JP2021116173A - 重送検知装置および画像処理装置 - Google Patents

重送検知装置および画像処理装置 Download PDF

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良 川岡
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良 川岡
忠晴 楠美
Tadaharu Kusumi
忠晴 楠美
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Abstract

【課題】シートの重送検知を行う前に、シートに光を照射して、シートの種別を判別することにより、給送時の誤動作を抑止可能な重送検知装置を提供する。【解決手段】受光部14dは、シートを透過した透過光を受光する。搬送部13は、シートを搬送する。受光部14dは、発光部14cは、シートに光を照射する。シートを透過した透過光を受光する。発信部15cは、シートに超音波を発信する。受信部15dは、超音波の反射波または透過波を受信する。検知部33は、反射波または透過波の強度に基づいて、シートが重送しているか否かを検知する。判別部32は、受光部14dが受光した光の光量に基づいて、シートがOHPシートであるか否かを判別する。シートがOHPシートであることを判別部32が判別した場合に、検知部33は、シートが重送しているか否かを検知しない。【選択図】図2

Description

本発明は、重送検知装置および画像処理装置に関する。
一般に、重送検知装置は、シートに超音波を照射して、シートの重送を検知する。重送検知装置は、普通紙と、OHPシート(Overhead Projector)との区別を、給送前に行わないことがある。その場合、重送検知装置が、例えば、OHPシートを給送すると、超音波センサーが照射した超音波がOHPシートにより大きく減衰される。そのため、重送検知装置は、普通紙が重送されたと誤認定し、OHPシートの搬送を停止させてしまうことがある。
特許文献1は、搬送する用紙が、普通紙か、または、OHPシートかに応じて、音波発生手段の駆動電圧を選択する超音波重送検知システムを開示する。
特開2006−105667号公報
しかしながら、人為的なミスにより、音波発生手段の駆動電圧を誤って選択してしまうと、OHPシートが1枚搬送されても、普通紙が重送されていると認定されてしまうことがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、シートに光を照射して、シートの種別を判別することにより、給送時の誤動作を抑止可能な重送検知装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面によれば、重送検知装置は、搬送部と、発光部と、受光部と、発信部と、受信部と、検知部と、判別部とを備える。前記搬送部は、シートを搬送する。前記発光部は、前記シートに光を照射する。前記受光部は、前記シートを透過した透過光を受光する。前記発信部は、前記シートに超音波を発信する。前記受信部は、前記超音波の反射波または透過波を受信する。前記検知部は、前記反射波または前記透過波の強度に基づいて、前記シートが重送しているか否かを検知する。前記判別部は、前記受光部が受光した前記光の光量に基づいて、前記シートがOHPシートであるか否かを判別する。前記シートがOHPシートであることを前記判別部が判別した場合に、前記検知部は、前記シートが重送しているか否かを検知しない。
本発明によれば、シートの重送検知を行う前に、シートに光を照射して、シートの種別を判別することにより、給送時の誤動作を抑止可能な重送検知装置を提供することができる。
本発明の実施形態1〜4に係る重送検知装置を示す図である。 実施形態1〜4に係る重送検知装置を示す制御ブロック図である。 実施形態1〜4に係る重送検知装置における光量閾値を説明する図である。 実施形態1〜4に係る重送検知装置の具体例を示す図である。 実施形態5に係る重送検知装置における振幅閾値を説明する図である。 本実施形態1〜5に係る重送検知装置の動作を示すフローチャートである。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については、同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。本実施形態1は、本願の他のすべての実施形態に適用され得る。
