JP2021097492A - ステータ製造ラインおよびステータ製造方法 - Google Patents

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Fumimune Koseki
史宗 小関
裕紀 高橋
Yuki Takahashi
裕紀 高橋
横沢 典泰
Noriyasu Yokozawa
典泰 横沢
順裕 伊藤
Nobuhiro Ito
順裕 伊藤
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Abstract

【課題】加圧溶接後に不良の生じたステータコアを迅速かつ容易に検出することのできるステータ製造ラインおよびステータ製造方法を提供する。【解決手段】複数の電磁鋼板が積層されたステータブロック23Aを複数積み重ねてステータスタックとする積載装置170と、前記ステータスタックを搬送する搬送装置180と、前記ステータスタックを加圧溶接することでステータコアとする加圧溶接装置210と、前記ステータコアの高さ測定を行う測定装置220と、前記測定装置の結果に基づいて前記ステータコアを振り分ける振り分け装置と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ステータ製造ラインおよびステータ製造方法に関する。
従来から、ステータ製造ラインにおいて、複数枚のラミネーション(電磁鋼板)を積層してなるステータブロックを数ブロックずつ積み重ねることでステータスタックとし、当該ステータスタックを加圧溶接することによってステータコアを製造する技術が用いられている(例えば、特許文献1)。
特開2015-082848号公報
ステータコアの製造過程においては、加圧溶接後のステータコアの高さ寸法が、加圧溶接前のステータスタックの高さ寸法と異なってしまうことがある。そのため、加圧溶接後に不良の生じたステータコアを迅速かつ容易に検出する手段が望まれている。
本発明のステータ製造ラインの一つの態様は、複数の電磁鋼板が積層されたステータブロックを複数積み重ねてステータスタックとする積載装置と、前記ステータスタックを搬送する搬送装置と、前記ステータスタックを加圧溶接することでステータコアとする加圧溶接装置と、前記ステータコアの高さ測定を行う測定装置と、前記測定装置の測定結果に基づいて前記ステータコアを振り分ける振り分け装置と、を備える。
本発明のステータ製造方法の一つの態様は、上述のステータ製造ラインを用いてステータを製造するステータ製造方法であって、複数の電磁鋼板が積層されたステータブロックを複数積み重ねてステータスタックとする積載工程と、前記ステータスタックを搬送する搬送工程と、前記ステータスタックに対して溶接を行うことでステータコアを製造する溶接工程と、溶接後の前記ステータコアの高さを測定する寸法測定工程と、前記寸法測定工程の測定結果に基づいて前記ステータコアを振り分ける振り分け搬送工程と、を備える。
本発明の一つの態様によれば、不良の生じたステータコアを容易に検出することのできるステータ製造ラインおよびステータ製造方法が提供される。
図1は、一実施形態のステータ製造ライン100を示す図である。 図2は、一般的なモータ1の構成を示す断面図である。 図3は、一実施形態におけるステータコア23の構成を示す斜視図である。 図4は、2つのステータブロック23Aを示す図である。 図5は、一実施形態のステータ製造ライン100の一部を示す図である。 図6は、一実施形態の転積装置170における積み上げ部173の構成を示す図である。 図7は、一実施形態の転積装置170における積み上げ部173の動作を説明するための図である。 図8は、一実施形態のステータ製造ライン100における第2移載装置190の構成を示す図である。 図9は、一実施形態のステータ製造ライン100における高さ測定装置220の構成を示す図である。 図10は、一実施形態のステータ製造ライン100における振り分け装置240の構成を示す図である。
図面には、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。X方向は、Z方向と直交する方向とする。Y方向は、X方向とZ方向との両方と直交する方向とする。
<ステータ製造ライン>
図1は、本実施形態のステータ製造ライン100を示す図である。
以下の説明において、上下方向に平行な方向をZ方向とし、第1搬送装置120によるステータブロック23Aの搬送方向に平行な方向をX方向とし、第2搬送装置180によるステータスタック108の搬送方向をY方向とする。
図1に示すステータ製造ライン100は、モータ製造ラインの一部である。モータ製造ラインは、ステータ製造ライン100だけでなくロータ製造ラインも備えており、それぞれの製造ラインでステータ20(図2)およびロータ10(図2)を作製し、これらを組み合わせることによってモータ1(図2)を製造できる。
<モータ>
図2は、一般的なモータ1の構成を示す断面図である。図3は、一実施形態におけるステータコア23の構成を示す斜視図である。図4は、ステータコア23を構成する複数のステータブロック23Aのうちの2ブロックを示す図である。
まず、本実施形態のステータ製造ライン100で製造されるステータ20を備えたモータ1の構成について述べる。
