JP2021098449A - 車両の制動制御装置 - Google Patents

車両の制動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021098449A
JP2021098449A JP2019231136A JP2019231136A JP2021098449A JP 2021098449 A JP2021098449 A JP 2021098449A JP 2019231136 A JP2019231136 A JP 2019231136A JP 2019231136 A JP2019231136 A JP 2019231136A JP 2021098449 A JP2021098449 A JP 2021098449A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive wheel
braking force
wheel
vehicle
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019231136A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7392455B2 (ja
Inventor
真由 山本
Mayu Yamamoto
真由 山本
篤人 廣田
Masato Hirota
篤人 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advics Co Ltd
Original Assignee
Advics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advics Co Ltd filed Critical Advics Co Ltd
Priority to JP2019231136A priority Critical patent/JP7392455B2/ja
Publication of JP2021098449A publication Critical patent/JP2021098449A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7392455B2 publication Critical patent/JP7392455B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

【課題】車両を円滑に発進させることができる車両の制動制御装置を提供する。【解決手段】制動制御装置80は、右駆動輪及び左駆動輪に対する制動力を保持して車両の停止を維持する制動力保持処理と、動力源から出力される駆動力の増大に伴う車両の発進時に右駆動輪及び左駆動輪に対する制動力を減少させる制動力減少処理と、を実施する制動制御部82と、制動力減少処理の実施中に、右駆動輪及び左駆動輪の一方の駆動輪に加速スリップが発生した場合には、加速スリップが発生した駆動輪に対する制動力の減少速度を、加速スリップが発生していない駆動輪に対する制動力の減少速度よりも遅くする制動力補正部83と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の制動制御装置に関する。
特許文献1には、車両の速度が0km/hである状態が所定時間継続したときに車輪に制動力を付与し、運転者のアクセル操作に伴って車両の速度が0km/hよりも大きい状態が所定時間継続したときに車輪に対する制動力を解除する車両の制動制御装置が開示されている。
特開2014−129003号公報
例えば、車両が悪路に停止する状況下では、デファレンシャルを介して連結される左右の駆動輪の間で、路面に対する接地荷重が異なっていたり、路面との摩擦係数が異なっていたりする場合がある。この場合において、車両の発進時に、エンジンなどの車両の動力源から出力される駆動力が増大され、且つ両駆動輪に対する制動力が減少されると、右駆動輪及び左駆動輪の一方の駆動輪に加速スリップが発生するのに加え、デファレンシャルの特性により、加速スリップが発生していない駆動輪に駆動力が分配されなくなるおそれがある。つまり、車両が円滑に発進できなくなるおそれがある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する車両の制動制御装置は、動力源と、前記動力源から出力される駆動力により駆動される右駆動輪及び左駆動輪と、前記駆動力を前記右駆動輪及び前記左駆動輪に分配するデファレンシャルと、前記右駆動輪及び前記左駆動輪に対する制動力を調整する制動装置と、を備える車両に適用される。車両の制動制御装置は、前記右駆動輪及び前記左駆動輪に対する制動力を保持して前記車両の停止を維持する制動力保持処理と、前記動力源から出力される駆動力の増大に伴う前記車両の発進時に前記右駆動輪及び前記左駆動輪に対する制動力を減少させる制動力減少処理と、を実施する制動制御部と、前記制動力減少処理の実施中に、前記右駆動輪及び前記左駆動輪の一方の駆動輪に加速スリップが発生した場合には、前記加速スリップが発生した駆動輪に対する制動力の減少速度を、前記加速スリップが発生していない駆動輪に対する制動力の減少速度よりも遅くする制動力補正部と、を備える。
