JP2021107274A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多様なシート幅に対応可能かつ排出シートの位置ずれを防止可能な記録装置を比較的簡素な構成で実現する。【解決手段】記録装置は、搬送方向にシートを搬送する搬送部と、搬送部により搬送されるシートに対してインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッドを搭載し、搬送方向と交差するシート幅方向に記録ヘッドを走査させるキャリッジと、記録ヘッドにより記録されるシートを支持するプラテンと、キャリッジに搭載され、プラテンに支持されたシートまでの距離を検出する検出部と、搬送方向においてキャリッジより下流側に配置され、シートの搬送面と同一面又はそれより下方の第1の位置と、該搬送面より上方の第2の位置とを移動可能な支持部であって、第2の位置においてシートを下方から支持可能となる支持部と、キャリッジを走査しながら得られる検出部の検出結果に基づいて支持部が第1の位置か第2の位置かを判定する判定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、主に記録装置に関する。
特許文献1には、記録装置本体から排出されるシート(以下、排出シート)を両端部において左右一対の支持部により下方から支持する構造が記載されている。このような構造によれば、排出シートは自重により撓み、それに伴いシート幅方向内側に向かう力が排出シートに加わるため、排出シートのシート幅方向の位置ずれが防止されうる。
特開2018−104195号公報
記録装置のなかには、A判(例えばA0、A1)、B判(例えばB0、B1)等の多様なシート幅に対応可能なものもある。このような記録装置に特許文献1の構造を適用するのに際して、シート幅に応じて支持部の姿勢(或いは状態)を可変に構成することが考えられる。一方、この支持部が不適切な姿勢(シート幅に対応しない姿勢)のまま記録されてしまうことも考えられ、このことは記録装置自体で検出されることが求められる場合もある。
本発明は、多様なシート幅に対応可能かつ排出シートの位置ずれを防止可能な記録装置を比較的簡素な構成で実現することを例示的目的とする。
本発明の一つの側面は記録装置にかかり、前記記録装置は、搬送方向にシートを搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送されるシートに対してインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッドを搭載し、前記搬送部による搬送方向と交差するシート幅方向に前記記録ヘッドを走査させるキャリッジと、前記記録ヘッドと対向するように配置され、前記記録ヘッドにより記録されるシートを支持するプラテンと、前記キャリッジに搭載され、前記プラテンに支持されたシートまでの距離を検出する検出部と、前記搬送方向において前記キャリッジより下流側に配置され、シートの搬送面と同一面又はそれより下方の第1の位置と、該搬送面より上方の第2の位置とを移動可能な支持部であって、前記第2の位置においてシートを下方から支持可能となる支持部と、前記キャリッジを走査しながら得られる前記検出部の検出結果に基づいて前記支持部が前記第1の位置か前記第2の位置かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、多様なシート幅に対応可能かつ排出シートの位置ずれを防止可能な記録装置を比較的簡素な構成で実現することができる。
実施形態に係る記録装置の構成の一例を示す図。 排出トレイにおけるシートの状態の一例を示す図。 記録装置の構成の一例を示すブロック図。 記録装置の制御内容の一例を示すフローチャート。 検出部による検出結果および判定部による判定結果の一例を示す図。 検出部による検出結果および判定部による判定結果の他の例を示す図。 記録装置の制御内容の他の例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1実施形態)
図1は、実施形態に係る記録装置1の構成を示す模式図である。記録装置1は、記録ヘッド11、収容部12、キャリッジ13、検出部14、搬送部15、カッターユニット16、排出トレイ17、一対の突出部18、支持部19、排出バスケット20、及び、システムコントローラ21を備える。
記録ヘッド11は、シートSHへの記録を実行可能に構成される。記録ヘッド11は、本実施形態ではインクジェット方式で記録を行うものとし、記録ヘッド11下面には、シートSHに対してインクを吐出するための複数のノズルが設けられる。他の実施形態として、記録ヘッド11には他の記録方式が採用されてもよい。
収容部12は、記録対象となるシートSHを収容可能に構成され、本実施形態では、長尺状のシートSHがロール状に巻かれたロールシート(以下、ロールシートSHと表現する場合がある。)が収容部12に収容される。収容部12は、ロールシートSHの回転軸を軸支可能に構成され、本実施形態では、多様なシート幅のロールシートSHを収容部12に収容可能となっている。このような構成により記録装置1本体にロールシートSHを搭載可能となっており、この観点で、収容部12はロールシート搭載部等とも表現可能である。付随的に、収容部12は、多様なシート幅のカットシート(典型的には、所定長で切断されたシート)を積載可能に構成されてもよく、この観点で、収容部12はカットシート積載部等とも表現可能である。