モータ1は、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)等、モータを動力源とする車両に搭載され、その動力源として使用される。モータ1は、図2に示すように、ロータ10と、ロータ10を囲むステータ20と、ハウジング30と、を備える。
(ロータ)
ロータ10は、一方向に延びる中心軸J1を中心として回転する。ロータ10は、中心軸J1に沿って延びるシャフト21と、ロータコア12と、ロータマグネットとを有する。
ロータコア12は、軸方向に積み重ねられた複数のロータブロックにより構成されている。各ロータブロックは、軸方向に積層された複数のロータラミネーション(電磁鋼板)23Bを有している。ステータラミネーション23Bは、磁性を有する薄い鋼板を所定形状に打ち抜くことによって形成される。
(ステータ20)
図2に示したように、ステータ20は、ロータ10の径方向外側に配置され、ロータ10と径方向に対向する。ステータ20は、ステータコア23と、複数のインシュレータと、インシュレータに装着された巻き線24と、を有する。ステータ20は、ロータ10を環状に囲み、ハウジング30の内側に固定される。
ステータコア23は、図2および図3に示すように、外周面23a(図3)から径方向外側に突出する複数のボルト締結部23bを有している。本実施形態では、4つのボルト締結部23bがステータコア23の周方向に等間隔で配置されている。ステータコア23は、ボルト締結部23bに形成されたボルト貫通孔23cに挿入されるボルト92を介してハウジング30に固定されている。
ステータコア23は、図3および図4に示すように、軸方向に積み重ねられた複数のステータブロック23Aにより構成されている。各ステータブロック23Aは、軸方向に積層された複数のステータラミネーション23B(電磁鋼板)を有している。ステータラミネーション23Bは、磁性を有する薄板の鋼板を所定形状に打ち抜くことによって形成される。
ステータコア23は、2種類のステータブロック23A1,23B2により構成されている。ステータブロック23A1,23A2は、ステータラミネーション23Bの積層数が異なる。第1のステータブロック23A1は、例えば、35枚のステータラミネーション23Bを積層して構成したブロックである。一方、第2のステータブロック23A2は、第1のステータブロック23A1よりも少ない数(35枚未満)のステータラミネーション23Bで構成されている。
モータ1の機種ごとにステータコア23を構成するステータラミネーション23Bの積層数は異なるが、本例では例えば、第1のステータブロック23A1を14ブロック、第2のステータブロック23A2を2ブロック、全部で16ブロック積み重ねて図3に示すようなステータコア23としている。
<ステータ製造ライン100>
次に、ステータ製造ライン100の概略構成および動作について説明する。
図5は、一実施形態のステータ製造ライン100の一部を示す図である。
図1および図5に示すように、ステータ製造ライン100は、プレス加工機(ステータブロック製造装置)110と、第1搬送装置120と、切り離し装置130と、反転装置140と、第1移載装置150と、重量測定装置160と、転積装置(積載装置)170と、第2搬送装置(搬送装置)180と、第2移載装置(移載装置)190と、加圧溶接装置210と、排出装置230と、高さ測定装置(測定装置)220と、振り分け装置240と、を備える。
(プレス加工機)
図1に示すように、プレス加工機110は、磁性を有する薄板の鋼板から所定形状のステータラミネーション23Bをプレス金型を用いて打ち抜いた後、プレス金型内で所定数のステータラミネーション23Bを積み重ねてカシメることによりブロックにしている。
本実施形態のプレス加工機110では、例えば、第1のステータブロック23A1および第2のステータブロック23A2をそれぞれ2ブロックずつ製造し、種類ごとに2ブロックずつ積み重ねた状態で搬出する。具体的には、まず、第1のステータブロック23A1を7組、全14ブロック製造し、その後、第2のステータブロック23A2を1組、全2ブロック製造する。本実施形態のプレス加工機110では、この製造順を1クールとする。
(第1搬送装置)
第1搬送装置120は、搬送方向上流側の一端がプレス加工機110に接続される。第1搬送装置120は搬送方向下流側の他端が反転装置140に接続された搬送コンベア121を備える。第1搬送装置120は、搬送コンベア121により、プレス加工機110において製造されたステータブロック23Aを種類ごとにそれぞれ2ブロックずつ搬送する。
搬送コンベア121は、ステータブロック23Aの直径よりも小さい幅を有する。搬送コンベア121は、ステータブロック23Aの一部を外側にはみ出させた状態で、ステータブロック23Aを搬送する。すなわち搬送コンベア121の幅方向中央位置にステータブロック23Aの中心が一致した状態で、ステータブロック23Aの搬送方向に交差する両側の端部がそれぞれ搬送コンベア121からはみ出るようになっている。
なお、本実施形態では、第1搬送装置120として搬送コンベア121を備えているが、ローラコンベア、ローダー、ハンドロボットでもよいし、これらを組み合わせた構成であってもよい。
(切り離し装置)
切り離し装置130は、プレス加工機110から上下に積み重なって排出された2つのステータブロック23Aをそれぞれ1ブロックずつに分ける機能を有する。切り離し装置130は、図1に示す搬送コンベア121の長手方向中央付近であって、プレス加工機110と後述する反転装置140との間に位置する。
