JP2021109411A - ウレタン厚み確認ピンの製造方法および製造装置 - Google Patents

ウレタン厚み確認ピンの製造方法および製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ウレタン厚み確認ピンのピン部の長さが長くなった場合でも、型枠と使用機材が大型化せず、かつ、広い製造場所が必要ないウレタン厚み確認ピンの製造方法およびウレタン厚み確認ピン製造装置を提供する。【解決手段】ウレタン厚み確認ピン1のピン部11を成型する型枠20の固定側であるピン部成型用固定枠21と可動側であるピン部成型用可動枠22とのパーティング面がウレタン厚み確認ピン1のピン部11の軸心方向と平行になるように設けると共に、頭部成型用可動枠23を設ける。尚、ピン部成型用可動枠22の移動方向はピン部11の軸心方向とに対し直交するX軸方向であるのに対し、頭部成型用可動枠23の移動方向はピン部11の軸心方向と平行方向であるY軸方向となる。【選択図】図3

Description

本発明は、建築物や建造物の壁や天井、床等のウレタン吹付け対象物に設けるウレタン断熱層の厚さを確認するためのウレタン厚さ確認ピンの製造方法および製造装置に関する。
建築物や建造物の壁や天井、床等のウレタン吹付け対象物に設けるウレタン断熱層の厚さを確認するためのウレタン厚さ確認ピンとして、合成樹脂製の円頭部の中心にピンを突設したものを提案しており(例えば、特許文献1参照。)、建築物に吹付けたウレタン断熱層にピンを突き刺してウレタン断熱層が所定厚に吹付けられているか否かを判断するようにしている。
実用新案登録第3073534号公報
ところで、近年はウレタン断熱層を形成する硬質ウレタンの原料の変化に伴い、ウレタン厚み確認ピンの長尺化が要求されている。
しかしながら、上述した特許文献1に記載された従来のウレタン厚み確認ピンの製造方法では、ウレタン厚み確認ピンのピン部を成型する型枠の固定側と可動側との間のパーティング面は、ウレタン厚み確認ピンのピン部の軸心方向と垂直になるように設けられているため、射出成型されたウレタン厚み確認ピンを型枠から取外す場合には、型枠の可動側を開いた後、ウレタン厚み確認ピンの頭部裏側をピン部の軸心方向と平行に押圧して押し出して型枠の固定側から抜くように構成していた。
そのため、ウレタン厚み確認ピンのピン部が長くなると、ピン部の長さの分だけ型枠の可動側をスライドさせる必要があり、型枠が大型化すると共に、広い製造場所が必要であるという問題があった。
特に、最近は住宅の高断熱性が求められ、壁や天井に吹き付けるウレタンの厚さが厚くなっており、ウレタンの厚さを確認するウレタン厚み確認ピンのピン部も長くなる傾向にあるため、型枠が大型化すると共に、大きい製造装置および広い製造場所が必要であった。
そこで、本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、ウレタン厚み確認ピンのピン部の長さが長くなった場合でも、型枠が大型化せず、かつ、前述の製造装置および広い製造場所が必要ないウレタン厚み確認ピンの製造方法およびウレタン厚み確認ピン製造装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るウレタン厚み確認ピンの製造方法は、型枠のパーティング面に形成した完成品形状の空洞に樹脂を射出してウレタン厚み確認ピンを製造するウレタン厚み確認ピンの製造方法において、前記ウレタン厚み確認ピンは、ウレタンの厚みを確認するため所定の長さを有するピン部と、前記ピン部の後端部側に設けられ、前記ピン部の長さが表示された頭部とを有し、前記ウレタン厚み確認ピンのピン部を成型する前記型枠のピン部成型用固定型枠とピン部成型用可動型枠との間のパーティング面は、前記ウレタン厚み確認ピンのピン部の軸心方向と平行になるように設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係るウレタン厚み確認ピンの製造方法では、前記ピン部成型用固定型枠と前記ピン部成型用可動型枠との間のパーティング面に形成された完成品形状の空洞に樹脂を射出して成型されたウレタン厚み確認ピンは、前記ピン部成型用固定型枠に対し前記ピン部成型用可動型枠が開いた後、前記ウレタン厚み確認ピンのピン部にピン取外し用エジェクトピン先端を押し当てて当該ピン部の軸心方向に対し垂直方向に押し出すことにより前記ピン部成型用固定型枠から前記ウレタン厚み確認ピンを取り外すことも特徴とする。
