JP2021113480A - 屋根構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋根構造において、折板と破風との間で折板の熱伸縮を吸収する。【解決手段】母屋21に固定されるZクリップ12と、Zクリップ12と共に母屋21に固定される破風受金物13と、Zクリップ12に設けられ、軒棟方向に進退可能なシームタブ14と、軒棟方向に延び、桁行方向外側の端部がシームタブ14に固定される折板15と、下端部が外壁面に固定され、上端部が破風受金物13に固定される破風16と、軒棟方向に延び、桁行方向内側の端部が折板15と共にシームタブ14に固定され、桁行方向外側の端部が破風16のうち破風受金物13に固定される部分を覆う破風受カバー17と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、屋根構造に関するものである。
金属屋根の一つに折板を用いた工法がある。折板は、軒棟方向に沿って延びる鋼板であり、ロール成形機によって所定の断面形状となるように加工されている。各折板が金具を介して母屋に固定されると共に、特許文献1に示されるように、桁行方向に隣接した折板の端部同士を重ね合わせ、はぜ締めによって双方が連結されることで、屋根葺きが行なわれる。
特開2018−168555号公報
折板は、温度変化によって長手方向に熱伸縮する。屋根の妻側には破風を設けるが、破風は壁に固定されるため、桁行方向の最端にある折板と破風との間で、折板の熱伸縮を吸収するための対策が必要となる。
本発明の課題は、屋根構造において、折板と破風との間で折板の熱伸縮を吸収することである。
本発明の一態様に係る屋根構造は、
母屋に固定される折板受部材と、
折板受部材と共に母屋に固定される破風受部材と、
折板受部材に設けられ、軒棟方向に進退可能な可動吊子と、
軒棟方向に延び、桁行方向外側の端部が可動吊子に固定される折板と、
下端部が外壁面に固定され、上端部が破風受部材に固定される破風と、
軒棟方向に延び、桁行方向内側の端部が折板と共に可動吊子に固定され、桁行方向外側の端部が破風のうち破風受部材に固定される部分を覆うカバー部材と、を備える。
本発明によれば、折板は軒棟方向に進退可能な可動吊子に固定され、破風は破風受部材に固定されている。したがって、折板が熱伸縮するときに可動吊子が追従し、この可動吊子の進退によって、折板と破風との間で折板の熱伸縮を吸収することができる。
屋根構造を示す図である。 Zクリップの単品図である。 破風受金物の単品図である。 シームタブの単品図である。 組み付け部分の拡大図である。 軒棟方向の下端部を示す図である。 すが漏れについて説明した図である。 すが漏れ対策のための屋根構造を示す図である。 屋根構造の斜視図である。 継目部分の拡大図である。 勾配下端側区画の設定について説明した図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図面は模式的なものであって、現実のものとは異なる場合がある。また、以下の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであり、構成を下記のものに特定するものでない。すなわち、本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《一実施形態》
《構成》
図1は、屋根構造を示す図である。
ここでは、軒棟方向上側から見た図を示す。屋根構造11は、工場、倉庫、店舗、施設等に採用される金属屋根である。屋根構造11は、Zクリップ12(折板受部材)と、破風受金物13(破風受部材)と、シームタブ14(可動吊子)と、折板15と、破風16と、破風受カバー17(カバー部材)と、カバークリップ18(クリップ部材)と、を備える。
Zクリップ12は、母屋21に対してスクリューボルト22で固定されている。破風受金物13は、母屋21に対してZクリップ12と共にスクリューボルト22で固定されている。シームタブ14は、Zクリップ12に設けられ、軒棟方向に進退可能である。折板15は、軒棟方向に延び、桁行方向外側の端部がシームタブ14に対してはぜ締めによって固定されている。破風16は、下端部が破風アダプタ23を介して外壁面24に対して固定され、上端部が破風受金物13に対してロックリベット25で固定されている。破風受カバー17は、軒棟方向に延び、桁行方向内側の端部がシームタブ14に対して折板15と共にはぜ締めによって固定され、桁行方向外側の端部が破風16のうち破風受金物13に固定される部分を覆っている。カバークリップ18は、破風受金物13に対して破風16と共にロックリベット25で固定され、破風受カバー17における桁行方向外側の端部を保持している。
