JP2021113739A - 配筋検査装置及び配筋検査方法 - Google Patents

配筋検査装置及び配筋検査方法 Download PDF

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靖 石田
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茂 松岡
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茂 松岡
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Abstract

【課題】本発明は、立体的に組み付けられた配筋状態を迅速に検査することができる配筋検査装置及び配筋検査方法を提供することを目的とする。【解決手段】複数の鉄筋を組み付ける三次元の配筋データ1における各鉄筋に関連付けられた諸元情報をサーバ50に記憶し、施工場所に関する三次元の点群データ2と配筋データ1とを読み込み、配筋データ1に含まれる3点の基準点Rpに関するデータと、点群データ2における3点の基準点Rpに関するデータとに基づいて、配筋データ1と点群データ2とを対応付け、配筋データ1における各鉄筋の諸元情報に基づいて、点群データ2から鉄筋を抽出する制御部23を配筋検査システム10に備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、建設現場において、コンクリートを打設する前に行う配筋検査のための配筋検査装置及び配筋検査方法に関する。
例えば、建設現場において鉄筋コンクリート構造の構造物を構築するためには、所定の箇所に設計で定められた鉄筋を組み立てる。詳しくは、設計で定められた径の鉄筋を所定のピッチで組み立てた(以下において配筋という)後、配筋に対して型枠を組み付け、生コンクリートを打設して鉄筋コンクリート構造物となる。
このように構築された鉄筋コンクリート構造物では、硬化したコンクリートの内部に鉄筋が配置されているため、鉄筋コンクリートの強度に大きな影響を与えるものの、構築後に配筋状態を確認することはできず、型枠組み付け前に配筋状態を確認する配筋検査が行われる。
具体的には、所定径の鉄筋が所定ピッチに所定本数配置されているかを確認するとともに計測し、確認状況や計測状況を撮影して工事写真として残す。しかしながら、その手間は煩雑であり、配筋検査が完了しないと型枠の組み付けができないため、迅速に行うことが求められている。
そのため、特許文献1では、配筋状態を撮影し、撮影画像から鉄筋の本数、径、ピッチ等を計測して、配筋状態が正しいか否かを判定する配筋検査方法が提案されている。
しかしながら、撮影画像は二次元情報であるため、立体で組み付けられる配筋を十分に検査することができなかった。
特開2014−2536号公報
そこで本発明は、立体的に組み付けられた配筋状態を迅速に検査することができる配筋検査装置及び配筋検査方法を提供することを目的とする。
この発明は、複数の鉄筋を組み付ける三次元の配筋データ及び前記配筋データにおける各鉄筋に関連付けられた諸元情報が記憶部に記憶され、前記配筋データと、前記鉄筋が配筋された施工場所に関する三次元の点群データとを読み込み、前記配筋データに含まれる2点以上の基準点に関する基準点データと、前記点群データにおける2点以上の前記基準点に関するデータとに基づいて、前記配筋データと前記点群データとを対応付け、前記配筋データにおける各鉄筋の前記諸元情報に基づいて、前記点群データから前記鉄筋を抽出する処理部が備えられた配筋検査装置であることを特徴とする。
また、この発明は、複数の鉄筋が配筋された施工場所に関する三次元の点群データとを取得する点群データ取得工程と、前記鉄筋を配筋する三次元の配筋データ及び前記配筋データにおける各鉄筋に関連付けられた諸元情報を記憶部から読み込み、前記配筋データに含まれる2点以上の基準点に関する基準点データと、前記点群データにおける2点以上の前記基準点に関するデータとに基づいて、前記配筋データと前記点群データとを対応付ける対応付け工程と、前記配筋データにおける各鉄筋の前記諸元情報に基づいて、前記点群データから前記鉄筋を抽出する抽出工程とを行う配筋検査方法であることを特徴とする。
