JP2021105367A - キャニスタユニット - Google Patents

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ryuta Morinaga
龍太 森永
圭吾 吉田
Keigo Yoshida
圭吾 吉田
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Abstract

【課題】吸着通路に充填された吸着部材を有効活用できるキャニスタユニットを提供する。【解決手段】キャニスタユニット10は、キャニスタケース20と、吸着部材50と、を備える。キャニスタケース20の容積部23には、側壁222及び隔壁25によって区画された吸着通路26が形成されている。吸着部材50は、吸着通路26に充填されている。吸着通路26は、中心部261と、中心部261の外周を取り囲む外周部262と、中心部261と外周部262とを連通する連通部263と、を有する。連通部263には、邪魔板28が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、燃料蒸気に含まれる揮発性有機化合物(VOC: Volatile Organic Compounds)の排出を防止するキャニスタユニットに関する。
従来から、外気温の変動などの影響によって、燃料タンクの内圧が変動することが知られている。そして、燃料タンクの内圧が高くなると燃料タンクが損傷する虞があり、燃料タンクの内圧が低くなると内燃機関への燃料供給に支障が出る、という課題があることが知られている。このような燃料タンクの内圧の変動による課題を防止するために、燃料タンクの内圧が基準値内に収まるように蒸気抜き孔を設け、蒸気抜き孔から、燃料蒸気を排出して、または外気を導入して、燃料タンク内の圧力が所定の範囲を超えないように構成された燃料タンクキャップが知られている。
しかしながら、燃料蒸気には環境に好ましくないVOCが含まれているため、蒸気抜き孔から燃料蒸気と共にVOCが排出されることは望ましくない。そこで、燃料蒸気と共にVOCが排出されることを防止するために、例えば、特許文献1には、燃料蒸気に含まれるVOCの排出を防止するキャニスタユニットが取り付けられた燃料タンクキャップが開示されている。
特許文献1に記載の燃料タンクキャップには、ケーシングと、当該ケーシング内に配置されたメインチャンバと、メインチャンバ内に配置され、メインチャンバを複数のトラフに分割するように構成された複数の環状隔壁と、を備えたキャニスタユニットが取り付けられている。それぞれの環状隔壁は、切れ目を有し、切れ目を介してトラフが互いに連通している。各切れ目と各トラフとによって、メインチャンバ内に吸着通路が形成されている。各トラフ内には、VOCを吸着する吸着部材である活性炭が充填されている。活性炭は、燃料蒸気が吸着通路を通過するときに、燃料蒸気に含まれるVOCを吸着する。
米国特許第9737843号明細書
しかしながら、特許文献1のキャニスタユニットは、中心部に設けられた導入孔からメインチャンバの吸着通路に導入された燃料蒸気の多くが、切れ目に向かって流れる。そのため、上下方向から見て、導入孔に対して切れ目と反対側に設けられた活性炭は、燃料蒸気が通過することがほとんどなく、有効活用されない、という課題があった。また、切れ目を境に吸着通路が2方向に分流するため、通気抵抗が低い方の吸着通路に多くの燃料蒸気が流れ、通気抵抗が高い方の吸着通路を流れる燃料蒸気は少なくなる。そのため、通気抵抗が高い方の吸着通路に充填された活性炭は、通過する燃料蒸気が少なく、有効活用されない、という課題があった。
本発明は、吸着通路に充填された吸着部材を有効活用できるキャニスタユニットを提供する。
本発明は、
底面と、側壁と、上面とを有し、内部に容積部が形成されたキャニスタケースと、
前記容積部に収容された吸着部材と、を備え、
前記キャニスタケースには、燃料ガスを前記容積部に導入する導入孔と、前記容積部に導入された前記燃料ガスを排出する排出孔と、が形成されており、
前記導入孔は、前記キャニスタケースの前記底面に形成されており、
前記容積部には、隔壁が設けられており、前記キャニスタケースの側壁及び前記隔壁によって区画された吸着通路が形成されており、
前記吸着部材は、前記吸着通路に充填されている、キャニスタユニットであって、
前記吸着通路は、
上下方向から見て、前記キャニスタケースの中心を含む中心部と、前記中心部の外周を取り囲む外周部と、前記中心部と前記外周部とを連通する連通部と、を有し、
前記中心部と前記外周部とは、前記隔壁によって区画されており、
前記連通部には、邪魔板が設けられている。
本発明によれば、吸着通路の中心部に導入された燃料蒸気は、連通部を通って外周部へと流れるが、連通部には邪魔板が設けられているので、中心部に導入された燃料蒸気は、連通部を通って外周部へと流れにくくなり、中心部に滞留しやすくなる。したがって、燃料蒸気が中心部に滞留することによって、吸着通路に充填された吸着部材を有効活用できる。
