JP2023084788A - 光学系、およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】投写される拡大像の周辺を明るくすることが可能な光学系を提供すること。【解決手段】光学系は、第1光学素子を備える。前記第1光学素子は、第1透過面と、前記第1透過面の縮小側に位置する第1反射面と、前記第1反射面の縮小側に位置する第2透過面と、を有する。前記第1透過面は、パワーを有する。前記第1透過面と前記第1反射面との間を通過する光線は、前記第1透過面に近づくに従って拡大側共役面から離れる方向に傾斜する周辺光を備える。前記周辺光は、前記第1透過面と前記拡大側共役面との間では、前記第1透過面から離間するのに伴って前記拡大側共役面に接近する方向に傾斜する。【選択図】図3

Description

本発明は、光学系、およびプロジェクターに関する。
射出面、反射面、および入射面を有する光学素子を備える投写光学系は、特許文献1に記載されている。同文献の投写光学系では、光学素子の入射面が縮小側共役面と一致する。したがって、かかる投写光学系をプロジェクターに搭載する際に、光学素子の入射面には、液晶パネルなどの空間変調器が設置される。光学素子の射出面は、拡大側共役面に向かって突出する凸形状の球面であり、拡大側共役面に設置されたスクリーンに正対する。光学素子の反射面は、投写光学系の光軸方向において、射出面および入射面を挟んで、拡大側共役面とは反対側に位置する。反射面は、光軸方向を拡大側共役面から離間する方向に窪む凹形状を備える。
同文献の光学素子は、光軸方向に配列された第1光学素子と第2光学素子とを接合したものである。第1光学素子は射出面を備え、第2光学素子は入射面および反射面を備える。第1光学素子においてスクリーンの側を向いている領域が射出面である。第2光学素子において、スクリーンとは反対側を向いている領域には反射膜が形成されている。かかる反射膜は、反射面を構成する。光学素子内において、反射面から射出面に向かう投写光は、第1光学素子と第2光学素子とが接合された接合面を通過する。接合面は、光軸と垂直に設けられている。
接合面には開口絞りが設けられている。空間変調器の側から光学素子の入射面に入射して反射面で折り返された投写光は、開口絞りを通過し、射出面から射出されて、スクリーンに達する。投写光が開口絞りを通過する際に、投写光の一部分は、開口絞りの遮光部によって遮光される。
特開2017-156714号公報
特許文献1の投写光学系は、光学素子に開口絞りを備えるので、投写光の最も周辺の光束が、中心付近の光束と比較して細くなる。したがって、スクリーンに投写される拡大像の周辺が暗くなる。
ここで、開口絞りの開口径を大きくすれば、拡大像の周辺の光量を確保することが可能となる。しかし、開口絞りの開口径を大きくし過ぎると、投写光が第1光学素子においてスクリーンの側を向いている領域から外側にはみ出してしまい、投写光の周辺光がスクリーンに届かなくなる。したがって、開口絞りの開口径を大きくしても、拡大像の周辺の光量を確保するのには、限界がある。
上記の課題を解決するために、本発明の光学系は、第1光学素子を備える。前記第1光学素子は、第1透過面と、前記第1透過面の縮小側に位置する第1反射面と、前記第1反射面の縮小側に位置する第2透過面と、を有する。前記第1透過面は、パワーを有する。前記第1透過面と前記第1反射面との間を通過する光は、前記第1透過面に近づくに従って拡大側共役面から離れる方向に傾斜する周辺光を備える。前記周辺光は、前記第1透過面と前記拡大側共役面との間では、前記第1透過面から離間するのに伴って前記拡大側共役面に接近する方向に傾斜する。
また、本発明の別の形態の光学系は、第1光学素子と、前記第1光学系の拡大側に配置されたレンズと、を備える。前記第1光学素子は、第1透過面と、前記第1透過面の縮小側に位置する第1反射面と、前記第1反射面の縮小側に位置する第2透過面と、を有する。前記第1透過面は、パワーを有する。前記第1透過面と前記第1反射面との間を通過する線は、前記第1透過面に近づくに従って拡大側共役面から離れる方向に傾斜する周辺光を備える。前記周辺光は、前記第1透過面と前記レンズとの間では、前記第1透過面から離間するのに伴って前記拡大側共役面から離間する方向に傾斜し、前記レンズと前記拡大側共役面との間では、前記レンズから離間するのに伴って前記拡大側共役面に接近する方向に傾斜する。
次に、本発明のプロジェクターは、前記縮小側共役面に配置され、光源から出射された光を変調する光変調素子と、前記光変調素子により変調された光を投写する上記の光学系と、を備える。
本発明の光学系を備えるプロジェクターの概略構成を示す図である。 実施例1の光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例1の光学系の光線図である。 実施例1の第1光学系の光線図である。 実施例1の光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例1の光学系のスポットダイアグラムである。 実施例2の光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例2の光学系の光線図である。 実施例2の第1光学系の光線図である。 実施例2の光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例2の光学系のスポットダイアグラムである。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係る光学系、およびプロジェクターを説明する。
(プロジェクター)
図1は本発明の光学系3を備えるプロジェクターの概略構成を示す図である。図1に示すように、プロジェクター1は、スクリーンSに投写する投写画像を生成する画像形成部2と、投写画像を拡大してスクリーンSに拡大像を投写する光学系3と、画像形成部2の動作を制御する制御部4と、を備える。
(画像形成部および制御部)
画像形成部2は、光源10、第1インテグレーターレンズ11、第2インテグレーターレンズ12、偏光変換素子13、重畳レンズ14を備える。光源10は、例えば、超高圧水銀ランプ、固体光源等で構成される。第1インテグレーターレンズ11および第2インテグレーターレンズ12は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子をそれぞれ有する。第1インテグレーターレンズ11は、光源10からの光束を複数に分割する。第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子は、光源10からの光束を第2インテグレーターレンズ12の各レンズ素子の近傍に集光させる。
