JP2021090743A - 手術用吸収パット及びその製造方法と製造装置 - Google Patents

手術用吸収パット及びその製造方法と製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 脳外科手術で使用する、従来の吸収チップ片の制作は不織布等の不織布チップ片に細いポリエステル糸等の糸を手作業で結び付ける事で、結び拳、結び端を数ミリ長くする為に大勢の熟練した作業者が一つ一つ針で縫い付けて抜けて解けないように硬く結び付けていた事で均一な不織布吸収チップを作るのが難しく作業環境等の面からもコストが掛かっている。【解決手段】 不織布吸収体と糸を結び付けてなる手術用吸収パットに於いて、不織布吸収体に貫通穴を設け、該貫通穴に糸を挿通し中央部に吸収体を置いた状態で、両端の糸を撚り合わせる事により、不織布吸収体と糸が結び付けられている事を特徴とする手術用吸収パット。【選択図】図5

Description

本発明は、脳手術等の際に用いられる回収糸を備えた脳外科手術用吸収パット片の製造法及び製造置に関するものである。
従来から脳外科手術で使われる脳外科手術用吸収パット片4は、下記イラスト図1に示すように全て人の手作業によって不織布チップ片4に、長さ300mm〜400mm程の細い丈夫な糸10で、例えばマルチフィラメント糸10等で吸収パット片4に一枚一枚針で縫い付け結ぶ事で造られており、結び拳11、結び端12等が出来、作業環境により衛生衛面や生産コスト面または作業者によっての不均一な製品が出来てしまい熟練作業者が必要である等の問題が有り自動 化が求められていた。
また従来から手作業で生産されている脳外科用の吸収パット片図1は不織布で出来たチップ片4にポリエステル等で出来た丈夫な糸10を針で縫い付けた上、抜けない様に糸の結び目の端12を数ミリの長さに残す為、脳外科手術後に使用した吸収パット片4を取り除く時、結びつけられた紐10で引き抜き回収する事なのでその為には余分な抵抗がない事が重要で有り図2の拡大イラスト図の8部分の様に結束状態で結び拳11、結端し12等が無い事が最も重要で有る。
そこで今回の発明はこれらの問題点を全て解決する繋ぎ方で、図2のイラスト図の様に、丈夫な強撚糸2(Z or S撚りの強撚糸)で、強撚糸の特性である自撚(追撚する事で強撚糸状態にした糸2[図3・図4]のZorS撚りの自撚に負けないようにテンションを保ちながら中央部分に吸収パット4に通し、且つ錘を付加し鋭角状態に成る様に引き下げ離す事で、自撚を起こし要望に適した繋ぎ形を[拡大イラスト図2]の様に結束することが出来、回収時に於ける不具合を全て解決する事が出きる繋ぎ方の方法である。
下記文献1,2に開示されている内容とは異なり、脳外科手術で使用される吸収パット片4の回収用糸図2の7は自撚現象により、1本の強撚糸2[図3・図4]のZorS撚りが自撚を起こし2本での逆撚り(Sor Z撚り)での1本の糸[図2の7]と成り自撚後による強撚糸[図2の7]により結び目の無い確実な取り付け方法である。
特許第4216760号公報 特許第4819243号公報
現在脳外科手術で使われる不織布吸収パット片4[図1・図2]は臓器の保護の為、脳内部の必要部所毎に吸収パット片4[図1・図2]をセットして使われる物であり、手術がより安全に行われる為に使われるものである。
前記したように[図1・2]の脳外科手術用吸収パット4は丈夫な糸を使用し手作業で縛り付けた状態の手書きイラスト[図1]で、不織布等で出来たチップ片4に300mm〜400mm程の丈夫なポリエステル糸10等の糸を人の手作業により抜けない様に一枚一枚針で通し結び付けるために結び拳11、が綻び無いように結び端12を数ミリの長さを残す様にして作られています。