本発明のキャニスタユニットの外観斜視図である。 図1のキャニスタユニットの分解斜視図である。 図1のキャニスタユニットのキャニスタケースのカバー部材を下方から見た図である。 図3のカバー部材を斜め下方から見た図である。 図3のカバー部材をキャニスタユニットに取り付けた状態における図3のA−A断面図である。 図5の要部拡大図である。
以下、本発明のキャニスタユニットの一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
<キャニスタユニット全体構成>
本実施形態のキャニスタユニット10は、アウタプレートとアウタカバーとを有する図示しない燃料タンクキャップの内部に収容される。燃料タンクキャップは、図示しない燃料タンクの給油口に着脱自在に取り付けられる。燃料タンクキャップの構成は、従来から周知の種々の構造を採用することができる。燃料タンク内の燃料蒸気には、揮発性有機化合物(VOC: Volatile Organic Compounds)が含まれている。
図1に示すように、キャニスタユニット10は、略円筒形状のキャニスタケース20を備える。キャニスタケース20は、キャニスタケース20の底面を構成する略円盤形状のベース部材21と、キャニスタケース20の上面及び側面を構成する上面221及び側壁222を有し、底部が開口した有底略円筒形状のカバー部材22と、を備える。キャニスタケース20は、カバー部材22の開口した底部を覆うように、ベース部材21が取り付けられている。
キャニスタケース20には、ベース部材21とカバー部材22によって囲まれた容積部23が形成されている。キャニスタケース20には、燃料タンク内の燃料蒸気を容積部23に導入する導入孔24が設けられている。本実施形態では、導入孔24は、ベース部材21における、略円筒形状のキャニスタケース20の円筒中心CL部分に設けられている。
なお、本明細書等では、説明を簡単かつ明確にするために、便宜上、略円筒形状のキャニスタケース20の円筒中心CLが延びる方向を上下方向と定義し、ベース部材21が配置されている方向を下方、カバー部材22が配置されている方向を上方と定義する。よって、キャニスタユニット10が燃料タンクキャップの内部に収容されて、燃料タンクキャップが燃料タンクに取り付けられた状態の方向とは無関係である。図面には、キャニスタユニット10の上方をU、下方をD、として示す。また、本明細書において、軸方向、径方向、周方向というときは、略円筒形状のキャニスタケース20の円筒中心CLを基準にした方向をいう。
図2に示すように、キャニスタユニット10は、キャニスタケース20のベース部材21とカバー部材22との間、すなわち容積部23に、下方から順に、セパレータ30、パッキン40、吸着部材50、を備える。さらに、上下方向において、ベース部材21とセパレータ30との間には、第1フィルタ61が配置されている。セパレータ30とパッキン40との間には、第2フィルタ62が配置されている。吸着部材50とカバー部材22の上面221との間には、第3フィルタ63が配置されている。第1フィルタ61、第2フィルタ62及び第3フィルタ63は、通気性を有する材料で構成されており、例えば不織布で構成されている。
ベース部材21は、略円盤形状であり、中央部分にキャニスタケース20の外側で下方に向かって延びる略円筒状の筒状部211を有する。筒状部211の外周面には、燃料タンクキャップのアウタプレートに取り付けられる取付部211aが形成されている。ベース部材21の略中心部分に、導入孔24が設けられている。
カバー部材22は、上面221が、略円盤形状を有し、ベース部材21と対向しており、側壁222が、略円筒形状を有し、上面221の外縁部から下方に向かって延びている。カバー部材22には、上面221からベース部材21に向かって下方に延び、容積部23を区画する隔壁25が設けられている。容積部23には、隔壁25によって区画された吸着通路26が形成される。吸着通路26は、キャニスタケース20のベース部材21に形成された導入孔24から容積部23に導入された燃料蒸気が流れる通路である。カバー部材22の上面221には、容積部23に導入された燃料蒸気を排出する排出孔27(図3参照)が形成されている。
セパレータ30は、キャニスタケース20よりも小径の略円盤状であり、円盤中心が、キャニスタケース20の円筒中心CLと略一致するように配置されている。セパレータ30には、外縁部から下方に突出した外周壁31が形成されている。セパレータ30は、外周壁31がキャニスタケース20のベース部材21に形成された導入孔24を囲むように配置されている。
