JP2021108333A - 積層コア、電流検出器及び接合方法 - Google Patents

積層コア、電流検出器及び接合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021108333A
JP2021108333A JP2019239258A JP2019239258A JP2021108333A JP 2021108333 A JP2021108333 A JP 2021108333A JP 2019239258 A JP2019239258 A JP 2019239258A JP 2019239258 A JP2019239258 A JP 2019239258A JP 2021108333 A JP2021108333 A JP 2021108333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated core
layer
terminal
current
magnetic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019239258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7169262B2 (ja
Inventor
洋 龍末
Hiroshi Tatsuzue
洋 龍末
彰夫 門馬
Akio Monma
彰夫 門馬
卓也 伊藤
Takuya Ito
卓也 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP2019239258A priority Critical patent/JP7169262B2/ja
Priority to CN202022049721.5U priority patent/CN212341298U/zh
Priority to CN202010978591.5A priority patent/CN113049864A/zh
Publication of JP2021108333A publication Critical patent/JP2021108333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7169262B2 publication Critical patent/JP7169262B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/20Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/04Housings; Supporting members; Arrangements of terminals
    • G01R1/0408Test fixtures or contact fields; Connectors or connecting adaptors; Test clips; Test sockets
    • G01R1/0416Connectors, terminals
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/16Magnets
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/20Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
    • G01R15/202Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices using Hall-effect devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R15/00Details of measuring arrangements of the types provided for in groups G01R17/00 - G01R29/00, G01R33/00 - G01R33/26 or G01R35/00
    • G01R15/14Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks
    • G01R15/20Adaptations providing voltage or current isolation, e.g. for high-voltage or high-current networks using galvano-magnetic devices, e.g. Hall-effect devices, i.e. measuring a magnetic field via the interaction between a current and a magnetic field, e.g. magneto resistive or Hall effect devices
    • G01R15/207Constructional details independent of the type of device used

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Transformers For Measuring Instruments (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Abstract

【課題】新規な構造体の積層コア及びこれを用いた電流検出器を提供し、そのための方法をも提供する。【解決手段】積層コア104は、最外層である外周面104cにおいて部分的に絶縁被膜が除去された領域105に(A)、ニッケル端子120の材料とコア材料との合金層を介してニッケル端子120が接合されている(B)。積層コア104を用いた電流センサは、ニッケル端子120を通じて電流検出回路のグランドに積層コア104を接地することができる。ニッケル端子120は除去領域105にて抵抗溶接されることで、合金層を形成しつつ強固な接合状態となる。【選択図】図2

