JP2021112003A - コンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】変換効率を高くすることができるコンバータを提供する。
【解決手段】トランスT1、1次側スイッチ部SW及び共振コンデンサC1を有するコンバータ部10と、整流部20と、2次巻線T1−2に流れる電流の臨界を検出する臨界検出部30と、1次側スイッチング素子Q1,Q2及び2次側スイッチング素子Q3,Q4のオンオフタイミングを制御する制御部40とを備え、制御部40は、臨界検出部30による臨界検出結果に基づいて1次側スイッチング素子Q1,Q2をオンするタイミングを制御するとともに、1次側スイッチング素子Q1,Q2がオンするタイミングに同期して2次側スイッチング素子Q3,Q4のうちの少なくともいずれかを所定時間オン状態にするように2次側スイッチング素子Q3,Q4を制御するコンバータ1。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンバータに関する。
従来、整流部にスイッチング素子を設け、トランスの2次巻線を短絡させ、その後開放することによって、出力電圧を昇圧させることができる絶縁型LLC共振コンバータが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような絶縁型LLC共振コンバータとしては、以下のような構成のコンバータが考えられる(例えば、背景技術に係るコンバータ900。図7参照。)
図7は、背景技術に係るコンバータ900を示す回路図である。図7中、符号Vinは入力端子を示し、Voutは出力端子を示し、C3は入力コンデンサを示し、C4は出力コンデンサを示す。
図8は、背景技術に係るコンバータ900の波形図である。なお、図8において、Q1、Q2、Q3、Q4はスイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4のゲート電圧波形を示し、IT1−2はトランスT1の2次巻線T1−2を流れる電流を示し、Voutは出力電圧を示す(以下、図2及び6において同じ)。また、符号TRは、ダイオードD1,D2と2次巻線T1−2との間に流れる電流が0となる期間を示す(図2及び6において同じ。)
また、時刻t1、t9は1次側スイッチング素子Q1がオンになるタイミングを示し、時刻t2、t6、t10、t14は2次側スイッチング素子Q3,Q4がオフになるタイミングを示し、時刻t3、t7、t11、t15は、臨界を検出するタイミングを示し、時刻t4、t12は1次側スイッチング素子Q1がオフになるタイミングを示し、時刻t5、t13は1次側スイッチング素子Q2がオンになるタイミングを示し、時刻t8、t16は1次側スイッチング素子Q2がオフになるタイミングを示す。また、Voutにおける符号Voは、入力電圧に対応した(増幅しないときの)出力電圧を示す(以下、図2及び図6において同じ)。
背景技術に係るコンバータ900は、図7に示すように、1次巻線T1−1及び2次巻線T1−2を有するトランスT1、1次巻線T1−1側に接続され、1次側スイッチング素子Q1,Q2でブリッジ回路が構成されている1次側スイッチ部SW、及び、1次巻線T1−1と直列に接続されている共振コンデンサC1及び共振インダクタL1を有するコンバータ部910と、2次巻線T1−2側に接続され、ハイサイドに接続された2つのダイオードD1,D2とローサイドに接続された2つの2次側スイッチング素子Q3,Q4とでブリッジ回路が構成され、2次巻線T1−2が、2つのダイオードD1,D2、及び、2つの2次側スイッチング素子Q3,Q4とそれぞれ並列に接続された整流部920と、1次側スイッチング素子Q1,Q2のオンオフタイミング、及び、2次側スイッチング素子Q3,Q4のオンオフタイミングを制御する制御部940とを備える。
背景技術に係るコンバータ900において、制御部940は、1次側スイッチング素子Q1,Q2がオンするタイミングに同期して2つの2次側スイッチング素子Q3,Q4を所定時間オンするように2つの2次側スイッチング素子Q3,Q4を制御する(図8の期間t1〜t2、期間t5〜t6、t9〜t10及びt13〜t14参照。)。なお、一般に、制御部940は、1次側スイッチング素子Q1,Q2を固定周波数で動作させる。
背景技術に係るコンバータ900によれば、制御部940は、1次側スイッチング素子Q1,Q2がオンするタイミングに同期して2つの2次側スイッチング素子Q3,Q4を所定時間オンするように2つの2次側スイッチング素子Q3,Q4を制御するため、トランスの2次巻線を短絡させ、その後開放することによって、出力電圧を昇圧させることができる(図8のVout参照。)。
特開2005−224012号公報
