JP2021106616A - ハードバター - Google Patents

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Abstract

【課題】対称型トリグリセリドを主体とするチョコレートにおいて、POSt型トリグリセリドが少ない場合であってもブルームが抑制され、良好な噛み出しを有するチョコレートを提供すること。【解決手段】SUS型トリグリセリドを40〜90質量%、SSS型トリグリセリドを1〜5質量%含有し、SSS型トリグリセリドに占めるStStSt型トリグリセリドの割合が5〜65質量%であるハードバターにより、解決できる。本発明のハードバターにおいては、SSS型トリグリセリドに占めるP2St型トリグリセリドとPSt2型トリグリセリドとの合計の割合が20質量%以上であることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、ブルームが抑制され、良好な噛み出しを有するチョコレートを得ることのできるハードバターに関する。
従来から、クッキー、ビスケット等の焼き菓子類やナッツ類、クリーム類等とチョコレートとを組み合わせた複合菓子においては、流通過程や保存中に焼き菓子類の表面が白い粉をふいたり斑点状になる白色化現象(ブルーム現象)がしばしば発生し、また、チョコレートの軟化、ブルーム現象を伴う場合があり、このような現象を生じると商品価値が著しく低下する。このような現象は、焼き菓子類やナッツ類、クリーム類中には液状油脂成分が多く含まれるのに対し、チョコレートでは固形油脂成分の割合が多いことから、液状油の濃度勾配によって経日的に液状油成分がチョコレートへ移行し(いわゆる「マイグレーション」現象)、それに伴ってチョコレート中のテンパリングが取れているV型結晶が
一度溶解され、テンパリングのとれていないココアバターが経日的に再結晶することが大きく関与しているものと推定されている。
そのため、一般にチョコレート中の液状油成分を増やし、チョコレートの油脂成分を焼き菓子等に含まれる油脂成分に近づけることで移行を少なくできることが知られている。しかし、このような方法では同時にチョコレートの軟化が生じ、噛み出しが軟らかくなったり耐熱性の劣ったものとなってしまう。
チョコレートに使用する油脂を改良することでブルーム現象を抑える方法として、以下のような開示が行われている。
特許文献1には、酵素的エステル交換反応により製造することを特徴とし、ココアバターを代替することが可能で、POS/SOSトリグリセリドの含量比が1ないし2である、ココアバター代替油脂について開示され、POS比率を高めることで、チョコレートのブルーム耐性及び口溶け感を改善してチョコレートの製品性の向上に大きく資することが記載されている。
また、特許文献2には、パルミチン酸残基、オレイン酸残基、ステアリン酸残基が結合した、いわゆるPOSt型トリグリセリドを多く含有させることで、ブルーム抑制効果があることが述べられている。具体的には、特許文献2には、油脂組成物中のPOP型トリグリセリド含有量が15〜40質量%、SOS型トリグリセリド含有量が20〜35質量%、POS型トリグリセリド含有量が5〜11質量%、及び液状油脂含有量が15〜35質量%であり、なおかつ、上記POP型、SOS型、およびPOS型トリグリセリドを含む、2位にオレイン酸、1、3位に炭素数16以上の飽和脂肪酸が結合したトリグリセリド(XOX型トリグリセリド)の総含有量が62〜80質量%である油脂組成物について開示され、低温ブルームを抑制することができること、ブロック状、板状の形状を維持できる硬さとスナップ性を保持しつつ、適度な軟らかさを有していることが記載されている。
しかし、特許文献1の方法は、POS高含有油脂の製造方法が煩雑で、利用が制限されるものである。
また、特許文献2の方法では、噛み出しがやわらかくなってしまい、用途が限定される問題があった。さらに、特許文献2の方法では、POStを多く含有させるにはカカオバター含量を増やしたり、多段階を経て作られたエステル交換油脂を使用しなければならない等、配合が限られるうえ、コスト等の課題があった。