また、本発明に係るウレタン厚み確認ピンの製造方法では、前記ピン部成型用固定枠の前記ウレタン厚み確認ピンの頭部側には、前記ウレタン厚み確認ピンの頭部の裏面側にウレタン厚み確認ピン留め用凹部を形成して当該ウレタン厚み確認ピン留め用凹部に嵌るように突出したウレタン厚み確認ピン留め用凸部が形成されていることも特徴とする。
また、本発明に係るウレタン厚み確認ピンの製造方法では、前記ウレタン厚み確認ピンの頭部の上面を成型する頭部成型用可動型枠は、前記ピン部の軸心方向であって前記頭部の上面から離れるようにスライドすることも特徴とする。
また、本発明に係るウレタン厚み確認ピンの製造装置は、上述のいずれかのウレタン厚み確認ピンの製造方法を実施する製造装置であることを特徴とする。
本発明に係るウレタン厚み確認ピンの製造方法では、ウレタン厚み確認ピンのピン部を成型する型枠の固定側と可動側との境界面であるパーティング面は、ウレタン厚み確認ピンのピン部の軸心方向と平行になるように設けている。
そのため、ピン部の軸心方向に対し垂直方向に開いて射出成型後のウレタン厚み確認ピンを取り出すことができるので、ウレタン厚み確認ピンのピン部の長さが長くなった場合でも、型枠が大型化せず、かつ、広い製造場所も必要せずにウレタン厚み確認ピンを製造することができる。
(a)〜(d)それぞれ本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピンの斜視図、A部分の要部拡大図、図1(b)におけるB−B線断面図、図1(a)におけるF−F線断面図である。 (a)〜(c)それぞれ本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピンの平面図、正面図、側面図である。 本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置の型枠を示す平面図である。 (a),(b)それぞれ図3におけるC−C線断面図、D−D線断面図である。 本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置の型枠において樹脂の射出および硬化後、頭部成型用可動枠がスライドした際の状態を示す平面図である。 図5におけるE−E線断面図である。 本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置の型枠において頭部成型用可動枠のスライド後、ピン部成型用可動枠がスライドした際の状態を示す平面図である。 図7におけるG部分の要部拡大平面図である。 本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置の型枠においてピン部成型用可動枠のスライド後、成型された実施形態のウレタン厚み確認ピンを押し出した状態を示す平面図である。 図9におけるH部分の要部拡大平面図である。
以下、本発明に係るウレタン厚み確認ピンの製造方法および製造装置の一例である実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、下記に説明する実施形態は、あくまで本発明の一例であり、本発明は下記の実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
<実施形態のウレタン厚み確認ピン1>
まず、先に実施形態のウレタン厚み確認ピン1について説明する。
実施形態のウレタン厚み確認ピン1は、図1や図2等に示すように、ウレタンの厚みを確認するため所定の長さを有するピン部11と、ピン部11の後端部側に設けられ、ピン部11の長さが表示された頭部12とを有する。
ウレタン厚み確認ピン1のピン部11には、図1(a)〜(c)および図2(b),(c)に示すように後述するピン部成型用共通固定枠21aに形成された樹脂射出孔22cから実施形態のウレタン厚み確認ピン1の形状に形成された空洞(空間)に射出され、硬化後にランナー部分と切り離した樹脂射出跡凹部11aが形成される。
そのため、実施形態のウレタン厚み確認ピン1では、ピン部11に樹脂射出跡凹部11aが形成されるため、ピン部11の径が従来は3mmであったが、本実施形態では樹脂射出跡凹部11aが形成されるピン部11の径を例えば1mm増加させて4mmとして強度の補強を図っている。これにより、壁や天井に吹き付けて硬化したウレタンにピン部11を突き刺した場合でも樹脂射出跡凹部11a近傍でピン部11が曲がることなく、吹き付けたウレタンの厚みを確認することができる。また、100mm以上の厚さがあるウレタンは硬度があるため、同金型で生成するピンは4mm以上の強度補強を行った。