Description

本発明は、積層コア、これを用いた電流検出器及び積層コアと端子との接合方法に関する。
従来、導電体に発生する交番電界の誘導で集磁コアからの部分放電の発生を抑制する目的で、集磁コアをセンサ回路のグランドと電気的に接続するとした先行技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開特開2017−219332号公報
しかしながら、先行技術はグランド電極の接合に際して集磁コア側の前処理を行わないことで、接合箇所に不純物を混入させる余地を残している。
本発明は、新規な構造体の積層コア及びこれを用いた電流検出器を提供し、そのための方法をも提供する。
〔構造体〕
本発明は、構造体としての積層コアを提供する。積層コアは、絶縁層と磁性材料の層が交互に複数積層されてコアの形状に構成されたものである。このような層構成の積層コアは、最外層の表面において部分的に絶縁層が除去された領域を有し、この領域に導電性材料を用いた端子が接合されている。特に本発明の構造体では、導電性材料と磁性材料(いずれも金属材料)との合金層を介した接合となっている。
このため本発明の構造体によれば、最外層からみて層方向に端子の層(導電性材料層)、合金層(導電性材料−磁性材料合金)、磁性材料の層の順に積層構造をなしていることから、構造体としての形態安定性及びそれによる性能を最大に発揮することができる。
端子が平板状である場合、端子はその幅方向の中央部で最外層の導電性材料と接合されることが好ましい。
また、上記と関連して絶縁層が除去された領域は、端子の幅内に収まる大きさに設定されることも好ましい。これにより、構造体として磁性材料が表出した状態となる領域の面積を最小限に抑え、経年劣化への耐性を高めることができる。
〔電流検出器〕
本発明は、構造体としての積層コアを用いた電流検出器を提供する。この場合、積層コアは被検出電流の導通により発生する磁界を収束可能な形態を有し、エアギャップが形成されている。電流検出器は電流検出回路を備え、回路は、エアギャップ内に配置した検出素子からの出力信号に基づいて被検出電流の大きさに応じた検出信号を出力する。このとき構造体としての積層コアは、上記の端子を通じて電流検出回路のグランドに接地されている。
電流検出器において、被検出電流の急峻な電圧変化は、電流検出回路からの出力信号に対するノイズとして大きく影響することが分かっており、これを電流検出器や出力信号のdV/dt特性と称する。このようなdV/dt特性は、被検出電流が流れる一次導体と積層コアや電流検出回路との間(各所)に存在する浮遊容量を介してノイズが伝わるためであると考えられ、仮に、あるタイミングで導体の電圧(一次電圧)の波形がステップ状(急峻)に変化したとすると、電流検出回路からの出力信号の波形にも同タイミングで乱れが生じ、誤動作となる。
本発明の電流検出器によれば、磁性体コアが接地されていることにより、一次電圧の変化の影響をグランド側へ吸収させ、ノイズが電流検出回路の内部にまで伝導することを防止する。これにより、dV/dt特性を大きく改善し、誤動作量を最小に抑えることができる。
〔接合方法〕
本発明は、接合方法を提供する。接合方法は、以下の工程から構成される。
〔除去工程〕
この工程では、絶縁層と磁性材料の層が交互に複数積層された積層コアの最外層において、絶縁層を部分的に除去して磁性材料の層を表出させた領域を形成する。
〔接合工程〕
この工程では、磁性材料の層が表出した領域に導電性材料を用いた端子の一部を接触させた状態で端子と磁性材料の層とを通じて電流を印加し、接触させた箇所に導電性材料と磁性材料との合金層を形成して端子と積層コアとを接合する。
本発明の接合方法により、構造体としての積層コアを容易に得ることができる。
本発明によれば、新規な構造体の積層コア及びこれを用いた電流検出器が得られ、そのための方法も得ることができる。
一実施形態の電流センサ100の構成を概略的に示す図である。 積層コア104とニッケル端子120との接合関係を示した斜視図である。 積層コア104の層構成を模式的に示した断面図(図2中III−III線に沿う断面図)である。 積層コア104とニッケル端子120との接合方法を含む積層コア104の生産管理手順を示した工程図である。 抵抗溶接の原理を示す図である。 本実施形態の接合方法による合金層の形成を示す図である。 比較例として挙げられる積層コア204の構造例を説明する図である。 積層コア104を用いた電流センサ100の構成を示す分解斜視図である。 電流センサ100のdV/dV特性の評価結果を示す図である。 ニッケル端子120の他の溶接形態例1を示す図である。 溶接形態例1を用いてニッケル端子120が接合された積層コア104の斜視図である。 ニッケル端子120の他の溶接形態例2を示す図である。 溶接形態例2を用いてニッケル端子120が接合された積層コア104の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の実施形態では、電流検出器の一例としてホールICタイプの電流センサを挙げているが、本発明はこれに限られるものではなく、磁気平衡式のクローズドループタイプの電流センサであってもよいし、フラックスゲートタイプ電流センサであってもよい。
図1は、一実施形態の電流センサ100の構成を概略的に示す図である。
〔積層コア〕
電流センサ100は、積層コア104を備える。図示の例では積層コア104が矩形環状となっているが、円環状であってもよいし、その他の環形状であってもよい。積層コア104は、その内側に一次導体BUを挿通させた状態で、一次電流Ip(被検出電流)の導通により発生する磁界を収束可能である。
〔磁気検出素子〕
積層コア104には、周方向の少なくとも一箇所にエアギャップ104aが形成されている。エアギャップ104a内にはホール素子110等の磁気検出素子(感磁素子、磁電変換素子等)が配置されており、ホール素子110は、積層コア104で収束させた磁界強度に応じた検出信号を出力する。
〔電流検出回路〕