上記配筋データは、各種鉄筋が組み付けられた配筋図面、あるいは配筋図面に基づいた各種鉄筋の組み付けに関する情報であってもよい。なお、点群データは、配筋データとともに記憶部に記憶されてもよいし、レーザスキャナなどの点群データを取得する装置で取得した情報を直接読み込んでもよい。
上記諸元情報は、配筋される各種鉄筋の径、長さ、形状、及び三次元位置などの情報であってもよい。なお、絶対座標系における三次元の座標位置であってもよいし、三次元位置は、基準点に対する相対位置であってもよい。
この発明により、立体的に組み付けられた配筋状態を迅速に検査することができる。
詳述すると、前記2点以上の基準点を基準とすることで、処理部は、諸元情報とともに記憶部に記憶された三次元の前記配筋データと前記点群データとを対応付けるとともに、各鉄筋の前記諸元情報に基づいて、前記点群データから前記鉄筋を抽出することができる。
したがって、配筋された鉄筋をそれぞれ計測することなく、点群データから配筋された鉄筋を抽出できる。よって、点群データを取得することで配筋状態を確認でき、迅速に検査することができる。
またこの発明の態様として、対応付けた前記配筋データと前記点群データとを重畳表示する表示部が備えられてもよいし、対応付けた前記配筋データと前記点群データとを表示部に重畳表示してもよい。
前記表示部は、ディスプレイであってもよいし、タブレットやスマートフォン等における表示画面であってもよい。
この発明により、対応付けた前記配筋データと前記点群データとを表示部に重畳表示でき、点群データから抽出した鉄筋と、配筋データを目視で比較することができる。よって、点群データを取得することで配筋状態を目視で確認でき、迅速に検査することができる。
またこの発明の態様として、前記処理部は、前記諸元情報に基づいて、前記点群データから抽出された前記鉄筋と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋とを比較してもよいし、前記諸元情報に基づいて、前記点群データから抽出された前記鉄筋と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋との比較する比較工程を行ってもよい。
上記比較は、点群データから抽出した鉄筋と、配筋データにおける鉄筋とのズレ量の比較であってもよいし、鉄筋の長さや径の比較であってもよい。
この発明により、前記諸元情報に基づいて、前記点群データから抽出された前記鉄筋と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋との比較結果を用いて、配筋状態の検査結果とすることができ、配筋検査をより迅速に行うことができる。
またこの発明の態様として、対応付けられた前記鉄筋の選択を受け付ける鉄筋選択部と、該鉄筋選択部で選択された前記鉄筋の比較結果を出力する比較結果出力部とが備えられてもよいし、対応付けられた前記鉄筋の選択を受け付ける鉄筋選択受付工程と、選択された前記鉄筋の比較結果を出力する比較結果出力工程とを行ってもよい。
比較結果は、選択した鉄筋の比較結果をポップアップで表示してもよいし、選択された鉄筋と対応付けてプリントアウトしてもよい。
この発明により、選択した鉄筋に関して前記点群データから抽出された前記鉄筋と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋とを比較した結果を出力することができる。
またこの発明の態様として、前記配筋データには、前記鉄筋の中心位置情報が含まれ、前記処理部は、前記点群データから抽出された前記鉄筋の中心位置情報と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋の前記中心位置情報とを比較してもよいし、前記比較工程において、前記点群データから抽出された前記鉄筋の中心位置情報と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋の前記中心位置情報とを比較してもよい。
この発明により、より簡潔に比較することができる。詳しくは、配筋データでは鉄筋を太さの概念を持たない中心位置で管理している。そのため、鉄筋で構成する配筋の表面データである点群データから抽出された鉄筋の中心位置を算出することで、中心位置同士を簡潔に比較することができる。
またこの発明の態様として、前記諸元情報には、配筋する複数の前記鉄筋に割り振られた鉄筋番号が含まれ、前記点群データから抽出された前記鉄筋に前記鉄筋番号が付されてもよい。
