JP2021086344A - キャッシュレス決済統合システム - Google Patents

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佳一 小泉
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【課題】複数の決済システムを統合しての利用を可能にするキャッシュレス決済統合システムを提供する。【解決手段】キャッシュレス決済統合システム100は、顧客が保持するユーザー端末1と、統合管理装置5とを含む。統合管理装置5は、決済システムのそれぞれから同じ顧客が保有するポイントの残高又は電子マネーの残額を取得し、請求金額を複数の決済システムからそれぞれのポイント又は電子マネーの組み合わせで支払う際の内訳を示す支払詳細データを生成してユーザー端末1へ送信し、ユーザー端末1が受信した支払詳細データを店舗側システム7へ伝達することで、店舗側システム7は支払詳細データに示されている決済システムに取引依頼データを送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、ユーザー端末が表示するコードを精算機が読み取ることによって支払が完了する種々のキャッシュレス決済システムを統合して利用可能なキャッシュレス決済統合システムに関する。
近年、店舗での買い物の支払いにおいて支払者が所持するスマートフォンなどの携帯端末機が表示する二次元コードを読み取る又は携帯端末機が請求金額情報を示す二次元コードを読み取ることで支払が完了する、いわゆるスマホ決済が普及してきている。
例えば、特許文献1には、業者端末で請求金額を入力し二次元コード化してディスプレイに表示し、ユーザー携帯端末で二次元コードを撮影して請求金額をディスプレイに表示し、これをユーザーが承認すると、カード指定情報とユーザー特定IDを運用会社サーバに送信し、運用会社サーバでユーザー特定情報に基づき取得したカード情報に基づいて金融機関との間で決済手続をする決済システムが開示されている。
こうした二次元コードを媒体にしたキャッシュレス決済のサービスは、種々の決済事業者がそれぞれの決済システムを構築しており、ユーザーが事業者の提供する決済のアプリケーションプログラム(以下、「アプリ」と略称する)をユーザー端末にインストールしておくことで、その決済システムによる支払処理が行われる。
再表2017−029824号公報
このように決済事業者が複数ある中で、ユーザーは各事業者がそれぞれ提供するサービスの内容に応じて複数の事業者のアプリをインストールして、店舗での支払ごとに適当なアプリを選択することでスマホ決済を行っている。
ところで、各決済システムは、所定の金額に相当するポイント、事前にチャージした電子マネー、クレジットカードの何れかの支払方法をそれぞれ選択できるようになっている。ポイントは、それぞれの決済事業者が自社の決済システムを利用して決済したユーザーに還元する目的で付与される。
しかしながら、ユーザーが例えば、各決済システムで保有しているポイントを組み合わせて請求金額の支払に充てるというような横断的には利用することができない。
上記点から本発明は、複数の決済システムを統合して利用できるようにしたキャッシュレス決済統合システムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、店舗側に設けられている店舗側システムからの取引依頼データに基づいて、所定金額に相当するポイント、事前にチャージした電子マネー、クレジットカードによって当該店舗での顧客への請求金額分を決済処理する複数のキャッシュレスの決済システムを統合するキャッシュレス決済統合システムであって、これら前記決済システムを統合するキャッシュレス決済統合システムであって、前記顧客が保持するユーザー端末と、統合管理装置とを含み、前記統合管理装置は、前記決済システムのそれぞれから同じ顧客が保有する前記ポイントの残高又は電子マネーの残額を取得し、請求金額を複数の前記決済システムからそれぞれの前記ポイント又は前記電子マネーの組み合わせで支払う際の内訳を示す支払詳細データを生成して前記ユーザー端末へ送信し、前記ユーザー端末が受信した前記支払詳細データを前記店舗側システムへ伝達することで、前記店舗側システムは前記支払詳細データに示されている前記決済システムに前記取引依頼データを送信することを特徴としている。
前記統合管理装置は、事前にユーザーが登録した各前記決済システムでの前記ポイント及び前記電子マネーの支払優先順位で前記内訳を決定するとよい。
また、前記店舗側システムには、買い物客との金銭のやりとりで売り上げ管理を行う精算機を通して前記支払詳細データが伝達される。
ある実施形態では、前記支払詳細データは、光学的手段によって読み取り可能なコードで示される。
別の実施形態では、前記支払詳細データは、近距離無線通信で伝達される。
本発明によるキャッシュレス決済統合システムによれば、統合管理装置がそれぞれの決済システムから同じ顧客が保有するポイントの残高又は電子マネーの残額を取得して、それらの組み合わせで支払う際の内訳を示す支払詳細データを生成することで、各決済システムを横断して利用するキャッシュレス決済が可能となり、店舗での支払における顧客の利便性が増す。
