JP2021113546A - 制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイムラグが反映されない場合と比較して、より正確に要求油圧を算出すること。【解決手段】制御装置は、ターボ式過給機付きのエンジンを制御し、エンジンの吸気量を検出するAFMと、ターボ式過給機の回転速度を用いてターボ式過給機のターボ軸受に供給する潤滑油の油圧を制御するCPUを備える。制御装置のCPUは、AFMによって検出された吸気量を用いてターボ式過給機の回転速度を算出し(ステップS141)、算出された回転速度を用いて要求油圧を算出し(ステップS151)、算出された要求油圧を用いて潤滑油の油圧を制御し、回転速度の算出において、吸気量の変化と回転速度の変化とのタイムラグを反映する(ステップS112からステップS122)。【選択図】図3
Description
この開示は、制御装置に関し、特に、ターボ式過給機付きの内燃機関を制御する制御装置に関する。
従来、吸気を過給する過給機の一種であるターボチャージャ付きのエンジンのターボチャージャの軸に供給する潤滑油の油圧の制御における要求油圧の算出において、エンジンの吸気量が多いほど、ターボ回転時定数を小さくする油圧制御装置があった(たとえば、特許文献1の段落[0098]参照)。
しかし、特許文献1の技術によれば、吸気量の変化に対するターボチャージャの軸の回転速度の変化のタイムラグを考慮していないため、実際に必要な油圧と、算出される要求油圧とにずれが生じる虞がある。
この開示は、上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ターボ式過給機の軸に供給する潤滑油の油圧の制御における要求油圧をより正確に算出することが可能な制御装置を提供することである。
この開示に係る制御装置は、ターボ式過給機付きの内燃機関を制御する制御装置であって、内燃機関の吸気量を検出する検出部と、ターボ式過給機の回転速度を用いてターボ式過給機の軸受に供給する潤滑油の油圧を制御する制御部とを備える。制御部は、検出部によって検出された吸気量を用いてターボ式過給機の回転速度を算出し、算出された回転速度を用いて要求油圧を算出し、算出された要求油圧を用いて潤滑油の油圧を制御し、回転速度の算出において、吸気量の変化と回転速度の変化とのタイムラグを反映する。
このような構成によれば、検出された吸気量の変化と回転速度の変化とのタイムラグが反映されて、吸気量を用いてターボ式過給機の回転速度が算出され、算出された回転速度が用いられてターボ式過給機の軸受に供給する潤滑油の油圧の制御における要求油圧が算出される。その結果、タイムラグが反映されない場合と比較して、より正確に要求油圧を算出することが可能な制御装置を提供することができる。
この開示によれば、要求油圧をより正確に算出することが可能な制御装置を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返されない。
図1は、この実施の形態に係る制御装置によって制御される過給機30を備えるエンジン1の全体構成の概略を示す図である。本実施の形態において、エンジン1は、たとえば、ガソリンエンジンを一例として説明するが、その他の形式のエンジン(たとえば、ディーゼルエンジン等)であってもよい。
エンジン1は、エンジン本体10と、エアクリーナ20と、インタークーラ26と、吸気マニホールド28と、過給機30と、排気マニホールド50と、スロットルバルブ29と、エアバイパスバルブ(以下「ABV(Air Bypass Valve)」という)23とを備える。過給機30は、コンプレッサ32と、タービン36と、可変ノズル機構40とを含む。
エンジン本体10は、複数の気筒12と、デリバリパイプ14と、複数のインジェクタ16とを含む。本実施の形態においては、エンジン1は、直列4気筒エンジンを一例として説明するが、その他の気筒レイアウト(たとえば、V型あるいは水平型)のエンジンであってもよい。
複数のインジェクタ16は、複数の気筒12の各々に設けられ、その各々がデリバリパイプ14に接続されている。燃料タンク(図示せず)に貯留された燃料は、燃料ポンプ(図示せず)によってデリバリパイプ14へ供給される。デリバリパイプ14に供給された燃料は複数のインジェクタ16の各々から所定のタイミングで噴射される。
エアクリーナ20は、エンジン1の外部から吸入される空気から異物を除去する。エアクリーナ20は、第1吸気管22の一方端に接続される。
第1吸気管22の他方端は、過給機30のコンプレッサ32の入口に接続される。コンプレッサ32の出口は、第2吸気管24の一方端に接続される。コンプレッサ32の詳細な動作については後述する。
第2吸気管24の他方端は、インタークーラ26の一方端に接続される。インタークーラ26は、第2吸気管24を流通する空気を冷却する空冷式あるいは水冷式の熱交換器である。
インタークーラ26の他方端は、第3吸気管27の一方端に接続される。第3吸気管27の他方端は、吸気マニホールド28に接続される。吸気マニホールド28は、エンジン本体10の複数の気筒12の各々の吸気ポートに連結される。