さらに、ウレタン厚み確認ピン1のピン部11には、本発明に係る製造装置2で製造されるため、図2(c)に示すように、ピン部11の軸線、すなわち長手方向にPL(パーティングライン)11bが生成される。
一方、実施形態のウレタン厚み確認ピン1の頭部12の裏面には、図1(a),(d)に示すようにピン部成型用共通固定枠21aからピン部成型用共通可動枠22aがX軸方向にスライドして型枠20が開いた際、ピン部成型用可動枠22に射出成型後のウレタン厚み確認ピン1が付着して移動しないようにピン部成型用共通固定枠21aの頭部成型用可動枠23側に形成されたウレタン厚み確認ピン留め用凸部21a2が嵌るウレタン厚み確認ピン留め用凹部12aが形成されている。
また、ピン部11の長さが60mm以上のウレタン厚み確認ピン1を作成する場合、肉ヒケによる収縮を防ぐため、図1(d)に示すようにウレタン厚み確認ピン1の頭部12裏面には、表面側に向かって凹んだ湾曲凹面12bを形成する。そのため、ピン部成型用共通固定枠21aおよびピン部成型用共通可動枠22aの頭部12成型部分は、ウレタン厚み確認ピン1の頭部12裏面に湾曲凹面12bを形成できるように凸形状に湾曲している。
よって、ウレタン厚み確認ピン留め用凸部21a2に嵌るウレタン厚み確認ピン1の頭部12裏面のウレタン厚み確認ピン留め用凹部12aだけでなく、頭部12裏面の湾曲凹面12bもピン部成型用共通固定枠21aの凸形状に湾曲した頭部12成型部分に嵌り、上記の役目も果たしている。
また、ウレタン厚み確認ピン1の頭部12上面には、ウレタン吹付け対象物の厚さ、例えば、15mm、20mm、25mm、30mm、・・・100mm、120mm、140mm、160mm、・・・を示すため、その厚さに応じたピン部11の長さを示す数字等がエンボス加工で表示したり、頭部12上面から裏面まで貫通して打ち抜して表示する。
尚、図2(a)では、頭部12に打ち抜きで‘160’と表示されており、ピン部11の長さが160mmで、ウレタン吹付け対象物の厚さの160mmを確認するウレタン厚み確認ピン1であることを示している。
また、ウレタン厚み確認ピン1の素材として、強度およびヒケによる測定数値の誤差をなくすため、ピン部11の長さが10mm〜30mmの場合は、ポリプロピレン樹脂で制作し、35mmより長いものはヒケをなくすためにABS樹脂で制作している。
<実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2>
次に、以上のように構成された実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2の型枠20およびエジェクトピン21cについて説明する。
図3は、本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2における閉じた状態の型枠20を示す平面図、図4(a),(b)は、それぞれ図3におけるC−C線断面図、D−D線断面図である。
本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2は、図3および図4(a),(b)に示すように、型枠20の固定側と可動側との境界面であるパーティング面に完成品であるウレタン厚み確認ピン1の形状の空洞(空間)が形成されており、その空洞(空間)に後述する樹脂射出孔22cを介してポリプロピレン樹脂やABS樹脂等を射出してウレタン厚み確認ピン1を製造する装置で、型枠20として固定側であるピン部成型用固定枠21と、可動側であるピン部成型用可動枠22および頭部成型用可動枠23を備えている。
ピン部成型用固定枠21は、いわゆるキャビティと呼ばれる固定側の型枠で、ピン部11の長さが130mm、145mm、160mm等と異なる場合でも変化しない共通なコマであるピン部成型用共通固定枠21aと、ピン部成型用共通固定枠21aに連結され、ピン部11の長さに応じて長さが異なる長さ調整コマであるピン部成型用長さ調整固定枠21b等から構成されており、ピン部成型用共通固定枠21aおよびピン部成型用長さ調整固定枠21bには、それぞれピン部11の形状に応じた溝部21a1,21b1が形成されている。
そして頭部12の裏面側を成型するピン部成型用固定枠21のピン部成型用共通固定枠21aの頭部成型用可動枠23側の面には、後述する図8や図10等に示すようにウレタン厚み確認ピン1の頭部12の裏面側にウレタン厚み確認ピン留め用凹部12aを形成して、ピン部成型用共通固定枠21aからピン部成型用共通可動枠22aがX軸方向にスライドして型枠20が開いた際、ピン部成型用可動枠22に射出成型後のウレタン厚み確認ピン1が付着して移動しないようにピン部成型用共通固定枠21aの頭部成型用可動枠23側に形成されたウレタン厚み確認ピン留め用凸部21a2が設けられている。