しかしながら、背景技術に係るコンバータ900においては、1次側スイッチング素子Q1,Q2のオン期間の中で、2次巻線T1−2を短絡させる期間及びその後開放する期間がかなり短いため、整流部920のダイオードD1,D2と2次巻線T1−2との間に流れる電流が0となる期間(図8の期間TRを参照。)が長くなってしまう。従って、電流のクレストファクターが大きくなり、電流実効値が大きくなることから、コンバータの変換効率を高くすることが難しい、という問題がある。
そこで、本発明は、上記した問題を解決するためになされたものであり、電流実効値が小さくなり、コンバータの変換効率を高くすることができるコンバータを提供することを目的とする。
[1]本発明のコンバータは、1次巻線及び2次巻線を有するトランス、前記トランスの1次巻線側に接続され、1次側スイッチング素子でブリッジ回路が構成されている1次側スイッチ部、及び、前記1次巻線と直列に接続されている共振コンデンサを有するコンバータ部と、前記トランスの前記2次巻線側に接続され、ハイサイドに接続された2つのダイオードとローサイドに接続された2つの2次側スイッチング素子とでブリッジ回路が構成され、前記2次巻線が、2つの前記ダイオード、及び、2つの前記2次側スイッチング素子とそれぞれ並列に接続された整流部と、前記2次巻線に流れる電流の臨界を検出する臨界検出部と、前記1次側スイッチング素子及び前記2次側スイッチング素子のオンオフタイミングを制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記臨界検出部による臨界検出結果に基づいて前記1次側スイッチング素子をオンするタイミングを制御するとともに、前記1次側スイッチング素子がオンするタイミングに同期して前記2次側スイッチング素子のうちの少なくともいずれかを所定時間オン状態にするように前記2次側スイッチング素子を制御することを特徴とする。
[2]本発明のコンバータにおいては、前記制御部は、前記2次側スイッチング素子をオンする時間を調整することにより出力電圧を制御することが好ましい。
[3]本発明のコンバータにおいては、前記制御部は、2つの前記2次側スイッチング素子が同期して所定時間オン状態になるように前記2次側スイッチング素子を制御することが好ましい。
[4]本発明のコンバータにおいては、前記制御部は、前記1次側スイッチング素子がオンするタイミングに同期して2つの前記2次側スイッチング素子の両方をオンし、2つの前記2次側スイッチング素子のうちの一方を所定時間オン状態を維持するとともに、前記1次側スイッチング素子がオン状態の間、2つの前記2次側スイッチング素子のうちの他方をオン状態を維持し、これを交互に繰り返すように前記2次側スイッチング素子を制御することが好ましい。
[5]本発明のコンバータにおいては、前記臨界検出部は、前記整流部の前記ダイオードに流れる電流を検出する電流検出器を有することが好ましい。
[6]本発明のコンバータにおいては、前記臨界検出部は、前記整流部の前記ダイオードに印加される電圧の変化を検出する電圧変化検出器を有することが好ましい。
[7]本発明のコンバータにおいては、前記1次側スイッチ部においては、前記1次側スイッチング素子でハーフブリッジ回路が構成されていることが好ましい。
[8]本発明のコンバータにおいては、前記1次側スイッチ部においては、前記1次側スイッチング素子でフルブリッジ回路が構成されていることが好ましい。
[9]本発明のコンバータにおいては、前記コンバータ部は、前記1次巻線と直列に接続されているインダクタをさらに有し、前記インダクタ、前記共振コンデンサ及び前記1次巻線で共振回路が構成されていることが好ましい。
[10]本発明のコンバータにおいては、前記コンバータ部においては、寄生インダクタ、前記共振コンデンサ及び前記1次巻線で共振回路が構成されていることが好ましい。
本発明のコンバータによれば、制御部は、臨界検出部による臨界検出結果に基づいて1次側スイッチング素子をオンするタイミングを制御するため、臨界検出部が臨界を検出したときに1次側スイッチング素子をオンすることができる。従って、背景技術に係るコンバータ900よりも、1次側スイッチング素子のオン期間の中のうち、整流部のダイオードと2次巻線との間に流れる電流が0となる期間が短くなる。従って、電流のクレストファクターが小さくなるため、電流実効値が小さくなり、その結果、コンバータの変換効率を高くすることができる。
ところで、所定の出力電圧を得るためには、2次巻線に流れる電流の電流実効値を当該所定の出力電圧に対応した所定の値とする必要があるが、背景技術に係るコンバータ900においては、整流部のダイオードと2次巻線との間に流れる電流が0となる期間が比較的長いため、整流部のダイオードと2次巻線との間に流れる電流が0とならない期間(2次巻線を短絡させる期間及びその後開放する期間)に2次巻線に比較的大きな電流を流す必要がある。このため、コンバータ部や整流部等に用いる部品として耐量が大きい部品を用いる必要があり、コンバータを小型化することが難しい。
