JP2021093456A - コイル部品 - Google Patents

コイル部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2021093456A
JP2021093456A JP2019223502A JP2019223502A JP2021093456A JP 2021093456 A JP2021093456 A JP 2021093456A JP 2019223502 A JP2019223502 A JP 2019223502A JP 2019223502 A JP2019223502 A JP 2019223502A JP 2021093456 A JP2021093456 A JP 2021093456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
magnetic core
core
partition plate
coil component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019223502A
Other languages
English (en)
Inventor
謙一郎 牧
Kenichiro Maki
謙一郎 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2019223502A priority Critical patent/JP2021093456A/ja
Priority to CN202011426811.XA priority patent/CN112951543A/zh
Priority to US17/117,070 priority patent/US11908608B2/en
Publication of JP2021093456A publication Critical patent/JP2021093456A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2823Wires
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F37/00Fixed inductances not covered by group H01F17/00
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/06Mounting, supporting or suspending transformers, reactors or choke coils not being of the signal type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/24Magnetic cores
    • H01F27/26Fastening parts of the core together; Fastening or mounting the core on casing or support
    • H01F27/263Fastening parts of the core together
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/2847Sheets; Strips
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/30Fastening or clamping coils, windings, or parts thereof together; Fastening or mounting coils or windings on core, casing, or other support
    • H01F27/306Fastening or mounting coils or windings on core, casing or other support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • H01F27/324Insulation between coil and core, between different winding sections, around the coil; Other insulation structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/04Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F2017/0093Common mode choke coil

Abstract

【課題】確実に絶縁性を確保することができ、良好な耐圧性能を有するコモンモードチョークコイル等のコイル部品を実現する。【解決手段】被巻回部5a、5bを対向状に有する枠体形状の磁心コア1と、筒状のコイル導体3a、3bと、コイル導体3a、3b及び磁心コア1を保持する絶縁性材料からなる保持部材4とを備え、コイル導体3a、3bと被巻回部5a、5bとが対応するように磁心コア1がコイル導体3a、3bに挿通されている。保持部材4は、コイル導体3a、3bの巻線端7a、7bと磁心コア1との間に介在された第1の仕切板24と、コイル導体3a、3bの巻線端10a、10bと磁心コア1との間に介在された第2の仕切板25と、コイル導体3a、3b間に介在された第3の仕切板26とを有し、これら第1〜第3の仕切板24〜26が一体形成されている。【選択図】図3