尚、本明細書でいうシート幅は所定の規格に準ずるものとし、以下では、理解の容易化のため、JIS規格(Japanese Industrial Standards)で定められたA0およびB1の2種類のシート幅を例示して本実施形態を述べることとする。
キャリッジ13は、記録ヘッド11を搭載し、記録ヘッド11をシート幅方向d1に走査可能に構成される。方向d1は走査方向d1と表現されてもよい。本実施形態では、キャリッジ13は、電動モータ13M(図3参照)の動力に基づいて移動機構901により方向d1に走査可能となっており、該走査の間に記録ヘッド11がシートSHに対してインクを吐出することにより記録が行われる。移動機構901には、公知のベルト機構やスライダ機構等が用いられればよい。
ここで、記録装置1は、プラテン22を更に備える。プラテン22は、記録ヘッド11と対向するように配置され、記録ヘッド11により記録されるシートSHを支持し、これにより、記録精度の向上を可能とする。プラテン22上面(表面)には、不図示の吸引ファンに接続された吸引孔が設けられ、シートSHは、該吸引孔の負圧吸引によりプラテン22上面に吸着されうる。これにより、シートSHのプラテン22からの浮き上がりを低減ないし抑制し、シートSHを水平姿勢に(平坦に)維持可能とする。代替的に、シートSHを上面からの風圧によりプラテン22上面に押圧する構成が採用されてもよい。
検出部14は、プラテン22上面からのシートSHの浮き上がりを検出可能に構成される。本実施形態においては、検出部14は、プラテン22に支持されたシートSHまでの距離を検出し、その検出結果(検出値ないし出力値)は該距離に応じて変化する。検出部14は、キャリッジ13に搭載され、キャリッジ13により記録ヘッド11と共に走査される。例えば、検出部14は、キャリッジ13による走査の間、シートSHがシート幅方向d1全域において水平状態か否かを検出することができ、詳細については後述とするが、いわゆるジャム(シートSHに生じうる皺。紙の場合には紙詰まり。)等を検出することができる。検出部14には、シートSHからの反射光を検出可能なセンサ、例えばCCD/CMOSイメージセンサ等、或いは、シートSH上面(或いは記録面)までの距離を計測可能なセンサ、例えばギャップセンサ、赤外線センサ、超音波センサ等、が用いられうる。
搬送部15は、シート幅方向d1と交差する方向d2にシートSHを搬送可能に構成される。方向d2は搬送方向d2と表現されてもよい。搬送部15は、公知の搬送機構で構成されればよく、本実施形態では、搬送ローラ151〜152と、従動ローラ153とを含む。搬送ローラ151は、電動モータ15M(図3参照)の動力に基づいてロールシートSHを回転させることにより、シートSH先端部を下流側に向けて搬送する。搬送ローラ152は、従動ローラ153と共にシートSHを挟持しながら電動モータ15Mの動力に基づいて回転することにより、シートSHを更に下流側に向けて搬送する。搬送ローラ152は、搬送ローラ151の下流側に設けられ、本実施形態ではキャリッジ13(或いは検出部14)の下方の位置または該位置よりも上流側に設けられうる。
尚、本明細書において、下流側とは、搬送部15によるシートSHの搬送経路における搬送方向d2(順方向)の側であることを示し、また、上流側とは、該搬送経路における搬送方向d2とは反対方向の側であることを示すものとする。
カッターユニット16は、ロールシートSHを所定長で切断可能に構成され、例えば、キャリッジ13が通過可能な領域の端部においてキャリッジ13に着脱自在に設置される。この設置の位置をカッターユニット16の待機位置とする。ロールシートSHを切断する場合には、キャリッジ13は、待機位置まで移動してカッターユニット16を連結し、該カッターユニット16を走査させることによりロールシートSHを切断する。また、ロールシートSHを切断しない場合には、キャリッジ13は、待機位置までカッターユニット16を走査させた後、該カッターユニット16の連結を解除して該カッターユニット16を待機位置で待機させる。
尚、カッターユニット16の連結および該連結の解除は、公知の連結機構により実現されればよく、機械式および電気式の何れによって実現されてもよい。
排出トレイ17は、搬送部15により搬送されて記録装置1本体から排出されたシートSH(以下、排出シートSHと表現する場合がある。)を受取り可能に構成される。詳細については後述とするが、排出シートSHは、シート長が比較的小サイズの場合には排出トレイ17上に積載され、シート長が比較的大サイズの場合には排出トレイ17を通過して排出バスケット20に排出されうる。
一対の突出部18および支持部19は、排出トレイ17に設けられる。一対の突出部18は、支持部19の両側方において互いに対向するように設けられ、本実施形態においては排出トレイ17の両側方部に設けられる。個々の突出部18は、排出ガイドあるいは単にガイド等と表現されてもよいし、シートSHを支持する機能を有することから支持部と表現されてもよい。支持部19は、一対の突出部18の間の所定位置に収納可能に設けられると共に、収納時の位置より上方の位置まで起立させることによりシートSHを下方から支持可能に構成される。即ち、記録装置1のユーザは、支持部19を収納姿勢または起立姿勢にすることができる。
尚、支持部19の姿勢変更は、本実施形態では手動で実現されるものとするが、他の実施形態として電動で実現されてもよい。支持部19は、ユーザによる典型的な操作により姿勢を変更可能に構成されればよく、例えば、引出し操作、押圧操作等により姿勢を変更可能に構成されればよい。
