JP2021088392A - 卵保管容器及び冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】補充した順に卵を取り出すことが容易となる卵保管容器、及び、当該卵保管容器を備えた冷蔵庫を提供する。【解決手段】卵保管容器1は、卵が入る第一凹部4が横方向に複数並んだ第一卵保持部2と、第一卵保持部2よりも後ろにあり、卵が入る第二凹部5が横方向に複数並んだ第二卵保持部3と、第二凹部5から第一凹部4へ移動する卵の通路となる卵搬送路6と、第一凹部4に入っている卵が取り出されたときに第二凹部5に入っている卵が卵搬送路6を通って第一凹部4へ移動するように第二凹部5に入っている卵を卵搬送路6へ送り出す卵送出機構7とを備える。【選択図】図7

Description

本発明は、卵保管容器及び冷蔵庫に関する。
下記特許文献1には、冷蔵庫に設けられた卵収納ケースにおいて、複数の凹部を有する卵収納プレートが、ケース部の奥方向に行くほど高くなるように傾斜させた構成とする技術が開示されている。
特開2018−105581号公報
特許文献1の卵収納ケースでは、手の届きやすい手前側の凹部から卵が取り出された後、新しい卵が当該凹部に補充されると、奥の凹部にある古い卵がいつまでも残ってしまうという課題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、補充した順に卵を取り出すことが容易となる卵保管容器、及び、当該卵保管容器を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明に係る卵保管容器は、卵が入る第一凹部が横方向に複数並んだ第一卵保持部と、第一卵保持部よりも後ろにあり、卵が入る第二凹部が横方向に複数並んだ第二卵保持部と、第二凹部から第一凹部へ移動する卵の通路となる卵搬送路と、第一凹部に入っている卵が取り出されたときに第二凹部に入っている卵が卵搬送路を通って第一凹部へ移動するように第二凹部に入っている卵を卵搬送路へ送り出す卵送出機構と、を備えるものである。
また、本発明に係る冷蔵庫は、上記卵保管容器を備えたものである。
本発明によれば、補充した順に卵を取り出すことが容易となる卵保管容器、及び、当該卵保管容器を備えた冷蔵庫を提供することが可能となる。
実施の形態1による卵保管容器の斜視図である。 実施の形態1による冷蔵庫の正面図である。 図2に示す冷蔵庫のドアポケット、及び当該ドアポケットに配置された卵保管容器の斜視図である。 卵保管容器の断面側面図である。 卵保管容器の断面側面図である。 卵保管容器の断面側面図である。 卵保管容器の断面側面図である。 卵保管容器の断面側面図である。 実施の形態2による卵保管容器の斜視図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、共通する説明を簡略化または省略する。なお、各図は、模式的な図であり、図中に示された構成部材の寸法の関係及び形状等は、実際とは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による卵保管容器の斜視図である。本実施の形態の卵保管容器1は、例えば鶏卵を保管するための容器である。ただし、本開示における卵保管容器は、鶏以外の鳥の卵を保管するように適合されたものでもよい。以下の説明では、卵保管容器1に収納される鶏卵等を単に「卵」と称する。
図1に示すように、本実施の形態の卵保管容器1は、第一卵保持部2と、第二卵保持部3とを備える。図1は、卵保管容器1を斜め前から見た図である。以下の説明では、卵保管容器1の前後方向に対して垂直であって水平な方向を「横方向」と称する。第一卵保持部2は、横方向に並んだ複数の第一凹部4を有する。それぞれの第一凹部4には、卵を入れることができる。第二卵保持部3は、第一卵保持部2よりも後ろにある。第二卵保持部3は、横方向に並んだ複数の第二凹部5を有する。それぞれの第二凹部5には、卵を入れることができる。
