JP2018156343A - 施工出来高データ取得システム - Google Patents

施工出来高データ取得システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018156343A
JP2018156343A JP2017052075A JP2017052075A JP2018156343A JP 2018156343 A JP2018156343 A JP 2018156343A JP 2017052075 A JP2017052075 A JP 2017052075A JP 2017052075 A JP2017052075 A JP 2017052075A JP 2018156343 A JP2018156343 A JP 2018156343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
construction
volume data
volume
data acquisition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017052075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7033851B2 (ja
Inventor
祐二 新井
Yuji Arai
祐二 新井
利彰 安井
Toshiaki Yasui
利彰 安井
嵩弓 今井
Takayumi Imai
嵩弓 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeda Corp
Original Assignee
Maeda Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeda Corp filed Critical Maeda Corp
Priority to JP2017052075A priority Critical patent/JP7033851B2/ja
Publication of JP2018156343A publication Critical patent/JP2018156343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7033851B2 publication Critical patent/JP7033851B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 迅速かつ正確に出来高データを取得することが可能な施工出来高データ取得システムを提供する。【解決手段】 施工対象となる建設構造物の施工過程における三次元画像データを取得する三次元画像データ取得手段10と、取得した三次元画像データに基づいて、連続して一体となった立体的な施工状況データを生成する施工状況データ生成手段20と、生成した施工状況データに対してディープラーニングを行って、出来形データを分析する出来形データ分析手段30と、分析した出来形データに基づいて出来高データを算出する出来高データ算出手段40とを備える。施工対象となる建設構造物の設計データ、施工計画データ、諸費用データを含む施工条件データを取得する施工条件データ取得手段50を備えることにより、分析した出来形データと施工条件データに基づいて出来高データを算出してもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、施工出来高データ取得システムに関するものであり、詳しくは、3Dカメラ等を用いて撮影した画像データを利用して施工出来高データを取得するためのシステムに関するものである。
建設構造物の施工現場では、現場職員が目視、測量、数量検収、写真撮影等によって、建設構造物の出来形を検測し、人工(作業者の工賃等のことである。以下同様。)、資機材費等々から出来高(金額)を算出するのが一般的である。このように、出来高を取得する作業は人手に頼っているのが現状であり、現場職員の作業を軽減するための工夫がなされている。例えば、以下に示す特許文献には、建設構造物の施工管理を省力化するための技術が開示されている(特許文献1〜特許文献3参照)。
特許文献1に記載された技術は、施工現場において、標定点装置の設定や写真撮影を実施し、標定点の特定等を行って、被測定物の3次元データの算出するための写真撮影管理方法に関するものである。
この写真撮影管理方法は、ステレオ撮影された一連のデジタル画像データから施工管理に利用する出来形の3次元データを求めるようになっている。すなわち、計画準備、撮影、計測、出来形取得までの各作業工程に関するデータをデータベースで管理する技術であり、使用カメラや基準点データ等のプロジェクト情報に基づいて、撮影条件や画像データ等の撮影点情報、標定点計測データ等のステレオモデル情報、3次元計測範囲等の3次元計測情報、ブレイクラインデータ等の出来形情報を生成するようになっている。