ここで、排出トレイ17には、支持部19を嵌合により収納可能とする凹部(陥凹)171が設けられる。即ち、支持部19の収納姿勢は、支持部19を凹部171に収納した状態に対応し、支持部19の起立姿勢は、支持部19を凹部171から起立させた状態に対応する。支持部19の上面あるいは上端は、収納姿勢においては排出トレイ17における少なくとも凹部171の周辺部と同一面またはそれよりも下方に位置し、起立姿勢においては該周辺部よりも上方に延出する。
ここでは説明の容易化のため、支持部19の姿勢を収納姿勢または起立姿勢と表現するが、支持部19は、シートの搬送面と同一面又はそれより下方の位置(第1の位置)と、該搬送面より上方の位置(第2の位置)とを移動可能となっている、と云える。
尚、図1において、上流側の方向で見た態様(搬送方向d2とは反対側の方向で見た態様)を正面とし、下流側の方向で見た態様(方向d2で見た態様)を背面とする。本明細書では、この相対位置に基づいて、要素間の位置関係が説明されるものとする。例えば、側方は、方向d1で隣り合い又は離間した位置関係であることを示す。また、例えば、上/下は、方向d1及びd2の双方と直交する方向で隣り合い又は離間した位置関係であることを示す。
図2(A)は、支持部19を収納姿勢とした場合の記録装置1(主に排出トレイ17)についての正面模式図を示し、図2(B)は、支持部19を起立姿勢とした場合の正面模式図を示す。
本実施形態の構成によれば、例えば、支持部19の収納時においては、シート幅が比較的大サイズ(ここでは、A0相当のシート幅とする。)のシートSHは、その両側方部において一対の突出部18により下方から支持され、且つ、その中央部において自重により適切に撓むこととなる(図2(A)参照)。また、例えば、支持部19の起立時においては、シート幅が比較的小サイズ(ここでは、B1相当のシート幅とする。)のシートSHは、その両側方部において一対の突出部18の一方および支持部19により下方から支持され、且つ、その中央部において自重により適切に撓むこととなる(図2(B)参照)。これにより、排出トレイ17上には、シートSHが、シート幅が上記2種類の何れの場合であっても、シート幅方向d1の位置ずれが防止された状態で排出されることとなる。
シートSHを適切に撓ませて上記位置ずれが更に適切に防止されるように、一対の突出部18は、それらの内側に傾斜面18Fを有するとよい。即ち、一対の突出部18の個々の上面は、排出トレイ17内方において低く且つ外方において高くなるように、傾斜している。代替的/付随的に、支持部19は、シート幅方向d1における少なくとも一方側に傾斜面19Fを有するとよい。本実施形態においては、支持部19の上面は、一対の突出部18の一方側において低く且つその反対側において高くなるように、傾斜している。
ここで、本実施形態では、一対の突出部18および支持部19は、排出トレイ17に設けられものとしたが、他の実施形態として、それらの設置位置は変更されてもよい。即ち、一対の突出部18および支持部19は、記録済のシートSH(或いは、記録ヘッド11下方を通過したシートSH)を記録装置1本体から排出するための排出経路の何れかの部位、例えば、少なくともキャリッジ13より下流側、に設けられればよい。
排出バスケット20は、記録装置1本体下方かつ排出トレイ17下方に設けられる。シート長が比較的大サイズの排出シートSHは、排出トレイ17上に積載され難いため、排出バスケット20は、このような排出シートSHを受け取る。また、排出バスケット20は、不使用時には折り畳んだ状態にすることもできる。
システムコントローラ21は、記録装置1のシステム全体を駆動制御する。システムコントローラ21は、単一のユニットで実現されてもよいし、2以上のユニットが相互通信可能に電気接続されることにより実現されてもよい。また、システムコントローラ21は、ASIC(特定用途向け集積回路)、PLD(プログラマブルロジックデバイス)等の半導体装置で構成されてもよいし、CPU(中央演算装置)およびメモリで構成されてもよい。即ち、システムコントローラ21の機能は、ハードウェア及びソフトウェアの何れによっても実現可能である。尚、システムコントローラ21は、単にコントローラと称されてもよいし、プロセッサ等と称されてもよい。
図3は、記録装置1の構成を示すブロック図である。システムコントローラ21は、記録制御部211および判定部212を含む。
記録制御部211は、記録ヘッド11、キャリッジ13、検出部14および搬送部15を駆動制御してシートSHへの記録を行う。例えば、記録制御部211は、電動モータ15Mを用いて搬送部15を駆動してロールシートSHを搬送し、電動モータ13Mを用いてキャリッジ13により記録ヘッド11を走査させながらロールシートSHへの記録を行う。該記録の完了後、記録制御部211は、カッターユニット16の待機位置までキャリッジ13を走査させてカッターユニット16をキャリッジ13に連結させる。その後、記録制御部211は、このカッターユニット16をキャリッジ13により走査させることによりロールシートSHを切断して記録装置1から排出させる。該切断されたシートSHは、排出トレイ17上または排出バスケット20内に排出される。更に、記録制御部211は、カッターユニット16をキャリッジ13により待機位置まで走査させ、待機位置にてカッターユニット16の連結を解除することによりカッターユニット16を待機状態とした後、次の記録を開始することもできる。