上記構成の車両の制動制御装置は、制動力減少処理の実施中において、加速スリップが発生した駆動輪(以下、「加速スリップ輪」ともいう。)に対する制動力の減少速度を、加速スリップが発生していない駆動輪(以下、「非スリップ輪」ともいう。)に対する制動力の減少速度よりも遅くする。このため、制動力減少処理の実施中において、加速スリップ輪に付与される制動力が非スリップ輪に付与される制動力よりも大きくなり、動力源から出力された駆動力がデファレンシャルを介して非スリップ輪に分配されやすくなる。つまり、車両の制動制御装置は、非スリップ輪を始動させやすくなる分、車両を円滑に発進させることができる。
一実施形態に係る車両の制動制御装置を備える車両の概略を示す構成図。 上記制動制御装置が適用される制動装置の概略を示す構成図。 上記制動制御装置が実施する制動力減少処理における制動力の減少態様を示すグラフ。 加速スリップ輪及び非スリップ輪に対する制動力の減少速度を変更するために上記制動制御装置が実施する処理の流れを示すフローチャート。 加速スリップ輪に対する制動力の減少速度を変更するために上記制動制御装置が実施する処理の流れを示すフローチャート。 (a),(b),(c)は、登坂路に停止する車両が発進するときの駆動力、車輪速度及び制動力の推移を示すタイミングチャート。
以下、一実施形態に係る車両の制動制御装置について図面を参照しつつ説明する。
図1には、本実施形態の制動制御装置80を備える車両が図示されている。図1に示すように、車両には、右前輪FR、左前輪FL、右後輪RR及び左後輪RLが設けられている。この車両は、全ての車輪FR,FL,RR,RLに駆動力DPを伝達可能に構成された、いわゆる四輪駆動車である。
この車両では、内燃機関などの動力源11から出力された駆動力DPが、変速機12を介してトランスファ装置13に入力される。トランスファ装置13は、センタデファレンシャル14と、ロック機構15と、を有している。また、トランスファ装置13には、フロントプロペラシャフト16を介してフロントデファレンシャル17が連結されているとともに、リアプロペラシャフト18を介してリヤデファレンシャル19が連結されている。
トランスファ装置13に入力された駆動力DPは、センタデファレンシャル14によってフロントデファレンシャル17とリヤデファレンシャル19とに分配される。そして、フロントデファレンシャル17に入力された駆動力DPは、フロントデファレンシャル17によって右前輪FRと左前輪FLとに分配される。同様に、リヤデファレンシャル19に入力された駆動力DPは、リヤデファレンシャル19によって右後輪RRと左後輪RLとに分配される。
つまり、右前輪FR及び左後輪RLは、フロントデファレンシャル17を介して駆動力DPが分配される「右駆動輪」及び「左駆動輪」の一例に相当し、右後輪RR及び左後輪RLは、リヤデファレンシャル19を介して駆動力DPが分配される「右駆動輪」及び「左駆動輪」の一例に相当する。
なお、トランスファ装置13においてセンタデファレンシャル14がロック機構15によってロックされている場合、トランスファ装置13からフロントデファレンシャル17側に分配される駆動力DPと、トランスファ装置13からリヤデファレンシャル19側に分配される駆動力DPとの比率は、車両の諸元から定まる値で保持される。
車両には、車輪FR,FL,RR,RLに対して個別に制動機構30a,30b,30c,30dが設けられている。これら制動機構30a〜30dは、ホイールシリンダ31a,31b,31c,31d内の液圧であるWC圧Pwcが高いほど車輪FR,FL,RR,RLと一体回転する回転体32に摩擦材33を押し付ける力が大きくなるように構成されている。そして、回転体32に摩擦材33を押し付ける力が大きいほど、車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力BPを大きくすることができる。
制動装置40の液圧発生装置41には、ブレーキペダルなどの制動操作部材43の操作量に応じた液圧が内部で発生するマスタシリンダ42が設けられている。マスタシリンダ42内の液圧のことを「MC圧Pmc」ともいう。
制動装置40の制動アクチュエータ50には、第1の液圧回路511と、第2の液圧回路512と、が設けられている。第1の液圧回路511には、右前輪FR用のホイールシリンダ31aと、左後輪RL用のホイールシリンダ31dと、が接続されている。また、第2の液圧回路512には、左前輪FL用のホイールシリンダ31bと、右後輪RR用のホイールシリンダ31cと、が接続されている。
図2に示すように、第1の液圧回路511には、マスタシリンダ42とホイールシリンダ31a,31dとの間に配置されている差圧調整弁521と、差圧調整弁521とホイールシリンダ31a,31dとの間の液路にブレーキ液を吐出するポンプ531とが設けられている。このポンプ531は、電動モータ55の駆動に基づいて作動するものであり、マスタシリンダ42内及び後述するリザーバ591内からブレーキ液を汲み上げる。そして、ポンプ531及び差圧調整弁521を作動させることにより、差圧調整弁521よりもマスタシリンダ42側と差圧調整弁521よりもホイールシリンダ31a,31d側との差圧が調整される。