これにより、鉄筋番号で複数の鉄筋のそれぞれを管理することができる。
またこの発明の態様として、前記記憶部がクラウドサーバであってもよい。
この発明により、施工現場や管理事務所など、インターネット網があるいずれの場所からでも記憶部にアクセスして、配筋検査することができる。
本発明により、立体的に組み付けられた配筋状態を迅速に検査することができる配筋検査装置及び配筋検査方法を提供することができる。
配筋検査システムで検査する配筋データの斜視図。 壁部の配筋データの一覧表。 床版部の配筋データの一覧表。 配筋検査システムのブロック図。 配筋検査システムを用いた配筋検査方法のフローチャート。 点群データの斜視図を表示した表示画面の概略図。 配筋データと点群データとを対応付けて抽出した壁部の点群抽出情報及び比較結果の一覧表。 配筋データと点群データとを対応付けて抽出した床版部の点群抽出情報及び比較結果の一覧表。 配筋データと点群データの斜視図を重畳表示した表示画面の概略図。 配筋データと点群データの平面図を重畳表示し、鉄筋を選択した表示画面の概略図。 選択された鉄筋の比較結果を表示した表示画面の概略図。
以下、本発明による配筋検査システム10及び配筋検査システム10を用いた配筋検査方法について、図1乃至図11とともに説明する。
配筋検査システム10及び配筋検査システム10を用いた配筋検査方法は、建設現場において鉄筋コンクリート構造物を構築するために組み付けられた配筋を型枠組み付け前に検査するためのものである。
本実施形態では、図1に示すように配筋データ1に基づいて組み付けられた配筋を検査対象として配筋検査システム10及び配筋検査システム10を用いて配筋検査するものとする。検査対象となる配筋は、いわゆるL型擁壁の配筋であり、壁部Wと床版部Sとがあり、所定の径、種別及び長さが規定された鉄筋を所定のピッチで組み付けて構成される。
このように構成される配筋を構成する各鉄筋には、鉄筋番号が付されている。
具体的には、壁部Wを構成する上下方向に沿って組み付けられる主筋のうち前面側の鉄筋を正面左側からWMf1乃至WMf9とし、背面側の鉄筋を正面左側からWMb1乃至WMb9としている。壁部Wを構成する左右方向に沿って組み付けられる配力筋のうち前面側の鉄筋を上からWDf1乃至WDf9とし、背面側の鉄筋を上からWDb1乃至WDb9としている。
また、床版部Sを構成する前後方向に沿って組み付けられる主筋のうち上面側の鉄筋を正面左側からSMf1乃至SMf9とし、下面側の鉄筋を正面左側からSMb1乃至SMb9としている。床版部Sを構成する左右方向に沿って組み付けられる配力筋のうち上面側の鉄筋を前側からSDf1乃至SDf9とし、下面側の鉄筋を前側からSDb1乃至SDb9としている。
なお、通常、L型擁壁等の配筋には、L型鉄筋を用いたり、帯筋、スターラップ、組立筋、幅留め筋あるいは用心筋なども用いたり、重ね継ぎ手等を用いたりするが、本明細書では、説明を容易にするため、直鉄筋のみを組み付けて構成する。
上述のように、組み付けられる各鉄筋は、所定ピッチで配筋されるが、基準点Rp(Rp1〜Rp3)に対する三次元の位置が定められている。なお、鉄筋番号は、長さや構成する箇所が同じであると同じ鉄筋番号が付されることがあるが、各鉄筋の三次元位置を特定する必要があるため、すべての鉄筋に固有の鉄筋番号を付している。
基準点Rpは、絶対座標系の三次元座標値が既知である絶対座標系測量基点であるが、施工現場毎に設定した相対座標系の三次元座標値が既知である相対座標系測量基点であってもよい。
なお、本実施形態では、配筋検査システム10の床版部Sの正面側と左右方向の両側の三箇所に基準点Rpを設けている。詳しくは、配筋検査システム10に対して正面視左側を左基準点Rp1とし、正面側を前基準点Rp2とし、正面視右側を右基準点Rp3としている。上述のように3つの基準点Rpを設けたが2つ以上あればよい。
上述したように、所定ピッチで配筋され、基準点Rp(Rp1〜Rp3)に対する三次元の位置が定められた各鉄筋は、鉄筋番号と三次元座標値とが対応付けられている。
詳しくは、図2及び図3に示すように、鉄筋番号(No.)、鉄筋径(φ)、鉄筋種(SD345等)、各鉄筋の中心軸の一端部のX座標値(X1coordinate)、Y座標値(Y1coordinate)、Z座標値(Z1coordinate)、他端部のX座標値(X2coordinate)、Y座標値(Y2coordinate)、Z座標値(Z2coordinate)が鉄筋毎に設定されている。なお、このような鉄筋毎に設定された情報を諸元情報とし、図2及び図3に示すすべて鉄筋の諸元情報を配筋データ1とする。