排気マニホールド50は、エンジン本体10の複数の気筒12の各々の排気ポートに連結される。排気マニホールド50は、第1排気管52の一方端に接続される。第1排気管52の他方端は、過給機30のタービン36に接続される。そのため、各気筒の排気ポートから排出される排気ガスは、排気マニホールド50に集められた後、第1排気管52を経由してタービン36に供給される。
第2排気管54の一方端は、タービン36の入口に接続される。タービン36の出口から排出された排気ガスは第2排気管54を経由して車外に排出される。
コンプレッサ32のハウジング内にはコンプレッサホイール34が収納され、タービン36のハウジング内にはタービンホイール38が収納される。コンプレッサホイール34とタービンホイール38とは、連結軸42によって連結され、一体的に回転する。そのため、コンプレッサホイール34は、タービンホイール38に供給される排気ガスの排気エネルギによって回転駆動される。
コンプレッサ32は、タービンホイール38によって回転駆動されることによって、コンプレッサ32よりも上流側の吸気(以下「過給前吸気」という)を過給して第2吸気管24に供給する。これにより、コンプレッサ32よりも下流側の吸気(以下「過給後吸気」という)の圧力は、過給前吸気の圧力よりも高められる。
可変ノズル機構40は、タービンホイール38の回転軸を中心とした周囲の排気流入部に配置される。可変ノズル機構40は、タービンホイール38の外周の排気流入部に配置された複数のノズルベーンを含む。ノズルベーンは、アクチュエータによって開度が変化させられる。可変ノズル機構40は、ノズルベーンの開度を変化させることにより、第1排気管52からタービンホイール38までの排気ガスの流路を絞ることで、タービンホイール38に供給される排気ガスの流速を変化させる。
スロットルバルブ29は、第3吸気管27の途中に設けられる。スロットルバルブ29は、エンジン1の出力を調整するために、気筒12に吸入される吸気の流量を調整する絞り弁であり、ユーザによるアクセルペダルの踏み込み量に応じて制御装置100によって開度が変更される。
ABV23は、過給機30のコンプレッサ32の出口と入口とを連結するバイパス管の途中に設けられる。ABV23は、スロットルバルブ29が閉じられたときに、コンプレッサ32の出口側の過給圧が上がり過ぎないようにするために、コンプレッサ32の出口からバイパス管を経て入口に戻す吸気の流量を調整する弁であり、制御装置100によって開度が変更される。
エンジン1には、エンジン回転速度センサ102と、エアフローメータ(以下「AFM」という)104と、吸気温度センサ105,106と、過給圧センサ107と、過給機前圧力センサ108とが備えられる。エンジン回転速度センサ102は、エンジン1の出力軸の回転速度(以下「エンジン回転速度NE」ともいう)を検出する。AFM104は、第1吸気管22内の過給前吸気の流量を検出する。吸気温度センサ105は、第1吸気管22内の過給前吸気の温度(以下「過給前吸気温度T1」ともいう)を検出する。吸気温度センサ106は、第2吸気管24内の過給後吸気の温度(以下「過給後吸気温度T3」ともいう)を検出する。過給圧センサ107は、第2吸気管24内の過給後吸気の圧力(以下「過給圧」ともいう)を検出する。過給機前圧力センサ108は、第1吸気管22内の過給前吸気の圧力(以下「過給前空気圧力P1」ともいう)を検出する。
エンジン1が搭載される車両には、アクセルペダルポジションセンサ103など車両の状態を検出する各種センサが備えられる。アクセルペダルポジションセンサ103は、ユーザによるアクセルペダルの踏み込み量(以下「アクセル開度AP」ともいう)を検出する。
制御装置100は、図示しないCPU(Central Processing Unit)およびメモリを内蔵した電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)により構成される。制御装置100は、当該メモリに記憶された情報および各センサの検出結果に基づいて、エンジン1のスロットル開度、燃料噴射量、点火時期等を制御する。
制御装置100は、エンジン1の運転状態(エンジン回転速度NE、アクセル開度APに応じた燃料噴射量など)に応じて目標過給圧を設定し、過給圧が目標過給圧となるように過給機30のノズルベーン開度をフィードバック制御する。これにより、過給圧が目標過給圧となるようにコンプレッサ32およびタービンホイール38の回転速度がフィードバック制御される。
図2は、この実施の形態に係るエンジン1の潤滑の経路の概略を示す図である。図2を参照して、エンジン1の潤滑の経路には、オイルパン55と、オイルフィルタ56と、オイルポンプ57と、オイルクーラ58と、過給機30の連結軸42の軸受(以下「ターボ軸受43」という)と、潤滑が必要なその他のエンジン部品59と、油温センサ111と、油圧センサ112とが含まれる。