特許文献2に記載された技術は、画像情報を利用して作業者、作業内容、機械を認識して、作業に関する情報を表示する工事管理支援装置に関するものである。この工事管理支援装置は、作業者を認識するための作業者特定情報を格納する記憶部と、撮像手段により撮像された対象工事の画像情報を取得する取得部と、作業者特定情報を参照して、取得した画像情報を解析し、作業者を認識する画像解析部と、認識した作業者の作業時間を計測する計測部と、認識した作業者と、当該作業者に関連付けられた作業時間とを含む作業情報(例えば労務日報)を表示する表示部とを備えている。
特許文献3に記載された技術は、3Dレーザースキャナ計測データ及び設計データに基づいてトンネルの出来形を推定する際に高速で精度良くトンネルの管理を行うことを目的としたトンネル内空形状の把握方法である。このトンネル内空形状の把握方法は、3Dレーザースキャナを用いてトンネルの内空壁面を計測し、計測により得られた点群のデータを、RANSAC(Random Sampling Consensus)を用いてノイズ及び外れ値を排除してトンネルの内空壁面断面形状の少なくとも一部の形状データに対して、基本的な平面図形を近似させる処理を行なうことにより、基本的な平面図形の結合を含むトンネルの内空壁面の形状を推定するようになっている。
特開平10−246628号公報 特開2016−201074号公報 特開2016−205837号公報
上述したように、出来形を確認して出来高を取得するまでの一連の作業は、自動化されていないのが現状であり、現場職員の労働負荷を軽減する必要がある。また、これら一連の作業を手作業で行った場合には、多大な時間を要するという問題もある。さらに、工事の進捗と人件費や材料費との関係性を把握する必要があるため、作業に慣れていない職員では出来高の算出に長時間を要してしまう。
また、特許文献3に示すように、3Dスキャナを利用して出来形を確認する技術も提案されているが、3Dスキャナを用いて出来形を計測するには、測量時に2つ以上の基準点を必要とし、基準点の設置や管理に労力を要するという問題がある。
なお、特許文献1に記載された技術は、画像データを用いて出来形の3次元データを求めるための技術である。また、特許文献2に記載された技術は、画像データを用いて作業者を認識し、認識した作業者の動作に基づいて労務日報等を作成するための技術である。この点、本発明に係る施工出来高データ取得システムは、建設構造物の施工過程において取得した三次元画像データを用いて、連続して一体となった施工状況データを生成し、ディープラーニングにより出来形データを分析することを前提として、分析した出来形データに基づいて出来高データを算出するという総合的なシステムであり、従来の技術をただ単に組み合わせたものではない。
本発明は、上述した事情に鑑み提案されたもので、迅速かつ正確に出来高データを取得することが可能な施工出来高データ取得システムを提供することを目的とする。
本発明に係る施工出来高データ取得システムは、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を有している。すなわち、本発明に係る施工出来高データ取得システムは、三次元画像データ取得手段と、施工状況データ生成手段と、出来形データ分析手段と、出来高データ算出手段とを備えたことを特徴とする。また、出来高データの算出に使用する施工条件データを取得するための施工条件データ取得手段を備えることが可能である。
三次元画像データ取得手段は、施工対象となる建設構造物の施工過程における三次元画像データを取得するための手段である。施工状況データ生成手段は、取得した三次元画像データに基づいて、連続して一体となった立体的な施工状況データを生成するための手段である。出来形データ分析手段は、生成した施工状況データに対してディープラーニングを行って、出来形データを分析するための手段である。出来高データ算出手段は、分析した出来形データに基づいて出来高データを算出するための手段である。
また、施工条件データ取得手段は、施工対象となる建設構造物について、少なくとも設計データ、施工計画データ、諸費用データを含む施工条件データを取得するための手段である。この場合、出来高データ算出手段は、分析した出来形データと施工条件データ取得手段で取得した施工条件データとに基づいて出来高データを算出する。
また、三次元画像データ取得手段は、施工の進行に伴い、逐次、三次元画像データを取得することが好ましい。
このような構成からなる施工出来高データ取得システムは、3Dカメラ等の光学機器と、コンピュータ及びその付属機器と、コンピュータにインストールされたプログラムとにより構成される。施工出来高データ取得システムでは、3Dカメラ等の光学機器からなる三次元画像データ取得手段により、建設構造物の施工過程における三次元画像データを取得する。取得した三次元画像データは、施工状況データ生成手段の機能により連続して一体となった立体的な施工状況データとなる。この施工状況データは、施工現場の立体画像であり、施工状況を把握することができるようになっている。そして、出来形データ分析手段の機能により、施工状況データに対してディープラーニングを行って、出来形データを分析する。分析した出来形データは、液晶表示装置の表示画面に表示し、あるいはプリンタにより印刷することができる。また、出来形データをHDD等の記憶装置に記憶してもよい。
