JP2011123642A - 施工過程記録システム、および、トリガ操作装置 - Google Patents

施工過程記録システム、および、トリガ操作装置 Download PDF

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Abstract

【課題】工程管理用の撮影のために用いるカメラによる画像信号(データ)を記録するトリガ操作を自動化し、撮影時期を逸するおそれのない施工過程記録システム、トリガ操作装置、および、施工過程記録方法を提供する。
【解決手段】カメラ110を、各所定の施工段階にある建築物10を撮像視野101に収めるように設置し、その出力画像信号によって表される建築物10の少なくとも特定部位11の形体に関し建築物10の設計データに基づく画像認識を行い建築物10の少なくとも特定部位11が撮影を行うべき施工段階に対応した形体を成しているか否かを形体識別手段(パソコン)120で識別し、この識別結果に応じてカメラ110に付属のリモコンと同じトリガ操作信号を発するトリガ操作装置130でカメラにトリガをかける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば集合住宅や一戸建て住宅、或いは、オフィスビルなどの建設に係る各所定の施工段階や設備の設置状況に応じて、それらの進捗状況(各所定の時点での現状)を撮影して記録するための施工過程記録システム、および、トリガ操作装置に関する。
従来より、施工業者による施工ミスや手抜きを予防する施工管理を行うために、所定の施工段階ごとに進捗状況を写真撮影してそれによる画像データを保存する措置がとられている(例えば特許文献1参照)。
また、完成した状態で壁の内側や床下に隠蔽される断熱部材や配管等のように施工過程でのみ目視可能な部分を撮影して記録に残し、これを施主にも視覚的に呈示して安心感を提供すると共に施主の信頼を獲得するといったビジネスモデルも提案されている(例えば特許文献2参照)。
この目的に適合した画像データを取得するについては、施工の進捗状況を見計らって撮影を行う必要がある。しかしながら、各所定の施工段階ごとに時期を逃さず適切な画角で写真撮影を履行し画像データを取得するためには相応の技能水準が要求される。
即ち、上述のような写真撮影を適切に行うには、建築物の種別に応じた施工過程を予め理解し、且つ、所要に応じて設計図書を判読し、然るべき段階毎に漏らさず撮影の機会を判断できる技能が要求される。
一方、このような高い技能を保有した施工管理要員であっても、写真撮影を専らの業務とすることは現実には困難であるため、場合によっては施工段階に見合った撮影時期を逸してしまうといったことが発生するおそれもある。また、特段の技能を保有しない要員が写真撮影を担うこととなればこの危惧は更に顕著である。このため上述のような危惧に対処するための提案も既になされている(例えば特許文献3参照)。
他方、近年、複合現実感に関する技術の進展が著しく、この技術を3次元測量の支援に適用しようとする提案もなされている(例えば特許文献4参照)。
特開2009−134685号公報 特開2005−275982号公報 特開2002−73730号公報 特許第3398796号
上述のように、特許文献1には、建築物の施工段階ごとに進捗状況を写真撮影して現場写真を取得することが開示されている。しかしながら、相応の技能を保有する要員が人為的に撮影の時期を判断することが前提であり、撮影時期を逸しないようにすることは技術課題として認識されず、従って、このための方途は示されていない。
また、特許文献2には、建築物が完成した状態では隠蔽されて目視できなくなる部分を施工段階で撮影して記録に残すことが開示されている。しかしながら、この場合も撮影の時期は人為的に適切に判断されることが前提であり、このように適切な時期に撮影された画像に基づいて施工の適否を判断するところに主眼を置くものである。このため、特許文献2にも撮影時期を逸しないようにするための方途は示されていない。
一方、特許文献3には、予め設定した撮影時期と建築物の撮影箇所により特定される撮影条件に合わせて、撮影者をその撮影に適合した場所に誘導する3次元の教示情報を表示手段に表示させ、この表示に従って、撮影者が撮影を行う撮影手法が開示されている。撮影者に高度の撮影技能を要求することなく適切な工程管理用撮影が行えるようにする趣旨である。しかしながら、この場合も、カメラを操作するという撮影行為自体は人為的に行う前提である。そして、この撮影により取得した画像に基づいて施工状況の進捗を適切に判断できるようにするといった点に主眼を置くものである。このため、特許文献の3開示には、工程管理用の撮影のために用いるカメラによる画像信号(データ)を記録するトリガ操作を自動化しようとする思想は皆無である。