また、特許文献3には、特定の条件を満たす3飽和トリグリセリドを有効成分とするブルーム防止剤について、また該防止剤を使用したチョコレートが開示されている。しかし、この方法では、実質的に使用可能な原料について供給面で問題があるものであった。
WO2011/068291号パンフレット WO2011/115063号パンフレット 特開2011−182732号公報
従って本発明の目的は、対称型トリグリセリドを主体とするチョコレートにおいて、POSt型トリグリセリドが少ない場合であってもブルームが抑制され、良好な噛み出しを有するチョコレートを得ることにある。
本発明者らは上記課題を解決すべく種々検討した結果、チョコレートに用いるハードバターについて、対称型トリグリセリドを主体とし、さらに特定のトリ飽和トリグリセリドを含有させた場合、上記課題を解決できることを知見した。本発明は上記知見に基づくものである。
すなわち、SUS型トリグリセリドを40〜90質量%、SSS型トリグリセリドを1〜5質量%含有し、SSS型トリグリセリドに占めるStStSt型トリグリセリドの割合が5〜65質量%であるハードバターである。
(Sは炭素数16〜22の飽和脂肪酸残基を示し、Uは炭素数16〜22の一価不飽和脂肪酸残基を示し、Stはステアリン酸残基を示し、SUS型トリグリセリドは1、3位にS、2位にUが結合しているトリグリセリドを示し、SSS型トリグリセリドはSが3分子結合しているトリグリセリドを示し、StStSt型トリグリセリドはステアリン酸残基が3分子結合しているトリグリセリドを示す。)
本発明によれば、対称型トリグリセリドを主体とするチョコレートにおいて、POSt型トリグリセリドが少ない場合であっても効果的にブルームを抑制することができ、良好な噛み出しを有するチョコレートを得ることができる。
以下、本発明のハードバターについて、好ましい実施形態に基づき、詳細に説明する。
本発明のハードバターは、対称型トリグリセリドであるSUS型トリグリセリドを40〜90質量%含有し、好ましくは45〜85質量%、より好ましくは50〜80質量%である。ここでSは炭素数16〜22の飽和脂肪酸残基を示し、Uは炭素数16〜22の一価不飽和脂肪酸残基を示し、SUS型トリグリセリドは1、3位にS、2位にUが結合しているトリグリセリドを示す。
本発明のハードバターにおいて、SUS型トリグリセリドが40質量%よりも少ないと、本発明の効果が得られず、また90質量%よりも多いと、製造が煩雑になり、現実的ではないものとなってしまう。
本発明においては、上記SUS型トリグリセリドとして、Sがステアリン酸残基(St)、Uがオレイン酸残基(O)であるトリグリセリド(StOSt型トリグリセリド)をSUS型トリグリセリドを基準として10〜70質量%含有するのが好ましく、20〜60質量%含有するのがより好ましく、30〜50質量%含有するのがさらに好ましい。StOSt型トリグリセリドを一定量含有することにより、本発明のブルーム抑制効果を高めることができるほか、最終的に噛み出しの良好なチョコレートを得ることができる。
本発明のハードバターにおいては、トリグリセリド組成において炭素数16〜22の飽和脂肪酸残基で構成されたトリ飽和トリグリセリド(SSS型トリグリセリド)を1〜5質量%含有する必要があり、好ましくは1.2〜3.5質量%、より好ましくは1.4〜3.0質量%、さらに好ましくは1.5〜2.5質量%である。
SSS型トリグリセリドの含有量が1質量%よりも少ないと本発明の効果が得られず、また5質量%よりも多くなると口どけが悪いものとなるほか、チョコレートを製造する際に粘度が大きく上昇してしまう。
また、本発明のハードバターにおいては、上記トリ飽和トリグリセリドとして、SSS型トリグリセリドに占めるStStSt型トリグリセリドの割合が5〜65質量%であり、好ましくは7〜55質量%、より好ましくは10〜40質量%である。