セパレータ30には、上下方向に貫通する通過孔32が、略円盤形状のセパレータ30の周方向に沿って、円環状に複数(本実施形態では6個)形成されている。また、通過孔32は、上下方向から見て、キャニスタケース20のベース部材21に形成された導入孔24と重ならないように配置されている。より詳細には、通過孔32は、上下方向から見て、導入孔24を取り囲むように、キャニスタケース20の円筒中心CLを中心とする略円環状に6個配置されている。これにより、キャニスタケース20のベース部材21に形成された導入孔24から導入された燃料蒸気は、分散してセパレータ30の各通過孔32を通過するので、燃料蒸気を分散した状態で容積部23(より詳細には後述の中心部261)へ供給することができ、容積部23に設けられた吸着部材50をより有効活用できる。さらに、燃料タンク内の液体燃料が、何らかの要因によって、キャニスタケース20の導入孔24から容積部23に流入した場合であっても、液体燃料が吸着通路26に流入することを抑制できる。
第1フィルタ61は、セパレータ30と略同一径の略円盤状であり、円盤中心が、キャニスタケース20の円筒中心CLと略一致するように配置されている。第1フィルタ61は、セパレータ30の外周壁31に緩嵌合して保持されている。
パッキン40は、略円環形状であり、円環中心が、キャニスタケース20の円筒中心CLと略一致するように配置されている。パッキン40の内縁部41は、セパレータ30の通過孔32よりも径方向外側であり、セパレータ30の外縁部及び後述の第1隔壁部251よりも小径となっている。パッキン40の外縁部42は、キャニスタケース20のカバー部材22の側壁222(より詳細には、後述の下端部222a)と略同径となっている。パッキン40には、内縁部41によって囲まれた開口部43が形成されている。
パッキン40は、シール性の高い材料で構成されており、例えば発泡材やゴムシート等で構成されている。キャニスタケース20のベース部材21に形成された導入孔24から導入された燃料蒸気は、セパレータ30の通過孔32及びパッキン40の開口部43を通って、吸着通路26に導入される。
第2フィルタ62は、上下方向において、セパレータ30とパッキン40との間に配置されている。第2フィルタ62は、パッキン40の外縁部42よりもわずかに小径であって、カバー部材22の側壁222(より詳細には、上端部222b)と略同一径の略円盤状であり、円盤中心が、キャニスタケース20の円筒中心CLと略一致するように配置されている。
吸着部材50は、吸着通路26に充填されている。吸着部材50は、燃料蒸気に含まれるVOCを吸着する材料で構成されており、例えば活性炭で構成されている。吸着通路26を流れる燃料蒸気は、吸着部材50によって、燃料蒸気に含まれるVOCが吸着されながら、吸着通路26を流れる。
第3フィルタ63は、上下方向において、吸着部材50とカバー部材22の上面221との間に配置されている。第3フィルタ63は、カバー部材22の上面221に設けられている排出孔27を覆うように配置されている。
<吸着通路>
図3及び図4に示すように、カバー部材22を下方から見て、吸着通路26は、キャニスタケース20の円筒中心CLを含む中心部261と、中心部261の外周を取り囲む外周部262と、中心部261と外周部262とを連通する連通部263と、を有する。中心部261と外周部262とは、隔壁25によって区画されている。
隔壁25は、吸着通路26の中心部261と外周部262とを区画する第1隔壁部251を有する。第1隔壁部251は、キャニスタケース20のカバー部材22の側壁222よりも内側に位置する第1端部251a及び第2端部251bを有する。第1端部251a及び第2端部251bは、キャニスタケース20の円筒中心CLからの距離が略等距離であり、第2端部251bは、円筒中心CLを中心として、第1端部251aから所定角度(本実施形態では、成す角φ)離れた位置に設けられている。第1隔壁部251は、キャニスタケース20の円筒中心CLを中心とする第1端部251aから第2端部251bまでの成す角θが180度よりも大きくなるように延びている。第1隔壁部251は、パッキン40の内縁部41よりも径方向外側に配置されている(図5参照)。本実施形態では、第1隔壁部251は、キャニスタケース20の円筒中心CLを中心とする略円弧状に延びている。
第1隔壁部251が設けられていない側の第1端部251aと第2端部251bとの間は、吸着通路26の中心部261と外周部262とを連通する連通部263となっている。したがって、連通部263は、キャニスタケース20の円筒中心CLを中心とする第1端部251aから第2端部251bまでの成す角φが180度よりも小さくなるように形成されている。
さらに、隔壁25は、第1隔壁部251の第2端部251bから、カバー部材22の側壁222へ延びる第2隔壁部252を有する。これにより、吸着通路26の外周部262は、第2隔壁部252によって仕切られている。そして、第2隔壁部252の第1壁面252aは、周方向において、連通部263に近い側の壁面を構成し、第2隔壁部252の第2壁面252bは、連通部263から遠い側の壁面を構成する。本実施形態では、第2隔壁部252は、第1隔壁部251の第2端部251bからカバー部材22の側壁222へ略直線状に延びている。
したがって、本実施形態では、連通部263は、第2隔壁部252の第1壁面252aに隣接するように設けられている。
また、隔壁25は、周方向において、互いに重なる領域を有しないように設けられている。