図示の例において、第一卵保持部2は、5個の第一凹部4を有する。第二卵保持部3は、5個の第二凹部5を有する。すなわち、卵保管容器1は、計10個の卵を収納できる。第一凹部4及び第二凹部5の数は、これに限定されるものではないが、第二凹部5の数は第一凹部4の数と同数である。卵保管容器1は、卵搬送路6をさらに備える。卵搬送路6は、第二凹部5から第一凹部4へ移動する卵の通路となる。
卵保管容器1は、例えば、一つの筐体を有し、当該筐体の上面に、複数の第一凹部4と、複数の第二凹部5と、複数の卵搬送路6とが形成されていてもよい。
図2は、実施の形態1による冷蔵庫の正面図である。図3は、図2に示す冷蔵庫のドアポケット、及び当該ドアポケットに配置された卵保管容器1の斜視図である。図2に示すように、本実施の形態の冷蔵庫100は、前面すなわち正面が開口された断熱箱体を有する。外部から断熱される空間が断熱箱体の内部に形成される。典型的には、断熱箱体は、金属製の外箱と、樹脂製の内箱と、外箱と内箱との間の空間に充填された断熱材とを有している。断熱箱体の内部の空間が、1つまたは複数の仕切部材により区画されることにより、食品等を保存可能な複数の貯蔵室が形成されている。冷蔵庫100の正面には、各貯蔵室の扉が設けられている。各貯蔵室の扉は、例えば、ヒンジを中心に回転することで開くように構成されていてもよいし、手前側に引き出すことによって開くように構成されていてもよい。本実施の形態の冷蔵庫100は、複数の貯蔵室として、冷蔵室101と、製氷室102と、切替室103と、冷凍室104と、野菜室105とを備える。なお、冷蔵庫100が備える貯蔵室の種類、数、配置、及び形状は、図示の構成に限定されるものではない。
冷蔵庫100は、冷蔵室101の扉として、第一扉106及び第二扉107を有する。第一扉106及び第二扉107は、観音開き式になっている。図2は、第一扉106及び第二扉107を開いた状態を示している。第一扉106の内面には複数のドアポケット108が設置されている。第二扉107の内面には複数のドアポケット109が設置されている。
図3に示すように、一つのドアポケット108に卵保管容器1が配置されている。図3に示す例では、図中で左端の第一凹部4及び第二凹部5のそれぞれに卵Eが収納されており、他の第一凹部4及び第二凹部5は、空になっている。本実施の形態では、冷蔵庫100のドアポケット108に卵保管容器1が配置される例について説明するが、本開示では、冷蔵庫100の他の位置に卵保管容器を配置してもよい。例えば、冷蔵室101の内部に設けられた棚110の上に卵保管容器を配置してもよい。
冷蔵庫100の背面側には、各貯蔵室内へ冷気を供給する冷却機構(図示しない)が備えられている。冷却機構は、圧縮機(図示しない)と、蒸発器(図示しない)と、送風ファン(図示しない)と、風路(図示しない)とを有し、これらの動作は、冷蔵庫100全体の動作を制御する制御部(図示しない)によって制御される。圧縮機及び蒸発器は、凝縮器(図示しない)及び膨張弁(キャピラリーチューブ)(図示しない)とともに、冷凍サイクルを構成し、各貯蔵室に供給される冷気を生成する。圧縮機及び蒸発器によって生成された冷気は、送風ファンによって風路に送風され、風路からダンパを通って各室に供給される。
図4から図8は、卵保管容器1の断面側面図である。すなわち、図4から図8は、横方向に対して垂直な平面で卵保管容器1を切断した図に相当する。図4では、前後方向に並ぶ一組の第一凹部4及び第二凹部5のそれぞれに卵Eが入っている。第一凹部4及び第二凹部5のそれぞれは、卵Eの一部が入る形状を有している。
一般に、卵Eの形状は、中心軸と、中心軸の一端側にある鋭端部と、中心軸の他端側にある鈍端部とを有する。鈍端部は、丸い方の端部である。鈍端部の内部に気室がある。鋭端部は、鈍端部よりも尖っている端部である。なお、本実施の形態における卵保管容器1の各部の寸法、形状、物理的特性などは、例えば、Mサイズの鶏卵における平均的な形状、寸法、及び重量を有する卵Eに対して適合されていてもよい。