本発明において、SSS型トリグリセリドに占めるStStSt型トリグリセリドの割合が5質量%未満あるいは65質量%超であると、本発明の効果が得られなくなってしまう。
また、本発明のハードバターにおいては、上記トリ飽和トリグリセリドとして、SSS型トリグリセリドに占めるP2St型トリグリセリドとPSt2型トリグリセリドの合計が20質量%以上であることが好ましく、25〜65質量%がより好ましく、30〜60質量%がさらに好ましい。P2St型トリグリセリドとPSt2型トリグリセリドの合計量に占めるP2St型トリグリセリドの割合は、好ましくは30〜90質量%、より好ましくは35〜85質量%、さらに好ましくは40〜80質量%、最も好ましくは45〜75質量%である。
なお、Pはパルミチン酸残基を示し、P2St型トリグリセリドはパルミチン酸残基2分子とステアリン酸残基1分子が結合しているトリグリセリドを示し、PSt2型トリグリセリドはパルミチン酸残基1分子とステアリン酸残基2分子が結合しているトリグリセリドを示す。
P2St型トリグリセリドとPSt2型トリグリセリドが上記の条件を満たすことにより、本発明の効果がより顕著なものとなる。
また、本発明においては、SSS型トリグリセリドを構成する脂肪酸残基のうち、炭素数20の飽和脂肪酸残基の割合が5質量%未満であることが好ましい。本発明においては供給に制約のある炭素数20の飽和脂肪酸残基の含有量が低くても発明の効果を発揮できる。
本発明のハードバターは、SUS型トリグリセリド及びSSS型トリグリセリド以外のトリグリセリド(以下、その他のトリグリセリドという)を含有していてもよい。その他のトリグリセリドとしては、特に制限はないが、例えば、SSU型トリグリセリド等の非対称型トリグリセリド、炭素数16未満又は22超の飽和脂肪酸残基を有するSSS型トリグリセリド、炭素数16未満若しくは22超の飽和脂肪酸残基又は炭素数16未満若しくは22超の一価不飽和脂肪酸残基を有するSUS型トリグリセリド等が挙げられる。本発明のハードバターにおけるその他のトリグリセリドの含有量は、好ましくは1〜59質量%、より好ましくは10〜53質量%である。
本発明における、SSS型トリグリセリド、StStSt型トリグリセリド、P2St型トリグリセリド、PSt2型トリグリセリド、SUS型トリグリセリド、StOSt型トリグリセリド、等のトリグリセリドの含有量は、基準油脂分析試験法(2、4、6、2・2013 トリアシルグリセリン組成(高速液体クロマトグラフ法))と銀イオン―高速液体クロマトグラフ法のどちらか、又は2つの方法を併用することにより測定することができる。
本発明のハードバターにおいて上記トリグリセリドの条件を満たすには、(1)SUS型トリグリセリドを40〜90質量%含有し、SSS型トリグリセリドが1〜5質量%、SSS型トリグリセリドに占めるStStSt型トリグリセリドの割合が5〜65質量%となるように、後述する任意の食用油脂を配合する方法、(2)SUS型トリグリセリドを多く含有する油脂を主体としてSSS型トリグリセリドを多く含有する油脂を添加し調製する方法、(3)後述する任意の配合油をエステル交換、水素添加、分別等の処理をすることにより得る方法、等が挙げられる。
上記食用油脂としては特に制限はなく、例えば、パーム油、パーム核油、ヤシ油、コーン油、綿実油、大豆油、ナタネ油、米油、ヒマワリ油、サフラワー油、オリーブ油、キャノーラ油、牛脂、乳脂、豚脂、カカオ脂、サル脂、シア脂、イリッペ脂、マンゴー核油、コクム脂、魚油、鯨油等の各種植物油脂、動物油脂、並びにこれらを水素添加、分別及びエステル交換から選択される1又は2以上の処理を施した油脂から選ばれた1種又は2種以上を使用することができる。