連通部263には、キャニスタケース20のカバー部材22の上面221からベース部材21に向かって下方に延びる邪魔板28が設けられている。邪魔板28は、パッキン40の内縁部41よりも径方向外側に配置されている(図5参照)。邪魔板28によって、連通部263は、邪魔板28と第1隔壁部251の第1端部251aとの間に形成される第1連通部263aと、邪魔板28と第1隔壁部251の第2端部251bとの間に形成される第2連通部263bと、を有する。本実施形態では、邪魔板28は、第1隔壁部251の第1端部251a及び第2端部251bよりも径方向内側に設けられている。また、本実施形態では、隔壁25及び邪魔板28は、パッキン40を上方から押圧している(図5参照)。
第2隔壁部252で仕切られた外周部262の第2壁面252b側には、カバー部材22の上面221から下方に突出し、第2隔壁部252の第2壁面252bからカバー部材22の側壁222へと延びる、突壁29が形成されている。突壁29は、隔壁25及び邪魔板28よりも下方への突出長さが短く、パッキン40と当接していない。突壁29は、第2隔壁部252の第2壁面252bから、キャニスタケース20の円筒中心CLを中心とする略円弧状に延びる第1突壁部291と、第1突壁部291の先端から、カバー部材22の側壁222へと径方向に延びる第2突壁部292と、を有する。
カバー部材22を下方から見て、カバー部材22の上面221には、カバー部材22の側壁222と、第2隔壁部252と、突壁29と、によって囲まれた領域に、排出孔27が設けられている。本実施形態では、排出孔27は、周方向に沿って3つ設けられている。排出孔27の開口面積、より詳細には、3つの排出孔27の開口面積の総和は、吸着通路26の外周部262における通路断面積よりも小さくなっている。
このように隔壁25、連通部263、排出孔27及び邪魔板28が配置されることにより、吸着通路26の外周部262は、連通部263から排出孔27へと、分流せずに延びる通路となっている。これにより、隔壁25によって、部品点数を増やすことなく、連通部263から排出孔27へと、分流せずに延びる外周部262を容易に形成できる。
第3フィルタ63は、カバー部材22の側壁222と、第2隔壁部252と、突壁29と、によって囲まれた領域に緩嵌合して保持され、カバー部材22の上面221に設けられた3つの排出孔27を覆っている。
図5及び図6に示すように、パッキン40及び第2フィルタ62は、隔壁25及び邪魔板28によって、上方から押圧されている。そして、側壁222及び隔壁25によって区画された吸着通路26は、パッキン40によってシールされている。これにより、吸着通路26を流れる燃料蒸気は、漏出することなく吸着通路26に沿って流れる。さらに、隔壁25の成形誤差が生じた場合でも、第2フィルタ62の厚みを変更することで、吸着通路26を確実にシールすることができるので、容易に吸着通路26のシール性を確保できる。
また、隔壁25が、周方向において、互いに重なる領域を有する場合、例えば、キャニスタケース20の円筒中心CLを中心として略円環状に延びる隔壁を径方向に複数設けた場合、隔壁25の成形誤差により、周方向において互いに重なる領域における一方の隔壁25は、パッキン40及び第2フィルタ62を上方から押圧するが、他方の隔壁25は、パッキン40と当接せず、パッキン40との間に隙間が生じてしまう場合がある。そのため、吸着通路26を隔壁25でシールすることができない虞があった。本実施形態では、隔壁25は、周方向において、互いに重なる領域を有しないように設けられているので、隔壁25の成形誤差により、パッキン40との間に隙間が生じてしまうことを防止できる。これにより、隔壁25によって区画された吸着通路26を確実にシールすることができる。
キャニスタケース20のベース部材21と、カバー部材22の側壁222の下端部222aとは、互いに接合されている。キャニスタケース20のベース部材21と、カバー部材22の側壁222の下端部222aとは、従来周知の種々の接合手段を用いて接合することが可能であるが、例えば、超音波溶着によって互いに接合されている。
このとき、キャニスタケース20のベース部材21とカバー部材22とは、側壁222の下端部222aにおいて、パッキン40の外縁部42を挟持して、互いに接合されている。
これにより、パッキン40は、隔壁25及び邪魔板28によって、上方から押圧されても、外縁部42がめくれ上がることを防止できる。よって、吸着通路26をより確実にシールすることができ、吸着通路26を流れる燃料蒸気が吸着通路26から漏出することをより確実に防止できる。
<燃料ガスの流れ>
次に、図3及び図5を参照して、ベース部材21に設けられた導入孔24から導入された燃料蒸気が、カバー部材22の上面221に設けられた排出孔27から排出されるまでの流れを説明する。
ベース部材21に設けられた導入孔24から導入された燃料蒸気は、セパレータ30の通過孔32及びパッキン40の開口部43を通って、吸着通路26の中心部261に導入される。
