JP2021099455A - 眼鏡レンズ - Google Patents
眼鏡レンズ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021099455A JP2021099455A JP2019231894A JP2019231894A JP2021099455A JP 2021099455 A JP2021099455 A JP 2021099455A JP 2019231894 A JP2019231894 A JP 2019231894A JP 2019231894 A JP2019231894 A JP 2019231894A JP 2021099455 A JP2021099455 A JP 2021099455A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spectacle lens
- regions
- region
- segment
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000005043 peripheral vision Effects 0.000 claims abstract description 40
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 claims description 27
- 210000001747 pupil Anatomy 0.000 claims description 19
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 24
- 208000014733 refractive error Diseases 0.000 abstract description 14
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract 2
- 208000029091 Refraction disease Diseases 0.000 abstract 1
- 230000004430 ametropia Effects 0.000 abstract 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 71
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 30
- 210000001525 retina Anatomy 0.000 description 30
- 210000005252 bulbus oculi Anatomy 0.000 description 29
- 230000004379 myopia Effects 0.000 description 22
- 208000001491 myopia Diseases 0.000 description 22
- 230000006870 function Effects 0.000 description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 description 19
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 15
- 210000001508 eye Anatomy 0.000 description 8
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 8
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 7
- 230000004515 progressive myopia Effects 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 5
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 4
- 206010020675 Hypermetropia Diseases 0.000 description 3
- 210000000873 fovea centralis Anatomy 0.000 description 3
- 201000006318 hyperopia Diseases 0.000 description 3
- 230000004305 hyperopia Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 210000000608 photoreceptor cell Anatomy 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 2
- 238000009472 formulation Methods 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 2
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 2
- 125000003903 2-propenyl group Chemical group [H]C([*])([H])C([H])=C([H])[H] 0.000 description 1
- 229910018072 Al 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 241000282412 Homo Species 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 201000009310 astigmatism Diseases 0.000 description 1
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000023077 detection of light stimulus Effects 0.000 description 1
- 230000036040 emmetropia Effects 0.000 description 1