偏光変換素子13は、第2インテグレーターレンズ12からの光を所定の直線偏光に変換させる。重畳レンズ14は、第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子の像を、第2インテグレーターレンズ12を介して、後述する液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bの表示領域上で重畳させる。
また、画像形成部2は、第1ダイクロイックミラー15、反射ミラー16およびフィールドレンズ17R、および、液晶パネル18Rを備える。第1ダイクロイックミラー15は、重畳レンズ14から入射した光の一部であるR光を反射させ、重畳レンズ14から入射した光の一部であるG光およびB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー15で反射されたR光は、反射ミラー16およびフィールドレンズ17Rを経て、液晶パネル18Rへ入射する。液晶パネル18Rは光変調素子である。液晶パネル18RはR光を画像信号に応じて変調することにより、赤色の投写画像を形成する。
さらに、画像形成部2は、第2ダイクロイックミラー21、フィールドレンズ17G、および、液晶パネル18Gを備える。第2ダイクロイックミラー21は、第1ダイクロイックミラー15からの光の一部であるG光を反射させ、第1ダイクロイックミラー15からの光の一部であるB光を透過させる。第2ダイクロイックミラー21で反射されたG光は、フィールドレンズ17Gを経て、液晶パネル18Gへ入射する。液晶パネル18Gは光変調素子である。液晶パネル18GはG光を画像信号に応じて変調することにより、緑色の投写画像を形成する。
また、画像形成部2は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17B、液晶パネル18Bおよびクロスダイクロイックプリズム19を備える。第2ダイクロイックミラー21を透過したB光は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17Bを経て、液晶パネル18Bへ入射する。液晶パネル18Bは光変調素子である。液晶パネル18BはB光を画像信号に応じて変調することにより、青色の投写画像を形成する。
液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bは、クロスダイクロイックプリズム19を3方向から囲んでいる。クロスダイクロイックプリズム19は、光合成用のプリズムであり、各液晶パネル18R、18G、18Bで変調された光を合成した投写画像を生成する。
光学系3は、クロスダイクロイックプリズム19が合成した投写画像をスクリーンSに拡大して投写する。
制御部4は、ビデオ信号等の外部画像信号が入力される画像処理部6と、画像処理部6から出力される画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを駆動する表示駆動部7と、を備える。
画像処理部6は、外部の機器から入力された画像信号を各色の階調等を含む画像信号に変換する。表示駆動部7は、画像処理部6から出力された各色の投写画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを動作させる。これにより、画像処理部6は、画像信号に対応した投写画像を液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bに表示する。
(実施例1)
図2は、実施例1の光学系の全体を模式的に表す光線図である。図3は、実施例1の光学系3Aの光線図である。図4は、実施例1の第1光学系の光線図である。図2、図3に示すように、光学系3の縮小側共役面には、液晶パネル18が配置されている。
以下の説明では、便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸、およびZ軸とする。また、拡大側共役面であるスクリーンSの幅方向をX軸方向、スクリーンSの上下方向をY軸方向、スクリーンSに垂直な方向をZ軸方向とする。Y軸方向において、スクリーンSの上方をY1方向、スクリーンSの下方をY2方向とする。Z軸方向においてスクリーンSが位置する側をZ1方向、その反対側をZ2方向とする。
図2に示すように、本例の光学系3Aは、拡大側から縮小側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32を有する。第1光学系31は、反射光学系である。第1光学系31の光軸MはZ軸方向に沿って延びる。すなわち、第1光学系31の光軸Mは、スクリーンSに対して垂直である。第2光学系32は、屈折光学系である。第2光学系32の光軸NはY軸方向に沿って延びる。スクリーンSは、光軸NのZ1方向に位置する。
図3、図4に示すように、第1光学系31は、第1光学素子33と、第2光学素子34と、を備える。第1光学素子33と第2光学素子34とは、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。第1光学素子33の光軸と第2光学素子34の第3透過面51の光軸とは、略平行であり、Z軸方向に沿って延びる。本例では、第1光学素子33の光軸と第2光学素子34の第3透過面51の光軸とは、一致する。つまり、第1光学系31の光軸Mは、第1光学素子33の光軸であり、第2光学素子34の第3透過面51の光軸である。
第1光学素子33は、1つの光学素子からなる。第1光学素子33は、第2光学素子34のZ2方向に位置する。第1光学素子33は、第1透過面41と、第1透過面41の縮小側に位置する第1反射面42と、第1反射面42の縮小側に位置する第2透過面43と、を有する。
