JP2021110208A - 既設壁の補強方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設壁の外観を変更することなく既設壁を容易に補強することができる既設壁の補強方法を提供する。【解決手段】既設壁の補強方法は、柱14A、14B及び梁16A、16Bによって構成された架構18内に構築された既設壁10において、既設壁10と柱14A、14Bとの間、又は既設壁10と梁16A、16Bとの間に空間20を形成する空間形成工程と、空間20にジャッキ22を設置するジャッキ設置工程と、ジャッキ22によって既設壁10を柱14A、14B又は梁16A、16Bから離間する方向に押圧することで、既設壁10にプレストレスを付与した状態で既設壁10を架構18内に固定するプレストレス付与工程と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、既設壁の補強方法に関する。
柱及び梁によって構成された架構内に構築された既設壁を補強する方法として、例えば、既設壁に補強材を取付けることによって既設壁を外側から補強する方法や、緊張されたPC鋼棒を既設壁内に挿入することによって既設壁にプレストレスを付与する方法等が知られている。
例えば特許文献1には、架構内に構築された既設壁(既存壁)の壁面を補強壁で覆うとともに、補強壁を柱及び梁に支持させることにより、既設壁(既存壁)を補強する補強構造が開示されている。
特開2008−63754号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているように、補強壁等の補強材によって既設壁を外側から補強する場合、既存の内外仕上げの変更が必要となる。また、既設壁内にPC鋼棒を挿入して既設壁にプレストレスを付与する場合、梁に配筋された梁主筋等を避けながらPC鋼棒を挿入するための複数の孔を梁及び既設壁に形成する必要があるため、作業が容易ではなかった。
本発明は上記事実に鑑み、既設壁の外観を変更することなく既設壁を容易に補強することができる既設壁の補強方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の既設壁の補強方法は、柱及び梁によって構成された架構内に構築された既設壁において、前記既設壁と前記柱との間、又は前記既設壁と前記梁との間に空間を形成する空間形成工程と、前記空間にジャッキを設置するジャッキ設置工程と、前記ジャッキによって前記既設壁を前記柱又は前記梁から離間する方向に押圧することで、前記既設壁にプレストレスを付与した状態で前記既設壁を前記架構内に固定するプレストレス付与工程と、を有する。
上記構成によれば、既設壁と柱との間、又は既設壁と梁との間に形成された空間に設置されたジャッキによって、既設壁を柱又は梁から離間する方向に押圧することで、プレストレスを付与した状態で既設壁を架構内に固定する。これにより、既設壁を外側から補強する方法や、既設壁内にPC鋼棒を挿入して既設壁にプレストレスを付与する方法等と比較して、既設壁の外観を変更することなく既設壁を容易に補強することができる。
請求項2に記載の既設壁の補強方法は、請求項1に記載の既設壁の補強方法であって、前記既設壁は、複数の壁構造材を組み上げて形成した組積造壁であり、前記空間は、前記組積造壁を構成する複数の前記壁構造材の一部を抜き取ることによって形成される。
上記構成によれば、既設壁が、複数の壁構造材を組み上げて形成した組積造壁であるため、壁構造材の一部を抜き取ることによって既設壁に空間を容易に形成することができる。
請求項3に記載の既設壁の補強方法は、請求項1又は2に記載の既設壁の補強方法であって、前記プレストレス付与工程の前に、前記柱又は前記梁の少なくとも一方を補強する補強工程を有する。
上記構成によれば、柱又は梁の少なくとも一方を補強した後で、既設壁にプレストレスを付与することで、付与されたプレストレスによって柱又は梁が曲げ破壊することを抑制することができる。
本発明に係る既設壁の補強方法によれば、既設壁の外観を変更することなく既設壁を容易に補強することができる。
実施形態の一例に係る既設壁の補強方法によって補強された既設壁を示す斜視図である。 (A)は実施形態の一例に係る既設壁の補強方法におけるジャッキの膨張前の状態を示す正面図であり、(B)はジャッキの膨張後の状態を示す正面図である。 (A)、(B)は、実施形態の一例に係る既設壁の補強方法の手順を示す正面図(その1)である。 (A)、(B)は、実施形態の一例に係る既設壁の補強方法の手順を示す正面図(その2)である。 実施形態の一例に係る既設壁の補強方法の手順を示す正面図(その3)である。 変形例に係る既設壁の補強方法によって補強された既設壁を示す斜視図である。 (A)、(B)は既設壁の補強方法の変形例を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態の一例に係る既設壁の補強方法について、図1〜図7を用いて説明する。なお、図中において、矢印Xは既設壁の幅方向(水平方向)、矢印Yは既設壁の厚さ方向(水平方向)、矢印Zは既設壁の高さ方向(鉛直方向)を指す。