(反転装置)
反転装置140は、搬送コンベア121の下流側端部に位置し、プレス加工機110(図1)によって製造され、切り離し装置130によって分離されたステータブロック23Aの表裏面を1つずつ反転させる機能を有する。
(第1移載装置)
第1移載装置150は、反転装置140から重量測定装置160へステータブロック23Aを移載させる機能を有する。
(重量測定装置)
重量測定装置160は、反転装置140の近傍であって搬送コンベア121の幅方向一方側(+Y側)に配置されている。重量測定装置160は、各ステータブロック23Aの重量を種類ごとに測定し、各ステータブロック23Aを構成しているステータラミネーション23Bの枚数を確認する。
(転積装置)
転積装置170は、図1に示すように、多関節ロボットアーム(ロボットアーム)171と、切欠き検出部172と、積み上げ部173と、仮置き台174と、第1排出コンベア175と、を備える。
転積装置170は、ステータラミネーション(電磁鋼板)23Bの枚数が正しいと確認できたステータブロック23Aと、枚数に異常のあったステータブロック23Aとを振り分けるとともに、枚数OKのステータブロック23Aを所定数積み重ねてステータスタック108とする機能を有する。
第1排出コンベア175は、一端側が多関節ロボットアーム171の可動域内に位置するように設置され、重量測定装置160において既定重量外でNGとなったステータブロック23Aを排出する。
仮置き台174は、重量測定装置160において重量NGと判断されたステータブロック23Aの後から搬送されてくる他のステータブロック23Aを一時的に退避させておく台である。本例では、例えば、重量測定装置160において重量がNGと判断され排出された第1のステータブロック23A1の後から搬送されてくる第2のステータブロック23A2を一時的に退避させておくよう機能する。本例の仮置き台174では、例えば、第3A2のステータブロック23A2を2つまで仮置しておくことが可能である。
図6は、一実施形態の転積装置170における積み上げ部173の構成を示す図である。図7は、一実施形態の転積装置170における積み上げ部173の動作を説明するための図である。
積み上げ部173は、図6に示すように、平面視矩形状のテーブル173Aと、テーブル173Aの下方に配置された円柱形状のセンターガイド173Bと、テーブル173Aの幅方向両外側に配置された一対の軸回りガイド173Cと、を備える。一対の軸回りガイド173Cは、上下に移動可能なセンターガイド173Bに接続されており、センターガイド173Bに同期して上下に移動する。
ステータブロック23Aが載置されるテーブル173Aの中央には、センターガイド173Bを挿通させるための円形の貫通孔173aが形成されている。センターガイド173Bは、図7に示すように、テーブル173Aの上記貫通孔173a(図6)を通じてテーブル173A上に載置されたステータブロック23Aの内径孔23Aa内に進入する。センターガイド173Bは、テーブル173A上に積載されたステータブロック23Aの数に応じて段階的に上昇し、最終的にテーブル173A上に載置された全てのステータブロック23Aの内径孔23Aa内に進入するよう構成されている。これにより、各ステータブロック23Aの径方向の位置を規制できる。
一対の軸回りガイド173Cは、テーブル173A上に複数積載されたステータブロック23Aの軸回りの位置を揃える機能を有する。本実施形態のステータブロック23Aは、径方向外側に突出するボルト締結部23b(図4)を4つ有しており、一対の軸回りガイド173Cは、周方向に等間隔で位置する上記複数のボルト締結部23bのうち径方向で対向する2つのボルト締結部23bを、外側からそれぞれ把持する構成とされている。これにより、上下で隣り合うステータブロック23Aのボルト締結部23bの位置を揃えることができる。
(第2搬送装置)
第2搬送装置180は、図5に示すように、搬送レール機構181と、搬送支持台182と、を備える。搬送支持台182は、積み上げ部173を下方から支持するもので、搬送レール機構181のガイドレール183に沿って一方向(+Y軸方向)へ往復移動する構成となっている。第2搬送装置180は、一端側が多関節ロボットアーム171の可動域内に位置するように設置され、ステータスタック108を積み上げ部173とともに第2移載装置190へと搬送する。
(第2移載装置)
図8は、一実施形態のステータ製造ライン100における第2移載装置190の構成を示す図である。
第2移載装置190は、図5に示すように、第2搬送装置180の他端側に配置されている。第2移載装置190は、移載部191と搬送部192とレール部193とを備える。第2搬送装置180は、ステータスタック108を搬送する。
移載部191は、図8に示すように、ステータスタック108を把持するエアチャック部191Aと、エアチャック部191Aの開閉動作を行うエアシリンダー191Bと、エアチャック部191Aを上下に移動させる単軸ロボットからなる昇降部191Cと、を少なくとも備えている。
エアチャック部191Aは、4つの把持部191aを有した平行開閉型のエアチャック機構である。4つの把持部191aは互いに連動し、エアシリンダー191Bの動きに伴って開閉する。エアチャック部191Aの開閉動作により、センターガイド173Bとともにステータスタック108を把持することができる。このような移載部191は、搬送部192に接続され、レール部193に沿って移動可能である。