第1透過面41は、Y1方向を向く凸面形状を備える。第1透過面41の第1光軸は、第1光学系31の光軸Mと一致する。第1透過面41は、第1透過面41の第1光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第1透過面41は、正のパワーを有する。第1反射面42は、第1透過面41のY2方向に位置する。第1反射面42は、Z2方向に窪む凹面形状を備える。第1反射面42の第2光軸は、第1光学系31の光軸Mと一致する。第1反射面42は、第1反射面42の第2光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第1反射面42は、負のパワーを有する。第1反射面42は、第1光学素子33のZ2方向の外側面に反射コーティング層を設けることにより形成される。第2透過面43の第3光軸は、第1光学系31の光軸Mと一致する。第2透過面43は、第2透過面43の第3光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第2透過面43は、負のパワーを有する。第1反射面42と第2透過面43とは、非球面形状を備える。
第2光学素子34は、1つの光学素子からなる。第2光学素子34は、第3透過面51と、第3透過面51の縮小側に位置する第2反射面52と、第2反射面52の縮小側に位置する第4透過面53と、を備える。第3透過面51は、第2透過面43とZ軸方向に対向する。第3透過面51は、Z2方向を向く凸面形状を備える。第3透過面51の光軸は、第1光学系31の光軸Mと一致する。第3透過面51は、第3透過面51の光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第3透過面51は、負のパワーを有する。第2反射面52は、パワーを備えない平面ミラーである。第2反射面52は、Y軸およびZ軸に対して45°傾斜する。第2反射面52は、第3透過面51と第4透過面53との間で、光路を90°折り曲げる。第2反射面52は、第2光学素子34のZ1方向の外側面に反射コーティング層を設けることにより形成される。第4透過面53は、Y2方向を向きレンズL12と対向する。第4透過面53の光軸と第3透過面51の光軸との成す角度は、90°である。すなわち、第4透過面53の光軸と第1光学素子33の光軸Mとの成す角度は、90°である。また、第4透過面53の光軸は、第2光学系32の光軸Nと一致する。第4透過面53は、第4透過面53の光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第4透過面53は、正のパワーを有する。第3透過面51と第4透過面53とは、非球面形状を備える。
図3に示すように、第2光学系32は、12枚のレンズL1~L12を備える。レンズL1~レンズL12は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。レンズL2、レンズL7およびレンズL12は、両面に非球面形状を備える非球面レンズである。第1光学系31に各レンズは、いずれも光軸Nを中心とする回転対称面を備える。
ここで、図3に示すように、光学系3Aの縮小側共役面に配置された液晶パネル18は、光軸NのZ2方向の側に投写画像を形成する。また、第1光学素子33の光軸Mと第2光学系32の光軸Nとの成す角度θ1は、90°以下である。本例では、成す角度θ1は、90°である。よって、液晶パネル18の側からの光は、第2光学系32を通過した後に、第2光学素子34の第2反射面52によって、90°折り曲げられて、Z2方向に向かう。Z2方向に向かう光は、第1光学素子33の第1反射面42によって、Z1方向およびY1方向に折り返されてスクリーンSに到達する。
また、図3に示すように、光学系3Aは、縮小側共役面と拡大側共役面との間に、縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像30を形成する。本例では、中間像30は、第1光学素子33の第1反射面42と第2光学素子34の第2反射面52との間に形成される。
ここで、図4に示すように、第1透過面41と第1反射面42との間を進行する光は、第1透過面41に近づくに従って拡大側共役面であるスクリーンSから離れる方向に傾斜する周辺光Lを備える。周辺光Lは、第1透過面41とスクリーンSとの間では、第1透過面41から離間するのに伴ってスクリーンSに接近する方向に傾斜する。また、第1透過面41における周辺光Lの最大有効点Pと、第1透過面41の曲率中心と、を結ぶ仮想線Qは、第1光軸に対して90°以上の角度θ2で交差する。
光学系3Aのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズおよびスクリーンの符号である。液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズおよびスクリーンに対応しない面番号のデータはダミーデータである。面番号に*を付した面は非球面である。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。ndは屈折率である。νdはアッベ数である。Yはアパーチャー半径である。R、D、Yの単位はmmである。なお、本例のレンズデータは、Synopsys社のCODE Vを用いて設計したものである。
符号 面番号 R D nd vd モード Y
18 0 0.00000 22.000000 屈折
19 1 0.00000 37.300000 1.516800 64.17 屈折 18.4130
2 0.00000 0.409841 屈折 22.0000
L1 3 -590.67796 10.000000 1.601496 58.49 屈折 22.0000
4 -42.72242 3.000000 屈折 22.4270
L2 *5 -31.66863 2.000000 2.001100 28.26 屈折 21.9910
*6 -61.15100 0.500000 屈折 23.5070
L3 7 144.21520 2.000000 2.001000 29.13 屈折 25.6220
8 122.54476 0.500000 屈折 25.8240
L4 9 90.65158 7.654132 1.505040 72.69 屈折 26.5750
10 654.66116 0.500000 屈折 27.2070
L5 11 112.22630 2.000000 1.879323 36.94 屈折 28.0900
12 76.00335 1.535871 屈折 28.1060
L6 13 92.61405 20.000000 1.480772 78.39 屈折 28.3600
14 -46.55932 80.000000 屈折 29.1400
O 15 0.00000 78.806011 屈折 17.0000
L7 *16 68.28008 7.570544 1.509398 56.47 屈折 40.0000