吸着通路26の中心部261に導入された燃料蒸気は、連通部263を通って外周部262へと流れるが、連通部263には邪魔板28が設けられている。このため、中心部261に導入された燃料蒸気は、連通部263を通って外周部262へと流れにくくなり、中心部261に滞留しやすくなる。燃料蒸気が中心部261に滞留することによって、中心部261に充填された吸着部材50を有効活用して、燃料蒸気に含まれるVOCを吸着部材50に吸着させることができる。
連通部263は、邪魔板28と第1隔壁部251の第1端部251aとの間に形成される第1連通部263aと、邪魔板28と第1隔壁部251の第2端部251bとの間に形成される第2連通部263bと、を有するので、邪魔板28の成形誤差により、大きさや配置にズレが生じた場合でも、製造されたキャニスタユニット10によって、連通部263の通気抵抗が異なることを抑制できる。これにより、キャニスタユニット10の性能のバラつきを低減できる。
吸着通路26の中心部261から、連通部263を通って外周部262へと流れた燃料蒸気は、外周部262に沿って排出孔27に向かって流れる。
このとき、連通部263は、第2隔壁部252の第1壁面252a側に設けられており、排出孔27は、第2隔壁部252の第2壁面252b側に設けられている。これにより、吸着通路26の外周部262の通路長を長くすることができ、外周部262に充填された吸着部材50を有効活用することができる。さらに、第2隔壁部252は、第1隔壁部251の第2端部251bからカバー部材22の側壁222へと延びているので、連通部263は、第2隔壁部252の第1壁面252aに隣接するように設けられる。これにより、吸着通路26の外周部262の通路長をより長くすることができる。
また、連通部263は、キャニスタケース20の円筒中心CLを中心とする第1端部251aから第2端部251bまでの成す角φが180度よりも小さくなるように形成されているので、邪魔板28と第1隔壁部251の第1端部251aとの間に形成される第1連通部263aから外周部262へと流れた燃料蒸気の通路長を長くすることができ、外周部262に充填された吸着部材50をより有効活用することができる。
また、外周部262は、連通部263から排出孔27へと、分流せずに延びる通路となっているので、外周部262に充填された吸着部材50を有効活用することができる。
また、排出孔27の開口面積、より詳細には、3つの排出孔27の開口面積の総和は、吸着通路26の外周部262における通路断面積よりも小さくなっているので、吸着通路26において、場所によって通気抵抗にバラつきが生じた場合においても、吸着通路26における燃料蒸気の流れに偏りが生じることを抑制できる。
また、第2隔壁部252で仕切られた外周部262の第2壁面252b側には、突壁29が形成されており、排出孔27は、カバー部材22の側壁222と、第2隔壁部252と、突壁29と、によって囲まれた領域に設けられているので、吸着通路26の外周部262を排出孔27に向かって周方向に流れてきた燃料空気は、突壁29を跨ぐようにして迂回して流れた後に、排出孔27からキャニスタユニット10の外部に排出される。したがって、吸着通路26において、排出孔27周辺の通気抵抗が大きくなるので、ベース部材21に設けられた導入孔24から導入された燃料蒸気が、吸着通路26に滞留しやすくなる。これにより、ベース部材21に設けられた導入孔24から導入された燃料蒸気に含まれるVOCは、吸着通路26において、より確実に吸着部材50に吸着されるので、キャニスタユニット10の排出孔27からVOCが含まれる燃料蒸気が排出されるのを、より確実に防止できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、本実施形態では、邪魔板28は、第1隔壁部251の第1端部251a及び第2端部251bよりも径方向内側に設けられているものとしたが、邪魔板28は、第1隔壁部251の第1端部251a及び第2端部251bよりも径方向外側に設けられていてもよいし、径方向において、第1隔壁部251の第1端部251a及び第2端部251bと略同位置に設けられていてもよい。
また、例えば、本実施形態では、邪魔板28は、パッキン40を上方から押圧しているものとしたが、邪魔板28は、パッキン40と当接していなくてもよい。
また、例えば、本実施形態では、第1隔壁部251は、キャニスタケース20の円筒中心CLを中心とする略円弧状に延びているものとしたが、第1隔壁部251は、パッキン40の内縁部41よりも径方向外側に配置されていればよく、吸着通路26の中心部261を形成する任意の形状を有していてもよい。
また、例えば、本実施形態では、第2隔壁部252は、第1隔壁部251の第2端部251bから、カバー部材22の側壁222へ延びているものしたが、第2隔壁部252は、第1隔壁部251の任意の位置から、カバー部材22の側壁222へ延びていてもよい。また、本実施形態では、第2隔壁部252は、略直線状に延びているものとしたが、第2隔壁部252は、湾曲して延びていてもよい。