その為に沢山の熟練者を必要とする事で衛生面、生産コスト、熟練作業者の確保等と多くの問題点が有り改善が求められている。
本発明は、不織布吸収体と糸を結び付けてなる手術用吸収パットに於いて、不織布吸収体に貫通穴を設け、該貫通穴に糸を挿通し中央部に吸収体を置いた状態で、両端の糸を撚り合わせる事により、不織布吸収体と糸が結び付けられている事を特徴とする手術用吸収パットを実現するものである。ここで糸を撚り合わせた状態を固定化することで、不織布吸収体と糸とを強固に結び付けることが出来る。
そこでこの発明は不織布等で出来たチップ片4に結び付ける糸は細いポリエステル等の糸を、Z撚叉はS撚に追撚した強撚糸2(Z又は Sより)を使用することで[図3]のA〜Dの工程を経ることで不織布吸収知チップ片4を結び目の無い状態で結束する事が出来る。
図3のA〜Dの手順で踏むことで手術用不織布吸収チップ片4を製作する事が出来る。
図4(E)の状態から追撚された強撚糸のテンションに負けない以上の錘を不織布チップ片4に把持金具6-2を付加し、テンションを保ちながら引き下げて放す事で、強撚糸特有の性質である自撚を起こし、当初の糸2の撚りがZ撚りであればその逆の回転(自撚)起こし2本で1本の糸7(S・右撚り)の[図4]Fの7の様にS右撚りでの1本の糸と成る。
※[図4]の写真9は解りやすいように太い糸を使用して自撚を起こし安定した状態の写真である
一般的に繊維関係で強撚糸を使用する場合は、この様な現象である強撚糸の定義(自撚=チリ・ビリ)が起きないようにする、様々な装置(俗称:チリ防止・ビリ防止等)を付けて使用し製織・製編みに於いて、自撚が起きないようにしながら強撚糸を使用し、製品に強撚糸特質であるビリ・チリ等が、織込まれない様、編み込まれない様にする事で良品を生産し、製織・製編み後に何がしかの処理をする事で強撚糸が収縮し、強撚糸S・Z撚糸の風合いが製品に出てくるので製織・製編みに於いては注意しその製品にビリ・チリ等が入らない様に渾身の注意をしながら生産しているのである。
製織・製編み後にそれぞれ製品を整理する事で強撚糸特有の性質が現れ、風合いという感触が生まれるのである。
※(生産現場では「ビリボウ」との呼び名で数種類の自撚防止装置があります。)
よって、強撚糸の性質を利用して手術用不織布吸収パット4を[図4]右下部分に拡大写真で解りやすいように太い糸で自撚を起こし、紙片と繋いだ様子の写真を載せています、本来の工程では細い丈夫な強撚糸2(S叉はZ撚り)を使用し自撚の性質を利用し各々倍の太さの1本糸になる事で不織布チップ片4を[図4]の7+4の様に結び目の無い状態で確実に結束する事が出来る。
[図3]のAからDの順に、強撚糸2(Z撚り)を適度のテンションと錘を付加しながら必要な長さの2〜3割増し迄引き下げる放す事で、[図4]下部写真9(右S撚り)の繋ぎ状態となる。
叉、撚り戻り等が生じる場合はチップ片4と強撚糸2の結束部分、自撚部分の上部、自撚部分全体等を超音波、高周波、電熱、手術用接着剤(化学溶剤)等を使用しセットすることで自撚状態を保持する事も出来るので1本から2本に成った糸を図2の7の撚り戻りしない様に処理することも出来る
この発明は予め細いポリエステルに適度に追撚をした強撚糸[図3・図4]2を、[図3]のA〜Dの順で、ミシン針3[図3・4]の針穴に通した状態で、不織布吸収パット[図3・図4]の4に上記の強撚糸2を通した細いミシン針3で貫通させミシン針先の強撚糸2の端[図3・図4]の
6-1の把持金具で把持し[図3]Bの状態とし、強撚糸2の端を把持器具6-1で把持した状態で、ミシン針3を引き上げ[図3]Cの状態から[図3]Dの状態へミシン針3を引き上げた後、不織布吸収パット4を[図4]Eの状態まで必要な長さの2〜3割増しの長さにテンションを保ちながら引き下げ吸収パット4の把持金具と共に放す事で、自然を起こし本来の撚り方向と逆の撚り方向に廻転をし(自撚を起こし)1本の時の撚りの逆撚りでの2本で1本の(2×1)の撚り糸になり、不織布吸収パット片4を確実にかつ結び目の無い状態で繋ぐ事が出来る。