図1を参照して、本発明の実施形態1に係る重送検知装置100を説明する。図1は、本実施形態1に係る重送検知装置100を示す。
図1に示すように、重送検知装置100は、画像読取装置10の一部を構成する。重送検知装置100は、画像形成装置20の一部を構成する。さらに、重送検知装置100は、表示部30と、プロセッサー31とを備える。
画像読取装置10は、原稿Gに記載された画像を読み取る。画像読取装置10は、画像データを生成する。原稿Gは、例えば、普通紙と、OHPシート(Overhead Projector)とに大別される。普通紙は、例えば、コピー紙、再生紙、薄紙、厚紙、または光沢紙である。普通紙は、比較的超音波を通し易い。OHPシートは、樹脂で形成されている。OHPシートは、比較的超音波を通しにくい。
画像読取装置10は、トレイ11(原稿トレイ11a)と、給送部12(原稿給送部12a)と、搬送部13(原稿搬送部13a)と、光センサー14(光センサー14a)と、超音波センサー15(超音波センサー15a)と、読取部19と、排出部18(原稿排出部18a)とを含む。
原稿トレイ11aには、原稿Gが載置される。
原稿給送部12aは、原稿トレイ11aに載置された原稿Gを給送する。原稿給送部12aは、例えば、好適にはピックアップローラーである。
原稿搬送部13aは、原稿給送部12aでピックアップされた原稿Gを搬送する。原稿搬送部13aは、搬送ローラーまたはリタードローラーを有してもよい。
光センサー14aは、搬送される原稿Gに光を照射し、透過光を受光する。光センサー14aは、搬送される原稿Gの種別を検知する。具体的には、原稿Gが普通紙である場合、光センサー14aは、透過光を全く受光しないか、わずかしか受光しない。原稿GがOHPシートの場合、光センサー14aは、照射された光と同等程度の光量の光を受光する。
光センサー14aは、発光部14cと、受光部14dとを含む。発光部14cは、光を原稿Gに向けて照射する。発光部14cは、一例として、LED(Light Emitting Diode)である。受光部14dは、原稿Gに向けて照射された光の透過光を受光する。受光部14dは、一例として、フォトトランジスターである。
超音波センサー15aは、例えば、超音波を原稿Gに照射して、原稿給送部12aで給送される原稿Gの重送を検出する。超音波センサー15aの具体例は、トランスデューサーである。
超音波センサー15aは、発信部15cと、受信部15dとを含む。発信部15cは、原稿給送部12aで給送される原稿Gに向けて超音波を送信する。受信部15dは、原稿Gを透過する透過波を受信する。図2で後述するように、制御部34は、透過波と受信閾値Thとを比較して、原稿Gが重送しているか否かを判断する。
読取部19は、原稿搬送部13aから搬送された原稿Gから画像を読み取る。読取部19は、読み取った画像から画像データを生成する。読取部19は、CIS(Contact Image Sensor)方式またはCCD(Charge Coupled Devices)方式のスキャナーである。
原稿排出部18aは、読取部19で画像を読み取られた原稿Gを装置外に排出する。原稿排出部18aは、例えば、排出ローラーと、搬出トレイを含む。
次に、画像形成装置20は、用紙Pに画像を形成する。画像形成装置20は、トレイ11(用紙トレイ11b、用紙トレイ11c)と、給送部12(用紙給送部12b、用紙給送部12c)と、搬送部13(用紙搬送部13b、用紙搬送部13c)と、光センサー14(光センサー14b)と、超音波センサー15(超音波センサー15b)と、画像形成部16と、定着部17と、および排出部18(用紙排出部18b)とを含む。
用紙トレイ11bは、主に手差し用の用紙Pが載置される。用紙Pは、例えば、普通紙と、OHPシート(Overhead Projector)とに大別される。
用紙トレイ11cは、用紙Pを収納する。
原稿トレイ11a、用紙トレイ11b、および、用紙トレイ11cは、すべて同様の構成であって良い。以降、原稿トレイ11aと、用紙トレイ11bと、用紙トレイ11cとを区別して記載する必要がある場合を除き、原稿トレイ11aと記載する。