そして、出来高データ算出手段の機能により、分析した出来形データに基づいて出来高データを算出する。例えば、出来形データを分析して、鉄筋の建て込み、型枠の施工、壁コンクリートの打設等の施工状況を把握することにより、施工状況の進行に応じた出来高データを算出することができる。また、設計データ、施工計画データ、諸費用データ等を含む施工条件データを取得し、分析した出来形データと取得した施工条件データとを用いて出来高データを算出してもよい。なお、施工条件データは、予め、HDD等からなる施工条件データ記憶手段に記憶しておくことができる。
算出した出来高データは、液晶表示装置の表示画面に表示し、あるいはプリンタにより印刷することができる。また、出来高データをHDD等の記憶装置に記憶してもよい。
本発明に係る施工出来高データ取得システムでは、3Dカメラ等の光学機器からなる三次元画像データ取得手段を用いて、建設構造物の施工過程における三次元画像データを取得するので、測量時に基準点を必要とする3Dスキャナ等の計測機器を用いずに、容易に三次元データを取得することができる。
また、施工状況データに対してディープラーニングを行って、出来形データを分析するので、正確な出来形データを迅速に取得することができる。さらに、正確な出来形データを取得しているので、出来高データの算出も容易かつ正確なものとなる。
このように、本発明に係る施工出来高データ取得システムによれば、作業員の熟練度に頼ることなく、迅速かつ正確に出来形データ及び出来高データを取得することが可能となる。また、出来形データ及び出来高データは、施工過程において適宜取得することができるので、施工の進行状況を正確に把握することができる。
本発明の実施形態に係る施工出来高データ取得システムの構成を示すブロック図。 三次元画像データの取得を示す説明図。 三次元画像データと出来高の関係を示す説明図。 施工過程の模式図(1)。 施工過程の模式図(2)。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る施工出来高データ取得システムを説明する。図1〜5は本発明の実施形態に係る施工出来高データ取得システムを説明するもので、図1はシステム構成を示すブロック図、図2は三次元画像データの取得を示す説明図、図3は三次元画像データと出来高の関係を示す説明図、図4及び図5は施工過程の模式図である。
<施工出来高データ取得システムの概要>
本発明の実施形態に係る施工出来高データ取得システムは、例えば3Dカメラにより撮像した画像データを利用して施工出来高データを取得するためのシステムであり、図1に示すように、三次元画像データ取得手段10と、施工状況データ生成手段20と、出来形データ分析手段30と、出来高データ算出手段40とを備えており、さらに、施工条件データ取得手段50を備えていてもよい。また、施工条件データを記憶するための施工条件データ記憶手段60を備えていてもよい。以下、各手段について説明する。なお、各手段は、光学機器や電子機器及びその付属装置と、コンピュータに読み込まれることにより、ハードウェア資源と協働して機能を発揮するソフトウェアと、これと同等の機能を実現することが可能な論理回路等のことをいう。
<三次元画像データ取得手段>
三次元画像データ取得手段10は、施工対象となる建設構造物の施工過程における三次元画像データを取得するための手段であり、例えば、3Dカメラにより構成することができる。3Dカメラは、2眼撮像方式であってもよいし、偏光子を用いた単眼撮像方式であってもよい。三次元画像データ取得手段10で取得した三次元画像データは、RAM等の一時記憶領域に記憶して、施工状況データの生成に用いる。なお、三次元画像データの取得は、施工の進行に伴い逐次実施する。
<施工状況データ生成手段>
施工状況データ生成手段20は、取得した三次元画像データに基づいて、連続して一体となった立体的な施工状況データを生成するための手段であり、例えば、合成画像を生成するためのプログラムとこれをインストールしたコンピュータからなる。連続して一体となった立体的な画像とは、あたかも実際の施工現場を視認しているのと同様の画像のことであり、周囲を見渡したり、施工現場を巡回したりした状態を再現するものである。すなわち、施工状況データを生成することにより、仮想的な施工現場空間(全方位を視認可能な仮想空間)を創出することができる。
<出来形データ分析手段>
出来形データ分析手段30は、生成した施工状況データに対してディープラーニングを行って、出来形データを分析するための手段であり、例えば、画像解析を行うためのプログラムとこれをインストールしたコンピュータからなる。ディープラーニングを行って施工状況データを分析することにより、現段階の出来形データを得ることができる。なお、施工状況データに対するディープラーニングは、出来高データの取得対象となる建設構造物だけではなく、他の建設構造物を含んで広く実施することが好ましい。
<出来高データ算出手段>