- 230000004438 eyesight Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 230000005499 meniscus Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000001537 neural effect Effects 0.000 description 1
- 230000008447 perception Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C7/00—Optical parts
- G02C7/02—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
- G02C7/022—Ophthalmic lenses having special refractive features achieved by special materials or material structures
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C7/00—Optical parts
- G02C7/02—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
- G02C7/06—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses bifocal; multifocal ; progressive
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C7/00—Optical parts
- G02C7/02—Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
- G02C7/024—Methods of designing ophthalmic lenses
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02C—SPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
- G02C2202/00—Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
- G02C2202/24—Myopia progression prevention
Abstract
Description
このことから、近視等の屈折異常の進行を抑制する眼鏡レンズとして、透過光が所定位置(例えば、眼球の網膜上の位置)で焦点を結ぶように形成された第1領域と、透過光が所定位置とは異なる位置(例えば、眼球の網膜上以外の位置)で焦点を結ぶように形成された第2領域と、を有するものがある。具体的には、物体側の面である第1領域としての凸面に、当該凸面とは異なる曲面を有して当該凸面から突出する複数の凸状領域が第2領域として形成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
かかる構成の眼鏡レンズによれば、物体側の面から入射し眼球側の面から出射する光線が、原則的には装用者の網膜上に焦点を結ぶが、凸状領域の部分を通過した光線については網膜上よりも物体側寄りの位置で焦点を結ぶ。つまり、網膜の奥に結像する光を減らし、手前に結像する光を増やすアプローチを採っており、これにより近視の進行が抑制されることになる。
ただし、眼球に入射した光の知覚に際して、中心視野では高空間周波数の明暗パターンの感受性が強い一方で、周辺視野では低空間周波数の明暗パターンの感受性が強いことが知られている。つまり、周辺視野は、中心視野に比べて低解像度の空間分解能となっており、焦点位置を探す手掛かりとされる光刺激が中心視野とは異なって知覚される。
そのため、周辺視においては、第2領域を透過した光が網膜上よりも物体側寄りの位置で焦点を結ぶことが知覚されず、その結果として近視進行を抑制する効果が発揮されないおそれがある。
本発明の第1の態様は、
透過光が眼内の所定位置で焦点を結ぶように形成された第1領域と、前記透過光が前記所定位置からデフォーカスした位置で焦点を結ぶように形成された複数の第2領域と、を有する眼鏡レンズであって、
前記複数の第2領域は、周辺視において知覚される光が前記所定位置以外の位置における偽集光として認知されるサイズおよび配置間隔で形成されている
眼鏡レンズ。
前記周辺視における前記透過光についてのガボール関数を用いた評価値が、前記所定位置以外の位置で極大値を有するように、前記複数の第2領域のサイズおよび配置間隔が形成されている
第1の態様に記載の眼鏡レンズである。
前記周辺視における前記透過光についてのガボール関数を用いた評価値が、前記所定位置以外の位置で最大値を有するように、前記複数の第2領域のサイズおよび配置間隔が形成されている
第1または第2の態様に記載の眼鏡レンズである。
前記透過光が通過する瞳孔径の範囲内に前記複数の第2領域のうちの少なくとも三つが配されるとともに、当該三つの前記第2領域の各基準点を結ぶ図形が鋭角三角形となるように、前記複数の第2領域のサイズおよび配置間隔が形成されている
第1から第3のいずれか1態様に記載の眼鏡レンズである。
平面視円形状の前記第2領域の直径をD、レンズ面上の単位面積あたりの前記第2領域の面積比率をKとしたときに、
D2≦(4K/3)×cos25°
を満足する
第1から第4のいずれか1態様に記載の眼鏡レンズである。
平面視円形状の前記第2領域の直径をD、レンズ面上の単位面積あたりの前記第2領域の面積比率をKとしたときに、
D2≦(4K/3)×cos45°
を満足する
第1から第4のいずれか1態様に記載の眼鏡レンズである。
隣り合う前記第2領域同士の間隔をL、前記第2領域に与える度数をPとしたときに、
LP/(60+P)≧0.010
を満足する
第5または第6の態様に記載の眼鏡レンズである。
前記複数の第2領域の間での度数差ΔPの最大値が0.25以下である
第5から第7のいずれか1態様に記載の眼鏡レンズである。
前記複数の第2領域は、六方配置されている