折板15は、例えばガルバリウム鋼板(登録商標)によって成形され、ロール成形機によって所定の断面形状となるように加工されている。ここでは、折板15の全体の図示を省略するが、軒棟方向から見て、断面形状が上下反転した略ハット形状となるように成形されている。なお、折板15の下面側には、不燃材料を使用した断熱材や防湿シートを設けている。また、桁行方向に隣接した折板15同士の接続は、互いの端部同士をシームタブ14に対してはぜ締めによって固定しているものとする。桁行方向に隣接した折板15同士の接続については、後述する折板15と破風受カバー17との接続と同様であるため、説明は省略する。
図2は、Zクリップの単品図である。
Zクリップ12は、軒棟方向上側から見て、略「Z」字状となるように、例えば一枚の板材を曲げ加工して成形されている。Zクリップ12は、折板受下板部31と、折板受立板部32と、折板受上板部33と、を備える。
折板受下板部31は、軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、略中央には、厚さ方向に貫通した丸穴34が形成されている。この丸穴34にスクリューボルト22が挿通され、折板受下板部31が母屋21に固定される。
折板受立板部32は、軒棟方向及び上下方向を面方向とし、折板受下板部31における桁行方向外側の端部から斜め上方に、つまり上方且つ桁行方向内側に向かって延びている。
折板受上板部33は、軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、折板受立板部32の上端から桁行方向外側に向かって延びており、略中央には、厚さ方向に貫通し、且つ軒棟方向に沿った長穴35が形成されている。この長穴35にシームタブ14が挿通され、シームタブ14の軒棟方向の進退が許容される。
図3は、破風受金物の単品図である。
破風受金物13は、軒棟方向上側から見て、略「C」字状となるように、例えば一枚の板材を曲げ加工して成形されている。破風受金物13は、破風受下板部36と、破風受立板部37と、破風受上板部38と、を備える。
破風受下板部36は、軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、軒棟方向の略中央には、厚さ方向に貫通した丸穴39が形成されている。この丸穴39にスクリューボルト22が挿通され、破風受下板部36が母屋21に固定される。具体的には、母屋21と折板受下板部31との間に破風受下板部36が挟まれて固定され、このとき破風受下板部36が折板受立板部32よりも桁行方向外側に向かって延びるように、寸法や丸穴39の位置が設定されている。
破風受立板部37は、軒棟方向及び上下方向を面方向とし、破風受下板部36における桁行方向外側の端部から斜め上方に、つまり上方且つ桁行方向内側に向かって延び、軒棟方向の略中央には、厚さ方向に貫通した丸穴40が形成されている。この丸穴40にロックリベット25が差し込まれ、ロックリベット25をかしめることで桁行方向外側の面に破風16の上端部が固定される。
破風受上板部38は、軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、破風受立板部37の上端から桁行方向内側に向かって延びており、折板受上板部33よりも下方に配置され、折板受立板部32に干渉することもない。
図4は、シームタブの単品図である。
シームタブ14は、軒棟方向上側から見て、上下反転した略「T」字状となるように、例えば一枚の板材を曲げ加工して成形されている。シームタブ14は、吊子下板部41と、吊子立板部42と、はぜ締め部43と、を備える。
吊子下板部41は、軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、折板受上板部33と破風受上板部38との間に配置され、桁行方向の幅寸法が長穴35よりも大きい。吊子下板部41は、板材を重ねることで二枚分の厚さとなるように曲げ加工されており、且つ軒棟方向の略中央には、強度を高めるために下方に押し出され、桁行方向に沿ったビード44が形成されている。
吊子立板部42は、軒棟方向及び上下方向を面方向とし、吊子下板部41の上面から上方に向かって延びる。吊子立板部42は、上側の略半分が一枚分の厚さであり、下側の略半分は、板材を重ねることで二枚分の厚さとなるように曲げ加工されている。
はぜ締め部43は、吊子立板部42の先端部であり、吊子立板部42の上端から斜め下方に、つまり下方且つ桁行方向内側に向かって延びる。吊子立板部42における桁行方向外側の面から、桁行方向内側に最も出っ張ったはぜ締め部43の先端までの、桁行方向の距離Dは、長穴35の幅寸法よりも僅かに狭く設定されている。長穴35に挿通されて折板受上板部33よりも上方に突出したはぜ締め部43に対して、折板15における桁行方向外側の端部、及び破風受カバー17における桁行方向内側の端部の双方がはぜ締めされる。
