JP2021105470A - 電気炉の排ガス処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スクラップ材料を溶解させた電気炉から排出される排ガスに含まれる各種の有害成分を低コストで有効に処理できるようにする。【解決手段】 スクラップ材料Sを溶融させる電気炉10と、電気炉から排出された排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる後燃焼装置20と、未燃成分を燃焼させた後の高温の排ガスを冷却させる冷却装置30と、冷却された後の排ガスに含まれるダストを除去する集塵装置40と、蓄熱材Xが収容された2室以上の蓄熱室51,52が設けられ、ダストが除去された排ガスを蓄熱材が加熱された状態にある蓄熱室を通して加熱させた状態で燃焼部54に導いて燃焼させ、排ガス中の有害成分を分解させる一方、燃焼部で燃焼された排ガスの熱を他の蓄熱室内に収容された蓄熱材に蓄熱させて、排ガスを排出させる蓄熱式ガス処理装置50を設けた。【選択図】 図1

Description

本発明は、電気炉から排出される排ガスを処理する電気炉の排ガス処理装置に関するものである。特に、スクラップ材料を電気炉内で溶解させて再生金属を製造する場合、この電気炉から排出される排ガス中にはダストや未燃成分や臭気やダイオキシン等の各種の有害成分が多く含まれており、それを低コストで有効に処理できるようにした点に特徴を有するものである。
従来から、スクラップ材料を電気炉内で溶解させて再生金属を製造することが行われている。
ここで、前記のスクラップ材料中には、塗料や油類や樹脂等の不純物が存在しており、このようにスクラップ材料を電気炉内で溶解させた場合、発生する排ガス中に各種の有害成分が含まれている。
このため、電気炉内で発生した排ガスを排出させるにあたり、従来から、排ガス中に含まれる有害成分を処理して排出させることが行われている。
ここで、電気炉から排出される排ガス中に含まれる有害成分を処理するにあたり、特許文献1に示されるものにおいては、電気炉から排出される排ガスを導く排気路の上流から順番に、燃焼塔、バーナー脱臭塔、冷却塔、集塵装置たるバグハウス(バグフィルター)、活性炭投入装置を付設した混合塔を設けるようにしている。
そして、この特許文献1のものにおいては、前記の燃焼塔において、排ガス中に含まれているCO等の未燃成分をバーナーにより燃焼させた後、前記のバーナー脱臭塔において、前記の排ガスを旋回させるようにして送る排ガス経路に沿って複数のバーナーを設けて燃焼させ、各バーナーの火炎により排ガス中における油分等の臭気成分を分解させるようにしている。
次いで、前記のバーナー脱臭塔によって脱臭させた排ガスを冷却塔に導いて所定温度まで冷却させ、このように冷却させた排ガスをバグハウス(バグフィルター)に導き、このバグハウス(バグフィルター)において排ガス中におけるダストを集塵させた後、この排ガスを前記の混合塔に導き、混合塔内で旋回させながら活性炭投入装置から活性炭を旋回流中へ吹き込んで、前記のバーナー脱臭塔では分解しきれなかったダイオキシン等の有害成分を吸着除去させるようにしている。
しかし、特許文献1のものにおいては、前記のように燃焼塔において排ガス中に含まれているCO等の未燃成分をバーナーにより燃焼させ、さらにバーナー脱臭塔において、複数のバーナーを燃焼させて臭気成分を分解させるようにしているが、2つの炉から排出される排ガスをそのまま大気に放出してしまうため、燃焼時における熱が有効に利用されず、燃料コストが高くつくという問題があった。
さらに、バーナー脱臭塔において分解しきれなかった各種の臭気成分を、混合塔において活性炭投入装置から活性炭を投入させて除去させるようにしているため、全体としての装置が大型化してコストが高くつくと共に、前記のようにダイオキシン等の有害成分を吸着させた活性炭を廃棄処分することが必要になるという問題があった。
特開2005−138068号公報
本発明は、スクラップ材料を溶解させる電気炉から排出される排ガスを処理する電気炉の排ガス処理装置において、電気炉から排出される排ガス中に含まれるダストや未燃成分や臭気やダイオキシン等の各種の有害成分を低コストで有効に処理できるようにすることを課題とするものである。