*17 94.93422 71.132325 屈折 34.5630
L8 18 -1518.99365 19.999983 2.002500 19.32 屈折 43.9240
19 -155.81886 17.456943 屈折 45.2540
L9 20 71.47955 30.000000 1.529865 45.90 屈折 40.9460
21 -121.50056 1.883188 屈折 37.5510
L10 22 -101.70642 2.000000 2.002700 19.32 屈折 36.5880
23 82.52373 31.678777 屈折 34.9860
L11 24 -105.69324 4.989296 1.437001 95.10 屈折 39.9880
25 -89.28078 17.118289 屈折 40.9730
L12 *26 -23.55002 8.000000 1.509398 56.47 屈折 48.0000
*27 -165.75191 43.658778 屈折 47.5050
34 *28 -100.00000 72.000000 1.509398 56.47 屈折 57.2550
29 0.00000 -15.000000 1.509398 56.47 反射 81.6940
*30 2014.46301 -3.472339 屈折 63.3480
33 *31 -138.80012 -64.000000 1.509398 56.47 屈折 62.0000
*32 33.36242 0.000000 1.509398 56.47 反射 69.4220
33 -80.00000 0.000000 屈折 41.5690
34 0.00000 0.000000 屈折 1773.6130
S 35 0.00000 0.000000 屈折 1773.6130
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 5 6 16 17
コーニック定数 -1E+00 -1E+00 -1E+00 -1E+00
4次の係数 3.694405E-06 7.654845E-06 2.143317E-06 2.748365E-06
6次の係数 -8.028217E-09 -6.949011E-09 1.366512E-09 1.549676E-09
8次の係数 6.506012E-12 8.188262E-12 -1.450751E-13 1.723083E-13
10次の係数 -1.527956E-15 -2.860017E-15 1.382604E-16 1.058483E-16
面番号 26 27 28 30
コーニック定数 -1.133807E+00 -5.958633E+01 -1.074643E+01 -1.115037E+43
4次の係数 4.559836E-06 -4.700304E-06 2.368596E-06 -2.160545E-06
6次の係数 -3.539447E-09 1.031617E-09 -7.978636E-10 1.808458E-09
8次の係数 1.671317E-12 -2.69451E-13 1.397035E-13 -3.726332E-13
10次の係数 -2.300276E-16 5.580673E-17 -9.252121E-18 2.502569E-17
面番号 31 32
コーニック定数 -4.86632E+01 -1.098222E+00
4次の係数 -2.274983E-06 -1.57618E-06
6次の係数 7.397958E-10 1.305372E-10
8次の係数 8.793892E-15 2.869818E-14
10次の係数 -1.526278E-18 -3.836358E-18
物体面での光線座標は以下のとおりである。
光線番号 X座標 Y座標
1 0 -1.38
2 0 -4.83
3 0 -8.28
4 0 -11.73
5 0 -15.18
また、本例では、面番号29、33、34は、偏芯面である。偏芯面のパラメータは以下のとおりである。
面番号 29
偏芯のタイプ ディセンターアンドベンド
パラメータX 0.0000
パラメータY 0.0000
パラメータZ 0.0000
パラメータα 45.0000
面番号 33
偏芯のタイプ グローバル座標
グローバル参照面 32
パラメータX 0.0000
パラメータY -80.0000
パラメータZ 44.6790
パラメータα -90.0000
面番号 34
偏芯のタイプ グローバル座標
グローバル参照面 32
パラメータX 0.0000
パラメータY 0.0000
パラメータZ 201.0000
パラメータα 0.0000
(作用効果)
本例の光学系3Aは、最も拡大側に位置する第1光学素子33が第1透過面41と、第1透過面41の縮小側に位置する第1反射面42と、第1反射面42の縮小側に位置する第2透過面43と、を有する。第1透過面41は、パワーを有する。また、本例の光学系3Aでは、第1透過面41と第1反射面42との間を通過する光は、第1透過面41に近づくに従って拡大側共役面であるスクリーンSから離れる方向に傾斜する周辺光Lを備える。周辺光Lは、第1透過面41とスクリーンSとの間では、第1透過面41から離間するのに伴ってスクリーンSに接近する方向に傾斜する。
本例によれば、第1光学素子33内において、第1反射面42から第1透過面41に向かう光は、第1透過面41に近づくに従ってスクリーンSから離れる方向に傾斜する周辺光Lを備える。したがって、縮小側の第2透過面43から第1光学素子33に入射した光は、第1反射面42で折り返されて第1透過面41に向かう際に、光の周辺光Lが、スクリーンSから離間する方向に向かう。ここで、かかる周辺光LがスクリーンSに到達しなければ、スクリーンSに投写される拡大像の周辺が暗くなるという問題が発生する。これに対して、本例では、第1透過面41は、パワーを有する。これにより、周辺光Lは、第1透過面41とスクリーンSとの間では、第1透過面41から離間するのに伴ってスクリーンSに接近する方向に傾斜する。すなわち、第1反射面42で折り返された後に第1光学素子33内をスクリーンSから離間する方向に向かう周辺光Lは、第1透過面41を介して、スクリーンSに向かう。よって、スクリーンSに投写される拡大像の周辺の光量を確保することができる。