これに対して、本発明のコンバータによれば、制御部は、臨界検出部による臨界検出結果に基づいて1次側スイッチング素子をオンするタイミングを制御するため、臨界検出部が臨界を検出したときに1次側スイッチング素子をオンすることができる。従って、整流部のダイオードと2次巻線との間に流れる電流が0となる期間を比較的短くすることができ、整流部のダイオードと2次巻線との間に流れる電流が0とならない期間(2次巻線を短絡させる期間及びその後開放する期間)に2次巻線に比較的大きな電流を流さなくてもよくなる。このため、コンバータ部や整流部等に用いる部品として耐量が大きい部品を用いる必要がなくなり、コンバータを小型化することができる。
実施形態1に係るコンバータ1の回路図を示す図である。 実施形態1に係るコンバータ1の波形図である。 図2における時刻t1〜t3のときの回路動作を説明するために示す回路図である。 図2における時刻t3〜t4のとき及びt5〜t6のときの回路動作を説明するために示す回路図である。 図2における時刻t6〜t8のときの回路動作を説明するために示す回路図である。 実施形態2に係るコンバータの波形図である。 背景技術に係るコンバータ900を示す回路図である。 背景技術に係るコンバータ900の波形図である。
以下、本発明のコンバータについて、図に示す実施形態に基づいて説明する。以下に説明する各実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、各実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須であるとは限らない。各実施形態においては、基本的な構成、特徴、機能等が同じ構成、要素については、実施形態をまたいで同じ符号を使用するとともに再度の説明を省略することがある。
[実施形態1]
1.実施形態1に係るコンバータ1の構成
図1は、実施形態1に係るコンバータ1の回路図を示す図である。なお、符号C3は入力コンデンサを示す。
実施形態1に係るコンバータ1は、図1に示すように、コンバータ部10と、整流部20と、臨界検出部30と、制御部40とを備える。
コンバータ部10は、1次巻線T1−1及び2次巻線T1−2を有するトランスT1、トランスT1の1次巻線T1−1側に接続され、スイッチング素子(1次側スイッチング素子)Q1、Q2でハーフブリッジ回路が構成されている1次側スイッチ部SW、及び、1次巻線T1−1と直列に接続されている共振コンデンサC1及び共振インダクタL1を有し、1次巻線T1−1、共振コンデンサC1及び共振インダクタL1でLLC方式の共振回路が構成されている電流共振型のコンバータ部である。なお、1次巻線T1−1、共振コンデンサC1及び共振インダクタL1の順序は任意である。また、実施形態1において、スイッチング素子Q1、Q2、Q3、Q4は、MOSFETを用いるが、IGBT等その他適宜のスイッチング素子を用いてもよい。
整流部20は、トランスT1の2次巻線T1−2側に接続され、ハイサイドに接続された2つのダイオードD1、D2とローサイドに接続された2つのスイッチング素子(2次側スイッチング素子)Q3、Q4とでブリッジ回路が構成され、2次巻線T1−2が、2つのダイオードD1、D2、及び、2つのスイッチング素子Q3、Q4とそれぞれ並列に接続されている。2つのダイオードD1、D2のカソード電極間においては出力端子Vout(以下、出力電圧をVoutということもある)の一方の端子と接続されており、2つのスイッチング素子Q3、Q4間においては出力端子Voutの他方の端子(例えば、接地端子)と接続されている。出力端子Voutの一方の端子と他方の端子との間には、出力コンデンサC4が接続されている。
整流部20は、2つのスイッチング素子Q3、Q4がオフのときには、フルブリッジの整流回路として機能し、2つのスイッチング素子Q3、Q4がオンのときには昇圧チョッパ回路及び整流回路として機能する。
臨界検出部30は、2次巻線T1−2に流れる電流の臨界を検出する。臨界検出部30は、2次巻線T1−2とダイオードD1との間、及び2次巻線T1−2とダイオードD2との間の配線に配置された電流検出素子32と、電流検出素子32によって2次巻線T1−2を流れる電流を検出する電流検出部34と、電流検出部34による電流検出結果から2次巻線T1−2を流れる電流が臨界になるか否か(当該電流が0になるか否か)を判定する臨界判定部36を有する。なお、電流検出素子32と電流検出部34とで電流検出器が構成されている。
電流検出素子32としては、シャント抵抗やロゴスキーコイル等、適宜の素子を用いることができるが、本実施形態においてはロゴスキーコイルを用いる。
制御部40は、臨界検出部30による臨界検出結果に基づいて1次側スイッチング素子Q1,Q2をオンするタイミングを制御するとともに、1次側スイッチング素子Q1,Q2がオンするタイミングに同期して2次側スイッチング素子Q3,Q4の両方を所定時間オン状態にするように2次側スイッチング素子Q3,Q4を制御する。制御部40は、2次側スイッチング素子Q3,Q4をオンする時間を調整することにより出力電圧を制御する。