上記の「SUS型トリグリセリドを多く含有する油脂」としては、例えば、パーム油、カカオ脂、シア脂、マンゴー核油、サル脂、イリッペ脂、コクム脂、デュパー脂、モーラー脂、フルクラ脂、チャイニーズタロー等の各種植物油脂、牛脂等の動物油脂、これらの各種動植物油脂を分別した加工油脂、並びに下記エステル交換油、及び該エステル交換油を分別した加工油脂を用いることができる。本発明では、これらの中から選ばれた1種又は2種以上を用いる。
また、SSS型トリグリセリドを多く含有する油脂としては、各種食用油脂の分別高融点部、後述する各種食用油脂の極度硬化油等が挙げられ、StStSt型トリグリセリドを多く含む油脂としては、ハイオレイックヒマワリ油や大豆油、ナタネ油の極度硬化油等が挙げられる。本発明においては、これらの油脂を単独で用いることもでき、又は2種以上を組み合わせて用いることもできる。
なお、本発明のハードバターは、トランス脂肪酸残基を実質的に含有しないことが好ましい。ここで、「トランス脂肪酸残基を実質的に含有しない」とは、ハードバターの全構成脂肪酸中、トランス脂肪酸残基含量が好ましくは10質量%未満、更に好ましくは5質量%以下、最も好ましくは1質量%以下であることをいう。
水素添加は、油脂の融点を上昇させる典型的な方法であるが、部分水素添加油脂は、通常構成脂肪酸中にトランス脂肪酸残基が10〜50質量%程度含まれている。一方、天然油脂中にはトランス脂肪酸残基が殆ど存在せず、反芻動物由来の油脂に10質量%未満含まれているにすぎない。近年、化学的な処理、特に水素添加に付されていないハードバター、即ち実質的にトランス脂肪酸残基を含まないハードバターであって、適切なコンシステンシーを有するものが要求されている。本発明のハードバターに用いられる上記パーム分別油、パーム極度硬化油は、トランス脂肪酸残基を実質的に含有しないため、上記その他の油脂として、部分水素添加油脂を使用しないことにより、トランス脂肪酸残基を含まずとも適切なコンシステンシーを有するハードバターとすることができる。
本発明のハードバターは、上記油脂類以外に、通常のハードバターの製造に用いられる着色料、乳化剤、酸化防止剤、香料等の任意成分を含有していてもよい。これらの任意成分の含有量は、本発明のハードバター中、好ましくは合計で5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、最も好ましくは1質量%以下とする。
上記乳化剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン有機酸脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、ステアロイル乳酸カルシウム、ステアロイル乳酸ナトリウム、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、レシチン、サポニン類等が挙げられ、これらの中から選ばれた1種又は2種以上を用いることができる。上記乳化剤の配合量は、特に制限はないが、本発明のハードバター中、好ましくは0〜5質量%、更に好ましくは0〜1質量%である。
次に、本発明のチョコレートについて述べる。
本発明のチョコレートは、全国チョコレート業公正取引協議会で規定されたチョコレート、準チョコレートだけでなく、カカオマス、ココアバター、ココア等を利用した生チョコレート、ホワイトチョコレート、カラーチョコレート等の油脂加工食品も含むものであり、カカオマスやココアパウダー、粉乳等の各種粉末食品、油脂類、糖類、乳化剤、香料、色素等の中から選択した原料を任意の割合で混合し、常法により、ロール掛け、コンチング処理して得たものをいう。
本発明のチョコレートは、上記本発明のハードバターを、チョコレートに含まれる油脂の一部又は全部に使用したものである。本発明のハードバターを使用した本発明のチョコレートは、良好な噛み出しを維持しながら、経日的な安定性に優れたものとなる。
本発明のチョコレートにおける上記ハードバターの使用量は、チョコレートに含まれる油脂中10〜100質量%、好ましくは20〜80質量%、より好ましくは25〜70質量%である。