本実施形態では、ステータスタック108の移載中にステータブロック23A(図3)どうしが径方向へずれるのを防ぐため、各ステータブロック23Aの内径孔23Aa(図3)内にセンターガイド173Bを挿入させた状態のまま、当該ステータスタック108をその径方向外側から把持する。すなわち、第2移載装置190は、センターガイド173Bを用いて移載を行う。
搬送部192およびレール部193は互いに平行に位置し、一方向(+Y方向)へ延びる。
上述した移載部191は、単軸ロボットからなる搬送部192に連結されており、搬送部192の動作によってレール部193の一端側から他端側へ往復移動する構成となっている。
第2移載装置190は、図1に示すように、第2搬送装置180と加圧溶接装置210との間でステータスタック108を移載する機能を有する。さらに、第2移載装置190は、加圧溶接装置210と高さ測定装置220との間でステータコア23を移載する機能を有する。
(加圧溶接装置)
加圧溶接装置210は、図1および図5に示すように、加圧部212と、複数のレーザー照射部211と、を有している。加圧溶接装置210は、ステータスタック108を加圧溶接することでステータコアとする。すなわち、加圧溶接装置210は、第2移載装置190を通じて搬入されたステータスタック108を、加圧部212にて加圧しながら複数のレーザー照射部211により複数のステータブロック23Aを互いに接合し、ステータコア23(図3)を製造するための装置である。
加圧溶接装置210は、第2移載装置190の近傍に配置されており、レール部193の長さ方向中央付近における幅方向一方側(+X側)で当該レール部193と隣り合うように位置している。この加圧溶接装置210には、第2移載装置190のレール部193に沿って移動するエアチャック部191Aを介してステータスタック108が供給される。
本実施形態の加圧溶接装置210は、溶接前のステータスタック108を上記加圧部212により所定の圧力で加圧したときの高さを測定する機能を有し、高さOKのステータスタック108に対してのみ溶接を実施するものである。
(排出装置)
排出装置230は、排出台231と、排出台231に接続された排出レール部232とを有する。排出装置230は、図1および図5に示すように、第2移載装置190の近傍に配置されており、レール部193の他端側における幅方向一方側(+X側)で当該レール部193と隣り合うように位置している。排出装置230は、加圧溶接装置210において高さNGとなった未溶接のステータスタック108を排出する装置である。
(高さ測定装置)
図9は、一実施形態のステータ製造ライン100における高さ測定装置220の構成を示す図である。
高さ測定装置220は、図1に示すように、加圧溶接後のステータコア23の高さを測定する装置である。具体的に、高さ測定装置220は、搬送方向における加圧溶接装置210よりも下流側であって、第2移載装置190のレール部193の後端側に配置され、当該レール部193の幅方向一方側(+X側)において加圧溶接装置210と隣り合うように位置している。
高さ測定装置220は、図9に示すように、第2移載装置190を通じてステータコア23が搬入される搬入部222と、ステータコア23の高さ測定を行う測定ユニット221と、測定ユニット221を昇降させる昇降部223と、を少なくとも備えている。
搬入部222は、搬入されたステータコア23を支持する支持台222Aと、支持台222Aを案内する一対のガイドレール222Bと、支持台222Aを一対のガイドレール222Bに沿って往復移動させるエアシリンダー222Cと、を備えている。搬入部222は、第2移載装置190を通じて支持台222A上に搬入されたステータコア23を、エアシリンダー222Cの動作により搬入位置から測定位置へと移動させる。
ここで、搬入位置とは、支持台222Aが上下方向(Z方向)で測定ユニット221とは重ならない位置である。測定位置とは、支持台222Aが上下方向で測定ユニット221と重なる位置、すなわち後述するセンター挿入部224の真下となる位置である。
測定ユニット221は、図9に示すように、センター挿入部(挿入部)224と、センサー支持部225と、複数の高さ測定部226と、を少なくとも備えている。センター挿入部224は、一方向に長さを有しステータコア23の内径孔23d内に挿入される円筒部224Aと、円筒部224Aの下端側に位置するとともに周方向に等間隔に配置された複数の内周側測定部224Bと、を有している。内周側測定部224Bは、接触式変位センサーであり、ステータコア23の内周面23eに接触して内径および倒れ具合を測定するものである。センター挿入部224は、その上端側がセンサー支持部225に接続されている。
なお、本実施形態における測定ユニット221はステータコア23の高さ測定がメイン機能であって、内周側測定部224Bによる内径および倒れ測定は必須ではなく、オプションとして選択される機能であってもよい。
このようなセンター挿入部224は、その長さ方向上端側が、昇降部223によって上下移動可能なセンサー支持部225の下面に接続されている。
高さ測定部226は、センター挿入部224の一端側に位置する。複数の高さ測定部226は、上記センサー支持部225の周縁に配置されている。高さ測定部226は、接触式変位センサーであり、センサー支持部225の下面側に露出したセンサ部(不図示)がステータコア23の上面23fに接触することでステータコア23の高さを測定するものである。