オイルパン55は、エンジン本体10の最下部に設けられる皿状の部分であり、エンジン1の各部を潤滑するための潤滑部を溜めておく部分であり、エンジン1の各部を潤滑した後の潤滑油が戻ってくる部分である。
オイルフィルタ56は、オイルパン55から汲上げられた潤滑油から、スラッジ、摩耗粉およびゴミなどの不純物を取除く濾過器である。オイルポンプ57は、制御装置100によって制御されて、オイルパン55から潤滑油を汲上げて、エンジン1の各部に潤滑油を送るためのポンプである。オイルクーラ58は、エンジン1の各部を潤滑するうちに熱くなった潤滑油を冷却するための熱交換器である。
オイルクーラ58を通過した潤滑油は、ターボ軸受43およびその他のエンジン部品59に送られ、それらの潤滑に用いられ、その後、オイルパン55に戻る。
オイルクーラ58から、ターボ軸受43およびその他のエンジン部品59までの間の配管には、油温センサ111と油圧センサ112とが設けられる。油温センサ111は、潤滑油の温度を計測し、計測結果を示す信号を制御装置100に送信する。油圧センサ112は、潤滑油の圧力を計測し、計測結果を示す信号を制御装置100に送信する。
制御装置100は、前述の各種センサからの信号で示される情報を用いて、オイルポンプ57から送られる潤滑油の要求油圧を算出し、油圧センサ112で計測される油圧が、要求油圧となるようオイルポンプ57を制御する。
[第1実施形態]
従来、エンジン1の過給機30の連結軸42に供給する潤滑油の油圧の制御における要求油圧の算出において、エンジン1の吸気量が多いほど、過給機30の回転の時定数を小さくする場合があった。
従来、エンジン1の過給機30の連結軸42に供給する潤滑油の油圧の制御における要求油圧の算出において、エンジン1の吸気量が多いほど、過給機30の回転の時定数を小さくする場合があった。
しかし、そのようにした場合、吸気量の変化に対する過給機30の連結軸42の回転速度の変化のタイムラグを考慮していないため、実際に必要な油圧と、算出される要求油圧とにずれが生じる虞がある。
そこで、この開示に係る制御装置100のCPUは、AFM104によって検出された吸気量を用いて過給機30の回転速度を算出し、算出された回転速度を用いて要求油圧を算出し、算出された要求油圧を用いて潤滑油の油圧を制御し、回転速度の算出において、吸気量の変化と回転速度の変化とのタイムラグを反映する。
これにより、検出された吸気量の変化と回転速度の変化とのタイムラグが反映されて、吸気量を用いて過給機30の回転速度が算出され、算出された回転速度が用いられて過給機30のターボ軸受43に供給する潤滑油の油圧の制御における要求油圧が算出される。その結果、タイムラグが反映されない場合と比較して、より正確に要求油圧を算出することができる。
以下、この実施の形態での制御について説明する。図3は、第1実施形態における要求油圧算出処理の流れを示すフローチャートである。この要求油圧算出処理は、制御装置100のCPUによって、上位の処理から所定周期T(たとえば、数ミリ秒から数十ミリ秒)ごとに呼出されて実行される。
図3を参照して、制御装置100のCPUは、AFM104からの信号で示される値から実空気量Qr(以下「AFM値」ともいう)を算出し、メモリに記憶する(ステップS111)。
制御装置100のCPUは、実空気量Qrが、メモリに記憶された前回の実空気量Qrと比較して増加しているか否かを判断する(ステップS112)。実空気量Qrが増加している(ステップS112でYES)と判断した場合、制御装置100のCPUは、実空気量Qrに対して、空気量の増加時用の応答遅れを反映し、空気量Qr1とする(ステップS113)。
図4は、この実施の形態における応答遅れを説明するための図である。図4を参照して、横軸は時刻を示し、縦軸は、図4(A)は空気量を示し、図4(B)は過給圧を示し、図4(C)は過給機30の回転速度を示す。AFM104によって検出される空気量Qrが、時刻t1でピークに達した後に、過給圧P3がピークに達し、その後、時刻t2で過給機30の回転速度がピークに達する。同様に、AFM104によって検出される空気量Qrが、時刻t3でピークに達した後に、過給圧P3がピークに達し、その後、時刻t4で過給機30の回転速度Nがピークに達する。
過給機30における、時刻t1から時刻t2までの期間、および、時刻t3から時刻t4までの期間が、応答遅れの期間である。この実施の形態においては、応答遅れの期間が、事前の実機またはシミュレーションでの実験結果から予め定められる。
図5は、この実施の形態における応答遅れの反映を説明するための図である。図5を参照して、横軸は時刻を示し、縦軸は空気量を示す。実線は、AFM104によって検出された実空気量Qrの生の値の変化を示す。破線は、応答遅れを反映した空気量Qr1の変化を示す。実線で示される実空気量Qrの生の値に、応答遅れの期間を反映することで、破線で示される空気量Qr1の値を特定する。