第一凹部4及び第二凹部5のそれぞれは、卵Eの中心軸が縦すなわち鉛直になる姿勢で卵Eを保持するように、その形状が適合されていてもよい。中心軸を縦にして卵Eを置くことを以下「縦置き」と呼ぶ。
その一方で、第一凹部4及び第二凹部5のそれぞれは、卵Eの中心軸が横方向に平行になる姿勢で、すなわち卵Eの中心軸を水平にして、卵Eを保持するように、その形状が適合されていてもよい。卵Eの中心軸を水平にして卵Eを置くことを以下「横置き」と呼ぶ。
第一凹部4及び第二凹部5のそれぞれが卵Eの縦置きに適合されている場合には、以下の効果が得られる。卵Eの性質上、縦置きした方が、横置きよりも、鮮度をより長く保つことができる。また、縦置きした方が、横置きよりも、卵Eを取り出すときに卵Eをつかみ易い。
卵Eは、特に、気室を上側に向けて保存すると、鮮度をさらに保つことができる。このため、第一凹部4及び第二凹部5のそれぞれは、鈍端部を上にして卵Eを保持することに対応した形状を有していてもよい。そのようにすることで、気室を上にした姿勢で卵Eを第一凹部4及び第二凹部5に保存することがさらに容易になる。
以下では、説明の便宜上、図4において第一凹部4に入っている卵Eを「卵E1」と呼び、図4において第二凹部5に入っている卵Eを「卵E2」と呼ぶ場合がある。また、卵E1と卵E2とを区別する必要のない場合には単に卵Eと呼ぶ。
図4に示すように、本実施の形態において、第二凹部5は、第一凹部4よりも高い位置にある。すなわち、卵E1及び卵E2が全く同じ形状及び寸法を有すると仮定すると、第二凹部5に保持された卵E2の重心位置は、第一凹部4に保持された卵E1の重心位置よりも高くなる。
本実施の形態であれば、第二凹部5が第一凹部4よりも高い位置にあることで、以下の効果が得られる。使用者は、手前側の第一凹部4及び卵E1だけでなく、奥にある第二凹部5及び卵E2も、容易に視認できる。このため、卵保管容器1全体の卵Eの収納状況を、見間違えることなく、簡単に確認できる。
本実施の形態において、第一凹部4に保持された卵E1は、鉛直方向の中心位置よりも上の部分が第一凹部4の外にある。これにより、使用者は、第一凹部4に保持された卵E1を手で容易につかむことができる。第二凹部5に保持された卵E2は、鉛直方向の中心位置よりも上の部分が第二凹部5の外にある。これにより、使用者は、第二凹部5に保持された卵E2を容易かつ確実に視認できる。
卵搬送路6は、第二凹部5の前方の縁部と、第一凹部4の後方の縁部との間を結ぶように形成されている。卵搬送路6は、卵Eの移動を案内する溝またはレールを有している。本実施の形態では、卵搬送路6は、前方へ向かって低くなるように、水平面に対して傾斜している。卵搬送路6は、この傾斜により、重力を用いて、卵Eをより円滑かつ確実に搬送することができる。
卵保管容器1は、卵送出機構7を備える。卵送出機構7は、第一凹部4に入っている卵E1が取り出されたときに第二凹部5に入っている卵E2が卵搬送路6を通って第一凹部4へ移動するように第二凹部5に入っている卵E2を卵搬送路6へ送り出すための機構である。卵送出機構7は、上下に移動可能な可動部8と、可動部8を弾性力によって下から上へ移動させることが可能な弾性部9とを備える。
可動部8は、第一凹部4に入っている卵E1を受ける第一受け部8aと、第二凹部5に入っている卵E2を受ける第二受け部8bと、第一受け部8a及び第二受け部8bを連結する連結部8cとを備える。第一受け部8aは、第一凹部4内に配置されている。第一受け部8aは、下から卵E1に接する。卵E1に対する第一受け部8aの接触面は、卵E1の表面の凸面形状に対応した湾曲凹面になっている。第二受け部8bは、第二凹部5内に配置されている。第二受け部8bは、下から卵E2に接する。卵E2に対する第二受け部8bの接触面は、卵E2の表面の凸面形状に対応した湾曲凹面になっている。