本実施形態の複数の高さ測定部226は、ステータコア23の上面23fのうち、周方向に等間隔で形成された複数の溶接部23C近傍の各領域に対向するようにそれぞれ配置されている。
(振り分け装置)
図10は、一実施形態のステータ製造ライン100における振り分け装置240の構成を示す図である。
振り分け装置240は、高さ測定装置220の測定結果に基づいてステータコア23を良品と不良品とに振り分ける装置である。振り分け装置240は、図10に示すように、振り分け搬送機構241と、良品のステータコア23を搬送する搬送コンベア(搬送部)242と、不良品のステータコア23を排出する第2排出コンベア(排出部)243と、押し出し機構244と、を備えている。振り分け搬送機構241の搬送方向と、搬送コンベア242および第2排出コンベア243との搬送方向とは互いに直交している。
振り分け搬送機構241は、図10に示すように、高さ測定装置220の測定結果に基づいて良品のステータコア23と不良品のステータコア23をそれぞれ所定の位置へ搬送する。具体的には、良品のステータコア23を搬送コンベア242に対向する位置へ搬送するとともに、不良品のステータコア23を第2排出コンベア243に対向する位置へ搬送する。振り分け搬送機構241は、ステータコア23を支持する支持台241Aと、支持台241Aをガイドレール241bに沿って移動させる移動部241Bと、を備える。
押し出し機構244は、一対の押し出し部244A,244Bを有している。一対の押し出し部244A,244Bは、上記ガイドレール241bに沿って並んで配置されている。一方の押し出し部244Aは、搬送コンベア242に対向する位置に配置され、振り分け搬送機構241によって搬送された良品のステータコア23を搬送コンベア242側へ押し出す機能を有する。また、他方の押し出し部244Bは、第2排出コンベア243に対向する位置に配置され、振り分け搬送機構241によって搬送された不良品のステータコア23を第2排出コンベア243へ向かって押し出す機能を有する。
搬送コンベア242および第2排出コンベア243の搬入側端部には、それぞれローラコンベア245が配置されている。振り分け装置240とは搬送方向が直交する搬送コンベア242および第2排出コンベア243へ各ステータコア23を案内する構成となっている。
このようにして、本実施形態のステータ製造ライン100は構成されている。
<ステータ製造方法>
次に、上述した本実施形態のステータ製造ライン100を用いてステータコア23を製造する方法について述べる。以下の説明において、図1〜図10を適宜参照する。
(1.ステータブロック製造工程)
初めに、図1に示したステータ製造ライン100のプレス加工機110において、金型により、平板鋼板から所定形状のステータラミネーション23Bを多数型抜きし、複数枚ずつ積層したステータラミネーション23Bどうしをカシメることで、一度に2つのステータブロック23Aを作製する。
このとき、35枚ずつ積層したステータラミネーション23Bにより第1のステータブロック23A1を作製し、一度に2ブロックずつ、全14ブロックを連続して作製する。
続けて、第1のステータブロック23A1よりも少ない数(35枚未満)のステータラミネーション23Bにより第2のステータブロック23A2を、一度のカシメ加工により2ブロック作製する。このようにして、1つのステータコアを製造するのに必要なステータブロック23Aを全16ブロックずつ作製する。
プレス加工機110において作製されたステータブロック23Aを、第1搬送装置120の搬送コンベア121により、種類ごとに2ブロックずつ上下に積み重ねられた状態で搬出する。
(2.切り離し工程)
次に、搬送コンベア121上に配置された切り離し装置130により、上下に積み重ねられた2ブロックのステータブロック23Aを1ブロックずつ切り離す。
(3.ステータブロック反転工程)
次に、反転装置140により各ステータブロック23Aの表裏を反転させる。
プレス加工機110において型抜きされたステータブロック23Aには、打ち抜き方向下側の裏面23Ab側にバリが生じる。バリは、後の巻き線工程においてステータコア内に部品を挿入する際に邪魔になる恐れがあるため、これを鑑みて、ステータコア製作工程の段階でステータブロック23Aのプレス抜き方向下側となる裏面23Abを上向きにしておく。
(4.ステータブロック移載工程)
次に、図1に示した第1移載装置150により、反転装置140において反転させたステータブロック23Aを、反転装置140からピックアップして重量測定装置160へ移載する。
(5.重量測定工程)
次に、重量測定装置160により個々のステータブロック23Aの重量を測定する。
各ステータブロック23Aの重量を測定し、その測定結果をブロックの種類ごとに既定の重量と比較することによって、第1のステータブロック23A1、第2のステータブロック23A2をそれぞれ構成するステータラミネーション23Bの枚数を確認する。
第1のステータブロック23A1の場合、その測定結果が、ステータラミネーション23Bの枚数が35枚の重量に相当するかどうかを確認し、第1のステータブロック23A1としてラミネーションの構成枚数が正しいかどうかを判断する。