他方、特許文献4には、建設工事において現実空間に重ね合わせて映し出された仮想立体映像を利用して対象とする現場に即した位置情報を提供し、施工の合理化を図るようにした複合現実感を利用した3次元測量支援用画像システムが開示されている。複合現実感における位置合わせに関する問題点を解消し、CGにより作成された仮想立体映像情報を、作業者がディスプレイを介して見ることにより、現実空間内で作業者が行う測量作業に有用な情報を与え、作業の効率化、施工精度、安全性の向上を図るものであるとされている。作業者の目の替りとなるCCDカメラを用いてノート型或は携帯可能のパソコンに観察対象測量地域の画像を表示することが開示されるが、ここに言うCCDカメラは継続的に動画撮影を行って作業者の目の替りとして機能するものであり、特定のタイミングでトリガ操作を行う(所謂シャッタチャンスを捕らえる)といった概念がない。
本発明は上述のような状況に鑑みてなされたものであり、工程管理用の撮影のために用いるカメラによる画像信号(データ)を記録するトリガ操作を自動化し、撮影時期を逸するおそれのない施工過程記録システム、および、トリガ操作装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、ここに、次に列記するような技術を提案する。
(1)施工段階にある建築物を撮像視野に収めるように設置可能であり当該撮像視野内の被写体に対応する画像データを生成するカメラと、
前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関し当該建築物の設計データに基づく画像認識を行い当該建築物の少なくとも前記特定部位が撮影を行う施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別する形体識別手段と、
前記形体識別手段による識別結果に応じて前記カメラにおいて生成された画像データを記録するタイミングを規定するトリガを発するトリガ操作装置と、
を備えていることを特徴とする施工過程記録システム。
上記(1)の施工過程記録システムでは、そのカメラが、各所定の施工段階にある建築物を撮像視野に収めるように設置可能であり、当該撮像視野内の被写体に対応する画像データを生成する。
また、その形体識別手段が、前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関し、当該建築物の設計データに基づく画像認識を行い、当該建築物の少なくとも前記特定部位が撮影を行う施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別する。
そして、そのトリガ操作装置が、前記形体識別手段による識別結果に応じて前記カメラにおいて生成された画像データを記録するタイミングを規定するトリガを発する。このトリガによって、前記カメラにおいて生成された画像データが記録される。このため、撮影を行うべき各所定の施工段階に到っている建築物を機を逸することなく撮影することができる。
(2)前記形体識別手段は、当該建築物の設計データとしての設計図書に対応する基準画像データを保有し、該保有している基準画像データに基づいて前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関する画像認識を行うことを特徴とする(1)の施工過程記録システム。
上記(2)の施工過程記録システムでは、(1)の施工過程記録システムにおいて特に、その形体識別手段が、当該建築物の設計データとしての設計図書に対応する基準画像データを保有し、該保有している基準画像データに基づいて前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関する画像認識を行う。そして、この画像認識の結果によって、当該建築物の少なくとも前記特定部位が撮影を行う施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別する。
(3)前記形体識別手段は、前記基準画像データに基づいて、パターンマッチングにより、前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関する画像認識を行うことを特徴とする(2)の施工過程記録システム。
上記(3)の施工過程記録システムでは、(2)の施工過程記録システムにおいて特に、その形体識別手段が、前記基準画像データに基づいて、パターンマッチングにより、前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関する画像認識を行う。
(4)前記基準画像データは当該建築物の該当する部位の3次元モデルを表すデータであることを特徴とする(2)または(3)の何れか一の施工過程記録システム。
上記(4)の施工過程記録システムでは、上記(2)または(3)の何れか一の施工過程記録システムにおいて特に、その基準画像データは、当該建築物の該当する部位の3次元モデルを表すデータである。これにより、当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関する画像認識が適確に実行される。
(5)前記形体識別手段は、パーソナルコンピュータにおける該当する機能部として構成されていることを特徴とする(1)の施工過程記録システム。