又、強制的に[図3]A〜D叉[図4]E、Fの不織布チップ片4の状態で不織布吸収チップ片4を1本の時の撚りと逆方向の撚り方向に強制的に廻転させる事によっても同様且つ確実に結び目の無い状態で繋ぐことが出来る。
このような状態を連続的に繰り返すことで自動的に連続して不織布吸収パットを製造する事が出来必要な長さにカットしたときに自撚が戻る心配があるので有れば[0012]の方法で解決できる。
[図6]で自撚の条件として説明をすると、チップ片4に挿通した細い丈夫なポリエステルの強撚糸2(Z左撚り)でテンションを保ちながら吸収パット4をV字の鋭角部に迄引き下げて放す事で、細いポリエステル強撚糸2(Z左撚り)の撚り方向と反対の撚り(S右撚り)が掛かり、V字で鋭角とする事で2本の細い強撚糸2がV字鋭角部分で屈折して2本で1本の糸に成った糸7、並びに不織布部分の端部分[図2]の8分部、7の最上部分、或いは7全体を必要に応じては超音波、又は高周波、熱風、温風、手術用接着剤 (化学溶剤) 等で自然状態を安定させる事が出来2本となったポリエステルの糸がホツレル事は無い。
従来は脳手術で使われる不織布吸収チップ片4は、全て人の手作業によって一つ一つ縫い針で縫い付ける事で行われており、作業環境による衛生管理等に生産コストが掛かり、又作業者によって不均一な製品が出来てしまい多くの熟練者が必要であるなど問題点が多かったのに対し、本発明は人手を使う事なく衛生的で均一な不織布吸収チップ片4の製品の数種類の生産を全自動で連続し生産する事が出来る。
従来生産されていた脳外科手術用不織布吸収パットのイラスト図 本発明の1実施例 本発明の製造工程を示す図 本発明の製造工程を示す詳細図 従来例と本発明による実施例との比較図(前記した図1,図2の手書きによる拡大イラストで図1のイラスト図は左側のイラスト図で、図2イラスト図は右側のイラスト図となります。) 本発明による実施例の詳細説明図 強撚糸の定義の一例 強撚糸の自撚現象を示す写真 普通の糸で吊り輪上に結んだ状態から片側を固定した状態で他方を回転させる事で結んだ状態とする事が出来事を示す図である。 普通の糸で吸収体を挿通した状態でその糸の中央に吸収体を置き両端の糸を、縄を撚る様に撚り合わせて結ぶ状態を表す図である。
以下、図面を使用しながら本発明の実施形態について説明する、[図1]の4は不織布吸パット片10は丈夫な細糸(普通に使用されている糸)、11は結び拳、12は結び端で(解けない様に数ミリ長くした)状態のイラストである。
[図2]は本発明の1実施例を示す図であり、2(Z)は強撚糸(Z左撚りの強撚糸)、4は不織布吸収チップ片、7は自撚により2本で1本の糸となった状態を示している、また8は繋ぎ部分が繋ぎ拳、繋ぎ端の無い状態を示している。
[図3]は本発明の製造工程を示す図であり、1はボビンに巻かれた強撚糸がチリ、ビリが出ないように袋編み等で防止したボビン(例;ミカン用のネット)、2はボビンから取り出された強撚糸(イラストではZ左撚り糸)、3はミシン用針、4は不織布吸収チップ片、5は不織布等を受ける固定台、6-1は強撚糸2の端を把持する金具、6-2は不織布等チップ片4を摘まみ錘としても使用する把持金具である。
[図5]のイラスト図は、従来例と本発明による実施例との比較図である、前記した[図1]、[図2]の手書きによる拡大イラスト図で[図1]のイラスト図は、[図5]の左側のイラスト図で、[図2]のイラスト図は、[図5]右側のイラスト図となります。