また、原稿トレイ11a、用紙トレイ11b、または、用紙トレイ11cと記載する必要がある場合を除き、トレイ11と記載する。
用紙給送部12bは、用紙トレイ11bに載置された用紙Pを給送する。用紙給送部12bは、例えば、好適にはピックアップローラーである。
原稿給送部12a、用紙給送部12b、および、用紙給送部12cは、すべて同様の構成であって良い。以降、原稿給送部12aと、用紙給送部12bと、用紙給送部12cとを区別して記載する必要がある場合を除き、原稿給送部12aと記載する。
また、原稿給送部12a、用紙給送部12b、または、用紙給送部12cと記載する必要がある場合を除き、給送部12と記載する。
用紙搬送部13bは、用紙給送部12bでピックアップされた用紙Pを搬送する。用紙搬送部13bは、搬送ローラーまたはリタードローラーを有してもよい。
用紙搬送部13cは、用紙給送部12cでピックアップされた用紙Pを搬送する。用紙搬送部13cは、搬送ローラーまたはリタードローラーを有してもよい。
原稿搬送部13a、用紙搬送部13b、および、用紙搬送部13cは、すべて同様の構成であって良い。以降、原稿搬送部13aと、用紙搬送部13bと、用紙搬送部13cとを区別して記載する必要がある場合を除き、原稿搬送部13aと記載する。
また、原稿搬送部13a、用紙搬送部13b、または、用紙搬送部13cと記載する必要がある場合を除き、搬送部13と記載する。
光センサー14bは、搬送される用紙Pに光を照射し、透過光を受光する。光センサー14bは、搬送される用紙Pの種別を検知する。
光センサー14bは、発光部14eと、受光部14fとを含む。発光部14eは、光を用紙Pに向けて照射する。発光部14eは、一例として、LED(Light Emitting Diode)である。受光部14fは、原稿Gに向けて照射された光の透過光を受光する。受光部14fは、一例として、フォトトランジスターである。
光センサー14aと、光センサー14bとは、同様の構成であって良い。以降、光センサー14aと、光センサー14bとを区別して記載する必要がある場合を除き、光センサー14aと記載する。
また、光センサー14a、または、光センサー14bと記載する必要がある場合を除き、光センサー14と記載する。
超音波センサー15bは、例えば、超音波を用紙Pに照射して、用紙給送部12bで給送される用紙Pの重送を検出する。超音波センサー15bは、発信部15eと、受信部15fとを含む。発信部15eおよび受信部15fの構成は、それぞれ、発信部15cおよび受信部15dの構成と同様である。
超音波センサー15aと、超音波センサー15bとは、同様の構成であって良い。以降、超音波センサー15aと、超音波センサー15bとを区別して記載する必要がある場合を除き、超音波センサー15aと記載する。
また、超音波センサー15a、または、超音波センサー15bと記載する必要がある場合を除き、超音波センサー15と記載する。
超音波センサー15aの発信部15cと、超音波センサー15bの発信部15eとは、発信部15c、または、発信部15eと記載する必要がある場合を除き、発信部15cと記載する。
また、超音波センサー15aの受信部15dと、超音波センサー15bの受信部15fとは、受信部15d、または、受信部15fと記載する必要がある場合を除き、受信部15dと記載する。
画像形成部16は、画像を用紙Pに形成する。具体的には、画像形成部16は、トナー画像を用紙Pに形成する。画像形成部16は、帯電部と、露光部と、現像器と、感光体ドラムと、転写ローラーと、クリーニング部とを含む。
定着部17は、用紙Pを加熱および加圧し、用紙Pに形成されたトナー像を用紙Pに定着させる。
用紙排出部18bは、トナー像の定着した用紙Pを重送検知装置100の外部に排出する。用紙排出部18bは、例えば、排出ローラーと、搬出トレイを含む。
原稿排出部18aと、用紙排出部18bとは、同様の構成であって良い。以降、原稿排出部18aと、用紙排出部18bとを区別して記載する必要がある場合を除き、原稿排出部18aと記載する。
また、原稿排出部18a、または、用紙排出部18bと記載する必要がある場合を除き、排出部18と記載する。