このように、鉄筋毎に設定された三次元位置に組み付けられた配筋を検査する配筋検査システム10は、図4に示すように、コンピュータ20、タブレット30、3Dスキャナ40及びサーバ50とで構成するとともに、インターネット網60を介してそれぞれが接続されている。
コンピュータ20は、パーソナルコンピュータやスーパコンピュータで構成され、表示部21と、キーボードやマウス等で構成される操作部22、CPU等で構成される制御部23と、HDDやSSD等で構成される記憶部やROMとRAM等と構成される。
表示部21は、液晶等のモニターであり、制御部23の制御によって出力制御される。なお、タッチパネルであってもよい。また、インターネット網60と接続されるインターフェイスを備えている。このように構成されたコンピュータ20は、管理事務所等に配置され、後述する配筋検査システム10を用いた配筋検査方法を実行することができる。
タブレット30は、タッチパネルが本体に備えられたポータブル端末であり、内部に、制御部や記憶部等を内蔵している。また、タブレット30は、インターネット網60に接続された通信基地61と無線通信し、インターネット網60と接続されている。そのため、タブレット30は、施工現場で使用することができ、施工現場で後述する配筋検査システム10を用いた配筋検査方法を実行することができる。
3Dスキャナ40は、計測対象物にレーザ光を照射し、計測対象物で反射した反射光を受光して、計測対象物の相対三次元位置を計測することができる。また、3Dスキャナ40は、インターネット網60に接続された通信基地61と無線通信し、インターネット網60と接続されている。
そのため、3Dスキャナ40は、コンピュータ20やタブレット30の制御によって計測を行ってもよいし、コンピュータ20やタブレット30あるいは後述するサーバ50に計測結果情報を送信することができる。
サーバ50は、いわゆるクラウドサーバであり、インターネット網60に接続されている。サーバ50には、各種データを記憶している。具体的には、配筋データ1や基準点Rpの三次元座標値を予めサーバ50に記憶している。もちろん、配筋データ1や基準点Rpの三次元座標値を、コンピュータ20やタブレット30の記憶部に記憶してもよい。
また、配筋検査システム10のアプリケーションプログラムをサーバ50に記憶してもよい。サーバ50に配筋検査システム10のアプリケーションプログラムを記憶させる場合、コンピュータ20やタブレット30でサーバ50にアクセスしてプログラムを実行することとなる。もちろん、アプリケーションプログラムを、コンピュータ20やタブレット30の記憶部に記憶して実行してもよい。
このように構成された配筋検査システム10を用いた配筋検査方法について以下で説明する。
なお、以下の説明では、管理事務所に設置したコンピュータ20で配筋検査システム10を用いた配筋検査方法を実行する場合について説明するが、施工現場においてタブレット30で行ってもよい。
また、本実施形態では、コンピュータ20の表示部21に表示された表示画面Mによって操作することとする。表示画面Mは、図6に示すように、図形を表示するモニター部M1と、モニター部M1の側方に配置された操作ボタンM2とが表示されている。
操作ボタンM2は、読み込みボタンM21、対応付けボタンM22、抽出ボタンM23、重畳表示ボタンM24、及び終了ボタンM25が、モニター部M1の側方において上からこの順で配置されている。
読み込みボタンM21は、配筋データ1の読み込みを指示する操作ボタンである。
対応付けボタンM22は、3Dスキャナ40によって計測された点群データ2(図6参照)と、サーバ50から読み込んだ配筋データ1との対応付けを指示する操作ボタンである。
抽出ボタンM23は、点群データ2から各鉄筋を構成する計測点を抽出して、点群データ2における点群鉄筋データの抽出を指示する操作ボタンである。
重畳表示ボタンM24は、配筋データ1と点群データ2との重畳表示を指示する操作ボタンである。
終了ボタンM25は、配筋検査システム10を用いた配筋の配筋検査の終了を指示する操作ボタンである。
配筋検査システム10を用いた配筋検査方法は、図5に示すように、まず、読み込みボタンM21を押下操作して、サーバ50等に記憶した配筋データ1(図2、3参照)を読み込む(配筋データ読込工程:ステップs1)。