図3に戻って、次に、制御装置100のCPUは、空気量の増加時における空気量のなまし処理を実行する(ステップS114)。なまし処理は、たとえば、以下のように実行する。この要求油圧算出処理の実行周期は、所定周期Tである。なまし時定数をτとした場合、なまし回数=τ/Tとする。今回の制御周期における空気量の変化Δ=(応答遅れが反映された今回の空気量Qr1)−(前回のなまし後の空気量Qr2p)、である。今回のなまし後の空気量Qr2c=Δ/(τ/T)+前回のなまし後の空気量Qr2p、と算出される。
一方、実空気量Qrが増加していない(ステップS112でNO)と判断した場合、制御装置100のCPUは、実空気量Qrに対して、空気量の減少時用の応答遅れを反映し、計算に用いる空気量Qr1とする(ステップS115)。この空気量の減少時用の応答遅れの期間は、図4で示した増加時用の応答遅れの期間と同様に予め定められる。空気量の減少時用の応答遅れの反映は、図5で示した増加時用の応答遅れの反映と同様に実行される。
次に、制御装置100のCPUは、空気量の減少時における空気量のなまし処理を実行する(ステップS116)。空気量の減少時における空気量のなまし処理は、ステップS114で説明した空気量の増加時における空気量のなまし処理と同様に実行することができる。なお、なまし時定数を、空気量の増加時と減少時とで同じにすると、一方では要求油圧が高くなるが、他方では要求油圧が低くなる。たとえば、なまし時定数を小さくすると、空気量の増加時は要求油圧が高くなるが、空気量の減少時は要求油圧が早く低くなる。このため、空気量の増加時と減少時とで、要求油圧が早く低くなりすぎないように、なまし時定数を異ならせるようにする。
ステップS114およびステップS116の後、制御装置100のCPUは、過給機30の回転速度の算出用の空気量Qr2を算出する(ステップS117)。具体的には、ステップS114で算出された空気量の増加時におけるなまし処理で算出された空気量、または、ステップS116で算出された空気量の減少時におけるなまし処理で算出された空気量を、過給機30の回転速度の算出用の空気量Qr2として選択する。
次に、制御装置100のCPUは、吸気温度センサ105からの検出信号を用いて、過給前吸気温度T1を算出する(ステップS121)。そして、制御装置100のCPUは、数式(1)を用いて、修正空気量Qcを算出する(ステップS122)。なお、標準状態を15℃として、273.15+15=288.15(K)とする。
次に、制御装置100のCPUは、過給圧センサ107からの検出信号を用いて、過給圧P3を算出し(ステップS131)、過給機前圧力センサ108からの検出信号を用いて、過給前空気圧力P1を算出し(ステップS132)、圧力比P3/P1を算出する(ステップS133)。なお、過給機前圧力センサ108を備えずに、大気圧センサを備え、大気圧P0を検出し、過給前空気圧力P1に替えて、大気圧P0を代用するようにしてもよい。大気圧センサは、たとえば、制御装置100の内部に備えるようにするが、他の位置に備えるようにしてもよい。
次に、制御装置100のCPUは、修正空気量Qcおよび圧力比P3/P1から過給機30の回転速度を算出する(ステップS141)。
図6は、この実施の形態における過給機30の回転速度を求めるためのマップである。図6を参照して、横軸は、修正空気量Qcを示し、縦軸は圧力比P3/P1を示す。a1からa7は、それぞれ、過給機30の回転速度を示す。たとえば、白丸のプロットを繋いだ等回転速度線は、過給機30の回転速度がa4であるときの修正空気量Qcと、圧力比P3/P1との関係を示す。なお、このマップの左上の領域は過給機30がサージングを起こすサージ領域である。
たとえば、算出された修正空気量Qcおよび圧力比P3/P1からマップ上の点が定まる。この定められた点と等回転速度線との位置関係によって回転速度が算出される。たとえば、定められた点の回転速度が、その点を挟む2つの等回転速度線のそれぞれに対応する2つの回転速度から補間によって算出される。
図3に戻って、制御装置100のCPUは、過給機30の回転速度から、ターボ軸受43の要求油圧を算出する(ステップS151)。その後、制御装置100のCPUは、実行する処理をこの要求油圧算出処理の呼出元の上位の処理に戻す。
図7は、この実施の形態における過給機30の回転速度とターボ軸受43の必要油圧との関係を示す図である。図7を参照して、横軸は過給機30の回転速度を示し、縦軸は必要油圧を示す。図7の線によって、過給機30の回転速度から、その回転速度のときの必要油圧が定まる。この必要油圧が、ターボ軸受43の要求油圧となる。
図8は、この実施の形態におけるエンジン1の各部品のエンジン1の回転速度と必要油圧との関係を示す図である。図8を参照して、横軸は、エンジン1の回転速度を示し、縦軸は、油圧を示す。部品Aから部品Hの線は、各部品のエンジン1の回転速度と必要油圧との関係を示す線である。フル吐出の線は、エンジン1の回転速度に対してオイルポンプ57が出力可能な最大の油圧を示す線である。
各部品ともエンジン1の回転速度の変化に伴って必要油圧が変化する。過給機30のターボ軸受43は、これらの各部品のうちの1つである。図中の矢印は、ある回転速度における各部品の必要油圧のうちの最大の必要油圧を示し、この最大の必要油圧が、オイルポンプ57への要求油圧とされる。