第1の液圧回路511には、複数のホイールシリンダ31a,31dに個別対応する複数のホイール側調整機構56a,56dが設けられている。ホイール側調整機構56aは右前輪FR用のホイールシリンダ31aに対応しており、ホイール側調整機構56dは左後輪RL用のホイールシリンダ31dに対応している。ホイール側調整機構56a,56dは、WC圧Pwcの増大を規制する際に閉弁される保持弁57a,57dと、WC圧Pwcを減少させる際に開弁される減圧弁58a,58dと、をそれぞれ有している。保持弁57a,57dは、差圧調整弁521とホイールシリンダ31a,31dとの間の液路にそれぞれ配置されている。差圧調整弁521と保持弁57a,57dとの間の液路には、ポンプ531からブレーキ液が吐出される。そのため、共通調整機構541の作動によって上記差圧を発生させつつ保持弁57a,57dの開度を調整することにより、ホイールシリンダ31a,31d内のWC圧Pwcを、マスタシリンダ42内のMC圧Pmcと上記差圧との和よりも小さくすることが可能である。
また、減圧弁58a,58dは、ホイールシリンダ31a,31dとリザーバ591とを繋ぐ液路にそれぞれ配置されている。減圧弁58a,58dが開弁されると、ホイールシリンダ31a,31d内のブレーキ液がリザーバ591側に流出するため、ホイールシリンダ31a,31d内のWC圧Pwcを減少させることができる。
なお、第2の液圧回路512の構造は、第1の液圧回路511の構造とほぼ同一である。すなわち、第2の液圧回路512には、共通調整機構542と、各ホイールシリンダ31b,31cと同数のホイール側調整機構56b,56cと、リザーバ592とが設けられている。共通調整機構542は、差圧調整弁522と、電動モータ55を動力源とするポンプ532とを有している。ホイール側調整機構56bは左前輪FL用のホイールシリンダ31bに対応しているとともに、ホイール側調整機構56cは右後輪RR用のホイールシリンダ31cに対応している。そして、ホイール側調整機構56b,56cは、保持弁57b,57cと、減圧弁58b,58cと、それぞれを有している。
図1に示すように、車両には、制動制御装置80と各種の情報の送受信が可能な駆動制御装置70が設けられている。駆動制御装置70には、アクセルペダルなどのアクセル操作部材61の操作量を検出するアクセル開度センサ91から信号が入力される。そして、駆動制御装置70は、動力源11、変速機12及びトランスファ装置13を制御する。
図1に示すように、制動制御装置80には、車輪FR,FL,RR,RLと同数の車輪速度センサ92a,92b,92c,92d及び前後加速度センサ93などの各種のセンサから信号が入力される。車輪速度センサ92a〜92dは、対応する車輪FR,FL,RR,RLの車輪速度VWを検出する。前後加速度センサ93は、車両が停止する路面勾配の算出に必要な前後加速度Gxを検出する。そして、制動制御装置80は、各種のセンサ92a〜92d,93からの入力信号及び駆動制御装置70から受信した情報などを基に、制動アクチュエータ50の作動を制御する。
以下、制動制御装置80の制御内容について詳しく説明する。
図1に示すように、制動制御装置80は、車両の発進時における車輪FR,FL,RR,RLの加速スリップを抑制するための機能部として、スリップ算出部81と、制動制御部82と、制動力補正部83と、を備える。
スリップ算出部81は、車輪FR,FL,RR,RLのスリップ量Slpを算出する。スリップ量Slpは、車輪FR,FL,RR,RLの加速スリップの度合いを表す値であり、加速スリップの度合いが大きいほど大きい値となる。
制動制御部82は、車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力BPを保持して車両の停止を維持する制動力保持処理と、制動力保持処理の実施中において、動力源11から出力される駆動力DPの増大に伴う車両の発進時に車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力BPを次第に減少させる制動力減少処理と、を実施する。
本実施形態の制動力保持処理は、車両が登坂路に停止する状況下において、車両の発進時の後退を抑制するヒルホールド制御のための処理である。このため、制動制御部82は、車両が停止する登坂路の勾配が所定の路面勾配判定値以上であること、及び、運転者による制動操作部材43の操作量の減少を検知したことの双方が成立しているときに制動力保持処理を開始する。例えば、制動制御部82は、制動力保持処理では、制動力保持処理の開始時点の大きさで車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力BPを保持する。
制動力減少処理は、制動力保持処理に続いて実施される制御である。制動力減少処理は、車両の発進時に車両が登坂路に沿って後退することを抑制したり、ブレーキの引きずり及び発進のもたつきを抑制したりするために実施される。制動制御部82は、制動力保持処理の実施中において、動力源11から出力される駆動力DPが、車両の停止する登坂路の勾配に応じた大きさを上回ったことを条件に、実施する処理を制動力保持処理から制動力減少処理に移行する。制動制御部82は、制動力減少処理では、予め設定される制動力の減少速度VBPに基づいて、車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力BPの目標値、言い換えれば、WC圧の目標値を決定し、WC圧の目標値に従って、制動アクチュエータ50を制御する。
図3は、制動力減少処理の実施に伴う制動力BPの減少態様の一例を示すグラフである。図3に示すように、アクセル操作部材61の操作が開始されて動力源11から出力される駆動力DPが、車両の停止する登坂路の勾配に応じた大きさに達する第1のタイミングt11までは、制動力保持処理によって、制動力BPが一定の値に保持される。続いて、第1のタイミングt11からは、時間経過に伴って制動力BPが一定の速度で減少される。以降の説明では、標準となる制動力の減少速度VBPを標準減少速度VBPsとする。例えば、車輪FR,FL,RR,RLに加速スリップが発生しない車両の通常の発進時には、制動力減少処理において、全ての車輪FR,FL,RR,RLに対する制動力の減少速度VBPが標準減少速度VBPsとされる。なお、標準減少速度VBPsは、路面勾配に応じて異なる速度としたり、アクセル操作部材61の操作速度に応じて異なる速度としたりしてもよい。