制御部40は、コンバータ制御部42と、昇圧制御部44と、第1駆動部46と、第2駆動部48とを有する。
コンバータ制御部42は、臨界検出部30による臨界検出結果に基づいて第1駆動部46に1次側スイッチング素子Q1,Q2のオンオフをさせる信号を送るとともに、昇圧制御部44に2次側スイッチング素子Q3,Q4のオンオフをさせる信号を送る。
昇圧制御部44は、2次側スイッチング素子Q3,Q4をオンする時間を制御することにより、2次巻線T1−2に流れる電流を増幅するように制御する。具体的には、コンバータ制御部42から2次側スイッチング素子Q3,Q4をオンする信号を受けて、第2駆動部48に2次側スイッチング素子Q3,Q4をオンする信号を送り、所定の出力電圧になるタイミングとなる所定時間経過後、2次側スイッチング素子Q3,Q4をオフにする信号を第2駆動部48に送る。
第1駆動部46は、コンバータ制御部42からの信号を受けて1次側スイッチング素子Q1,Q2をオンオフする。具体的には、第1駆動部46は、起動時に一方のスイッチング素子をオンした後は、コンバータ制御部42からの信号を受けて、オンになっている一方の1次側スイッチング素子をオフにし、所定時間経過後に、他方の1次側スイッチング素子をオンにする。
第2駆動部48は、昇圧制御部44からの信号を受けて2次側スイッチング素子Q3,Q4をオンオフする。
2.実施形態1に係るコンバータ1の動作
次に、実施形態1に係るコンバータ1の動作について説明する。
図2は、実施形態1に係るコンバータ1の波形図である。なお、図2において、「臨界検出部」は、臨界検出部30の電流検出素子32を流れる電流を示し、Voutは出力電圧を示す(以下、図6において同じ)。また、符号TRは、ダイオードD1,D2と2次巻線T1−2との間に流れる電流が0となる期間を示す。
また、時刻t1、t9は1次側スイッチング素子Q1がオンになるタイミングを示し、時刻t2、t10は2次側スイッチング素子Q3,Q4がオフになるタイミングを示し、時刻t3、t7、t11、t15は、臨界を検出するタイミングを示し、時刻t4、t12は1次側スイッチング素子Q1がオフになるタイミングを示し、時刻t5、t13は1次側スイッチング素子Q2がオンになるタイミングを示し、時刻t8、t15は1次側スイッチング素子Q2がオフになるタイミングを示す(以下、図6において同じ)。
図3は、図2における時刻t1〜t3のときの回路動作を説明するために示す回路図である。図4は、図2における時刻t3〜t4のとき及びt5〜t6のときの回路動作を説明するために示す回路図である。図5は、図2における時刻t6〜t8のときの回路動作を説明するために示す回路図である。
(3−1)時刻t1〜t2
図2に示すように、時刻t1において、制御部40のコンバータ制御部42は、第1駆動部46を介してスイッチング素子Q1をオンにする(スイッチング素子Q2はオフ)とともに、昇圧制御部44及び第2駆動部48を介してスイッチング素子Q3,Q4をオンにする。また、昇圧制御部44ではスイッチング素子Q3,Q4をオンする時間を計り、所定時間経過後(時刻t2)にスイッチング素子Q3,Q4をオフにする。これにより、時刻t1〜t2においてトランスT1の2次巻線T1−2を短絡させるため(後述する図3(a)参照。)、2次巻線T1−2の電流値が増幅される(図2の「IT1−2」参照。)。なお、2次巻線T1−2から出力端子Voutに向かって電流が流れないため、臨界検出部30の電流値は0のままである(図2の「臨界検出部」参照。)。
次に、時刻t1〜t2における電流の流れについて説明する。
時刻t1において、スイッチング素子Q1がオン(スイッチング素子Q2はオフ)にすると、1次側のコンバータ部10においては、入力端子Vinからスイッチング素子Q1、共振インダクタL1、共振コンデンサC1、1次巻線T1−1を経由して入力端子の接地端子に戻る経路で負荷電流が流れる(図3(a)の実線参照。)。これに対応して2次側においては、図3(a)の実線で示すような負荷電流が流れる。また、時間の経過とともに、入力端子Vinからスイッチング素子Q1、共振インダクタL1、共振コンデンサC1、1次巻線T1−1を経由して入力端子Vinに戻る励磁電流が生じる(図3(a)一点鎖線参照。)。
時刻t1〜t2においては、整流部20の2つのスイッチング素子Q3、Q4をオンさせてトランスT1の2次巻線T1−2を短絡させる(図3(a)の2次側の実線参照。)。このとき、共振インダクタL1に昇圧用のエネルギーが蓄積されていき、2次巻線T1−2の電流値が増幅される。
(3−2)時刻t2〜t3