本発明のチョコレートは、チョコレートの油分のうち、上記ハードバター以外に由来する油分の50〜100質量%がココアバター由来であることが好ましく、70〜100質量%がより好ましく、90〜100質量%がさらに好ましい。
本発明のチョコレートは、必要により、上記のココアバター、本発明のハードバター以外の食用油脂を含有していてもよいが、該ココアバター、及び本発明のハードバター由来の油脂以外の食用油脂の含有量は、チョコレートの油分中、好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下、最も好ましくは1質量%以下である。
上記のココアバター及び本発明のハードバター以外の食用油脂としては、例えば、乳脂、パーム油、コーン油、綿実油、大豆油、ナタネ油、米油、ヒマワリ油、サフラワー油、オリーブ油、落花生油、カポック油、胡麻油、月見草油、シア脂、サル脂、牛脂、豚脂、魚油、鯨油等の各種植物油脂及び動物油脂、並びに、これらに水素添加、分別及びエステル交換から選択される1又は2以上の処理を施した油脂が挙げられ、これらの中から選ばれた1種又は2種以上を用いることができる。
また、本発明のチョコレートは、その油分のトリグリセリド組成における、対称型トリグリセリドであるSUS型トリグリセリドの含有量が30質量%以上であることが好ましく、より好ましくは40〜90質量%、さらに好ましくは45〜80質量%である。
なお、本発明においてSUS型トリグリセリドは、炭素数16〜22の飽和脂肪酸残基がグリセリンの1位及び3位に結合し、炭素数16〜22の一価の不飽和脂肪酸残基がグリセリンの2位に結合しているトリグリセリドを示すものとする。
また、本発明のチョコレートは、その油分のトリグリセリド組成におけるトリ飽和トリグリセリド(SSS)の含有量が1〜5質量%であることが好ましく、より好ましくは1.2〜3.5質量%、さらに好ましくは1.4〜2.5質量%である。
また、本発明のチョコレート中に含まれる油分の量は、好ましくは18〜60質量%、さらに好ましくは25〜55質量%、最も好ましくは30〜50質量%である。
本発明のチョコレートは、POSt型トリグリセリドが少ない場合であってもブルームを効果的に抑制でき、発明の効果を最大限発揮できる点で油分中のPOSt型トリグリセリドは30質量%以下が好ましく、25質量%以下がより好ましく、20質量%以下がさらに好ましい。
本発明のチョコレートは、原料として本発明のハードバターを使用する以外は、チョコレートの種類等に応じた通常の製法によって製造することができるが、特にテンパリング操作を行うことが好ましい。テンパリングとは、チョコレートの製造時に一定の温度条件を満たしながら冷却操作を行うことであり、特に油分中に対称型トリグリセリドが多く含まれる場合に、トリグリセリド分子の配列を整えることでブルーム発生を抑え、表面にツヤのあるチョコレートを製造するために必要な操作である。テンパリング操作をしないと、経日的に安定性に劣るだけでなく、口どけも悪いものとなりやすく、本発明の効果が十分に得られない場合がある。
上記テンパリング操作は、一般的なテンパリング操作によって行うことができ、例えば、チョコレート生地を45〜50℃程度に加温し溶解させた後、空気が入らないようにゆっくりと攪拌しながら27℃前後まで冷却させた後、再び29〜32℃まで加温し、ゆっくりと攪拌する方法、チョコレート生地を45〜50℃程度に加温し溶解させた後、高融点油脂及び/又はテンパリングされたチョコレートを結晶核として少しずつ加えていく方法が挙げられる。
本発明のチョコレートの組成は、その種類に応じて適宜選択され、特に制限されるものではないが、その一例は以下の通りである。
油分(本発明のハードバターを含む)35〜50質量%
カカオマス 5〜50質量%
粉乳 0〜20質量%
砂糖 35〜50質量%