図5は、組み付け部分の拡大図である。
破風16は、破風上板部51と、破風固定用立板部52と、を備える。
破風上板部51は、軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、破風受下板部36と略同等の高さに配置される。
破風固定用立板部52は、軒棟方向及び上下方向を面方向とし、破風上板部51における桁行方向内側の端部から破風受立板部37に沿って斜め上方に、つまり上方且つ桁行方向内側に向かって延びている。破風固定用立板部52は、軒棟方向に沿った所定間隔で、厚さ方向に貫通した丸穴(図示省略)が形成されている。この丸穴にロックリベット25が差し込まれ、ロックリベット25をかしめることで破風受立板部37に対して破風固定用立板部52が固定される。
カバークリップ18は、軒棟方向上側から見て、左右反転した略「L」字状となるように、例えば一枚の板材を曲げ加工して成形されている。カバークリップ18は、クリップ固定用立板部55と、クリップ下板部56と、を備える。
クリップ固定用立板部55は、軒棟方向及び上下方向を面方向とし、軒棟方向の略中央には、厚さ方向に貫通した丸穴(図示省略)が形成されている。この丸穴にロックリベット25が差し込まれ、ロックリベット25をかしめることで破風固定用立板部52を挟んだ状態で破風受立板部37に対してクリップ固定用立板部55が固定される。
クリップ下板部56は、軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、破風上板部51よりも上方でクリップ固定用立板部55の下端から桁行方向外側に向かって延び、下面側に破風受カバー17における桁行方向外側の端部が軒棟方向に進退可能な状態で引っ掛けられる。クリップ下板部56における桁行方向外側の先端は、下方に折り返して桁行方向内側へ向かう鉤状に形成されている。
破風受カバー17は、カバー差込部57を備える。
カバー差込部57は、軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、破風受カバー17における桁行方向外側の端部から桁行方向内側に向かって延び、クリップ下板部56の下面側に差し込まれる。カバー差込部57における桁行方向内側の先端は、上方に折り返して桁行方向外側へ向かう鉤状に形成されている。したがって、カバー差込部57を引き抜こうとすると、クリップ下板部56における鉤状の先端とカバー差込部57における鉤状の先端とが干渉し、引き抜きが阻止又は抑制される。
なお、軒棟方向に隣接した破風受カバー17同士の接続は、軒棟方向下側(水下側)の破風受カバー17が下になるように互いの端部を重ね合わせる。また、その継目をブライドリベットによって固定し、且つコーキング剤を充填する。
次に、組み付けについて説明する。
Zクリップ12、破風受金物13、シームタブ14、及びカバークリップ18を一セットとし、これらを軒棟方向に沿って所定間隔で固定してゆく。先ずZクリップ12の長穴35に下方からシームタブ14の吊子立板部42を挿通し、このZクリップ12を破風受金物13に重ね合わせてスクリューボルト22で固定する。長穴35に対してシームタブ14には遊びがあるが、Zクリップ12の破風受上板部38によってシームタブ14の脱落が抑制される。次に、破風受金物13に破風16の破風固定用立板部52とカバークリップ18のクリップ固定用立板部55とを重ね合わせてロックリベット25で固定する。
次に、シームタブ14のはぜ締め部43に対して、折板15における桁行方向外側の端部と破風受カバー17における桁行方向内側の端部とを引っ掛ける。このとき、折板15及び破風受カバー17によってシームタブ14が吊り上げられる。次に、破風受カバー17におけるカバー差込部57を、カバークリップ18におけるクリップ下板部56の下面側に差し込む。そして、ルーフランナ81(図9参照)によって、シームタブ14のはぜ締め部43に対して、折板15における桁行方向外側の端部と破風受カバー17における桁行方向内側の端部とをはぜ締めする。ルーフランナ81は、電動工具であり、シームタブ14のはぜ締め部43に跨った状態で軒棟方向に沿って移動しながら、自動ではぜ締めを行なってゆく。すなわち、折板15における桁行方向外側の端部と、シームタブ14におけるはぜ締め部43と、破風受カバー17における桁行方向内側の端部と、を重ねた状態で折り曲げてゆくことで、はぜ締めを行なう。
図6は、軒棟方向の下端部を示す図である。