次に、プロセッサー31は、重送検知装置100の動作を制御する。プロセッサー31の具体例は、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサー31は、図示しない記憶装置が記憶しているコンピュータープログラムを実行して、重送検知装置100の後述する各構成要素を制御する。
表示部30は、ディスプレイとタッチセンサーとを含む。表示部30は、種々の画像を表示する。表示部30は、例えば、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)である。タッチセンサーは、ユーザーからの操作を受け付ける。
重送検知装置100は、一例として、画像処理装置、または、画像処理装置の一部、画像形成装置20、または、画像形成装置20の一部であってもよい。画像処理装置の具体例は、スキャナー単体機である。画像形成装置20の具体例は、MFP(Multi Function Printer)、または、プリンターである。画像処理装置、画像形成装置20は、図1、および、後述する図2で説明される各構成要素を備える。
次に、図2を参照して、本実施形態1に係る重送検知装置100の制御ブロックを説明する。図2は、本実施形態1に係る重送検知装置100を示す制御ブロック図である。
図2では、すでに図1で説明した構成要素については、重複する説明を省略する。
図2に示すように、重送検知装置100は、給送部12と、搬送部13と、光センサー14と、超音波センサー15と、プロセッサー31とを備える。画像読取装置10は、読取部19を備える。画像形成装置20は、定着部17と、排出部21と、表示部30とを備える。
給送部12は、プロセッサー31の指示に基づいて、シートを給送する。
シートは、具体的に、原稿G、または、用紙Pである。以下、原稿Gと用紙Pとを区別する必要がない場合は、原稿Gと記載する。また、原稿G、または、用紙Pと記載する必要がない場合は、シートと記載する。
搬送部13は、プロセッサー31の指示に基づいて、シートを搬送する。光センサー14の発光部14cは、制御部34の指示に基づいて、シートに向けて光を照射する。
光センサー14は、光センサー14aと、光センサー14bとを含む。
光センサー14aは、発光部14cと、受光部14dとを含む。
光センサー14bは、発光部14eと、受光部14fとを含む。
発光部14cまたは発光部14eは、シートに光を照射する。受光部14dまたは受光部14fは、シートを透過した透過光を受光する。
超音波センサー15は、超音波センサー15aと、超音波センサー15bとを含む。
超音波センサー15aは、発信部15cと、受信部15dとを含む。
超音波センサー15bは、発信部15eと、受信部15fとを含む。
発信部15cおよび発信部15eは、シートに超音波を発信する。受信部15dまたは受信部15fは、超音波の反射波または透過波を受信する。
受光部14dまたは受光部14fは、シートに照射された光の透過光を受光する。受光部14dまたは受光部14fは、受光した透過光の光量を示す情報を出力する。
プロセッサー31は、検知部33と、判別部32と、制御部34とを含む。
検知部33は、反射波または透過波の強度に基づいて、シートが重送しているか否かを検知する。すなわち、発信部15cおよび発信部15eが発信した超音波の反射波または透過波を、受信部15dまたは受信部15fが受信する。検知部33は、受信部15dまたは受信部15fが受信した超音波の反射波または透過波の強度に基づいて、シートが重送しているか否かを検知する。
判別部32は、受光部14dまたは受光部14fが受光した透過光の光量に基づいて、シートがOHPシートであるか否かを判別する。すなわち、発光部14eがシートに照射した光の透過光を受光部14fが受光する。判別部32は、受光部14fが受光した透過光の光量に基づいて、シートがOHPシートか否かを判別する。
受光部14fの一例であるフォトトランジスターは、受光した透過光の光量に応じた電流を出力する。判別部32は、図3で後述する光量閾値Thpの情報を有する。判別部32は、電流値が光量閾値Thpを下回るとき、搬送されるシートが普通紙であると判別する。判別部32は、電流値が光量閾値Thpを上回るとき、搬送されるシートがOHPシートであると判別する。
制御部34は、図5で後述するように、シートがOHPシートであるか否かを判別する透過波の受信強度の振幅閾値Thsを設定する。制御部34は、シートが重送しているか否かを判別する透過波の受信強度の振幅閾値Thsを設定する。