ここで、本例では、第1透過面41は、その第1光軸を中心とする回転対称な凸面形状を備える。また、第1透過面41における周辺光Lの最大有効点Pと、第1透過面41の曲率中心と、を結ぶ仮想線Qを規定したときに、仮想線Qは、第1光軸に対して90°以上の角度θで交差する。したがって、本例の光学系3Aでは、第1反射面42で折り返された光の周辺光Lが、第1透過面41においてスクリーンSと正対していない領域に到達した場合でも、かかる周辺光Lをスクリーンに到達させることができる。よって、スクリーンSに投写される拡大像の周辺の光量を確保しやすい。
本例において、第1反射面42の第2光軸および第2透過面43の第3光軸は、第1光軸と一致する。このようにすれば、第1光学素子33の製造が容易となる。
本例では、第1反射面42と第2透過面43とは、非球面形状を備える。よって、諸収差を補正することが、より容易である。
次に、本例の光学系3Aは、第1光学素子33の縮小側に配置された第2光学素子34と、第2光学素子34の縮小側に配置された第2光学系32(屈折光学系)と、を備える。第2光学素子34は、第3透過面51と、第3透過面の縮小側に位置する第2反射面52と、第2反射面52の縮小側に位置する第4透過面53と、を有する。また、第1光学素子33の第2透過面43と第2光学素子34の第3透過面51とは、対向し、縮小側共役面からの光は、第2光学系32および第2光学素子34を介して、第2透過面に入射する。
また、本例では、第1光学素子33の光軸Mと第2光学系32の光軸Nとの成す角度θ1は、90°以下である。これにより、第2光学素子34よりも縮小側に配置される光学要素を、拡大側結像面に対して平行、もしくは拡大側結像面から離れる方向に配置できる。従って、第2光学素子34よりも拡大側に配置される光学要素が、拡大側結像面と干渉することを防ぐことができる。よって、光学系をスクリーンSに近い位置に設置することが可能である。
図5は光学系3Aの拡大側のMTFを示す図である。図5の横軸は空間周波数であり、縦軸はコントラスト再現比である。図5に示すように、本例の光学系3Aは、高い解像度を有する。
図6は光学系3Aのスポットダイアグラムである。図6に示すように、本例では、スポットのばらつきが抑制されている。
(実施例2)
図7は、実施例2の光学系の全体を模式的に表す光線図である。図8は、実施例2の光学系3Bの光線図である。図9は、実施例2の第1光学系の光線図である。図7、図8に示すように、光学系3の縮小側共役面には、液晶パネル18が配置されている。
図6に示すように、本例の光学系3Bは、拡大側から縮小側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32を有する。第1光学系31は、反射光学系である。第1光学系31の光軸MはZ軸方向に沿って延びる。すなわち、第1光学系31の光軸Mは、スクリーンSに対して垂直である。第2光学系32は、屈折光学系である。第2光学系32の光軸NはY軸方向に沿って延びる。スクリーンSは、光軸NのZ1方向に位置する。
図7、図8に示すように、第1光学系31は、レンズ35と、第1光学素子33と、第2光学素子34と、を備える。レンズ35、第1光学素子33および第2光学素子34は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。第1光学素子33の光軸と第2光学素子34の第3透過面51の光軸とは、略平行であり、Z軸方向に沿って延びる。本例では、第1光学素子33の光軸と第2光学素子34の第3透過面51の光軸とは、一致する。また、第1光学素子33の光軸とレンズ35の第4光軸とは、一致する。つまり、第1光学系31の光軸Mは、第1光学素子33の光軸であり、第2光学素子34の第3透過面51の光軸であり、レンズ35の第4光軸である。
レンズ35は、第1光学素子33のY1方向に位置する。レンズ35は、正のパワーを有する。レンズ35は、拡大側を向く第1レンズ面61と、縮小側を向く第2レンズ面62とを備える。第1レンズ面61は、凸面形状を備える。第1レンズ面61は、非球面形状を備える。第2レンズ面62は、凹面形状を備える。第2レンズ面62は、非球面形状を備える。第1レンズ面61と第2レンズ面62とは、いずれもレンズ35の第4光軸を中心とする回転対称の形状を備える。
第1光学素子33は、1つの光学素子からなる。第1光学素子33は、第2光学素子34のZ2方向に位置する。第1光学素子33は、第1透過面41と、第1透過面41の縮小側に位置する第1反射面42と、第1反射面42の縮小側に位置する第2透過面43と、を有する。
第1透過面41は、Y1方向を向く凸面形状を備える。第1透過面41の第1光軸は、第1光学系31の光軸Mと一致する。第1透過面41は、第1透過面41の第1光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第1透過面41は、正のパワーを有する。第1反射面42は、第1透過面41のY2方向に位置する。第1反射面42は、Z2方向に窪む凹面形状を備える。第1反射面42の第2光軸は、第1光学系31の光軸Mと一致する。第1反射面42は、第1反射面42の第2光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第1反射面42は、負のパワーを有する。第1反射面42は、第1光学素子33のZ2方向の外側面に反射コーティング層を設けることにより形成される。第2透過面43の第3光軸は、第1光学系31の光軸Mと一致する。第2透過面43は、第2透過面43の第3光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第2透過面43は、負のパワーを有する。第1反射面42と第2透過面43とは、非球面形状を備える。
第2光学素子34は、1つの光学素子からなる。第2光学素子34は、第3透過面51と、第3透過面51の縮小側に位置する第2反射面52と、第2反射面52の縮小側に位置する第4透過面53と、を備える。第3透過面51は、第2透過面43とZ軸方向に対向する。第3透過面51は、Z2方向を向く凸面形状を備える。第3透過面51の光軸は、第1光学系31の光軸Mと一致する。第3透過面51は、第3透過面51の光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第3透過面51は、負のパワーを有する。第2反射面52は、パワーを備えない平面ミラーである。第2反射面52は、Y軸およびZ軸に対して45°傾斜する。第2反射面52は、第3透過面51と第4透過面53との間で、光路を90°折り曲げる。第2反射面52は、第2光学素子34のZ1方向の外側面に反射コーティング層を設けることにより形成される。第4透過面53は、Y2方向を向きレンズL12と対向する。第4透過面53の光軸と第3透過面51の光軸との成す角度は、90°である。すなわち、第4透過面53の光軸と第1光学素子33の光軸Mとの成す角度は、90°である。また、第4透過面53の光軸は、第2光学系32の光軸Nと一致する。第4透過面53は、第4透過面53の光軸を中心とする回転対称の形状を備える。第4透過面53は、正のパワーを有する。第3透過面51と第4透過面53とは、非球面形状を備える。