また、例えば、本実施形態では、隔壁25は、カバー部材22の上面221から、ベース部材21に向かって下方に延びるように、カバー部材22に設けられているものとしたが、隔壁25は、ベース部材21から、カバー部材22の上面221に向かって上方に延びるように、ベース部材21に設けられているものとしてもよい。
また、例えば、本実施形態では、邪魔板28は、カバー部材22の上面221から、ベース部材21に向かって下方に延びるように、カバー部材22に設けられているものとしたが、邪魔板28は、ベース部材21から、カバー部材22の上面221に向かって上方に延びるように、ベース部材21に設けられているものとしてもよい。
また、本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 底面(ベース部材21)と、側壁(側壁222)と、上面(上面221)とを有し、内部に容積部(容積部23)が形成されたキャニスタケース(キャニスタケース20)と、
前記容積部に収容された吸着部材(吸着部材50)と、を備え、
前記キャニスタケースには、燃料ガスを前記容積部に導入する導入孔(導入孔24)と、前記容積部に導入された前記燃料ガスを排出する排出孔(排出孔27)と、が形成されており、
前記容積部には、隔壁(隔壁25)が設けられており、前記キャニスタケースの前記側壁及び前記隔壁によって区画された吸着通路(吸着通路26)が形成されており、
前記吸着部材は、前記吸着通路に充填されている、キャニスタユニット(キャニスタユニット10)であって、
前記吸着通路は、
上下方向から見て、前記キャニスタケースの中心(円筒中心CL)を含む中心部(中心部261)と、前記中心部の外周を取り囲む外周部(外周部262)と、前記中心部と前記外周部とを連通する連通部(連通部263)と、を有し、
前記中心部と前記外周部とは、前記隔壁によって区画されており、
前記連通部には、邪魔板(邪魔板28)が設けられている、キャニスタユニット。
(1)によれば、吸着通路の中心部に導入された燃料蒸気は、連通部を通って外周部へと流れるが、連通部には邪魔板が設けられているので、中心部に導入された燃料蒸気は、連通部を通って外周部へと流れにくくなり、中心部に滞留しやすくなる。したがって、燃料蒸気が中心部に滞留することによって、吸着通路の中心部に充填された吸着部材を有効活用して、燃料蒸気に含まれるVOCを吸着部材に吸着させることができる。
(2) (1)に記載のキャニスタユニットであって、
前記隔壁は、第1端部(第1端部251a)及び第2端部(第2端部251b)を有し、
前記連通部は、
前記邪魔板と前記隔壁の前記第1端部との間に形成される第1連通部(第1連通部263a)と、
前記邪魔板と前記隔壁の前記第2端部との間に形成される第2連通部(第2連通部263b)と、を有する、キャニスタユニット。
(2)によれば、連通部は、邪魔板と隔壁の第1端部との間に形成される第1連通部と、邪魔板と隔壁の第2端部との間に形成される第2連通部と、を有するので、邪魔板の成形誤差により、大きさや配置にズレが生じた場合でも、製造されたキャニスタユニットによって、連通部の通気抵抗が異なることを抑制できる。これにより、キャニスタユニットの性能のバラつきを低減できる。
(3) (2)に記載のキャニスタユニットであって、
上下方向から見て、前記連通部は、前記キャニスタケースの前記中心を中心とする前記第1端部から前記第2端部までの成す角(成す角φ)が、180度よりも小さくなるように形成されている、キャニスタユニット。
(3)によれば、連通部は、キャニスタケースの中心を中心とする第1端部から第2端部までの成す角が、180度よりも小さくなるように形成されているので、邪魔板と隔壁部の第1端部との間に形成される第1連通部から外周部へと流れた燃料蒸気の通路長を長くすることができ、外周部に充填された吸着部材をより有効活用することができる。
(4) (1)〜(3)のいずれかに記載のキャニスタユニットであって、
前記隔壁は、前記キャニスタケースの前記側壁よりも内側に位置する第1端部(第1端部251a)及び第2端部(第2端部251b)を備える第1隔壁部(第1隔壁部251)と、前記第1隔壁部から前記キャニスタケースの前記側壁へと延びる第2隔壁部(第2隔壁部252)と、を有し、
前記連通部は、前記第2隔壁部の第1壁面(第1壁面252a)側に設けられており、前記排出孔は、前記第2隔壁部の第2壁面(第2壁面252b)側に設けられている、キャニスタユニット。
(4)によれば、連通部は、第2隔壁部の第1壁面側に設けられており、排出孔は、第2隔壁部の第2壁面側に設けられているので、吸着通路の外周部の通路長を長くすることができ、外周部に充填された吸着部材を有効活用することができる。
(5) (4)に記載のキャニスタユニットであって、
前記第2隔壁部は、前記第1隔壁部の前記第2端部から前記キャニスタケースの前記側壁へと延びる、キャニスタユニット。