時刻t2において(図2参照)、昇圧制御部44によって第2駆動部48を介してスイッチング素子Q3,Q4をオフにする(開放する)。なお、スイッチング素子Q1はオン、Q2はオフのままである。これにより、共振インダクタL1に蓄えられたエネルギーが出力端子Voutに向かって放出され、2次巻線T1−2の電流値が減少し始める(図2の「IT1−2」の波形参照)。また、ダイオードD1を経由して出力端子に向かって電流が流れるため、臨界検出器が電流を検出し始める。このとき、エネルギーの放出に伴って2次巻線T1−2の電流値が低下していくのに伴って、2次巻線T1−2から出力端子Voutに向かって流れる電流も減少していく(図2の「臨界検出器」参照。)。なお、図2において、出力電圧Voutは整流されているため、一定の電圧値となっているが、入力電圧Vinに対応する(増幅していない)電圧値Voよりも増幅された出力電圧値となっている。
時刻t2において、スイッチング素子Q3、Q4をオフにする(開放する)と、2次側においては、出力電圧Voutの一方の端子、スイッチング素子Q4の寄生ダイオードD4、2次巻線T1−2、(電流検出素子32)、ダイオードD1を経由して出力電圧Voutの他方の端子に流れる負荷電流が生じる(図3(b)参照。)。
すなわち、時刻t1〜t3においては、トランスT1の2次巻線T1−2を短絡させた後に開放することにより、整流部20において昇圧チョッパ動作を行うこととなり、出力電圧Voutを昇圧させることができる。
(3−3)時刻t3〜t5
時刻t3(図2参照)において、臨界検出部30が、2次巻線T1−2からダイオードを経由して出力端子Voutに向かって流れる電流の臨界を検出すると、臨界判定部36からコンバータ制御部42へ信号を送る。コンバータ制御部42は、第1駆動部46を介してスイッチング素子Q1をオフにする(時刻t4)。そして、所定時間経過後に(デッドタイム)、コンバータ制御部42は、第1駆動部46を介してスイッチング素子Q2をオンにする(時刻t5)。なお、時刻t3〜t5の期間においては、2次巻線T1−2、臨界検出器ともに電流値は0のままである(図2参照。)。
時刻t3において、2次巻線T1−2からダイオードを経由して出力端子Voutに向かって流れる電流が0になっているので負荷電流は消失している(共振インダクタLと共振コンデンサCの共振が終了している。)。このため、励磁電流(図3(b)の一点鎖線)だけが流れる。
そして、時刻t4において、スイッチング素子Q1がオフ(スイッチング素子Q2もオフ)になると、スイッチング素子Q1の寄生容量を充電し、スイッチング素子Q2の寄生容量を放電するように流れた後、共振インダクタL1、共振コンデンサC1,1次巻線T1−1、スイッチング素子Q2の寄生ダイオードを経由して共振インダクタL1に戻る励磁電流が流れるようになる(図4(a)参照。)。
(3−4)時刻t5〜t6
時刻t5(図2参照)において、コンバータ制御部42は、第1駆動部46を介してスイッチング素子Q2をオンにするとともに、昇圧制御部44及び第2駆動部48を介してスイッチング素子Q3,Q4をオンにする。また、昇圧制御部44ではスイッチング素子Q3,Q4をオンする時間を計り、所定時間経過後(時刻t6)にスイッチング素子Q3,Q4をオフにする。2次側においては、スイッチング素子Q3,Q4をオンにして2次巻線T1−2を短絡させているため、2次巻線T1−2の電流値が増加する(図2の「IT1−2」参照。)。なお、時刻t1〜t2とは2次巻線T1−2に流れる電流の向きが逆であるため、時刻t5〜t6においては、負の方向に電流値が増加している。また、時刻t1〜t2と同様、2次巻線T1−2から出力端子Voutに向かって電流が流れないため、臨界検出部30の電流値は0のままである。
時刻t5において、スイッチング素子Q2をオンすると、今度は共振コンデンサC1、共振インダクタL1、スイッチング素子Q2、1次巻線T1−1、共振コンデンサC1に流れる負荷電流が流れる(図4(b)実線参照。)。また、2次側においては、スイッチング素子Q3,Q4をオンにして2次巻線T1−2を短絡させた負荷電流が生じ(図4(b)の右側実線参照。)、共振インダクタL1に昇圧用のエネルギーが蓄積される。
(3−5)時刻t6〜t7
時刻t6(図2参照)において、昇圧制御部44によって第2駆動部48を介してスイッチング素子Q3,Q4をオフにする(開放する)。なお、スイッチング素子Q1はオフ、Q2はオンのままである。これにより、共振インダクタL1に蓄えられたエネルギーが出力端子Voutに向かって放出され、2次巻線T1−2の電流値が減少し始める(図2の「IT1−2」の波形においては、向きをマイナスで記載しているため、0に向かって増加している。)。また、ダイオードD2を経由して出力端子に向かって電流が流れるため、臨界検出器が電流を検出し始める。このとき、エネルギーの放出に伴って2次巻線T1−2の電流値が低下していくのに伴って、2次巻線T1−2から出力端子Voutに向かって流れる電流も減少していく(図2の「臨界検出部」参照。)。