次に、3Dスキャナ40によって、配筋を計測し、配筋の点群データ2を取得する(点群データ取得工程:ステップs2)。このとき、3Dスキャナ40は、配筋のみならず、配筋の近傍に配置されている3点の基準点Rp(Rp1乃至Rp3)の点群データ2も取得する。
3Dスキャナ40は、配筋及び基準点Rpの計測した点群データ2を、インターネット網60を介して、コンピュータ20に送信する。なお、コンピュータ20を介して、あるいは3Dスキャナ40から直接、点群データ2をサーバ50に送信し、記憶してもよい。
また、図6に示すように、コンピュータ20における表示部21のモニター部M1に点群データ2を表示してもよい。図6では、点群データ2の斜視図を表示した状態を図示しているが、マウス等の操作部22を操作して表示方向を調整してもよい。
続いて、対応付けボタンM22を押下操作して、3Dスキャナ40によって計測された点群データ2と、サーバ50から読み込んだ配筋データ1とを対応付ける(対応付け工程:ステップs3)。詳しくは、サーバ50から読み込んだ配筋データ1に含まれる基準点Rpのデータと、点群データ2に含まれる基準点Rpのデータとを一致させて、配筋データ1と点群データ2とを三次元座標上で対応付ける。
3Dスキャナ40によって取得された点群データ2は、三次元位置を有する計測点の集合体でしかないものの、配筋データ1と対応付けることで点群データ2における各計測点は各鉄筋を構成する計測点となる。
次に、抽出ボタンM23を押下操作して、上述のように配筋データ1と対応付けた点群データ2から、各鉄筋を構成する計測点を抽出して、点群データ2における点群鉄筋データを抽出する(抽出工程:ステップs4)。
抽出工程(ステップs4)で抽出した点群鉄筋データには、配筋データ1における対応する鉄筋の鉄筋番号の頭に「P」を付けた点群鉄筋番号(P-No.)を付し、点群鉄筋番号に対応付けて中心軸の一端部のX座標値(X1coordinate)、Y座標値(Y1coordinate)、Z座標値(Z1coordinate)、他端部のX座標値(X2coordinate)、Y座標値(Y2coordinate)、Z座標値(Z2coordinate)を記憶する(図7及び図8参照)。
上述の抽出工程(ステップs4)で抽出した点群鉄筋データと配筋データ1における対応する鉄筋の諸元情報とを比較する(比較工程:ステップs5)。具体的には、抽出工程(ステップs4)で抽出した点群鉄筋データにおけるいずれかの中心軸の三次元座標値と、対応する鉄筋の諸元における三次元座標値とを比較して誤差(図7及び図8の表中における最右列の「Error in accuracy」参照)、つまり配筋データ1の鉄筋と点群データ2の点群鉄筋データとのズレ量を算出する。
また、重畳表示ボタンM24を押下操作して、配筋データ1と点群データ2とを重ね合わせた重畳表示SDをモニター部M1に表示する(重畳表示工程:ステップs6)。
詳しくは、図9に図示するように、対応付け工程(ステップs3)で対応付けた点群データ2と、サーバ50から読み込んだ配筋データ1とを対応付けるとともに重ね合わせて重畳表示SDとしてモニター部M1に表示する。このとき、重畳表示SDでは、配筋データ1における基準点Rpと、点群データ2における基準点Rpとは一致する。
なお、図9では、配筋データ1と点群データ2との斜視図を重畳表示SDとしてモニター部M1に表示しているが、上述したように、マウス等の操作部22を操作して表示方向を調整してもよい。具体的には、図10に示すように、配筋データ1と点群データ2との平面方向の重畳表示SDをモニター部M1に表示してもよい。
図10に示すように、各鉄筋を選択しやすい状態でモニター部M1に表示された配筋データ1と点群データ2との重畳表示SDにおいて、マウス等の操作部22を操作してカーソルM3を選択した鉄筋に合わせ、クリックして当該鉄筋の選択を指示する(鉄筋選択受付工程:ステップs7)。
鉄筋が選択されると、図11に図示するように、選択された鉄筋の鉄筋番号と、誤差(Eia)のポップアップ表示M4が表示される(比較結果出力工程:ステップs8)。