次に、図1および図2に加え、図3を参照して、実施形態1に係る重送検知装置100を説明する。図3は、実施形態1に係る重送検知装置100における光量閾値Thpを説明する図である。実施形態1において、重送検知装置100は、検知部33が重送検知しないことにより、制御部34の誤動作を防止する。具体的には、シートがOHPシートであることを判別部32が判別した場合に、検知部33は、シートが重送しているか否かを検知しない。
図3に示すように、判別部32は、光センサー14の出力に基づいて、シートが普通紙であるか、OHPシートであるかを判別する。図3は、縦軸に光の光量(lm)をとり、横軸に時間(t)をとる。
給送部12によりシートが給送されると、発光部14cは、図3の上段に示すように、光量L1の光を照射する。
搬送されるシートが普通紙である場合、光は普通紙により大きく遮光されるため、受光部14dにより、光量L2の透過光が受光される。このとき、図3の中段に示すように、透過光の光量L2は、光量閾値Thpを下回る。
従って、判別部32は、搬送されるシートが、普通紙であることを判別する。この場合、プロセッサー31は、その後も継続して、判別部32、検知部33、および制御部34を動作させることが好適である。
次に、搬送されるシートがOHPシートである場合、光の殆どはOHPシートを透過する。そのため、図3の下段に示すように、受光部14dにより、光量L3の透過光が受光される。このとき、透過光の光量L3は、光量閾値Thpを上回る。
従って、判別部32は、搬送されるシートが、OHPシートであることを判別する。
この場合、プロセッサー31は、少なくともOHPシートが搬送されていることを判別した時点から、次に判別部32が普通紙が搬送されていることを判別する時点まで、少なくとも、検知部33を動作させないことが好適である。
本実施形態によれば、受光部14dが受光した透過光の光量Lが光量閾値Thpを下回った場合、シートが重送しているか否かを検知部33が検知しないことにより、重送検知の誤検知により重送検知装置100が誤動作を起こすことを防止することができる。
次に、図1〜図3に加え、さらに図4を参照して、給送部12、搬送部13、光センサー14、および超音波センサー15をさらに詳細に説明する。図4は、実施形態2に係る重送検知装置100の具体例を示す図である。
図4に示すように、シートの搬送方向の上流側から下流側に向けて、給送部12、光センサー14、超音波センサー15、および搬送部13が順に配置される。
図4に示すように、受信部15dは、原稿Gに対して、発信部15cと同じ側に配置されてもよい。その場合、受信部15dは、発信部15cが発信した超音波が原稿Gに反射した反射波を受信する。
受信部15dは、原稿Gに対して、発信部15cと反対側に配置されてもよい。その場合、受信部15dは、発信部15cが発信した超音波が原稿Gを透過した透過波を受信する。
次に、光センサー14と、超音波センサー15との位置関係について説明する。
一般に、重送検知装置100は、超音波センサー15の発信部15cまたは発信部15eから超音波をシートに発信して、受信部15dまたは受信部15fで反射波または透過波を受信することにより、シートの重送を検知する。
重送検知装置100は、普通紙とOHPシートとの区別を、給送前に行わないことがある。普通紙は、目が粗いため、超音波を通しやすいが、OHPシートは樹脂で形成されているため、普通紙に比較して超音波を通しにくい。
そのため、重送検知装置100が、例えば、OHPシートを給送すると、超音波センサー15の発信部15cまたは発信部15eから発信した超音波が、OHPシートにより大きく減衰される。その場合、重送検知装置100は、普通紙が重送されたと誤認定し、重送検知装置100の各部の動作を停止させてしまうことがある。
重送検知装置100が重送の誤認定を起こさないようにするためには、超音波センサー15で重送検知を行う前に、光センサー14でシートが普通紙であるか、OHPシートであるかを判別することが好適である。
従って、光センサー14は、超音波センサー15に対して、図4に矢印で示すシート搬送方向の上流側に配置されることが好適である。