図8に示すように、第2光学系32は、12枚のレンズL1~L12を備える。レンズL1~レンズL12は、縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。レンズL2、レンズL7およびレンズL12は、両面に非球面形状を備える非球面レンズである。第1光学系31に各レンズは、いずれも光軸Nを中心とする回転対称面を備える。
ここで、図8に示すように、光学系3Aの縮小側共役面に配置された液晶パネル18は、光軸NのZ2方向の側に投写画像を形成する。また、第1光学素子33の光軸Mと第2光学系32の光軸Nとの成す角度θ1は、90°以下である。本例では、成す角度θ1は、90°である。よって、液晶パネル18の側からの光は、第2光学系32を通過した後に、第2光学素子34の第2反射面52によって、90°折り曲げられて、Z2方向に向かう。Z2方向に向かう光は、第1光学素子33の第1反射面42によって、Z1方向およびY1方向に折り返されてスクリーンSに到達する。
また、図8に示すように、光学系3Aは、縮小側共役面と拡大側共役面との間に、縮小側共役面および拡大側共役面と共役な中間像30を形成する。本例では、中間像30は、第1光学素子33の第1反射面42と第2光学素子34の第2反射面52との間に形成される。
ここで、図9に示すように、第1透過面41と第1反射面42との間を進行する光は、第1透過面41に近づくに従って拡大側共役面であるスクリーンSから離れる方向に傾斜する周辺光Lを備える。周辺光Lは、第1透過面41とレンズ35との間では、第1透過面41から離間するのに伴ってスクリーンSから離間する方向に傾斜する。また、周辺光Lは、レンズ35とスクリーンSとの間では、レンズ35から離間するのに伴ってスクリーンSに接近する方向に傾斜する。また、第1透過面41における周辺光Lの最大有効点Pと、第1透過面41の曲率中心と、を結ぶ仮想線Qは、第1光軸に対して90°以上の角度θ2で交差する。
光学系3Bのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズおよびスクリーンの符号である。液晶パネル、ダイクロイックプリズム、レンズおよびスクリーンに対応しない面番号のデータはダミーデータである。面番号に*を付した面は非球面である。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。ndは屈折率である。νdはアッベ数である。Yはアパーチャー半径である。R、D、Yの単位はmmである。なお、本例のレンズデータは、Synopsys社のCODE Vを用いて設計したものである。
符号 面番号 R D nd vd モード Y
18 0 0.00000 22.000000 屈折
19 1 0.00000 37.300000 1.516800 64.17 屈折 20.3480
2 0.00000 0.762700 屈折 22.1060
L1 3 157.73710 10.000000 1.994904 27.96 屈折 22.2740
4 -59.76320 4.440906 屈折 22.1250
L2 5 -47.37529 10.000000 2.050800 26.94 屈折 19.2330
6 -103.89113 7.276867 屈折 19.2740
L3 7 -35.49424 3.259752 1.937229 32.32 屈折 18.4950
8 -63.50302 3.002572 屈折 19.5370
L4 9 103.13388 8.732663 1.658725 41.40 屈折 20.1430
10 -94.40586 0.500000 屈折 19.9850
L5 11 89.94729 2.000000 2.050800 26.94 屈折 19.0060
12 37.49030 0.500000 屈折 18.0290
L6 13 36.86363 20.000000 1.446156 80.88 屈折 18.1140
14 -69.65825 30.000000 屈折 17.0000
O 15 0.00000 134.972004 屈折 14.4000
L7 16 105.41092 13.783413 1.469124 82.22 屈折 40.0000
17 1094.72746 3.834971 屈折 39.0280
L8 18 137.23940 11.351333 1.986125 16.48 屈折 39.2540
19 -228.96975 12.674715 屈折 38.9460
L9 20 -90.50307 17.528035 1.869148 18.09 屈折 34.1820
21 -301.24837 8.314561 屈折 33.5580
L10 22 -97.26184 2.000000 1.986125 16.48 屈折 32.8700
23 137.98515 2.000000 屈折 34.1190
L11 24 70.50560 10.000000 1.455365 87.06 屈折 39.7670
25 157.41492 79.583464 屈折 39.9520
L12 *26 -27.57550 8.000000 1.509186 56.32 屈折 48.0000
*27 -47.11522 9.521845 屈折 51.6580
34 *28 -140.46983 72.000000 1.509186 56.32 屈折 64.8350
29 0.00000 -15.000000 1.509186 56.32 反射 91.6220
*30 230.59254 -3.000000 屈折 63.7000
33 *31 -54.82491 -64.000000 1.509186 56.32 屈折 54.3140
*32 20.67261 0.000000 1.509186 56.32 反射 51.1060
33 -44.00000 0.000000 屈折 21.6820
