系3Eの拡大側のMTFを示す図である。図30は、像高位置ごとの集光の様子を示すスポットダイアグラムである。図29、図30に示すように、投写光学系3Eは、高い解像度を有する。
(実施例6)
図31は、実施例6の投写光学系3Fの全体を模式的に表す光線図である。図32は実施例6の投写光学系3Fの光線図である。図31、図32では、投写光学系3FをスクリーンSと垂直なZ軸方向から見ている。図31、図32では、第2光学系32を構成する光学素子33の輪郭を省略して示す。図33は、縮小側結像面から拡大側結像面に至る投写光学系3Fの光軸を模式的に示す説明図である。
本例の投写光学系3Fは、実施例2の投写光学系3Bの第1光学系31の途中に第1光軸N1を屈折させる偏向素子50を配置したものである。また、偏向素子50により第1光軸N1を屈折させる屈折方向を、実施例4の投写光学系3Dとは異なる方向としたものである。各レンズL1〜L14、および第2光学系32の光学素子33は、投写光学系3Bと同一である。
本例の投写光学系3Fは、図31に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズL1〜L14と、偏向素子50と、を備える屈折光学系である。図32に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1〜L14を有する。レンズL2とレンズL3は接合された第1接合レンズL21である。レンズL4とレンズL5は接合された第2接合レンズL22である。レンズL9とレンズL10は接合された第3接合レンズL23である。レンズL11とレンズL12とは接合された第4接合レンズL24である。
偏向素子50は、平面ミラーである。図11、図12、図32に示すように、偏向素子50は、第1光学系31において隣り合うレンズの間に設けられた複数の空気間隔のうち軸上面間距離が最も広い第1空気間隔G2に配置される。第1空気間隔G2は、レンズL10とレンズL11との間、すなわち、第3接合レンズL23と第4接合レンズL24との間である。偏向素子50は、第1空気間隔G2に配置されて、第1光学系31の第1光軸N1を折り曲げる。第1光学系31において、偏向素子50の縮小側に位置する第1部51は、レンズL1〜L10からなる。第1光学系31において、偏向素子50の拡大側に位置する第2部52は、レンズL11〜L14からなる。
偏向素子50の配置により、第1部51の光軸である第1光軸部分M1と、第2部52の光軸である第2光軸部分M2とは、交差している。本例において、第1光軸部分M1と第2光軸部分M2とが交差する角度は90°である。第1光軸部分M1はY軸方向に延びており、第2光軸部分M2はX軸方向に延びている。偏向素子50は、第1部51から上方Y1に射出される光束をスクリーンSに沿ったX軸方向に90°折り曲げている。
ここで、第1部51は、正のパワーを備える。第2部52は、負のパワーを備える。また、第1光学系31は、全体として、正のパワーを備える。これにより、第1光学系31と第2光学系32の間において、主光線同士の間隔が第2光学系32に接近するのに伴って狭くなる。
光学素子33は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1透過面34、第1反射面35、第2反射面36、および第2透過面37を有する。第1透過面34は、縮小側に突出する凸形状を備える。第1反射面35は、平面である。第2反射面36は、凹面形状である。第2透過面27は、拡大側に突出する凸形状を備える。
第1透過面34には、第1光学系31からX軸方向に射出された光束が入射する。第1反射面35は、第1透過面34を通過した光束を、スクリーンSから離間する第2方向Z2に90°屈曲させる。第1反射面35で反射された光束は、第2反射面36により、第1方向Z1に向かって上方Y1に反射される。第2反射面36により反射されて第2透過面37を通過する光束は、光学素子33から第1方向Z1に向かって上方Y1に射出されてスクリーンSに到達する。
ここで、図33に示すように、投写光学系3Fでは、拡大側結像面と縮小側結像面は、交差する。すなわち、液晶パネル18が投写画像を形成する拡大側縮像面は、XZ平面に沿っている。液晶パネル18の長手方向、すなわち、投写画像の幅方向W1は、Z軸方向に延びる。液晶パネル18の短手方向、すなわち、投写画像の高さ方向H1は、X軸方向に延びる。最終像が形成されるスクリーンSは、XY平面に沿っている。スクリーンSの長手方向、すなわち、最終像の幅方向W2は、X軸方向に延びる。スクリーンSの短手方向、すなわち、最終像の高さ方向H2は、Y軸方向に延びる。
(レンズデータ)
投写光学系3Fのレンズデータは以下のとおりである。
面番号 名称 r d nd vd モード Y
物体面 18 0 8.5 屈折
1 19 0 35.95 1.51633 64.14 屈折 12.573
2 0 5 屈折 14.999
3 L01 29.33178 10.078656 1.442044 86.63 屈折 16
4 -46.7571 0.1 屈折 15.852