本発明のチョコレートは複合菓子用チョコレートとして好適に使用することができる。具体的には、本発明の複合菓子用チョコレートと食品素材とを組み合わせて、複合チョコレート等の複合菓子を好適に製造することができる。本明細書において複合菓子とは、食品素材とチョコレートとからなり、該食品素材とチョコレートが渾然一体となった状態ではなく、食品素材と独立した形状を有するチョコレートとが互いに接触した状態で一定の形状をなしている菓子を意味する。上記食品素材の性状に特に制限はなく、固体であってもよく、あるいは流動体であってもよい。上記食品素材としては、例えば、水分及び/又は油分を多く含有する食品素材が挙げられる。該水分及び/又は油分を多く含有する食品素材としては、例えば、ナッツ類、クッキー・サブレ・バターケーキ・シュー・パイ等の焼菓子類、ブリオッシュ・デニッシュ等のパン類、ジャム、ゼリー類、糖漬け果実、糖液、クリーム等が挙げられる。
上記複合チョコレートにおいて、本発明のチョコレートと食品素材との比率は任意であるが、具体的には下記の通りとすることが好ましい。
チョコレートとナッツ類とを複合した複合チョコレートの場合、チョコレートとナッツ類との比は、チョコレート100質量部に対し、ナッツ類を好ましくは10〜200質量部、より好ましくは20〜100質量部である。
チョコレートと焼菓子類・パン類等のベーカリー食品を複合した複合チョコレートの場合、チョコレート100質量部に対し、ベーカリー食品を好ましくは10〜1000質量部、より好ましくは20〜400質量部である。
チョコレートと、ジャム・ゼリー類・糖漬け果実・糖液・クリーム等の水分含量の高い食品素材とを複合した複合チョコレートの場合、チョコレート100質量部に対し、食品素材を好ましくは10〜200質量部、より好ましくは20〜100質量部である。
複合の方法としては、特に限定されず、例えば、上記食品素材をチョコレート中に分散する、上記食品素材の一部又は全体をチョコレートでエンローバー又はコーティングする、上記食品素材をトリュフ、シェルチョコレート等のチョコレートのセンターに使用する等の方法を挙げることができる。
より具体的には、チョコレートとナッツ類を複合した複合チョコレートの場合、チョコレート製造の際にナッツ類を添加混合したり、センターとしてナッツ類を使用する方法等を挙げることができる。
また、チョコレートとベーカリー食品を複合した複合チョコレートの場合、チョコレート製造の際に焼菓子類の破砕物を添加混合したり、センターとして焼菓子を使用したり、逆に、焼菓子にチョコレートをエンローバー又はコーティングしたりする方法等を挙げることができる。
また、チョコレートとジャム・ゼリー類・糖漬け果実・糖液・クリーム等の水分含量の高い食品素材を複合した複合チョコレートの場合、チョコレート製造の際に水分含量の高い食品素材の破砕物を添加混合したり、センターとして水分含量の高い食品素材を使用したり、逆に、水分含量の高い食品素材にチョコレート類をエンローバー又はコーティングしたりする方法等を挙げることができる。
以下に本発明の実施例を挙げるが、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。
ハードバターの製造
[実施例1]
シア脂を常法により分別して得られた中融点部(以下、「シア脂中融点部」という)50質量部、パーム油を常法により分別して得られたヨウ素価35の中融点部(以下、「パーム中融点部(IV35)」という)20質量部、パーム油を常法により分別して得られたヨウ素価45の中融点部(以下、「パーム中融点部(IV45)」という)30質量部、シア脂極度硬化油0.5質量部を60℃で溶解・混合し、本発明のハードバターAを得た。
得られたハードバターAのSSS型トリグリセリド含有量(質量%)、StStSt型トリグリセリド含有量(質量%)、P2St型トリグリセリド(質量%)、PSt2型トリグリセリド(質量%)、SUS型トリグリセリド含有量(質量%)、StOSt型トリグリセリド含有量(質量%)、各種トリグリセリド比(質量%)について、[表1]に示した。(実施例2以下についても同じ。)
[実施例2]
シア脂極度硬化油を0.8質量部とした以外、実施例1と同様にして本発明のハードバターBを得た。