第1から第8のいずれか1態様に記載の眼鏡レンズである。
透過光が眼内の所定位置で焦点を結ぶように形成された第1領域と、前記透過光が前記所定位置からデフォーカスした位置で焦点を結ぶように形成された複数の第2領域と、を有する眼鏡レンズであって、
前記複数の第2領域は、前記透過光が通過する瞳孔径の範囲内に前記複数の第2領域のうちの少なくとも三つが配されるとともに、当該三つの前記第2領域の各基準点を結ぶ図形が鋭角三角形となるように、前記複数の第2領域のサイズおよび配置間隔が形成されている
眼鏡レンズである。
平面視円形状の前記第2領域の直径をD、レンズ面上の単位面積あたりの前記第2領域の面積比率をKとしたときに、
D2≦(4K/3)×cos25°
を満足する
第10の態様に記載の眼鏡レンズである。
平面視円形状の前記第2領域の直径をD、レンズ面上の単位面積あたりの前記第2領域の面積比率をKとしたときに、
D2≦(4K/3)×cos45°
を満足する
第10の態様に記載の眼鏡レンズである。
隣り合う前記第2領域同士の間隔をL、前記第2領域に与える度数をPとしたときに、
LP/(60+P)≧0.010
を満足する
第11または第12の態様に記載の眼鏡レンズである。
前記複数の第2領域の間での度数差ΔPの最大値が0.25以下である
第11から第13のいずれか1態様に記載の眼鏡レンズである。
まず、本実施形態で例に挙げる眼鏡レンズの構成について説明する。
本実施形態に係る眼鏡レンズ1は、物体側の面と眼球側の面とを有する。「物体側の面」は、眼鏡レンズ1を備えた眼鏡が装用者に装用された際に物体側に位置する表面である。「眼球側の面」は、その反対、すなわち眼鏡レンズ1を備えた眼鏡が装用者に装用された際に眼球側に位置する表面である。本実施形態において、物体側の面は凸面であり、眼球側の面は凹面である。つまり、眼鏡レンズ1は、メニスカスレンズである。
ハードコート膜は、例えば、熱可塑性樹脂またはUV硬化性樹脂を用いて形成されている。ハードコート膜は、ハードコート液にレンズ基材を浸漬させる方法や、スピンコート等を使用することにより、形成することができる。このようなハードコート膜の被覆によって、眼鏡レンズ1の耐久性向上が図れるようになる。
反射防止膜は、例えば、ZrO2、MgF2、Al2O3等の反射防止剤を真空蒸着により成膜することにより、形成されている。このような反射防止膜の被覆によって、眼鏡レンズ1を透した像の視認性向上が図れるようになる。
本実施形態に係る眼鏡レンズ1において、例えば、レンズ基材の物体側の面(凸面)には、当該面から物体側に向けて突出するように、複数の凸状領域が形成されている。そして、各凸状領域は、レンズ基材の物体側の面とは異なる曲率の曲面によって構成されている。このような凸状領域を有するレンズ基材をハードコート膜や反射防止膜等の被膜が覆うと、その被膜の表面にも、レンズ基材の凸状領域に倣って、複数の凸状領域が形成されることになる。つまり、眼鏡レンズ1の物体側の面(凸面)には、レンズ基材の凸状領域およびこれを覆う被膜の厚さに依拠して、当該面から物体側に向けて突出するように形成された複数の凸状領域6が配置されている。なお、ここでは、複数の凸状領域6が物体側の面に配置されている場合を例示するが、必ずしもこれに限定されることはなく、物体側の面と眼球側の面との少なくとも一方の面に配置されていればよい。
以上のような構成の眼鏡レンズ1では、物体側の面3に凸状領域6を有することで、以下のような光学特性が実現され、その結果として眼鏡装用者の近視等の屈折異常の進行を抑制することができる。
上述した眼鏡レンズ1の光学特性は、主として、入射した光が、レンズ透過後に網膜の中心窩を含む中心視野に到達し、その中心視野の部分において知覚される場合のものである。ただし、眼球の網膜は、周辺視にも対応するようになっている。ここでいう「周辺視」とは、中心視野の外側にある周辺視野の部分において光を知覚することをいう。
図5は、眼鏡レンズ1におけるセグメント6の配置例を示す部分拡大図である。
ここでは、図5に示すように、七つのセグメント6が六方配置されている領域Cに着目し、その領域C内の各セグメント6を透過した光がどのように知覚されるかを説明する。
図例は、網膜20A上における所定位置Aを「0D(ディオプトリ)」とした場合に、所定位置Aよりも「3.4D」の分だけ物体側寄りの位置Bで焦点を結ぶようにセグメント6が形成されている眼鏡レンズ1につき、3.4Dから0Dまでの複数箇所において、そのセグメント6を透過する光が中心視野20Cでどのように知覚されるかを、シミュレーションによって求めた結果を示している。
図6に示すように、中心視野20Cの分解能を考慮したシミュレーションによれば、各セグメント6を透過した光は、位置B(すなわち+3.4Dの位置)において、光の知覚状態を示す図中白丸図形の径が最小となり、最も集光して感じるように知覚されることがわかる(図6中に示す矢印D参照)。
図例においても、上述した中心視野20Cの場合と同様に、所定位置A(0D)とそれよりも物体側寄りの位置B(+3.4D)との間の複数箇所におけるシミュレーション結果を示している。
図7に示すように、周辺視野20Bの分解能を考慮したシミュレーションによれば、上述した中心視野20Cの場合とは異なり、位置B(すなわち+3.4Dの位置)において最も集光して感じることはない。つまり、各セグメント6を透過する光が個別に知覚されることがなく、それぞれが合体して一つの光として知覚され、しかも全体的にぼやけて感じるように知覚されることがわかる。
以下、本実施形態に係る眼鏡レンズ1における、複数のセグメント6のサイズおよび配置間隔について説明する。
偽集光を生じさせる条件1は、例えば略等サイズのセグメント6が六方配置状に並んでいる場合において、眼鏡装用者の眼球20の瞳孔20Dの範囲内に、少なくとも三つのセグメント6が存在する、というものである。
π(D/2)2≦Kπ/3
D2≦(4K/3)・・・(1)
図8は、画角と瞳孔径面積との関係の例を示す説明図である。例えば、周辺視における画角をαとすると、図例のように、瞳孔20Dの面積はcosα倍まで小さくなる。
このことを考慮して、周辺視においても確実にセグメント6を三つ以上含むようにすべく、上記の(1)式については、画角の設定角(すなわち、周辺視において光が中心窩に向かう光となす角度)をθとし、右辺をcosθ倍することで、以下の(2)式のようになる。