電流センサ100は、電流検出回路を備える。電流検出回路はオペアンプ113を備えており、オペアンプ113はホール素子110からの検出信号を入力し、設定したオフセット電圧Voftと負帰還電圧とを用いて検出電圧Vout(出力信号)を出力する。検出電圧Voutは、一次電流Ipの検出値(電流値)に応じた大きさに設定される。
〔dV/dtノイズ〕
電流センサ100において、一次導体BUでの電圧のステップ状変化が出力信号(検出電圧Vout)の変化に影響を及ぼすことが分かっている。具体的には、一次電流Ipの急峻な電圧変化は、出力信号に対するノイズとして大きく影響することが分かっており、これを電流センサ100や出力信号のdV/dt特性と称する。このようなdV/dt特性は、一次導体BUと積層コア104や電流検出回路との間に存在する浮遊容量を介してノイズが伝わるためであると考えられる。
図1にdV/dtノイズ波形を概略的に示す。仮に、あるタイミングで一次導体BUの電圧(一次電流Ipの電圧)の波形がステップ状に変化すると、図1中に破線で示す一次導体BUと積層コア104との容量結合や積層コア104と電流検出回路との容量結合により、電圧変化の影響がノイズとして電流検出回路へ伝導する。電流検出回路内部に伝導したノイズは検出電圧Voutにも現れることとなり、これが略同タイミングで出力信号のdV/dtノイズ(誤動作)となる。なお、容量結合は図示以外の箇所でも生じ得る。
このようなdV/dtノイズの出力信号に対する影響は、積層コア104を電流検出回路のグランド(GND)に接地させることで抑制することが可能である。積層コア104を接地させることで、ノイズ成分がグランド側にほとんど吸収され、電流検出回路に伝導しにくくなるからである。本実施形態では、積層コア104の表面(外周面)に接合したニッケル端子120を通じて電流検出回路のグランドに積層コア104を接地させている。
図2は、積層コア104とニッケル端子120との接合関係を示した斜視図である。
〔除去領域〕
図2中(A):ニッケル端子120は、積層コア104の最外層における表面(外周面104c)に接合される。本実施形態で用いる積層コア104は、外周面104cや端面104b、内周面104dを含む表面がワニス等の絶縁被膜に覆われており(例として外周面104cの絶縁被膜を灰色に着色して示す)、そのままでは金属接合に適さない。このためニッケル端子120の接合前において、積層コア104の外周面104cには除去領域105が形成されている。除去領域105は、外周面104cにおいて絶縁皮膜となっている層を剥離して形成されたものであり、除去領域105内では積層コア104の磁性材料(珪素鋼鈑の層)が表出している。本実施形態では、例えば積層コア104の厚み方向で2箇所に除去領域105が形成されており、それぞれの大きさはニッケル端子120の幅内に収まっている。例えば、円形である除去領域105の直径をDとし、ニッケル端子120の幅をWとすると、D≦Wの関係が成り立つ。なお、本実施形態では積層コア104の端面104bは接合箇所として採用しない。ただし、内周面104dに除去領域105を設けてニッケル端子120を接合することとしてもよい。
〔凸状部〕
また、接合前においてニッケル端子120には、例えば長手方向の2箇所に凸状部120a(プロジェクション)が形成されている。これら凸状部120aは、幅方向でニッケル端子120の中央部に位置し、接合前においてニッケル端子120の外面から積層コア104に対向して数mm程度に突出する形状となっている。除去領域105は、凸状部120aと正対する位置に形成されている。
〔接合状態〕
図2中(B):ニッケル端子120は、2箇所の凸状部120aにて積層コア104に接合された状態となる。このとき、本実施形態で用いる接合方法により、ニッケル端子120と積層コア104とは、合金層を介して接合されることになる。なお、この点についはさらに後述する。
〔層構成〕
図3は、積層コア104の層構成を模式的に示した断面図(図2中III−III線に沿う断面図)である。本実施形態で用いる積層コア104は、例えば薄板帯状の珪素鋼鈑を複重に巻いて環形状に成形し、ワニスで固めて全体の形状を保持したものであり、所望の位置を切削加工してエアギャップ104aを形成している。また、素材である珪素鋼鈑はそれ自体が絶縁皮膜を有していることから、積層コア104の外側の表面は、最外層の珪素鋼鈑PL1(層厚数百μm)が絶縁皮膜CS1(層厚数μm)に覆われ、その上にワニス層WS(層厚数十μm)が形成されるとともに、さらに切削液層LQ(層厚数μm)が形成されている。切削液層LQは、上記のエアギャップ104aを切削加工する工程での必要性から付着しているものであり、加工後は積層コア104の防錆剤としての機能も兼ねる。
上記の除去領域105は、積層コア104の最外層の表面において、切削液層LQ、ワニス層WS及び絶縁皮膜CS1からなる絶縁層SFを部分的に除去して形成したものである。なお、「部分的」とは層方向の一部をいうのではなく、層厚全体を含めた表面方向の一部をいう。したがって、絶縁層SFを「部分的に除去」することは、切削液層LQ、ワニス層WS及び絶縁皮膜CS1の全てを表面方向の一部で除去することを意味する。
積層コア104の内層側は、最外層の珪素鋼鈑PL1、2層目の絶縁皮膜CS2と珪素鋼鈑PL2、3層目の絶縁皮膜CS3と珪素鋼鈑PL3・・・というように、層方向でみると絶縁皮膜CSNの層と珪素鋼鈑PLNの層(Nは自然数)が交互に積層された状態にある。このような積層構造は、積層コア104の製造過程を通じて完成される。
〔接合方法〕
図4は、積層コア104とニッケル端子120との接合方法を含む積層コア104の生産管理手順を示した工程図である。
〔除去工程〕
ステップS10:積層コア104の最外層の表面において、上記の絶縁層SFを部分的に剥離して除去領域105を形成する。ここで、除去領域105のように局所的に絶縁層SFを剥離するには、レーザー剥離の手法を好適に用いることができる。レーザー剥離を用いることにより、剥離深さを最薄化(必要最小限に)して除去される部分を絶縁層SFの層厚までに留め、最外層の珪素鋼鈑PL1の板厚を損なうことがない。また、絶縁層SFを除去した箇所は錆びやすくなるが、そのような箇所の面積を必要最小限に抑えることができる。