[第1実施形態の変形例]
前述した第1実施形態においては、AFM104によって検出された実空気量Qrに対して応答遅れを反映し、なまし処理を実行して、修正空気量Qcを算出し、この修正空気量Qcから過給機30の回転速度を算出し、この回転速度から要求油圧を算出するようにした。
前述した第1実施形態においては、AFM104によって検出された実空気量Qrに対して応答遅れを反映し、なまし処理を実行して、修正空気量Qcを算出し、この修正空気量Qcから過給機30の回転速度を算出し、この回転速度から要求油圧を算出するようにした。
第1実施形態の変形例においては、AFM104によって検出された実空気量Qrに対しては、応答遅れの反映やなまし処理は実行せず、修正空気量Qcを算出し、この修正空気量Qcから過給機30の回転速度Nを算出し、この回転速度に対して応答遅れを反映し、なまし処理を実行して、修正回転速度を算出し、この修正回転速度から要求油圧を算出する。
図9は、第1実施形態の変形例における要求油圧算出処理の流れを示すフローチャートである。この要求油圧算出処理は、制御装置100のCPUによって、上位の処理から所定周期Tごとに呼出されて実行される。図9を参照して、ステップS111およびステップS121は、図3と共通であるので、重複する説明は繰返さない。
ステップS122Aは、図3のステップS122と用いる数式が異なる。制御装置100のCPUは、数式(2)を用いて、修正空気量Qcを算出する(ステップS122A)。
ステップS131からステップS141は、図3と共通である。制御装置100のCPUは、ステップS141で算出された過給機30の回転速度Nが、メモリに記憶された前回の回転速度Npと比較して増加しているか否かを判断する(ステップS142)。
過給機30の回転速度Nが増加している(ステップS142でYES)と判断した場合、制御装置100のCPUは、回転速度Nに対して、回転速度増加時用の応答遅れを反映し、回転速度Nc1とし(ステップS143)、回転速度の増加時における回転速度のなまし処理を実行する(ステップS144)。回転速度の応答遅れの反映およびなまし処理の実行については、図3における、空気量の応答遅れの反映およびなまし処理の実行と同様の方法で実行する。
一方、過給機30の回転速度Ncが増加していない(ステップS142でNO)と判断した場合、制御装置100のCPUは、回転速度Nに対して、回転速度減少時用の応答遅れを反映し、回転速度Nc1とし(ステップS145)、回転速度の減少時における回転速度のなまし処理を実行する(ステップS146)。
制御装置100のCPUは、過給機30の修正回転速度を算出する(ステップS147)。具体的には、ステップS144で算出された回転速度の増加時におけるなまし処理で算出された回転速度、または、ステップS146で算出された回転速度の減少時におけるなまし処理で算出された回転速度を、過給機30の修正回転速度Ncとして選択する。
制御装置100のCPUは、図3のステップS151と同様、過給機30の修正回転速度Ncから、ターボ軸受43の要求油圧を算出する(ステップS151A)。その後、制御装置100のCPUは、実行する処理をこの要求油圧算出処理の呼出元の上位の処理に戻す。
[第2実施形態]
従来、吸気を過給する過給機30付きのエンジン1の過給機30の連結軸42に供給する潤滑油の油圧の制御における要求油圧の算出において、エンジン1の吸気量が多いほど、ターボ回転時定数を小さくする場合があった。
従来、吸気を過給する過給機30付きのエンジン1の過給機30の連結軸42に供給する潤滑油の油圧の制御における要求油圧の算出において、エンジン1の吸気量が多いほど、ターボ回転時定数を小さくする場合があった。
しかし、そのようにした場合、過給機30の下流の吸気を上流に還流するABV23からの還流を考慮していないため、ABV23が開いているときは、吸気量を正しく検出できず、要求油圧を正しく算出できない虞がある。
そこで、この開示に係る制御装置100のCPUは、AFM104によって検出された吸気量を用いて過給機30の回転速度を算出し、算出された回転速度を用いて要求油圧を算出し、算出された要求油圧を用いて潤滑油の油圧を制御し、要求油圧の算出において、過給機30によって過給された吸気を過給機30の上流に還流するためのABV23が開けられているときは、制御装置100のメモリに記憶されたABV23が開けられる前の所定期間の要求油圧を用いる。
これにより、ABV23が開けられる前の所定期間の要求油圧が用いられずに要求油圧が算出される場合と比較して、より正確に要求油圧を算出することができる。
以下、この実施の形態での制御について説明する。図10は、第2実施形態における要求油圧算出処理の流れを示すフローチャートである。この要求油圧算出処理は、制御装置100のCPUによって、上位の処理から所定周期Tごとに呼出されて実行される。図10を参照して、ステップS111からステップS141は、図9と共通であるので、重複する説明は繰返さない。