判定部212は、キャリッジ13による走査により得られる検出部14の検出結果に基づいて、支持部19が収納姿勢か起立姿勢かを判定する。即ち、キャリッジ13に搭載された検出部14は、キャリッジ13による走査の際にシートSHの浮き上がりを検出する。そして、判定部212は、詳細については後述とするが、この検出結果が示すシートSHの浮き上がり態様に基づいて、支持部19が収納姿勢か起立姿勢かを判定する。また、記録制御部211は、判定部212による判定結果に基づいて記録を行う。
図4は、本実施形態に係る記録装置1の制御内容を示すフローチャートである。本制御は、主にシステムコントローラ21(記録制御部211および判定部212)により実現される。その概要は、キャリッジ13による走査により得られる検出部14の検出結果に基づいて支持部19の姿勢を判定し、該判定結果に基づいて記録を開始し又は支持部19をシート幅に対応した姿勢にするべきことを通知する、というものである。
ステップS1010(以下、単に「S1010」と示す。他のステップについても同様とする。)では、印刷ジョブの受信の有無が判定される。印刷ジョブは、シートSHに対して記録を実行することを示す指示コマンドないし指示信号であり、例えば、記録装置1に有線/無線で接続されたコンピュータから記録装置1に送信される。印刷ジョブの受信があった場合にはS1020に進み、そうでない場合にはS1010に戻る。
S1020では、シートSHのシート幅を示す情報が取得される。この情報は、多様な方法で取得可能である。例えば、印刷ジョブにはシートサイズを示す情報が含まれており、S1020では、S1010で受信した印刷ジョブに基づいてシートSHのシート幅を示す情報が取得されてもよい。また、例えば、収容部12にはシート幅を計測するためのセンサが設けられ、S1020では、該センサによる計測結果に基づいてシートSHのシート幅を示す情報が取得されてもよい。
S1030では、S1020で取得された情報に基づいて、シート幅が判定される。前述のとおり、本実施形態では、理解の容易化のため、A0およびB1の2種類のシート幅の何れかと判定されるものとする。シート幅がB1の場合にはS1110に進み、シート幅がA0の場合にはS1210に進む。
S1110では、搬送部15は、シートSHを搬送し、シートSHの少なくとも下流側端部を排出トレイ17の支持部19上に位置させ、この状態において、シートSHの搬送を停止してシートSHの位置を固定する。本ステップにおいて、記録制御部211は、記録ヘッド11による記録の開始前にシートSHの少なくとも下流側端部が支持部19上に位置するまで該シートSHを搬送部15により搬送する第1制御部、として機能する。
S1120では、S1110の状態で、キャリッジ13による走査の間に検出部14はシートSHの浮き上がりを検出する。尚、S1120では、記録ヘッド11の駆動が抑制された状態でキャリッジ13による走査が行われ、即ち、シートSHへの記録は実質的に行われない。本ステップにおいて、記録制御部211は、シートSHの上記少なくとも下流側端部が支持部19上に位置した状態でキャリッジ11により走査を行いながら検出部14による検出を行う第2制御部、として機能する。
S1130では、S1120で得られた検出部14による検出結果の可否が判定され、より詳細には、支持部19が収納姿勢か起立姿勢かが判定される。ここでは、S1030においてシート幅がB1と判定されたため、支持部19は起立姿勢であることが求められる(図2(B)参照)。詳細については後述とするが、上記検出結果が可(支持部19が起立姿勢)の場合にはS1310に進み、上記検出結果が不可(支持部19が収納姿勢)の場合にはS1140に進む。
S1140では、支持部19がシート幅に対応する姿勢(ここでは起立姿勢)でないとS1130で判定されたことにより、所定の通知信号が出力される。この通知は、例えば、記録装置1に設けられうる表示部(液晶ディスプレイ、有機EL(Electro‐luminescence)ディスプレイ等)や発光部(LED(Light Emitting Diode)等)により行われればよい。これにより、支持部19がシート幅に対応する姿勢(ここでは起立姿勢)に変更されるべきことがユーザに通知される。
S1150では、支持部19の姿勢変更が完了したか否かが判定される。この判定は、ユーザからの操作入力により行われてもよいし、S1120同様の手順で検出部14によりシートSHの浮き上がりを検出することにより行われてもよい。支持部19の姿勢変更が完了している場合にはS1310に進み、そうでない場合にはS1140に戻る。
S1210では、搬送部15は、シートSHを搬送し、シートSHの少なくとも下流側端部を排出トレイ17の支持部19上に位置させ、この状態において、シートSHの搬送を停止してシートSHの位置を固定する(S1110同様)。
S1220では、S1210の状態で、キャリッジ13による走査の間に検出部14はシートSHの浮き上がりを検出する(S1120同様)。
S1230では、S1220で得られた検出部14による検出結果の可否が判定され、より詳細には、支持部19が収納姿勢か起立姿勢かが判定される(S1130同様)。ここでは、S1030においてシート幅がA0と判定されたため、支持部19は収納姿勢であることが求められる(図2(A)参照)。詳細については後述とするが、上記検出結果が可(支持部19が収納姿勢)の場合にはS1310に進み、上記検出結果が不可(支持部19が起立姿勢)の場合にはS1240に進む。
S1240では、支持部19がシート幅に対応する姿勢(ここでは収納姿勢)でないとS1230で判定されたことにより、所定の通知信号が出力される(S1140同様)。これにより、支持部19がシート幅に対応する姿勢(ここでは収納姿勢)に変更されるべきことがユーザに通知される。