[実施例3]
シア脂極度硬化油を1.0質量部とした以外、実施例1と同様にして本発明のハードバターCを得た。
[実施例4]
シア脂極度硬化油を1.3質量部とした以外、実施例1と同様にして本発明のハードバターDを得た。
[実施例5]
シア脂極度硬化油を1.6質量部とした以外、実施例1と同様にして本発明のハードバターEを得た。
[実施例6]
シア脂極度硬化油を2.0質量部とした以外、実施例1と同様にして本発明のハードバターFを得た。
[実施例7]
シア脂極度硬化油を2.5質量部とした以外、実施例1と同様にして本発明のハードバターGを得た。
[実施例8]
シア脂中融点部50質量部、パーム中融点部(IV45)50質量部、シア脂極度硬化油1.0質量部を60℃で溶解・混合し、本発明のハードバターHを得た。
[実施例9]
シア脂極度硬化油を1.5質量部とした以外、実施例8と同様にして本発明のハードバターIを得た。
[実施例10]
シア脂中融点部40質量部、パーム中融点部(IV35)60質量部、シア脂極度硬化油1.0質量部を60℃で溶解・混合し、本発明のハードバターJを得た。
[実施例11]
シア脂極度硬化油を1.3質量部とした以外、実施例10と同様にして本発明のハードバターKを得た。
[実施例12]
シア脂中融点部50質量部、パーム中融点部(IV35)20質量部、パーム中融点部(IV45)30質量部、パーム極度硬化油1.0質量部を60℃で溶解・混合し、本発明のハードバターLを得た。
[実施例13]
シア脂中融点部50質量部、パーム中融点部(IV35)20質量部、パーム中融点部(IV45)30質量部、シア脂極度硬化油0.2質量部、パーム極度硬化油1.0質量部を60℃で溶解・混合し、本発明のハードバターMを得た。
[実施例14]
シア脂中融点部50質量部、パーム中融点部(IV35)20質量部、パーム中融点部(IV45)30質量部、シア脂極度硬化油0.5質量部、パーム極度硬化油0.5質量部を60℃で溶解・混合し、本発明のハードバターNを得た。
[実施例15]
シア脂中融点部50質量部、パーム中融点部(IV35)20質量部、パーム中融点部(IV45)30質量部、パーム中融点部の極度硬化油0.5質量部、パーム極度硬化油0.5質量部を60℃で溶解・混合し、本発明のハードバターOを得た。
[実施例16]
シア脂中融点部50質量部、パーム中融点部(IV35)20質量部、パーム中融点部(IV45)30質量部、パーム中融点部の極度硬化油1.0質量部を60℃で溶解・混合し、本発明のハードバターPを得た。
[比較例1]
シア脂中融点部50質量部、パーム中融点部(IV35)20質量部、パーム中融点部(IV45)30質量部を60℃で溶解・混合し、比較例であるハードバターQを得た。[比較例2]
シア脂中融点部50質量部、パーム中融点部(IV35)20質量部、パーム中融点部(IV45)30質量部、ヤシ油極度硬化油1.0質量部を60℃で溶解・混合し、比較例であるハードバターRを得た。
Figure 2021106616
チョコレートの製造
得られたハードバターを使用して、下記<チョコレートの配合・製法>により、テンパリング型の本発明のチョコレートA〜P(実施例1〜16)、及び、比較例のテンパリング型チョコレートQ〜R(比較例1〜2)を得た。
さらに、下記<サブレの配合・製法>によりサブレを製造し、得られたサブレと上記テンパリング型チョコレートA〜Rを使用して、下記<複合チョコレートの配合・製法>により本発明の複合チョコレートA〜P(実施例1〜16)、及び、比較例の複合チョコレートQ〜R(比較例1〜2)を得た。得られた複合チョコレートは、下記<低温ブルーム試験>に供した。
<チョコレートの配合・製法>
ハードバター(A〜Rのいずれか)30質量部、カカオバター7質量部、カカオマス(油分含有量=55質量%)5質量部を55℃に加温して溶解し、ココアパウダー(油分含有量=12質量%)15質量部、脱脂粉乳5質量部、砂糖37.6質量部、レシチン0.