連結部8c及び弾性部9は、卵保管容器1の筐体の内部に配置されている。連結部8cは、第一凹部4の底部に形成された孔を通って、第一受け部8aとつながっている。連結部8cは、第二凹部5の底部に形成された孔を通って、第二受け部8bとつながっている。
弾性部9は、例えば、ばねを有する。図示の例では、弾性部9は、コイルばねを有しているが、ばねの種類は特に限定されない。図示の例において、連結部8cは、弾性部9と連結された基部と、当該基部から上方に突出して第一受け部8aにつながる第一突出部と、当該基部から上方に突出して第二受け部8bにつながる第二突出部とを有している。図4に示す状態では、弾性部9は、圧縮された状態になっている。そして、弾性部9の弾性力は、可動部8を下から上へ移動させる方向に作用している。
可動部8の第一受け部8a、第二受け部8b、及び連結部8cは、一体となって上下に移動する。この際、第一受け部8aは、第一凹部4内で上下に移動する。第二受け部8bは、第二凹部5内で上下に移動する。
図4に示すように、第一凹部4及び第二凹部5の双方に卵E1,E2が入っているときには、その2個の卵E1,E2の荷重が弾性部9に作用する。その荷重によって弾性部9が変形し、可動部8が下へ変位している。このとき、弾性部9には、弾性エネルギーが蓄えられている。
図4の状態から、第一凹部4に入っている卵E1が使用者により取り出されると、卵E1の分だけ、弾性部9に作用する荷重が減少する。その結果、弾性部9の弾性力によって可動部8が上昇する。図5は、卵E1が取り出された瞬間の状態を示している。図6は、その後に可動部8が上昇した状態を示している。図6に示すように、卵E1が取り出されて可動部8が上昇すると、第二受け部8bが上昇することで、第二凹部5に入っている卵E2を第二受け部8bが押し上げて卵搬送路6へ送り出す。図7は、第二受け部8bが卵E2を卵搬送路6へ送り出した直後の状態を示している。第二受け部8bが上昇したときに、卵E2が第二凹部5から出て前方の卵搬送路6へ転がるように、第二凹部5の深さ及び形状、第二受け部8bの形状などが適合されている。
図7は、卵E2が卵搬送路6を転がっている最中の状態を示している。卵E2は、卵搬送路6を通過すると、第一凹部4に入る。卵搬送路6の溝またはレールが卵E2の移動を案内することで、卵E2は、卵搬送路6から外れることなく、第一凹部4へ誘導される。図8は、卵E2が第一凹部4に入った状態を示す。
卵搬送路6から第一凹部4へ卵E2が入ると、第一受け部8aが卵E2を受け止める。そして、卵E2の荷重が弾性部9に作用して弾性部9が変形することで、第一受け部8aが下に移動する。このように、弾性部9の弾力によって第一受け部8aが変位することで、第一受け部8aが卵E2を受け止めるときに卵E2に作用する力を確実に緩和できる。その結果、卵E2が割れることをより確実に防止できる。
以上説明したように、本実施の形態であれば、第一凹部4に入っている卵E1が取り出されると、第二凹部5に入っている卵E2が自動的に第一凹部4へ移動する。これにより、第二凹部5は、自動的に空になる。使用者は、卵保管容器1から卵Eを取り出して使用するときには、取り出しやすい手前側の第一凹部4から卵Eを取り出す。使用者は、卵保管容器1に卵Eを補充するときには、空いている第二凹部5へ卵Eを補充する。このようにすることで、使用者は、卵保管容器1に補充した順に卵Eを取り出すことが容易になる。このため、古い卵Eが卵保管容器1に残ってしまうことを確実に防止できる。
本実施の形態であれば、第二凹部5が第一凹部4よりも高いに位置にあるので、第二凹部5が空であるときに、そのことを使用者が視認しやすい。このため、使用者は、第二凹部5に卵Eを補充しやすい。使用者は、手前側の第一凹部4から卵Eを取り出して使用するだけでよく、卵保管容器1内の卵Eの配置を変えるような整理を行う必要もない。