出来高データ算出手段40は、分析した出来形データと施工条件データとに基づいて出来高データを算出するための手段であり、例えば、出来高算出を行うための演算プログラムとこれをインストールしたコンピュータからなる。出来高データを算出するには、例えば、図3に示すように、出来形データを分析して、鉄筋の建て込み、型枠の施工、壁コンクリートの打設等の施工状況を把握し、施工状況の進行に応じた出来高データを算出する。また、設計データ、施工計画データ、諸費用データ等を含む施工条件データを取得し、分析した出来形データと取得した施工条件データとを用いて出来高データを算出してもよい。出来高データの算出については、後に詳述する。なお、図3に示す三次元画像は、図2に示す網掛け部分の画像であり、便宜上、二次元で表現しているが、実際には三次元で表現されている。
<施工条件データ取得手段>
施工条件データ取得手段50は、施工対象となる建設構造物について、少なくとも設計データ、施工計画データ、諸費用データを含む施工条件データを取得するための手段である。施工条件データ取得手段50で取得する施工条件データは、建設構造物毎に作成されるデータであり、少なくとも設計データ、施工計画データ、諸費用データを含んでおり、さらに他のデータを含んでいてもよい。施工条件データを取得する方法は特に限定されず、施工対象となる建設構造物に関して、その都度入力された施工条件データを取得してもよいし、予め作成しておいた施工条件データを読み込むことにより取得してもよい。
設計データは、3次元CADアプリケーション等のソフトウェアを用いて作成することができ、完成データだけではなく、施工手順に沿って時系列的に作成しておくことにより、施工の進行に伴い、逐次、設計データと出来形データとを比較して、正確な施工が行われているか否か等を把握することができる。施工計画データは、施工の手順に関するデータであり、出来形データと比較することにより施工の進行状況を把握することができる。諸費用データは、人工、材料単価、使用する材料の数等に関するデータであり、出来形データと比較することにより、出来高を積算することができる。
<施工条件データ記憶手段>
施工条件データ記憶手段60は、施工条件データ取得手段50で取得する施工条件データを記憶しておくための手段であり、例えば、HDDやSDD等の大容量記憶装置により構成することができる。なお、施工条件データ記憶手段60は、サーバーの機能手段として構成することが好ましく、例えば、クラウドサーバー上に設置される。
本実施形態では、クラウドサーバー上に設置された施工条件データ記憶手段60に、各建設構造物の施工条件データを記憶しておき、インターネット、公衆電話回線、専用データ通信回線、無線LAN回線、有線LAN回線等の電子通信回線を単独でまたは組み合わせて使用することにより、クラウドサーバーにアクセスして、所望の施工条件データを受信し、あるいは施工条件データに変更を加えることができる。
<表示手段>
図1に示すように、本実施形態の施工出来高データ取得システムでは、ビデオ信号の表示制御を行う表示制御手段70と、各種のデータを表示するための液晶表示装置等からなる表示手段80とを備えている。出来形データや出来高データは、表示手段80により、作業者や監督者等が視認可能となるように表示することができる。この表示制御手段70及び表示手段80は、コンピュータ及びその付属機器により構成することができる。
分析された出来形データや算出された出来高データを表示手段80の表示画面に表示することにより、作業者や監督者が出来形データ及び出来高データを把握することができる。また、出来形データや出来高データは、プリンタを用いて印刷してもよい。これにより、施工状況に関する帳票類を自動的に作成することができる。なお、図3〜図5に示す出来高データの数値は、目標となる出来高に対する相対的な数値であり、施工完了時の出来高データに対する絶対的な数値ではない。このように、出来高データは、目標に対する相対的な数値として表すことができる。
<出来高データの取得手順>
上述した施工出来高データ取得システムを用いて出来高データを取得する手順を説明する。以下の説明では、図4(a)、図4(b)、図5(a)、図5(b)の順で施工を行い、図2に示すように三次元画像データを取得し、図3に示すように出来高データを算出する。図4(a)はスラブコンクリート100を打設してアンカー110を埋め込んだ状態、図4(b)は鉄筋120を建て込んだ状態、図5(a)は型枠130を組み立てた状態、図5(b)は壁コンクリート140の打設が完了した状態を示している。
本発明の実施形態に係る施工出来高データ取得システムにより、施工出来高データを取得するには、各建設構造物の施工現場において、3Dカメラ等の光学機器からなる三次元画像データ取得手段10を用いて、建設構造物の施工過程における三次元画像データを取得(撮影)する。取得した三次元画像データは、施工状況データ生成手段20の機能により、連続して一体となった立体的な施工状況データとして適宜な記憶手段(例えば、RAMやHDD)に記憶する。
続いて、出来形データ分析手段30の機能により、施工状況データに対してディープラーニングを行って、出来形データを分析する。ディープラーニングは、施工状況データと出来形の関係を導き出すための機械学習であり、複数の施工現場から取得した数多くの施工状況データに対してディープラーニングを行うことにより、より一層精度が高い出来形データの分析を行うことができる。