Description

本発明はコイル部品に関し、より詳しくは筒状に巻回された一対のコイル導体と、前記コイル導体に挿通された枠体形状の磁心コアとを保持部材で保持するコモンモードチョークコイル等のコイル部品に関する。
近年、電気自動車などの電源回路では回路のスイッチングに起因するノイズを除去するためにコモンモードチョークコイル等の小形のコイル部品が使用されている。
この種のコイル部品としては、従来より、絶縁性材料で形成されたケースにコイル導体や磁心コアを収容した技術が知られている。
例えば、特許文献1には、図21に示すような、コイル部品が提案されている。図22は、図21のa部拡大断面図である。
この特許文献1では、一対のコイル導体及び一対の磁心コア(図示せず)が、第1のケース部材101と第2のケース部材102とを備えたコイルケース103に収容されている。第1のケース部材101は、ベースプレート部104、第1のバリアプレート部105、仕切りバリアプレート部106、側面プレート部107a、107bを有し、これら各部材が絶縁性材料で一体形成されている。また、第1のバリアプレート部105の所定位置にはボビン挿入孔105a、105bが設けられている。一方、第2のケース部材102は、第2のバリアプレート部108及び一対のコイルボビン部109a、109bを有し、これら各部材が絶縁性材料で一体形成されている。また、第2のバリアプレート部108は、図22に示すように、仕切りバリアプレート部106の先端を嵌入させるための仕切挿入孔110が形成されている。
この特許文献1では、コイル部品は以下のようにして組み立てられる。すなわち、ベースプレート部104と側面プレート部107a、107bとで画成された空間の所定位置に一対のコイル導体を配した後、コイルボビン部109a、109bがコイル導体内及びボビン挿入孔105a、105bに挿入されると共に仕切りバリアプレート106の先端が仕切挿入孔110に挿入されるように、第2のケース部材102を第1のケース部材101に組み付けている。そして、一対の磁心コアのうち、一方の磁心コアを第1のケース部材101の第1のバリアプレート部105側からコイルボビン部109a、109bに挿入し、他方の磁心コアを第2のケース部材102の第2のバリアプレート部108側からコイルボビン部109a、109bに挿入し、これにより一対の磁心コアを連結させ、閉磁路を形成したコイル部品を得ている。
特開2009−123825号公報(段落[0019]〜[0028]、図4等)
ところで、近年、電気自動車などの電源回路は駆動電圧が上がる傾向があり、そこに使用されるコイル部品にも良好な耐圧性能と小型化が求められている。
しかしながら、特許文献1では、上述した図22に示すように、コイル導体間を仕切る仕切りバリアプレート106を仕切り挿入孔110に挿入していることから、該仕切り挿入孔110と仕切りバリアプレート106との間には不可避的に隙間tが形成される。すなわち、特許文献1では、仕切り挿入孔110と仕切りバリアプレート106との間には隙間tが生じることから、コイル導体間での絶縁を確実に行うことができず、十分な耐圧性能を確保することができなくなるおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、確実に絶縁性を確保することができ、小型で良好な耐圧性能を有するコモンモードチョークコイル等のコイル部品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るコイル部品は、被巻回部を対向状に有する枠体形状の磁心コアと、導線が筒状に巻回された一対のコイル導体と、該一対のコイル導体及び前記磁心コアを囲うように保持する絶縁性材料で形成された保持部材とを備え、前記コイル導体と前記被巻回部とが対応するように前記磁心コアが前記コイル導体に挿通されたコイル部品であって、前記保持部材は、前記コイル導体のそれぞれの一方の巻線端と前記磁心コアとの間に介在された第1の仕切板と、前記コイル導体のそれぞれの他方の巻線端と前記磁心コアとの間に介在された第2の仕切板と、前記一対のコイル導体間に介在された第3の仕切板とを有し、前記第1の仕切板、前記第2の仕切板、及び前記第3の仕切板が一体形成されていることを特徴としている。
これにより絶縁性材料からなる第1の仕切板、第2の仕切板、及び第3の仕切板が一体形成されていることから、これら第1〜第3の仕切板間に隙間が生じることはなく、確実に絶縁性を確保することができ、良好な耐圧性能を有するコイル部品を得ることができる。
また、本発明のコイル部品は、前記磁心コアは、第1の磁心コアと第2の磁心コアとに分割可能とされると共に、前記第1の仕切板は、前記それぞれの一方の巻線端と前記第1の磁心コアとの間に介在され、前記第2の仕切板は、前記それぞれの他方の巻線端と前記第2の磁心コアとの間に介在されているのが好ましい。
これにより一体形成された第1〜第3の仕切板に一対のコイルを組み込んだ後、第1の磁心コア及び第2の磁心コアを組み込むことにより、磁心コアと第1及び第2のコイル導体間、及び第1のコイル導体と第2のコイル導体間は確実に電気的に絶縁されることから、確実に絶縁性を確保できる耐圧性能が良好な閉磁路構成のコイル部品を容易に得ることができる。
また、本発明のコイル部品は、前記導線が、平角線であるのが好ましい。
これにより平角線は丸線に比べて占積率を大きくすることができることから、定格電流を向上させることが可能となり、高性能のコイル部品を得ることができる。
また、本発明のコイル部品は、前記磁心コアが、金属製材料からなる止め具で固定されているのが好ましい。
また、本発明のコイル部品は、前記止め具は端子部を含み、該端子部が実装基板と対向状に配されるのが好ましく、また、前記端子部がめっき処理されているのが好ましい。
これにより止め具の端子部がはんだ等を介して実装基板に直接接合することが可能となり、実装基板とコイル部品との接着強度を容易に向上させることができ、良好な基板実装性を有するコイル部品を得ることができる。
また、本発明のコイル部品は、前記コイル導体が、横巻型及び縦巻型のいずれかであるのが好ましい。