上述したように配筋検査システム10は、複数の鉄筋を組み付ける三次元の配筋データ1及び配筋データ1における各鉄筋に関連付けられた諸元情報がサーバ50に記憶され、配筋データ1と、鉄筋が配筋された施工場所に関する三次元の点群データ2とを読み込み、配筋データ1に含まれる3点の基準点Rpに関する基準点データと、点群データ2における3点の基準点Rpに関するデータとに基づいて、配筋データ1と点群データ2とを対応付け、配筋データ1における各鉄筋の諸元情報に基づいて、点群データ2から鉄筋を抽出する制御部23を備えているため、立体的に組み付けられた配筋状態を迅速に検査することができる。
詳述すると、3点の基準点Rpを基準とすることで、制御部23は、抽出工程(ステップs4)によって、サーバ50に記憶された三次元の配筋データ1と点群データ2とを対応付けるとともに、各鉄筋の諸元情報に基づいて、点群データ2から鉄筋を抽出することができる。
したがって、配筋された鉄筋をそれぞれ計測することなく、点群データ2から配筋された鉄筋を抽出できる。よって、点群データ2を取得することで配筋状態を確認でき、迅速に検査することができる。
また、対応付けた配筋データ1と点群データ2との重畳表示SDを表示するモニター部M1を備えているため、重畳表示工程(ステップs6)によって、重畳表示SDとして表示された点群データ2から抽出した鉄筋と、配筋データ1を目視で比較することができる。よって、点群データ2を取得することで配筋状態を目視で確認でき、迅速に検査することができる。
また、制御部23は、比較工程(ステップs5)において、点群データ2から抽出された鉄筋と、配筋データ1における対応する鉄筋とを比較するため、諸元情報に基づいて、点群データ2から抽出された鉄筋と、配筋データ1における対応する鉄筋との比較結果を用いて、配筋状態の検査結果とすることができ、配筋検査をより迅速に行うことができる。
また、対応付けられた鉄筋の選択を受け付けるカーソルM3と、カーソルM3で選択された鉄筋の比較結果を出力するポップアップ表示M4とが備えられているため、選択した鉄筋に関して点群データ2から抽出された鉄筋と、配筋データ1における対応する鉄筋とを比較した結果を比較結果出力工程(ステップs8)において出力することができる。
また、配筋データ1には、鉄筋の中心軸の三次元座標値が含まれ、制御部23は、点群データ2から抽出された鉄筋の中心軸の三次元座標値と、配筋データ1における対応する鉄筋の中心軸の三次元座標値とを比較するため、より簡潔に比較することができる。
詳しくは、配筋データ1では鉄筋を太さの概念を持たない中心位置で管理している。そのため、鉄筋で構成する配筋の表面データである点群データ2から抽出された鉄筋の中心位置を算出することで、中心位置同士を簡潔に比較することができる。
また、諸元情報には、配筋する複数の鉄筋に割り振られた鉄筋番号(No.)が含まれ、点群データ2から抽出された鉄筋に鉄筋番号(P-No.)が付されているため、鉄筋番号で複数の鉄筋のそれぞれを管理することができる。
また、サーバ50がクラウドサーバであるため、施工現場や管理事務所など、インターネット網があるいずれの場所からでもサーバ50にアクセスして、配筋検査することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、配筋データは配筋データ1に対応し、
以下同様に、
記憶部はサーバ50に対応し、
点群データは点群データ2に対応し、
基準点は基準点Rpに対応し、
処理部は制御部23に対応し、
配筋検査装置は配筋検査システム10に対応し、
表示部はモニター部M1に対応し、
鉄筋選択部はカーソルM3に対応し、
比較結果出力部はポップアップ表示M4に対応し、
中心位置情報は中心の三次元座標値に対応し、
点群データ取得工程は点群データ取得工程(ステップs2)に対応し、
抽出工程は抽出工程(ステップs4)に対応し、
比較工程は比較工程(ステップs5)に対応し、
鉄筋選択受付工程は鉄筋選択受付工程(ステップs7)に対応し、
比較結果出力工程は比較結果出力工程(ステップs8)に対応するが、この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、比較結果出力工程(ステップs8)として、モニター部M1においてポップアップ表示M4を表示したが、モニター部M1の外側に表示してもよいし、プリントアウトしてもよい。
タブレット30は、電話機能を有するスマートフォンであってもよい。
また、図7及び図8に示す点群鉄筋番号に対応付けた各鉄筋の中心軸の一端部のX座標値、Y座標値、Z座標値、他端部のX座標値、Y座標値、Z座標値、並びに誤差を用いて帳票を出力するように構成してもよい。
10…配筋検査システム
23…制御部