35 *34 -131.10106 20.000000 1.509186 56.32 屈折 117.8940
*35 -100.00000 0.000000 屈折 120.9940
36 0.00000 0.000000 屈折 2186.7700
S 37 0.00000 0.000000 屈折 2186.7700
各非球面係数は以下のとおりである。
面番号 26 27 28 30
コーニック定数 -7.983351E-01 -7.935454E-01 -5.694192E+01 7.416526E-01
4次の係数 1.571127E-06 -2.932391E-06 8.694656E-07 -5.656628E-07
6次の係数 -5.227067E-10 7.948796E-10 -1.45704E-10 7.550079E-10
8次の係数 4.752561E-13 -2.731021E-13 3.119986E-14 -2.009279E-13
10次の係数 -3.805627E-17 7.607665E-17 -2.61777E-18 1.677154E-17
面番号 31 32 34 35
コーニック定数 -1.386817E+02 -1.637304E+00 -4.949426E-01 -4.448864E-01
4次の係数 -4.815839E-06 -1.617638E-06 2.724492E-08 3.262084E-07
6次の係数 5.544913E-10 2.867275E-10 -1.631719E-12 -2.720302E-11
8次の係数 5.021641E-13 5.726965E-14 2.587226E-16 1.045415E-15
10次の係数 -1.123307E-16 -2.044994E-17 -9.382203E-21 -5.756513E-21
物体面での光線座標は以下のとおりである。
光線番号 X座標 Y座標
1 0 -1.38
2 0 -4.86
3 0 -8.34
4 0 -11.81
5 0 -15.29
6 0 -18.77
また、本例では、面番号29、33、34、36は、偏芯面である。偏芯面のパラメータは以下のとおりである。
面番号 29
偏芯のタイプ ディセンターアンドベンド
パラメータX 0.0000
パラメータY 0.0000
パラメータZ 0.0000
パラメータα 45.0000
面番号 33
偏芯のタイプ グローバル座標
グローバル参照面 32
パラメータX 0.0000
パラメータY -44.0000
パラメータZ 24.0000
パラメータα -90.0000
面番号 34
偏芯のタイプ グローバル座標
グローバル参照面 32
パラメータX 0.0000
パラメータY 0.0000
パラメータZ 55.0000
パラメータα 0.0000
面番号 36
偏芯のタイプ グローバル座標
グローバル参照面 32
パラメータX 0.0000
パラメータY 0.0000
パラメータZ 201.0000
パラメータα 0.0000
(作用効果)
本例の光学系3Bは、第1光学素子33と、第1光学素子33の拡大側に配置されたレンズ35と、を備える。第1光学素子33は、第1透過面41と、第1透過面41の縮小側に位置する第1反射面42と、第1反射面42の縮小側に位置する第2透過面43と、を有する。第1透過面41は、パワーを有する。また、本例の光学系3Bでは、第1透過面41と第1反射面42との間を通過する光は、第1透過面41に近づくに従ってスクリーンSから離れる方向に傾斜する周辺光Lを備える。周辺光Lは、第1透過面41とレンズ35との間では、第1透過面41から離間するのに伴ってスクリーンSから離間する方向に傾斜する。また、周辺光Lは、レンズ35とスクリーンSとの間では、レンズ35から離間するのに伴ってスクリーンSに接近する方向に傾斜する。
本例によれば、第1光学素子33内において、第1反射面42から第1透過面41に向かう光は、第1透過面41に近づくに従ってスクリーンSから離れる方向に傾斜する周辺光Lを備える。また、かかる周辺光Lは、第1透過面41とレンズ35との間では、第1透過面41から離間するのに伴ってスクリーンSから離間する方向に傾斜する。したがって、縮小側の第2透過面43から第1光学素子33に入射した光は、第1反射面42で折り返されて第1透過面41に向かう際に、その周辺光LがスクリーンSから離間する方向に向かう。また、周辺光Lは、第1透過面41からレンズ35に向かう際にも、スクリーンSから離間する方向に向かう。ここで、かかる周辺光LがスクリーンSに到達しなければ、スクリーンSに投写される拡大像の周辺が暗くなるという問題が発生する。これに対して、本例では、周辺光Lは、レンズ35スクリーンSとの間では、レンズ35から離間するのに伴ってスクリーンSに接近する方向に傾斜する。すなわち、第1光学素子33を通過してスクリーンSから離間する方向に向かう周辺光Lは、レンズ35を介して、スクリーンSに向かう。よって、スクリーンSに投写される拡大像の周辺の光量を確保することができる。
また、第1光学素子33の拡大側に配置されたレンズ35によって、投写される光をコントロールしているので、実施例1と比較して、スクリーンSに近い位置で、投写される光をコントロールできる。これにより、周辺光Lの光学性能を向上させることができる。
ここで、本例では、第1透過面41は、その第1光軸を中心とする回転対称な凸面形状を備える。また、第1透過面41における周辺光Lの最大有効点Pと、第1透過面41の曲率中心と、を結ぶ仮想線Qを規定したときに、仮想線Qは、第1光軸に対して90°以上の角度θで交差する。したがって、本例の光学系3Bでは、第1反射面42で折り返された光の周辺光Lが、第1透過面41においてスクリーンSと正対していない領域に到達した場合でも、かかる周辺光Lをスクリーンに到達させることができる。よって、スクリーンSに投写される拡大像の周辺の光量を確保しやすい。
本例において、第1反射面の第2光軸および第2透過面の第3光軸は、第1光軸と一致する。このようにすれば、第1光学素子の製造が容易となる。
また、本例において、レンズ35の第4光軸は、第1光軸と一致する。このようにすれば、これらの光軸が一致していない場合と比較して、第1光学素子33とレンズ35とを、精度よく配置できる。
本例では、レンズ35は、非球面形状を備える。したがって、諸収差を補正することが、より容易である。
本例では、第1反射面42と第2透過面43とは、非球面形状を備える。よって、諸収差を補正することが、より容易である。