〔接合工程〕
ステップS20:ニッケル端子120と積層コア104を接合する。本実施形態では、抵抗溶接の手法を好適に用いることができる。抵抗溶接は、除去領域105で珪素鋼鈑PL1と凸状部120aとを接触させて電気的に導通状態とし、加圧力を付加しつつ溶接電流を印加して接触抵抗での発熱により溶接を行うものである。抵抗溶接による接合は、ニッケル端子120及び珪素鋼鈑PL1の両材料が溶融し、間に合金層を形成してニッケル端子120と珪素鋼鈑PL1との接合をなすものとなる。
〔検査工程〕
ステップS30:ここでは、接合状態の検査を行う。検査手法には、外観目視検査の他、測定数値による判定等を用いることができる。測定数値は、例えば接合箇所の引張強度を挙げることができ、本実施形態では20N以上(又は30N〜40N)を合格範囲としている。なお、引張強度の上限値としては、例えば150Nを想定することができる。20N以上150N以下の範囲内であれば、積層コア104の使用形態においてニッケル端子120が分離することなく、充分に接続性能を発揮し続けることができる。
以上の工程を実施し、検査に合格した積層コア104が電流センサ100の次生産工程に移送される。
図5は、抵抗溶接の原理を示す図である。
〔接合前〕
図5中(A):上記のように、積層コア104の最外層の表面において、除去領域105にニッケル端子120の凸状部120aを接触させ、最外層の珪素鋼鈑PL1と電気的に導通可能な状態とする。
〔接合中〕
図5中(B):2本の電極170(一方が+で他方が−)をニッケル端子120に圧着させ、溶接電流を印加する。電流の流れる経路を矢印で示したように、溶接電流は陽電極170からニッケル端子120を通って陰電極170に流れるものと、凸状部120aから最外層の珪素鋼鈑PL1を通って凸状部120a、そして陰電極170に流れるものに分流される。
〔等価回路〕
図5中(C):抵抗溶接中の等価回路を示す。電極170は定電流源PSに接続されており、陽電極170と陰電極170との間には、ニッケル端子120の抵抗Rtmに流れる電流路と、凸状部120aから珪素鋼鈑PL1の抵抗Rcoに流れる電流路とに分かれ、凸状部120aと珪素鋼鈑PL1との接触箇所(2箇所)には、それぞれ接触抵抗Rp1,Rp2が存在する。上記のように抵抗溶接は、これら接触抵抗Rp1,Rp2での発熱により両材料が溶融し、合金層を形成して接合状態とするものである。
ここで、レーザー剥離を行うメリットについて以下の通り再確認する。
(1)抵抗溶接では、最外層の珪素鋼鈑PL1(1層目)だけに溶接電流が流れることになる(2層目の珪素鋼鈑PL2とは絶縁皮膜CS2で絶縁されている)が、絶縁層SFを除去した後の珪素鋼鈑PL1の板厚(層厚)が溶接電流に影響する。すなわち、板厚が抵抗Rcoに影響するため、板厚が安定していないと、定電流源PSから流れてくる溶接電流にばらつきが生じ、溶接の完成度が不安定となるからである。このような板厚の不安定は、絶縁層SFを機械的な手法で剥離(例えば、ベルトサンダー等を用いた研磨剥離)する場合に起こり得る。
本実施形態ではレーザー剥離を用いることにより、安定した剥離層厚の管理が可能となり、珪素鋼鈑PL1の板厚(層厚)を個体ごとに安定させることができる。これにより、予め等価回路(図5中(C))に基づいて設定した定電流源PSを用いるだけで、安定した溶接結果を得ることができる。
(2)除去領域105を局所化(面積最小化)することで、凸状部120a以外での短絡を防止することができる。すなわち、抵抗溶接中はニッケル端子120が凸状部120aにて最外層の珪素鋼鈑PL1と接触している必要があり、その他の箇所で不用意に接触すると溶接電流が分流し、想定した等価回路(図5中(C))が成り立たなくなる。このような短絡は、絶縁層SFを必要以上に剥離してしまうことで生じやすい。例えば、図5中(B)に二点鎖線で囲った範囲Dでニッケル端子120にプレス加工時のバリや部分的な変形等が存在していた場合、範囲Dの絶縁層SFが剥離されていることでニッケル端子120と珪素鋼鈑PL1とが容易に短絡する。
本実施形態では、レーザー剥離を用いて除去領域105を形成することにより、範囲Dでの短絡を確実に防止することができる。
(3)また、除去領域105を必要最小限の大きさとすることで、珪素鋼鈑PL1が錆びやすくなる表面積を最小限に抑えることができる。この点、機械的な手法によって絶縁層SFを剥離すると、必要以上に珪素鋼鈑PL1を表出させてしまい、それだけ錆びやすくなる表面積が大きくなってしまうが、本実施形態ではそのような問題がない。
〔合金層の形成〕
図6は、本実施形態の接合方法による合金層の形成を示す図である。
〔溶接中〕
図6中(A):抵抗溶接中は、電極170で凸状部120aと最外層の珪素鋼鈑PL1との接触箇所を接触方向に加圧する。これにより、等価回路(図5中(C))における接触抵抗Rp1,Rp2を安定させることができる。
〔溶接後〕
図6中(B):抵抗溶接中に両材料の溶融が進むとともに、加圧によって凸状部120aがつぶれ変形する。したがって、溶接後の検査工程において、凸状部120aがある程度つぶれ変形していることを目視できれば、それによって溶接強度が充分であると判定することができる。
〔接合部〕
図6中(C):接合部の拡大断面を示す。抵抗溶接によりニッケル端子120の材料と珪素鋼鈑PL1の材料との合金層ALが形成される。これにより、最外層の珪素鋼鈑PL1とニッケル端子120とが合金層ALを介して接合された状態となる。
〔比較例との対比〕
次に、本実施形態の有用性を比較例との対比をもって説明する。
図7は、比較例として挙げられる積層コア204の構造例を説明する図である。比較例の積層コア204も、外周面204cに除去領域105が形成されていない点を除いて本実施形態で用いる積層コア104と同等のものであり、エアギャップ204aが形成されている。また、端面204cはグランド接地の対象としない。
〔機械的剥離〕