(5)によれば、第2隔壁部は、第1隔壁部の第2端部からキャニスタケースの側壁へと延びているので、連通部は、第2隔壁部の第1壁面に隣接するように設けられる。これにより、吸着通路の外周部の通路長をより長くすることができる。
(6) (4)または(5)に記載のキャニスタユニットであって、
前記外周部は、前記連通部から前記排出孔へと、分流せずに延びる通路となっている、キャニスタユニット。
(6)によれば、外周部は、連通部から排出孔へと、分流せずに延びる通路となっているので、外周部に充填された吸着部材を有効活用することができる。
(7) (6)に記載のキャニスタユニットであって、
前記外周部は、前記隔壁によって、前記連通部から前記排出孔へと、分流せずに延びるように形成されている、キャニスタユニット。
(7)によれば、隔壁によって、部品点数を増やすことなく、連通部から排出孔へと、分流せずに延びる外周部を容易に形成できる。
(8) (4)〜(7)のいずれかに記載のキャニスタユニットであって、
前記キャニスタユニットの前記上面から下方に突出し、前記第2隔壁部の前記第2壁面から前記キャニスタケースの前記側壁へと延びる突壁(突壁29)を有し、
前記排出孔は、前記キャニスタケースの前記側壁と、前記第2隔壁部と、前記突壁29と、によって囲まれた領域に設けられている、キャニスタユニット。
(8)によれば、排出孔は、キャニスタケースの側壁と、第2隔壁部と、突壁と、によって囲まれた領域に設けられているので、吸着通路の外周部を排出孔に向かって流れてきた燃料空気は、突壁を跨ぐようにして迂回して流れた後に、排出孔からキャニスタユニットの外部に排出される。したがって、吸着通路において、排出孔周辺の通気抵抗が大きくなるので、導入孔から導入された燃料蒸気が、吸着通路に滞留しやすくなる。これにより、導入孔から導入された燃料蒸気に含まれるVOCは、吸着通路において、より確実に吸着部材に吸着されるので、キャニスタユニットの排出孔からVOCが含まれる燃料蒸気が排出されるのを、より確実に防止できる。
(9) (1)〜(8)のいずれかに記載のキャニスタユニットであって、
前記隔壁は、前記キャニスタケースの前記上面から前記底面に向かって延びており、
前記容積部には、パッキン(パッキン40)と、該パッキンと前記キャニスタケースの前記底面との間に配置されたフィルタ(第2フィルタ62)と、が配置されており、
前記パッキン及び前記フィルタは、前記隔壁によって上方から押圧されており、
前記吸着通路は、前記パッキンによってシールされている、キャニスタユニット。
(9)によれば、パッキン及びフィルタは、隔壁によって、上方から押圧されている。そして、隔壁によって区画された吸着通路は、パッキンによってシールされている。これにより、吸着通路を流れる燃料蒸気は、漏出することなく吸着通路に沿って流れる。さらに、隔壁の成形誤差が生じた場合でも、フィルタの厚みを変更することで、吸着通路を確実にシールすることができるので、容易に吸着通路のシール性を確保できる。
(10) (9)に記載のキャニスタユニットであって、
上下方向から見て、前記隔壁は、前記キャニスタケースの前記中心の周方向において、互いに重なる領域を有しないように設けられている、キャニスタユニット。
(10)によれば、上下方向から見て、隔壁は、周方向において、互いに重なる領域を有しないように設けられているので、隔壁の成形誤差により、パッキンとの間に隙間が生じてしまうことを防止できる。これにより、隔壁によって区画された吸着通路を確実にシールすることができる。
(11) (9)または(10)に記載のキャニスタユニットであって、
前記キャニスタケースは、前記底面を構成するベース部材(ベース部材21)と、前記上面及び前記側壁を構成するカバー部材(カバー部材22)と、を有し、
前記ベース部材と前記カバー部材とは、前記側壁の下端部(下端部222a)において、前記パッキンの外縁部(外縁部42)を挟持して、互いに接合されている、キャニスタユニット。
(11)によれば、ベース部材とカバー部材とは、側壁の下端部において、パッキンの外縁部を挟持して、互いに接合されているので、パッキンは、隔壁によって、上方から押圧されても、外縁部がめくれ上がることを防止できる。これにより、吸着通路をより確実にシールすることができ、吸着通路を流れる燃料蒸気が吸着通路から漏出することをより確実に防止できる。
(12) (1)〜(11)のいずれかに記載のキャニスタユニットであって、
前記排出孔の開口面積は、前記吸着通路の前記外周部における通路断面積よりも小さくなっている、キャニスタユニット。
(12)によれば、排出孔の開口面積は、吸着通路の外周部における通路断面積よりも小さくなっているので、吸着通路において、場所によって通気抵抗がバラつくことを低減できる。
10 キャニスタユニット
20 キャニスタケース
21 ベース部材(底面)
22 カバー部材
221 上面
222 側壁
222a 下端部
23 容積部
24 導入孔
25 隔壁
251 第1隔壁部
251a 第1端部
251b 第2端部
252 第2隔壁部
252a 第1壁面
252b 第2壁面
26 吸着通路
261 中心部
262 外周部