S1250では、支持部19の姿勢変更が完了したか否かが判定される(S1150同様)。支持部19の姿勢変更が完了している場合にはS1310に進み、そうでない場合にはS1240に戻る。
S1310では、所定位置(例えば、シートSHへの記録の開始位置が記録ヘッド11の下方となる位置)までシートSHが搬送部15により搬送された後、記録ヘッド11によるシートSHへの記録が行われる。本ステップにおいて、記録制御部211は、判定部212による判定結果に基づいて記録ヘッド11による記録を開始する第3制御部、として機能する。そして、該記録の完了を以って本フローチャートは終了となる。
前述のとおり、検出部14には、シートSHからの反射光を検出可能なセンサ、或いは、シートSH上面(或いは記録面)までの距離を計測可能なセンサが用いられうる。よって、検出部14は、搬送部15により搬送中のシートSHの有無を検出可能である。例えば、シートSHが存在する場合には比較的高い輝度の反射光が検出されるのに対して、シートSHが存在しない場合には比較的低い輝度の反射光が検出される。或いは、例えば、シートSHが存在する場合には比較的短い距離が計測されるのに対して、シートSHが存在しない場合には比較的長い距離(シートSHの厚さに相当する分だけ長い距離)が計測される。そのため、シートSHの両端の位置は検出部14により取得可能であり、即ち、S1020では、シートSHのシート幅を示す情報は、キャリッジ13により検出部14を走査させることにより直接的に取得可能である。よって、他の実施形態として、S1020は省略され、S1020同様の内容がS1120において実行されてもよい。
尚、本実施形態においては、理解の容易化のため、JIS規格で定められたA0およびB1の2種類のシート幅を例示して本フローチャートの内容を述べたが、シート幅が3種類以上の場合においても同様である。
図5(A)は、シート幅が比較的大サイズのシートSHに記録を行う際に支持部19が起立姿勢の場合におけるシートSHの状態を示す正面模式図である。図5(B)は、シート幅が比較的大サイズのシートSHに記録を行う際に支持部19が収納姿勢の場合におけるシートSHの状態を示す正面模式図である。図中において、一点鎖線は、シートSHのうち排出トレイ17上の部分(部分SHaとする。)の断面を示し、二点鎖線は、検出部14下方に位置する部分(部分SHaよりも上流側に位置する部分。部分SHbとする。)の断面を示す。尚、詳細については後述とするが、部分SHbについては、検出部14の検出結果として、検出部14から部分SHbまでの距離を示す分布Dsigが示されると共に、その許容範囲DMIN〜DMAXが示される。
ここで、シート幅が比較的大サイズの場合、支持部19は収納姿勢とするとよい。これにより、シートSHは、その両側方部において一対の突出部18により下方から支持され、且つ、その中央部において自重により適切に撓むこととなる(図2(A)参照)。その結果、シートSHは、シート幅方向d1の位置ずれが防止された状態で排出トレイ17上に排出されることとなる。
しかしながら、図5(A)の例においては、支持部19が起立姿勢となっていることにより、シートSHの部分SHaが意図しない姿勢となっており、その影響を受けて部分SHbも意図しない姿勢となっていることが検出部14の検出結果から分かる。このことは、シートSHのシート幅方向d1の位置ずれの他、記録の品質の低下の原因ともなりうる。更に詳細については後述とするが、本実施形態によれば、判定部212は、検出部14の検出結果が所定の基準を満たすか否かに基づいて、支持部19の姿勢がシート幅に対応したものか否かを適切に判定することが可能である(図4参照)。
図6(A)は、シート幅が比較的小サイズのシートSHに記録を行う際に支持部19が収納姿勢の場合におけるシートSHの状態を示す正面模式図である。図6(B)は、シート幅が比較的小サイズのシートSHに記録を行う際に支持部19が起立姿勢の場合におけるシートSHの状態を示す正面模式図である。図中において、図5(A)及び図5(B)同様、一点鎖線は、シートSHのうち排出トレイ17上の部分SHaの断面を示し、二点鎖線は、検出部14下方に位置する部分SHbの断面を示す。
ここで、シート幅が比較的小サイズの場合、支持部19は起立姿勢とするとよい。これにより、シートSHは、その両側方部において一対の突出部18の一方および支持部19により下方から支持され、且つ、その中央部において自重により適切に撓むこととなる(図2(B)参照)。その結果、シートSHは、シート幅方向d1の位置ずれが防止された状態で排出トレイ17上に排出されることとなる。
しかしながら、図6(A)の例においては、支持部19が収納姿勢となっていることにより、シートSHの部分SHaが意図しない姿勢となっており、その影響を受けて部分SHbも意図しない姿勢となっていることが検出部14の検出結果から分かる。また、図6(A)の例においては、排出トレイ17上においてシートSHの方向d1での位置ずれが発生してしまう場合もある。これらのことは、図5(A)の例同様、シートSHのシート幅方向d1の位置ずれの他、記録の品質の低下の原因ともなりうる。更に詳細については後述とするが、本実施形態によれば、判定部212は、検出部14の検出結果が所定の基準を満たすか否かに基づいて、支持部19の姿勢がシート幅に対応したものか否かを適切に判定することが可能である(図4参照)。
また、図6(A)の例においては、浮き上がり部Kとして示されるように、シートSHへの記録に起因してシートSHの中央部が上方に湾曲して浮き上がることも考えられる。そのため、本実施形態によれば、支持部19の姿勢がシート幅に対応したものか否かを更に適切に判定可能な場合がある。