すなわち、発光部14cおよび受光部14dは、発信部15cおよび受信部15dよりも、シートの搬送方向上流側に配置されている。発光部14eおよび受光部14fは、発信部15eおよび受信部15fよりも、シートの搬送方向上流側に配置されている。
また、本実施形態によれば、超音波センサー15で重送検知を行う前に、光センサー14でシートが普通紙であるか、OHPシートであるかを判別するので、重送検知の誤動作を抑制することができる。
(実施形態2)
次に、引き続き、図1〜図4を参照して、実施形態2に係る重送検知装置100を説明する。図4は、実施形態2に係る重送検知装置100の具体例を示す図である。
さらに、判別部32は、シートが重送しているか否かを検知部33が検知する前に、シートがOHPシートであるか否かを判別することが好適である。
本実施形態によれば、シートに超音波を照射することによって、シートの重送検知を行う前に、シートに光を照射することにより、シートの種別を判別でき、重送検知の精度を向上させることができる。
本実施形態によれば、給送されるシートの重送検知を行う前に、シートに照射した光の光量に基づいて、シートがOHPシートであるか否かを判別できるので、重送検知の精度をさらに向上させることができる。
(実施形態3)
引き続き、図1〜図4を参照して、実施形態3に係る重送検知装置100を説明する。実施形態3では、シートがOHPシートであることを判別部32が判別した場合に、発信部15cは、超音波を発信しない。
搬送されるシートが普通紙である場合、図3の中段に示すように、透過光の光量L2は、光量閾値Thpを下回る。
判別部32は、搬送されるシートが、普通紙であることを判別する。この場合、プロセッサー31は、判別結果に基づいて、その後も継続して、発信部15cを動作させることが好適である。
次に、搬送されるシートがOHPシートである場合、図3の下段に示すように、透過光の光量L3は、光量閾値Thpを上回る。
判別部32は、搬送されるシートが、OHPシートであることを判別する。この場合、プロセッサー31は、少なくとも、OHPシートが搬送されていることを判別部32が判別した時点から、次に普通紙が搬送されていることを判別部32が判別する時点まで、少なくとも、発信部15cを動作させないことが好適である。
本実施形態によれば、受光部14dが受光した透過光の光量Lが光量閾値Thpを下回った場合、発信部15cが超音波を発信しないことにより、重送検知の誤検知により重送検知装置100が誤動作を起こすことを防止することができる。
(実施形態4)
引き続き、図1〜図4を参照して、実施形態4に係る重送検知装置100を説明する。実施形態4では、シートがOHPシートであることを判別部32が判別した場合に、受信部15dは、透過波を受信しない。
搬送されるシートが普通紙である場合、図3の中段に示すように、透過光の光量L2は、光量閾値Thpを下回る。
判別部32は、搬送されるシートが、普通紙であることを判別する。この場合、プロセッサー31は、判別結果に基づいて、その後も継続して、受信部15dを動作させることが好適である。
次に、搬送されるシートがOHPシートである場合、図3の下段に示すように、透過光の光量L3は、光量閾値Thpを上回る。
判別部32は、搬送されるシートが、OHPシートであることを判別する。この場合、プロセッサー31は、少なくとも、OHPシートが搬送されていることを判別部32が判別した時点から、次に普通紙が搬送されていることを判別部32が判別する時点まで、少なくとも、受信部15dを動作させないことが好適である。
本実施形態によれば、受光部14dが受光した透過光の光量Lが光量閾値Thpを下回った場合、受信部15dが透過波を受信しないことにより、重送検知の誤検知により重送検知装置100が誤動作を起こすことを防止することができる。
(実施形態5)
次に、図1〜図3に加え、さらに図5を参照して、実施形態5に係る重送検知装置100を説明する。図5は、実施形態5に係る重送検知装置100における振幅閾値Thsを説明する図である。図5は、縦軸に超音波の振幅Aの大きさ(dB)をとり、横軸に時間(t)をとる。
実施形態5において、制御部34は、シートが重送しているか否かを判別する透過波の受信強度の振幅閾値Thsを設定する。