本実施の形態において、第二受け部8bと連結部8cとの接続部8dは、第二受け部8bの前後方向の中心よりも後ろにずれた位置にある。これにより、以下の効果が得られる。図6に示すように、第二受け部8bが卵E2を押し上げたときに、第二受け部8bが卵E2を後ろ寄りの位置で押すので、より確実に卵E2を前方へ転がすことができる。このため、より確実に卵E2を卵搬送路6へ送り出すことができる。
卵搬送路6は、卵E2が第二凹部5から卵搬送路6を転がって第一凹部4へ移動するときに卵E2が一回転するような長さを有していてもよい。例えば、卵Eが縦置きの場合において、卵搬送路6の長さを、卵Eの中心軸を含む平面と交差する位置の卵Eの周長に対応した長さとしてもよい。これにより、卵E2が第二凹部5から第一凹部4へ移動するときに卵E2を一回転させることができる。この場合、以下の効果が得られる。気室を上にして第二凹部5に保持されていた卵E2が第一凹部4へ移動した後も、卵E2が気室を上にした姿勢となる。このため、第一凹部4へ移動した後の卵E2の鮮度をより長く保持することができる。
卵E2が卵搬送路6を転がるときに卵E2が滑らないようにするために、例えばゴムのような摩擦係数の高い材料を卵搬送路6の表面に配置してもよい。
第一凹部4及び第二凹部5のそれぞれは、横置きの卵Eを保持するように、その形状が適合されていてもよい。卵Eを横置きにした場合には、卵Eが中心軸を中心に回転して卵搬送路6を転がるので、卵Eがより円滑に搬送されるという利点がある。
実施の形態2.
次に、図9を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、共通する説明を簡略化または省略する。図9は、実施の形態2による卵保管容器の斜視図である。
図9に示す本実施の形態の卵保管容器10は、冷蔵庫100の冷蔵室101の内部に設けられた棚110の上に配置されるものである。卵保管容器10は、第二卵保持部3よりも後ろにある第三卵保持部11をさらに備える。第三卵保持部11は、横方向に並んだ3個の第三凹部12を有する。それぞれの第三凹部12には、卵を入れることができる。卵保管容器10における第一卵保持部2は、3個の第一凹部4を有する。第二卵保持部3は、3個の第二凹部5を有する。すなわち、卵保管容器10は、計9個の卵を収納できる。
第三凹部12は、第二凹部5よりも高い位置にある。卵保管容器10は、第三凹部12と第二凹部5との間に形成された卵搬送路13を備える。卵搬送路13は、第三凹部12から第二凹部5へ移動する卵の通路となる。
図示を省略するが、卵保管容器10の卵送出機構7は、第一凹部4に入っている卵が取り出されたときに、第二凹部5に入っている卵が卵搬送路6を通って第一凹部4へ移動するように第二凹部5に入っている卵を卵搬送路6へ送り出すとともに、第三凹部12に入っている卵が卵搬送路13を通って第二凹部5へ移動するように第三凹部12に入っている卵を卵搬送路13へ送り出すように構成されている。例えば、本実施の形態における卵送出機構7の可動部8は、第三凹部12に入っている卵を受ける第三受け部をさらに備え、当該第三受け部が連結部8cに接続されたものでもよい。
横方向を「行方向」とし、前後方向を「列方向」とすると、卵保管容器10は、3行×3列に卵を配置可能である。また、実施の形態1の卵保管容器1は、2行×5列に卵を配置可能である。M,Nをそれぞれ2以上の任意の自然数とすると、本開示による卵保管容器は、冷蔵庫100内での配置場所などに応じて、N行×M列に卵を配置可能とするように構成することができる。本開示による卵保管容器は、後方に向かって凹部の位置が高くなるようなシアター状の構造を有することが望ましい。
以上、実施の形態1及び2について説明したが、本開示による卵保管容器及び冷蔵庫は、実施の形態に限定されるものではない。例えば、卵搬送路は、前方へ向かって低くなるように傾斜しているものに限らず、水平であってもよい。この場合、卵送出機構によって卵が押し出されたときの慣性によって卵が卵搬送路を転がって移動することができる。また、卵送出機構は、弾性部によって作動するように構成されたものに限らず、電気的に作動するように構成されたものでもよい。例えば、卵送出機構は、手前側の卵が取り出されたことを、赤外線センサで検出したり、カメラで撮影された画像を画像処理することによって検出すると、奥側の卵を電気的アクチュエータによって卵搬送路へ送り出すように構成されたものでもよい。