(既設壁の構成)
まず、本実施形態に係る既設壁の補強方法によって補強された既設壁10について説明する。
図1に示すように、既設壁10は、壁構造材としての複数のレンガブロック12を組み上げて形成した組積造壁であり、一対の柱14A、14Bと一対の梁16A、16Bとによって構成された架構18内に構築されている。なお、本実施形態では、架構18を構成する柱14A、14B及び梁16A、16Bは、一例として鉄筋コンクリート造とされているが、鉄骨造等であってもよい。また、レンガブロック12は、架構18の厚さに合わせて既設壁10の厚さ方向にも複数列配置されている。
また、既設壁10と上側の梁16Aとの間には、複数(本実施形態では4つ)の空間20が形成されている。本実施形態では、空間20は、既設壁10の上端部に組み上げられたレンガブロック12の一部を厚さ方向(矢印Y方向)に抜き取ることによって構成されており、既設壁10の上面において既設壁10の幅方向(矢印X方向)にそれぞれ所定の間隔をあけて設けられている。
また、各空間20には、ジャッキ22がそれぞれ設置されている。図2(A)、図2(B)に示すように、ジャッキ22は、厚さ(高さ)が30mm程度の円盤形状のフラットジャッキであり、外縁部に半円形の凹部を有する一対の軟鋼板24Aからなるジャッキ本体24を備えている。また、ジャッキ本体24の両面には、鋼製の補強材26Aで補強された支圧板26がそれぞれ接合されている。
ジャッキ本体24を構成する一対の軟鋼板24Aは、互いに対向配置されているとともに外縁部の外周同士が溶接されており、一対の軟鋼板24Aの間には中空部28が形成されている。また、軟鋼板24Aの外縁部の外周には、硬化性を有するエポキシ樹脂やセメントグラウト等の注入材30(図2(B)参照)を中空部28に注入するための注入管32及び図示しない排出管が接続されている。
一対の軟鋼板24Aの中空部28に注入管32を介して注入材30を高圧で注入し、軟鋼板24Aに液圧をかけることで、一対の軟鋼板24Aが互いに離間する方向(高さ方向)に塑性変形する。これにより、図2(B)に示すように、ジャッキ22が高さ方向(矢印Z方向)に膨張して揚力が発生する。
図1に示すように、ジャッキ22は、空間20内において膨張した状態で保持されており、既設壁10を梁16Aから離間する方向に押圧している。また、空間20の厚さ方向(矢印Y方向)の両端部は、レンガブロック12より厚さが薄いレンガ板34によってそれぞれ塞がれており、空間20内におけるジャッキ22の周囲には、グラウトやモルタル等の充填材36が充填されている。これにより、既設壁10が、ジャッキ22によってプレストレスが付与された状態で架構18内に固定されている。
(施工手順)
次に、本実施形態の既設壁の補強方法の施工手順について説明する。本実施形態の既設壁の補強方法は、空間形成工程と、ジャッキ設置工程と、プレストレス付与工程と、を有している。
図3(A)に示すように、補強前の既設壁10は、複数のレンガブロック12を組み上げることによって構成されており、架構18内に設けられている。この状態では、既設壁10には、プレストレスは付与されていない。
まず、空間形成工程では、図3(B)に示すように、既設壁10の上端部に組み上げられたレンガブロック12の一部を抜き取ることにより、既設壁10と上側の梁16Aとの間に複数の空間20を形成する。
次に、ジャッキ設置工程では、図4(A)に示すように、空間形成工程において形成された各空間20に、ジャッキ22をそれぞれ設置する。このとき、各ジャッキ22は、図2(A)に示すように、一対の軟鋼板24Aの中空部28に注入材30(図2(B)参照)が注入されていない膨張前(揚力発生前)の状態となっている。また、空間20内において、ジャッキ22は、図示しない鉄板等のスペーサによって高さが適宜調整されている。
次に、プレストレス付与工程では、図4(B)に示すように、各空間20に設置された各ジャッキ22を膨張させる。具体的には、各ジャッキ22の注入管32(図2(A)参照)に、図示しない連動配管を介して図示しない供給装置を連結する。そして、供給装置から各ジャッキ22へ連動配管を介して注入材30を高圧で同時に供給することで、各ジャッキ22を同時に膨張させる。
すなわち、図2(B)に示すように、一対の軟鋼板24Aの中空部28に注入材30を注入することで、軟鋼板24A同士を離間させる。なお、ジャッキ22は、中空部28に注入された注入材30が硬化することにより、膨張した状態で空間20内に保持される。