また、第2のステータブロック23A2の場合、その測定結果が、ステータラミネーション23Bの枚数が35枚以下の既定枚数の重量に相当するうかどうかを確認し、第2のステータブロック23A2としてラミネーションの構成枚数が正しいかどうかを判断する。
本例では、まず、続けて搬送されてくる14個の第1のステータブロック23A1の重量を測定した後、2個の第2のステータブロック23A2の重量を測定する。
(6.積載工程)
次に、重量を測定することでステータラミネーション23Bの枚数が正しいことが確認できたステータブロック23Aを、図1に示す多関節ロボットアーム171により、切欠き検出部172へと移動させる。
切欠き検出部172においてステータブロック23Aの外周側に形成された切欠き23Adの位置を確認した後、積み上げ部173のテーブル173A上に移載させる。本例では、切欠き23Adの位置に基づいて、多関節ロボットアーム171は、各ステータブロック23Aを、90度ずつ回転させて積み上げを行う。
図5に示すテーブル173A上にステータブロック23Aを載置した後、テーブル173Aの中央に形成された貫通孔173aからセンターガイド173Bを上昇させ、テーブル173A上のステータブロック23Aの内径孔23Aa内に進入させる。このとき、センターガイド173Bの先端位置がステータブロック23Aの上面よりも突出しないようにすることで、次のステータブロック23Aの積み重ねを行いやすい。
本例では、テーブル173A上にステータブロック23Aを積み重ねる度に、センターガイド173Bを1段ずつ上昇させる。これにより、積み重ねるステータブロック23Aの径方向への位置ずれをなくし、下段側のステータブロック23Aとの位置を揃えながら上下方向(+Z方向)に積み重ねることができる。
このようにして、第1のステータブロック23A1を14段積載した後、第2のステータブロック23A2を2段転載し、全16段のステータブロック23Aを積み上げてステータスタック108とする。
一方で、多関節ロボットアーム171は、重量測定装置160において枚数NGと判断されたステータブロック23Aを第1排出コンベア175(図1)により排出させる。
本例では、重量測定装置160において重量NGと判断された第1のステータブロック23Aを排除した場合、その後から搬送されてくる第1のステータブロック23Aを順次積み重ねていく。積み重ね段数は、排出した第1のステータブロック23A1の数だけ少ない段数となる。
このとき、積み重ねた第1のステータブロック23A1の数が14段に満たないため、続けて搬送されてきた第2のステータブロック23A2を仮置き台174へ一時的に退避させておく。
本実施形態のプレス加工機110では、第1のステータブロック23A1を14個連続して作製するとともに、第2のステータブロック23A2を2個連続して作製していることから、1つでも第1のステータブロック23A1に異常が見つかって排出してしまうと、ステータスタック108を作製するために必要な第1のステータブロック23A1の数が足りなくなってしまう。
排出した第1のステータブロック23A1が1つの場合、枚数OKの第1のステータブロック23A1を13段積み上げた後、その後に続く2個の第2のステータブロック23A2を仮置き台174へと移動させておき、次のクールから、足りない数だけ第1のステータブロック23A1を補填する。
枚数OKの第1のステータブロック23A1を14段積み重ねた後、仮置き台174上に退避させておいた高さ調整用の第2のステータブロック23A2をその上にさらに2段積み重ねることで、全16段のステータブロック23Aを積み上げる。このようにして、所定の高さを満たすステータスタック108を作製する。
(7.搬送工程)
次に、第2移載装置190により、作製したステータスタック108をセンターガイド173Bとともに持ち上げて搬送方向(+Y方向)へ搬送し、加圧溶接装置210へ移載する。このとき、第2移載装置190は、センターガイド173Bとともにステータスタック108を搬送するが、加圧溶接装置210にはステータスタック108のみを移載させる。センターガイド173Bは、第2移載装置190により、ステータスタック108から取り除かれた後、第2搬送装置180へと戻される。
(8.溶接工程(第1の高さ寸法測定工程))
次に、作製したステータスタック108に対して溶接工程を実施する。
図1に示す加圧溶接装置210により、加圧部212によりステータスタック108を加圧した状態で、当該ステータスタック108に対して各レーザー照射部211からレーザーを照射して複数のステータブロック23Aどうしを接合する。このようにしてステータコア23を製造する。
ここでは、加圧部212により所定の加圧を行った状態でステータスタック108の高さを測定し、既定範囲内の高さを有するステータスタック108に対してのみレーザー溶接を実施する。また、既定範囲外と判断された高さステータスタック108を、第2移載装置190により排出装置230へと移動させて排出する。
図4に示したように、ステータブロック23Aの外周面側には複数の溶接部23Cが周方向に等間隔で形成されており、ステータスタック108を構成する各ステータブロック23Aの溶接部23Cどうしが上下に直線状に並んでいる。本実施形態では、各ステータブロック23Aごとに形成された複数の溶接部23Cにレーザーを照射することで、ステータブロック23Aどうしを溶接する。
(9.第2の高さ寸法測定工程)
次に、作製したステータコア23を第2移載装置190により高さ測定装置220へと移動させ、溶接後のステータコア23の高さを測定する。