これにより横巻型又は縦巻型のいずれのコイル導体を使用しても絶縁性が良好で耐圧性能の良好なコイル部品を得ることができる。
また、本発明のコイル部品は、保持部材が基台上に設けられているのが好ましい。
これにより、縦巻型のコイル部品であっても、磁心コア及びコイル導体が保持される保持部材を基台上に設けることにより、横巻型と同様、確実に絶縁性を確保することができ、良好な耐圧性能を有するコイル部品を得ることができる。
さらに、本発明のコイル部品は、前記磁心コアが、フェライト系材料で形成されているのが好ましい。
また、本発明のコイル部品は、コモンモードチョークコイルであるのが好ましい。
これにより電源ラインに使用しても良好な絶縁性を有し、耐圧性能の良好でノイズ除去フィルタとして有用なコモンモードチョークコイルを得ることができる。
本発明のコイル部品によれば、一対の被巻回部を対向状に有する枠体形状の磁心コアと、導線が筒状に巻回された一対のコイル導体と、該一対のコイル導体及び前記磁心コアを囲うように保持する絶縁性材料で形成された保持部材とを備え、前記コイル導体と前記被巻回部とが対応するように前記磁心コアが前記コイル導体に挿通されたコイル部品であって、前記保持部材は、前記コイル導体のそれぞれの一方の巻線端と前記磁心コアとの間に介在された第1の仕切板と、前記コイル導体のそれぞれの他方の巻線端と前記磁心コアとの間に介在された第2の仕切板と、前記一対のコイル導体間に介在された第3の仕切板とを有し、前記第1の仕切板、前記第2の仕切板、及び前記第3の仕切板が一体形成されているので、第1〜第3の仕切板間に隙間が生じることもなく、確実に絶縁性を確保することができ、良好な耐圧性能を有する小型のコイル部品を得ることができる。
本発明に係るコイル部品としてのコモンモードチョークコイルの一実施の形態(第1の実施の形態)を模式的に示す全体斜視図である。 上記第1の実施の形態の正面図である。 図2のA−A矢視断面図である。 図2の側面図である。 図2の底面図である。 第1の実施の形態に係る保持部材の正面図である。 上記保持部材の斜視図である。 図7のB−B矢視斜視図である。 図7のC−C矢視斜視図である。 第1の実施の形態の組立手順を説明するための斜視図である。 本発明に係るコイル部品としてのコモンモードチョークコイルの第2の実施の形態を模式的に示す全体斜視図である。 第2の実施の形態の平面図である。 図12のD−D矢視断面図である。 図12の側面図である。 基台の斜視図である。 図12の底面図である。 第2の実施の形態に係る保持部材の全体斜視図である。 図16のE−E矢視斜視図である。 図16のF−F矢視斜視図である。 第2の実施の形態の組立手順を説明するための斜視図である。 特許文献1に記載されたコイルケースの一部破断正面図である。 図21の拡大断面図である。
次に、本発明の実施の形態を詳説する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係るコイル部品としてのコモンモードチョークコイルの一実施の形態(第1の実施の形態)を示す全体斜視図であり、図2は正面図である。
このコモンモードチョークコイルは、フェライト材料で形成された枠体形状の磁心コア1と、導線2が筒状に巻回された一対のコイル導体(第1のコイル導体3a及び第2のコイル導体3b)と、第1及び第2のコイル導体3a、3b、及び磁心コア1を囲うように保持する絶縁性材料で形成された保持部材4とを備えている。
第1の実施の形態では、第1及び第2のコイル導体3a、3bの巻線軸が水平面と平行に配された横巻型を示している。
図3は図2のA−A矢視断面図である。
すなわち、磁心コア1は、第1の磁心コア1aと第2の磁心コア1bとに分割されており、第1の磁心コア1aと第2の磁心コア1bとが連結されて枠体形状の磁心コア1を形成している。
具体的には、磁心コア1は、一対の被巻回部(第1の被巻回部5a及び第2の被巻回部5b)を対向状に有しており、第1のコイル導体3aと第1の被巻回部5aとが対応し、第2のコイル導体3bと第2の被巻回部5bとが対応するように、第1及び第2のコイル導体3a、3bには磁心コア1の第1及び第2の被巻回部5a、5bがそれぞれ挿通されている。
尚、磁心コア1を形成するフェライト材料は、特に限定されるものではなく、例えば、Ni系、Cu−Zn系、Ni−Zn系、Mn−Zn系、Ni−Cu−Zn系等の各種フェライト材料を使用することができる。
また、保持部材4は、第1〜第3の仕切板24〜26を有すると共に、これら第1〜第3の仕切板24〜26が一体形成され、これにより磁心コア1と第1及び第2のコイル導体3a、3bとの間の電気的絶縁性を確実にして所望の耐圧性能を確保している。具体的には、これら第1〜第3の仕切板24〜26は断面I字状となるように保持部材4を作製する際に射出成型法等の成形加工法により一体形成されている。すなわち、第1の磁心コア1aと第1及び第2のコイル導体3a、3bとの間には第1の仕切板24が介在され、第2の磁心コア1bと第1及び第2のコイル導体3a、3bとの間には第2の仕切板25が介在され、第1のコイル導体3aと第2のコイル導体3bとの間には第3の仕切板26が介在されている。
図4は本コモンモードチョークコイルの側面図であり、コイル導体の詳細を示している。
本第1の実施の形態では、導線2は被覆平角線で形成されている。この被覆平角線は、芯材がCu、Al或いはこれらの合金類等の金属材料で形成されると共に、該芯材がポリアミドイミド等のエナメル材料で被覆されている。このように導線2を被覆平角線で形成することにより、被覆丸線を使用した場合に比べ、占積率を大きくすることができ、定格電流を上げることができ、小型で高性能のコモンモードチョークコイルを得ることができる。
また、第1のコイル導体3aと第2のコイル導体3bとは、同一形状を有し、本第1の実施の形態では、扁平状の被覆平角線を幅方向に曲げて巻回させたエッジワイズ巻きとされている。