本発明に係る電気炉の排ガス処理装置においては、前記のような課題を解決するため、スクラップ材料を溶解させる電気炉と、電気炉内において発生した排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる燃焼手段と、未燃成分を燃焼させた後の排ガスに含まれるダストを除去する集塵装置と、蓄熱材が収容された蓄熱室が2室以上設けられ、前記の集塵装置から導かれた排ガスを蓄熱材が加熱された状態にある蓄熱室を通して加熱させた状態で燃焼部に導いて燃焼させ、排ガス中に含まれる有害成分を分解させる一方、燃焼部において燃焼させた排ガスの熱を他の蓄熱室内に収容された蓄熱材に蓄熱させるようにして、他の蓄熱室を通して排ガスを排出させる蓄熱式ガス処理装置と、を備えるようにした。
そして、本発明における電気炉の排ガス処理装置においては、電気炉内において発生した排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼手段によって燃焼させた後、この排ガスを集塵装置に導いて、排ガスに含まれるダストを集塵装置により除去させ、ダストを除去させた後の排ガスを、蓄熱材が収容された蓄熱室が2室以上設けられた前記の蓄熱式ガス処理装置に導いて、排ガス中に含まれる有害成分を分解させるようにする。このように、ダストを除去させた後の排ガスを蓄熱式ガス処理装置に導いて排ガス中に含まれる有害成分を分解させるようにすると、蓄熱室に収容された蓄熱材にダストが詰まるのが防止されると共に、集塵装置から導かれた排ガスが、蓄熱材が加熱された状態にある蓄熱室を通して加熱され、このように加熱された排ガスが燃焼部に導かれて燃焼され、排ガス中に含まれる有害成分が十分に分解される一方、このように燃焼されて有害成分が分解された排ガスが他の蓄熱室に導かれ、この他の蓄熱室内に収容された蓄熱材に有害成分が分解された排ガスの熱が蓄熱されて、燃焼部において排ガス中に含まれる有害成分を分解されるように燃焼させた後の排ガスの熱が有効に利用されると共に、有害成分が分解された排ガスの温度を低下させた状態で大気中に排出できるようになる。
ここで、本発明における電気炉の排ガス処理装置においては、未燃成分を燃焼させた後の排ガスを前記の集塵装置に導く前の位置に、集塵装置に導かれる前記の排ガスを冷却させる冷却装置を設けることが好ましい。このように、未燃成分を燃焼させた後の排ガスを冷却させる冷却装置を前記の集塵装置に導く前の位置に設けると、集塵装置に導かれる排ガスの温度が低下し、集塵装置に高価なセラミック製のバグフィルター等を使用する必要がなくなると共に、電気炉からの排ガス温度の変動を吸収することもできる。
ここで、本発明における電気炉の排ガス処理装置において、電気炉内において発生した排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる前記の燃焼手段としては、電気炉から排ガス案内管を通して導かれた排ガスを燃焼させる燃焼装置を設けるようにすることができる。
また、前記の燃焼手段としては、電気炉から排ガス案内管に導かれる排ガスに含まれる未燃成分濃度を計測する未燃成分濃度センサーと、前記の電気炉内に少なくとも酸素ガスを供給して電気炉内における排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる内部燃焼装置とを設け、前記の未燃成分濃度センサーによって計測された未燃成分ガスの濃度に基づいて、前記の内部燃焼装置に供給する酸素ガスの量を制御させるようにすることができる。
本発明における電気炉の排ガス処理装置においては、前記のように電気炉内において発生した排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼手段によって燃焼させた後、この排ガスを集塵装置に導いて、排ガスに含まれるダストを集塵装置により除去させ、ダストを除去させた後の排ガスを、蓄熱材が収容された蓄熱室が2室以上設けられた前記の蓄熱式ガス処理装置に導いて、排ガス中に含まれる有害成分を分解させるようにした。