まず、第2移載装置190により支持台222A上に移載されたステータコア23を、エアシリンダー222Cの動作により+X方向へと移動させ、測定ユニット221の真下に配置する。
次に、昇降部233により測定ユニット221を降下させ、センター挿入部224を支持台222A上のステータコア23の内径孔23d内へ挿入し、下降させながら内周側測定部224Bによりステータコア23の内径および倒れ具合を測定する。また、測定ユニット221を下降させることで、複数の高さ測定部226をステータコア23の上面23fに接触させ、ステータコア23の高さを測定する。
本実施形態では、ステータコア23の上面23fのうち、各溶接部23Cの近傍の領域に複数の高さ測定部226がそれぞれ接触し、各接触位置の高さを測定する。複数の高さ測定部226における測定値の平均をステータコア23の高さ寸法の測定結果とする。溶接後のステータコア23の高さ寸法が既定の範囲内であれば良品と判断し、既定の範囲外であれば不良品と判断する。
ステータコア23の高さ測定が終了すると、昇降部233により測定ユニット221を上昇させた後で、支持台222Aを第2移載装置190側へ移動させ、ステータコア23を搬出位置(搬入位置)へと搬送する。
その後、図5に示す第2移載装置190によって、高さ測定装置220から振り分け装置240へとステータコア23を移載する。ここでは、良品、不良品に関わらず、高さ測定が終了したステータコア23を振り分け装置240へ移載する。
(10.振り分け搬送工程)
次に、振り分け装置240は、高さ測定装置220による測定結果に基づいて、搬送機構241により各ステータコア23を所定の位置まで搬送する。具体的には、良品と判断したステータコア23の場合は、当該ステータコア23を搬送コンベア242に対向する位置まで搬送した後、押し出し機構244を搬送方向(+X方向)と交差する方向(+Y方向)へ動かしてステータコア23を搬送コンベア242へと押し出すことによって、次の工程へと搬送する。
一方、不良品と判断したステータコア23の場合は、第2排出コンベア243に対向する位置まで搬送した後、押し出し機構244によりステータコア23を第2排出コンベア243へと押し出すことによって、不良なステータコア23を排出する。
このようにして、良品のステータコア23と、不良品のステータコア23とを個別に振り分けて、良品のステータコア23のみを残す。
上述したステータ製造ライン100では、加圧溶接装置210においてステータスタック108を加圧溶接することでステータコア23を製造する際、加圧溶接処理の前後でステータスタック108あるいはステータコア23の高さ測定を行っている。
加圧溶接後のステータコア23においては、溶接前後で高さ寸法が変化してしまうことがある。すなわち、溶接前の高さ測定でOKと判断されたステータスタック108であっても、溶接後に高さが変化したステータコア23は不良品となってしまう。そのため本実施形態では、加圧溶接後のステータコア23の高さを個別に測定し、各々の結果に基づいてステータコア23を良品と不良品とに振り分けることによって、加圧溶接後に高さが変化して不良が生じたステータコア23を排除することができる。
また、本実施形態のステータ製造ライン100では、高さ測定装置220においてステータコア23の高さを測定する際、測定ユニット221のセンター挿入部224をステータコア23の内径孔23d内に挿入させた状態で高さ測定を行っている。センター挿入部224がガイドとなって、ステータコア23に対する測定ユニット221の径方向の位置ずれが抑制されることから、センター挿入部224の長さ方向一端側に配置された複数の高さ測定部226をステータコア23の上面23fにすべて対向させることができる。また、ステータコア23の上面23fのうち溶接領域近傍は、他の領域に比べて高さ寸法が安定していることから、複数ある溶接領域近傍に各高さ測定部226をそれぞれ接触させて測定を行うことによって、より正確なステータコア23の高さ寸法を測定することが可能である。
また、本実施形態のステータ製造ライン100では、高さ測定装置220の測定結果に基づいて個々のステータコア23を品質に応じて振り分けており、このように溶接後に生じた不良品を排出することによって、良品のステータコア23のみを用いてステータ20を製造することができる。これにより、ステータ製造ライン100を用いて製造するステータ20の品質を高めることが可能となり、歩留まりが向上する。
このように、溶接後のステータコア23の高さ寸法を測定し、溶接前のステータスタック108の高さ寸法と比較することで不良品を容易に検出することができるため、工数を増やすことなくステータコア23の仕上がり具合を確かめることができる。
また、加圧溶接装置210内において、溶接前のステータスタック108の高さを測定して既定外の高さのステータスタック108を溶接することなく排出することで、無駄な溶接処理がなくなり、製造コストを削減することができる。
また、本実施形態のステータ製造ライン100では、第2搬送装置180においてステータスタック108を搬送する際、ステータスタック108を構成する複数のステータブロック23Aの内径孔23Aa内にセンターガイド173Bを挿入させた状態のまま搬送する。これにより、搬送途中で、積載された複数のステータブロック23Aどうしが径方向へ位置ずれするのを抑制できる。