これにより、ジャッキ22の上面が上側の梁16Aの下面に当接し、ジャッキ22は、梁16Aの下面を反力支点として既設壁10を梁16Aから離間する方向、すなわち鉛直方向下向きに押圧する。これにより、既設壁10にプレストレスが付与される。
具体的には、図4(B)に示すように、ジャッキ22による押圧力Nは、鉛直方向下向きに入力される。この押圧力Nがレンガブロック12間を伝わることにより、既設壁10内には、ジャッキ22から放射状に圧縮応力の高い領域(いわゆる圧縮ストラット)が形成される。これにより、少なくとも既設壁10の高さ方向の略中央部(中央線M)において、既設壁10の幅方向の全長にわたってプレストレスが付与される。
その後、図5に示すように、空間20の厚さ方向の両側面をレンガ板34で覆うとともに、図1に示すように、空間20内に充填材36を充填することによって空間20を塞ぐ。これにより、プレストレスが付与された状態で既設壁10を架構18内に固定する。
上記の手順によって、架構18内に構築された既設壁10にプレストレスを付与することができ、既設壁10を補強することができる。なお、上記の手順は一例であり、他の手順が含まれていても構わない。
例えば、上記手順では、架構18を構成する柱14A、14B及び梁16A、16Bを補強することなく既設壁10にプレストレスを付与していた。しかし、既設壁10にプレストレスを付与する前に、反力支点となる上側の梁16Aを補強する構成としてもよい。
すなわち、プレストレス付与工程の前に、梁16Aを補強する補強工程を設けてもよい。具体的には、図6に示すように、例えば鋼板等からなる補強プレート38を、図示しないアンカー等によって梁16Aの両側面に全長にわたって接合する構成としてもよい。
特に、上面又は下面の一方のみに押圧力Nが作用する最上階の梁、又は最下階の梁(基礎梁)は、上面及び下面の両面に押圧力Nが作用する中間階の梁に比べて、曲げ破壊が生じ易い。このため、既設壁10にプレストレスを付与する際に、少なくとも最上階の梁及び最下階の梁(基礎梁)を補強プレート38によって補強することが好ましい。
(作用効果)
本実施形態の既設壁の補強方法によれば、既設壁10と梁16Aとの間に空間20を形成し、空間20に設置されたジャッキ22によって、既設壁10を梁16Aから離間する方向に押圧することで、プレストレスを付与した状態で既設壁10を架構18内に固定することができる。
これにより、既設壁10を外側から補強する方法や、既設壁10内にPC鋼棒を挿入して既設壁10にプレストレスを付与する方法等と比較して、既設壁10の外観を変更することなく既設壁10を容易に補強することができ、既設壁10の面外破壊に対する抵抗力を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、既設壁10が複数のレンガブロック12を組み上げて形成した組積造壁であり、レンガブロック12の一部を抜き取ることによって既設壁10に空間20を形成している。このように、レンガブロック12の一部を抜き取ることで空間20を形成することができるため、既設壁10が組積造壁ではない1枚壁等である場合と比較して、既設壁10に空間20を容易に形成することができる。
特に、本実施形態では、ジャッキ22として、厚さの薄いフラットジャッキを用いている。このため、油圧ジャッキ等の他のジャッキを用いる場合と比較して、抜き取るレンガブロック12の数を減らすことができ、既設壁10に空間20をより容易に形成することができる。
また、本実施形態では、既設壁10にプレストレスを付与した後に、レンガ板34によって空間20の両側面を覆っている。このため、既設壁10を正面視した際に、ジャッキ22が露出することがなく、補強することによって既設壁10の美観が損なわれることを抑制することができる。
また、本実施形態では、既設壁10の上端部に組み上げられたレンガブロック12を抜き取ることで、空間20を形成している。このため、既設壁10の下端部や中間部のレンガブロック12を抜き取る構成と比較して、組み上げられたレンガブロック12が崩れる虞を低減することができ、レンガブロック12を容易に抜き取ることができる。また、上側の梁16Aの下面を削って空間20を形成する構成と比較して、梁16Aが断面欠損する虞や梁16Aに配筋された梁主筋が切断される虞等を無くすことができる。
また、本実施形態では、複数のジャッキ22が、少なくとも既設壁10の高さ方向の略中央部において、既設壁10の幅方向の全長にわたって押圧力Nが伝わる間隔で設置されている。これにより、外力が加わった場合に最も面外方向へ変形し易い既設壁10の中央部に確実にプレストレスを付与することができる。
また、本実施形態では、図示しない連動配管を介して複数のジャッキ22に同時に注入材30を注入し、複数のジャッキ22を同時に膨張させている。このように、複数のジャッキ22によって既設壁10を同時に押圧することで、各ジャッキ22によるプレストレスを既設壁10に均一に付与することができる。
