JP2021099762A - シフト装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1及び図2に示されるように、シフトベース20は、上下方向を軸方向とした略矩形筒状に形成されている。シフトベース20の左右の側壁の下端部には、固定フランジ20Aが、それぞれ形成されており、固定フランジ20Aは、シフトベース20の側壁からシフトベース20から左右方向外側へ突出している。固定フランジ20Aには、それぞれ前後一対の固定孔20Bが貫通形成されている。そして、ボルト等の締結部材が固定孔20B内に挿入されて、固定フランジ20A(シフトベース20)が、車両のセンタコンソール等において車両に固定されている。
図3に示されるように、ロアベース24は、上下方向を厚み方向とする略矩形プレート状に形成されている。ロアベース24の後端部には、左右一対の係止部24Aが形成されている。係止部24Aは、ロアベース24から上側へ延出されており、係止部24Aの上端部が後側へ突出している。そして、ロアベース24が、シフトベース20の下側の開口部を閉塞するように、シフトベース20に固定されている。具体的には、係止部24Aの上端部が、シフトベース20の後壁に形成された係止孔(図示省略)内に配置され、当該係止孔に係止されると共に、ロアベース24の前端部が、シフトベース20の左右の側壁に架け渡された固定ピン26(図1及び図2参照)によって固定されている。
レバーホルダ30は、左右方向を長手方向とする略矩形ブロック状に形成されている。レバーホルダ30の左右方向両端部には、ホルダ回動軸30Aがそれぞれ形成されており、ホルダ回動軸30Aは、左右方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。そして、ホルダ回動軸30Aが、シフトベース20における左右の側壁の上端部に回動可能に支持されている。また、レバーホルダ30の左部には、後述するシフトレバー34を挿通させるためのレバー挿通部30Bが上下方向に貫通形成されており、レバー挿通部30Bは、平面視で略矩形状に形成されている。
シフトレバー34は、シフトベース20の内部に収容されている。シフトレバー34は、シャフト部34Aを有しており、シャフト部34Aは、上下方向に延在された略円柱状に形成されている。シャフト部34Aは、レバーホルダ30のレバー挿通部30B内を挿通しており、シャフト部34Aの上下方向中間部が、支持ピン32によって回動可能に支持されている。また、シャフト部34Aの上端部は、ベースカバー22のカバー側挿通孔22A内を挿通して、ベースカバー22から上側へ操作可能に突出している(図2参照)。さらに、シャフト部34Aの上端部には、操作者が把持するシフトノブ(図示省略)が設けられている。これにより、シフトノブを把持した操作者がシフトレバー34をシフト方向に操作することで、シャフト部34A(シフトレバー34)がレバーホルダ30と共にホルダ回動軸30Aの軸回りを回動し、シフトレバー34をセレクト方向に操作することで、シャフト部34A(シフトレバー34)が支持ピン32の軸回りを回動して、シフトレバー34が各シフト位置に配置される設定になっている。
図1、図2、図5、及び図6に示されるように、位置検出機構40は、シフトベース20の前側に隣接して配置されて、シフトレバー34のシフト位置(操作位置)を検出する機構として構成されている。位置検出機構40は、「支持部材」としてのケース50と、「移動部材」としての第1スライダ60と、第2スライダ70と、「移動部材」としてのリンク80と、「磁石」としての第1磁石100及び第2磁石102と、基板110と、ケースカバー120と、を含んで構成されている。
ケース50は、前側へ開放された略矩形箱状に形成されている。そして、ケース50が、シフトベース20の前壁に、複数のネジSC1によって締結固定されている。
図5〜図7、及び図9に示されるように、第1スライダ60は、樹脂製とされると共に、上下方向を長手方向とし且つ左右方向を幅方向とする略矩形ブロック状に形成されている。第1スライダ60の後部における左右の側面には、左右一対の第1スライドレール61が形成されており、第1スライドレール61は、上下方向に延在されている。そして、第1スライダ60が、ケース50のスライダ収容部51内に上側から収容されると共に、左右一対の第1スライドレール61が、ケース50の第1スライド溝52A内に上下方向にスライド可能に挿入されている。これにより、第1スライダ60がケース50に上下方向にスライド可能に連結されている。
図2及び図8に示されるように、第2スライダ70は、略矩形ブロック状に形成されて、ケース50における上下一対の第2スライダ支持部53の間に配置されている。第2スライダ70の上面及び下面には、第2スライドレール71がそれぞれ形成されており、第2スライドレール71は、左右方向に延在されている。そして、第2スライドレール71が、ケース50の第2スライド溝53A内に左右方向にスライド可能に挿入されている。これにより、第2スライダ70が、ケース50に左右方向にスライド可能に連結されている。
図5、図6、図8、及び図10に示されるように、リンク80は、樹脂製とされると共に、略長尺矩形ブロック状に形成されている。リンク80の長手方向中間部には、リンク回動軸81が形成されている。リンク回動軸81は、後側へ開放された略有底円筒状に形成されており、リンク回動軸81の前端部が、リンク80から前側へ突出している。そして、ケース50のリンク用支持軸54がリンク回動軸81の内部に嵌入されて、リンク回動軸81がリンク用支持軸54に回動可能に支持されている。