次に、本例の光学系3Bは、第1光学素子33の縮小側に配置された第2光学素子34と、第2光学素子34の縮小側に配置された第2光学系32(屈折光学系)と、を備える。第2光学素子34は、第3透過面51と、第3透過面の縮小側に位置する第2反射面52と、第2反射面52の縮小側に位置する第4透過面53と、を有する。また、第1光学素子33の第2透過面43と第2光学素子34の第3透過面51とは、対向し、縮小側共役面からの光は、第2光学系32および第2光学素子34を介して、第2透過面に入射する。
また、本例では、第1光学素子33の光軸Mと第2光学系32の光軸Nとの成す角度θ1は、90°以下である。これにより、第2光学素子34よりも縮小側に配置される光学要素を、拡大側結像面に対して平行、もしくは拡大側結像面から離れる方向に配置できる。従って、第2光学素子34よりも拡大側に配置される光学要素が、拡大側結像面と干渉することを防ぐことができる。よって、光学系をスクリーンSに近い位置に設置することが可能である。
図10は光学系3Bの拡大側のMTFを示す図である。図10の横軸は空間周波数であり、縦軸はコントラスト再現比である。図10に示すように、本例の光学系3Bは、高い解像度を有する。
図11は光学系3Bのスポットダイアグラムである。図11に示すように、本例では、スポットのばらつきが抑制されている。
(その他の実施の形態)
なお、本例の光学系3は、撮像レンズとして用いることができる。この場合に、光学系3の縮小側共役面には、撮像素子が配置される。
1…プロジェクター、2…画像形成部、3・3A・3B…光学系、4…制御部、6…画像処理部、7…表示駆動部、10…光源、11…インテグレーターレンズ、12…インテグレーターレンズ、13…偏光変換素子、14…重畳レンズ、15…ダイクロイックミラー、16…反射ミラー、17R…フィールドレンズ、17G…フィールドレンズ、17B…フィールドレンズ、18(18B・18R・18G)…液晶パネル、19…クロスダイクロイックプリズム、21…ダイクロイックミラー、22…リレーレンズ、23…反射ミラー、24…リレーレンズ、25…反射ミラー、30…中間像、31…第1光学系、32…第2光学系、33…第1光学素子、34…第2光学素子、35…レンズ、41…第1透過面、42…第1反射面、43…第2透過面、51…第3透過面、52…第2反射面、53…第4透過面、61…第1レンズ面、62…第2レンズ面、L1~L12…レンズ、N…光軸、M…光軸、P…最大有効点、Q…仮想線、S…スクリーン。

Claims (12)

  1. 第1光学素子を備える光学系において、
    前記第1光学素子は、第1透過面と、前記第1透過面の縮小側に位置する第1反射面と、前記第1反射面の縮小側に位置する第2透過面と、を有し、
    前記第1透過面は、パワーを有し、
    前記第1透過面と前記第1反射面との間を通過する光は、前記第1透過面に近づくに従って拡大側共役面から離れる方向に傾斜する周辺光を備え、
    前記周辺光は、前記第1透過面と前記拡大側共役面との間では、前記第1透過面から離間するのに伴って前記拡大側共役面に接近する方向に傾斜することを特徴とする光学系。
  2. 前記第1透過面は、その第1光軸を中心とする回転対称な凸面形状を備え、
    前記第1透過面における前記周辺光の最大有効点と、前記第1透過面の曲率中心と、を結ぶ仮想線を規定したときに、前記仮想線は、前記第1光軸に対して90°以上の角度で交差することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記第1反射面の第2光軸および前記第2透過面の第3光軸は、前記第1光軸と一致することを特徴とする請求項2に記載の光学系。
  4. 前記第1光軸は、前記拡大側共役面に対して垂直であることを特徴とする請求項3に記載の光学系。
  5. 第1光学素子と、前記第1光学素子の拡大側に配置されたレンズと、を備える光学系であって、
    前記第1光学素子は、第1透過面と、前記第1透過面の縮小側に位置する第1反射面と、前記第1反射面の縮小側に位置する第2透過面と、を有し、
    前記第1透過面は、パワーを有し、
    前記第1透過面と前記第1反射面との間を通過する光は、前記第1透過面に近づくに従って拡大側共役面から離れる方向に傾斜する周辺光を備え、
    前記周辺光は、前記第1透過面と前記レンズとの間では、前記第1透過面から離間するのに伴って前記拡大側共役面から離間する方向に傾斜し、前記レンズと前記拡大側共役面との間では、前記レンズから離間するのに伴って前記拡大側共役面に接近する方向に傾斜することを特徴とする光学系。
  6. 前記第1透過面は、その第1光軸を中心とする回転対称な凸面形状を備え、
    前記第1透過面における前記周辺光の最大有効点と、前記第1透過面の曲率中心と、を結ぶ仮想線を規定したときに、前記仮想線は、前記第1光軸に対して90°以上の角度で交差することを特徴とする請求項5に記載の光学系。
  7. 前記第1反射面の第2光軸および前記第2透過面の第3光軸は、前記第1光軸と一致することを特徴とする請求項6に記載の光学系。
  8. 前記レンズの第4光軸は、前記第1光軸と一致することを特徴とする請求項6または7に記載の光学系。
  9. 前記第1光軸は、前記拡大側共役面に対して垂直であることを特徴とする請求項7または8に記載の光学系。
  10. 前記第1光学素子の縮小側に配置された第2光学素子と、
    前記第2光学素子の縮小側に配置された屈折光学系と、を備え、
    前記第2光学素子は、第3透過面と、前記第3透過面の縮小側に位置する第2反射面と、前記第2反射面の縮小側に位置する第4透過面と、を有し、
    前記第2透過面と前記第3透過面とは、対向し、
    縮小側共役面からの光は、前記屈折光学系および前記第2光学素子を介して、前記第2透過面に入射することを特徴とする特徴とする請求項1から9のうちのいずれか一項に記載の光学系。
  11. 前記第1光軸と前記屈折光学系の光軸とのなす角度は、90°以下であることを特徴とする請求項10に記載の光学系。
  12. 前記縮小側共役面に配置され、光源から出射された光を変調する光変調素子と、
    前記光変調素子により変調された光を投写する、請求項10または11に記載の光学系と、
    を備えることを特徴とするプロジェクター。
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