ここで、制動力減少処理の実施中には、車両の停止する路面状況等によって、車両が停止状態あるいは車両が発進する途上で、右前輪FR及び左前輪FLの一方の駆動輪が駆動力DPによって加速スリップしたり、右後輪RR及び左後輪RLの一方の駆動輪が駆動力DPによって加速スリップしたりすることがある。例えば、右前輪FR及び左前輪FLの一方の駆動輪が加速スリップすると、フロントデファレンシャル17の特性、具体的には、フロントデファレンシャル17に接続される左右の車輪FR,FLのうち、駆動力DPに対する抵抗が少ない方の車輪により多くの駆動力DPが分配される特性により、加速スリップが発生した駆動輪に駆動力DPが多く分配、あるいは全て分配され、加速スリップが発生していない駆動輪は駆動力DPの分配が減少、あるいは分配されなくなる可能性がある。同様に、右後輪RR及び左後輪RLの一方の駆動輪が加速スリップすると、リヤデファレンシャル19の特性により、加速スリップが発生した駆動輪に駆動力DPが多く分配、あるいは全て分配され、加速スリップが発生していない駆動輪は駆動力DPの分配が減少、あるいは分配されなくなる可能性がある。加速スリップが発生している駆動輪は、すでに駆動力DPが車輪から路面に伝達できる限度を超えている状態にあるため、駆動力DPの分配が増加しても、増加した駆動力DPは車輪の加速スリップを増加させるのみで、車両を前に進める力として寄与しない。一方、加速スリップが発生していない駆動輪の駆動力DPの分配が減少すると、加速スリップが発生していない駆動輪は十分な駆動力DPを得ることができず、駆動力DPの増加に応じて円滑に発進することが難しくなる。なお、車輪と路面が接触した状態でスリップを発生せずに回転する状態を「グリップ状態」とも言う。
そこで、制動力補正部83は、右駆動輪及び左駆動輪の一方の駆動輪に加速スリップが発生した場合には、加速スリップが発生した駆動輪(以下、「加速スリップ輪」ともいう。)に対する制動力の減少速度VBPを、加速スリップが発生していない駆動輪(以下、「非スリップ輪」ともいう。)に対する制動力の減少速度VBPよりも遅くする。これにより加速スリップ輪に対する制動力BPが非スリップ輪に対する制動力BPよりも大きくなる。制動力BPは駆動力DPに対する抵抗として作用するため、加速スリップ輪の駆動力DPに対する抵抗を大きくすることができる。こうして、制動力補正部83は、制動力の減少速度VBPを加速スリップ輪と非スリップ輪で同一とした場合に比べて、加速スリップが発生した駆動輪に駆動力DPが分配されにくくするとともに、非スリップ輪に駆動力DPが分配されやすくする。
詳しくは、制動力補正部83は、加速スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを、標準減少速度VBPs以下の第1減少速度VBP1とする。例えば、制動力補正部83は、標準減少速度VBPsに「0」以上「1」未満の値である第1補正係数K1を乗じた値を第1減少速度VBP1とする。ここで、第1補正係数K1を「0」とする場合には、第1減少速度VBP1が「0」となるため、制動力減少処理の実施中において、加速スリップ輪に対する制動力BPが一定に保持される。一方、第1補正係数K1を「0」よりも大きく「1」未満とする場合には、第1減少速度VBP1が「0」よりも大きくなるため、制動力減少処理の実施中において、加速スリップ輪に対する制動力BPが徐々に減少される。
また、制動力補正部83は、非スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを、標準減少速度VBPsよりも速い第2減少速度VBP2とする。例えば、制動力補正部83は、標準減少速度VBPsに「1」よりも大きな値である第2補正係数K2を乗じた値を第2減少速度VBP2とする。
さらに、制動力補正部83は、車両が発進することで非スリップ輪が始動した後、言い換えれば、非スリップ輪が、車輪と路面が接触した状態でスリップを発生せずに回転するグリップ状態で回転を開始し、車両が停止状態から移動状態に移行した後では、加速スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを、第1減少速度VBP1よりも速い第3減少速度VBP3とする。例えば、制動力補正部83は、標準減少速度VBPsに第1補正係数K1よりも大きな値である第3補正係数K3を乗じた値を第3減少速度VBP3とする。こうして、制動力補正部83は、非スリップ輪が始動した後では、非スリップ輪が始動する前よりも、加速スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを速くする。非スリップ輪が始動したか否かは、非スリップ輪の車輪速度VWが始動を判定するための始動判定速度VWTh以上となったか否かで判定することができる。第3補正係数K3は、第1補正係数K1よりも大きいのであれば、「1」未満としてもよい。この場合、第3減少速度VBP3は、標準減少速度VBPsよりも遅くなる。また、第3補正係数K3は、第2補正係数K2よりも大きくてもよい。この場合、第3減少速度VBP3は、第2減少速度VBP2よりも速くなる。