出来形データを分析したら、出来高データ算出手段40の機能により、分析した出来形データに基づいて出来高データを算出する。また、施工の進行に伴って、逐次、出来形データ及び出来高データをHDD等の記憶装置に記憶しておくことにより、当該データを読み出して、施工の進行状況を容易かつ確実に確認することができる。
マンションの一室における出来高データの取得を例にとって説明する。マンションの一室では、おおまかな手順として、鉄筋の建て込み、型枠の施工、壁コンクリートの打設、内装工事、設備設置といった手順で工事が進められる。そして、施工状況データに対してディープラーニングを行って出来形データを分析することにより、鉄筋の建て込み、型枠の施工、壁コンクリートの打設、内装工事、設備設置のうちのどの段階まで工事が進んでいるかを把握することができる。
すなわち、全工種数を分母とし、現在完了している工種数を分子とすれば、出来高の概略データを算出することができる。具体的には、マンション工事において、鉄筋の建て込み、型枠の施工、壁コンクリートの打設、内装工事、設備設置を全工種数とする。この場合には、全工種数は「5」となる。
そして、施工状況データに対してディープラーニングを行って出来形データを分析することにより、現在、いずれの施工段階(工種)であるかを把握する。例えば、内装材が最前面となっているという分析結果である場合には、内装工事が始まっているので、壁コンクリートの打設までの施工は完了していると判断する。すなわち、この状態では、鉄筋の建て込み、型枠の施工、壁コンクリートの打設という3つの工種が完了していると判断することができる。したがって、出来高は、施工が完了している工種数「3」を全工種数「5」で除した値となり、出来高データは60%となる。
また、マンション全体が完成した場合の出来高データを100%とした場合に、現状の施工出来高データを詳細に算出する場合には、設計データ、施工計画データ、諸費用データ等の施工条件データを取得し、分析した出来形データと取得した施工条件データとに基づいて出来高データを算出する。この場合には、各建設構造物の施工条件データを作成して記憶しておき、施工条件データを読み込んで出来高データの算出に使用する。施工条件データは、原則として建設構造物毎に作成するが、各建設構造物に共通のデータは他の建設構造物について流用することができる。この施工条件データは、少なくとも、設計データ、施工計画データ、諸費用データを含んでいる。また、施工条件データは、遠隔地において一括利用できるようにするため、例えば、出来高データを利用する作業所や監督事務所等に設置されたコンピュータとデータ通信回線を介して接続されたクラウドサーバーに格納されている。クラウドサーバーには、HDD等からなる施工条件データ取得手段50が設置されている。
なお、上述した実施形態ではスラブコンクリート上に鉄筋を建て込み、型枠を施工して壁コンクリートを打設する施工例について説明したが、本発明に係る施工出来高データ取得システムの適用対象は、このような施工に限定されるものではなく、トンネル掘削作業、盛り土作業等の土木作業を含めて、種々の建設構造物の出来高データ取得に対して適用することが可能である。
10 三次元画像データ取得手段
20 施工状況データ生成手段
30 出来形データ分析手段
40 出来高データ算出手段
50 施工条件データ取得手段
60 施工条件データ記憶手段
70 表示制御手段
80 表示手段
100 スラブコンクリート
110 アンカー
120 鉄筋
130 型枠
140 壁コンクリート

Claims (3)

  1. 施工対象となる建設構造物の施工過程における三次元画像データを取得する三次元画像データ取得手段と、
    前記取得した三次元画像データに基づいて、連続して一体となった立体的な施工状況データを生成する施工状況データ生成手段と、
    生成した施工状況データに対してディープラーニングを行って、出来形データを分析する出来形データ分析手段と、
    分析した出来形データに基づいて出来高データを算出する出来高データ算出手段と、
    を備えたことを特徴とする施工出来高データ取得システム。
  2. 施工対象となる建設構造物について、少なくとも設計データ、施工計画データ、諸費用データを含む施工条件データを取得する施工条件データ取得手段を備え、
    前記出来高データ算出手段は、分析した出来形データと取得した施工条件データとに基づいて出来高データを算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の施工出来高データ取得システム。
  3. 前記三次元画像データ取得手段は、施工の進行に伴い、逐次、三次元画像データを取得することを特徴とする請求項1または2に記載の施工出来高データ取得システム。