折板15における軒棟方向の下端には、軒面戸61が嵌め込まれる。軒面戸61の上端部は、折板15における軒棟方向下側の端部にスクリューボルトで固定される。軒面戸61の下端部は、図示しない面戸アダプタを介して外壁面に対して固定される。破風16における軒棟方向下側の端部、及び軒面戸61における桁行方向外側の端部には、角包み62が嵌め込まれ、夫々の継目をブライドリベットによって固定し、且つコーキング剤を充填する。
次に、軒棟方向の予め定めた勾配下端側区画で実施されるすが漏れ対策について説明する。
図7は、すが漏れについて説明した図である。
多雪寒冷地において積雪がある場合、屋内からの暖気によって折板15の上面、及び破風16における桁行方向内側の上面に、融雪水が生じる。一方、破風16における桁行方向外側の端部、及び軒棟方向下側の端部や、また軒先は、吹きさらしの状態であるため、融雪水が凍結して氷堤やつららが形成されやすい。このように氷堤が形成されると、折板15の上面、及び破風16における桁行方向内側の上面に、融雪水が滞留する。滞留した融雪水は、破風受カバー17と破風16の破風上板部51との隙間から破風受カバー17内に侵入し、破風受金物13を越えてすが漏れを生じさせてしまう。
図8は、すが漏れ対策のための屋根構造を示す図である。
破風16は、破風立板部53を備える。
破風立板部53は、軒棟方向及び上下方向を面方向とし、破風上板部51における桁行方向外側の端部から下方に向かって延びる。
軒棟方向の予め定めた勾配下端側区画では、カバークリップ18が省略され、破風受カバー17における桁行方向外側の端部が、破風上板部51に沿って桁行方向外側に向かって延長され、且つ破風立板部53における桁行方向外側の面に固定される。具体的には、破風受カバー17は、第一の延長部71と、第二の延長部72と、を備える。
第一の延長部71は、軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、破風上板部51の上面に沿って設けられ、軒棟方向上側の端部のうち桁行方向の外側及び内側には、夫々、厚さ方向に貫通した丸穴(図示省略)が形成されている。これらの丸穴にロックリベット25が差し込まれ、ロックリベット25をかしめることで破風上板部51に対して第一の延長部71が固定される。
第二の延長部72は、軒棟方向及び上下方向を面方向とし、第一の延長部71における桁行方向外側の端部から下方に向かって延び、破風立板部53における桁行方向外側の面に沿って設けられている。第二の延長部72には、軒棟方向に沿って所定間隔で、厚さ方向に貫通した丸穴(図示省略)が形成されている。これらの丸穴にロックリベット25が差し込まれ、ロックリベット25をかしめることで破風立板部53に対して第二の延長部72が固定される。
図9は、屋根構造の斜視図である。
図中、破風受カバー17にはドットの網掛けを施している。第一の延長部71と破風上板部51との間、及び第二の延長部72と破風立板部53との間には、予め定めた領域にシーリング材及びコーキング剤を充填する。図中、シーリング材及びコーキング剤を充填する領域にはハッチングを施している。シーリング材はテープ状に加工されており、施工部分に貼り付けて使用される。コーキング剤はペースト状であり、コーキングガンを使用して施工部分に充填される。シーリング材は、丸穴と重なるように貼付され、ロックリベット25で貫通させる。図8では便宜的にテープ状のシーリング材78だけを図示している。
シーリング材及びコーキング剤を充填する領域は、第一の延長部71と破風上板部51との間のうち、まず第一の延長部71における桁行方向内側の端部73全周である。さらに、第一の延長部71における桁行方向外側の端部74全周、及び第一の延長部71における軒棟方向上側の端部75全周である。さらに、第二の延長部72と破風立板部53との間のうち、第二の延長部72の下端部76全周、及び第二の延長部72における軒棟方向上側の端部77全周である。
図10は、継目部分の拡大図である。
ここでは、図9におけるAの部分を軒棟方向の上側から見た状態を示す。破風受カバー17のうち、第一の延長部71よりも桁行方向内側で、且つ勾配下端側区画における軒棟方向の上端には、シーリング材及びコーキング剤が充填され閉塞されている。ここでは便宜的にコーキング剤79だけを図示している。
すが漏れ対策として、破風受カバー17に第一の延長部71及び第二の延長部72を設けているのは、勾配下端側区画だけである。
図11は、勾配下端側区画の設定について説明した図である。
図中の(a)は、勾配下端側区画における軒棟方向の長さLについて説明した図である。勾配下端側区画は、屋根勾配θ、破風受金物13の高さd、及び氷堤によって破風16の上面及び折板15の上面に融雪水が滞留するときの最大想定深さHに応じて、勾配下端側区画が設定される。勾配下端側区画は、下記の式により、軒棟方向の下端からの長さLとして設定される。最大想定深さHは、経験に基づいた値である。