そして、第1及び第2のコイル導体3a、3bは、この図4に示すように、導線2が筒状に巻回された巻回部6a、6bを有している。巻回部6a、6bの一方の巻線端7a、7bは略U字状に屈曲されて傾斜部8a、8bを形成し、さらに該傾斜部8a、8bの先端は保持部材4と係合可能となるように、巻回部6a、6b側に略L字状に屈曲され、これにより一方の引出部9a、9bを形成している。また、巻回部6a、6bの他方の巻線端10a、10bは垂下状に延伸されると共に先端は略く字状に湾曲されて傾斜部11a、11bを形成し、さらに該傾斜部11a、11bの先端は保持部材4と係合可能となるように、巻回部6a、6b側、すなわち一方の引出部9a、9bと対向するように略L字状に屈曲され、これにより他方の引出部12a、12bを形成している。
また、磁心コア1は、上述した図1及び図2に示すように、保持部材4を横架する金属製材料からなる止め具13によって固定されている。止め具13は、具体的には、断面略U字状に形成されると共に、両先端は保持部材4と係合可能となるように対向状にL字状に屈曲され、端子部14a、14bを形成している。この端子部14a、14bは、実装基板(図示せず)と対向して配されることから、該端子部14a、14bを実装基板にはんだ等で接合することにより、保持部材4の裏面にダミー電極等を設ける必要もなく、コモンモードチョークコイルと実装基板との接合強度を向上させることができ、良好な実装強度を有するコモンモードチョークコイルを得ることができる。
この場合、止め具13は、金属製材料であれば特に限定されるものではないが、例えば、Cu−Zn−Ni合金である洋白などの良好なはんだ濡れ性を有する既知の材料で形成するのが好ましい。また、その他の一般的な金属製材料を使用する場合は、少なくとも端子部14a、14bにSnやSn合金等を使用してめっき処理を施すのが好ましく、このようにめっき処理を施すことにより、リフロー加熱を行ってもはんだ付け性が良好なものとなり、所望の良好な実装強度を得ることができる。
また、止め具13は、ばね性を有するように加工処理が施されているのが好ましい。このように止め具13がばね性を有することにより、止め具13の端子部14a、14bの間口を若干狭く形成し、保持部材4の上方から止め具13を装着すると同時に該止め具13の弾発付勢力でもって磁心コア1を堅固に固定することができる。
図5は、本コモンモードチョークコイルの底面図であり、コイル導体の引出部及び止め具の端子部と保持部材との関係を示している。
本第1の実施の形態では、保持部材4は、実装基板(図示せず)と対向状に配せられると共に、止め具13の端子部14a、14bが保持部材4の中央域で係止され、第1及び第2のコイル導体3a、3bの引出部9a、9b、12a、12bが保持部材4の両端近傍域で係止されるように構成されている。
次に、保持部材4について、図6〜図9を参照しながら詳述する。
図6は保持部材4の正面図であり、図7は保持部材4の全体斜視図である。また、図8は図7のB−B矢視斜視図、図9は図7のC−C矢視斜視図である。
保持部材4は、平板形状の上面部15及び下面部16と、上面部15と下面部16との間に介在され、第1及び第2のコイル導体3a、3b及び磁心コア1が配される中間部17とを有している。そして、これら上面部15、下面部16、及び中間部17は、絶縁性樹脂等の絶縁性材料で形成されており、射出成形法やトランスファー成形法等の成形加工法を使用して一体形成されている。
上面部15は、表面中央域に止め具13を嵌め込んで装着するための溝部18が第1及び第2のコイル導体3a、3bの巻線軸と平行に形成されている。
また、下面部16は、溝部18と対向する側面位置に止め具13の端子部14a、14bと係合させるための一対の第1の凹部19a、19bが形成され、また、両端部近傍の側面位置には、第1及び第2のコイル導体3a、3bの引出部9a、9b、12a、12bと係合させるための一対の第2の凹部20a、20b及び一対の第3の凹部21a、21bがそれぞれ形成されている。
また、中間部17は、図8及び図9に示すように、矢印X方向及び矢印X′方向から第1及び第2のコイル導体3a、3bが挿入可能とされると共に、矢印Y方向及び矢印Y′方向から第1及び第2の磁心コア1a、1bが挿入可能され、かつこれら第1及び第2のコイル導体3a、3bが電気的に絶縁されるように、断面U字状の一対の開口部22a、22bが形成されている。そして、これにより第1及び第2のコイル導体3a、3bの一方の巻線端7a、7bと磁心コア1(第1の磁心コア1a)との間には第1の仕切板24が介在され、コイル導体3a、3bの他方の巻線端10a、10bと磁心コア1(第2の磁心コア1b)との間には第2の仕切板25が介在され、さらに第1のコイル導体3aと第2のコイル導体3bとの間には第3の仕切板26が介在されるように構成されている。すなわち、第1〜第3の仕切板24〜26は、断面I字状となるように一体形成されている。
図10は、本コモンモードチョークコイルの組立手順を示す斜視図である。
まず、第1及び第2のコイル導体3a、3bを保持部材4の開口部22a、22bに挿入し、第1及び第2のコイル導体3a、3bの端部をL字状に屈曲させて引出部9a、9b、12a、12bを形成し、これら引出部9a、9b、12a、12bを保持部材4(下面部16)の第2及び第3の凹部20a、20b、21a、21bに係止させる。次いで、該第1及び第2のコイル導体3a、3bの筒内に第1の磁心コア1a及び第2の磁心コア1bを挿入し、第1の磁心コア1aと第2の磁心コア1bとを連結させ、枠体形状の磁心コア1を作製する。その後、止め具13を保持部材4(上面部15)の溝部18に嵌め込んで装着し、端子部14a、14bを保持部材4(下面部16)の第1の凹部19a、19bに係止し、これにより本コモンモードチョークコイルが組み立てられる。
このように構成されたコモンモードチョークコイルは、第1の磁心コア1aと第2の磁心コア1bとが連結された磁心コア1は閉磁路を形成する。そして、第1及び第2のコイル導体3a、3bにノーマルモードの電流が流れると、第1及び第2のコイル導体3a、3bには互いに逆方向に磁束が発生し、磁束が打ち消しあうことからインダクタとしての機能は生じない。一方、第1及び第2のコイル導体3a、3bにコモンモードの電流が流れると、該第1及び第2のコイル導体3a、3bには同一方向に磁束が発生し、インダクタとして機能する。すなわち、ノーマルモードではインダクタとして機能せずに信号成分が伝送され、コモンモードではインダクタとして機能してノイズ成分が伝送されることにから、これらの伝送モードの相違を利用し、信号とノイズとに分離してノイズ除去を行うことができる。