検知部33は、図5で後述する、振幅閾値Thsの情報を有する。検知部33は、超音波の反射波または透過波の振幅A(最大振幅A)と、振幅閾値Thsとを比較して、シートが重送しているか否かを検知する。
図5の第1段に示すように、超音波センサー15の発信部15cは、最大振幅A1の超音波を発信する。
図5の第2段に示すように、普通紙が1枚給送された場合、超音波センサー15の受信部15dは、最大振幅A2の透過波を受信する。発信部15cから発信された超音波は、普通紙により減衰される。従って、透過波の最大振幅A2は、超音波の最大振幅A1よりも小さい。
検知部33は、透過波の最大振幅A2が振幅閾値Ths1を上回ることを検知する。制御部34は、普通紙が1枚搬送されていることを判定する。すなわち、制御部34は、重送が発生していないことを判定する。
図5の第3段に示すように、普通紙が2枚以上給送された場合、超音波センサー15の受信部15dは、最大振幅A3の透過波を受信する。発信部15cから発信された超音波は、普通紙が1枚搬送されている場合より、さらに減衰される。従って、透過波の最大振幅A3は、透過波の最大振幅A2よりもさらに小さい。
検知部33は、透過波の最大振幅A3が振幅閾値Ths1を下回ることを検知する。制御部34は、普通紙が2枚以上搬送されていることを判定する。すなわち、制御部34は、重送が発生していることを判定する。
しかし、OHPシートが給送された場合、図5の第4段に示すように、超音波センサー15の受信部15dは、最大振幅A4の透過波を受信する。発信部15cから発信された超音波は、OHPシートにより大きく減衰される。従って、透過波の最大振幅A4は、超音波の最大振幅A3よりもさらに小さい。
従って、検知部33が、普通紙の場合と同様、透過波の最大振幅A4と、振幅閾値Ths1とを比較すると、殆どの場合、検知部33は、透過波の最大振幅A4が、振幅閾値Ths1を下回ることを検知する。
その場合、制御部34は、普通紙が重送していると誤認定し、例えば、シートの搬送を停止させるなどの不具合を生じさせることがある。
そこで、検知部33は、シートがOHPシートであることを判別部32が判別した場合、制御部34は、振幅閾値Ths1を振幅閾値Ths2に切り替えて、検知部33に設定する。
検知部33は、シートがOHPシートであることを判別部32が判別した場合、好適には、少なくとも、OHPシートが搬送されていることを判別部32が判別した時点から、次に普通紙が搬送されていることを判別部32が判別する時点まで、制御部34は、振幅閾値Ths1を振幅閾値Ths2に切り替えて、検知部33に設定してもよい。
振幅閾値Ths2は、振幅閾値Ths1よりも小さい。また、振幅閾値Ths2は、OHPシートが搬送されたときに受信部15dが受信する透過波の最大振幅A4よりも大きいことが好適である。
本実施形態によれば、制御部34が振幅閾値Thsを調節して設定することにより、OHPシートが1枚搬送されているときであっても、制御部34は、重送が発生していると判定しない。そのため、重送検知の精度を向上させることができる。
本実施形態によれば、OHPシートが1枚搬送されているときであっても、プロセッサー31は、重送検知装置100の各部の動作を停止する必要がない。そのため、重送検知装置100の誤動作を防止することができる。
次に、図6を参照して、重送検知装置100の動作を説明する。図6は、本実施形態1〜5に係る重送検知装置100の動作を示すフローチャートである。図6に示すように、処理はステップS10からステップS26を含む。具体的には次の通りである。
図6に示すように、まず、ステップS10において、給送部12は、シートを給送する。処理は、ステップS12に進む。
ステップS12において、発光部14cは、光をシートに照射する。処理は、ステップS14に進む。
ステップS14において、受光部14dは、透過光を受光する。処理は、ステップS16に進む。
ステップS16において、判別部32は、透過光の光量Lが光量閾値Thpを上回るか否かを判別する。上回る場合(ステップS16において、Yes)、処理は、ステップS18に進む。下回る場合(ステップS16において、No)、処理は、ステップS20に進む。
判別部32が、透過光の光量Lが光量閾値Thpを下回ると判別した場合(ステップS16において、No)、シートは普通紙であるので、ステップS20において、プロセッサー31は、発信部15cおよび受信部15dを駆動させる。処理は、ステップS22に進む。