図7中(A):比較例では、絶縁層SFを機械的な手法(例えば、ベルトサンダーによる研磨加工)を用いて除去している。この場合、本実施形態のように局所的な除去とはならず、除去領域GLは、加工器具のサイズに応じてある程度の大きさにならざるを得ない(図示の例では、エアギャップ204aの近傍から周方向にみて最初の角部分の手前まで。)。
〔配線半田付け〕
図7中(B):除去領域GLにグランド配線HNが半田付けされる。
図7中(C):このとき、半田SDは珪素鋼鈑の表面に付着しているだけであり、本実施形態のような合金層を介した接合とはならない。
比較例には、本実施形態との対比において以下のような問題がある。
(1)機械的な手法を用いた絶縁層SFの除去工程に要する時間が長い。
(2)除去工程を作業者による手作業に頼らざるを得ず、自動化が難しい。
(3)半田接合は、溶接接合と比較して引張強度が大きく劣る。
(4)半田接合する範囲を大きく超えて除去領域GLが形成されるため、積層コア204の錆びやすくなる表面積が大きくなる。
これに対し、本実施形態では絶縁層SFの除去工程を比較例よりも短縮し、自動化を図ることができる。また、抵抗溶接を用いた接合により、引張強度を高く保持することができる。除去領域105が必要最小限であるため、積層コア104の錆びやすくなる表面積を最小限に抑えることができる。
〔電流センサへの組み込み〕
図8は、積層コア104を用いた電流センサ100の構成を示す分解斜視図である。電流センサ100は、例えば樹脂製のケース体102を備え、このケース体102は、内部に電流センサ100の各種構成部品を収容している。構成部品としては、積層コア104、回路基板106、ホール素子110等がある。なお、図1には主要な構成要素のみを図示しており、その他の構成要素は適宜省略している。
電流センサ100は、例えばケース体102の収容部102d内に構成要素を収容した状態で使用される。電流センサ100は、ケース体102を本体(ボディ、あるいは筐体)とした構成であり、その外殻として周壁部102aを有している。周壁部102aは、例えば図8の立姿勢でみて電流センサ100本体の上面、両側面及び底面の各外面を構成する。
ケース体102の内側には、周壁部102a及び底壁部102dに囲まれた部位に環状をなす収容部102eが形成されている。すなわち、上記の磁性体コア104や回路基板106、ホール素子110等の各種構成要素は、この収容部102e内に収容されており、図8の立姿勢において、水平方向でみた収容部102eの一端は開口(開放)している。なおケース体102は、収容部102eの開口とは反対側が閉塞されている。
また、ケース体102には挿通部108が形成されており、挿通部108は、図8の立姿勢でみてケース体102(あるいは電流センサ100全体)の中央を水平方向に貫通して延びている。すなわち、ケース体102は周壁部102a及び底壁部102dの内側に角筒部102bを有しており、この角筒部102bは、挿通部108を4方向から面で取り囲むようにして角筒状に形成されている。角筒部102bの一端は、収容部102eの一端開口から水平方向に突出して延びているが、他端はケース体102の背面と同一面に位置している(図示されていない)。
その他、ケース体102には、一対のブラケット102cが形成されている。ブラケット102cは、図8の立姿勢でみた両側の周壁部102aと底壁部102dとの隅角部に位置し、周壁部102aと底壁部102dとに跨がるようにして両側方に張り出している。一対のブラケット102cは、電流センサ100を例えば立姿勢(使用状態)に設置するために用いられ、電流センサ100は、ブラケット102cの貫通孔(符号なし)を通じて図示しない他の機器(例えば発電機、発電所設備等)にねじ留めによる締結が可能となっている。
ケース体102の収容部102eは、積層コア104の環形状に合わせて成形されている。このため積層コア104は、電流センサ100の完成状態において収容部102e内にぴったりと収容される。また、ニッケル端子120は、収容部102eの開口方向に一端部が突出するようにして配置される。磁性体コア104は、挿通部108にバスバー等の一次導体BUを挿通させることで、一次電流Ipにより発生する磁界を収束させることができる。あるいは、一次導体BUへの一次電流Ipの導通により、磁性体コア104に磁界が発生(収束)する。
〔磁気検出素子〕
ホール素子110は、電流センサ100の組み立て状態で磁性体コア104のエアギャップ104a内に配置される。ホール素子110は、その感磁面をエアギャップ104aの端面(磁気回路断面)に対向させることで、磁性体コア104に発生(収束)する磁界の強度に応じた電圧信号(磁気検出信号)を出力する。
〔回路基板〕
回路基板106は、収容部102eの形状に合わせて横向きU字形状をなしている。回路基板106には、上記のホール素子110が実装されている他、図示しない各種の電子部品やICチップ等が実装されることで、上記の電流検出回路が形成されている。電流検出回路は、例えばホール素子110から出力される電圧信号を増幅し、また、各種の電気的処理を行って検出電圧Voutを出力する。回路基板106には外部コネクタ106aが実装されており、外部コネクタ106aは、電流センサ100の組み立て状態においてケース体102から突出(露出)している。電流センサ100は、外部コネクタ106aを通じて出力回路への電源供給を行ったり、電流検出回路から検出電圧を出力したりすることができる。
〔積層コア104の接地〕
積層コア104は、ニッケル端子120を通じて電流検出回路のグランドに接地されている。回路基板106には、ニッケル端子120を挿通可能なスルーホール106bが形成されており、電流センサ100の組み立て状態において、ニッケル端子120は回路基板110のグランド電極に半田付けされるものとなっている。
〔dV/dt特性評価例〕
図9は、電流センサ100のdV/dt特性の評価結果を示す図である。dV/dt特性の評価は、一次導体BUにステップ状の電圧変化を生じさせたとき、電流検出回路から得られる出力電圧波形を観察することで行った。また、評価は積層コア104を接地しない場合との対比により行った。