そして、本第1の実施の形態では、保持部材4が、第1及び第2のコイル導体3a、3bの一方の巻線端7a、7bと磁心コア1を構成する第1の磁心コア1aとの間に第1の仕切板24が介在され、第1及び第2のコイル導体3a、3bの他方の巻線端10a、10bと磁心コア1を構成する第2の磁心コア1bとの間に第2の仕切板25が介在され、第1のコイル導体3aと第2のコイル導体3b間には第3の仕切板26が介在されると共に、これら第1の仕切板24、第2の仕切板25、及び第3の仕切板26が射出成形法等の成形加工法により一体形成されているので、第1〜第3の仕切板24〜26間に隙間が生じることはない。したがって、磁心コア1と第1及び第2のコイル導体3a、3bとの間、及び第1のコイル導体3aと第2のコイル導体3bとの間は確実に電気的に絶縁されることから、絶縁性を確固たるものとすることができ、良好な耐圧性能を有するコイル部品を得ることができる。
しかも、止め具13は、端子部14a、14bを有しており、好ましくははんだ濡れ性の良好な洋白等の既知材料で形成されるか、又は端子部14a、14bがめっき処理されているので、端子部14a、14bがはんだ等を介して実装基板に直接固着されることとなり、実装基板とコモンモードチョークコイルとの接着強度を容易に向上させることができ、良好な基板実装性を有するコモンモードチョークコイルを得ることができる。
さらに、導線2が、被覆平角線で形成されているので、被覆丸線に比べて占積率を大きくすることができ、定格電流を向上させることが可能となり、高性能のコイル部品を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図11は、本発明に係るコイル部品としてのコモンモードチョークコイルの第2の実施の形態を示す全体斜視図であり、図12は平面図である。
上記第1の実施の形態では、横巻型のコモンモードチョークコイルを示したが、本第2の実施の形態では、縦巻型のコモンモードチョークを示している。
すなわち、第2の実施の形態に係るコモンモードチョークコイルは、第1の実施の形態と略同様、フェライト材料で形成された枠体形状の磁心コア31と、導線32が筒状に巻回された第1のコイル導体33a及び第2のコイル導体33bと、第1及び第2のコイル導体33a、33b、及び磁心コア31を囲うように保持する絶縁性材料で形成された保持部材34とを備えている。そして、本第2の実施の形態では、磁心コア31は水平面に対し鉛直方向に配されると共に、第1及び第2のコイル導体33a、33bが前記磁心コア31に挿通され、該第1及び第2のコイル導体33a、33bの巻線軸が水平面に対し鉛直方向とされ、保持部材34は基台35に載設されている。
図13は図12のD−D矢視断面図である。
磁心コア31は、第1の実施の形態と略同様、第1の磁心コア31aと第2の磁心コア31bとに分割とされており、第1の磁心コア31aと第2の磁心コア31bとが連結されて枠体形状の磁心コア31を形成している。
磁心コア31は、具体的には第1の被巻回部36aと第2の被巻回部36bとが対向状に形成され、第1のコイル導体33aと第1の被巻回部36aとが対応し、第2のコイル導体33bと第2の被巻回部36bとが対応するように、磁心コア31が第1及び第2のコイル導体33a、33bに挿通されている。
また、保持部材34は、第1〜第3の仕切板37〜39を有すると共に、これら第1〜第3の仕切板37〜39が一体形成され、これにより磁心コア31と第1及び第2のコイル導体33a、33bとの間の電気的絶縁性を確実にして所望の耐圧性能を確保している。具体的には、第1の実施の形態と略同様、これら第1〜第3の仕切板37〜39は断面I字状となるように保持部材34を作製する際に射出成型法等の成形加工法により一体形成されている。すなわち、第1の磁心コア31aと第1及び第2のコイル導体33a、33bとの間には第1の仕切板37が介在され、第2の磁心コア31bと第1及び第2のコイル導体33a、33bとの間には第2の仕切板38が介在され、第1のコイル導体33aと第2のコイル導体33bとの間には第3の仕切板39が介在されている。
図14は本コモンモードチョークコイルの側面図であり、コイル導体の詳細を示している。
第1のコイル導体33aと第2のコイル導体33bとは、第1の実施の形態と同様、同一形状を有し、被覆平角線からなる導線32が筒状に巻回された巻回部40a、40bを有している。そして、この第1及び第2のコイル導体33a、33bは、巻回部40a、40bの一方の巻線端41a、41bは先端が湾曲されて傾斜部42a、42bを形成し、さらに傾斜部42a、42bの先端が基台35と係合可能となるように、巻回部40a、40b側に略L字状に屈曲され、これにより一方の引出部43a、43bを形成している。また、巻回部40a、40bの他方の巻線端44a、44bは垂下状に延伸されると共に先端は略く字状に湾曲されて傾斜部45a、45bを形成し、さらに該傾斜部45a、45bの先端は基台35と係合可能となるように、巻回部40a、40b側、すなわち一方の引出部43a、43bと対向状に略L字状に屈曲され、これにより他方の引出部46a、46bを形成している。
また、磁心コア31及び保持部材34は、金属製材料からなる止め具47によって固定されている。止め具47は、具体的には上記図11及び図12に示すように、断面略コ字状に形成されると共に、磁心コア31に当接される十字状の平面部48を有し、両先端は保持部材34を掴持する基台35に係合可能となるように対向状にL字状に屈曲され、これにより先端は端子部49a、49bを形成し、第1の実施の形態と同様、はんだ等を介して実装基板(図示せず)に容易に実装可能に構成されている。
図15は、上記基台の一例を示す斜視図である。