上記(5)の施工過程記録システムでは、(1)の施工過程記録システムにおいて特に、その形体識別手段は、パーソナルコンピュータにおける該当する機能部として構成されている。これにより、特殊な装置を用いることなくパーソナルコンピュータによって形体識別手段の機能が充足される。
(6)前記トリガ操作装置は、パーソナルコンピュータにおける該当する機能部として構成されていることを特徴とする(1)の施工過程記録システム。
上記(6)の施工過程記録システムでは、(1)の施工過程記録システムにおいて特に、そのトリガ操作装置は、パーソナルコンピュータにおける該当する機能部として構成されている。これにより、特殊な装置を用いることなくパーソナルコンピュータによってトリガ操作装置の機能が充足される。
(7)前記トリガ操作装置は、前記カメラに対応するリモートコントローラのトリガ信号と共通仕様のトリガ信号を発するように構成されていることを特徴とする(1)の施工過程記録システム。
上記(7)の施工過程記録システムでは、(1)の施工過程記録システムにおいて特に、そのトリガ操作装置は、前記カメラに対応するリモートコントローラのトリガ信号と共通仕様のトリガ信号を発するように構成されている。これにより、前記カメラは施工過程記録専用の外部トリガ操作信号を受付ける特殊仕様のものであることを要しない。
(8)施工段階にある建築物を撮像視野に収めるように設置可能であり当該撮像視野内の被写体に対応する画像データを生成するカメラと、前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関し当該建築物の設計データに基づく画像認識を行い当該建築物の少なくとも前記特定部位が撮影を行う施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別する形体識別手段と、前記形体識別手段による識別結果に応じて前記カメラにおいて生成された画像データを記録するタイミングを規定するトリガを発するトリガ操作装置と、を含む施工過程記録システムに適合する前記トリガ操作装置であって、
前記形体識別手段による識別結果を表す識別信号を受ける識別信号入力部と、前記識別信号入力部で受けた識別信号に基づいて前記トリガを発するトリガ発生部と、を備えていることを特徴とするトリガ操作装置。
上記(8)のトリガ操作装置は、施工段階にある建築物を撮像視野に収めるように設置可能であり当該撮像視野内の被写体に対応する画像データを生成するカメラと、前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関し当該建築物の設計データに基づく画像認識を行い当該建築物の少なくとも前記特定部位が撮影を行う施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別する形体識別手段と、前記形体識別手段による識別結果に応じて前記カメラにおいて生成された画像データを記録するタイミングを規定するトリガを発するトリガ操作装置と、を含む施工過程記録システムに適合するものである。
そして、その識別信号入力部が、前記形体識別手段による識別結果を表す識別信号を受ける。
また、そのトリガ発生部が、前記識別信号入力部で受けた識別信号に基づいて前記トリガを発する。これにより、当該建築物の少なくとも前記特定部位が撮影を行う施工段階に合わせたタイミングで、前記カメラが生成した画像データを記録することができる。
(9)前記識別信号入力部および前記トリガ発生部は、パーソナルコンピュータにおける該当する各機能部として構成されていることを特徴とする(8)のトリガ操作装置。
上記(9)のトリガ操作装置では、(8)のトリガ操作装置において特に、その識別信号入力部およびトリガ発生部がパーソナルコンピュータにおける該当する各機能部として構成されている。これにより、特殊な装置を適用せずにパーソナルコンピュータによって上記識別信号入力部およびトリガ発生部の機能が充足される。
(10)前記トリガ発生部は、前記カメラに対応するリモートコントローラのトリガ信号と共通仕様のトリガ信号を発するように構成されていることを特徴とする(8)のトリガ操作装置。
上記(10)のトリガ操作装置では、(8)のトリガ操作装置において特に、そのトリガ発生部は、前記カメラに対応するリモートコントローラのトリガ信号と共通仕様のトリガ信号を発するように構成されている。これにより、前記カメラは施工過程記録専用の外部トリガ操作信号を受付ける特殊仕様のものであることを要しない。
工程管理用の撮影のために用いるカメラが生成した画像データを記録するタイミングを制御するトリガ操作を自動化し、撮影時期を逸するおそれのない施工過程記録システム、および、トリガ操作装置を具現することができる。
本発明の実施の形態としての施工過程記録システムを表す概念図である。 図1の施工過程記録システムの要素である形体識別手段を構成するパーソナルコンピュータを表す機能ブロック図である。 図2の形体識別手段の動作を表すフローチャートである。 本発明の実施の形態としてのトリガ操作装置を表す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態としての施工過程記録を実施する場合の作業手順を例示する概念図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳述することにより本発明を明らかにする。
