JP2021095071A - タイヤ - Google Patents

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Keita Osanai
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【課題】生産性に優れるタイヤを提供する。【解決手段】補強材と、該補強材を被覆するゴムと、からなる補強層6a,6bを具えるタイヤであって、前記補強層6a,6bが、トレッド踏面のタイヤ半径方向内側に配置されており、前記補強材を被覆するゴムが、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを含み、前記補強層6a,6bのタイヤ幅方向中央部6Cにおいて、前記補強材を被覆するゴムの50%伸長時のモジュラス(a)と、前記補強層6a,6bのタイヤ幅方向端部6Eにおいて、前記補強材を被覆するゴムの50%伸長時のモジュラス(b)と、の比(a/b)が、0.94以上1.06以下であることを特徴とする、タイヤである。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤに関するものである。
一般に、タイヤにおいては、金属コード等の補強材をゴムで被覆してなる補強層を、ベルトとして、タイヤのトレッド踏面のタイヤ半径方向内側で、且つ、カーカスのクラウン部のタイヤ径方向外側に配置して、タイヤの耐久性を向上させている(特許文献1参照)。
タイヤの製造においては、通常は、予め補強材をゴムで被覆してなる補強材−ゴム複合体を準備しておき、生タイヤの成形工程において、該補強材−ゴム複合体を、他のゴム部材と共に積層して、生タイヤ中に組み込み、その後、加硫工程を経て、タイヤの一部(補強層)としている。
特開2017−31240号公報
上述のタイヤの加硫工程において、タイヤの生産性を向上させるためには、可能な限り高温で短時間加硫を行うことが求められる。しかしながら、従来のベルト用の被覆ゴムを用いて補強材−ゴム複合体を作製し、該補強材−ゴム複合体を、ベルト(補強層)として具える生タイヤを成形して、高温加硫すると、ベルト(補強層)中で加硫の進みが早い部分(特には、ベルトのタイヤ幅方向中央部)は、加硫が大きく進んでしまい、適切な加硫状態を過ぎ、過加硫状態になる。そして、過加硫状態になると、加硫の進みが早い部分のモジュラスが低下し、ベルト全体でみると、モジュラスの分布が生じてしまう。ベルトにおける、モジュラスの分布が大きい状態になると、タイヤ性能が低下することから、従来、加硫温度を上げることでタイヤの生産性を向上させるには限界があった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題を解決し、生産性に優れるタイヤを提供することを課題とする。
上記課題を解決する本発明の要旨構成は、以下の通りである。
本発明のタイヤは、補強材と、該補強材を被覆するゴムと、からなる補強層を具えるタイヤであって、
前記補強層が、トレッド踏面のタイヤ半径方向内側に配置されており、
前記補強材を被覆するゴムが、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを含み、
前記補強層のタイヤ幅方向中央部において、前記補強材を被覆するゴムの50%伸長時のモジュラス(a)と、前記補強層のタイヤ幅方向端部において、前記補強材を被覆するゴムの50%伸長時のモジュラス(b)と、の比(a/b)が、0.94以上1.06以下であることを特徴とする。
かかる本発明のタイヤは、補強層において、補強材を被覆するゴムのモジュラスが均一であり、高温短時間加硫が可能であるため、生産性に優れる。
ここで、本発明において、トレッド踏面とは、適用リムに組み付けるとともに規定内圧を充填したタイヤを、最大負荷能力に対応する負荷を加えた状態で転動させた際に、路面に接触することになる、タイヤの全周にわたる外周面を意味する。
なお、「適用リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association, Inc.)のYEAR BOOK等に記載されている、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す。また、「規定内圧」とは、上記のJATMA YEAR BOOK等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力に対応する空気圧をいい、「最大負荷能力」とは、上記規格でタイヤに負荷されることが許容される最大の質量をいう。
また、本発明において、前記補強層のタイヤ幅方向中央部とは、補強層を、タイヤ赤道面に平行な面で、タイヤ幅方向に均等に5分割した際に、タイヤ幅方向中央に位置する1/5の部分を指し、一方、前記補強層のタイヤ幅方向端部とは、補強層を、タイヤ赤道面に平行な面で、タイヤ幅方向に均等に5分割した際に、タイヤ幅方向両最外側に位置する、一対の1/5の部分を指す。
本発明のタイヤにおいて、前記補強材を被覆するゴムは、ゴム成分の50質量%以上がポリイソプレン系ゴムであることが好ましい。この場合、補強材を被覆するゴムの強度が向上して、タイヤの耐久性を向上させることができる。
本発明のタイヤにおいて、前記補強材を被覆するゴムは、コバルトの含有量が0.01質量%以下であることが好ましい。この場合、補強材を被覆するゴムの耐熱劣化性が向上し、また、環境にも優しくなる。
本発明のタイヤにおいて、前記補強材を被覆するゴムは、アルキルフェノール樹脂を含むことが好ましい。この場合も、補強材を被覆するゴムの強度が向上して、タイヤの耐久性を向上させることができる。
本発明によれば、生産性に優れるタイヤを提供することができる。
本発明のタイヤの一実施態様の断面図である。
以下に、本発明のタイヤを、その実施形態に基づき、詳細に例示説明する。
図1は、本発明のタイヤの一実施態様の断面図である。図1に示す本実施形態のタイヤは、一対のビード部1と、一対のサイドウォール部2と、トレッド部3と、ビード部1に埋設されたビードコア4間にトロイド状に延在させたカーカス5と、を具え、更に、トレッド部3において、トレッド踏面のタイヤ半径方向内側で、且つ、カーカス5のクラウン部のタイヤ半径方向外側に、2枚の補強層6a,6bからなるベルト6を具える。
本実施形態のタイヤにおいて、カーカス5は、1枚のカーカスプライから構成されており、また、ビード部1内に夫々埋設した一対のビードコア4間にトロイド状に延在する本体部と、各ビードコア4の周りでタイヤ幅方向の内側から外側に向けて半径方向外方に巻上げた折り返し部とからなるが、本発明のタイヤにおいて、カーカス5のプライ数及び構造は、これに限られるものではない。なお、カーカスとしては、タイヤの耐久性の観点から、ラジアルカーカスが好ましい。ここで、カーカス5を構成するカーカスプライは、複数の補強コードを被覆ゴムで被覆してなり、該補強コードとしては、ポリエチレンテレフタレートコード、ナイロンコード、レーヨンコード等の有機繊維コードの他、スチールコードを用いてもよい。
図1に示す本実施形態のタイヤは、トレッド部3に、補強材と、該補強材を被覆するゴムと、からなる補強層6a,6bを具え、該補強層6a,6bがタイヤのトレッド踏面のタイヤ半径方向内側に配置されている。
前記補強材としては、金属材料が好ましく、該金属材料としては、例えば、スチール、鉄、ステンレス、鉛、アルミニウム、銅、黄銅、青銅、モネル金属合金、ニッケル、亜鉛等の金属からなるコード状、板状、チェーン状のものが挙げられる。前記補強材としては、スチールコードが特に好ましく、該スチールコードの直径は、タイヤの用途等に応じて適宜選択される。
また、前記補強材としての金属材料は、表面にメッキ層を有していてもよく、該メッキ層としては、例えば、ブラスメッキ層、亜鉛メッキ層、銅メッキ層、ブロンズ(銅−スズ(Cu−Sn))メッキ層の他、銅−亜鉛−スズ(Cu−Zn−Sn)メッキ層や銅−亜鉛−コバルト(Cu−Zn−Co)メッキ層等の三元系合金メッキ等が挙げられる。これらの中でも、被覆ゴムとの接着性の観点から、ブラスメッキ層や銅−亜鉛−コバルトメッキ層が好ましい。なお、ブラスメッキ層における、銅と亜鉛の割合(Cu:Zn)は、質量基準で60:40〜70:30の範囲が好ましい。また、銅−亜鉛−コバルトメッキ層は、銅が60〜75重量%、コバルトが0.5〜10重量%であることが好ましい。また、メッキ層の層厚は、一般に100nm以上300nm以下である。
本実施形態のタイヤにおいては、前記補強材として、金属コードを用いることが好ましく、通常は、補強層6a,6bを構成するコードが互いにタイヤ赤道面を挟んで交差するように積層されてベルト6を構成している。なお、図中のベルト6は、2枚の補強層6a,6bからなるが、本発明のタイヤにおいて、ベルト6を構成する補強層の枚数は、1枚以上であればよく、これに限られるものではない。
本実施形態のタイヤにおいて、補強層6a,6bのタイヤ幅方向中央部6Cとは、補強層6a,6bを、タイヤ赤道面に平行な面で、タイヤ幅方向に均等に5分割した際に、タイヤ幅方向中央に位置する1/5の部分を指し、一方、前記補強層6a,6bのタイヤ幅方向端部6Eとは、補強層6a,6bを、タイヤ赤道面に平行な面で、タイヤ幅方向に均等に5分割した際に、タイヤ幅方向両最外側に位置する、一対の1/5の部分を指す。即ち、補強層6a,6bのタイヤ幅方向中央部6Cは、補強層6a,6bを、タイヤ赤道面に平行な面で、タイヤ幅方向に均等に5分割した際に、タイヤ幅方向中央に位置する、補強層6a,6bのタイヤ幅方向の最大幅Wの、1/5の範囲である。一方、補強層6a,6bのタイヤ幅方向端部6Eとは、補強層6a,6bを、タイヤ赤道面に平行な面で、タイヤ幅方向に均等に5分割した際に、タイヤ幅方向両最外側にそれぞれ位置する、補強層6a,6bのタイヤ幅方向の最大幅Wの、1/5の範囲である。
本実施形態のタイヤは、前記補強材を被覆するゴムが、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを含み、また、前記補強層6a,6bのタイヤ幅方向中央部6Cにおいて、前記補強材を被覆するゴムの50%伸長時のモジュラス(a)と、前記補強層6a,6bのタイヤ幅方向端部6Eにおいて、前記補強材を被覆するゴムの50%伸長時のモジュラス(b)と、の比(a/b)が、0.94以上1.06以下であることを特徴とする。補強材を被覆するゴム(以下、単に「被覆ゴム」と呼ぶことがある。)が、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを含むことで、過加硫による加硫戻りを抑制でき、加硫戻りによるモジュラスの低下を抑制できる。
ここで、前記補強層6a,6bのタイヤ幅方向中央部6Cの被覆ゴムの50%伸長時のモジュラス(a)と、前記補強層6a,6bのタイヤ幅方向端部6Eの被覆ゴムの50%伸長時のモジュラス(b)と、の比(a/b)が、0.94以上1.06以下であることは、補強層6a,6bの被覆ゴムの物性が均一であることを意味し、過加硫による加硫戻りが抑制されていることを意味する。過加硫による加硫戻りが抑制されているため、高温において、短時間で加硫工程を完了させても、補強層6a,6bのタイヤ幅方向中央部6Cと、補強層6a,6bのタイヤ幅方向端部6Eとで、ゴムの物性を均一にできる。そのため、タイヤの性能を低下させることなく、高温短時間加硫が可能となるため、本実施形態のタイヤは、生産性に優れる。
前記補強層6a,6bのタイヤ幅方向中央部6Cの被覆ゴムの50%伸長時のモジュラス(a)と、前記補強層6a,6bのタイヤ幅方向端部6Eの被覆ゴムの50%伸長時のモジュラス(b)と、の比(a/b)を、0.94以上1.06以下とする手法としては、補強層6a,6bの被覆ゴムに用いるゴム組成物の配合を調整したり、該ゴム組成物の混練条件を調整したり、タイヤの加硫条件を調整する等の手法が挙げられる。これらの手法により、被覆ゴムのモジュラスの加硫条件への依存性を小さくすることで、前記比(a/b)を、0.94以上1.06以下とすることができる。
本実施形態のタイヤにおいて、前記補強層6a,6bの被覆ゴムは、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを含む。該被覆ゴムには、例えば、ゴム成分に、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを配合してなるゴム組成物を適用することができる。N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドは、「加硫促進剤CZ」、「加硫促進剤CBS」とも呼ばれ、加硫反応を促進する作用を有する(以下、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを、「加硫促進剤CZ」と称することがある)。
前記補強層6a,6bの被覆ゴムがN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを含むことで(補強層6a,6bの被覆ゴムに用いるゴム組成物に、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを配合することで)、加硫戻りによるモジュラスの低下を抑制できるため、前記比(a/b)を0.94以上1.06以下の範囲に調整することが容易となる。なお、該被覆ゴム用のゴム組成物には、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドに加えて、種々の配合剤を配合することができ、例えば、アルキルフェノール樹脂を配合することが好ましい。
前記被覆ゴム中のN−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドの含有量は、被覆ゴムのゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.4質量部以上、より好ましくは0.45質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは0.55質量部以上、より一層好ましくは0.6質量部以上であり、また、好ましくは3質量部以下、より好ましくは1.5質量部以下、より好ましくは1.4質量部以下、より好ましくは1.3質量部以下、より好ましくは1.2質量部以下、より好ましくは1.1質量部以下、より好ましくは1.0質量部以下、より一層好ましくは0.9質量部以下である。N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドの含有量が、ゴム成分100質量部に対して、0.4質量部以上であれば、加硫反応を促進する効果が大きくなり、また、3質量部以下であれば、加硫戻りによるモジュラスの低下を更に抑制できる。
前記補強層6a,6bの被覆ゴムは、ゴム成分の50質量%以上がポリイソプレン系ゴムであることが好ましく、即ち、被覆ゴム用のゴム組成物は、ゴム成分の50質量%以上がポリイソプレン系ゴムであることが好ましい。被覆ゴムのゴム成分の50質量%以上がポリイソプレン系ゴムであると、被覆ゴムの強度が向上して、タイヤの耐久性を向上させることができる。
なお、被覆ゴムのゴム成分中のポリイソプレン系ゴムの含有量は、上述の通り、50質量%以上が好ましいが、60質量%以上が更に好ましく、また、100質量%(即ち、ゴム成分の全てがポリイソプレン系ゴム)であってもよい。
前記ポリイソプレン系ゴムは、天然ゴム(NR)と、合成イソプレンゴム(IR)と、を包含し、前記被覆ゴムは、天然ゴム(NR)、合成イソプレンゴム(IR)の一方を含んでもよいし、両方を含んでもよい。
前記被覆ゴムのゴム成分は、上述のポリイソプレン系ゴム以外のゴムを含んでもよい。該ポリイソプレン系ゴム以外のゴムとしては、例えば、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、スチレン−イソプレン共重合体ゴム(SIR)、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NBR)、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマーゴム、ブチルゴム(イソブチレン−イソプレン共重合体ゴム、IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、アルキル化クロロスルホン化ポリエチレンゴム、クロロプレンゴム(CR)等の等の合成ゴムを含んでもよい。これらゴム成分は、1種単独で用いてもよいし、2種以上のブレンドとして用いてもよい。
前記補強層6a,6bの被覆ゴムは、コバルトの含有量が0.01質量%以下であることが好ましく、即ち、被覆ゴム用のゴム組成物は、コバルトの含有量が0.01質量%以下、更には0.005質量%以下であることが好ましい。被覆ゴムのコバルトの含有量が0.01質量%以下であれば、被覆ゴムの耐熱劣化性を向上させることが可能となる。なお、被覆ゴムのコバルトの含有量の下限は、特に限定されず、被覆ゴムは、コバルトの含有量が0質量%であってもよい。また、コバルト化合物(又はコバルト化合物に由来するコバルト金属若しくはコバルトイオン)が、外部から被覆ゴムに移行する等、不純物として混入することもあり得るが、少なくとも被覆ゴムに用いるゴム組成物を製造する際には、コバルト化合物を配合しないことが好ましい。
前記補強層6a,6bの被覆ゴムは、アルキルフェノール樹脂を含むことが好ましく、即ち、被覆ゴム用のゴム組成物は、アルキルフェノール樹脂を含むことが好ましい。被覆ゴムがアルキルフェノール樹脂を含むことで、かかる被覆ゴムと補強材との複合体(例えば、スチールコード−ゴム複合体)は、劣化が進みにくく、湿熱劣化後の接着性により優れる。
前記アルキルフェノール樹脂は、アルキルフェノールと、ホルムアルデヒドと、の触媒下における縮合反応によって得られる。該アルキルフェノール樹脂としては、市販品を利用することができ、例えば、商品名「ヒタノール1502P」(日立化成株式会社製)、商品名「タッキロール201」(田岡化学工業株式会社製)、商品名「タッキロール250−I」(臭素化率4%の臭素化アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂、田岡化学工業株式会社製)、商品名「タッキロール250−III」(臭素化アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂、田岡化学工業株式会社製)、商品名「R7521P」、「SP1068」、「R7510PJ」、「R7572P」及び「R7578P」(スケネクタディ社製)、商品名「R7510PJ」(SI GROUP INC.製)等が挙げられる。
前記被覆ゴム中のアルキルフェノール樹脂の含有量は、被覆ゴムのゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.2質量部以上、より好ましくは0.3質量部以上、より好ましくは0.4質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上、より一層好ましくは0.6質量部以上であり、また、好ましくは3質量部以下、より好ましくは1.5質量部以下、より好ましくは1.4質量部以下、より好ましくは1.3質量部以下、より好ましくは1.2質量部以下、より一層好ましくは1.1質量部以下である。アルキルフェノール樹脂の含有量が、ゴム成分100質量部に対して、0.2質量部以上であれば、劣化が進みにくく、湿熱劣化後の接着性により優れ、また、3質量部以下であれば、好適な高い弾性率と製品使用時の低い発熱性を満たすことができる。
前記補強層6a,6bの被覆ゴムは、充填剤を含むことが好ましく、該充填剤としては、カーボンブラック、シリカ等が好ましい。被覆ゴムが充填剤を含むことで、被覆ゴムの強度が向上し、タイヤの耐久性が向上する。
前記カーボンブラックとしては、特に限定されるものではなく、例えば、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAFグレードのカーボンブラックが挙げられる。また、前記シリカとしては、特に制限はなく、例えば、湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム等が挙げられ、これらの中でも、湿式シリカが好ましい。これら充填剤は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記被覆ゴム中の充填剤の含有量は、被覆ゴムのゴム成分100質量部に対して、好ましくは30質量部以上、より好ましくは35質量部以上、より一層好ましくは40質量部以上であり、また、好ましくは120質量部以下、より好ましくは100質量部以下、より好ましくは80質量部以下、より好ましくは60質量部以下、より一層好ましくは55質量部以下である。充填剤の含有量が、ゴム成分100質量部に対して、30質量部以上の場合、被覆ゴムの強度が更に向上し、また、120質量部以下であれば、被覆ゴムに用いるゴム組成物の加工性が良好である。
前記補強層6a,6bの被覆ゴムは、加硫剤を含むことが好ましい。該加硫剤としては、硫黄等が挙げられる。
前記被覆ゴム中の加硫剤の含有量は、被覆ゴムのゴム成分100質量部に対し、硫黄分として、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは1質量部以上、より好ましくは2質量部以上、より好ましくは3質量部以上、より一層好ましくは4質量部以上であり、また、好ましくは10質量部以下、より好ましくは9質量部以下、より好ましくは8質量部以下、より一層好ましくは7質量部以下である。加硫剤の含有量が、ゴム成分100質量部に対して、硫黄分として0.1質量部以上であれば、被覆ゴムの強度等が向上し、また、10質量部以下であれば、被覆ゴムのゴム弾性を十分に確保できる。
前記補強層6a,6bの被覆ゴムには、上述したゴム成分、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(加硫促進剤CZ)、充填剤、加硫剤の他に、老化防止剤、軟化剤、シランカップリング剤、ステアリン酸、亜鉛華(酸化亜鉛)、ビスマレイミド化合物(BMI)、ヘキサメチレンビスチオサルフェート2ナトリウム塩2水和物(HTS)、フェノール樹脂、メチレン供与体等の配合剤を、本発明の目的を害しない範囲内で適宜選択して含有させることができる。これら配合剤としては、市販品を好適に使用することができる。
前記被覆ゴム中のステアリン酸の含有量は、被覆ゴムのゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.5質量部以上、より好ましくは0.6質量部以上、より好ましくは0.7質量部以上、より好ましくは0.8質量部以上、より一層好ましくは0.9質量部以上であり、また、好ましくは3.0質量部以下、より好ましくは2.5質量部以下、より好ましくは2.3質量部以下、より好ましくは2.1質量部以下、より一層好ましくは1.9質量部以下である。
前記被覆ゴム中の亜鉛華の含有量は、被覆ゴムのゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは2質量部以上、より一層好ましくは3質量部以上であり、また、好ましくは15質量部以下、より好ましくは12質量部以下、より一層好ましくは10質量部以下である。
前記ビスマレイミド化合物としては、下記式(1):
Figure 2021095071
で表される化合物が好ましい。
ここで、式(1)中、Xは、炭素数2〜4のアルキレン基、フェニレン基、又は芳香族環を1〜4有する炭素数6〜29の2価の炭化水素基を表し、R〜Rは、それぞれ独立して、水素原子、炭素数1〜5のアルキル基、−NH基又は−NO基を表す。
上記式(1)において、Xである炭素数2〜4のアルキレン基としては、エチレン基、プロピレン基、プロパン−2,2−ジイル基等が挙げられる。芳香族環を1〜4有する炭素数6〜29の2価の炭化水素基としては、メチレンビス(フェニレン)基、フェニレンビス(メチレン)基、フェノキシフェニル基等が挙げられる。また、この芳香族環は−O−、−S−、−SS−、−SO−等により結合されていてもよい。上記Xの中では、フェニレン基、芳香族環を1又は2有する炭素数8〜17の炭化水素基が好適であり、フェニレン基又は芳香族環を1又は2有する炭素数8〜13の炭化水素基がより好ましい。上記式(1)において、Xは置換基を有していてもよい。該置換基としては、例えば、炭素数1〜3のアルキル基、−NH、−NO、−F、−Cl、−Br等が挙げられる。
また、上記式(1)において、R〜Rで示される炭素数1〜5のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基等が挙げられる。なお、R〜Rとしては、水素原子が好ましい。
前記ビスマレイミド化合物の好適例としては、例えば、4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド、m−フェニレンビスマレイミド、N,N’−1,2−エチレンビスマレイミド、N,N’−1,2−プロピレンビスマレイミド、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン、2,2’−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル]プロパン、m−フェニレンビス(メチレン)ビスマレイミド、m−フェニレンビス(メチレン)ビスシトラコンイミド、1,1’−(メチレンジ−4,1−フェニレン)ビスマレイミド等が挙げられる。これらビスマレイミド化合物は、一種単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらの中でも、補強材と被覆ゴムとの間の初期接着性の観点から、4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド及びm−フェニレンビスマレイミドが好ましく、4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミドが特に好ましい。
前記ビスマレイミド化合物の含有量は、被覆ゴムのゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.05質量部以上、より好ましくは0.1質量部以上、より一層好ましくは0.3質量部以上であり、また、好ましくは5質量部以下、より好ましくは4質量部以下、より一層好ましくは3質量部以下である。ビスマレイミド化合物の配合量が、ゴム成分100質量部に対して0.05質量部以上であれば、補強材と被覆ゴムとの初期接着性を向上させる効果が大きくなり、また、5質量部以下であれば、被覆ゴムの弾性率を高くすることができ、補強材−ゴム複合体の湿熱接着性を向上させることができる。
前記ヘキサメチレンビスチオサルフェート2ナトリウム塩2水和物(HTS)、は、下記式(2):
NaOS−S−(CH−S−SONa・2HO ・・・ (2)
で表される。該HTSは、補強材と被覆ゴムとの接着性の向上に寄与する。
前記HTSの含有量は、被覆ゴムのゴム成分100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは0.3質量部以上、より一層好ましくは0.5質量部以上であり、また、好ましくは3.0質量部以下、より好ましくは2.5質量部以下、より一層好ましくは2質量部以下である。
前記フェノール樹脂は、例えば、フェノール類とアルデヒド類との反応で得られる。該フェノール樹脂は、補強材と被覆ゴムとの接着性の向上に寄与する。ここで、原料のフェノール類としては、フェノール、クレゾール等が挙げられ、また、アルデヒド類としては、ホルムアルデヒド等が挙げられる。前記フェノール樹脂は、レゾール型のフェノール樹脂でも、ノボラック型のフェノール樹脂でもよい。また、該フェノール樹脂は、オイル変性されていてもよく、該オイルとしては、ロジン油、トール油、カシュー油、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸等が挙げられる。
前記フェノール樹脂の含有量は、被覆ゴムのゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは2質量部以上、より一層好ましくは3質量部以上であり、また、好ましくは15質量部以下、より好ましくは12質量部以下、より一層好ましくは10質量部以下である。
前記メチレン供与体は、フェノール樹脂の硬化剤として作用する。該メチレン供与体としては、ヘキサメトキシメチルメラミン(HMMM)、ヘキサメチレンテトラミン、ヘキサメチルメチロールメラミン等が挙げられる。
前記メチレン供与体の含有量は、フェノール樹脂100質量部に対して、好ましくは10質量部以上、より好ましくは20質量部以上、より一層好ましくは30質量部以上であり、また、好ましくは120質量部以下、より好ましくは100質量部以下、より一層好ましくは80質量部以下である。
また、前記補強層6a,6bの被覆ゴム(被覆ゴム用ゴム組成物)は、公知の方法で製造でき、例えば、ゴム成分に、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドと、必要に応じて適宜選択した各種配合剤を配合して、混練り、熱入れ、押出等することにより製造することができる。
更に、前記被覆ゴム(被覆ゴム用ゴム組成物)によって、前記補強材を被覆することで、補強材−ゴム複合体を作製した後、該補強材−ゴム複合体を、他のゴム部材と共に積層して、生タイヤを成形し、該生タイヤを加硫することで、本実施形態のタイヤを作製することができる。
本実施形態のタイヤは、適用するタイヤの種類に応じ、未加硫のゴム組成物を用いて成形後に加硫して得てもよく、又は予備加硫工程等を経た半加硫ゴムを用いて成形後、さらに本加硫して得てもよい。なお、本実施形態のタイヤは、空気入りタイヤであることが好ましく、該空気入りタイヤに充填する気体としては、通常の或いは酸素分圧を調整した空気の他、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスを用いることができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
<被覆ゴム用ゴム組成物の調製と評価>
表1に示す配合処方に従い、通常のバンバリーミキサーを用いて、ゴム組成物を製造した。得られたゴム組成物に対して、下記の方法で、高温加硫と、低温加硫と、を行い、それぞれの加硫条件におけるモジュラスを測定した。結果を表1に示す。
(1)高温加硫、低温加硫での、ゴム組成物のモジュラスの測定
ゴム組成物を170℃で、8分間加硫(高温加硫)して得た試験片と、ゴム組成物を145℃で、40分間加硫(低温温加硫)して得た試験片と、をそれぞれ準備した。
該試験片に対して、JIS K6251:2017に従って、室温(25℃)において引張試験を行い、50%伸長時のモジュラス(Mod50、50%伸長時の引張応力)を測定した。
<タイヤの作製と評価>
補強材として、スチールコードを使用した。
上記のようにして得られたゴム組成物を、補強材の被覆ゴムに用いて、補強材−ゴム複合体を準備し、該補強材−ゴム複合体を、ベルトを構成する補強層に用いて、生タイヤを成形した。更に、該生タイヤを、タイヤの最厚部が十分に加硫するまで加硫して、図1に示す構造で、サイズ155/65R14の乗用車用タイヤを作製した。得られたタイヤに対して、下記の方法で補強層の被覆ゴムのモジュラスを測定した。
(2)タイヤの補強層の被覆ゴムのモジュラスの測定
作製したタイヤから、ベルト(補強層)を取り出し、ベルト(補強層)のタイヤ幅方向中央部と、ベルト(補強層)のタイヤ幅方向端部と、のそれぞれの被覆ゴム部分から試験片を作製した。
該試験片に対して、JIS K6251:2017に従って、室温(25℃)において引張試験を行い、50%伸長時のモジュラス(Mod50、50%伸長時の引張応力)を測定した。試験は、各4回行い、その平均値を表1に示す。
また、ベルト(補強層)のタイヤ幅方向中央部の被覆ゴムの50%伸長時のモジュラス(a)と、タイヤ幅方向端部の被覆ゴムの50%伸長時のモジュラス(b)と、の比(a/b)が、0.94以上1.06以下であるタイヤを、生産性が良好(〇)と評価し、該比(a/b)が、0.94未満又は1.06超のタイヤを生産性が不良(×)と評価した。
Figure 2021095071
*1 NR: 天然ゴム(ポリイソプレン系ゴム)、TSR10
*2 カーボンブラック: HAF、旭カーボン社製、商品名「旭#70L」(窒素吸着比表面積=81m/g)
*3 シリカ: 東ソー・シリカ株式会社製、商品名「ニップシールAQ」(CTAB比表面積=155m/g)
*4 フェノール樹脂: 無変性フェノール樹脂(フェノール・ホルムアルデヒド樹脂)、住友ベークライト社製、商品名「スミライトレジンPR−50235」
*5 ヘキサメトキシメチルメラミン: ALLNEX社製、商品名「CYREZ 964」
*6 有機酸コバルト: OMG社製、商品名「マノボンドC」
*7 亜鉛華: ハクスイテック社製、商品名「酸化亜鉛2種」
*8 ステアリン酸: 新日本理化社製、商品名「ステアリン酸50S」
*9 老化防止剤A: 2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、大内新興化学工業社製、商品名「ノクラック NS−6」
*10 老化防止剤B: N−フェニル−N’−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン、大内新興化学工業社製、商品名「ノクラック 6C」
*11 老化防止剤C: 精工化学社製、商品名「ノンフレックス RD−S」
*12 硫黄: 鶴見化学工業社製、商品名「粉末硫黄」
*13 BMI: N,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド、大和化成工業社製、商品名「BMI−RB」
*14 アルキルフェノール樹脂: アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂、SUMITOMO BAKELITE EUROPE社製、商品名「DUREZ 19900」
*15 加硫促進剤DCBS: スルフェンアミド系加硫促進剤、N,N−ジシクロヘキシル ベンゾチアジル−2−スルフェンアミド、大内新興化学工業社製、商品名「ノクセラー DZ」
*16 加硫促進剤CBS: スルフェンアミド系加硫促進剤、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、大内新興化学工業社製、商品名「ノクセラー CZ−G」
*17 HTS: フレキシス(株)製、ヘキサメチレンビスチオサルフェート2ナトリウム塩2水和物
*18 加硫遅延剤: N−シクロヘキシルチオフタルイミド、フレキシス社製、商品名「SANTOGARDPVI・PDR・D」
表1から、本発明に従う実施例のタイヤは、補強層の、タイヤ幅方向中央部と、タイヤ幅方向端部とで、被覆ゴムのモジュラスの差が小さく、タイヤの性能を低下させることなく、高温短時間加硫が可能であるため、生産性に優れることが分かる。
1:ビード部、 2:サイドウォール部、 3:トレッド部、 4:ビードコア、 5:カーカス、 6:ベルト、 6a,6b:補強層、 6C:補強層のタイヤ幅方向中央部、 6E:補強層のタイヤ幅方向端部、 W:補強層のタイヤ幅方向の最大幅

Claims (4)

  1. 補強材と、該補強材を被覆するゴムと、からなる補強層を具えるタイヤであって、
    前記補強層が、トレッド踏面のタイヤ半径方向内側に配置されており、
    前記補強材を被覆するゴムが、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミドを含み、
    前記補強層のタイヤ幅方向中央部において、前記補強材を被覆するゴムの50%伸長時のモジュラス(a)と、前記補強層のタイヤ幅方向端部において、前記補強材を被覆するゴムの50%伸長時のモジュラス(b)と、の比(a/b)が、0.94以上1.06以下であることを特徴とする、タイヤ。
  2. 前記補強材を被覆するゴムは、ゴム成分の50質量%以上がポリイソプレン系ゴムである、請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記補強材を被覆するゴムは、コバルトの含有量が0.01質量%以下である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記補強材を被覆するゴムが、アルキルフェノール樹脂を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のタイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023090022A1 (ja) * 2021-11-17 2023-05-25 株式会社ブリヂストン 空気入りタイヤ

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