なお、本実施形態でいう加速スリップ輪及び非スリップ輪は、フロントデファレンシャル17又はリヤデファレンシャル19を介して駆動力DPが分配される一対の駆動輪である。例えば、複数の車輪FR,FL,RR,RLの中で右前輪FRのみが加速スリップする状況下では、加速スリップ輪としての右前輪FRとともに制動力の減少速度VBPが補正される非スリップ輪は左前輪FLとなる。また、複数の車輪FR,FL,RR,RLの中で右前輪FR及び左後輪RLが加速スリップする状況下では、加速スリップ輪としての右前輪FRとともに制動力の減少速度VBPが補正される非スリップ輪は左前輪FLとなり、加速スリップ輪としての左後輪RLとともに制動力の減少速度VBPが補正される非スリップ輪は右後輪RRとなる。つまり、制動力補正部83は、前側の駆動輪の加速スリップの発生に伴って、後側の駆動輪の制動力の減少速度VBPを補正することはなく、後側の駆動輪の加速スリップの発生に伴って、前側の駆動輪の制動力の減少速度VBPを補正することはない。
次に、図4及び図5を参照し、制動力減少処理の実施中において、右駆動輪及び左駆動輪に対する制動力の減少速度VBPを補正するために、制動制御装置80が実施する処理の流れについて説明する。
図4に示す処理は、制動制御装置80が制動力減少処理の実施中に所定の制御サイクルで実施される処理である。
図4に示すように、制動制御装置80は、車輪速度センサ92a〜92dからの検出信号に基づいて、車輪FR,FL,RR,RLの車輪速度VWを算出する(S11)。続いて、制動制御装置80は、車輪FR,FL,RR,RLの車輪速度VWに基づいて、車体速度VBを算出する(S12)。例えば、車体速度VBは、車輪FR,FL,RR,RLの車輪速度VWのうち、最も低速の車輪速度VWに基づいて算出される。
そして、制動制御装置80は、車輪FR,FL,RR,RLのスリップ量Slpを算出する(S13)。例えば、右前輪FRの車輪速度VWから車体速度VBを減じた値が右前輪FRのスリップ量Slpとして算出される。右前輪FR以外の他の車輪FL,RR,RLのスリップ量Slpは、右前輪FRのスリップ量Slpと同じ方法で算出される。
制動制御装置80は、右駆動輪及び左駆動輪の一方の駆動輪だけに加速スリップが発生しているか否かを判定する(S14)。つまり、右駆動輪及び左駆動輪の一方の駆動輪のスリップ量Slpがスリップ判定値SlpTh以上であって、他方の駆動輪のスリップ量Slpが、スリップ判定値SlpTh未満であるか否かを判定する。ここで、スリップ判定値SlpThは、車輪FR,FL,RR,RLが加速スリップしているか否かを判定するための判定値である。
右駆動輪及び左駆動輪の双方の駆動輪が加速スリップしている場合(S14:NO)、すなわち、右駆動輪のスリップ量Slp及び左駆動輪のスリップ量Slpがともにスリップ判定値SlpTh以上の場合、制動制御装置80は、本処理を終了する。この場合には、動力源11の出力する駆動力DPを制限したり、右駆動輪及び左駆動輪の双方の駆動輪に制動力BPを付与したりすることを含むトラクション制御が実施されることが好ましい。
右駆動輪及び左駆動輪の双方の駆動輪が加速スリップしていない場合(S14:NO)、すなわち、右駆動輪のスリップ量Slp及び左駆動輪のスリップ量Slpがともにスリップ判定値SlpTh未満の場合、制動制御装置80は、本処理を終了する。この場合には、制動力減少処理において、右駆動輪及び左駆動輪の双方に対する制動力BPが標準減少速度VBPsに基づいて減少される。
これに対し、右駆動輪及び左駆動輪の一方の駆動輪だけに加速スリップが発生している場合(S14:YES)、制動制御装置80は、加速スリップ輪の制動力の減少速度VBPを標準減少速度VBPsよりも遅い第1減少速度VBP1とする(S15)。続いて、制動制御装置80は、非スリップ輪の制動力の減少速度VBPを標準減少速度VBPsよりも速い第2減少速度VBP2とする(S16)。その後、制動制御装置80は、本処理を終了する。
なお、ステップS14が肯定判定される場合、第1のフラグがセットされることにより、今回の制動力減少処理の実施中に本処理が実施されなくなる。第1のフラグは、例えば、次回の制動力保持処理の実施を開始したときにリセットされる。
図5に示す処理は、制動制御装置80が制動力減少処理を実施するときであって且つ第1のフラグがセットされるときに所定の制御サイクルで実施される処理である。
図5に示すように、制動制御装置80は、車輪速度センサ92a〜92dからの検出信号に基づいて、車輪FR,FL,RR,RLの車輪速度VWを算出する(S21)。続いて、制動制御装置80は、非スリップ輪が始動したか否かを判定する(S22)。詳しくは、制動制御装置80は、非スリップ輪の車輪速度VWが始動判定速度VWTh以上であるか否かを判定する。
非スリップ輪が始動していない場合(S22:NO)、すなわち、車両が発進できる程度に非スリップ輪に駆動力DPが分配されていない場合、制動制御装置80は、本処理を終了する。一方、非スリップ輪が始動した場合(S22:YES)、すなわち、車両が発進できる程度に非スリップ輪に駆動力DPが分配された場合、制動制御装置80は、加速スリップ輪の制動力の減少速度VBPを第1減少速度VBP1よりも速い第3減少速度VBP3とする(S23)。その後、制動制御装置80は、本処理を終了する。
なお、ステップS22が肯定判定される場合、第2のフラグがセットされることにより、今回の制動力減少処理の実施中に本処理が実施されなくなる。第2のフラグは、例えば、次回の制動力保持処理の実施を開始したときにリセットされる。