図1は、本発明の実施の形態としての施工過程記録システムを表す概念図である。この施工過程記録システム100は、カメラ110と、形体識別手段として機能するパーソナルコンピュータ120と、トリガ操作装置130とが接続されて構成されている。
カメラ110は、各所定の施工段階にある建築物10を撮像視野101に収め得る位置に、例えば、三脚140の雲台141上に取り付けて設置可能である。そして、このカメラ110は、撮像視野101内の被写体(建築物10)に対応する画像データを生成して、出力端子111からこの出力画像信号を外部に供給可能である。
更に、このカメラ110は、トリガ操作に応じたタイミングで撮像視野101内の被写体(建築物10)に対応する撮影画像データを、例えば、内部の記憶素子や外部の記憶装置等適宜の記録媒体に記録する。
一方、形体識別手段として機能するパーソナルコンピュータ120は、カメラ110の出力端子111から出力される出力画像信号をケーブル112を通して受ける。そして、この出力画像信号によって表される建築物10の少なくとも特定部位(例えば、梁11)の形体に関し建築物10の設計データに基づく画像認識を行い、建築物10の少なくとも特定部位(梁11)が撮影を行う施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別するように構成されている。即ち、パーソナルコンピュータ120には、例えば、パターンマッチングによって上記識別を行うためのアプリケーションプログラムがインストールされ、且つ、後述する基準画像データが保持されている。
また、トリガ操作装置130は、パーソナルコンピュータ120からの上記識別の結果を表す信号がケーブル121を通して供給されるように接続されている。そして、供給された上記識別の結果を表す信号に応じてカメラ110にトリガを発する。
この実施の形態では、トリガ操作装置130は、カメラ110に付属のトリガ操作用リモコン(不図示)と同仕様のトリガ操作用赤外線信号を発して、この信号をカメラ110のリモコン信号受信部113に投射する。
図2は、図1の施工過程記録システムの要素である形体識別手段を構成するパーソナルコンピュータを表す機能ブロック図である。
このパーソナルコンピュータ(形体識別手段)は図1のパーソナルコンピュータ120に相当するものであるが、図2では、改めて、参照符号200を附している。
図示のように、パーソナルコンピュータ200は、入力部210、パターンマッチング処理部220、出力部230、および、記憶部240がバス250によって結ばれて構成されている。
入力部210は、図1のカメラ110の出力端子111からケーブル112を通して供給される出力画像信号を受ける。
パターンマッチング処理部220は、パターンマッチング処理によって建築物10の少なくとも特定部位(梁11)に関する画像認識を行う。
出力部230は、図1のトリガ操作装置130にケーブル121を通して供給する上述の識別結果を表す信号を出力する。
記憶部240は、実写画像データ一時記憶部241、基準画像データ記憶部242、および、記録用実写画像データ記憶部243を含んでいる。
実写画像データ一時記憶部241は、作動中のカメラ110から継続的に供給されるモニタ用の実写画像データをパターンマッチング処理の実行周期に同期した所定周期で更新しつつ一時的に保持する。
基準画像データ記憶部242は、パターンマッチング処理において実写画像データと比較される基準画像データを記憶保持している。この実施の形態において、この基準画像データは、建築物の該当する部位(例えば、梁11およびその近傍領域)の設計データに基づく3次元モデルを表すデータである。
この3次元モデルを表すデータは、記録すべき施工過程における梁11およびその近傍領域等の建築物10の該当する部位が正規に設置された形体に対応している。即ち、建築物10がこの形体であることが認識されたときが、カメラ100で生成した画像データの記録(トリガ操作)のタイミングに該当する。
記録用実写画像データ記憶部243には上述のトリガ操作のタイミングで取得された記録用実写画像データが保存される。尚、この記録用実写画像データはカメラ100内部における該当する記憶部またはカメラ100に着脱自在に装着された記録媒体に保存することもできるが、これと共に、上述の記録用実写画像データ記憶部243にもその画像データを保存するようにすれば、後に報告書を作成するときなどにおいて実写画像データの取り扱いが容易である。
また、専ら、記録用実写画像データ記憶部243に記録用実写画像データを保存するように構成することもできる。