時刻t6において、スイッチング素子Q3、Q4をオフにする(開放する)と、2次側においては、出力電圧Voutの一方の端子、スイッチング素子Q3の寄生ダイオードD4、2次巻線T1−2、(電流検出素子32)、ダイオードD2を経由して出力電圧Voutの他方の端子に流れる負荷電流が生じる(図5(a)参照。)。
すなわち、時刻t5〜t7においても、トランスT1の2次巻線T1−2を短絡させた後に開放することにより、整流部20において昇圧チョッパ動作を行うこととなり、出力電圧Voutを昇圧させることができる。
なお、2次巻線T1−2に流れる電流が負の向きに流れることから、1次巻線T1−1に巻線電圧が負方向に印加されることとなる。励磁電流は、やがて逆向き(共振コンデンサC1,共振インダクタL1,スイッチング素子Q2,1次巻線T1−1を経由して共振コンデンサC1に戻る経路)で流れるようになる(図5(a)参照。)。
(3−6)時刻t7〜t9
時刻t7(図2参照)において、臨界検出部30が、2次巻線T1−2からダイオードを経由して出力端子Voutに向かって流れる電流の臨界を検出すると、臨界判定部36からコンバータ制御部42へ信号を送る。コンバータ制御部42は、第1駆動部46を介してスイッチング素子Q2をオフにする(時刻t8)。そして、所定時間経過後に、コンバータ制御部42は、第1駆動部46を介してスイッチング素子Q1をオンにする(時刻t9)。すなわち、時刻t7〜t9の期間においては、2次巻線T1−2、臨界検出器ともに電流値は0のままである(図2参照。)。
時刻t7において、2次巻線T1−2からダイオードを経由して出力端子Voutに向かって流れる電流が0になっているので負荷電流は消失している(共振インダクタLと共振コンデンサCの共振が終了している。)。このため、励磁電流(図5(a)の一点鎖線参照。)だけが流れる。
そして、時刻t7において、スイッチング素子Q2がオフ(スイッチング素子Q1もオフ)になると、スイッチング素子Q1の寄生容量を放電し、スイッチング素子Q2の寄生容量を充電するように流れた後(図示せず。)、1次巻線T1−1、共振コンデンサC1,共振インダクタL1、スイッチング素子Q1の寄生ダイオード、入力コンデンサC3を経由して1次巻線T1−1に戻る励磁電流が流れるようになる(図5(b)の一点鎖線参照。)。
時刻t9において、スイッチング素子Q1をオンにすると、図3(a)の実線で表したような負荷電流が流れる。そして、2次巻線T1−2に流れる電流が正の向きに流れることから、1次巻線T1−1に巻線電圧が正方向に印加されることとなり、励磁電流はやがて逆向き(入力端子Vinの一方の端子、スイッチング素子Q1,共振インダクタL1,共振コンデンサC1,1次巻線T1−1を経由して入力端子Vinの他方の端子に戻る経路)で流れる。これにより、図3(a)の一点鎖線で示す励磁電流が流れるようになる。
以下、これらの動作を繰り返す。
3.実施形態1に係るコンバータ1の効果
実施形態1に係るコンバータ1によれば、制御部40は、臨界検出部30による臨界検出結果に基づいて1次側スイッチング素子Q1,Q2をオンするタイミングを制御するため、臨界検出部30が出力電流の臨界を検出したときに1次側スイッチング素子Q1,Q2をオンすることができる。従って、1次側スイッチング素子Q1,Q2のオン期間の中で、整流部20のダイオードD1,D2と2次巻線T1−2との間に流れる電流が0となる期間が比較的短くなる。従って、電流のクレストファクターが小さくなるため、電流実効値が小さくなり(これにより内部損失が低減され)、その結果、コンバータの変換効率を高くすることができる。
また、実施形態1に係るコンバータ1によれば、制御部40は、臨界検出部30による臨界検出結果に基づいて1次側スイッチング素子Q1,Q2をオンするタイミングを制御するため、臨界検出部30が出力電流の臨界を検出したときに1次側スイッチング素子Q1,Q2をオンすることができる。従って、整流部20のダイオードD1,D2と2次巻線T1−2との間に流れる電流が0となる期間を比較的短くすることができ、整流部20のダイオードD1(D2)と2次巻線T1−2との間に流れる電流が0とならない期間(2次巻線T1−2を短絡させる期間及びその後開放する期間)に2次巻線T1−2に比較的大きな電流を流さなくてもよくなる。このため、コンバータ部10や整流部20等に用いる部品として耐量が大きい部品を用いる必要がなくなり、コンバータを小型化することができる。
また、実施形態1に係るコンバータ1によれば、制御部40は、1次側スイッチング素子Q1(Q2)がオンするタイミングに同期して2次側スイッチング素子Q3,Q4を所定時間オン状態にするように2次側スイッチング素子Q3,Q4を制御するため、背景技術に係るコンバータ900と同様に、当該所定期間のみ、整流部20が昇圧チョッパ動作を行うことができ、出力電圧を高くすることができる。その結果、比較的高電圧において所望の出力電圧を出力することができる。