本実施形態の作用及び効果について説明する。
図6(a),(b),(c)は、登坂路に停止中の車両が発進するときの動力源11から出力される駆動力DP、右駆動輪及び左駆動輪の車輪速度VWR,VWL及び右駆動輪及び左駆動輪に対する制動力BPR,BPLの推移を示している。図6では、車両が登坂路に停止するとともに、右駆動輪が路面に接地している一方で、左駆動輪が路面に接地していない状態を想定している。
図6に示すように、第1のタイミングt21までの期間は、運転者が制動操作部材43を操作しなくても、車両が登坂路を後退しないように、右駆動輪及び左駆動輪に付与される制動力BPR,BPLが保持される期間である。すなわち、当該期間は、制動力保持処理が実施される期間である。このとき、右駆動輪及び左駆動輪に付与される制動力BPR,BPLは等しく、右駆動輪及び左駆動輪の車輪速度VWR,VWLはともに「0」である。
第1のタイミングt21において、運転者のアクセル操作部材61の操作に基づき、動力源11から出力される駆動力DPが増大され、駆動力DPが、車両の停止する登坂路の勾配に応じた大きさに達する。すると、制動力減少処理が開始されるため、右駆動輪及び左駆動輪に付与される制動力BPR,BPLが標準減少速度VBPsに基づいて減少し始める。
動力源11から出力される駆動力DPは、デファレンシャルの特性上、路面に接地する右駆動輪に分配されにくく、路面に接地しない左駆動輪に分配されやすい。このため、第1のタイミングt21以降において、左駆動輪に分配される駆動力DPが左駆動輪に付与される制動力BPLよりも大きくなり、左駆動輪の車輪速度VWLが増大し始める。つまり、左駆動輪は加速スリップし始める。一方、第1のタイミングt21以降において、右駆動輪に分配される駆動力DPは右駆動輪に付与される制動力BPRよりも大きくならないため、右駆動輪の車輪速度VWRは「0」である。その後、駆動力DPが増大するのに伴い、左駆動輪の車輪速度VWLがさらに増大するが、右駆動輪の車輪速度VWRは「0」を維持する。
第2のタイミングt22において、左駆動輪のスリップ量SlpLがスリップ判定値SlpTh以上となると、加速スリップ輪としての左駆動輪に対する制動力の減少速度VBPがより低速な第1減少速度VBP1となり、非スリップ輪としての右駆動輪に対する制動力の減少速度VBPがより高速な第2減少速度VBP2となる。つまり、第2のタイミングt22以降は、非スリップ輪としての右駆動輪に付与される制動力BPRが加速スリップ輪としての左駆動輪に付与される制動力BPLよりも小さくなる。
このため、左駆動輪に対する駆動力DPの分配率が減少され、右駆動輪に対する駆動力DPの分配率が増大される。本実施形態では、加速スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを低速とするのに加え、非スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを高速とするため、より早期により多くの駆動力DPを非スリップ輪としての右駆動輪に分配できる。その結果、第2のタイミングt22以降では、右駆動輪に分配される駆動力DPが右駆動輪に付与される制動力BPRよりも大きくなり、右駆動輪の車輪速度VWRが増大し始める。また、左駆動輪に過剰な駆動力DPが分配されなくなり、左駆動輪のスリップ量SlpLが減少し始める。その結果、車両を円滑に発進させることができる。
第3のタイミングt23において、非スリップ輪としての右駆動輪の車輪速度VWRが始動判定速度VWTh以上となると、加速スリップ輪としての左駆動輪に対する制動力の減少速度VBPがより高速な第3減少速度VBP3となる。つまり、車両の発進後には、車両の加速性の妨げとなる加速スリップ輪としての左駆動輪に対する制動力BPLの付与が速やかに解消される。これにより、車両の発進時における引きずり感の発生を抑制できる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・車両が平坦路及び降坂路に停止する状況下において、右駆動輪の路面に対する接地荷重と左駆動輪の路面に対する接地荷重とが異なっていたり、右駆動輪及び路面の間の摩擦係数と左駆動輪及び路面の間の摩擦係数とが異なっていたりする場合がある。この場合には、車両の発進時に右駆動輪及び左駆動輪の一方の駆動輪に加速スリップが発生し得る。このため、制動制御装置80は、車両が平坦路及び降坂路に停止する場合であっても、制動力保持処理及び制動力減少処理を実施してもよい。
・制動制御装置80による制動力保持処理及び制動力減少処理を実現するための制動装置40は、デファレンシャルを介して連結される2つの駆動輪を制動対象とする電動パーキングブレーキ装置に置き換えることもできる。
・制動制御装置80は、制動力減少処理の実施中に、右駆動輪及び左駆動輪の一方の駆動輪に比較的大きな加速スリップが発生するとともに、他方の駆動輪に比較的小さな加速スリップが発生する場合に、右駆動輪及び左駆動輪に対する制動力の減少速度VBPを補正してもよい。この場合、制動制御装置80は、スリップ量Slpの小さな駆動輪を「非スリップ輪」とし、スリップ量Slpの大きな駆動輪を「加速スリップ輪」として扱うことが好ましい。つまり、「非スリップ輪」は、「加速スリップ輪」よりも小さなスリップ量Slpの加速スリップが発生した車輪FR,FL,RR,RLを含んでもよい。同様に、「加速スリップ輪」よりも小さなスリップ量Slpの加速スリップが発生した状態をグリップ状態に含めてもよい。