図5(A)〜図6(B)の拡大図に示されるように、検出部14の検出結果として、例えば、シートSH上面までの距離についてのシート幅方向d1の分布Dsigが得られる。検出部14の検出結果が所定の基準を満たすか否かは、例えば、この分布Dsigが許容下限値DMINより大きく且つ許容上限値DMAXより小さいことを満たすか否か、に基づいて判定されればよい。
許容下限値DMINおよび許容上限値DMAXは、シートSHの種類によって異なりうる。そのため、許容下限値DMINおよび許容上限値DMAXは、例えば、シートSHの種類を示す情報が記録装置1にユーザにより予め入力されることにより該情報に基づいて設定されてもよい。
また、許容下限値DMINおよび許容上限値DMAXは、記録装置1の環境(例えば温度、湿度等)によっても異なりうる。そのため、例えば、許容下限値DMINおよび許容上限値DMAXは、記録装置1の環境を検出可能なセンサ(例えば温度センサ、湿度センサ等)が記録装置1に設けられることにより該センサの検出結果に基づいて設定されてもよい。
ここで、図5(A)に示されるように、シートSHの搬送経路のうち、方向d1において、支持部19が位置する部分を部分(第1部分)P1とし、それ以外の部分を部分(第2部分)P2とする。このとき、検出部14の検出結果は、部分P1に対応する結果(第1の結果)R1と、部分P2に対応する結果(第2の結果)R2と、に分けることが可能である。
例えば、判定部212は、結果R1に基づいて、支持部19が収納姿勢か起立姿勢か、更には支持部19の姿勢がシート幅に対応したものか否か、を判定することができる。即ち、判定部212は、検出部14の検出結果の全部ではなく一部を参照することによっても、上記判定を行うことが可能である。よって、他の実施形態として、シートSHの浮き上がりについての検出部14による検出は、キャリッジ13による走査により検出部14が正面視で部分P1上方を通過する間のみ、行われてもよい。
一方、判定部212は、結果R2に基づいて、上記搬送経路におけるシートSHの搬送状態を判定することも可能であり、例えば、シートSHのうち、支持部19の姿勢の影響を受けにくい部分の状態を判定することも可能である。これにより、判定部212は、ジャムが発生したか否かを判定することが可能である。
以上、本実施形態によれば、支持部19は、搬送部15によるシートSHの搬送経路におけるキャリッジ13より下流側(本実施形態では排出トレイ17)に収納可能に且つ起立させることによりシートを下方から支持可能に設けられる。判定部212は、キャリッジ13による走査により得られる検出部14の検出結果に基づいて、支持部19が収納姿勢か起立姿勢かを判定する。即ち、判定部212は、支持部19がシート幅に対応した姿勢か否かを判定する。判定部212は、支持部19がシート幅に対応した姿勢でないと判定した場合には所定の通知信号を出力し、それにより、支持部19の姿勢変更が必要であることをユーザに通知する。
このような構成によれば、ジャムの発生を検出するための検出部14に、支持部19の姿勢を検出する機能を兼ねさせることが可能となり、支持部19そのものに、その姿勢を検出するための他の検出部を新たに設ける必要がない。よって、本実施形態によれば、多様なシート幅に対応可能かつ排出シートの位置ずれを防止可能な記録装置1を比較的簡素な構成で(或いは比較的安価に)実現することができる。
本実施形態では、単一の支持部19が設けられた構成を例示したが、他の実施形態として支持部19の数を2以上としてもよい。これにより、記録装置1は更に多様なシート幅に対応可能に構成されることとなる。
更に他の実施形態として、一対の突出部18に代替して一対の支持部(支持部19同様、姿勢を変更可能に構成されたもの)が設けられてもよい。この場合、ユーザは、複数の支持部19のうちシート幅に対応する2つのみを起立姿勢とすることが可能である。この構成によっても上記同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
前述の第1実施形態では、支持部19の姿勢がシート幅に対応したものか否かの判定を記録の開始前に行う態様を例示したが、該判定は、記録の最中に行われてもよい。図7は、第2実施形態に係る記録装置1の制御内容を示すフローチャートである。S1010〜S1020については、第1実施形態同様であるため、ここでは説明を省略する。
S1311では、1走査分の記録が行われる。この走査の間、検出部14は、シートSHの浮き上がりを検出する(S1120、S1220同様)。ここで、1走査分とは、キャリッジ13により記録ヘッド11を方向d1に走査させること、を指す。或いは、1走査分は、記録ヘッド11を方向d1に走査させることに付随して/代替して、記録ヘッド11を方向d1とは反対方向に走査させることを指してもよい。他の観点では、記録(インクの吐出)は、往路で行われてもよいし、復路で行われてもよいし、或いは、往路および復路の双方で行われてもよい、とも云える。
S1410では、S1311で得られた検出部14による検出結果の可否が判定され、より詳細には、支持部19が収納姿勢か起立姿勢かが判定される(S1130、S1230同様)。例えば、S1020で得られた情報がA0のシート幅を示す場合には、支持部19は収納姿勢であることが求められる(図2(A)参照)。そのため、上記検出結果が可(支持部19が収納姿勢)の場合にはS1420に進み、上記検出結果が不可(支持部19が起立姿勢)の場合にはS1440に進む。