L={H×√(1+tanθ)−d}×(1/tanθ)
図中の(b)は、勾配下端側区画の長さLを求めた表である。破風受金物13の高さdは、例えば0.037mとする。融雪水の最大想定深さHは、経験値に基づいた値であり、例えば0.10〜0.15mの範囲とする。屋根勾配θは、例えば1/10〜1/50の範囲とする。この実施例によれば、屋根勾配θが1/50で、且つ融雪水の最大想定深さHが0.14〜0.15mのときに、勾配下端側区画の長さLが5mを超え、それ以外は勾配下端側区画の長さLが5m未満となる。多雪寒冷地において、屋根勾配θは一般に1/50よりも大きいため、勾配下端側区画の長さLは5mあれば十分であることが分かる。したがって、勾配下端側区画は、軒棟方向の下端から5mの範囲に設定される。
《作用効果》
次に、一実施形態の主要な作用効果について説明する。
折板15は、温度変化によって長手方向に熱伸縮する。屋根の妻側には破風16を設けるが、破風16は壁に固定されるため、桁行方向の最端にある折板15と破風16との間で、折板15の熱伸縮を吸収するための対策が必要となる。
そこで、屋根構造11は、Zクリップ12と、破風受金物13と、シームタブ14と、折板15と、破風16と、破風受カバー17と、を備えている。これによれば、折板15は軒棟方向に進退可能なシームタブ14に固定され、破風16は破風受金物13に固定されている。したがって、折板15が熱伸縮するときにシームタブ14が追従し、このシームタブ14の進退によって、折板15と破風16との間で折板15の熱伸縮を吸収することができる。
具体的に、Zクリップ12は、軒棟方向上側から見て略「Z」字状となるように成形されており、折板受上板部33には、軒棟方向に沿った長穴35が形成されている。破風受金物13は、軒棟方向上側から見て略「C」字状となるように成形されており、破風受立板部37に破風16の上端部が固定される。シームタブ14は、軒棟方向上側から見て上下反転した略「T」字状となるように成形されており、長穴35に挿通されて折板受上板部33よりも上方にはぜ締め部43が突出する。このはぜ締め部43したに対して、折板15における桁行方向外側の端部、及び破風受カバー17における桁行方向内側の端部の双方がはぜ締めされる。これにより、シームタブ14の進退を許容し、折板15と破風16との間で折板15の熱伸縮を吸収することができる。
また、屋根構造11は、カバークリップ18を備える。カバークリップ18は、軒棟方向上側から見て左右反転した略「L」字状となるように成形されており、クリップ下板部56を備える。このクリップ下板部56の下面側に、破風受カバー17における桁行方向外側の端部が引っ掛けられる。破風受カバー17は、桁行方向内側の端部が折板15と共にシームタブ14に固定されているが、桁行方向外側の端部は、カバークリップ18に対して軒棟方向に進退可能な状態で引っ掛けられる。これにより、折板15が熱伸縮するときにシームタブ14及び破風受カバー17が追従し、このシームタブ14及び破風受カバー17の進退によって、折板15と破風16との間で折板15の熱伸縮を吸収することができる。
また、多雪寒冷地では、氷堤によって折板15の上面、及び破風16における桁行方向内側の上面に、融雪水が滞留することがあり、これが破風受カバー17内に侵入し、破風受金物13を越えてすが漏れを生じさせる可能性があった。
そこで、予め定めた勾配下端側区画では、カバークリップ18を省略すると共に、破風受カバー17における桁行方向外側の端部を、破風上板部51に沿って桁行方向外側に向かって延長し、且つ破風立板部53における桁行方向外側の面に固定する。これにより、融雪水が破風受カバー17内に侵入し、破風受金物13を越えるすが漏れを防止することができる。また、軒棟方向の全体で、すが漏れ対策を行なうわけではないため、コストの増大を抑制できる。なお、勾配下端側区画では、破風受カバー17を破風16に固定することで、シームタブ14の進退が規制されるが、軒棟方向の勾配下端側区画よりも上側で折板15の熱伸縮を吸収することができる。
具体的に、破風受カバー17は、第一の延長部71と、第二の延長部72と、を備える。第一の延長部71は、破風上板部51の上面に沿って設けられ、この破風上板部51に対して固定される。第二の延長部72は、破風立板部53における桁行方向外側の面に沿って設けられ、この破風立板部53に対して固定される。これにより、意匠性を低下させることなく、すが漏れを防止することができる。