・制動制御装置80は、制動力減少処理の実施中では、加速スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを非スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPよりも遅くできるのであれば、加速スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを補正する一方、非スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを補正しなくてもよい。つまり、図4に示すステップS16を省略してもよい。この場合、非スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPは、標準減少速度VBPsのままとなる。一方、制動制御装置80は、制動力減少処理の実施中に、非スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを補正する一方、加速スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを補正しなくてもよい。つまり、図4に示すステップS15を省略してもよい。この場合、加速スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPは、標準減少速度VBPsのままとなる。
・制動制御装置80は、制動力減少処理の実施中において、非スリップ輪が始動した後に、加速スリップ輪に対する制動力の減少速度VBPを速くしなくてもよい。つまり、制動制御装置80は、図5に示す処理を実施しなくてもよい。この場合、非スリップ輪が始動しても、加速に対する制動力の減少速度VBPが増大されない。
・車両は、前輪駆動車であってもよいし、後輪駆動車であってもよい。前輪駆動車の場合、右前輪FRが「右駆動輪」に相当し、左前輪FLが「左駆動輪」に相当する。後輪駆動車の場合、右後輪RRが「右駆動輪」に相当し、左後輪RLが「左駆動輪」に相当する。
・制動アクチュエータ50は、第1の液圧回路511に右前輪FR用のホイールシリンダ31a及び左前輪FL用のホイールシリンダ31bが接続されるとともに、第2の液圧回路512に左後輪RL用のホイールシリンダ31d及び右後輪RR用のホイールシリンダ31cが接続される構成であってもよい。
・制動制御装置80は、コンピュータプログラム(ソフトウェア)に従って動作する1つ以上のプロセッサ、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する専用のハードウェア(特定用途向け集積回路:ASIC)等の1つ以上の専用のハードウェア回路又はこれらの組み合わせを含む回路として構成し得る。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリ、すなわち記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
11…動力源
17…フロントデファレンシャル
19…リヤデファレンシャル
40…制動装置
80…制動制御装置
82…制動制御部
83…制動力補正部
BP,BPR,BPR…制動力
DP…駆動力
VBP…制動力の減少速度
VBPs…標準減少速度
FR…右前輪(右駆動輪の一例)
FL…左前輪(左駆動輪の一例)
RR…右後輪(右駆動輪の一例)
RL…左後輪(左駆動輪の一例)

Claims (4)

  1. 動力源と、前記動力源から出力される駆動力により駆動される右駆動輪及び左駆動輪と、前記駆動力を前記右駆動輪及び前記左駆動輪に分配するデファレンシャルと、前記右駆動輪及び前記左駆動輪に対する制動力を調整する制動装置と、を備える車両に適用され、
    前記右駆動輪及び前記左駆動輪に対する制動力を保持して前記車両の停止を維持する制動力保持処理と、前記動力源から出力される駆動力の増大に伴う前記車両の発進時に前記右駆動輪及び前記左駆動輪に対する制動力を減少させる制動力減少処理と、を実施する制動制御部と、
    前記制動力減少処理の実施中に、前記右駆動輪及び前記左駆動輪の一方の駆動輪に加速スリップが発生した場合には、前記加速スリップが発生した駆動輪に対する制動力の減少速度を、前記加速スリップが発生していない駆動輪に対する制動力の減少速度よりも遅くする制動力補正部と、を備える
    車両の制動制御装置。
  2. 前記制動力減少処理の実施中に、前記右駆動輪及び前記左駆動輪の双方の駆動輪に前記加速スリップが発生しない場合の前記右駆動輪及び前記左駆動輪に対する制動力の減少速度を標準減少速度としたとき、
    前記制動力補正部は、前記制動力減少処理の実施中に、前記右駆動輪及び前記左駆動輪の一方の駆動輪に前記加速スリップが発生した場合には、前記加速スリップが発生した駆動輪に対する制動力の減少速度を前記標準減少速度よりも遅くする
    請求項1に記載の車両の制動制御装置。
  3. 前記制動力減少処理の実施中に、前記右駆動輪及び前記左駆動輪の双方の駆動輪に前記加速スリップが発生しない場合の前記右駆動輪及び前記左駆動輪に対する制動力の減少速度を標準減少速度としたとき、
    前記制動力補正部は、前記制動力減少処理の実施中に、前記右駆動輪及び前記左駆動輪の一方の駆動輪に前記加速スリップが発生した場合には、前記加速スリップが発生していない駆動輪に対する制動力の減少速度を前記標準減少速度よりも速くする