[図6]は本発明による実施例の詳細説明図であり、自撚を説明する写真付イラスト図であり[図6]の最上部に記載した状態は2(ZorS)強撚糸AB間のテンションを張った状態で保ったイラスト図であり、中段部の状態はAB間のテンションを保ちながら、凡そ中央部分に挿通された不織布4と把持金具6-2と共にテンションを保ちながら下へ引き下げ、V字を鋭角にして放す事で自撚現象を起こし、写真9の状態と成り安定をする。
[図6]の状態を再度説明すると、イラスト図のA、B左撚り強撚糸2(Z撚り)を不織布吸収チップ片4の上部中央部分に挿通しテンションを保ちながら不織布チップ片4に錘を付け下へ引き下げると同時に両端A、Bを近づけ、不織布吸収チップ片4の挿通部分の角度を鋭角にすると同時にA,B間を近かずける事により強撚糸の特性である自撚(追撚され強撚糸と成ったA,B(強撚糸)は余分のエネルギーが生じ、そのエネルギーを解放する為に自撚と言う現象を起こす事で、Z撚り2本の糸がV字鋭角部を境にS撚りでの1本の糸となる、S字右下がりの[図6](2A+2B)S=右撚りに撚り付いて1本の太い撚り糸となったポリエステル糸。
写真9は、2A+2B=(S)強撚糸の性質(自撚)を利用し結び目の無い方法で、太い糸を追撚して強撚糸として自撚を起こし、紙片に繋がれた様子を写真にした太い糸での強撚糸による結ぶ目の無い状態で繋ぐ事を表した写真です。
強撚糸の定義は、[図7]に示すように日本撚糸工業組合連合の文献より撚り数の単位はT/m・・・・糸1メートルあたり何回転したかで表します。
強撚糸は、テンションを与えていないと自撚現象を起こしてしまい、自撚現象によりチリとかビリとか呼ばれるような状態になってしまう[図8]よって手編みに編める太さの糸が存在しないのが一つの理由で、又このビリは糸を引き揃えて引っ張っていないと出てしまう現象なので、手織りでは糸の両端を引っ張って使っているのでビリが出ることがありません。
不織布等で出来た吸収チップ4に細い丈夫なポリエステルの糸を結び付けるのでは無く、細丈夫なポリエステルの糸に追撚を掛け、その強撚糸2を不織布吸収チップ片4に挿通してそのチップ片4を[図3A,B,C,D]の順に行い、細いポリエステルの糸が錘を付けたV字を鋭角にしてチップ片4を離すと細いポリエステルに撚られている撚り方向と、反対の撚り方向に自然に撚りが入ってV字型に成っていた細いポリエステルの糸は、不織布吸収チップ片4のチップ片を挟んだまま2本が1本の逆撚りの糸に成るので、不織布吸収チップの片4に糸のコブシ[図5]の11も無く且つ結び目の端糸12、[図5]の結び拳8の無い状態での不織布吸収チップ4を作ることが出来、手術後に脳の中から引き抜く時に万が一結び目等がほどけ抜けてしまう事も無く更に結び目も無くスムーズに引き抜く事が出来るので安心かつ安全に使う事が出来る。
[図3]のA〜Dの順の要領で自動化することが出来る、[図3]で適度の強撚糸2が3に挿通された状態で吸収パット4を貫通して下に突き出た状態で強撚糸2の端を把持機構6−1で強撚糸の端を把持した状態で[図4]のE・Fの状態とし放し自撚を利用して繋ぐことが出来る 叉、強制的に1本の時の状態の撚り方向の逆方向の回転で廻すことでも製作することが出来る。
従来の様に主に不織布で出来た小さな布に針で糸を縫い付ける事を、自動化する事は非常に難しい為に、小さな布に縫い付ける糸に1m当たり1500回〜2000回以上の撚りを付けて置いて(追撚)この強撚糸2を目的の不織布チップ片4の上部中央に挿通し、不織布チップ片4を凡500mm程引下げV字形に屈折させ、且つV字形を鋭角にする事で予め撚り付けてある1500回〜2000回転以上撚ってあるエネルギーを放出するために、従来の回転方向と逆の回転方向に撚り付く事(自撚)を利用してチップ片4を中心に二本の糸(1/2強撚糸)が撚り付いて1本の糸が出来上がる事でチップ片4と繋がれたその強撚糸2から小さなチップ片4が離れる事は無く手術が終了した後体内からそのチップ片4を確実にかつ結び拳による抵抗無く取り出す事が出来る。