さらに、ピン部成型用固定枠21のピン部成型用共通固定枠21aには、図3〜図10に示すようにピン部成型用可動枠22および頭部成型用可動枠23が開いた後、ウレタン厚み確認ピン1のピン部11の軸心方向とは垂直方向のX軸方向にスライドしてウレタン厚み確認ピン1のピン部11に先端部で押圧して型枠20からウレタン厚み確認ピン1を取り外すエジェクトピン21cがスライド可能に設けられている。
ピン部成型用可動枠22は、X軸方向にスライドするように構成されたいわゆるコアと呼ばれる可動側の型枠で、ピン部11の長さが30mm、45mm、60mm等と異なる場合でも変化しない共通なコマであるピン部成型用共通可動枠22aと、ピン部成型用共通可動枠22aに連結され、ピン部11の長さに応じて長さが異なる長さ調整コマであるピン部成型用長さ調整可動枠22b等から構成されており、ピン部成型用共通可動枠22aおよびピン部成型用長さ調整可動枠22bには、それぞれピン部11の形状に応じた溝部22a1,22b1が形成されている。
また、ピン部成型用可動枠22を構成するピン部成型用共通可動枠22aおよびピン部成型用長さ調整可動枠22bには、図3や図5等に示すように型枠20の固定側と可動側との境界面であるパーティング面に完成品であるウレタン厚み確認ピン1の形状の空洞(空間)に射出する樹脂の通路となる樹脂射出孔22cが形成されている。
頭部成型用可動枠23は、Y軸方向にスライドするように構成されたいわゆるコアと呼ばれる可動側の型枠で、ウレタン厚み確認ピン1の頭部11を成型するもので、頭部12の形状に応じた溝部23aが形成されており、その溝部23aには図2(a)等に示すようにピン部11の長さを示す数字等をエンボス加工や貫通する打ち抜き加工で示すための凸部等が形成されている。
<実施形態のウレタン厚み確認ピン1の製造方法>
次に、以上のように構成された実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2によるウレタン厚み確認ピン1の製造方法について説明する。
実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2では、上述したように構成されたピン部成型用固定枠21、ピン部成型用可動枠22および頭部成型用可動枠23等の型枠20を、図3および図4に示すように閉じ、ピン部成型用可動枠22を構成するピン部成型用共通可動枠22aおよびピン部成型用長さ調整可動枠22bに形成された樹脂射出孔22c内を通してポリプロピレン樹脂やABS樹脂等の樹脂を送り、溝部21a1,21b1、22a1,22b1,23aで囲まれ空洞(空間)に樹脂を射出して硬化させ、ウレタン厚み確認ピン1を成型する。
次に、実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2では、射出した樹脂の成型および硬化後に、例えば、図5および図6に示すように頭部成型用可動枠23をY軸方向にスライドさせる。
すると、図5および図6に示すように、頭部成型用可動枠23がピン部成型用固定枠21およびピン部成型用可動枠22から離れるので、実施形態のウレタン厚み確認ピン1の頭部12上面側が露出する。
次に、実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2では、図7に示すようにピン部成型用可動枠23をX軸方向にスライドさせる。すると、図7に示すようにウレタン厚み確認ピン1の頭部12の下面側半分とピン部11の半分が露出する。
その際、図8に示すようにピン部成型用固定枠21のピン部成型用共通固定枠21aの頭部成型用可動枠23側の面には、頭部成型用可動枠23側へ突出したウレタン厚み確認ピン留め用凸部21a2が設けられ、ウレタン厚み確認ピン留め用凸部21a2がウレタン厚み確認ピン1の頭部12裏面側のウレタン厚み確認ピン留め用凹部12a(図1(a),(d)等参照。)に嵌っているため、ピン部成型用共通固定枠21aからピン部成型用共通可動枠22aがX軸方向にスライドして型枠20が開いた場合でも、図7や図8等に示すようにピン部成型用可動枠22に射出成型後のウレタン厚み確認ピン1が付着して移動しない。