〔コア接地なし〕
図9中(A):積層コア104をグランドに接続していない試料モデルの場合、入力電圧波形にステップ状の変化が生じたタイミング(時刻t1,t2,t3)で、出力電圧波形に過大な乱れが生じている。これがdV/dtノイズによる誤動作を顕著に表している。
〔本実施形態〕
図9中(B):本実施形態の積層コア104を用いた電流センサ100では、入力電圧波形にステップ状の変化が生じたタイミング(時刻t1,t2,t3)で、出力電圧波形にはほとんど目立たない程度の誤動作しか生じなかった。これは、積層コア104をグランド接続したことによる顕著な効果を示している。観測値で見ると、接地なしのモデルから約1/20の誤動作量の低減効果が得られている。
〔他の溶接形態〕
ニッケル端子120の溶接形態について、先に説明した例(図5、図6)は、通電方式からするとシリーズ溶接とプロジェクション溶接とを組み合わせたものに該当する。ここで、シリーズ溶接とは、1回の溶接で同時に複数箇所(例えば2箇所)を溶接するものであり、2本の電極170を同一の溶接対象(ニッケル端子120)に接触させて溶接を行う方式である。また、プロジェクション溶接は、溶接対象に設けた突起部(凸状部120a)に大電流を集中して通電させるもので、温度分布のバランスを取りやすくなるメリットがある。
その上で、ニッケル端子120については他の溶接形態を採用することもできる。
〔溶接形態例1〕
図10は、ニッケル端子120の他の溶接形態例1を示す図である。溶接形態例1は、通電方式としてインダイレクト溶接とプロジェクション溶接とを組み合わせたものに該当する。
インダイレクト溶接とは、2本の電極170が別々の溶接対象に接触し、溶接電流を一方の電極170から流し、溶接箇所を通して他方の電極170へ流す方式、あるいは、溶接電流を一方の電極170から溶接箇所を通り、他方の溶接箇所から離れた電極170へ流す方式である。図10の例では、陽電極170が除去領域105で最外層の珪素鋼鈑PL1に接触し、印電極170がニッケル端子120に接触する。また、ニッケル端子120については凸状部120aが除去領域105にて珪素鋼鈑PL1に接触する。この状態で、電流は陽電極170から珪素鋼鈑PL1を通り、プロジェクション溶接箇所を通って印電極170に流れていく。なお、電流の流れる方向は逆でもよい。
図11は、溶接形態例1を用いてニッケル端子120が接合された積層コア104の斜視図である。なお、接合箇所に合金層が形成されていることはこれまでと同様である。
この場合、ニッケル端子120は1箇所で接合された状態となるが、これでも充分に目的を果たすことができる。また、接合箇所の引張強度は20N以上である。強いていえば、接合箇所(凸状部120a)の回転方向の応力に対して不利になりやすい。
〔溶接形態例2〕
図12は、ニッケル端子120の溶接形態例2を示す図である。この溶接形態例2は、通電方式でいえば溶接形態例1と同様であるが、溶接箇所を2箇所としている点が異なる。
すなわち、ニッケル端子120には2つの凸状部120aが形成されており、これらが除去領域105にて珪素鋼鈑PL1に接触する。なお、除去領域105は個々の凸状部120aの配置に合わせて2箇所に分かれて形成されていてもよいし、1箇所にまとめて形成されていてもよい。
図13は、溶接形態例2を用いてニッケル端子120が接合された積層コア104の斜視図である。なお、接合箇所に合金層が形成されていることはこれまでと同様である。
この場合、ニッケル端子120は2箇所で接合された状態となり、また、接合箇所の引張強度は20N以上である。また、溶接形態例1の場合と比較すると、接合箇所(凸状部120a)の回転方向の応力に対しても不利になりにくい。
以上のように本実施形態によれば、大きく以下の利点が得られる。なお、これまでに述べた利点も合わせて考慮することができる。
(1)ニッケル端子120のような導電体を接合した積層コア104の構造及びこのような構造を得る場合において、導電体が積層コア104の最外層の珪素鋼鈑との合金層を介して接合(溶接)されているため、確実な接合強度で長期間にわたり構造を維持することができる。
(2)絶縁層SFが最小限度に除去されているため、経年によって錆びが進行しやすくなる領域の面積を最小限にすることができる。
(3)接合方法の使用に際し、溶接電流の印加時における等価回路(図5中(C))を安定的に確保することができるため、定電流源PSに繊細な制御を導入する必要がない。
(4)接合方法の使用に際し、レーザー剥離の手法を用いることで時間工数を削減し、安定的に信頼性の高い結果製品を得ることができる。
(5)電流センサ100の誤動作量を低減し、検出出力の安定化と高信頼性を保証することができる。
本発明は、上述した実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施することができる。
ニッケル端子120の形状、大きさ、長さ、幅、板厚等には特に限定がない。また、グランド用の端子であれば、導電性材料としてニッケル以外を用いてもよい。「端子」は「電極」等と言い換えてもよい。
除去領域105の位置や大きさ、形状等についても特に限定はない。また、凸状部120aの大きさや位置、個数、突出量等についての限定もない。
抵抗溶接の電流値については、使用する材料や想定される等価回路内での抵抗値に合わせて適宜に設定することができる。
接合方向として抵抗溶接を例に挙げているが、間に合金層を形成して接合することができれば、他の接合方法を用いてもよい。
積層コア104は、珪素鋼鈑以外の磁性材料の層を複数積層したものでもよい。
積層コア104は、周方向に複数に分割されていてもよい。この場合、分割数に応じた数のエアギャップ104aが形成され、個々にニッケル端子120が接合されることになる。
その他、実施形態等において図示とともに挙げた構造はあくまで好ましい一例であり、基本的な構造に各種の要素を付加し、あるいは一部を置換しても本発明を好適に実施可能であることはいうまでもない。
100 電流センサ
102 ケース体
104 積層コア
110 ホール素子
120 ニッケル端子