また、第2移載装置190によって、第2搬送装置180から加圧溶接装置210へステータスタック108を移載させる際も、センターガイド173Bごと移載させることにより、溶接前のステータスタック108の型崩れを抑制できる。なお、溶接処理前にはステータスタック108内からセンターガイド173Bを取り出しておくことが好ましい。
このようにして、本実施形態のステータ製造ライン100によれば、製造するステータ20の歩留まりの向上を図ることができる。
また、本実施形態のステータ製造ライン100では、第2移載装置190により、第2搬送装置180、加圧溶接装置210および高さ測定装置220の間でステータスタック108あるいはステータコア23を機械的に移載する仕組みとなっており、ステータスタック108を位置ずれさせることなく安定して移載作業を行うことができるとともに移載作業を迅速に行うことができる。
また、移載作業の自動化だけでなく、ステータスタック108およびステータコア23の高さ測定についても自動化したことにより、作業者が高さ測定を行う場合に比べて測定誤差もなく、測定時間を短縮することができるという効果が得られる。
以上に、本発明の実施形態を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
20…ステータ、23…ステータコア、23d…ステータコア23の内径孔、23Aa…ステータブロック23Aの内径孔、23f…ステータコア23の上面、23A…ステータブロック、23A1…第1ステータブロック、23A2…第2ステータブロック、23B…ステータラミネーション(電磁鋼板)、23C…溶接部、100…ステータ製造ライン、108…ステータスタック、170…転積装置(積載装置)、173B…センターガイド、175…第1排出コンベア、180…第2搬送装置(搬送装置)、190…第2移載装置(移載装置)、192…搬送部、210…加圧溶接装置、220…高さ測定装置(測定装置)、224…センター挿入部(挿入部)、226…高さ測定部、240…振り分け装置、242…搬送コンベア(搬送部)、243…第2排出コンベア(排出部)

Claims (9)

  1. 複数の電磁鋼板が積層されたステータブロックを複数積み重ねてステータスタックとする積載装置と、
    前記ステータスタックを搬送する搬送装置と、
    前記ステータスタックを加圧溶接することでステータコアとする加圧溶接装置と、
    前記ステータコアの高さ測定を行う測定装置と、
    前記測定装置の測定結果に基づいて前記ステータコアを振り分ける振り分け装置と、を備える、ステータ製造ライン。
  2. 前記測定装置は、前記ステータコアの内径孔に挿入され一方向に長さを有する挿入部と、
    前記挿入部の一端側に位置し前記ステータスタックの高さを測定する高さ測定部と、を有する、
    請求項1に記載のステータ製造ライン。
  3. 前記高さ測定部は、接触式変位センサーであり、前記ステータコアの上面のうち溶接部の近傍に対向する、
    請求項1または2に記載のステータ製造ライン。
  4. 前記振り分け装置は、
    良品の前記ステータコアを搬送する搬送部と、
    不良品の前記ステータコアを排出する排出部と、を有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のステータ製造ライン。
  5. 前記搬送装置、前記加圧溶接装置および前記測定装置との間で前記ステータスタックもしくは前記ステータコアを移載する移載装置を備え、
    前記移載装置は、少なくとも前記ステータスタックの内径孔に挿入されるセンターガイドを用いる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のステータ製造ライン。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のステータ製造ラインを用いてステータを製造するステータ製造方法であって、
    複数の電磁鋼板が積層されたステータブロックを複数積み重ねてステータスタックとする積載工程と、
    前記ステータスタックを搬送する搬送工程と、
    前記ステータスタックに対して溶接を行うことでステータコアを製造する溶接工程と、
    溶接後の前記ステータコアの高さを測定する寸法測定工程と、
    前記寸法測定工程の測定結果に基づいて前記ステータコアを振り分ける振り分け搬送工程と、を備える、ステータ製造方法。
  7. 前記寸法測定工程では、前記ステータコアの上面のうち溶接部の近傍を測定する、
    請求項6に記載のステータ製造方法。
  8. 前記振り分け搬送工程では、溶接前の前記ステータスタックの高さと、溶接後の前記ステータコアの高さとを比較し、不良品と判断した前記ステータコアを良品と判断した前記ステータコアとは別の搬送ルートで排出する、
    請求項6または7に記載のステータ製造方法。
  9. 前記搬送工程、前記溶接工程および前記寸法測定工程の間で前記ステータスタックもしくは前記ステータコアを移載する移載工程を有し、
    前記移載工程では、少なくとも前記ステータスタックの内径孔内にセンターガイドを挿入した状態で移載を行う、
    請求項6から8のいずれか1項に記載のステータ製造方法。
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