さらに、本実施形態では、プレストレス付与工程の前に補強工程を設ける構成とすることで、梁16Aを補強した後で既設壁10にプレストレスを付与することができ、付与されたプレストレスによって梁16Aが曲げ破壊することを抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明について実施形態の一例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、上記の実施形態では、既設壁10の上端部に組み上げられたレンガブロック12を抜き取ることにより、ジャッキ22を設置するための空間20を既設壁10の上面に形成していたが、空間20を形成する位置は既設壁10の上面には限らない。
例えば図7(A)に変形例として示すように、既設壁10の下端部に組み上げられたレンガブロック12を抜き取ることによって既設壁10の下面に空間20を形成し、この空間20にジャッキ22を設置する構成としてもよい。この場合、既設壁10にプレストレスを付与する際に反力支点となる下側の梁16Bを、補強プレート38(図6参照)によって補強することが好ましい。
また、例えば図7(B)に変形例として示すように、既設壁10の側端部に組み上げられたレンガブロック12を抜き取ることによって既設壁10の側面に空間20を形成し、この空間20にジャッキ22を設置する構成としてもよい。この場合、既設壁10にプレストレスを付与する際に反力支点となる柱14Aを、補強プレート38(図6参照)によって補強することが好ましい。
上記の変形例によれば、実施形態と比較してレンガブロック12を抜き取る際の作業効率は低下するが、実施形態と同様に既設壁10の外観を変更することなく既設壁10を容易に補強することができる。さらに、図示を省略するが、既設壁10側ではなく、架構18を構成する柱14A、14B側、又は梁16A、16B側に空間20を形成する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、既設壁10が壁構造材の一例としてのレンガブロック12によって構成されていたが、壁構造材はレンガブロック12には限らず、コンクリートブロックや木質ブロック等であってもよい。さらに、既設壁10は、必ずしも複数の壁構造材によって構成されている必要はなく、例えばコンクリート造の1枚壁等であってもよい。
また、上記実施形態では、ジャッキ22としてフラットジャッキを用いていたが、フラットジャッキではなく油圧ジャッキ等を用いる構成としてもよい。フラットジャッキより大型の(厚さの厚い)ジャッキを用いる場合には、抜き取るレンガブロック12の数を増やすことで、ジャッキ22に合わせた大きさの空間20を既設壁10に形成することができる。
また、上記実施形態では、補強プレート38によって柱14A、14Bや梁16A、16Bを補強していたが、柱14A、14Bや梁16A、16Bの補強方法は実施形態には限らない。例えば柱及び梁が鉄筋コンクリート造の場合には、コンクリートを増打ちすることによって柱及び梁を補強してもよく、柱及び梁が鉄骨造の場合には、複数のリブを接合することによって柱及び梁を補強してもよい。
10 既設壁
12 レンガブロック(壁構造材の一例)
14A、14B 柱
16A、16B 梁
18 架構
20 空間
22 ジャッキ

Claims (3)

  1. 柱及び梁によって構成された架構内に構築された既設壁において、前記既設壁と前記柱との間、又は前記既設壁と前記梁との間に空間を形成する空間形成工程と、
    前記空間にジャッキを設置するジャッキ設置工程と、
    前記ジャッキによって前記既設壁を前記柱又は前記梁から離間する方向に押圧することで、前記既設壁にプレストレスを付与した状態で前記既設壁を前記架構内に固定するプレストレス付与工程と、
    を有する既設壁の補強方法。
  2. 前記既設壁は、複数の壁構造材を組み上げて形成した組積造壁であり、
    前記空間は、前記組積造壁を構成する複数の前記壁構造材の一部を抜き取ることによって形成される、
    請求項1に記載の既設壁の補強方法。
  3. 前記プレストレス付与工程の前に、前記柱又は前記梁の少なくとも一方を補強する補強工程を有する、請求項1又は2に記載の既設壁の補強方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114753668A (zh) * 2022-04-14 2022-07-15 江苏海洋大学 一种无粘结预应力钢丝绳加固砖砌体墙的施工方法

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