第一の延長部71と破風上板部51との間、及び第二の延長部72と破風立板部53との間には、予め定めた領域にシーリング材及びコーキング剤を充填する。具体的には、第一の延長部71と破風上板部51との間のうち、第一の延長部71における桁行方向内側の端部73全周、第一の延長部71における桁行方向外側の端部74全周、及び第一の延長部71における軒棟方向上側の端部75全周である。さらに、第二の延長部72と破風立板部53との間のうち、第二の延長部72の下端部76全周、及び第二の延長部72における軒棟方向上側の端部77全周である。これにより、ロックリベット25による固定部分や軒棟方向上側の継目部分から、融雪水が破風受カバー17内に侵入することを効果的に防止することができる。
また、破風受カバー17のうち、第一の延長部71よりも桁行方向内側で、且つ勾配下端側区画における軒棟方向の上端には、シーリング材及びコーキング剤が充填され閉塞されている。これにより、軒棟方向上側の継目部分から、融雪水が破風受カバー17内に侵入することを効果的に防止することができる。
また、勾配下端側区画は、屋根勾配θ、破風受金物13の高さd、及び破風16の上面及び折板15の上面に融雪水が滞留するときの最大想定深さHに応じて、軒棟方向の下端からの長さLが設定される。これにより、すが漏れを防止するのに必要とされる長さLを容易に且つ正確に求めることができる。
具体的に、勾配下端側区画は、軒棟方向の下端から5mの長さLに設定される。これにより、多雪寒冷地における大半の建物で、すが漏れを防止することができる。また、5mよりも長くなると、特殊な曲げ加工機が必要となるが、5m以下であれば標準的な曲げ加工機で破風受カバー17を成形することができる。したがって、コストの増大を抑制できる。また、勾配下端側区画では、破風受カバー17を破風16に固定することで、シームタブ14の進退が規制されるが、勾配下端側区画が5m以下であれば、軒棟方向の勾配下端側区画よりも上側で折板15の熱伸縮を十分に吸収することができる。
《変形例》
本実施形態では、Zクリップ12、破風受金物13、シームタブ14、及びカバークリップ18を、夫々、一枚の板材を曲げ加工して成形しているが、これに限定されるものではなく、例えば複数の板材を接合して一つの部材を成形するようにしてもよい。
以上、限られた数の実施形態を参照しながら説明したが、権利範囲はそれらに限定されるものではなく、上記の開示に基づく実施形態の改変は、当業者にとって自明のことである。
11…屋根構造、12…Zクリップ、13…破風受金物、14…シームタブ、15…折板、16…破風、17…破風受カバー、18…カバークリップ、21…母屋、22…スクリューボルト、23…破風アダプタ、24…外壁面、25…ロックリベット、31…折板受下板部、32…折板受立板部、33…折板受上板部、34…丸穴、35…長穴、36…破風受下板部、37…破風受立板部、38…破風受上板部、39…丸穴、40…丸穴、41…吊子下板部、42…吊子立板部、43…はぜ締め部、44…ビード、51…破風上板部、52…破風固定用立板部、53…破風立板部、55…クリップ固定用立板部、56…クリップ下板部、57…カバー差込部、61…軒面戸、62…角包み、71…第一の延長部、72…第二の延長部、73…端部、74…端部、75…端部、76…下端部、77…端部、78…シーリング材、79…コーキング剤、81…ルーフランナ

Claims (9)

  1. 母屋に固定される折板受部材と、
    前記折板受部材と共に前記母屋に固定される破風受部材と、
    前記折板受部材に設けられ、軒棟方向に進退可能な可動吊子と、
    軒棟方向に延び、桁行方向外側の端部が前記可動吊子に固定される折板と、
    下端部が外壁面に固定され、上端部が前記破風受部材に固定される破風と、
    軒棟方向に延び、桁行方向内側の端部が前記折板と共に前記可動吊子に固定され、桁行方向外側の端部が前記破風のうち前記破風受部材に固定される部分を覆うカバー部材と、を備えることを特徴とする屋根構造。
  2. 前記折板受部材は、
    軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、前記母屋に固定される折板受下板部と、
    軒棟方向及び上下方向を面方向とし、前記折板受下板部における桁行方向外側の端部から上方に向かって延びた折板受立板部と、
    軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、前記折板受立板部の上端から桁行方向外側に向かって延び、厚さ方向に貫通し且つ軒棟方向に沿った長穴が形成されている折板受上板部と、を備え、
    前記破風受部材は、
    軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、前記母屋と前記折板受下板部との間に挟まれて固定され、前記折板受立板部よりも桁行方向外側に向かって延びた破風受下板部と、
    軒棟方向及び上下方向を面方向とし、前記破風受下板部における桁行方向外側の端部から上方に向かって延び、桁行方向外側の面に前記破風の上端部が固定される破風受立板部と、
    軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、前記破風受立板部の上端から桁行方向内側に向かって延び、前記折板受上板部よりも下方に配置される破風受上板部と、を備え、
    前記可動吊子は、
    軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、前記折板受上板部と前記破風受上板部との間に配置され、桁行方向の幅寸法が前記長穴よりも大きな吊子下板部と、
    軒棟方向及び上下方向を面方向とし、前記吊子下板部の上面から上方に向かって延び、前記長穴に挿通されて前記折板受上板部よりも上方に突出した先端部に対して、前記折板における桁行方向外側の端部、及び前記カバー部材における桁行方向内側の端部の双方がはぜ締めされる吊子立板部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の屋根構造。
  3. 前記破風受立板部に対して前記破風と共に固定され、前記カバー部材における桁行方向外側の端部を保持するクリップ部材を備え、
    前記破風は、
    軒棟方向及び桁行方向を面方向とする破風上板部と、
    軒棟方向及び上下方向を面方向とし、前記破風上板部における桁行方向内側の端部から上方に向かって延び、前記破風受立板部に固定される破風固定用立板部と、を備え、
    前記クリップ部材は、
    軒棟方向及び上下方向を面方向とし、前記破風固定用立板部を挟んで前記破風受立板部に固定されるクリップ固定用立板部と、
    軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、前記破風上板部よりも上方で前記クリップ固定用立板部の下端から桁行方向外側に向かって延び、下面側に前記カバー部材における桁行方向外側の端部が軒棟方向に進退可能な状態で引っ掛けられるクリップ下板部と、を備えることを特徴とする請求項2に記載の屋根構造。
  4. 前記破風は、
    軒棟方向及び上下方向を面方向とし、前記破風上板部における桁行方向外側の端部から下方に向かって延びる破風立板部を備え、
    軒棟方向の予め定めた勾配下端側区画では、前記クリップ部材が省略され、前記カバー部材における桁行方向外側の端部が、前記破風上板部に沿って桁行方向外側に向かって延長され、且つ前記破風立板部における桁行方向外側の面に固定されることを特徴とする請求項3に記載の屋根構造。
  5. 前記カバー部材は、
    軒棟方向及び桁行方向を面方向とし、前記破風上板部の上面に沿って設けられ、前記破風上板部に固定される第一の延長部と、
    軒棟方向及び上下方向を面方向とし、前記第一の延長部における桁行方向外側の端部から下方に向かって延び、前記破風立板部における桁行方向外側の面に沿って設けられ、前記破風立板部に固定される第二の延長部と、を備えることを特徴とする請求項4に記載の屋根構造。
  6. 前記第一の延長部と前記破風上板部との間のうち、前記第一の延長部における桁行方向内側の端部、前記第一の延長部における桁行方向外側の端部、及び前記第一の延長部における軒棟方向上側の端部、並びに前記第二の延長部と前記破風立板部との間のうち、前記第二の延長部の下端部、及び前記第二の延長部における軒棟方向上側の端部には、シーリング材及びコーキング剤が充填されていることを特徴とする請求項5に記載の屋根構造。
  7. 前記カバー部材のうち、前記第一の延長部よりも桁行方向内側で、且つ前記勾配下端側区画における軒棟方向の上端には、シーリング材及びコーキング剤が充填され閉塞されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の屋根構造。
  8. 前記勾配下端側区画は、
    屋根勾配、前記破風受部材の高さ、及び前記破風の上面に形成される氷堤によって前記破風の上面及び前記折板の上面に融雪水が滞留するときの最大想定深さに応じて、軒棟方向の下端からの長さが設定されることを特徴とする請求項4〜7の何れか一項に記載の屋根構造。
  9. 前記勾配下端側区画は、
    軒棟方向の下端から5mの長さに設定されることを特徴とする請求項8に記載の屋根構造。
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