この結果、本発明における電気炉の排ガス処理装置においては、蓄熱式ガス処理装置と集塵装置を用いたことにより、蓄熱室に収容された蓄熱材にダストが詰まるのが防止されると共に、集塵装置から導かれた排ガスが、蓄熱材が加熱された状態にある蓄熱室を通して加熱(予熱)され、このように加熱された排ガスが燃焼部に導かれて燃焼され、排ガス中に含まれる有害成分が十分に分解される一方、このように燃焼されて有害成分が分解された排ガスが他の蓄熱室に導かれ、この他の蓄熱室内に収容された蓄熱材に有害成分が分解された排ガスの熱が蓄熱されて、排ガスの加熱(予熱)に利用でき、また有害成分が分解された排ガスの温度が低下して状態で排出されるようになり、燃焼部において排ガス中に含まれる有害成分を分解されるように燃焼させた後の排ガスの熱が有効に利用されるようになる。
本発明の一実施形態における電気炉の排ガス処理装置の使用状態を示した概略説明図である。 (A),(B)は、前記の実施形態における電気炉の排ガス処理装置において、前記の蓄熱式ガス処理装置を使用する状態を示し、集塵装置から導かれた排ガスを蓄熱材が加熱された状態にある一方の蓄熱室を通して加熱させて燃焼部に導き、加熱された排ガスを燃焼部において燃焼させ、排ガス中に含まれる有害成分を分解させる一方、燃焼部において燃焼させた排ガスの熱を他方の蓄熱室内に収容された蓄熱材に蓄熱させるようにして蓄熱室を通して排ガスを排出させる操作を交互に行う状態を示した概略説明図である。 本発明の他の実施形態に係る電気炉の排ガス処理装置の使用状態を示した概略説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る電気炉の排ガス処理装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る電気炉の排ガス処理装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、発明の要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施できるものである。
第1の実施形態における電気炉の排ガス処理装置においては、図1に示すように、スクラップ材料Sを溶解させる電気炉10と、電気炉10内において発生した排ガスが排ガス案内管P1を通して導かれて、この排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる燃焼手段である後燃焼装置20と、未燃成分を燃焼させた後の高温の排ガスが排ガス案内管P2を通して導かれて、この排ガスの温度を低下させる冷却装置30と、この冷却装置30によって温度が低下された排ガスが排ガス案内管P3を通して導かれ、この排ガス中に含まれるダストを除去するバグフィルターからなる集塵装置40と、前記の集塵装置40によってダストを除去された後の排ガスが排ガス案内管P4を通して導かれ、この排ガスに含まれる臭気やダイオキシン等の各種の有害成分を分解させる蓄熱式ガス処理装置50とを設けている。
ここで、前記の電気炉10においては、図1に示すように、電気炉10の上部から上方に延出された排ガス案内管P1から枝分かれするようにして上方に伸びたスクラップ供給管11の上に、スクラップ材料Sを電気炉10内に供給する投入口12を設け、この投入口12の下に設けた開閉部材(図示せず)を開閉させて、投入口12内からスクラップ材料Sを前記のスクラップ供給管11及び排ガス案内管P1を通して電気炉10内に投入し、このように投入されたスクラップ材料Sを電気炉10内に設けた電極14によって溶解させると共に、この電気炉10内にカーボン供給管(図示せず)を通してカーボンを供給して成分調整を行うようにしている。ここで、前記のように投入口12内におけるスクラップ材料Sを、電気炉10の上部から上方に延出されたスクラップ供給管11及び排ガス案内管P1を通して電気炉10内に投入させると、スクラップ材料Sが電気炉10内に投入される途中において、電気炉10内において発生した高温の排ガスの熱により予熱され、スクラップ材料Sが電気炉10内で溶解されるときの電力エネルギーを減らすことができる。