条件2は、条件1を満足することで偽集光を生じさせる場合であっても、中心視野20Cに対する近視抑制効果が損なわれることがないように、各セグメント6が焦点を結ぶ位置Bでは光の各スポットを分離して知覚させるようにする、というものである。
条件3は、眼鏡レンズ1のレンズ面上に複数のセグメント6が配置されている場合であっても、少なくとも各セグメント6の配置領域全体では見た目が均一となるようにする、というものである。
以上に説明したように、少なくとも条件1、好ましくは条件1と条件2の両方、さらに好ましくは条件1、条件2および条件3の全てを満足すれば、所定位置A以外の位置に偽集光を生じさせるように複数のセグメント6が配置された眼鏡レンズ1を得ることができる。このような眼鏡レンズ1において、各セグメント6が偽集光を生じさせるか否かについては、例えば、以下に説明する手法で検証(評価)することができる。
実施例1として、各セグメント6の直径D=0.75mm、隣り合うセグメント6同士の間隔L=1.01mm、セグメント6の面積比率K=0.5、各セグメント6に与える度数P=3.5Dとなるように、複数のセグメント6が配置された眼鏡レンズ1を形成した。
そして、レンズ基材を得たら、次いで、そのレンズ基材の表面に、必要に応じてハードコート膜や反射防止膜等の被膜を形成する。被膜の形成は、既述した公知の成膜法を用いて行うことができる。
このような手順の製造方法により、物体側に向けて突出する複数の凸状領域(セグメント)6を有する眼鏡レンズ1が得られる。
実施例2として、各セグメント6の直径D=0.6mm、隣り合うセグメント6同士の間隔L=0.81mm、セグメント6の面積比率K=0.5、各セグメント6に与える度数P=3.5Dとなるように、複数のセグメント6が配置された眼鏡レンズ1を形成した。かかる眼鏡レンズ1は、実施例1の場合と同様の製造方法によって得ることができる。
ここで、比較例1の眼鏡レンズについて簡単に説明する。比較例1の眼鏡レンズは、上述した実施例2の眼鏡レンズ1と同様のサイズで形成されたセグメントを有するが、隣り合うセグメント同士の間隔が実施例2の場合よりも広く、そのために条件1を満足しないように構成されたものである。
続いて、比較例2の眼鏡レンズについて簡単に説明する。比較例2の眼鏡レンズは、上述した実施例2の眼鏡レンズ1と同様のサイズで形成されたセグメントを有するが、隣り合うセグメント同士の間隔が実施例2の場合よりも狭く、そのために条件2を満足しないように構成されたものである。
以上に本発明の実施形態および実施例を説明したが、本発明の技術的範囲は、上述の例示的な開示内容に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
Claims (14)
- 透過光が眼内の所定位置で焦点を結ぶように形成された第1領域と、前記透過光が前記所定位置からデフォーカスした位置で焦点を結ぶように形成された複数の第2領域と、を有する眼鏡レンズであって、
前記複数の第2領域は、周辺視において知覚される光が前記所定位置以外の位置における偽集光として認知されるサイズおよび配置間隔で形成されている
眼鏡レンズ。 - 前記周辺視における前記透過光についてのガボール関数を用いた評価値が、前記所定位置以外の位置で極大値を有するように、前記複数の第2領域のサイズおよび配置間隔が形成されている
請求項1に記載の眼鏡レンズ。 - 前記周辺視における前記透過光についてのガボール関数を用いた評価値が、前記所定位置以外の位置で最大値を有するように、前記複数の第2領域のサイズおよび配置間隔が形成されている
請求項1または2に記載の眼鏡レンズ。 - 前記透過光が通過する瞳孔径の範囲内に前記複数の第2領域のうちの少なくとも三つが配されるとともに、当該三つの前記第2領域の各基準点を結ぶ図形が鋭角三角形となるように、前記複数の第2領域のサイズおよび配置間隔が形成されている
請求項1から3のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。 - 平面視円形状の前記第2領域の直径をD、レンズ面上の単位面積あたりの前記第2領域の面積比率をKとしたときに、
D2≦(4K/3)×cos25°
を満足する
請求項1から4のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。 - 平面視円形状の前記第2領域の直径をD、レンズ面上の単位面積あたりの前記第2領域の面積比率をKとしたときに、
D2≦(4K/3)×cos45°
を満足する
請求項1から4のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。 - 隣り合う前記第2領域同士の間隔をL、前記第2領域に与える度数をPとしたときに、
LP/(60+P)≧0.010
を満足する
請求項5または6に記載の眼鏡レンズ。 - 前記複数の第2領域の間での度数差ΔPの最大値が0.25以下である
請求項5から7のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。 - 前記複数の第2領域は、六方配置されている
請求項1から8のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。 - 透過光が眼内の所定位置で焦点を結ぶように形成された第1領域と、前記透過光が前記所定位置からデフォーカスした位置で焦点を結ぶように形成された複数の第2領域と、を有する眼鏡レンズであって、
前記複数の第2領域は、前記透過光が通過する瞳孔径の範囲内に前記複数の第2領域のうちの少なくとも三つが配されるとともに、当該三つの前記第2領域の各基準点を結ぶ図形が鋭角三角形となるように、前記複数の第2領域のサイズおよび配置間隔が形成されている
眼鏡レンズ。 - 平面視円形状の前記第2領域の直径をD、レンズ面上の単位面積あたりの前記第2領域の面積比率をKとしたときに、
D2≦(4K/3)×cos25°
を満足する
請求項10に記載の眼鏡レンズ。 - 平面視円形状の前記第2領域の直径をD、レンズ面上の単位面積あたりの前記第2領域の面積比率をKとしたときに、
D2≦(4K/3)×cos45°
を満足する