5 L02 148.79233 7.071831 1.772054 47.71 屈折 14.902
6 L03 -26.54503 6.108227 2.0196 20.783 屈折 14.521
7 -95.30317 0.1 屈折 13.827
8 L04 57.12601 5.870101 1.494958 52.92 屈折 12.989
9 L05 -24.31043 1 2.0508 26.942 屈折 12.77
10 -887.31514 0.2 屈折 12.691
11 L06 37.22942 2.436591 1.986125 16.48 屈折 12.565
12 155.01669 2.483493 屈折 12.414
13 L07 -45.82387 8.6095 1.526239 38.78 屈折 12.314
14 -32.53128 9.5 屈折 11.559
絞り面 0 0.1 屈折 7.5
16 L08 -323.72495 2 2.0508 26.942 屈折 7.5
17 42.89214 1.15812 屈折 7.578
18 L09 1757.31503 4.943349 1.840029 18.61 屈折 7.709
19 L10 -12.35292 2 2.0508 26.942 屈折 7.982
20 -48.32828 10.476179 屈折 8.812
21 51 0 -18 反射 13.186
22 L11 -45.45967 -15 1.686174 23.14 屈折 19
23 L12 29.191 -12.671948 1.990031 16.9 屈折 19.076
24 3485.13836 -4.481986 屈折 21.906
*25 L13 -105.64407 -6 1.531131 55.75 屈折 22.487
*26 519.77235 -24.526951 屈折 23.721
*27 L14 78.70625 -6 1.531131 55.75 屈折 27.151
*28 -66.20602 -2.620232 屈折 30.053
*29 34 -57.65154 -37 1.509398 56.47 屈折 30.974
30 35 0 28 1.509398 56.47 反射 41.343
*31 36 -17.73917 -40 1.509398 56.47 反射 20.636
*32 37 60 -286 屈折 37.407
像面 S 0 0 屈折 1897.748
面番号21は、偏向素子50の反射面である。面番号21ディセンタ&ベンドはα=−45である。面番号30、すなわち第1反射面35のディセンタ&ベンドはα=45である。各非球面の非球面係数は実施例1と同一である。すなわち、面番号25〜29、および面番号31、32の非球面係数は、実施例1の面番号24〜28、および面番号30、31の非球面係数と同一である。
また、レンズデータから分かるように、第2部52の全長である第2長さR2は、第1部51の全長である第1長さR1よりも短い。第1長さR1、および第2長さR2は、実施例3と同一である。
(作用効果)
本例の投写光学系3Fは、実施例4の投写光学系3Dと同様の作用効果を得ることができる。
また、本例では、X軸方向に延びる第1光学系31の第1光軸N1を、Y軸方向に折り曲げる偏向素子50が配置されている。これにより、第1光学系31は、X軸方向に延びる第2部52と、Y軸方向に延びる第1部51とを備える。従って、本例の投写光学系3Fは、実施例2の投写光学系3Bと比較して、X軸方向において小型化できる。
図34は投写光学系3Fの拡大側のMTFを示す図である。図35は、像高位置ごとの集光の様子を示すスポットダイアグラムである。図34、図35に示すように、投写光学系3Fは、高い解像度を有する。
1…プロジェクター、2…画像形成部、3,3A,3B,3C,3D,3E,3F…投写光学系、4…制御部、6…画像処理部、7…表示駆動部、10…光源、11…第1インテグレーターレンズ、12…第2インテグレーターレンズ、13…偏光変換素子、14…重畳レンズ、15…第1ダイクロイックミラー、16…反射ミラー、17B…フィールドレンズ、17G…フィールドレンズ、17R…フィールドレンズ、18,18B,18G,18R…液晶パネル、19…クロスダイクロイックプリズム、21…第2ダイクロイックミラー、22…リレーレンズ、23…反射ミラー、24…リレーレンズ、25…反射ミラー、31…第1光学系、32…第2光学系、33…光学素子、34…第1透過面、35…第1反射面、36…第2反射面、37…第2透過面、40…中間像、50…偏向素子、51…第1部、52…第2部、G1,G2…第1空気間隔、M1…第1光軸部分、M2…第2光軸部分、N1…第1光軸、N2…第2光軸、N2…第2光学系、R1…第1部の第1長さ、R2…第2部の第2長さ。

Claims (22)

  1. 縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備える投写光学系において、