一方、例えば、S1020で得られた情報がB1のシート幅を示す場合には、支持部19は起立姿勢であることが求められる(図2(B)参照)。そのため、上記検出結果が可(支持部19が起立姿勢)の場合にはS1420に進み、上記検出結果が不可(支持部19が収納姿勢)の場合にはS1440に進む。
S1420では、S1010で受信した印刷ジョブに基づく記録が完了したか否かが判定される。記録完了の場合にはS1430に進み、そうでない場合にはS1311に戻る(次の走査を行って記録を継続する。)。
S1430では、カッターユニット16を用いてロールシートSHから記録済のシートSHが切断され、該シートSHは排出トレイ17から排出される。
S1440では、S1410で検出部14による検出結果が不可であると判定されたことにより、記録が中断される。付随的に、記録が中断されたシートSHは、カッターユニット16によりロールシートSHから切断され、排出トレイ17から排出されてもよい。
S1450では、支持部19がシート幅に対応する姿勢(シート幅がA0の場合には収納姿勢、また、シート幅がB1の場合には起立姿勢)でないとS1410で判定されたことにより、所定の通知信号が出力される(S1140、S1240同様)。これにより、支持部19の姿勢変更が必要であることがユーザに通知される。
本実施形態によれば、支持部19の姿勢がシート幅に対応したものか否かの判定は、記録の最中に行われ、記録の開始後においても第1実施形態同様の効果が得られる。尚、第1〜第2実施形態は、組合せ可能であり、即ち、上記判定は、記録の開始前および後の双方において行われてもよい。
(その他)
上述の各実施形態で説明された態様は例示に過ぎないものであり、本発明は、これらに限られるものではない。また、記録装置1は、記録機能のみを有するシングルファンクションプリンタであっても良いし、記録機能、FAX機能、スキャナ機能等の複数の機能を有するマルチファンクションプリンタであっても良い。また、記録装置1は、例えば、カラーフィルタ、電子デバイス、光学デバイス、微小構造物等を所定の記録方式で製造するための製造装置であっても良い。
また、本明細書でいう「記録」は広く解釈されるべきものである。従って、「記録」の態様は、記録媒体上に形成される対象が文字、図形等の有意の情報であるか否かを問わないし、また、人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わない。
また、「記録媒体」は、上記「記録」同様広く解釈されるべきものである。従って、「記録媒体」の概念は、一般的に用いられる紙の他、布、プラスチックフィルム、金属板、ガラス、セラミックス、樹脂、木材、皮革等、インクを受容可能な如何なる部材をも含みうる。
更に、「インク」は、上記「記録」同様広く解釈されるべきものである。従って、「インク」の概念は、記録媒体上に付与されることによって画像、模様、パターン等を形成する液体の他、記録媒体の加工、インクの処理(例えば、記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)等に供され得る付随的な液体をも含みうる。従って、記録装置1は、液体吐出装置等と表現されてもよい。
(プログラム)
本発明は、上記実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理により実現されてもよい。例えば、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によって実現されてもよい。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:記録装置、SH:シート、11:記録ヘッド、13:キャリッジ、14:検出部、15:搬送部、19:支持部、212:判定部。

Claims (16)

  1. 搬送方向にシートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送されるシートに対してインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッドを搭載し、前記搬送部による搬送方向と交差するシート幅方向に前記記録ヘッドを走査させるキャリッジと、
    前記記録ヘッドと対向するように配置され、前記記録ヘッドにより記録されるシートを支持するプラテンと、
    前記キャリッジに搭載され、前記プラテンに支持されたシートまでの距離を検出する検出部と、
    前記搬送方向において前記キャリッジより下流側に配置され、シートの搬送面と同一面又はそれより下方の第1の位置と、該搬送面より上方の第2の位置とを移動可能な支持部であって、前記第2の位置においてシートを下方から支持可能となる支持部と、
    前記キャリッジを走査しながら得られる前記検出部の検出結果に基づいて前記支持部が前記第1の位置か前記第2の位置かを判定する判定部と、を備える
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記搬送部によるシートの搬送経路において互いに対向するように設けられ、シートを下方から支持可能な一対の突出部を更に備え、
    前記支持部は、前記一対の突出部の間に位置する
    ことを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 前記一対の突出部は、それらの内側に傾斜面を有する
    ことを特徴とする請求項2記載の記録装置。
  4. 前記支持部は、前記シート幅方向における少なくとも一方側に傾斜面を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の記録装置。