針に通っている細く丈夫な糸2は、1m当たり1500回〜2000回以上の撚りが撚られている強撚糸2を針3に通し、不織布吸収チップ片4に針を通し、その強撚糸の針先から出ている端を把持し、針を引き上げた後に不織布吸収チップ片4を凡300mm程引下げV型鋭角にして錘が付加している事で当初の撚り回転の逆の回転方向へ自然に回転し1本の強撚糸2の1/2に折り曲げることでの2本が1本の2倍の太さの一本の糸に成る事で小さな布は1本の糸で結び付けた様に確実に小さな布と1本の糸(自撚により出来た糸7)で一体になり、脳外科手術が終了した後に脳の中から確実に拭き出す事が出来る。
1:ボビンに巻かれた強撚糸がチリ、ビリが出ないように袋編み等で防止したボビン
(例;ミカン用のネットを被せた状態)
2:ボビンから取り出された強撚糸(イラストではZ左撚り糸)
3:ミシン用針
4:不織布吸収チップ片
5:不織布等を受ける固定台
6-1:強撚糸2の端を把持する金具
6-2:不織布等チップ片4を摘まみ錘としても使用する把持金具
7:強撚糸2(Z)左撚りが自撚を起こしS(2Z×2)の2本で1本の右撚りの糸となった状態
8:自撚により結び目の無い状態で不織布チップ片4と結ばれた状態
9:解りやすいように紙に太い糸を追撚し、自撚を起こして結んだ状態の写真




Claims (4)

  1. ポリエステル等の細く丈夫な強撚糸を使用し不織布吸収体4を結ぶ事無く且つ結び拳なしの状態での吸収体4を、確実に結束することを特徴とする手術用吸収パット。
  2. 不織布吸収体と糸を結び付けてなる手術用吸収パットに於いて、不織布吸収体に貫通穴を設け、該貫通穴に糸を挿通し中央部に吸収体を置いた状態で、両端の糸を撚り合わせる事により、不織布吸収体と糸が結び付けられている事を特徴とする手術用吸収パット。
  3. Z(叉はS)方向の撚りを強くかけたポリエステル等の丈夫な糸2を用意する第1の工程と、不織布で作ったチップ片4に針穴を開けて、該針穴に上記第1の強撚糸2をほぼ半分の長さまで挿通する第2の工程と、上記不織布のチップ片4と錘6-1との適当な重さを付加した不織布チップ片4の針穴を谷とする様に、上記第1の強撚糸2をV字形に形成する第3工程と上記V字形の狭角を狭めて、同じ方向Z方向に撚られた2本の上記第1の強撚糸2を接触させると2本の糸の撚り方向はZ撚りと反対方向のS撚りにからみ合う強撚糸の特質である自撚を起こし、2本で1本の糸[図4]の7の様に撚り合わさり、第1工程のZ撚りの糸2の2倍の太さの糸となり安定する事を利用し吸収体4を結び付ける事が出来、結び拳・結び端を生じることなく不織布チップ片4とを結びつけることを特徴とする強撚糸2を使用した脳外科手術用不織布チップ片4との結合方法。
  4. ポリエステル等の細い丈夫な普通糸を用いる第1の工程と、不織布等で作った吸収体4に針穴を開けて該針穴に上記第1の丈夫なポリエステル等の細い丈夫な糸を挿通する第2の工程と、上記第1の細い丈夫な糸を第3の工程で吊り輪結びをしクインライト電子工業(株)又は手で結び輪状態にした後[図9]のどちらか一方を固定し、片方をつかみ一方向に回転させ追撚をする事の第4の工程後セットする、叉は不織布チップ片4と糸を上記の工程1〜2の状態の後[図10]の様に2本の糸を撚り合わせ縄を綯う要領の後、セットする事でも同様に結び拳の無い状態で吸収体4と結び拳、結び端の無い同様の製品を作ることが出来る手術用吸収パットの製造方法。
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