JP2017052075A 2017-03-17 2017-03-17 施工出来高データ取得システム Active JP7033851B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052075A JP7033851B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 施工出来高データ取得システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017052075A JP7033851B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 施工出来高データ取得システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018156343A true JP2018156343A (ja) 2018-10-04
JP7033851B2 JP7033851B2 (ja) 2022-03-11

Family

ID=63718035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017052075A Active JP7033851B2 (ja) 2017-03-17 2017-03-17 施工出来高データ取得システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7033851B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020136918A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 ComPower株式会社 工事現場出来高評価システム、方法及びプログラム
CN113742824A (zh) * 2021-08-26 2021-12-03 苏州筑百年建筑科技有限公司 一种轻量化钢结构智慧协同设计云平台及其操作方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749910A (ja) * 1993-08-04 1995-02-21 Jgc Corp 建設工事の進捗状況監視装置とその方法
JP2003150669A (ja) * 2001-11-12 2003-05-23 Tokyo Electric Power Co Inc:The 建設工事の管理方法
JP2004005237A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 作業進捗管理支援方法およびシステム
JP2004078987A (ja) * 2003-10-20 2004-03-11 Jutaku Shizai Ryutsu Center:Kk 建築物の施工状況確認方法
JP2011123642A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Taisei Corp 施工過程記録システム、および、トリガ操作装置
JP2011186551A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Shimizu Corp 施工管理システム
JP2014153819A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Ohbayashi Corp 部材設置判定システム
JP2015232203A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 株式会社大林組 建設工事の施工管理システム、建設工事の施工管理用のプログラム、及び建設工事の施工管理方法
KR20160073491A (ko) * 2014-12-16 2016-06-27 연세대학교 산학협력단 모바일 단말기를 이용한 인터렉티브 건설 공정 관리 시스템 및 사용자 인터페이스
CN105719200A (zh) * 2016-01-19 2016-06-29 上海杰图天下网络科技有限公司 运用三维全景技术结合bim技术进行工程进度监督的方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0749910A (ja) * 1993-08-04 1995-02-21 Jgc Corp 建設工事の進捗状況監視装置とその方法
JP2003150669A (ja) * 2001-11-12 2003-05-23 Tokyo Electric Power Co Inc:The 建設工事の管理方法
JP2004005237A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd 作業進捗管理支援方法およびシステム
JP2004078987A (ja) * 2003-10-20 2004-03-11 Jutaku Shizai Ryutsu Center:Kk 建築物の施工状況確認方法
JP2011123642A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Taisei Corp 施工過程記録システム、および、トリガ操作装置
JP2011186551A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Shimizu Corp 施工管理システム