  5. 前記一対の突出部および前記支持部は、記録済のシートを前記記録装置本体から排出するための排出経路に設けられている
    ことを特徴とする請求項2から請求項4の何れか1項記載の記録装置。
  6. 前記一対の突出部および前記支持部は、前記記録装置本体から排出されたシートを受け取る排出トレイに設けられている
    ことを特徴とする請求項2から請求項5の何れか1項記載の記録装置。
  7. 前記搬送部によるシートの搬送経路には、前記支持部を前記第1の位置に移動させて収納するための凹部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項記載の記録装置。
  8. 前記判定部は、記録対象となるシートのシート幅を示す情報を取得し、前記支持部が、該シート幅に対応する位置か否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか1項記載の記録装置。
  9. 前記検出部は、前記搬送部により搬送中のシートの有無を検出可能であり、
    前記判定部は、前記キャリッジを走査しながら得られる前記検出部の検出結果を前記情報として取得する
    ことを特徴とする請求項8記載の記録装置。
  10. 前記判定部は、前記支持部が前記シート幅に対応する位置でないと判定した場合、そのことをユーザに通知するための通知信号を出力する
    ことを特徴とする請求項8または請求項9記載の記録装置。
  11. 前記記録ヘッドによる記録の開始前に、シートの少なくとも下流側端部が前記支持部上に位置するまで該シートを前記搬送部により搬送する第1制御部と、
    前記少なくとも下流側端部が前記支持部上に位置した状態で前記キャリッジにより前記走査を行いながら前記検出部による前記検出を行う第2制御部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて前記記録ヘッドによる記録を開始する第3制御部と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項記載の記録装置。
  12. 前記搬送部によるシートの搬送経路のうち、前記走査の方向において、前記支持部が位置する部分を第1部分とし、それ以外の部分を第2部分としたとき、
    前記キャリッジの走査により得られる前記検出部の検出結果は、前記第1部分に対応する第1の結果と、前記第2部分に対応する第2の結果と、を含み、
    前記判定部は、
    前記第1の結果に基づいて前記支持部が前記第1の位置か前記第2の位置かを判定し、
    前記第2の結果に基づいて前記搬送経路におけるシートの搬送状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項11の何れか1項記載の記録装置。
  13. 前記搬送部によるシートの搬送経路のうち、前記走査の方向において、前記支持部が位置する部分を第1部分とし、それ以外の部分を第2部分としたとき、
    前記検出部は、正面視で前記第1部分および前記第2部分のうち前記第1部分上方を通過する間に、前記プラテンに支持されたシートまでの距離を検出する
    ことを特徴とする請求項1から請求項12の何れか1項記載の記録装置。
  14. ロールシートを記録対象となるシートとして搭載可能に構成され、該ロールシートを切断するカッターユニットを更に備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項13の何れか1項記載の記録装置。
  15. 前記カッターユニットは、前記キャリッジに着脱自在に設置されている
    ことを特徴とする請求項14記載の記録装置。
  16. シートを搬送する搬送部と、
    前記搬送部により搬送されるシートに対してインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッドを搭載し、前記搬送部による搬送方向と交差するシート幅方向に前記記録ヘッドを走査させるキャリッジと、
    前記記録ヘッドと対向するように配置され、前記記録ヘッドにより記録されるシートを支持するプラテンと、
    前記キャリッジに搭載され、前記プラテンに支持されたシートまでの距離を検出する検出部と、
    前記キャリッジより下流側に配置され、シートの搬送面と同一面又はそれより下方の第1の位置と、該搬送面より上方の第2の位置とを移動可能な支持部であって、前記第2の位置においてシートを下方から支持可能となる支持部と、
    前記キャリッジの走査により得られる前記検出部の検出結果に基づいて前記支持部が前記第1の位置か前記第2の位置かを判定する判定部と、
    前記搬送部によるシートの搬送経路において互いに対向するように設けられ、シートを下方から支持可能な一対の突出部であって、前記支持部は前記一対の突出部の間に位置する、一対の突出部と、
    前記記録ヘッドによる記録の開始前に、シートの少なくとも下流側端部が前記支持部上に位置するまで該シートを前記搬送部により搬送する第1制御部と、
    前記少なくとも下流側端部が前記支持部上に位置した状態で前記キャリッジにより前記走査を行いながら前記検出部による前記検出を行う第2制御部と、
    前記判定部による判定結果に基づいて前記記録ヘッドによる記録を開始する第3制御部と、備える
    ことを特徴とする記録装置。
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