1 卵保管容器、 2 第一卵保持部、 3 第二卵保持部、 4 第一凹部、 5 第二凹部、 6 卵搬送路、 7 卵送出機構、 8 可動部、 8a 第一卵受け部、 8b 第二卵受け部、 8c 連結部、 8d 接続部、 9 弾性部、 10 卵保管容器、 11 第三卵保持部、 12 第三凹部、 13 卵搬送路、 100 冷蔵庫、 101 冷蔵室、 102 製氷室、 103 切替室、 104 冷凍室、 105 野菜室、 106 第一扉、 107 第二扉、 108 ドアポケット、 109 ドアポケット、 110 棚

Claims (9)

  1. 卵が入る第一凹部が横方向に複数並んだ第一卵保持部と、
    前記第一卵保持部よりも後ろにあり、卵が入る第二凹部が前記横方向に複数並んだ第二卵保持部と、
    前記第二凹部から前記第一凹部へ移動する卵の通路となる卵搬送路と、
    前記第一凹部に入っている卵が取り出されたときに前記第二凹部に入っている卵が前記卵搬送路を通って前記第一凹部へ移動するように前記第二凹部に入っている卵を前記卵搬送路へ送り出す卵送出機構と、
    を備える卵保管容器。
  2. 前記卵送出機構は、上下に移動可能な可動部と、前記可動部を弾性力によって下から上へ移動させることが可能な弾性部とを備え、
    前記可動部は、前記第一凹部に入っている卵を受ける第一受け部と、前記第二凹部に入っている卵を受ける第二受け部と、前記第一受け部及び前記第二受け部を連結する連結部とを備え、
    前記第一凹部及び前記第二凹部の双方に卵が入っているときには当該卵の荷重によって前記可動部が下へ変位しており、
    前記第一凹部及び前記第二凹部の双方に卵が入っている状態から、前記第一凹部に入っている卵が取り出されると、前記荷重が減少することで、前記可動部が前記弾性力によって上昇し、
    前記可動部が上昇すると、前記第二凹部に入っている卵を前記第二受け部が押し上げて前記卵搬送路へ送り出す請求項1に記載の卵保管容器。
  3. 前記第二受け部と前記連結部との接続部は、前記第二受け部の前後方向の中心よりも後ろにずれた位置にある請求項2に記載の卵保管容器。
  4. 前記第二凹部が前記第一凹部よりも高い位置にある請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の卵保管容器。
  5. 前記第一凹部及び前記第二凹部のそれぞれは、卵の中心軸が縦になる姿勢で卵を保持する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の卵保管容器。
  6. 前記第一凹部及び前記第二凹部のそれぞれは、卵の中心軸が前記横方向に平行になる姿勢で卵を保持する請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の卵保管容器。
  7. 前記卵搬送路は、卵が前記第二凹部から前記卵搬送路を転がって前記第一凹部へ移動するときに前記卵が一回転するような長さを有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の卵保管容器。
  8. 前記卵搬送路は、卵の移動を案内する溝またはレールを有する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の卵保管容器。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の卵保管容器を備えた冷蔵庫。
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