請求項10に記載の眼鏡レンズ。 - 隣り合う前記第2領域同士の間隔をL、前記第2領域に与える度数をPとしたときに、
LP/(60+P)≧0.010
を満足する
請求項11または12に記載の眼鏡レンズ。 - 前記複数の第2領域の間での度数差ΔPの最大値が0.25以下である
請求項11から13のいずれか1項に記載の眼鏡レンズ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019231894A JP7402675B2 (ja) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | 眼鏡レンズ |
EP20906337.9A EP4083690A4 (en) | 2019-12-23 | 2020-12-18 | LENS |
US17/770,021 US20220390764A1 (en) | 2019-12-23 | 2020-12-18 | Spectacle lens |
PCT/JP2020/047440 WO2021132079A1 (ja) | 2019-12-23 | 2020-12-18 | 眼鏡レンズ |
CN202080083400.7A CN114746802A (zh) | 2019-12-23 | 2020-12-18 | 眼镜镜片 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019231894A JP7402675B2 (ja) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | 眼鏡レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021099455A true JP2021099455A (ja) | 2021-07-01 |
JP7402675B2 JP7402675B2 (ja) | 2023-12-21 |
Family
ID=76541150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019231894A Active JP7402675B2 (ja) | 2019-12-23 | 2019-12-23 | 眼鏡レンズ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20220390764A1 (ja) |
EP (1) | EP4083690A4 (ja) |
JP (1) | JP7402675B2 (ja) |
CN (1) | CN114746802A (ja) |
WO (1) | WO2021132079A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023042573A1 (ja) * | 2021-09-15 | 2023-03-23 | ホヤ レンズ タイランド リミテッド | 眼鏡レンズ |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD1006086S1 (en) * | 2021-09-10 | 2023-11-28 | Aperture In Motion, LLC | Contact lens |
USD1019728S1 (en) * | 2021-09-10 | 2024-03-26 | Aperture In Motion, LLC | Contact lens |
USD1006087S1 (en) * | 2021-09-10 | 2023-11-28 | Aperture In Motion, LLC | Contact lens |
JP2023130028A (ja) * | 2022-03-07 | 2023-09-20 | ホヤ レンズ タイランド リミテッド | 眼鏡レンズ、および眼鏡レンズの設計方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017010031A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Vision Care, Inc. | 近視の進行を予防及び/又は鈍化するための、非共軸小型レンズを具備するコンタクトレンズ |
US20170131567A1 (en) * | 2015-11-06 | 2017-05-11 | Hoya Lens Thailand Ltd. | Spectacle Lens |
WO2019189847A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | ホヤ レンズ タイランド リミテッド | 眼鏡レンズの製造精度の評価方法 |
JP2019529968A (ja) * | 2016-08-01 | 2019-10-17 | ユニバーシティ オブ ワシントンUniversity of Washington | 近視治療のための眼用レンズ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8950860B2 (en) * | 2010-09-09 | 2015-02-10 | The Hong Kong Polytechnic University | Method and system for retarding the progression of myopia |
WO2013169812A1 (en) * | 2012-05-07 | 2013-11-14 | Johns Lynette | Customized wavefront-guided methods, systems, and devices to correct higher-order aberrations |
US11061255B2 (en) * | 2015-06-23 | 2021-07-13 | Johnson & Johnson Vision Care, Inc. | Ophthalmic lens comprising lenslets for preventing and/or slowing myopia progression |