そして、前記のように電気炉10内でスクラップ材料Sを溶解させた際に発生した排ガスを前記の排ガス案内管P1を通して後燃焼装置20に導くようにし、この後燃焼装置20に燃焼バーナー(図示せず)を設け、電気炉10から排ガス案内管P1を通して導かれる排ガス中に含まれる未燃成分を、この燃焼バーナーにより燃焼させて、未燃成分を排ガス中から除去させている。
次いで、このように後燃焼装置20により未燃成分を燃焼させて除去させた高温の排ガスが排ガス案内管P2を通して導かれる冷却装置30に水噴霧装置(図示せず)を設け、この水噴霧装置から冷却装置30内に水を噴霧させて、冷却装置30内に導かれた前記の高温の排ガスの温度を低下させ、このように冷却装置30により温度を低下させた排ガスを、排ガス案内管P3を通して前記の集塵装置40に導き、この集塵装置40により前記の排ガス中に含まれるダストを除去させている。ここで、この実施形態においては、未燃成分を燃焼させて除去させた高温の排ガスを冷却装置30に導いて冷却させているため、前記の集塵装置40に耐熱性に優れた高価なセラミック製のバグフィルター等を使用する必要がなく、安価なフィルターを使用することができる。なお、集塵装置40に耐熱性に優れたセラミック製のバグフィルターを用いた場合には、高温の排ガスをそのまま導くこともでき、前記の冷却装置30を設けないようにすることもできる。
また、前記の冷却装置30は、前記のように水を噴霧する水冷方式のものに代えて、空冷方式のものであってもよい。
そして、前記のように集塵装置40によりダストを除去させた前記の排ガスを、排ガス案内管P4を通して蓄熱式ガス処理装置50に導き、この蓄熱式ガス処理装置50において、排ガスに含まれる臭気やダイオキシン等の各種の有害成分を分解させた後、このように有害成分を分解させた排ガスを蓄熱式ガス処理装置50からブロワー60を通して排気させるようにしている。
ここで、この実施形態における前記の蓄熱式ガス処理装置50においては、図1及び図2(A),(B)に示すように、それぞれ蓄熱材Xが収容された2つの蓄熱室51、52を設けると共に、この2つの蓄熱室51、52の上側に、燃焼バーナー53が設けられた燃焼部54をこれらの蓄熱室51、52と連通するように設け、前記の燃焼バーナー53に燃料ガスを供給する燃料ガス供給管53aを接続させると共に、この燃焼バーナー53の周囲に燃焼用空気を供給する空気供給流路53bを設けている。
また、この実施形態の蓄熱式ガス処理装置50においては、前記の2つの蓄熱室51、52の下側に、前記の排ガス案内管P4を通して導かれたダストが除去された前記の排ガスを前記の各蓄熱室51、52に供給する排ガス供給管55a,55bを設けると共に、各排ガス供給管55a,55bの内部にこれらの開閉を行うダンパー式の切換弁56a,56bをそれぞれ設けている。
そして、前記の各排ガス供給管55a,55bの内部に設けた切換弁56a,56bの開閉を交互に切り換えて、前記の排ガス案内管P4を通して導かれたダストが除去された排ガスを、切換弁56a,56bが開かれた側における排ガス供給管55a,55bを通して、前記のように蓄熱材Xが収容された一方の蓄熱室51、52に導き、このように導かれた前記の排ガスを前記の蓄熱室51、52内における蓄熱された蓄熱材Xにより加熱させて前記の燃焼部54に導き、この燃焼部54に設けた燃焼バーナー53によって前記のよう加熱された排ガスを燃焼処理して、排ガス中に残っている臭気やダイオキシン等の有害成分を分解させるようにしている。なお、この蓄熱式ガス処理装置50には、前記のようにダストが除去された排ガスが導かれるため、各蓄熱室51、52に収容された蓄熱材Xが排ガスに含まれるダストによって閉塞されることがない。
また、前記のように燃焼部54において排ガス中に残っている臭気やダイオキシン等の有害成分を分解させた排ガスを、前記のように蓄熱材Xが収容されたそれぞれの蓄熱室51、52を通して排気させるにあたり、この実施形態の蓄熱式ガス処理装置50においては、各蓄熱室51、52の下側にそれぞれ排ガス排気管57a,57bを設けると共に、各排ガス排気管57a,57bの内部にこれらの開閉を行うダンパー式の切換弁58a,58bをそれぞれ設けている。
そして、前記のようにダストが除去された排ガスが供給される蓄熱室51、52とは異なる蓄熱室51、52の下側に設けた排ガス排気管57a,57bの内部に設けられた切換弁58a,58bを開けるようにして、前記の各排ガス排気管57a,57bの内部に設けた各切換弁58a,58bの開閉を交互に切り換え、燃焼処理されて臭気やダイオキシン等の有害成分が分解された排ガスを、排ガスが供給される蓄熱室51、52とは異なる蓄熱室51、52に導いて収容された蓄熱材Xに導いて燃焼処理された排ガスの熱を蓄熱させて、前記の排ガスの温度を低下させた後、切換弁58a,58bが開かれた排ガス排気管57a,57bを通して導かれた前記の排ガスを、前記の排ガス排気管57a,57bが合流した排気管57を通してブロワー60により排気させるようにしている。
このようにすると、燃焼部54に設けた燃焼バーナー53による燃焼処理によって、排ガス中に残っている臭気やダイオキシン等の有害成分が十分に分解されるようになり、臭気やダイオキシン等の有害成分が排ガス中に残った状態で排気されるのを防止でき、また排ガス中に残っている臭気やダイオキシン等の有害成分を分解させる燃焼処理時における熱が、前記の各蓄熱室51、52に収容された蓄熱材Xに蓄熱されて有効に利用されるようになると共に、ブロワー60により排気される排ガスの温度を低下させることができる。
なお、この実施形態の蓄熱式ガス処理装置50においては、前記のように蓄熱材Xが収容された2つの蓄熱室51、52を設けるようにしただけであるが、さらに多くの蓄熱室(図示せず)を設けるようにすることもできる。
次に、他の実施形態における電気炉の排ガス処理装置について説明する。
他の実施形態における電気炉の排ガス処理装置においては、前記の第1の実施形態における電気炉の排ガス処理装置と、電気炉10内において発生した排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる燃焼手段だけを変更させている。
ここで、この実施形態における電気炉の排ガス処理装置においては、図3に示すように、電気炉10内において発生した排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる燃焼手段として、少なくとも酸素ガスを供給して電気炉10内における排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる内部燃焼装置70を設けると共に、電気炉10内にスクラップを供給するスクラップ供給管11と合流される電気炉10の上部から上方に延出された排ガス案内管P1とは別に、電気炉10内における排ガスをスクラップ供給管11から枝分かれした排ガス案内管P1の部分に導くバイパス案内管71を設け、電気炉10内からこのバイパス案内管71を通して前記の排ガス案内管P1に導かれる排ガスに含まれる未燃成分ガスの濃度を未燃成分濃度センサー72によって計測するようにしている。
そして、前記のように未燃成分濃度センサー72によって計測した電気炉10内からバイパス案内管71を通して排ガス案内管P1に導かれる排ガスに含まれる未燃成分ガスの濃度を燃焼ガス制御装置73に出力し、この燃焼ガス制御装置73により、未燃成分濃度センサー72によって計測された未燃成分ガスの濃度に対応させて内部燃焼装置70に供給するガスにおける酸素ガスの量を制御し、このように酸素ガスの量が制御されたガスを内部燃焼装置70に供給して、電気炉10内で燃焼させ、排ガスに含まれる未燃成分ガスを電気炉10内で燃焼させてしまうようにしている。
また、内部燃焼装置70として、この実施形態においては、火炎を形成する燃焼バーナーを図示しているが、酸素ガスだけを供給する酸素ランスであってもよい。
このため、この実施形態における電気炉の排ガス処理装置においては、前記の第1の実施形態における後燃焼装置20をなくし、前記のようにして未燃成分ガスがなくした排ガスを、前記の排ガス案内管P1を通して前記の冷却装置30に直接導くようにしている。