すなわち、この基台35は、平板状のプレートを素材として形成されると共に、磁心コア31が挿通可能となるように楕円形状の孔50が貫設されている。また、基台35の側面中央域には、保持部材34に掴持されると共に、止め具47の端子部49a、49bと係合される一対の第1の基台凹部51a、51bが形成され、また、両端部近傍には、第1及び第2のコイル導体33a、33bの引出部43a、43b、46a、46bと係合される一対の第2の基台凹部52a、52b及び一対の第3の基台凹部53a、53bがそれぞれ形成されている。
図16は本コモンモードチョークコイルの底面図であり、基台及び磁心コアとコイル導体の引出部及び止め具の端子部との関係を示している。
実装基板(図示せず)に対向する基台35は、上述したように磁心コア31が露出するように楕円形状の孔50が形成されており、止め具47の端子部49a、49bが中央域で係止され、第1及び第2のコイル導体33a、33bの引出部43a、43b、46a、46bが両端近傍域で係止されるように構成されている。
次に、保持部材34について、図17〜図19を参照しながら詳述する。
図17は保持部材4の全体斜視図あり、図18は図17のE−E矢視斜視図、図19は図17のF−F矢視斜視図である。
保持部材34は、平板形状の上面部54及び下面部55と、上面部54と下面部55とを接続する中間部56とを有し、第1の実施の形態と同様、これら上面部54、下面部55、及び中間部56が射出成形法やトランスファー成形法等の成形加工法で一体的に形成されている。
上面部54は、磁心コア31が挿通可能となるように両端部に一対の上部U字状凹部57a、57bが形成されている。
また、下面部55は、上面部54と同様、平板状に形成されると共に、上記上部U字状凹部57a、57bと対向状に下部U字状凹部58a、58bが形成されている。また、下面部55の中央領域には基台35を掴持するための断面L字状の突設部59a、59bが形成されている。
また、中間部56は、図18及び図19に示すように、矢印V方向及び矢印V′方向から第1及び第2のコイル導体33a、33bが挿入可能とされ、矢印W方向及び矢印W′方向から第1及び第2の磁心コア31a、31bが挿入可能とされ、かつ第1のコイル導体33aと第2のコイル導体33bとが電気的に絶縁されるように、上部U字状凹部57a、57bと下部U字状凹部58a、58bとを連接する一対のU字状開口部60a、60bが形成されている。
そして、これにより第1及び第2のコイル導体33a、33bの一方の巻線端41a、41bと磁心コア31(第1の磁心コア31a)との間には第1の仕切板37が介在され、コイル導体33a、33bの他方の巻線端44a、44bと磁心コア31(第2の磁心コア31b)との間には第2の仕切板38が介在され、さらに第1のコイル導体33aと第2のコイル導体33bとの間には第3の仕切版39が介在されるように構成されている。
図20は、コモンモードチョークコイルの組立手順を示す斜視図である。
すなわち、保持部材34の突設部59a、59bを基台35の第1の基台凹部51a、51bに係止させ、これにより基台35を保持部材34で掴持させて基台35上に保持部材34を載設する。次いで、第1及び第2のコイル導体33a、33bを保持部材34のU字状開口部60a、60bに挿入し、第1及び第2のコイル導体33a、33bの引出部43a、43b、46a、46bを基台35の第2及び第3の基台凹部52a、52b、53a、53bに係止させる。次いで、該第1及び第2のコイル導体33a、33bの筒内に第1の磁心コア31a及び第2の磁心コア31bを挿入して両者を連結し、その後、十字状の平面部48が磁心コア31の表面にくるように止め具47を装着し、該止め具47の端子部49a、49bを基台35の第1の基台凹部51a、51bに係止させ、これにより本コモンモードチョークコイルを組み立てることができる。
このように構成されたコモンモードチョークコイルは、第1の実施の形態と同様、保持部材34が、第1及び第2のコイル導体33a、33bの一方の巻線端41a、41bと第1の磁心31aとの間に介在された第1の仕切板37と、第1及び第2のコイル導体33a、33bの他方の巻線端44a、44bと第2の磁心コア31bとの間に介在された第2の仕切板38と、第1のコイル導体33aと第2のコイル導体33b間に介在された第3の仕切板39とを有し、これら第1の仕切板37、第2の仕切板38、及び第3の仕切板39が射出成形法等の成形加工法により一体形成されているので、第1の実施の形態と同様、第1〜第3の仕切板37〜39間に隙間が生じることはない。したがって、磁心コア31と第1及び第2のコイル導体33a、33bとの間、及び第1のコイル導体33aと第2のコイル導体33bとの間は確実に電気的に絶縁されることから、絶縁性を確固たるものとすることができ、良好な耐圧性能を有するコイル部品を得ることができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で変更可能であるのはいうまでもない。すなわち、本発明は、上述した第1〜第3の仕切板24〜26、37〜39が一体形成されていればよく、上述した実施の形態の形状は一例を示すものであり、また、上記実施の形態では適宜の加工処理を行っているが、本発明に影響を与えるものではない。
また、止め具13、47についても、上記実施の形態では、めっき処理を施す場合、端子部14a、14b、49a、49bのみにめっき処理を施しているが、止め具13、47全体にめっき処理を施してもよいのはいうまでもない。
また、上記実施の形態では、コモンモードチョークコイルについて詳述したが、コモンモードチョークコイル以外の各種コイル部品に適用できるのはいうまでもない。
確実に絶縁性を確保することができ、良好な耐圧性能を有するコモンモードチョークコイル等の小型のコイル部品を得る。
1、31 磁心コア
1a、31a 第1の磁心コア
1b、31b 第2の磁心コア
2、32 導線
3a、33a 第1のコイル導体
3b、33b 第2のコイル導体
4、34 保持部材
5a、5b、36a、36b 被巻回部
7a、7b、41a、41b 一方の巻線端
9a、9b、12a、12b、43a、43b、46a、46b 引出部
10a、10b、44a、44b 他方の巻線端
13、47 止め具
14a、14b、49a、49b 端子部
24、37 第1の仕切板
25、38 第2の仕切板
26、39 第3の仕切板
35 基台