    請求項1又は請求項2に記載の車両の制動制御装置。
  4. 前記制動力補正部は、前記制動力減少処理の実施中に、前記加速スリップが発生していない駆動輪が始動した場合、当該駆動輪が始動する前よりも前記加速スリップが発生した駆動輪に対する制動力の減少速度を速くする
    請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の車両の制動制御装置。
JP2019231136A 2019-12-23 2019-12-23 車両の制動制御装置 Active JP7392455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019231136A JP7392455B2 (ja) 2019-12-23 2019-12-23 車両の制動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019231136A JP7392455B2 (ja) 2019-12-23 2019-12-23 車両の制動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021098449A true JP2021098449A (ja) 2021-07-01
JP7392455B2 JP7392455B2 (ja) 2023-12-06

Family

ID=76540811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019231136A Active JP7392455B2 (ja) 2019-12-23 2019-12-23 車両の制動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7392455B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07144624A (ja) * 1993-11-26 1995-06-06 Toyota Motor Corp 制動装置制御装置
JPH08337162A (ja) * 1996-08-02 1996-12-24 Nippondenso Co Ltd 車両用ブレーキ装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07144624A (ja) * 1993-11-26 1995-06-06 Toyota Motor Corp 制動装置制御装置
JPH08337162A (ja) * 1996-08-02 1996-12-24 Nippondenso Co Ltd 車両用ブレーキ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7392455B2 (ja) 2023-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7125086B2 (en) Vehicle dynamics control system
CN109720338B (zh) 车辆运行状况控制装置
US20180281760A1 (en) Control device for four-wheel drive vehicle
JPH10273031A (ja) 車両の姿勢制御装置
JP6652093B2 (ja) 四輪駆動車両の制御装置
GB2577090A (en) Powertrain control method and apparatus
KR20210071133A (ko) 차량의 자세 제어 방법
JP4148038B2 (ja) 車両走行状態制御システムおよび車両走行状態制御方法
JP7392455B2 (ja) 車両の制動制御装置
KR102322365B1 (ko) 휠 슬립 제어 방법
JP5588242B2 (ja) 車両の制動力制御装置
JP5363372B2 (ja) 車両のヨーモーメント制御装置
JP7424044B2 (ja) 車両のトラクション制御装置
JP2002029400A (ja) 車両の姿勢制御装置
JP3733651B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
JP5209589B2 (ja) 車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2003525156A (ja) エンジンブレーキ作用を維持する方法
JPH0238172A (ja) 自動車のスリップ制御装置
JP6248477B2 (ja) 車両制御装置
JP5966994B2 (ja) 車両用ブレーキ制御装置
JP2015047898A (ja) 車両制御装置
JP6225563B2 (ja) 車両制御装置
JP7099096B2 (ja) 車両のトラクション制御装置
JP6756310B2 (ja) 車両の駆動トルク制御装置
JP4457590B2 (ja) 車両用ブレーキシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231106

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7392455

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150