ステップS141の後、制御装置100のCPUは、図3のステップS151と同様、過給機30の回転速度Nから、ターボ軸受43の要求油圧を算出する(ステップS151B)。
ステップS151Bの後、制御装置100のCPUは、ABV23が前回の制御周期で閉であり、かつ、今回の制御周期で閉である(ABV23が閉のままである)か否かを判断する(ステップS161)。ABV23が閉のままである(ステップS161でYES)と判断した場合、制御装置100のCPUは、ステップS151Bで算出された過給機30の仮の要求油圧を、最終的な過給機30の要求油圧として算出し(ステップS162)、算出した今回の要求油圧を、所定期間の要求油圧の履歴の最新値として制御装置100のメモリに保存する(ステップS163)。
ABV23が閉のままでない(ステップS161でNO)と判断した場合、制御装置100のCPUは、ABV23が前回の制御周期で閉であり、かつ、今回の制御周期で開である(ABV23が閉から開に変化した)か否かを判断する(ステップS171)。図6で示したように、サージ領域に入ると吸気がサージングを起こす。このため、空気量および圧力比を監視し、サージ領域に入りそうになった場合、制御装置100は、ABV23を閉から開に変化させるよう制御する。
ABV23が閉から開に変化した(ステップS171でYES)と判断した場合、制御装置100のCPUは、所定期間の要求油圧の履歴の最大値を算出し、算出した要求油圧を、最終的な過給機30の要求油圧として算出する(ステップS172)。
図11は、この実施の形態における所定期間の要求油圧の履歴から最大値を算出することを説明するための図である。図11を参照して、横軸は時刻を示し、縦軸は要求油圧を示す。プロットは、要求油圧の履歴の値を示す。たとえば、図で示している期間が、履歴を記憶している所定期間であるとする。ABV23が開となったときの要求油圧を最終的な要求油圧とした場合、低い油圧となってしまう場合がある。しかし、所定期間の履歴から最も高い要求油圧を、最終的な要求油圧とした場合、高い油圧となり、実際に必要な油圧よりも要求油圧が低いことに起因する不具合を回避することができる。所定期間は長すぎると、演算負荷が大きくなる一方、短すぎると、高い要求油圧を保持できなくなるため、実機で問題のない程度の回数とすることが望ましい。
図12は、この実施の形態におけるABV23の開閉と他の値の変化との関係を示す図である。図12を参照して、時刻t2になる前から、スロットルバルブ29の開度が急激に減少しても、過給圧P3、AFM104により検出される空気量、および、過給機30の回転速度は、上昇し続ける。時刻t2において、過給圧P3が所定圧力に達すると、ABV23が閉から開とされる。
これにより、過給圧P3およびAFM104により検出される空気量は減少するが、過給機30の回転速度はすぐには減少しない。このため、過給機30の回転速度を低く算出すると、要求油圧を低く算出してしまい、ターボ軸受43で実際に必要な油圧を確保できない。
この実施の形態においては、ステップS172のように要求油圧を算出するので、要求油圧を低く算出してしまうことを回避でき、ターボ軸受43で実際に必要な油圧を確保することができる。
図10に戻って、ABV23が閉から開に変化していない(ステップS171でNO)と判断した場合、制御装置100のCPUは、ABV23が前回の制御周期で開であり、かつ、今回の制御周期で開である(ABV23が開のままである)か否かを判断する(ステップS181)。ABV23が開のままである(ステップS181でYES)と判断した場合、制御装置100のCPUは、前回の要求油圧(保持油圧)を今回の最終的な過給機30の要求油圧として算出する(ステップS182)。
図12を再び参照して、時刻t2から時刻t3の間は、ABV23が開のままである。この間は、要求油圧は、保持油圧で一定とされる。
図10に戻って、ABV23が開のままでない(ステップS181でNO)と判断した場合、制御装置100のCPUは、ABV23が前回の制御周期で開であり、かつ、今回の制御周期で閉である(ABV23が開から閉に変化した)か否かを判断する(ステップS191)。ABV23が開から閉に変化した(ステップS191でYES)と判断した場合、制御装置100のCPUは、前回の要求油圧(保持油圧)を、仮の要求油圧へなまし、なました要求油圧を最終的な過給機30の要求油圧として算出する(ステップS192)。
図12を再び参照して、時刻t3において、ABV23が開から閉とされると、過給機30の回転速度は下がり続けるため、過給機30の回転速度から要求油圧を算出すると、図12(F)の破線のような要求油圧となってしまう。このため、時刻t3以降において、時刻t3までの保持油圧からの段差が大きくなってしまうため、算出された要求油圧をなます。
ステップS192でのなましは、たとえば、以下のように実行する。この要求油圧算出処理の実行周期は、所定周期Tである。なまし時定数をτとした場合、なまし回数=τ/Tとする。ABV23が開から閉となった、油圧保持が解除されて初回の演算においては、今回の制御周期における油圧の差Δ=(計算される油圧)−(保持油圧)、である。今回のなまし油圧=Δ/(τ/T)+(保持油圧)、である。2回目以降の演算においては、今回の制御周期における油圧の差Δ=(計算される油圧)−(前回のなまし油圧)、である。今回のなまし油圧=Δ/(τ/T)+(前回のなまし油圧)、である。なまし終了タイミングは、Δが所定値(たとえば、0)以下となったタイミングである。
図10に戻って、ABV23が開から閉に変化していない(ステップS191でNO)と判断した場合、ステップS163の後、ステップS172の後、ステップS182の後、および、ステップS192の後、制御装置100のCPUは、実行する処理をこの処理の呼出元の上位の処理に戻す。
[変形例]
(1) 前述した実施の形態においては、過給機30のコンプレッサ32の出口と入口とを連結するバイパス管の途中に、ABV23が設けられるようにした。しかし、これに限定されず、ABV23が設けられないようにしてもよい。
(1) 前述した実施の形態においては、過給機30のコンプレッサ32の出口と入口とを連結するバイパス管の途中に、ABV23が設けられるようにした。しかし、これに限定されず、ABV23が設けられないようにしてもよい。
(2) 前述した実施の形態においては、図10のステップS172,ステップS182およびステップS192で示したように、ABV23が開となる前の所定期間の要求油圧を履歴として保持して、保持している要求油圧を用いて最終的な過給機30の要求油圧を算出するようにした。
しかし、これに限定されず、ABV23が開となる前の所定期間の過給機30の回転速度を履歴として保持して、保持している回転速度を用いて最終的な過給機30の要求油圧を算出するようにしてもよい。
また、ABV23が開となる前の所定期間のAFM104によって検出された空気量を履歴として保持して、保持している空気量を用いて最終的な過給機30の要求油圧を算出するようにしてもよい。
[まとめ]
(1−1) 図1および図2で示したように、制御装置100は、過給機30付きのエンジン1を制御し、エンジン1の吸気量を検出するAFM104と、過給機30の回転速度を用いて過給機30のターボ軸受43に供給する潤滑油の油圧を制御するCPUを備える。図3および図9で示したように、制御装置100のCPUは、AFM104によって検出された吸気量を用いて過給機30の回転速度を算出し(ステップS141)、算出された回転速度を用いて要求油圧を算出し(ステップS151,ステップS151A)、算出された要求油圧を用いて潤滑油の油圧を制御し、回転速度の算出において、吸気量の変化と回転速度の変化とのタイムラグを反映する(ステップS112からステップS122,ステップS142からステップS147)。
(1−1) 図1および図2で示したように、制御装置100は、過給機30付きのエンジン1を制御し、エンジン1の吸気量を検出するAFM104と、過給機30の回転速度を用いて過給機30のターボ軸受43に供給する潤滑油の油圧を制御するCPUを備える。図3および図9で示したように、制御装置100のCPUは、AFM104によって検出された吸気量を用いて過給機30の回転速度を算出し(ステップS141)、算出された回転速度を用いて要求油圧を算出し(ステップS151,ステップS151A)、算出された要求油圧を用いて潤滑油の油圧を制御し、回転速度の算出において、吸気量の変化と回転速度の変化とのタイムラグを反映する(ステップS112からステップS122,ステップS142からステップS147)。
これにより、検出された吸気量の変化と回転速度の変化とのタイムラグが反映されて、吸気量を用いて過給機30の回転速度が算出され、算出された回転速度が用いられてターボ軸受43に供給する潤滑油の油圧の制御における要求油圧が算出される。その結果、タイムラグが反映されない場合と比較して、より正確に要求油圧を算出することができる。
(1−2) 図3および図9で示したように、制御装置100のCPUは、AFM104によって検出される空気量または過給機30の回転速度の増加時または減少時用の遅れを反映して、空気量または回転速度を算出する(ステップS113,ステップS115,ステップS143,ステップS145)。これにより、空気量または回転速度の応答遅れを減少させることができる。
(1−3) 図3および図9で示したように、制御装置100のCPUは、空気量または過給機30の回転速度のなまし処理を実行する(ステップS114,ステップS116,ステップS144,ステップS146)。要求油圧が低い場合は、ターボ軸受43の油膜切れなどにより、エンジン1が破損に至る。この実施の形態によれば、算出される過給機30の回転速度を高く維持することができ、要求油圧を高くすることができるので、エンジン1を安定して運転することができる。
(1−4) 図3および図9で示したように、空気量の増加時および減少時で、要求油圧が早く低くなりすぎないように、なまし時定数を異ならせるようにする。これにより、空気量の増加時および減少時の両方において、要求油圧が早く低くなりすぎないようにすることができる。