Claims (8)

  1. 絶縁層と磁性材料の層が交互に複数積層された積層コアであって、
    最外層の表面において部分的に前記絶縁層が除去された領域に、導電性材料と前記磁性材料との合金層を介して前記導電性材料を用いた端子が接合されている積層コア。
  2. 請求項1に記載の積層コアにおいて、
    前記端子が所定の幅を有した板状をなしており、幅方向の中央部にて接合されていることを特徴とする積層コア。
  3. 請求項1又は2に記載の積層コアにおいて、
    前記絶縁層が除去された領域は、前記端子の幅内に収まる大きさに設定されていることを特徴とする積層コア。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の積層コアにおいて、
    前記端子と前記最外層とは、接合状態で20N以上の引張強度を有することを特徴とする積層コア。
  5. 被検出電流の導通により発生する磁界を収束可能な請求項1から4のいずれかに記載の積層コアと、
    前記積層コアに形成されたエアギャップ内に配置された検出素子と、
    前記検出素子からの出力信号に基づいて被検出電流の大きさに応じた検出信号を出力する電流検出回路とを備え、
    前記積層コアは、
    前記端子を通じて前記電流検出回路のグランドに接地されていることを特徴とする電流検出器。
  6. 絶縁層と磁性材料の層が交互に複数積層された積層コアの最外層において、前記絶縁層を部分的に除去して前記磁性材料の層を表出させた領域を形成する除去工程と、
    前記磁性材料の層が表出した領域に導電性材料を用いた端子の一部を接触させた状態で前記端子と前記磁性材料の層とを通じて電流を印加し、前記接触させた箇所に前記導電性材料と前記磁性材料との合金層を形成して前記端子と前記積層コアとを接合する接合工程と
    を備えた接合方法。
  7. 請求項6に記載の接合方法において、
    前記除去工程では、
    前記端子が有する幅内に収まる大きさの領域で前記絶縁層を除去し、
    前記接合工程では、
    前記端子の幅方向の中央部に形成した凸状部にて前記端子と前記磁性材料の層とを接触させて電流を印加し、前記端子の凸状部と前記磁性材料の層とを抵抗溶接することを特徴とする接合方法。
  8. 請求項7に記載の接合方法において、
    前記接合工程では、
    1回の電流印加で前記端子の複数の凸状部と前記磁性材料の層とを抵抗溶接することを特徴とする接合方法。
JP2019239258A 2019-12-27 2019-12-27 積層コア、電流検出器及び接合方法 Active JP7169262B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019239258A JP7169262B2 (ja) 2019-12-27 2019-12-27 積層コア、電流検出器及び接合方法
CN202022049721.5U CN212341298U (zh) 2019-12-27 2020-09-17 层叠芯和电流检测器
CN202010978591.5A CN113049864A (zh) 2019-12-27 2020-09-17 层叠芯、电流检测器及接合方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019239258A JP7169262B2 (ja) 2019-12-27 2019-12-27 積層コア、電流検出器及び接合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021108333A true JP2021108333A (ja) 2021-07-29
JP7169262B2 JP7169262B2 (ja) 2022-11-10