KR102619407B1 (ko) | 2016-10-25 | 2024-01-02 | 브리엔 홀덴 비전 인스티튜트 리미티드 | 근시 제어를 위한 장치, 시스템 및/또는 방법 |
EP3561578A1 (en) * | 2018-04-26 | 2019-10-30 | Essilor International (Compagnie Generale D'optique) | Lens element |
-
2019
- 2019-12-23 JP JP2019231894A patent/JP7402675B2/ja active Active
-
2020
- 2020-12-18 US US17/770,021 patent/US20220390764A1/en active Pending
- 2020-12-18 EP EP20906337.9A patent/EP4083690A4/en active Pending
- 2020-12-18 CN CN202080083400.7A patent/CN114746802A/zh active Pending
- 2020-12-18 WO PCT/JP2020/047440 patent/WO2021132079A1/ja unknown
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017010031A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Vision Care, Inc. | 近視の進行を予防及び/又は鈍化するための、非共軸小型レンズを具備するコンタクトレンズ |
US20170131567A1 (en) * | 2015-11-06 | 2017-05-11 | Hoya Lens Thailand Ltd. | Spectacle Lens |
JP2019529968A (ja) * | 2016-08-01 | 2019-10-17 | ユニバーシティ オブ ワシントンUniversity of Washington | 近視治療のための眼用レンズ |
WO2019189847A1 (ja) * | 2018-03-29 | 2019-10-03 | ホヤ レンズ タイランド リミテッド | 眼鏡レンズの製造精度の評価方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023042573A1 (ja) * | 2021-09-15 | 2023-03-23 | ホヤ レンズ タイランド リミテッド | 眼鏡レンズ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP4083690A1 (en) | 2022-11-02 |
WO2021132079A1 (ja) | 2021-07-01 |
JP7402675B2 (ja) | 2023-12-21 |
EP4083690A4 (en) | 2023-07-19 |
CN114746802A (zh) | 2022-07-12 |
US20220390764A1 (en) | 2022-12-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2021132079A1 (ja) | 眼鏡レンズ | |
US11726348B2 (en) | Spectacle lens | |
CN104678572B (zh) | 眼镜片 | |
WO2023065556A1 (zh) | 一种眼镜片及框架眼镜 | |
WO2014054946A1 (en) | Artificial asymmetrical pupil for extended depth of field | |
CN105659152A (zh) | 用于矫正散光的眼镜镜片 | |
CN112703443B (zh) | 眼用透镜、其设计方法、制造方法以及眼用透镜组 | |
JP2021157126A (ja) | 眼鏡レンズ | |
JP2017219835A (ja) | コンタクトレンズ | |
KR102000911B1 (ko) | 프로그레시브 안경 렌즈, 프로그레시브 안경 렌즈를 제조하는 방법 및 프로그레시브 안경 렌즈를 설계하는 방법 | |
JPH05181096A (ja) | マルチフォーカル眼用レンズおよびその製作方法 | |
CN217739646U (zh) | 非对称离焦镜片及应用其的眼镜 | |
JP7358619B2 (ja) | 眼鏡レンズ | |
WO2021186873A1 (ja) | 眼鏡レンズ | |
CN115053171A (zh) | 眼镜镜片 | |
CN109313360A (zh) | 眼科镜片和其制造方法 | |
CN113341593A (zh) | 具有离焦功能的眼镜片 | |
CN113514962A (zh) | 连续变焦隐形眼镜 | |
JP6956526B2 (ja) | 単焦点眼内レンズ | |
CN215117041U (zh) | 眼镜片 | |
CN219039508U (zh) | 一种离焦镜片 | |
JPH05323242A (ja) | 無跳躍像二重焦点コンタクトレンズ | |
CN113341592A (zh) | 眼镜片 | |
JP2016212163A (ja) | 眼軸長さ変化抑制型視力矯正レンズ | |
WO2022236087A1 (en) | Myopia control contact lens |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220511 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230314 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230607 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230718 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7402675 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |