JP2021094253A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
【課題】漏れ防止作用と高いフィット性とを両立することが可能な吸収性物品の提供に関する。【解決手段】吸収性物品は、吸収性コアを備える。吸収性コアは幅の狭い中間コア部を有する。中間コア部は、横方向における中央部に位置する中高部と、中高部の横方向両側に位置する一対の側部と少なくとも一対の側部に形成され横方向に延びる低坪量の横溝部と、を含む。中高部は、一対の側部から厚み方向に突出する。吸収性物品は、一対の側部上にそれぞれ位置し縦方向に延びる一対の圧搾溝をさらに備える。一対の圧搾溝各々は、不連続部を介して相互に離間する複数の断片部を有する。複数の断片部は、不連続部によって横溝部を横切らないように配置される。【選択図】図3
Description
本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
従来より、生理用ナプキン(ナプキン)等の吸収性物品においては、漏れ防止作用を向上する手法として、様々な圧搾溝が提案されている。
特許文献1には、装着時に身体によってナプキンに強い圧縮力が横方向から付加された場合でも漏れを防止する観点から、2つの横方向チャネルによって形成された一対の横方向強化要素を包含する強化構造体が提案されている。
特許文献1には、装着時に身体によってナプキンに強い圧縮力が横方向から付加された場合でも漏れを防止する観点から、2つの横方向チャネルによって形成された一対の横方向強化要素を包含する強化構造体が提案されている。
圧搾溝は、漏れ防止作用を有する一方で、吸収性物品の剛性を部分的に高め、装着感、フィット性を低下させ易い。そこで、吸収性コアの柔軟性やフィット性を高める観点から、吸収性コアに中高部を設けたり、低坪量の部分を設けたりする技術が知られている。
特許文献2には、前後方向に延びる圧搾部と、排泄口当接域において中高部を有し低目付領域によってブロック状に分断された吸収性コアと、を備えた吸収性物品が記載されている。
特許文献2には、前後方向に延びる圧搾部と、排泄口当接域において中高部を有し低目付領域によってブロック状に分断された吸収性コアと、を備えた吸収性物品が記載されている。
特許文献2に記載の技術を適用した場合でも、圧搾溝によって、吸収性コアによるフィット性や装着感を高める効果が低下する傾向にある。
本発明の課題は、漏れ防止作用と高いフィット性とを両立することが可能な吸収性物品の提供に関する。
本発明の一形態に係る吸収性物品は、液透過性の表面シートと、裏面シートと、吸収性コアを有し前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向及び前記縦方向に直交する横方向を有する。
前記吸収性コアは、
前記縦方向の両端部側に位置する前方コア部及び後方コア部と、
前記前方コア部及び前記後方コア部の間に位置し、前記前方コア部及び前記後方コア部よりも幅の狭い中間コア部と、を有する。
前記中間コア部は、
前記横方向における中央部に位置する中高部と、
前記中高部の前記横方向両側に位置する一対の側部と、
少なくとも前記一対の側部に形成され前記横方向に延びる低坪量の横溝部と、を含む。
前記中高部は、前記一対の側部から厚み方向に突出する。
前記吸収性物品は、
前記一対の側部上にそれぞれ位置し前記縦方向に延びる一対の圧搾溝をさらに備える。
前記一対の圧搾溝各々は、不連続部を介して相互に離間する複数の断片部を有する。
前記不連続部によって、前記断片部は、一つの前記横溝部を横切らないように配置される。
前記吸収性コアは、
前記縦方向の両端部側に位置する前方コア部及び後方コア部と、
前記前方コア部及び前記後方コア部の間に位置し、前記前方コア部及び前記後方コア部よりも幅の狭い中間コア部と、を有する。
前記中間コア部は、
前記横方向における中央部に位置する中高部と、
前記中高部の前記横方向両側に位置する一対の側部と、
少なくとも前記一対の側部に形成され前記横方向に延びる低坪量の横溝部と、を含む。
前記中高部は、前記一対の側部から厚み方向に突出する。
前記吸収性物品は、
前記一対の側部上にそれぞれ位置し前記縦方向に延びる一対の圧搾溝をさらに備える。
前記一対の圧搾溝各々は、不連続部を介して相互に離間する複数の断片部を有する。
前記不連続部によって、前記断片部は、一つの前記横溝部を横切らないように配置される。
以上のように、本発明の吸収性物品によれば、漏れ防止作用と、高いフィット性とを両立することが可能である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[ナプキンの全体構成]
図1に示す吸収性物品1は、本体Mと、一対のウイング部Wと、一対の後方フラップ部Fと、を備える。吸収性物品1は、生理用ナプキンとして構成され、以下、ナプキン1と称する。
ナプキン1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと、着用者の左右方向に対応し縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。さらに、ナプキン1は、縦方向X及び横方向Yの双方に直交する厚み方向Zを有する。なお、本明細書では、「縦方向X前方」を単に「前方」、「縦方向X後方」を単に「後方」とも称する。また、本明細書では、厚み方向Zに関しては、着用時に着用者の肌に近い側を上又は肌側、着衣に近い側を下又は非肌側という事がある。
図1に示す吸収性物品1は、本体Mと、一対のウイング部Wと、一対の後方フラップ部Fと、を備える。吸収性物品1は、生理用ナプキンとして構成され、以下、ナプキン1と称する。
ナプキン1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと、着用者の左右方向に対応し縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。さらに、ナプキン1は、縦方向X及び横方向Yの双方に直交する厚み方向Zを有する。なお、本明細書では、「縦方向X前方」を単に「前方」、「縦方向X後方」を単に「後方」とも称する。また、本明細書では、厚み方向Zに関しては、着用時に着用者の肌に近い側を上又は肌側、着衣に近い側を下又は非肌側という事がある。
本体Mは、縦方向Xに沿って延び、着用時に着用者の着衣の内面に固定される。本体Mは、後述する吸収体4を有しており、着用者の経血等の液状物(以下、「液」とも称する)を吸収する機能を有する。本体Mにおいて、ウイング部Wの前後基端部間の領域は、通常の着用位置において着用者の排泄部に対向する排泄部対向領域Cとして定義される。なお、ここでいう「通常の着用位置」は、ナプキン1の通常想定される着用位置を意味する。
ウイング部Wは、本体Mから横方向Y外方に突出する。
後方フラップ部Fは、本体Mの後方部において横方向Yの外方に膨出する。
なお、ナプキン1は、ウイング部W及び後方フラップ部Fのうちの少なくとも一つを有さなくてもよい。
さらに、ナプキン1は、複数の圧搾溝を備えている。圧搾溝の構成については、後述する。
後方フラップ部Fは、本体Mの後方部において横方向Yの外方に膨出する。
なお、ナプキン1は、ウイング部W及び後方フラップ部Fのうちの少なくとも一つを有さなくてもよい。
さらに、ナプキン1は、複数の圧搾溝を備えている。圧搾溝の構成については、後述する。
図2に示すように、ナプキン1は、吸収体4と、表面シート2と、裏面シート3と、一対のサイドシート5と、を備える。本体Mにおいて、ナプキン1は、裏面シート3、吸収体4及び表面シート2が厚み方向Zに積層された構成を有する。これらの構成は、例えば、接着剤や熱シール等による接合、及び後述する圧搾溝によるエンボス加工等によって、適宜接合されて一体化している。
吸収体4は、縦方向Xに沿って延び、表面シート2と裏面シート3との間に配置される。吸収体4は、液を表面シート2側の面から吸収し、内部で拡散させて当該液を保持する。
吸収体4は、吸収性コア7と、コアラップシート8と、を有する。
吸収性コア7は、例えば、パルプ繊維等の親水性繊維で構成された繊維集合体で形成されてもよいし、当該繊維集合体に吸水性ポリマーを保持させた構成を有していてもよい。
コアラップシート8は、吸収性コア7を被覆し、例えば吸収性コア7の形状を保持する機能等を有する。コアラップシート8は、例えばティッシュペーパー状の薄く柔らかい紙や液透過性の不織布等で形成される。
吸収体4は、吸収性コア7と、コアラップシート8と、を有する。
吸収性コア7は、例えば、パルプ繊維等の親水性繊維で構成された繊維集合体で形成されてもよいし、当該繊維集合体に吸水性ポリマーを保持させた構成を有していてもよい。
コアラップシート8は、吸収性コア7を被覆し、例えば吸収性コア7の形状を保持する機能等を有する。コアラップシート8は、例えばティッシュペーパー状の薄く柔らかい紙や液透過性の不織布等で形成される。
表面シート2は、液透過性のシート材として構成され、吸収体4の厚み方向Z上方に配置される。なお、表面シート2と吸収体4との間には、表面シート2から吸収体4への液の透過性の向上、吸収体4に吸収された液の表面シート2への液戻りの防止等の観点から、セカンドシート(サブレイヤーシート)が配置されていてもよい。
裏面シート3は、吸収体4の厚み方向Z下方に配置される。裏面シート3は、例えばその周縁において、表面シート2及びサイドシート5と、吸収体4を介さずに熱シールによって接合される。裏面シート3は、接着剤等によって吸収体4に接合されていてもよい。
裏面シート3は、例えば、液難透過性、水蒸気透過性及び撥水性等の機能を有するシート材で形成される。当該シート材としては、例えば熱可塑性樹脂のフィルムや、当該フィルムと不織布とのラミネート等を用いることができる。
なお、裏面シート3には、図示はしないが、着衣に対して本体M及びウイング部W、一対の後方フラップ部F等を固定する粘着部が設けられている。
裏面シート3は、例えば、液難透過性、水蒸気透過性及び撥水性等の機能を有するシート材で形成される。当該シート材としては、例えば熱可塑性樹脂のフィルムや、当該フィルムと不織布とのラミネート等を用いることができる。
なお、裏面シート3には、図示はしないが、着衣に対して本体M及びウイング部W、一対の後方フラップ部F等を固定する粘着部が設けられている。
一対のサイドシート5は、表面シート2の横方向Y外側に配置される。サイドシート5の材料としては、表面シート2よりも親水性が小さいシート材料が好ましく、具体的には、表面シート2よりも親水性の低い不織布、フィルム材料、及び不織布とフィルム材料のラミネート構造のシートが挙げられる。サイドシート5は、例えば接着剤Eによって表面シート2に接合されている。
[吸収性コアの全体構成]
図3に示すように、吸収性コア7は、前方コア部9と、中間コア部10と、後方コア部11と、を有する。前方コア部9、中間コア部10及び後方コア部11は、縦方向Xに沿って並んでいる。すなわち、前方コア部9及び後方コア部11は縦方向Xの両端部側に位置し、前方コア部9及び後方コア部11の間に中間コア部10が位置する。中間コア部10の少なくとも一部は、排泄部対向領域Cに位置する。ナプキン1においては、中間コア部10の縦方向Xの長さが、排泄部対向領域Cの縦方向Xの長さ以上となっている。前方コア部9及び後方コア部11は、着用者の排泄部の前方及び後方にそれぞれ対向する部分である。吸収性コア7は、横方向Yにおいて左右対称な平面形状を有する。
図3に示すように、吸収性コア7は、前方コア部9と、中間コア部10と、後方コア部11と、を有する。前方コア部9、中間コア部10及び後方コア部11は、縦方向Xに沿って並んでいる。すなわち、前方コア部9及び後方コア部11は縦方向Xの両端部側に位置し、前方コア部9及び後方コア部11の間に中間コア部10が位置する。中間コア部10の少なくとも一部は、排泄部対向領域Cに位置する。ナプキン1においては、中間コア部10の縦方向Xの長さが、排泄部対向領域Cの縦方向Xの長さ以上となっている。前方コア部9及び後方コア部11は、着用者の排泄部の前方及び後方にそれぞれ対向する部分である。吸収性コア7は、横方向Yにおいて左右対称な平面形状を有する。
中間コア部10は、前方コア部9の幅D1及び後方コア部11の幅D3よりも狭い幅D2を有する。つまり、吸収性コア7は、中間コア部10において横方向Yに括れた平面形状を有する。
中間コア部10は、図3に示す例において、幅が縦方向Xに沿って一定に構成される。中間コア部10の幅D2は、横方向Yにおける最小幅をいうものとする。なお、中間コア部10は、幅が一定の領域を有していなくてもよい。この場合は、後述する中高部12の前端部を通り横方向Yに延びる直線と、中高部12の後端部を通り横方向Yに延びる直線との間に位置する領域を中間コア部10とし、その前方及び後方に位置する領域を、それぞれ前方コア部9及び後方コア部11とする。
なお、ある領域において「幅が一定」とは、当該領域の横方向Yにおける最小幅を100%としたときに、各領域内の幅の変動が20%以下に収まっていることをいう。当該変動は、15%以下が好ましく、10%以下がより好ましい。
中間コア部10は、図3に示す例において、幅が縦方向Xに沿って一定に構成される。中間コア部10の幅D2は、横方向Yにおける最小幅をいうものとする。なお、中間コア部10は、幅が一定の領域を有していなくてもよい。この場合は、後述する中高部12の前端部を通り横方向Yに延びる直線と、中高部12の後端部を通り横方向Yに延びる直線との間に位置する領域を中間コア部10とし、その前方及び後方に位置する領域を、それぞれ前方コア部9及び後方コア部11とする。
なお、ある領域において「幅が一定」とは、当該領域の横方向Yにおける最小幅を100%としたときに、各領域内の幅の変動が20%以下に収まっていることをいう。当該変動は、15%以下が好ましく、10%以下がより好ましい。
前方コア部9は、例えば、中間コア部10側にテーパ形状を有するとともに、その前方に幅が一定の領域を有する。前方コア部9の幅D1は、横方向Yにおける最大幅をいうものとし、図3に示す例において、上記幅が一定の領域における幅である。
後方コア部11は、例えば、中間コア部10側にテーパ形状を有するとともに、その後方に幅が一定の領域を有する。後方コア部11の幅D3は、横方向Yにおける最大幅をいうものとし、図3に示す例において、上記幅が一定の領域における幅である。
前方コア部9の横方向Yの幅D1及び後方コア部11の横方向Yの幅D3は同一でも異なっていてもよく、図3に示す例では、略同一の寸法を有する。
前方コア部9及び後方コア部11の縦方向Xの長さは同一でも異なっていてもよく、例えば後方コア部11がより長く構成される。
前方コア部9及び後方コア部11の縦方向Xの長さは同一でも異なっていてもよく、例えば後方コア部11がより長く構成される。
吸収性コア7が幅狭な中間コア部10を有することで、着用者の両脚が閉じ股間幅が狭くなった場合に、中間コア部10に付加される横方向Yからの外力を低減させることができる。これにより、後述するように、当該外力に起因する中間コア部10のフィット性を低下させるような変形を抑制することができる。
[中間コア部の構成]
図2及び図3に示すように、中間コア部10は、中高部12と、中高部12の横方向Y両側に位置する一対の側部13と、を含む。図3では、中高部12を密なドットパターンで示し、側部13を疎なドットパターンで示している。
図2及び図3に示すように、中間コア部10は、中高部12と、中高部12の横方向Y両側に位置する一対の側部13と、を含む。図3では、中高部12を密なドットパターンで示し、側部13を疎なドットパターンで示している。
中高部12は、中間コア部10の横方向Yにおける中央部に位置し、一対の側部13から厚み方向Zに突出する。図2に示す例では、中高部12は、一対の側部13から厚み方向Z上方に突出している。中高部12は、全体として側部13よりも高い坪量を有し、厚く構成される。
中高部12は、例えば中間コア部10の全長にわたって縦方向Xに延在している。図3に示す例では、中高部12の前後端部は、円弧形状又は楕円弧形状を有しているが、三角形状、台形状、角が丸い矩形状等、種々の形状であり得る。
中高部12により、着用時に、中間コア部10が厚み方向Z上方に盛り上がるような形状を採り易くなる。これにより、中間コア部10における着用者の排泄部に対するフィット性を向上させることができる。
中高部12により、着用時に、中間コア部10が厚み方向Z上方に盛り上がるような形状を採り易くなる。これにより、中間コア部10における着用者の排泄部に対するフィット性を向上させることができる。
さらに、図3に示すように、中間コア部10は、横方向Yに延びる低坪量の横溝部14を含む。横溝部14において「横方向Yに延びる」とは、全体として横方向Yに延びていればよく、少なくとも一部が湾曲又は蛇行している態様も含むものとする。
横溝部14は、例えば、少なくとも一対の側部13に形成されている。横溝部14は、側部13から中高部12まで延びていてもよいし、側部13のみに形成されていてもよい。図3に示す例では、各横溝部14は、一方の側部13から中高部12を通って他方の側部13まで延びており、中間コア部10の横方向Y全幅にわたって延びている。
なお、図3に示す吸収性コア7は、中間コア部10と前方コア部9との境界部、及び中間コア部10と後方コア部11との境界部にも横方向Yに延びる溝部を有しているが、これらの溝部は、ここでいう横溝部14には含まないものとする。
中間コア部10は、図3に示す例では、複数の横溝部14を有している。これらの横溝部14は、縦方向Xに間隔をあけて配置されており、図3に示す例では、略一定の間隔をあけて配置されている。
横溝部14は、例えば、少なくとも一対の側部13に形成されている。横溝部14は、側部13から中高部12まで延びていてもよいし、側部13のみに形成されていてもよい。図3に示す例では、各横溝部14は、一方の側部13から中高部12を通って他方の側部13まで延びており、中間コア部10の横方向Y全幅にわたって延びている。
なお、図3に示す吸収性コア7は、中間コア部10と前方コア部9との境界部、及び中間コア部10と後方コア部11との境界部にも横方向Yに延びる溝部を有しているが、これらの溝部は、ここでいう横溝部14には含まないものとする。
中間コア部10は、図3に示す例では、複数の横溝部14を有している。これらの横溝部14は、縦方向Xに間隔をあけて配置されており、図3に示す例では、略一定の間隔をあけて配置されている。
横溝部14は、例えば吸収性コア7の厚み方向Zの上面から下方に向かって形成された溝を含む。横溝部14は、周囲の領域よりも低い坪量で構成される。
なお、横溝部14等の溝部の「低坪量」とは、吸収性コア7の材料が存在する形態の他、吸収性コア7の材料が存在しない形態も含む概念である。横溝部14等の溝部で吸収性コア7の材料が存在する形態では、各溝部を介してその両側に位置する吸収性コア7のブロック状部位が接続されているため、吸収性コア7の変形及び破壊等を抑制しつつ柔軟性を付与できるため、より好ましい。
なお、横溝部14等の溝部の「低坪量」とは、吸収性コア7の材料が存在する形態の他、吸収性コア7の材料が存在しない形態も含む概念である。横溝部14等の溝部で吸収性コア7の材料が存在する形態では、各溝部を介してその両側に位置する吸収性コア7のブロック状部位が接続されているため、吸収性コア7の変形及び破壊等を抑制しつつ柔軟性を付与できるため、より好ましい。
横溝部14は、他の領域と比較して低い剛性を有する。これにより、吸収性コア7が、横溝部14を起点として変形し易くなる。着用者の身体形状は、排泄口の前方及び後方で湾曲し得る。横溝部14によって、それらの湾曲形状に対応して吸収性コア7が縦方向Xに柔軟に湾曲し易くなる。したがって、ナプキン1の着用者に対するフィット性をさらに高めることができる。
[中間圧搾溝の構成]
図1及び図3に示すように、ナプキン1は、さらに、一対の側部13上に位置し縦方向Xに延びる一対の圧搾溝15をさらに備える。一対の圧搾溝15は、典型的には、左右対称に構成される。
「圧搾溝15が側部13上に位置する」とは、圧搾溝15が、側部13上の表面シート2及び側部13を圧搾して形成されることを意味する。
「圧搾溝15が縦方向Xに延びる」とは、後述する断片部16の集合体が全体として縦方向Xに延びていることを意味する。
以下、中間コア部10の側部13上に位置する圧搾溝15を、「中間圧搾溝15」と称する。なお、ナプキン1は、中間圧搾溝15の他、後述するように、前方コア部9上に位置する前方圧搾溝25と、後方コア部11上に位置する後方圧搾溝26と、を備えていてもよい。
図1及び図3に示すように、ナプキン1は、さらに、一対の側部13上に位置し縦方向Xに延びる一対の圧搾溝15をさらに備える。一対の圧搾溝15は、典型的には、左右対称に構成される。
「圧搾溝15が側部13上に位置する」とは、圧搾溝15が、側部13上の表面シート2及び側部13を圧搾して形成されることを意味する。
「圧搾溝15が縦方向Xに延びる」とは、後述する断片部16の集合体が全体として縦方向Xに延びていることを意味する。
以下、中間コア部10の側部13上に位置する圧搾溝15を、「中間圧搾溝15」と称する。なお、ナプキン1は、中間圧搾溝15の他、後述するように、前方コア部9上に位置する前方圧搾溝25と、後方コア部11上に位置する後方圧搾溝26と、を備えていてもよい。
図3に示すように、各中間圧搾溝15は、不連続部Nを介して相互に離間する複数の断片部16を有する。つまり、各中間圧搾溝15は、複数の断片部16の集合体として構成される。
拡大図である図4に示すように、各断片部16は、縦方向Xにおける2つの端部17を含み、縦方向Xのベクトル成分を含む方向に延びる線状溝として構成される。本明細書において、圧搾溝における「線状」は、溝の形状が平面視において直線状の態様に限られず、曲線状の態様や、直線状と曲線状とからなる態様を含む。また、この「線状」は、高圧搾部分が延在方向にわずかに離間して並んでおり、全体として線状の溝が形成される態様も含む。各断片部16の形状は同一でもよいが、図3に示す例では異なっている。
拡大図である図4に示すように、各断片部16は、縦方向Xにおける2つの端部17を含み、縦方向Xのベクトル成分を含む方向に延びる線状溝として構成される。本明細書において、圧搾溝における「線状」は、溝の形状が平面視において直線状の態様に限られず、曲線状の態様や、直線状と曲線状とからなる態様を含む。また、この「線状」は、高圧搾部分が延在方向にわずかに離間して並んでおり、全体として線状の溝が形成される態様も含む。各断片部16の形状は同一でもよいが、図3に示す例では異なっている。
断片部16は、表面シート2側から吸収体4に向かって厚み方向Zに圧搾加工することによって形成される。断片部16は、表面シート2及び吸収体4が裏面シート3側に向かって一体的に凹陥した構成を有する(図2参照)。断片部16は、熱エンボス加工又は超音波シール加工等の圧搾加工により常法に従って形成することができる。断片部16では、表面シート2及び吸収体4が熱融着等により一体化している。
断片部16は、周囲の領域と比較して圧密化されており、高い剛性を有する。また、断片部16は、周囲の領域と比較して繊維密度が高いため、毛管作用によって液を引き込み、保持する機能を有する。これにより、断片部16及びこれを含む中間圧搾溝15は、横方向Y外側への液の漏れを防止する防漏作用を有する。
複数の断片部16は、不連続部Nによって横溝部14を横切らないように配置される。
図4に示すように、不連続部Nは、ある断片部16の一方の端部17と、この端部17に最も近い他の断片部16の端部17と、を結ぶ仮想的な帯状の領域として定義される。不連続部Nによって仮想的に結ばれた2つの端部17を、以下、「不連続部Nを介して配置された2つの端部17」とも称する。
不連続部Nの長さは、各断片部16を完全に分離しつつ、後述する作用効果を確実に得る観点から、好ましくは2mm以上、より好ましくは4mm以上であり、好ましくは20mm以下、より好ましくは15mm以下である。なお、不連続部Nの長さは、不連続部Nを介して配置された2つの端部17の距離とする。
図4に示すように、不連続部Nは、ある断片部16の一方の端部17と、この端部17に最も近い他の断片部16の端部17と、を結ぶ仮想的な帯状の領域として定義される。不連続部Nによって仮想的に結ばれた2つの端部17を、以下、「不連続部Nを介して配置された2つの端部17」とも称する。
不連続部Nの長さは、各断片部16を完全に分離しつつ、後述する作用効果を確実に得る観点から、好ましくは2mm以上、より好ましくは4mm以上であり、好ましくは20mm以下、より好ましくは15mm以下である。なお、不連続部Nの長さは、不連続部Nを介して配置された2つの端部17の距離とする。
「不連続部Nによって、複数の断片部16が横溝部14を横切らないように配置される」とは、不連続部Nを介して配置された2つの端部17のうちの少なくとも一方の端部17が、横溝部14と縦方向X若しくは横方向Yに近接して配置されること、又は横溝部14と平面視において一部だけで重なって配置されること、を意味する。「端部17が横溝部14と近接して配置される」とは、端部17が平面視において横溝部14と接している、又は端部17が平面視において横溝部14と4mm以下の間隔をあけて配置されていることを意味する。なお、「平面視」とは、厚み方向Zから見た平面視を意味する。
図3及び図4に示す例では、端部17は、横溝部14と縦方向Xに近接して配置されている。なお、横溝部14が側部13のみに形成されている場合では、端部17が、横溝部14と横方向Yに近接して配置されることもあり得る。
図3及び図4に示す例では、端部17は、横溝部14と縦方向Xに近接して配置されている。なお、横溝部14が側部13のみに形成されている場合では、端部17が、横溝部14と横方向Yに近接して配置されることもあり得る。
不連続部Nを介して配置された2つの端部17は、縦方向X又は横方向Yの少なくとも一方に離間している。図3及び図4に示す例では、これら2つの端部17が縦方向X及び横方向Yに離間している。「2つの端部17が縦方向Xに離間している」とは、一方の端部17を通る仮想的な横方向Yに沿った横線(以下、第1横線と称する)と、他方の端部17を通る仮想的な横方向Yに沿った横線(以下、第2横線と称する)とが、いずれも断片部16を横切らないことを意味する。図4に示す例では、横溝部14が、不連続部Nを横切るように、2つの端部17の間に配置されている。
あるいは、不連続部Nを介して配置された2つの端部17が、横方向Yに離間しており、縦方向Xに離間していなくてもよい。「2つの端部17が縦方向Xに離間していない」とは、一方の端部17を通る第1横線と、他方の端部17を通る第2横線とが、一致しているか、又はいずれも断片部16を横切ることを意味する。このケースの具体例としては、横溝部14が側部13の一部にのみ形成されており、一方の断片部16の端部17が、縦方向Xに横溝部14と近接し、他方の断片部16が、横溝部14の横方向Yにおける端部の側方に位置する態様が挙げられる。
あるいは、不連続部Nを介して配置された2つの端部17が、横方向Yに離間しており、縦方向Xに離間していなくてもよい。「2つの端部17が縦方向Xに離間していない」とは、一方の端部17を通る第1横線と、他方の端部17を通る第2横線とが、一致しているか、又はいずれも断片部16を横切ることを意味する。このケースの具体例としては、横溝部14が側部13の一部にのみ形成されており、一方の断片部16の端部17が、縦方向Xに横溝部14と近接し、他方の断片部16が、横溝部14の横方向Yにおける端部の側方に位置する態様が挙げられる。
以上の構成のナプキン1の作用効果について説明する。
ナプキン1の吸収性コア7は、幅の狭い中間コア部10を有する。これにより、着用者の脚等から横方向Y内方に向かう外力が付加された場合にも、この外力によって大きく圧縮変形することを抑制できる。
さらに、中間コア部10の横方向Yにおける中央部に中高部12が設けられることで、上記外力によって中高部12が肌側に盛り上がるように凸状に変形しやすくなる。
これらにより、ナプキン1における、着用者の排泄部に対するフィット性を向上させることができる。
また、低坪量で低剛性の横溝部14により、中間コア部10における柔軟性を高めることができる。これにより、着用者の身体形状に沿う形状への変形が容易になり、ナプキン1の着用者に対するフィット性を一層向上させることができる。
さらに、中間圧搾溝15を設けることにより、中間コア部10の横方向Y外側への液の漏れを抑制することができる。これに加えて、断片部16が不連続部Nによって横溝部14を横切らないように配置されることで、剛性が高まる圧搾加工によって横溝部14の柔軟性が損なわれることが防止される。これにより、中間コア部10における柔軟性が高い状態が維持される。したがって、中間圧搾溝15により、横溝部14における身体形状に沿った変形が可能となることに加えて、幅狭の中間コア部10及び中高部12によるフィット性を高める効果も十分に発揮される。
このように、ナプキン1によれば、漏れ防止作用と、高いフィット性とを両立することが可能となる。
ナプキン1の吸収性コア7は、幅の狭い中間コア部10を有する。これにより、着用者の脚等から横方向Y内方に向かう外力が付加された場合にも、この外力によって大きく圧縮変形することを抑制できる。
さらに、中間コア部10の横方向Yにおける中央部に中高部12が設けられることで、上記外力によって中高部12が肌側に盛り上がるように凸状に変形しやすくなる。
これらにより、ナプキン1における、着用者の排泄部に対するフィット性を向上させることができる。
また、低坪量で低剛性の横溝部14により、中間コア部10における柔軟性を高めることができる。これにより、着用者の身体形状に沿う形状への変形が容易になり、ナプキン1の着用者に対するフィット性を一層向上させることができる。
さらに、中間圧搾溝15を設けることにより、中間コア部10の横方向Y外側への液の漏れを抑制することができる。これに加えて、断片部16が不連続部Nによって横溝部14を横切らないように配置されることで、剛性が高まる圧搾加工によって横溝部14の柔軟性が損なわれることが防止される。これにより、中間コア部10における柔軟性が高い状態が維持される。したがって、中間圧搾溝15により、横溝部14における身体形状に沿った変形が可能となることに加えて、幅狭の中間コア部10及び中高部12によるフィット性を高める効果も十分に発揮される。
このように、ナプキン1によれば、漏れ防止作用と、高いフィット性とを両立することが可能となる。
[断片部の詳細な構成]
上述のように、不連続部Nを介して配置された2つの端部17は、横方向Yに離間していてもよいが、より詳細には、以下のように配置され得る。
図4に示すように、一つの不連続部Nを介して配置された2つの断片部16をそれぞれ第1断片部16A及び第2断片部16Bとする。第1断片部16Aの当該不連続部Nに面する端部17を第1端部17Aとする。第2断片部16Bの当該不連続部Nに面する端部17を第2端部17Bとする。第1端部17Aは、好ましくは、第2端部17Bから第2断片部16Bの延在方向に沿って延長された仮想的な延長領域Lから離間して配置される。
上述のように、不連続部Nを介して配置された2つの端部17は、横方向Yに離間していてもよいが、より詳細には、以下のように配置され得る。
図4に示すように、一つの不連続部Nを介して配置された2つの断片部16をそれぞれ第1断片部16A及び第2断片部16Bとする。第1断片部16Aの当該不連続部Nに面する端部17を第1端部17Aとする。第2断片部16Bの当該不連続部Nに面する端部17を第2端部17Bとする。第1端部17Aは、好ましくは、第2端部17Bから第2断片部16Bの延在方向に沿って延長された仮想的な延長領域Lから離間して配置される。
延長領域Lは、具体的には、第2断片部16Bの一方の側縁の延長線L1と、他方の側縁との延長線L2によって区画される仮想的な領域である。第2断片部16Bの一対の側縁は、第2断片部16Bの延在方向に直交する方向に対向する一対の側縁を意味する。延長線L1は、一方の側縁の第2端部17B側の端点における接線である。延長線L2は、他方の側縁の第2端部17B側の端点における接線である。
なお、第1端部17Aが、第2端部17Bから第2断片部16Bの延在方向に沿って延長された仮想的な延長領域Lから離間して配置される場合、第2端部17Bも、第1端部17Aから第1断片部16Aの延在方向に沿って延長された仮想的な延長領域から離間して配置されることになる。
着用時において、中間圧搾溝15に達した液は、繊維密度の高い断片部16の毛管作用によって断片部16に引き込まれるとともに、断片部16を伝って縦方向Xに拡散し得る。上記構成では、不連続部Nを介して配置された第1断片部16A及び第2断片部16Bにおいて、第1断片部16Aの第1端部17Aが、第2断片部16Bから延長された延長領域Lと離間して配置される。このため、第2断片部16Bを伝って不連続部Nに向かって拡散した液が、不連続部Nを介して第1断片部16Aへ伝搬されにくい。このため、液の拡散が不連続部Nの手前で抑制され、液が第2断片部16Bに保持されやすくなる。これにより、多くの液が第2断片部16Bから第1断片部16Aに拡散することに伴う、不連続部Nからの横方向Yへの液漏れを防止することができる。したがって、中間圧搾溝15の防漏作用を一層高めることができる。
図3に示す例では、全ての不連続部Nを介して配置された2つの端部17間で上記構成が成り立っているが、少なくとも一つの不連続部Nを介して配置された端部17間で上記構成が成り立っていればよい。例えば、排泄部対向領域Cに位置する不連続部Nを介して配置された端部17間で上記構成が成り立つことで、横方向Yの漏れが生じやすい排泄部対向領域Cにおける漏れ防止作用を一層高めることができる。
[横溝部と断片部の位置関係]
複数の断片部16は、不連続部Nによって少なくとも一つの横溝部14を横切らないように配置されればよいが、以下のように構成することで、横溝部14によるフィット性向上効果をより確実に発揮させることができる。
複数の断片部16は、不連続部Nによって少なくとも一つの横溝部14を横切らないように配置されればよいが、以下のように構成することで、横溝部14によるフィット性向上効果をより確実に発揮させることができる。
図3に示す例では、中間コア部10は、少なくとも側部13に形成された複数の横溝部14を含む。これらの横溝部14各々は、縦方向Xに間隔をあけて配置されている。この場合、複数の断片部16は、好ましくは、不連続部Nによって複数の横溝部14の全てを横切らないように配置される。つまり、全ての横溝部14に対応して不連続部Nが配置される。
このような構成により、全ての横溝部14における柔軟性を確保することができ、着用者への身体形状へのフィット性をより一層向上させることができる。
このような構成により、全ての横溝部14における柔軟性を確保することができ、着用者への身体形状へのフィット性をより一層向上させることができる。
[縦溝部の構成及び縦溝部と中間圧搾溝との位置関係]
図3に示すように、中間コア部10は、一対の側部13にそれぞれ形成され縦方向Xに延びる低坪量の一対の縦溝部18を有する。縦溝部18において「縦方向Xに延びる」とは、全体として縦方向Xに延びていればよく、少なくとも一部が湾曲又は蛇行している態様も含むものとする。
縦溝部18は、図2に示すように、例えば吸収性コア7の厚み方向Zの上面から下方に向かって形成された溝を含む。縦溝部18は、周囲の領域よりも低い坪量で構成される。
図3に示すように、中間コア部10は、一対の側部13にそれぞれ形成され縦方向Xに延びる低坪量の一対の縦溝部18を有する。縦溝部18において「縦方向Xに延びる」とは、全体として縦方向Xに延びていればよく、少なくとも一部が湾曲又は蛇行している態様も含むものとする。
縦溝部18は、図2に示すように、例えば吸収性コア7の厚み方向Zの上面から下方に向かって形成された溝を含む。縦溝部18は、周囲の領域よりも低い坪量で構成される。
中間コア部10は、図3に示す例では、中高部12の両側縁に沿って延びる一対の縦溝部18を有する。縦溝部18は、例えば、縦方向Xにおける前方部及び後方部において、中高部12の側縁に沿って湾曲している。なお、縦溝部18は、中高部12の横方向Yにおける側方に位置していればよく、中高部12の側縁から離れていてもよい。
低坪量の縦溝部18は、周囲よりも薄く構成され、低い剛性を有する。横方向Yからの外力が付加された場合に、中間コア部10の側部13がまず当該外力を受けるが、縦溝部18が当該外力を緩衝し、中高部12にこの外力が伝搬することを抑制できる。これにより、中高部12が横方向Yに大きく圧縮されるような好ましくない変形を抑制でき、中高部12のフィット性を維持することができる。
中間圧搾溝15は、好ましくは、吸収性コア7の横方向Yにおける側縁7aと縦溝部18との間に位置している。
中間圧搾溝15が、縦溝部18のさらに側方に位置することで、肌側に盛り上がるように変形した中高部12の表面を伝ってきた液を、毛管作用によって素早く引き込むことができる。これにより、横方向Yに拡散した液が、中間コア部10の側縁7aまで達することを効果的に防止できる。
したがって、この構成により、漏れ防止作用をより確実に発揮させるとともに、フィット性をより一層向上させることができる。
中間圧搾溝15が、縦溝部18のさらに側方に位置することで、肌側に盛り上がるように変形した中高部12の表面を伝ってきた液を、毛管作用によって素早く引き込むことができる。これにより、横方向Yに拡散した液が、中間コア部10の側縁7aまで達することを効果的に防止できる。
したがって、この構成により、漏れ防止作用をより確実に発揮させるとともに、フィット性をより一層向上させることができる。
[高坪量圧搾部の構成]
図1及び図2に示すように、ナプキン1は、中高部12上に位置し表面シート2及び中高部12が圧搾された中高圧搾部19をさらに備える。
中高圧搾部19は、中高部12上の表面シート2側から厚み方向Zに圧搾加工することによって形成される。図2に示すように、中高圧搾部19は、表面シート2及び吸収体4が裏面シート3側に向かって一体的に凹陥した構成を有する。中高圧搾部19は、熱エンボス加工又は超音波シール加工等の圧搾加工により常法に従って形成することができる。中高圧搾部19では、表面シート2及び吸収体4が熱融着等により一体化している。これにより、中高圧搾部19は、周囲の領域よりも薄く構成される。
図1及び図2に示すように、ナプキン1は、中高部12上に位置し表面シート2及び中高部12が圧搾された中高圧搾部19をさらに備える。
中高圧搾部19は、中高部12上の表面シート2側から厚み方向Zに圧搾加工することによって形成される。図2に示すように、中高圧搾部19は、表面シート2及び吸収体4が裏面シート3側に向かって一体的に凹陥した構成を有する。中高圧搾部19は、熱エンボス加工又は超音波シール加工等の圧搾加工により常法に従って形成することができる。中高圧搾部19では、表面シート2及び吸収体4が熱融着等により一体化している。これにより、中高圧搾部19は、周囲の領域よりも薄く構成される。
中高圧搾部19により、中高部12の厚みが部分的に薄くなり得るため、中高部12の柔軟性を高めることができる。これにより、中高部12を着用者の排泄部に沿って変形させることが容易になり、中高部12の排泄部に対するフィット性を高めることができる。さらに、中高部12と着用者との間の隙間の発生を抑制することで、当該隙間に起因する液の漏れも防止することができ、ナプキン1の防漏作用をより一層高めることができる。
図1に示す例では、中高圧搾部19は、厚み方向Zから見た平面視において、縦方向Xに延びる短い線状に構成される。この場合、中高圧搾部19は、中高部12の縦方向Xにおける長さに対して短く構成される。中高圧搾部19の縦方向Xにおける長さは、中高部12を柔軟に変形させる観点から、好ましくは5mm以上、より好ましくは7mm以上であり、そして好ましくは30mm以下、より好ましくは25mm以下である。
なお、中高圧搾部19の厚み方向Zから見た平面形状は、縦方向Xに延びる線状の他、ドット状、横方向Yに延びる線状、曲線状、多角形状、これらに類似する形状、又はこれらを組み合わせた形状等であってもよい。
なお、中高圧搾部19の厚み方向Zから見た平面形状は、縦方向Xに延びる線状の他、ドット状、横方向Yに延びる線状、曲線状、多角形状、これらに類似する形状、又はこれらを組み合わせた形状等であってもよい。
図1に示すように、ナプキン1は、好ましくは複数の中高圧搾部19を有している。これにより、中高部12に複数の変形起点を設けることができ、中高部12をより柔軟に変形させることができる。
ナプキン1は、例えば、4つの中高圧搾部19を有していてもよい。図1に示す例では、中高部12の縦方向X中央部に2本の中高圧搾部19が配置され、その前方及び後方に、それぞれ1本の中高圧搾部19が配置されている。縦方向X中央部の2本の中高圧搾部19は、例えば本体Mを2等分する縦中心線を挟んだ左側部分及び右側部分にそれぞれ配置され、前方及び後方の中高圧搾部19は、例えば当該縦中心線上にそれぞれ配置される。
これにより、中高部12の中央部を囲むように中高圧搾部19が配置され、横方向Yからの力に対して、中高部12の中央部を盛り上げるように変形させることができる。したがって、この構成により、中高部12が身体形状に沿うようにより変形しやすくなり、中高部12におけるフィット性がより一層高められる。
ナプキン1は、例えば、4つの中高圧搾部19を有していてもよい。図1に示す例では、中高部12の縦方向X中央部に2本の中高圧搾部19が配置され、その前方及び後方に、それぞれ1本の中高圧搾部19が配置されている。縦方向X中央部の2本の中高圧搾部19は、例えば本体Mを2等分する縦中心線を挟んだ左側部分及び右側部分にそれぞれ配置され、前方及び後方の中高圧搾部19は、例えば当該縦中心線上にそれぞれ配置される。
これにより、中高部12の中央部を囲むように中高圧搾部19が配置され、横方向Yからの力に対して、中高部12の中央部を盛り上げるように変形させることができる。したがって、この構成により、中高部12が身体形状に沿うようにより変形しやすくなり、中高部12におけるフィット性がより一層高められる。
[本実施形態の追加説明]
以下、本実施形態の説明を補足する。
以下、本実施形態の説明を補足する。
(吸収性コアの各部の幅)
前方コア部9及び後方コア部11の幅D1,D3は、好ましくは60mm以上、より好ましくは70mm以上であり、好ましくは100mm以下、より好ましくは90mm以下である。
中間コア部10の幅D2は、十分な吸収性を確保しつつ、上述の外力の緩衝作用を得る観点から、好ましくは40mm以上、より好ましくは50mm以上であり、好ましくは75mm以下、より好ましくは70mm以下である。
前方コア部9及び後方コア部11の幅D1,D3は、好ましくは60mm以上、より好ましくは70mm以上であり、好ましくは100mm以下、より好ましくは90mm以下である。
中間コア部10の幅D2は、十分な吸収性を確保しつつ、上述の外力の緩衝作用を得る観点から、好ましくは40mm以上、より好ましくは50mm以上であり、好ましくは75mm以下、より好ましくは70mm以下である。
(吸収性コアの坪量)
縦溝部18及び横溝部14等の低坪量の溝部を除く吸収性コア7の坪量は、好ましくは100g/m2以上、より好ましくは150g/m2以上であり、好ましくは1000g/m2以下、より好ましくは900g/m2以下である。
また、中高部12の坪量は、好ましくは400g/m2以上、より好ましくは500g/m2以上であり、好ましくは1000g/m2以下、より好ましくは900g/m2以下である。
縦溝部18及び横溝部14等の低坪量の溝部を除く吸収性コア7の坪量は、好ましくは100g/m2以上、より好ましくは150g/m2以上であり、好ましくは1000g/m2以下、より好ましくは900g/m2以下である。
また、中高部12の坪量は、好ましくは400g/m2以上、より好ましくは500g/m2以上であり、好ましくは1000g/m2以下、より好ましくは900g/m2以下である。
(吸収性コアの坪量の測定方法)
吸収性コア7の測定対象領域を、フェザー社製片刃剃刀を用いて切断し、あらかじめ定めた面積となるように小片を得る。それらの小片の重量を電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定する。求めた重量を各部の小片の面積で除して小片の坪量を算出する。各部のそれぞれについて、小片5個の坪量の平均を坪量とする。
吸収性コア7の測定対象領域を、フェザー社製片刃剃刀を用いて切断し、あらかじめ定めた面積となるように小片を得る。それらの小片の重量を電子天秤(A&D社製電子天秤GR−300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定する。求めた重量を各部の小片の面積で除して小片の坪量を算出する。各部のそれぞれについて、小片5個の坪量の平均を坪量とする。
(他の低坪量の溝部の追加説明)
図3に示すように、吸収性コア7は、中間コア部10における横溝部14及び縦溝部18の他にも、低坪量の複数の縦溝部及び横溝部を有していてもよく、これらによってブロック状に分割されていてもよい。これらの縦溝部及び横溝部は、吸収性コア7に柔軟性を付与し、着用者の身体へのフィット性を高めることができる。
これらの溝部において「縦方向Xに延びる」又は「横方向Yに延びる」とは、全体として縦方向X又は横方向Yに延びていればよく、少なくとも一部が湾曲又は蛇行している態様も含むものとする。
図3に示すように、吸収性コア7は、中間コア部10における横溝部14及び縦溝部18の他にも、低坪量の複数の縦溝部及び横溝部を有していてもよく、これらによってブロック状に分割されていてもよい。これらの縦溝部及び横溝部は、吸収性コア7に柔軟性を付与し、着用者の身体へのフィット性を高めることができる。
これらの溝部において「縦方向Xに延びる」又は「横方向Yに延びる」とは、全体として縦方向X又は横方向Yに延びていればよく、少なくとも一部が湾曲又は蛇行している態様も含むものとする。
上述の中間コア部10における縦溝部18を、第1中間縦溝部18とも称する。
図3に示すように、中間コア部10は、第1中間縦溝部18の他にも、中高部12に形成され縦方向Xに延びる第2中間縦溝部20を有する。第2中間縦溝部20は、例えば、本体Mを縦方向Xに2等分する縦中心線上に1本配置される。
前方コア部9は、縦方向Xに延びる複数の前方縦溝部21を有する。各前方縦溝部21は、前方コア部9の全長にわたって延びていてもよいし、一部に形成されていてもよい。また、各前方縦溝部21の溝幅は異なっていてもよい。
後方コア部11は、縦方向Xに延びる複数の後方縦溝部22を有する。各後方縦溝部22は、後方コア部11の全長にわたって延びていてもよいし、一部に形成されていてもよい。また、各後方縦溝部22の溝幅は異なっていてもよい。
図3に示すように、中間コア部10は、第1中間縦溝部18の他にも、中高部12に形成され縦方向Xに延びる第2中間縦溝部20を有する。第2中間縦溝部20は、例えば、本体Mを縦方向Xに2等分する縦中心線上に1本配置される。
前方コア部9は、縦方向Xに延びる複数の前方縦溝部21を有する。各前方縦溝部21は、前方コア部9の全長にわたって延びていてもよいし、一部に形成されていてもよい。また、各前方縦溝部21の溝幅は異なっていてもよい。
後方コア部11は、縦方向Xに延びる複数の後方縦溝部22を有する。各後方縦溝部22は、後方コア部11の全長にわたって延びていてもよいし、一部に形成されていてもよい。また、各後方縦溝部22の溝幅は異なっていてもよい。
上述の中間コア部10における横溝部14を、中間横溝部14とも称する。
前方コア部9は、横方向Yに延びる複数の前方横溝部23を有する。各前方横溝部23は、前方コア部9の全幅にわたって延びていてもよいし、一部に形成されていてもよい。また、各前方横溝部23の溝幅は異なっていてもよい。なお、一本の前方横溝部23が、前方コア部9における中間コア部10との境界部に配置されていてもよい。
後方コア部11は、横方向Yに延びる複数の後方横溝部24を有する。各後方横溝部24は、後方コア部11の全幅にわたって延びていてもよいし、一部に形成されていてもよい。また、各後方横溝部24の溝幅は異なっていてもよい。なお、一本の後方横溝部24が、後方コア部11における中間コア部10との境界部に配置されていてもよい。
前方コア部9は、横方向Yに延びる複数の前方横溝部23を有する。各前方横溝部23は、前方コア部9の全幅にわたって延びていてもよいし、一部に形成されていてもよい。また、各前方横溝部23の溝幅は異なっていてもよい。なお、一本の前方横溝部23が、前方コア部9における中間コア部10との境界部に配置されていてもよい。
後方コア部11は、横方向Yに延びる複数の後方横溝部24を有する。各後方横溝部24は、後方コア部11の全幅にわたって延びていてもよいし、一部に形成されていてもよい。また、各後方横溝部24の溝幅は異なっていてもよい。なお、一本の後方横溝部24が、後方コア部11における中間コア部10との境界部に配置されていてもよい。
これらの縦溝部及び横溝部の溝幅は、好ましくは0.5mm以上、より好ましくは1mm以上であり、好ましくは10mm以下、より好ましくは5mm以下である。これらの縦溝部及び横溝部の深さは、例えば、0.5mm以上であり、10mm以下である。
上記で説明した他にも、縦溝部及び横溝部の形状や配置などの構成は、図3に記載された構成に限定されず、吸収性コア7の形状や要求される機能等に基づいて適宜設定され得る。また、ナプキン1では、吸収性コア7が、第1中間縦溝部18、第2中間縦溝部20、前方縦溝部21、後方縦溝部22、前方横溝部23又は後方横溝部24を有していなくてもよい。
(他の圧搾溝の構成)
図1及び図3に示すように、ナプキン1は、中間圧搾溝15の他、前方コア部9上に位置する一対の前方圧搾溝25と、後方コア部11上に位置する一対の後方圧搾溝26と、を備えていてもよい。
前方圧搾溝25及び後方圧搾溝26は、表面シート2側から吸収体4に向かって厚み方向Zに圧搾加工することによって形成される。
一対の前方圧搾溝25は、例えば、中間圧搾溝15側から縦方向X前方に延び、前方コア部9の前端部側で横方向Yに延びて相互に連結する。
一対の後方圧搾溝26は、例えば、中間圧搾溝15側から縦方向X後方に延び、後方コア部11の後端部側で横方向Yに延びて相互に連結する。
前方圧搾溝25及び後方圧搾溝26の構成は、図1及び図3の例に限定されず、種々の形状を採り得る。
図1及び図3に示すように、ナプキン1は、中間圧搾溝15の他、前方コア部9上に位置する一対の前方圧搾溝25と、後方コア部11上に位置する一対の後方圧搾溝26と、を備えていてもよい。
前方圧搾溝25及び後方圧搾溝26は、表面シート2側から吸収体4に向かって厚み方向Zに圧搾加工することによって形成される。
一対の前方圧搾溝25は、例えば、中間圧搾溝15側から縦方向X前方に延び、前方コア部9の前端部側で横方向Yに延びて相互に連結する。
一対の後方圧搾溝26は、例えば、中間圧搾溝15側から縦方向X後方に延び、後方コア部11の後端部側で横方向Yに延びて相互に連結する。
前方圧搾溝25及び後方圧搾溝26の構成は、図1及び図3の例に限定されず、種々の形状を採り得る。
(中間圧搾溝の他の構成例)
複数の断片部16は、不連続部Nによって少なくとも一つの横溝部14を横切らないように配置されればよい。つまり、図5に示すように、中間圧搾溝15は、横溝部14を横切る断片部16を有していてもよい。
例えば、中間圧搾溝15は、排泄部対向領域Cに位置する横溝部14を横切る一又は複数対の断片部16を有していてもよい。図5に示す例では、一対の断片部16が、排泄部対向領域Cに位置する横溝部14を横切るように縦方向Xに延びる。
横溝部14を横切る一又は複数対の断片部16により、排泄部対向領域Cにおける横方向Yの液漏れをより確実に抑制することができる。
また、着用者の身体形状は、排泄部の周囲では湾曲した形状を有するが、排泄部においては周囲の領域と比較して平坦な形状を有する。断片部16が排泄部対向領域Cの周囲に位置する横溝部14を横切らない構成とすることで、これらの横溝部14の柔軟性を確保でき、着用者の身体の湾曲形状に対して高いフィット性を発揮させることができる。
複数の断片部16は、不連続部Nによって少なくとも一つの横溝部14を横切らないように配置されればよい。つまり、図5に示すように、中間圧搾溝15は、横溝部14を横切る断片部16を有していてもよい。
例えば、中間圧搾溝15は、排泄部対向領域Cに位置する横溝部14を横切る一又は複数対の断片部16を有していてもよい。図5に示す例では、一対の断片部16が、排泄部対向領域Cに位置する横溝部14を横切るように縦方向Xに延びる。
横溝部14を横切る一又は複数対の断片部16により、排泄部対向領域Cにおける横方向Yの液漏れをより確実に抑制することができる。
また、着用者の身体形状は、排泄部の周囲では湾曲した形状を有するが、排泄部においては周囲の領域と比較して平坦な形状を有する。断片部16が排泄部対向領域Cの周囲に位置する横溝部14を横切らない構成とすることで、これらの横溝部14の柔軟性を確保でき、着用者の身体の湾曲形状に対して高いフィット性を発揮させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
以上の実施形態では、吸収性物品として生理用ナプキンの例を示したが、これに限定されない。本発明の吸収性物品は、例えば、尿取りパットやおりものシート、使い捨ておむつ等であってもよい。
1…ナプキン(吸収性物品)
2…表面シート
3…裏面シート
4…吸収体
9…前方コア部
10…中間コア部
11…後方コア部
12…中高部
13…側部
14…横溝部
15…中間圧搾溝(圧搾溝)
16…断片部
N…不連続部
2…表面シート
3…裏面シート
4…吸収体
9…前方コア部
10…中間コア部
11…後方コア部
12…中高部
13…側部
14…横溝部
15…中間圧搾溝(圧搾溝)
16…断片部
N…不連続部
Claims (5)
- 液透過性の表面シートと、裏面シートと、吸収性コアを有し前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向及び前記縦方向に直交する横方向を有する吸収性物品であって、
前記吸収性コアは、
前記縦方向の両端部側に位置する前方コア部及び後方コア部と、
前記前方コア部及び前記後方コア部の間に位置し、前記前方コア部及び前記後方コア部よりも幅の狭い中間コア部と、を有し、
前記中間コア部は、
前記横方向における中央部に位置する中高部と、
前記中高部の前記横方向両側に位置する一対の側部と、
少なくとも前記一対の側部に形成され前記横方向に延びる低坪量の横溝部を含み、
前記中高部は、前記一対の側部から厚み方向に突出し、
前記吸収性物品は、
前記一対の側部上にそれぞれ位置し前記縦方向に延びる一対の圧搾溝をさらに備え、
前記一対の圧搾溝各々は、不連続部を介して相互に離間する複数の断片部を有し、
前記不連続部によって、前記複数の断片部は、一つの前記横溝部を横切らないように配置される
吸収性物品。 - 前記断片部各々は、前記縦方向における端部を有し、
前記複数の断片部のうち、前記不連続部を介して配置された2つの断片部をそれぞれ第1断片部及び第2断片部とし、前記第1断片部の一つの前記不連続部に面する端部を第1端部、前記第2断片部の該一つの前記不連続部に面する端部を第2端部とした場合、前記第1端部は、前記第2端部から前記第2断片部の延在方向に沿って延長された仮想的な延長領域から離間して配置される
請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記中間コア部は、前記低坪量の横溝部を複数含み、
前記横溝部各々は、前記縦方向に間隔をあけて配置されており、
前記複数の断片部は、前記不連続部によって前記複数の横溝部の全てを横切らないように配置される
請求項1又は2に記載の吸収性物品。 - 前記中間コア部は、
前記一対の側部にそれぞれ形成され前記縦方向に延びる低坪量の一対の縦溝部をさらに有し、
前記一対の圧搾溝各々は、前記吸収性コアの前記横方向における側縁と前記縦溝部との間に位置する
請求項1から3のいずれか一項に記載の吸収性物品。 - 前記吸収性物品は、
前記中高部上に位置し前記表面シート及び前記中高部が圧搾された中高圧搾部をさらに備える
請求項1から4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019228061A JP2021094253A (ja) | 2019-12-18 | 2019-12-18 | 吸収性物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019228061A JP2021094253A (ja) | 2019-12-18 | 2019-12-18 | 吸収性物品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021094253A true JP2021094253A (ja) | 2021-06-24 |
Family
ID=76429755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019228061A Pending JP2021094253A (ja) | 2019-12-18 | 2019-12-18 | 吸収性物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021094253A (ja) |
-
2019
- 2019-12-18 JP JP2019228061A patent/JP2021094253A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200219 |