JP2014153819A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Ohbayashi Corp 部材設置判定システム
JP2015232203A (ja) * 2014-06-09 2015-12-24 株式会社大林組 建設工事の施工管理システム、建設工事の施工管理用のプログラム、及び建設工事の施工管理方法
KR20160073491A (ko) * 2014-12-16 2016-06-27 연세대학교 산학협력단 모바일 단말기를 이용한 인터렉티브 건설 공정 관리 시스템 및 사용자 인터페이스
CN105719200A (zh) * 2016-01-19 2016-06-29 上海杰图天下网络科技有限公司 运用三维全景技术结合bim技术进行工程进度监督的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020136918A1 (ja) * 2018-12-28 2020-07-02 ComPower株式会社 工事現場出来高評価システム、方法及びプログラム
CN113742824A (zh) * 2021-08-26 2021-12-03 苏州筑百年建筑科技有限公司 一种轻量化钢结构智慧协同设计云平台及其操作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7033851B2 (ja) 2022-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019027817A (ja) 施工出来高データ取得システム
Kopsida et al. A review of automated construction progress monitoring and inspection methods
Turkan et al. Automated progress tracking using 4D schedule and 3D sensing technologies
Braun et al. Automated progress monitoring based on photogrammetric point clouds and precedence relationship graphs
JP2018180662A (ja) 資材の検収システム
WO2015111735A1 (ja) コンクリート構造物維持管理システム
EP3285213A1 (en) Lod work package
DE102018200221A1 (de) Verfahren zur Baustellenüberwachung
JP6094240B2 (ja) 部材設置判定システム
KR102424894B1 (ko) 증강현실에 기반하여 공사 정보 및 유지관리 정보를 관리하는 방법 및 이를 이용한 서버
JP6108337B2 (ja) コンクリートの打重ね時間間隔管理システム
CN115314637B (zh) 一种施工现场全景影像的处理系统、处理方法和电子设备
CN111457854A (zh) 一种基于建筑物的变形监测方法及装置
TW578056B (en) Device and method for assisting the monitoring process on building construction
JP7033851B2 (ja) 施工出来高データ取得システム
JP7312581B2 (ja) コンクリート構造物管理装置、情報処理システム、コンクリート構造物の管理方法、およびプログラム
JP2019096036A (ja) 構造物撤去シミュレーション
JP2005310044A (ja) データ処理装置、データ処理方法、及びデータ処理プログラム
Braun et al. Incorporating knowledge on construction methods into automated progress monitoring techniques
Turkan et al. Towards automated progress tracking of erection of concrete structures
CN116167582A (zh) 一种基于bim技术的智能建造进度监控系统
Saidi et al. Development and use of the NIST intelligent and automated construction job site testbed
Hsu et al. Applying augmented reality technique to support on-site rebar inspection
Turkan et al. Automated progress tracking of erection of concrete structures
JP6932616B2 (ja) 施工出来高データ取得システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7033851

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150