そして、最後に実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2は、図9や図10に示すようにピン部成型用固定枠21のピン部成型用共通固定枠21aに設けられたエジェクトピン21cがX軸方向にスライドして、エジェクトピン21c先端でウレタン厚み確認ピン1のピン部11を押圧して、ピン部成型用共通固定枠21aからウレタン厚み確認ピン1を取り外して、ウレタン厚み確認ピン1の製造が完了する。
そのため、ウレタン厚み確認ピン1の頭部12の裏面側には、図1(a),(d)に示すようにウレタン厚み確認ピン留め用凸部21a2が嵌っていたウレタン厚み確認ピン留め用凹部12aが形成される。
また、実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2により製造されたウレタン厚み確認ピン1のピン部11には、図1(a)〜(c)や図2(b),(c)に示すように樹脂射出孔22cから樹脂が射出され、ランナーと切り離した跡である樹脂射出跡凹部11aが残る場合がある。
さらに、本実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2により製造されたウレタン厚み確認ピン1のピン部11には、ピン部成型用固定枠21とピン部成型用可動枠22との間のパーティングライン(PL)11bが図2(c)に示すようにピン部11の軸心方向である長手方向に形成されることになる。
また、本実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2により製造されたウレタン厚み確認ピン1の頭部12には、図2(a)等に示すようにピン部11の長さを示す数字等がエンボス加工で表示されたり、頭部12上面から裏面まで貫通する数値が現される一方、頭部12裏面にはウレタン厚み確認ピン留め用凹部12aが形成される。
<まとめ>
以上説明したように、本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピン1の製造方法およびウレタン厚み確認ピン製造装置2では、ウレタン厚み確認ピン1のピン部11を成型するピン部成型用固定枠21とピン部成型用可動枠22とのパーティング面がウレタン厚み確認ピン1のピン部11の軸心方向と平行になるように設けると共に、頭部成型用可動枠23を設ける。
そのため、型枠20を構成するピン部成型用固定枠21、ピン部成型用可動枠22および頭部成型用可動枠23それぞれの溝部21a1,21b1、22a1,22b1および溝部23aで囲まれ空洞(空間)に樹脂を射出して硬化後、ピン部成型用可動枠22を開く場合、ピン部11の軸心方向に対し垂直方向に開いて射出成型後のウレタン厚み確認ピン1を取り出すことができるので、ピン部11の長さが長くなった場合でも型枠20が大型化せず、かつ、広い製造場所も必要せずにウレタン厚み確認ピン1を製造することができる。
特に、本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピン1の製造方法では、ピン部成型用固定枠21に対しピン部成型用可動枠22がウレタン厚み確認ピン1のピン部11とは垂直方向であるX軸方向にスライドして開き、ウレタン厚み確認ピン1のピン部11および頭部12のX軸方向の半分が露出した後、をエジェクトピン24がX軸方向にスライドしてウレタン厚み確認ピン1のピン部11を押圧してエジェクトピン部成型用固定枠21からウレタン厚み確認ピン1を取り外すため、エジェクトピン24のY軸方向のスライド量(ストローク)が少なくて済み、この点でも型枠20が大型化し大型の装置を使用せず、かつ、広い製造場所も必要せずにウレタン厚み確認ピン1を製造することができる。
尚、本実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2により製造されたウレタン厚み確認ピン1のピン部11には、図1(a)〜(c)や図2(b),(c)に示すように樹脂射出孔22cから樹脂が射出されランナーと切り離した跡である樹脂射出跡凹部11aが残る場合があるが、ピン部11の直径が例えば4mm程度であるのに対し、樹脂射出跡凹部11aの深さは1mm未満で、従来のウレタン厚み確認ピン1のピン部11の直径の3mmは確保しているため、強度的に何ら問題はない。
また、本実施形態のウレタン厚み確認ピン製造装置2により製造されたウレタン厚み確認ピン1のピン部11には、ピン部成型用固定枠21とピン部成型用可動枠22との間のパーティングライン(PL)11bがピン部11の長手方向に形成される。そのため、パーティングライン(PL)11bは、従来とは異なり、ウレタン厚み確認ピン1の突き刺し方向と平行となるので、ピン部11をウレタンに突き刺す際の抵抗にならず、ウレタンの厚さを容易に確認することができるという効果も発生する。