図2、図5〜図7に示されるように、第1磁石100は、第1スライダ60の第1磁石収容部63に対応して、上下方向を長手方向とする略直方体状に形成されている。そして、第1磁石100が、第1スライダ60の第1磁石収容部63内に収容(嵌入)されて、第1スライダ60に保持されている。これにより、第1磁石100が第1スライダ60と一体に上下方向に移動(スライド)する構成になっている。また、第1磁石100の第1磁石収容部63への収容状態では、係合爪66のフック部66Aが第1磁石100における左右の前角部に係合して、フック部66Aによって第1磁石100の第1磁石収容部63からの脱落を防止する構成になっている(図7(A)及び(B)参照)。すなわち、所謂スナップ嵌合によって、第1磁石100が、第1スライダ60に保持されている。
図2、図5、図6、及び図8に示されるように、第2磁石102は、前側から見て、リンク80の第2磁石収容部84に対応した略台形ブロック状に形成されている。具体的には、第2磁石102の一端部(下端部)の幅方向の長さが、第2磁石102の他端部(上端部)の幅方向に長さよりも長く設定されている。また、第2磁石102の一端部及び他端部における後側の角部には、それぞれ磁石側面取部102A(図8参照)が形成されている。そして、第2磁石102が、リンク80の第2磁石収容部84内に収容(嵌入)されて、リンク80に保持されている。これにより、第2磁石102がリンク80と一体に回動するように構成されている。
図2に示されるように、基板110は、前後方向を板厚方向とした略矩形板状に形成されている。そして、基板110が、リンク80及び第1スライダ60に対して前側において、ケース50内に収容されると共に、ネジSC2によってケース50に締結固定されている。基板110の前面には、左側の部分において、コネクタ112が設けられている。そして、コネクタ112には、車両のコネクタが接続されており、基板110が、車両の制御部(図示省略)に電気的に接続されている。
ケースカバー120は、後側へ開放された略矩形箱状に形成されている。そして、ケースカバー120が、ケース50の開口部を覆うように、ツメ嵌合によってケース50に固定されている。
上記のように構成されたシフトレバー装置10では、シフトレバー34がシフト方向(前後方向)に操作されると、シフトレバー34が、レバーホルダ30と共にレバーホルダ30のホルダ回動軸30Aの軸回りを回動する。これにより、レバーホルダ30の第1伝達軸30Cの先端部が上下方向に変位する。
次に、第1磁石100を第1スライダ60に組付けるときの組付手順、及び、第2磁石102をリンク80に組付けるときの組付手順を説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
34 シフトレバー(シフト部材)
40 位置検出機構
50 ケース(支持部材)
51A 第1規制部(規制部)
57 第2規制部(規制部)
60 第1スライダ(移動部材)
63 第1磁石収容部(収容部)
66 係合爪
80 リンク(移動部材)
84 第2磁石収容部(収容部)
84A 収容部側面取部
86 係合爪
87 磁石止部
100 第1磁石(磁石)
102 第2磁石(磁石)
102A 磁石側面取部
110 基板
114 第1ホールIC(センサ)
116 第2ホールIC(センサ)
Claims (6)
- 操作可能に構成されたシフト部材と、
前記シフト部材の操作位置を検出する位置検出機構と、
を備え、
前記位置検出機構は、
基板と、
前記基板と前記シフト部材との間に設けられ、前記基板側へ開放された凹状の収容部を有すると共に、前記シフト部材と連動して前記基板の板厚方向に直交する面に沿って移動する移動部材と、
前記移動部材を移動可能に支持する支持部材と、
前記収容部の内部に収容された磁石と、
前記基板における前記移動部材側の一側面に設けられ、前記磁石を検出するセンサと、
を含んで構成され、
前記移動部材は、弾性変形可能に構成され且つ前記磁石と係合して前記磁石の前記収容部からの脱落を防止する係合爪を有しており、
前記支持部材には、規制部が形成されており、前記係合爪における前記磁石との係合が解除される方向への変形が前記規制部によって規制されるシフト装置。 - 前記係合爪は、前記基板の板厚方向から見て、前記移動部材の移動方向に直交する方向に弾性変形可能に構成されており、
前記規制部が、前記移動部材の移動方向に沿って延在されている請求項1に記載のシフト装置。 - 前記移動部材が前記支持部材にスライド可能に連結されており、
前記係合爪が、前記磁石に対して、前記移動部材の移動方向に直交する方向の両側にそれぞれ設けられている請求項1又は請求項2に記載のシフト装置。 - 前記移動部材は、長尺状に形成され、前記移動部材の長手方向中間部が前記支持部材に回動可能に支持されており、
前記収容部が、前記移動部材の長手方向一端部に形成され、
前記係合爪が、前記収容部に対して前記移動部材の長手方向一方側に配置されて前記磁石の一端部に係合され、
前記移動部材には、前記収容部における前記移動部材の長手方向他方側の開口部に対して前記基板側に配置された磁石止部が形成されており、前記磁石止部が前記磁石の他端部と前記基板の板厚方向に対向して配置されている請求項1又は請求項2に記載のシフト装置。 - 前記磁石の一端部及び他端部における前記基板とは反対の角部には、磁石側面取部が形成されている請求項4に記載のシフト装置。
- 前記収容部における前記移動部材の長手方向他方側の開口縁部には、収容部側面取部が形成されている請求項4又は請求項5に記載のシフト装置。
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JP2019232319A Pending JP2021099762A (ja) | 2019-12-24 | 2019-12-24 | シフト装置 |
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2019
- 2019-12-24 JP JP2019232319A patent/JP2021099762A/ja active Pending
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