Claims (10)

  1. 被巻回部を対向状に有する枠体形状の磁心コアと、導線が筒状に巻回された一対のコイル導体と、該一対のコイル導体及び前記磁心コアを囲うように保持する絶縁性材料で形成された保持部材とを備え、前記コイル導体と前記被巻回部とが対応するように前記磁心コアが前記コイル導体に挿通されたコイル部品であって、
    前記保持部材は、前記コイル導体のそれぞれの一方の巻線端と前記磁心コアとの間に介在された第1の仕切板と、前記コイル導体のそれぞれの他方の巻線端と前記磁心コアとの間に介在された第2の仕切板と、前記一対のコイル導体間に介在された第3の仕切板とを有し、
    前記第1の仕切板、前記第2の仕切板、及び前記第3の仕切板が一体形成されていることを特徴とするコイル部品。
  2. 前記磁心コアは、第1の磁心コアと第2の磁心コアとに分割可能とされると共に、
    前記第1の仕切板は、前記それぞれの一方の巻線端と前記第1の磁心コアとの間に介在され、前記第2の仕切板は、前記それぞれの他方の巻線端と前記第2の磁心コアとの間に介在されていることを特徴とする請求項1記載のコイル部品。
  3. 前記導線は、平角線であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコイル部品。
  4. 前記磁心コアは、金属製材料からなる止め具で固定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコイル部品。
  5. 前記止め具は端子部を含み、該端子部が実装基板と対向状に配されていることを特徴とする請求項4記載のコイル部品。
  6. 前記端子部がめっき処理されていることを特徴とする請求項5記載のコイル部品。
  7. 前記コイル導体は、横巻型及び縦巻型のいずれかであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコイル部品。
  8. 前記保持部材は、基台上に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のコイル部品。
  9. 前記磁心コアは、フェライト系材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のコイル部品。
  10. コモンモードチョークコイルであることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のコイル部品。
JP2019223502A 2019-12-11 2019-12-11 コイル部品 Pending JP2021093456A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019223502A JP2021093456A (ja) 2019-12-11 2019-12-11 コイル部品
CN202011426811.XA CN112951543A (zh) 2019-12-11 2020-12-09 线圈部件
US17/117,070 US11908608B2 (en) 2019-12-11 2020-12-09 Coil component