また、本発明に係る実施形態のウレタン厚み確認ピン1の製造方法およびウレタン厚み確認ピン製造装置2では、ウレタン厚み確認ピン1の頭部12の上面を成型する頭部成型用可動型枠23は、ピン部11の軸心方向であって頭部12の上面から離れるようにスライドするため、この点でも型枠20が大型化せず巨大な装置を必要とせず、かつ、広い製造場所も必要せずにウレタン厚み確認ピン1を製造することができる。
尚、上記実施形態の説明では、ピン部成型用固定枠21、ピン部成型用可動枠22および頭部成型用可動枠23等の型枠20を閉じ、それらの溝部21a1,21b1、22a1,22b1および溝部23aで囲まれ空洞(空間)に樹脂等を射出して硬化させ、ウレタン厚み確認ピン1を成型後、まずは頭部成型用可動枠23をY軸方向にスライドさせ、その後、ピン部成型用可動枠23をX軸方向にスライドさせるように説明したが、本発明でこれに限定されるものではなく、ウレタン厚み確認ピン1の成型後、まずはピン部成型用可動枠23をX軸方向にスライドさせ、その後、頭部成型用可動枠23をY軸方向にスライドさせるように動作させても良いし、さらにはウレタン厚み確認ピン1の成型後、頭部成型用可動枠23をY軸方向へスライドさせるのと同時に、ピン部成型用可動枠23をX軸方向にスライドさせるように動作させても勿論良い。
1 ウレタン厚み確認ピン
11 ピン部
11a 樹脂射出跡凹部
11b PL(パーティングライン)
12 頭部
12a ウレタン厚み確認ピン留め用凹部
12b 湾曲凹面
2 ウレタン厚み確認ピン製造装置
20 型枠
21 ピン部成型用固定枠
21a ピン部成型用共通固定枠
21a1 溝部
21a2 ウレタン厚み確認ピン留め用凸部
21b ピン部成型用長さ調整固定枠
21b1 溝部
21c エジェクトピン
22 ピン部成型用可動枠
22a ピン部成型用共通可動枠
22a1 溝部
22b ピン部成型用長さ調整可動枠
22b1 溝部
22c 樹脂射出孔
23 頭部成型用可動枠
23a 溝部

Claims (5)

  1. 型枠のパーティング面に形成した完成品形状の空洞に樹脂を射出してウレタン厚み確認ピンを製造するウレタン厚み確認ピンの製造方法において、
    前記ウレタン厚み確認ピンは、
    ウレタンの厚みを確認するため所定の長さを有するピン部と、
    前記ピン部の後端部側に設けられ、前記ピン部の長さが表示された頭部を有し、
    前記ウレタン厚み確認ピンのピン部を成型する前記型枠のピン部成型用固定型枠とピン部成型用可動型枠との間のパーティング面は、前記ウレタン厚み確認ピンのピン部の軸心方向と平行になるように設けられていることを特徴とするウレタン厚み確認ピンの製造方法。
  2. 請求項1記載のウレタン厚み確認ピンの製造方法において、
    前記ピン部成型用固定型枠と前記ピン部成型用可動型枠との間のパーティング面に形成された完成品形状の空洞に樹脂を射出して成型されたウレタン厚み確認ピンは、前記ピン部成型用固定型枠に対し前記ピン部成型用可動型枠が開いた後、前記ウレタン厚み確認ピンのピン部にピン取外し用エジェクトピン先端を押し当てて当該ピン部の軸心方向に対し垂直方向に押し出すことにより前記ピン部成型用固定型枠から前記ウレタン厚み確認ピンを取り外すことを特徴とするウレタン厚み確認ピンの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2記載のウレタン厚み確認ピンの製造方法において、
    前記ピン部成型用固定枠の前記ウレタン厚み確認ピンの頭部側には、前記ウレタン厚み確認ピンの頭部の裏面側にウレタン厚み確認ピン留め用凹部を形成して当該ウレタン厚み確認ピン留め用凹部に嵌るように突出したウレタン厚み確認ピン留め用凸部が形成されていることを特徴とするウレタン厚み確認ピンの製造方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一の請求項に記載のウレタン厚み確認ピンの製造方法において、
    前記ウレタン厚み確認ピンの頭部の上面を成型する頭部成型用可動型枠は、前記ピン部の軸心方向であって前記頭部の上面から離れるようにスライドすることを特徴とするウレタン厚み確認ピンの製造方法。
  5. 請求項1〜請求項4記載のウレタン厚み確認ピンの製造方法を実施するウレタン厚み確認ピンの製造装置。
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