図1のカメラ110の出力端子111からケーブル112を通して供給される出力画像信号(画像データ)が実写画像データ一時記憶部241に上述のように周期的に更新されながら一時記憶される。そして、各周期毎に、基準画像データ記憶部242に記憶保持されている3次元モデルを表すデータとのパターンマッチングによって、当該時点での建築物の該当する部位が正規に設置され記録されるべき形体に到っているか否かが識別される。即ち、施工の進捗が記録されるべき段階に到っているか否かが識別される。
この結果、建築物の該当する部位が正規に設置され記録されるべき形体に到っていることが識別されると、既述のように、出力部230は、識別結果を表す信号を出力する。
尚、出力部230は、一つの態様として、カメラ110に付属のトリガ操作用リモコン(不図示)と同仕様のトリガ操作用赤外線信号を自己の発光部から発して、この信号をカメラ110のリモコン信号受信部113に投射するように構成してもよい。この場合はこの出力部230がトリガ信号発生部として機能することになり、図1におけるトリガ操作装置130の機能をもパーソナルコンピュータ200によって賄うことができる。
図3は、図2の形体識別手段(パーソナルコンピュータ200)における形体識別動作を表すフローチャートである。
入力部210を通して供給された一時記憶用の実写画像データが保持された実写画像データ一時記憶部241からその実写画像データをパターンマッチング処理部220(その内部メモリ部)へと読込む(ステップS301)。
次いで、基準画像データ記憶部242に保持されている既述の3次元モデルのデータをパターンマッチング処理部220へと読込む(ステップS302)。
パターンマッチング処理部220では、ステップS301で読込んだ実写画像データおよびステップS302で読込んだ3次元モデルのデータとによってパターンマッチング処理を行う。これにより、カメラ110がその撮像視野に捕らえた実写画像データ中の建築物10の梁11およびその近傍領域の形体が記録すべき施工過程における形体に合致しているか否かを識別する(ステップS303)。
ステップS303における識別結果が適否何れであるかを判断し(ステップS304)記録すべき施工過程における形体に合致している旨であるときには(ステップS304:Yes)、次いで、出力部230からトリガ操作信号を出力する(ステップS305)。
ステップS305におけるトリガ操作信号に基づいて実行された撮影が最終工程の撮影か否かを判断し(ステップS306)、最終工程の撮影であった場合には(ステップS306:Yes)、処理を終了する。
ステップS304での判断が、記録すべき施工過程における形体に合致している旨であるとき(ステップS304:No)、および、ステップS306での判断が、最終工程の撮影ではない旨であるとき((ステップS306:No)には、ステップS301の処理にもどる。
図4は、本発明の実施の形態としてのトリガ操作装置を表す機能ブロック図である。このトリガ操作装置は、図1におけるトリガ操作装置130に相当するものであるが、図4では、改めて、参照符号400を附している。
このトリガ操作装置400は、図示のように、識別信号入力部410と、トリガ発生部420と、を備えている。
識別信号入力部410は、既述の形体識別手段としてのパーソナルコンピュータ120による識別結果を表す識別信号をケーブル121および入力端子411を通して受ける。
トリガ発生部420は、識別信号入力部410で受けた識別信号に基づいてカメラ110で生成した画像データを記録するタイミングを規定するトリガを発する。
図1を参照して既述のように、トリガ操作装置400は、カメラ110に付属のトリガ操作用リモコン(不図示)と同仕様のトリガ操作用赤外線信号TIRを発して、この赤外線信号をTIRカメラ110のリモコン信号受信部113に投射する。これにより、カメラ110は記録すべき施工過程における形体に合致している被写体(建築物10)を時期を逃すことなく撮影することができる。
尚、図2を参照して既述のように、トリガ操作装置400の機能もパーソナルコンピュータ200によって賄うような態様を採ることもできる。
図5は、本発明の実施の形態としての施工過程記録を実施する場合の作業手順を例示する概念図である。この作業手順は、図示のように、第1手順、第2手順、および、第3手順の3つの手順を含む。
第1手順では、撮像視野101内の被写体10に対応する画像データを生成する110を、各所定の施工段階にある建築物を撮像視野101に収めるように設置する。
第2手順では、カメラ110の出力画像信号によって表される建築物10の少なくとも特定部位(例えば、梁11)の形体に関し建築物10の設計データに基づく画像認識を行い当該建築物の少なくとも特定部位(例えば、梁11)が撮影を行う施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別する形体識別手段(例えば、この機能を持つパーソナルコンピュータ)120を、当該出力画像信号を受信するようにカメラ110に接続する。
第3手順では、形体識別手段(例えば、この機能を持つパーソナルコンピュータ)120による識別結果に応じてカメラ110にトリガを発するトリガ操作装置130を、当該識別結果を表す識別信号を受け、且つ、当該トリガ操作を行うトリガ操作信号(トリガ操作用赤外線信号TIR)をカメラ110(そのリモコン信号受信部113)に向けて発する。