    前記第2光学系は、前記縮小側から前記拡大側に向かって順に、第1透過面、第1反射面、第2反射面、および第2透過面を有する光学素子を備え、
    前記第2反射面は、凹形状を備え、
    前記第1光学系の第1光軸と前記第2反射面の第2光軸が交差していることを特徴とする投写光学系。
  2. 前記第1透過面および前記第1反射面は、前記第1光軸に対して一方側に位置し、
    前記第2反射面は、前記第1光軸に対して他方側に位置することを特徴とする請求項1に記載の投写光学系。
  3. 前記第1透過面、前記第1反射面、および前記第2反射面は、前記第2光軸に対して一方側に位置し、
    前記第2透過面は、前記第2光軸に対して他方側に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の投写光学系。
  4. 前記第1透過面、前記第2反射面、および前記第2透過面は、それぞれ前記第2光軸を中心として回転対称な形状を備えることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  5. 前記第1反射面は、前記第1透過面を通過した光束を前記第1光軸と交差する方向に反射することを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  6. 前記第1反射面は、前記第1透過面を通過した光束を90°反射することを特徴とする請求項5に記載の投写光学系。
  7. 前記第1光学系は、複数枚のレンズと、偏向素子と、を備えることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  8. 前記偏向素子は、前記第1光学系において隣り合う前記レンズの間に設けられた複数の空気間隔のうち、前記第1光軸上の軸上面間距離が最も広い空気間隔に配置され、
    前記第1光学系は、前記偏向素子の前記縮小側に位置する第1部と、前記偏向素子の拡大側に位置する第2部と、を備えることを特徴とする請求項7に記載の投写光学系。
  9. 前記第1部は、正のパワーを備え、
    前記第2部は、負のパワーを備えることを特徴とする請求項8に記載の投写光学系。
  10. 前記第2部の全長である第2長さは、前記第1部の全長である第1長さよりも短いことを特徴とする請求項8または9に記載の投写光学系。
  11. 前記偏向素子は、平面ミラーであることを特徴とする請求項8から10のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  12. 拡大側結像面に対して縮小側結像面が交差していることを特徴とする請求項1から11のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  13. 拡大側結像面に対して縮小側結像面が平行であることを特徴とする請求項8から12のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  14. 前記第2透過面は、前記拡大側に突出する凸形状であることを特徴とする請求項1から13のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  15. 前記第1透過面は、前記縮小側に突出する凸形状であることを特徴とする請求項1から14のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  16. 前記第2反射面は、非球面であることを特徴とする請求項1から15のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  17. 前記第2透過面は、非球面であることを特徴とする請求項1から16のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  18. 前記第1透過面は、非球面であることを特徴とする請求項1から17のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  19. 前記第1反射面は、平面であることを特徴とする請求項1から18のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  20. 前記第1光学系と前記第2光学系の間では、主光線同士の間隔が前記第2光学系に接近するのに伴って狭くなることを特徴とする請求項1から19のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  21. 前記第2反射面よりも縮小側に中間像が結像されることを特徴とする請求項1から20のうちのいずれか一項に記載の投写光学系。
  22. 請求項1から21のうちのいずれか一項に記載の投写光学系と、
    前記投写光学系の縮小側結像面に投写画像を形成する画像形成部と、
    を有することを特徴とするプロジェクター。
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