また、実施形態1に係るコンバータ1によれば、制御部40は、2次側スイッチング素子Q3,Q4をオンする時間を調整することにより所望の出力電圧を出力することができる。
また、実施形態1に係るコンバータ1によれば、制御部40は、2つの2次側スイッチング素子Q3,Q4が同期して所定時間オン状態にするように2つの2次側スイッチング素子Q3,Q4を制御するため、当該所定期間のみ、整流部20が昇圧チョッパ動作を行い、出力電圧を高くすることができる。その結果、比較的高電圧において所望の出力電圧を確実に出力することができる。
また、実施形態1に係るコンバータ1によれば、臨界検出部30は、整流部20のダイオードD1(D2)に流れる電流を検出する電流検出器を有するため、出力電圧の臨界を簡単な構成で確実に検出することができる。
また、実施形態1に係るコンバータ1によれば、コンバータ部10は、1次巻線T1−1と直列に接続されている共振インダクタL1を有し、共振インダクタL1、共振コンデンサC1及び1次巻線T1−1でLLC型の共振回路を構成することができるため、比較的簡単な構成でソフトスイッチングを実現することができる。
[実施形態2]
図6は、実施形態2に係るコンバータ2の波形図である。
実施形態2に係るコンバータの構成は、図1に示す実施形態1に係るコンバータ1と同様であるが、スイッチング素子Q3、Q4のオンオフタイミングが実施形態1に係るコンバータ1の場合とは異なる。
すなわち、実施形態2に係るコンバータにおいて、制御部40は、スイッチング素子Q1がオンするタイミング(図6の時刻t1、t9参照。)に同期して整流部20のスイッチング素子Q3を所定時間(時刻t1〜t2、t9〜t10)オン状態とするとともに(昇圧期間)、1次側スイッチング素子Q1がオン状態の間、2次側スイッチング素子Q4をオン状態にする(同期整流期間)。
また、スイッチング素子Q2がオンするタイミング(図6の時刻t6、t14参照。)に同期して整流部20のスイッチング素子Q4を所定時間(時刻t5〜t6、t13〜t14)オン状態とするとともに(昇圧期間)、1次側スイッチング素子Q1がオン状態の間、2次側スイッチング素子Q4をオン状態にする(同期整流期間)。このようにこれを交互に繰り返すように整流部20の2つのスイッチング素子Q3、Q4を制御する。
このように、実施形態2に係るコンバータは、スイッチング素子Q3、Q4のオンオフタイミングが実施形態1に係るコンバータ1の場合とは異なるが、実施形態1に係るコンバータ1の場合と同様に、制御部は、臨界検出部による臨界検出結果に基づいて1次側スイッチング素子をオンするタイミングを制御するため、臨界検出部が出力電流の臨界を検出したときに1次側スイッチング素子をオンすることができる。従って、1次側スイッチング素子のオン期間の中で、整流部のダイオードと2次巻線との間に流れる電流が0となる期間が比較的短くなる。従って、電流のクレストファクターが小さくなるため、電流実効値が小さくなり、その結果、コンバータの変換効率を高くすることができる。
また、実施形態2に係るコンバータによれば、制御部は、1次側スイッチング素子がオンするタイミングに同期して2つの2次側スイッチング素子の両方をオンし、2つの2次側スイッチング素子のうちの一方を所定時間オン状態を維持するとともに、1次側スイッチング素子がオン状態の間、2つの2次側スイッチング素子のうちの他方をオン状態を維持し、これを交互に繰り返すように2次側スイッチング素子を制御するため、同期整流動作となり、出力整流時の電力損失を軽減することができる。その結果、電力変換効率の向上に寄与するとともに、発熱の抑制に寄与する。
なお、実施形態2に係るコンバータは、スイッチング素子Q3、Q4のオンオフタイミング以外の点においては実施形態1に係るコンバータ1と同様の構成を有するため、実施形態1に係るコンバータ1が有する効果のうち該当する効果を有する。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態において記載した構成要素の数、位置等は例示であり、本発明の効果を損なわない範囲において変更することが可能である。
(2)上記各実施形態において、臨界検出部は、整流部のダイオードに流れる電流を検出する電流検出器を有することとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。臨界検出部は、整流部のダイオードに印加される電圧の変化を検出する電圧変化検出器を有することとしてもよい。
(3)上記各実施形態において、1次側スイッチ部SWにおいて、1次側スイッチング素子でハーフブリッジ回路を構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。1次側スイッチ部において、1次側スイッチング素子でフルブリッジ回路を構成してもよい。