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019223502A JP2021093456A (ja) 2019-12-11 2019-12-11 コイル部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021093456A true JP2021093456A (ja) 2021-06-17

Family

ID=76234783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019223502A Pending JP2021093456A (ja) 2019-12-11 2019-12-11 コイル部品

Country Status (3)

Country Link
US (1) US11908608B2 (ja)
JP (1) JP2021093456A (ja)
CN (1) CN112951543A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022149351A1 (ja) * 2021-01-06 2022-07-14 株式会社村田製作所 コイル部品

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN218568623U (zh) * 2022-09-21 2023-03-03 华为数字能源技术有限公司 电感、滤波电路、电气设备、充电桩和逆变器

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61205122U (ja) * 1985-06-13 1986-12-24
JPH0684668A (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ラインフィルタ
JP2008227019A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Tdk Corp インダクタンス素子及びラインフィルタ
JP2015076443A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社デンソー リアクトル及びリアクトル放熱構造
JP2018186243A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 太陽誘電株式会社 コイル部品

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2494350A (en) * 1948-01-20 1950-01-10 Gen Electric Core clamp
US4837543A (en) * 1988-09-28 1989-06-06 Cooper Power Systems, Inc. Transformer core and coil support assembly
JPH0536822A (ja) 1991-07-25 1993-02-12 Kawasaki Steel Corp 半導体集積回路
JPH08298217A (ja) 1993-01-29 1996-11-12 Toudai Musen Kk ラインフィルタ及びラインフィルタ用コアバンド
JP3396908B2 (ja) 1993-04-09 2003-04-14 松下電器産業株式会社 ラインフィルタ
US5619176A (en) * 1995-12-21 1997-04-08 Square D Company System for coupling external leads to a multitap transformer
KR100341321B1 (ko) * 1999-07-26 2002-06-21 윤종용 전자렌지용 트랜스포머
JP2004095999A (ja) * 2002-09-03 2004-03-25 Minebea Co Ltd コイル装置
JP2004165256A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Minebea Co Ltd コモンモードチョークコイル
JP2009123825A (ja) 2007-11-13 2009-06-04 Nagano Japan Radio Co コイル装置
US20090184792A1 (en) * 2008-01-22 2009-07-23 Sen-Tai Yang Complex common mode choke
KR101422898B1 (ko) * 2011-12-20 2014-07-24 삼성전기주식회사 코일 부품 및 이의 제조 방법
JP2016004874A (ja) * 2014-06-16 2016-01-12 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品
TWI581280B (zh) * 2016-08-24 2017-05-01 Yujing Technology Co Ltd Improved Structure of Resonant High Current Density Transformer
JP6628155B2 (ja) * 2017-04-18 2020-01-08 株式会社オートネットワーク技術研究所 リアクトル
JP6814105B2 (ja) * 2017-06-30 2021-01-13 株式会社豊田自動織機 インダクタンス素子及びlcフィルタ
US11532419B2 (en) * 2018-12-21 2022-12-20 Sumida Corporation Coil component

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61205122U (ja) * 1985-06-13 1986-12-24
JPH0684668A (ja) * 1992-08-31 1994-03-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ラインフィルタ
JP2008227019A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Tdk Corp インダクタンス素子及びラインフィルタ
JP2015076443A (ja) * 2013-10-07 2015-04-20 株式会社デンソー リアクトル及びリアクトル放熱構造
JP2018186243A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 太陽誘電株式会社 コイル部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022149351A1 (ja) * 2021-01-06 2022-07-14 株式会社村田製作所 コイル部品

Also Published As

Publication number Publication date
US20210183563A1 (en) 2021-06-17
US11908608B2 (en) 2024-02-20
CN112951543A (zh) 2021-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4791270B2 (ja) 磁性素子
KR20120085176A (ko) 코일 부품
US10170234B2 (en) Coil device capable of performing a wire connection
US10607769B2 (en) Electronic component including a spacer part
JP3213692U (ja) リアクトル及び電気・電子機器
JP5754433B2 (ja) 巻線型電子部品
KR20170135726A (ko) 적층 코일 부품
US10153083B2 (en) Coil component and electronic device
JP2016149498A (ja) コイル部品
JP2021093456A (ja) コイル部品
US10256032B2 (en) Electronic component
JP5832755B2 (ja) 表面実装型コイル
JP5966237B2 (ja) コイル部品
JP7288297B2 (ja) コイル部品及び電子機器
JP2014013824A (ja) コモンモードフィルタ
JP2012138640A (ja) チョークコイル
JP5093893B2 (ja) チョークコイル
US20190066904A1 (en) Chip-type passive component
JP7298545B2 (ja) コイル部品および電子部品
CN110931223A (zh) 线圈器件
JPH06283361A (ja) 面実装型コイル部品
CN212342433U (zh) 共模电感
JP2020512702A (ja) 電気部品、部品装置、及び部品装置の製造方法
CN219202919U (zh) 一种绕线变压器
JP2015141902A (ja) インピーダンス素子及びその製造方法並びにそれを用いたノイズフィルタ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221207