263 連通部
263a 第1連通部
263b 第2連通部
27 排出孔
28 邪魔板
29 突壁
40 パッキン
42 外縁部
50 吸着部材
62 第2フィルタ(フィルタ)
CL 円筒中心(中心)
φ 成す角

Claims (12)

  1. 底面と、側壁と、上面とを有し、内部に容積部が形成されたキャニスタケースと、
    前記容積部に収容された吸着部材と、を備え、
    前記キャニスタケースには、燃料ガスを前記容積部に導入する導入孔と、前記容積部に導入された前記燃料ガスを排出する排出孔と、が形成されており、
    前記容積部には、隔壁が設けられており、前記キャニスタケースの側壁及び前記隔壁によって区画された吸着通路が形成されており、
    前記吸着部材は、前記吸着通路に充填されている、キャニスタユニットであって、
    前記吸着通路は、
    上下方向から見て、前記キャニスタケースの中心を含む中心部と、前記中心部の外周を取り囲む外周部と、前記中心部と前記外周部とを連通する連通部と、を有し、
    前記中心部と前記外周部とは、前記隔壁によって区画されており、
    前記連通部には、邪魔板が設けられている、キャニスタユニット。
  2. 請求項1に記載のキャニスタユニットであって、
    前記隔壁は、第1端部及び第2端部を有し、
    前記連通部は、
    前記邪魔板と前記隔壁の前記第1端部との間に形成される第1連通部と、
    前記邪魔板と前記隔壁の前記第2端部との間に形成される第2連通部と、を有する、キャニスタユニット。
  3. 請求項2に記載のキャニスタユニットであって、
    上下方向から見て、前記連通部は、前記キャニスタケースの前記中心を中心とする前記第1端部から前記第2端部までの成す角が、180度よりも小さくなるように形成されている、キャニスタユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のキャニスタユニットであって、
    前記隔壁は、前記キャニスタケースの前記側壁よりも内側に位置する第1端部及び第2端部を備える第1隔壁部と、前記第1隔壁部から前記キャニスタケースの前記側壁へと延びる第2隔壁部と、を有し、
    前記連通部は、前記第2隔壁部の第1壁面側に設けられており、前記排出孔は、前記第2隔壁部の第2壁面側に設けられている、キャニスタユニット。
  5. 請求項4に記載のキャニスタユニットであって、
    前記第2隔壁部は、前記第1隔壁部の前記第2端部から前記キャニスタケースの前記側壁へと延びる、キャニスタユニット。
  6. 請求項4または5に記載のキャニスタユニットであって、
    前記外周部は、前記連通部から前記排出孔へと、分流せずに延びる通路となっている、キャニスタユニット。
  7. 請求項6に記載のキャニスタユニットであって、
    前記外周部は、前記隔壁によって、前記連通部から前記排出孔へと、分流せずに延びるように形成されている、キャニスタユニット。
  8. 請求項4〜7のいずれか一項に記載のキャニスタユニットであって、
    前記キャニスタユニットの前記上面から下方に突出し、前記第2隔壁部の前記第2壁面から前記キャニスタケースの前記側壁へと延びる突壁を有し、
    前記排出孔は、前記キャニスタケースの前記側壁と、前記第2隔壁部と、前記突壁29と、によって囲まれた領域に設けられている、キャニスタユニット。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のキャニスタユニットであって、
    前記隔壁は、前記キャニスタケースの前記上面から前記底面に向かって延びており、
    前記容積部には、パッキンと、該パッキンと前記キャニスタケースの前記底面との間に配置されたフィルタと、が配置されており、
    前記パッキン及び前記フィルタは、前記隔壁によって上方から押圧されており、
    前記吸着通路は、前記パッキンによってシールされている、キャニスタユニット。
  10. 請求項9に記載のキャニスタユニットであって、
    上下方向から見て、前記隔壁は、前記キャニスタケースの前記中心の周方向において、互いに重なる領域を有しないように設けられている、キャニスタユニット。
  11. 請求項9または10に記載のキャニスタユニットであって、
    前記キャニスタケースは、前記底面を構成するベース部材と、前記上面及び前記側壁を構成するカバー部材と、を有し、
    前記ベース部材と前記カバー部材とは、前記側壁の下端部において、前記パッキンの外縁部を挟持して、互いに接合されている、キャニスタユニット。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のキャニスタユニットであって、
    前記排出孔の開口面積は、前記吸着通路の前記外周部における通路断面積よりも小さくなっている、キャニスタユニット。
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