(2−1) 図1および図2で示したように、制御装置100は、過給機30付きのエンジン1を制御し、過給機30の上流側の吸気量を検出するAFM104と、過給機30の回転速度を用いてターボ軸受43に供給する潤滑油の油圧を制御するCPUと、CPUによる油圧の制御に用いられる要求油圧を記憶するメモリとを備える。図10で示したように、制御装置100のCPUは、AFM104によって検出された吸気量を用いて過給機30の回転速度を算出し(ステップS141)、算出された回転速度を用いて要求油圧を算出し(ステップS151B)、算出された要求油圧を用いて潤滑油の油圧を制御し、要求油圧の算出において、過給機30によって過給された吸気を過給機30の上流に還流するためのABV23が開けられているときは、メモリに記憶されたABV23が開けられる前の所定期間の要求油圧を用いる(ステップS172,ステップS182,ステップS192)。
これにより、ABV23が開けられる前の所定期間の要求油圧が用いられずに要求油圧が算出される場合と比較して、より正確に要求油圧を算出することができる。
(2−2) 図10および図12で示したように、ABV23が開から閉に変化した場合、制御装置100のCPUは、前回の要求油圧を、仮の要求油圧へなまし、なました要求油圧を最終的な過給機30の要求油圧とする。これにより、ABV23が開から閉に変化したときに、要求油圧に段差ができないようにすることができる。
今回開示された各実施の形態は、適宜組合わせて実施することも予定されている。そして、今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 エンジン、10 エンジン本体、12 気筒、14 デリバリパイプ、16 インジェクタ、20 エアクリーナ、22 第1吸気管、23 ABV、24 第2吸気管、26 インタークーラ、27 第3吸気管、28 吸気マニホールド、29 スロットルバルブ、30 過給機、32 コンプレッサ、34 コンプレッサホイール、36 タービン、38 タービンホイール、40 可変ノズル機構、42 連結軸、43 ターボ軸受、50 排気マニホールド、52 第1排気管、54 第2排気管、55 オイルパン、56 オイルフィルタ、57 オイルポンプ、58 オイルクーラ、59 エンジン部品、100 制御装置、102 エンジン回転速度センサ、103 アクセルペダルポジションセンサ、104 AFM、105,106 吸気温度センサ、107 過給圧センサ、108 過給機前圧力センサ、111 油温センサ、112 油圧センサ。
Claims (1)
- ターボ式過給機付きの内燃機関を制御する制御装置であって、
前記内燃機関の吸気量を検出する検出部と、
前記ターボ式過給機の回転速度を用いて前記ターボ式過給機の軸受に供給する潤滑油の油圧を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、
前記検出部によって検出された前記吸気量を用いて前記ターボ式過給機の回転速度を算出し、
算出された前記回転速度を用いて要求油圧を算出し、
算出された前記要求油圧を用いて前記潤滑油の油圧を制御し、
前記回転速度の算出において、前記吸気量の変化と前記回転速度の変化とのタイムラグを反映する、制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020007427A JP2021113546A (ja) | 2020-01-21 | 2020-01-21 | 制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020007427A JP2021113546A (ja) | 2020-01-21 | 2020-01-21 | 制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021113546A true JP2021113546A (ja) | 2021-08-05 |
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ID=77076778
Family Applications (1)
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JP2020007427A Pending JP2021113546A (ja) | 2020-01-21 | 2020-01-21 | 制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2021113546A (ja) |
-
2020
- 2020-01-21 JP JP2020007427A patent/JP2021113546A/ja active Pending
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