判別部32が、透過光の光量Lが光量閾値Thpを上回ると判別した場合(ステップS16において、Yes)、シートはOHPシートであるので、ステップS20において、プロセッサー31は、発信部15cおよび受信部15dを駆動するか否かを判断する。
プロセッサー31が、発信部15cおよび受信部15dを駆動すると判断した場合(ステップS20において、Yes)、処理は、ステップS22に進む。発信部15cおよび受信部15dを駆動しないと判断した場合(ステップS20において、No)、処理は、ステップS26に進む。
プロセッサー31が、発信部15cを駆動しないと判断した場合(ステップS20において、No)、ステップS26において、搬送部13は、シートを搬送する。そして、処理は、終了する。
ステップS22において、検知部33が、シートが重送されていることを検知した場合(ステップS22において、Yes)、処理は、ステップS24に進む。
ステップS24において、プロセッサー31は、搬送部13の駆動を停止して、シートの搬送を停止する。そして、処理は、終了する。
検知部33が、シートが重送されていることを検知しない場合(ステップS22において、No)、ステップS26において、搬送部13は、シートの搬送を継続する。そして、処理は、終了する。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、本実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる本実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、重送検知装置の分野に利用可能である。
100 重送検知装置
10 画像読取装置
12 給送部
13 搬送部
14 光センサー
14c 発光部
14e 発光部
14d 受光部
14f 受光部
15 超音波センサー
15c 発信部
15e 発信部
15d 受信部
15f 受信部
16 画像形成部
17 定着部
21 排出部
30 表示部
31 プロセッサー
32 判別部
33 検知部
34 制御部

Claims (7)

  1. シートを搬送する搬送部と、
    前記シートに光を照射する発光部と、
    前記シートを透過した透過光を受光する受光部と、
    前記シートに超音波を発信する発信部と、
    前記超音波の反射波または透過波を受信する受信部と、
    前記反射波または前記透過波の強度に基づいて、前記シートが重送しているか否かを検知する検知部と、
    前記受光部が受光した前記光の光量に基づいて、前記シートがOHPシートであるか否かを判別する判別部と
    を備え、
    前記シートがOHPシートであることを前記判別部が判別した場合に、前記検知部は、前記シートが重送しているか否かを検知しない、重送検知装置。
  2. 前記発光部および前記受光部は、前記発信部および前記受信部よりも、前記シートの搬送方向上流側に配置されている、請求項1に記載の重送検知装置。
  3. 前記判別部は、前記シートが重送しているか否かを前記検知部が検知する前に、前記シートがOHPシートであるか否かを判別する、請求項1および請求項2に記載の重送検知装置。
  4. 前記シートがOHPシートであることを前記判別部が判別した場合に、前記発信部は、前記超音波を発信しない、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の重送検知装置。
  5. 前記シートがOHPシートであることを前記判別部が判別した場合に、前記受信部は、前記透過波を受信しない、請求項2または請求項3に記載の重送検知装置。
  6. 前記シートがOHPシートであることを前記判別部が判別した場合に、前記シートが重送しているか否かを判別する前記透過波の受信強度の振幅閾値を設定する制御部をさらに備える、請求項2または請求項3に記載の重送検知装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の重送検知装置を備える、画像処理装置。
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