その後は、この実施形態においても、前記の第1の実施形態における電気炉の排ガス処理装置と同様に、前記の冷却装置30により未燃成分ガスを燃焼させた排ガスの温度を低下させ、このように温度が低下された排ガスを、排ガス案内管P3を通して集塵装置40に導き、この集塵装置40により前記の排ガス中に含まれるダストを除去させた後、ダストを除去された排ガスを、排ガス案内管P4を通して蓄熱式ガス処理装置50に導き、この蓄熱式ガス処理装置50において、排ガスに含まれる臭気やダイオキシン等の各種の有害成分を分解させ、このように有害成分を分解させた排ガスを蓄熱式ガス処理装置50からブロワー60を通して排気させるようにしている。
ここで、この実施形態においても、前記の第1の実施形態と同様に、未燃成分を燃焼させて除去させた高温の排ガスを冷却装置30に導いて冷却させるため、前記の集塵装置40に耐熱性に優れた高価なセラミック製のフィルター等を使用する必要がなく、安価なフィルターを使用することができ、また集塵装置40に耐熱性に優れたセラミック製のフィルターを用いた場合には、高温の排ガスをそのまま導くようにし、前記の冷却装置30を設けないようにすることもできる。
10 :電気炉
11 :スクラップ供給管
12 :投入口
14 :電極
20 :後燃焼装置(燃焼手段)
30 :冷却装置
40 :集塵装置
50 :蓄熱式ガス処理装置
51 :蓄熱室
52 :蓄熱室
53 :燃焼バーナー
53a :燃料ガス供給管
53b :空気供給流路
54 :燃焼部
55a :排ガス供給管
55b :排ガス供給管
56a :切換弁
56b :切換弁
57 :排気管
57a :排ガス排気管
57b :排ガス排気管
58a :切換弁
58b :切換弁
60 :ブロワー
70 :内部燃焼装置(燃焼手段)
71 :バイパス案内管
72 :未燃成分濃度センサー
73 :燃焼ガス制御装置
P1 :排ガス案内管
P2 :排ガス案内管
P3 :排ガス案内管
P4 :排ガス案内管
S :スクラップ材料
X :蓄熱材

Claims (4)

  1. スクラップ材料を溶解させる電気炉と、電気炉内において発生した排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる燃焼手段と、未燃成分を燃焼させた後の排ガスに含まれるダストを除去する集塵装置と、蓄熱材が収容された蓄熱室が2室以上設けられ、前記の集塵装置から導かれた排ガスを蓄熱材が加熱された状態にある蓄熱室を通して加熱させた状態で燃焼部に導いて燃焼させ、排ガス中に含まれる有害成分を分解させる一方、燃焼部において燃焼させた排ガスの熱を他の蓄熱室内に収容された蓄熱材に蓄熱させるようにして、他の蓄熱室を通して排ガスを排出させる蓄熱式ガス処理装置と、を備えたことを特徴とする電気炉の排ガス処理装置。
  2. 請求項1に記載の電気炉の排ガス処理装置において、未燃成分を燃焼させた後の排ガスを前記の集塵装置に導く前の位置に、集塵装置に導かれる前記の排ガスを冷却させる冷却装置を設けたことを特徴とする電気炉の排ガス処理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電気炉の排ガス処理装置において、電気炉内において発生した排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる燃焼手段として、電気炉から排ガス案内管を通して導かれた排ガスを燃焼させる燃焼装置を設けたことを特徴とする電気炉の排ガス処理装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の電気炉の排ガス処理装置において、電気炉内において発生した排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる燃焼手段として、電気炉から排ガス案内管に導かれる排ガスに含まれる未燃成分濃度を計測する未燃成分濃度センサーと、前記の電気炉内に少なくとも酸素ガスを供給して電気炉内における排ガス中に含まれる未燃成分を燃焼させる内部燃焼装置とを設け、前記の未燃成分濃度センサーによって計測された未燃成分ガスの濃度に基づいて、前記の内部燃焼装置に供給する酸素ガスの量を制御することを特徴とする電気炉の排ガス処理装置。
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