4質量部を、練り合わせてペースト状とし、ロール掛けした後、コンチングして、チョコレート生地(油分中のPOSt型トリグリセリドはいずれも20質量%以下であった。)を得た。
<サブレの配合・製法>
15℃に調温したショートニング(油脂配合はパーム油主体)45質量部と砂糖45質量部、脱脂粉乳2質量部をミキサーボウルに投入し、卓上ミキサーにセットし、軽く混合した後、高速で7分間クリーミングした。ついで、低速で混合しながら、30秒かけて水13質量部を添加し、さらに1分混合した。さらに、予め混合して篩っておいた小麦粉100質量部、重曹0.5質量部の混合物を添加し、低速30秒、中速30秒混合し、サブレ生地を得た。このサブレ生地をワイヤーカットで、厚さ5mm、直径5cmに成型し、180℃で10分焼成し、サブレを得た。
<複合チョコレートの配合・製法>
50℃に加温・溶解した後、テンパリングしたチョコレートを、サブレに対し3倍量をエンローバーし、複合チョコレートを得た。
<低温ブルーム試験>
複合チョコレートを、20℃の恒温器で保管し、10日後、30日後、50日後、70日後、90日後に、下記(評価基準)に従って低温ブルーム耐性の評価を行なった。その結果を表2に記載した。
(評価基準)
◎:表面の艶は良好であり、低温ブルームはみられない。
○:表面の艶が失われているが、白色化は発生していない。
△:白色化が発生している。
×:激しい白色化が発生している。
<噛み出し・口どけ評価試験>
得られた複合チョコレートは20℃の恒温機で保管し、製造から10日後、50日後、90日後のチョコレート部分を10人のパネラーが「噛み出し」「口どけ」について下記基準で評価を行った。
評価は下記評価基準に従って行い、10人のパネラーの合計点を評価点数とし、結果を下記のようにして[表2]に示した。
41〜50点:◎、31〜40点:〇、15〜30点:△、0〜14点:×
・噛み出し
5点 きわめて良好である。
3点 良好である。
1点 やや不良である。
0点 不良である。
・口どけ
5点 きわめて良好な口どけである。
3点 良好である。
1点 やや不良である。
0点 不良である。
Figure 2021106616

Claims (4)

  1. SUS型トリグリセリドを40〜90質量%、SSS型トリグリセリドを1〜5質量%含有し、SSS型トリグリセリドに占めるStStSt型トリグリセリドの割合が5〜65質量%であるハードバター。
    (Sは炭素数16〜22の飽和脂肪酸残基を示し、Uは炭素数16〜22の一価不飽和脂肪酸残基を示し、Stはステアリン酸残基を示し、SUS型トリグリセリドは1、3位にS、2位にUが結合しているトリグリセリドを示し、SSS型トリグリセリドはSが3分子結合しているトリグリセリドを示し、StStSt型トリグリセリドはステアリン酸残基が3分子結合しているトリグリセリドを示す。)
  2. SSS型トリグリセリドに占めるP2St型トリグリセリドとPSt2型トリグリセリドの合計の割合が、20質量%以上である、請求項1記載のハードバター。
    (Pはパルミチン酸残基を示し、P2St型トリグリセリドはパルミチン酸残基2分子とステアリン酸残基1分子が結合しているトリグリセリドを示し、PSt2型トリグリセリドはパルミチン酸残基1分子とステアリン酸残基2分子が結合しているトリグリセリドを示す。)
  3. 請求項1又は2記載のハードバターを含有する、チョコレート。
  4. 複合菓子用である、請求項3記載のチョコレート。
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