(4)上記各実施形態において、コンバータ部10は、1次巻線と直列に接続されているインダクタ(共振インダクタ)を有し、インダクタ、共振コンデンサ及び1次巻線で共振回路を構成したが、本発明はこれに限定されるものではない。コンバータ部においては、寄生インダクタ、共振コンデンサ及び1次巻線で共振回路を構成してもよい。
1,900…コンバータ、10,910…コンバータ部、20,920…整流部、30…臨界検出部、32…電流検出素子、34…電流検出部、36…臨界判定部、40,940…制御部、42…コンバータ性刑部、44…昇圧制御部、46…第1駆動部、48…第2駆動部、C1…共振コンデンサ、L1…共振インダクタ、C3…入力コンデンサ、C4…出力コンデンサ、D1,D2…ダイオード、D3,D4…寄生ダイオード、Q1,Q2…1次側スイッチング素子、Q3,Q4…2次側スイッチング素子、SW…1次側スイッチ部、T1…トランス、T1−1…1次巻線、T1−2…2次巻線

Claims (10)

  1. 1次巻線及び2次巻線を有するトランス、前記トランスの前記1次巻線側に接続され、1次側スイッチング素子でブリッジ回路が構成されている1次側スイッチ部、及び、前記1次巻線と直列に接続されている共振コンデンサを有するコンバータ部と、
    前記トランスの前記2次巻線側に接続され、ハイサイドに接続された2つのダイオードとローサイドに接続された2つの2次側スイッチング素子とでブリッジ回路が構成され、前記2次巻線が、2つの前記ダイオード、及び、2つの前記2次側スイッチング素子とそれぞれ並列に接続された整流部と、
    前記2次巻線に流れる電流の臨界を検出する臨界検出部と、
    前記1次側スイッチング素子及び前記2次側スイッチング素子のオンオフタイミングを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記臨界検出部による臨界検出結果に基づいて前記1次側スイッチング素子をオンするタイミングを制御するとともに、前記1次側スイッチング素子がオンするタイミングに同期して前記2次側スイッチング素子のうちの少なくともいずれかを所定時間オン状態にするように前記2次側スイッチング素子を制御することを特徴とするコンバータ。
  2. 前記制御部は、前記2次側スイッチング素子をオンする時間を調整することにより出力電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載のコンバータ。
  3. 前記制御部は、2つの前記2次側スイッチング素子が同期して所定時間オン状態になるように前記2次側スイッチング素子を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバータ。
  4. 前記制御部は、前記1次側スイッチング素子がオンするタイミングに同期して2つの前記2次側スイッチング素子の両方をオンし、2つの前記2次側スイッチング素子のうちの一方を所定時間オン状態を維持するとともに、前記1次側スイッチング素子がオン状態の間、2つの前記2次側スイッチング素子のうちの他方をオン状態を維持し、これを交互に繰り返すように前記2次側スイッチング素子を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のコンバータ。
  5. 前記臨界検出部は、前記整流部の前記ダイオードに流れる電流を検出する電流検出器を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンバータ。
  6. 前記臨界検出部は、前記整流部の前記ダイオードに印加される電圧の変化を検出する電圧変化検出器を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンバータ。
  7. 前記1次側スイッチ部においては、前記1次側スイッチング素子でハーフブリッジ回路が構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンバータ。
  8. 前記1次側スイッチ部においては、前記1次側スイッチング素子でフルブリッジ回路が構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンバータ。
  9. 前記コンバータ部は、前記1次巻線と直列に接続されているインダクタをさらに有し、
    前記インダクタ、前記共振コンデンサ及び前記1次巻線で共振回路が構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のコンバータ。
  10. 前記コンバータ部においては、寄生インダクタ、前記共振コンデンサ及び前記1次巻線で共振回路が構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のコンバータ。
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