50…サーバ
Rp…基準点
M1…モニター部
M3…カーソル
M4…ポップアップ表示
ステップs2…点群データ取得工程
ステップs4…抽出工程
ステップs5…比較工程
ステップs7…鉄筋選択受付工程
ステップs8…比較結果出力工程

Claims (13)

  1. 複数の鉄筋を組み付ける三次元の配筋データ及び前記配筋データにおける各鉄筋に関連付けられた諸元情報が記憶部に記憶され、
    前記配筋データと、前記鉄筋が配筋された施工場所に関する三次元の点群データとを読み込み、前記配筋データに含まれる2点以上の基準点に関する基準点データと、前記点群データにおける2点以上の前記基準点に関するデータとに基づいて、前記配筋データと前記点群データとを対応付け、前記配筋データにおける各鉄筋の前記諸元情報に基づいて、前記点群データから前記鉄筋を抽出する処理部が備えられた
    配筋検査装置。
  2. 対応付けた前記配筋データと前記点群データとを重畳表示する表示部が備えられた
    請求項1に記載の配筋検査装置。
  3. 前記処理部は、
    前記諸元情報に基づいて、前記点群データから抽出された前記鉄筋と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋との比較する
    請求項1または請求項2に記載の配筋検査装置。
  4. 対応付けられた前記鉄筋の選択を受け付ける鉄筋選択部と、
    該鉄筋選択部で選択された前記鉄筋の比較結果を出力する比較結果出力部とが備えられた
    請求項3に記載の配筋検査装置。
  5. 前記配筋データには、前記鉄筋の中心位置情報が含まれ、
    前記処理部は、
    前記点群データから抽出された前記鉄筋の中心位置情報と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋の前記中心位置情報との比較する
    請求項3または請求項4に記載の配筋検査装置。
  6. 前記諸元情報には、配筋する複数の前記鉄筋に割り振られた鉄筋番号が含まれ、
    前記点群データから抽出された前記鉄筋に前記鉄筋番号が付される
    請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載の配筋検査装置。
  7. 前記記憶部がクラウドサーバである
    請求項1乃至請求項6のうちいずれかに記載の配筋検査装置。
  8. 複数の鉄筋が配筋された施工場所に関する三次元の点群データとを取得する点群データ取得工程と、
    前記鉄筋を配筋する三次元の配筋データ及び前記配筋データにおける各鉄筋に関連付けられた諸元情報を記憶部から読み込み、前記配筋データに含まれる2点以上の基準点に関する基準点データと、前記点群データにおける2点以上の前記基準点に関するデータとに基づいて、前記配筋データと前記点群データとを対応付ける対応付け工程と、
    前記配筋データにおける各鉄筋の前記諸元情報に基づいて、前記点群データから前記鉄筋を抽出する抽出工程とを行う
    配筋検査方法。
  9. 対応付けた前記配筋データと前記点群データとを表示部に重畳表示する
    請求項8に記載の配筋検査方法。
  10. 前記諸元情報に基づいて、前記点群データから抽出された前記鉄筋と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋との比較する比較工程を行う
    請求項8または請求項9に記載の配筋検査方法。
  11. 対応付けられた前記鉄筋の選択を受け付ける鉄筋選択受付工程と、
    選択された前記鉄筋の比較結果を出力する比較結果出力工程とを行う
    請求項10に記載の配筋検査方法。
  12. 前記配筋データには、前記鉄筋の中心位置情報が含まれ、
    前記比較工程において、
    前記点群データから抽出された前記鉄筋の中心位置情報と、前記配筋データにおける対応する前記鉄筋の前記中心位置情報との比較する
    請求項10または請求項11に記載の配筋検査方法。
  13. 前記諸元情報には、配筋する複数の前記鉄筋に割り振られた鉄筋番号が含まれ、
    前記点群データから抽出された前記鉄筋に前記鉄筋番号が付される
    請求項8乃至請求項12のうちいずれかに記載の配筋検査方法。
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