以上の方法により、工程管理用の撮影のために用いるカメラによる画像信号(データ)を記録するトリガ操作を自動化し、撮影時期を逸するおそれを払拭することができる。
10……………………建築物
11……………………梁(特定部位)
100…………………施工過程記録システム
101…………………撮像視野
110…………………カメラ
111…………………出力端子
112…………………ケーブル
113…………………リモコン信号受信部
120、200………パーソナルコンピュータ(形体識別手段)
121…………………ケーブル
130、400………トリガ操作装置
140…………………三脚
141…………………雲台
210…………………入力部
220…………………パターンマッチング処理部
230…………………出力部
240…………………記憶部
241…………………実写画像データ一時記憶部
242…………………基準画像データ記憶部
243…………………記録用実写画像データ記憶部
410…………………識別信号入力部
411…………………入力端子
420…………………トリガ発生部

Claims (10)

  1. 施工段階にある建築物を撮像視野に収めるように設置可能であり当該撮像視野内の被写体に対応する画像データを生成するカメラと、
    前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関し当該建築物の設計データに基づく画像認識を行い当該建築物の少なくとも前記特定部位が撮影を行う施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別する形体識別手段と、
    前記形体識別手段による識別結果に応じて前記カメラにおいて生成された画像データを記録するタイミングを規定するトリガを発するトリガ操作装置と、
    を備えていることを特徴とする施工過程記録システム。
  2. 前記形体識別手段は、当該建築物の設計データとしての設計図書に対応する基準画像データを保有し、該保有している基準画像データに基づいて前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関する画像認識を行うことを特徴とする請求項1に記載の施工過程記録システム。
  3. 前記形体識別手段は、前記基準画像データに基づいて、パターンマッチングにより、前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関する画像認識を行うことを特徴とする請求項2に記載の施工過程記録システム。
  4. 前記基準画像データは当該建築物の該当する部位の3次元モデルを表すデータであることを特徴とする請求項2または3の何れか一項に記載の施工過程記録システム。
  5. 前記形体識別手段は、パーソナルコンピュータにおける該当する機能部として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の施工過程記録システム。
  6. 前記トリガ操作装置は、パーソナルコンピュータにおける該当する機能部として構成されていることを特徴とする請求項1に記載の施工過程記録システム。
  7. 前記トリガ操作装置は、前記カメラに対応するリモートコントローラのトリガ信号と共通仕様のトリガ信号を発するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の施工過程記録システム。
  8. 施工段階にある建築物を撮像視野に収めるように設置可能であり当該撮像視野内の被写体に対応する画像データを生成するカメラと、前記カメラで生成された画像データによって表される当該建築物の少なくとも特定部位の形体に関し当該建築物の設計データに基づく画像認識を行い当該建築物の少なくとも前記特定部位が撮影を行う施工段階に対応した形体を成しているか否かを識別する形体識別手段と、前記形体識別手段による識別結果に応じて前記カメラにおいて生成された画像データを記録するタイミングを規定するトリガを発するトリガ操作装置と、を含む施工過程記録システムに適合する前記トリガ操作装置であって、
    前記形体識別手段による識別結果を表す識別信号を受ける識別信号入力部と、前記識別信号入力部で受けた識別信号に基づいて前記トリガを発するトリガ発生部と、を備えていることを特徴とするトリガ操作装置。
  9. 前記識別信号入力部および前記トリガ発生部は、パーソナルコンピュータにおける該当する各機能部として構成されていることを特徴とする請求項8に記載のトリガ操作装置。
  10. 前記トリガ発生部は、前記カメラに対応するリモートコントローラのトリガ信号と共通仕様のトリガ信号を発するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のトリガ操作装置。
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