Family

ID=74071420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019239258A Active JP7169262B2 (ja) 2019-12-27 2019-12-27 積層コア、電流検出器及び接合方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7169262B2 (ja)
CN (2) CN113049864A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536051A (en) * 1978-09-05 1980-03-13 Kobe Steel Ltd Resistance welding method of surface treated material
JPS55137510U (ja) * 1979-03-20 1980-09-30
JPH05283139A (ja) * 1992-04-02 1993-10-29 Yazaki Corp 異種金属端子の抵抗溶接方法
JPH06170549A (ja) * 1992-11-16 1994-06-21 Nasu Tooa Kk アルミニウムのプロジェクション溶接方法及びアルミニウムのプロジェクション溶接機
JP2002113580A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Hitachi Ltd プロジェクション溶接方法
JP2008200687A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Kobe Steel Ltd 鋼材とアルミニウム材との異材接合方法
JP2011113676A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Yazaki Corp フレキシブルフラットケーブルに対する端子の接続方法および端子
JP2017219332A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 日本セラミック株式会社 電流センサ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5536051A (en) * 1978-09-05 1980-03-13 Kobe Steel Ltd Resistance welding method of surface treated material
JPS55137510U (ja) * 1979-03-20 1980-09-30
JPH05283139A (ja) * 1992-04-02 1993-10-29 Yazaki Corp 異種金属端子の抵抗溶接方法
JPH06170549A (ja) * 1992-11-16 1994-06-21 Nasu Tooa Kk アルミニウムのプロジェクション溶接方法及びアルミニウムのプロジェクション溶接機
JP2002113580A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Hitachi Ltd プロジェクション溶接方法
JP2008200687A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Kobe Steel Ltd 鋼材とアルミニウム材との異材接合方法
JP2011113676A (ja) * 2009-11-24 2011-06-09 Yazaki Corp フレキシブルフラットケーブルに対する端子の接続方法および端子
JP2017219332A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 日本セラミック株式会社 電流センサ

Also Published As

Publication number Publication date
CN113049864A (zh) 2021-06-29
JP7169262B2 (ja) 2022-11-10
CN212341298U (zh) 2021-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2562410B2 (ja) 電気抵抗の製造方法および電気抵抗
US9625494B2 (en) Current detection resistor
US10473695B2 (en) Current detection device
JP6028729B2 (ja) シャント抵抗器およびその製造方法
JP6305816B2 (ja) 金属板抵抗器
US20160231359A1 (en) Current detection device, its manufacturing method, and its mounting structure
CN105980864A (zh) 电阻器和电流检测装置
JP4908411B2 (ja) 圧力センサ及びその製造方法
WO2013121872A1 (ja) 抵抗器の端子接続構造
JP2009244065A (ja) シャント抵抗およびシャント抵抗への端子取付け方法
JP2008162341A (ja) 電子制御装置
WO2016175116A1 (ja) 電流検出装置
JP6564482B2 (ja) 金属板抵抗器
JP2021182579A (ja) シャント抵抗器およびその製造方法
CN105874546A (zh) 分流电阻器的制造方法以及分流电阻器组件的制造方法
WO2015194413A1 (ja) 電流検出用抵抗器
JP7077650B2 (ja) ボンディング装置、及びボンディング方法
JP2021108333A (ja) 積層コア、電流検出器及び接合方法
JP6851610B2 (ja) ヒータチップ及び接合装置及び接合方法
JP5433148B2 (ja) 圧電トランスの実装方法及び圧電トランス
KR20160067549A (ko) 압전소자를 포함한 초음파 센서 및 전극
JP2016065755A (ja) 温度測定センサの製造方法、および、温度測定センサ
JP5626567B2 (ja) 素子実装基板の組み立て方法
JP2009064711A (ja) 近接センサの製造方法
JP2003315164A (ja) 白金温度センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220712

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220916

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20220916

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20220929

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221018

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7169262

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150