キャッシュレス決済における基本的な処理の流れの説明図を示す。 本発明に係わるキャッシュレス決済統合システムの構成図を示す。 図2のキャッシュレス決済統合システムをブロック図で示す。 ユーザーが登録情報を統合管理装置に登録する際のユーザー端末の処理手順を示す。 ユーザーが決済アプリ毎に予め登録しているアカウント情報を統合管理装置に登録する際にユーザー端末に表示される入力画面を模式的に示す。 ユーザーが買い物での請求金額の決済に用いる支払方法の優先順位を統合管理装置に登録する際にユーザー端末に表示される入力画面を模式的に示す。 ユーザーが買い物での請求金額の決済に使用するポイントやクーポンの限度額を登録する際にユーザー端末に表示される入力画面を模式的に示す。 ユーザーIDとパスワードを統合管理装置に登録する際にユーザー端末に表示される入力画面を模式的に示す。 統合管理装置における記憶装置のデータフォーマットを模式的に示す。 支払詳細データの構成の模式的な説明図を示す。 本発明に係わるキャッシュレス決済統合システムによる決済処理手順の説明図を示す。 図11に続く本発明に係わるキャッシュレス決済統合システムによる決済処理手順の説明図を示す。 本発明に係わるキャッシュレス決済統合システムを用いて支払が完了したときにユーザー端末に表示される画面を模式的に示す。
以下、本発明を実施する好ましい形態のキャッシュレス決済統合システムについて図面を参照しながら説明する。
先ず現在実施されているキャッシュレス決済の概略を説明する。図1は、キャッシュレス決済サービスを提供する決済事業者と、このサービスを利用するユーザー(店舗の顧客)と、ユーザーがキャッシュレス決済を行えるよう決済事業者と契約した契約店舗との間での基本的なデータの流れを示している。
先ず、キャッシュレス決済サービスを利用するユーザーは、所持するユーザー端末1Aに決済事業者から公開されているアプリ(決済アプリ)をインストールする(ステップS100)。これにより、決済事業者側の決済システム2Aには、ユーザー端末1Aと決済アプリとの紐づけとユーザーが設定する支払方法とが登録される(ステップS101)。ここでの支払方法は、事前にチャージする電子マネー、クレジットカード、決済事業者から付与されるポイントなどである。
登録後、契約店舗での支払時に決済事業者によるキャッシュレス決済サービスを利用する場合、ユーザー端末1Aは決済アプリを通じて、決済用のQRコード(登録商標)の生成を決済システム2Aに要求する(ステップS102)。このとき、同時に決済アプリからは、登録してある支払方法のうちのユーザーが選択した支払方法が決済システム2Aに伝達される。よって、決済システム2Aは、当該支払を特定する決済IDとこの支払方法とを示す決済用QRコードを生成してユーザー端末に発行し(ステップS103)、ユーザー端末1Aは送られてきた決済用QRコードを表示する(ステップS104)。
店舗側システム7Aは、ユーザー端末1Aに表示されている決済用QRコードを読み取って(ステップS105)、取引依頼データを発行する(ステップS106)。この取引依頼データにはQRコードが示す決済ID及び支払方法に加えて、ユーザーに請求する請求金額情報が付加される。これにより、決済システム2Aは、決済IDの照合と、請求金額を指定された支払方法で決済可能か否かを判定し、その結果をユーザー端末1A及び店舗側システム7Aに通知する(ステップS107)。
この通知が決済可能であることを示しているときには、店舗側システム7Aでは、支払終了によるレシートを発行し(ステップS108)、ユーザー端末1Aでは、支払の完了が表示される(ステップS109)。そして、決済システム2Aは、決済可能の判定をしたときにはユーザー指定による決済処理を行う(ステップS110)。
しかしながら、上記のようなキャッシュレス決済サービスを提供する決済事業者は複数あり、ユーザーはユーザー端末1Aに各決済事業者がそれぞれ公開している決済アプリをインストールして使い分けている。本発明は、各決済事業者によるそれぞれのキャッシュレス決済サービスを統合して利用可能なキャッシュレス統合システムを提供する。
図2は、本発明に係わるキャッシュレス決済統合システム100の全体構成図である。ユーザー端末1と、キャッシュレス決済サービスをユーザーに提供する決済事業者A,B,C,Dがそれぞれ運営する各決済システム2と、決済事業者A,B,C,Dと契約する契約店のそれぞれの店舗に設けられている各精算機3と、精算機3に対応して設けられるキャッシュレス決済端末4と、これらの決済システム2を統合して利用できるようにするためのプラットフォームとなる統合管理装置5と、クレジット会社サーバ8とを通信ネットワーク6で接続して構成される。ここでの通信ネットワーク6は、インターネット、移動体通信網、公衆回線網や専用回線などの各種通信経路を含むものとする。
決済システム2及び店舗側システム7は、それぞれ図1で説明した既存の決済システム2A及び店舗側システム7Aと基本的に同一と考えてよい。
精算機3は、買い物客との金銭のやりとりで売り上げ管理を行うレジスタであり、契約店舗に構築される店舗側システム7に含まれる。近年においては金銭のやりとりをした時点での販売情報を管理するいわゆるPOSレジが採用されている。
ユーザー端末1は、スマートフォンや汎用的な携帯端末若しくはタブレット端末であり、ユーザーがキャッシュレス決済を統合して利用可能なユーザー向けのアプリ(支払統合アプリ)が、決済事業者A,B,C,Dがそれぞれ公開している上記の決済アプリと共にインストールされている。この支払統合アプリを起動することで、ユーザー端末1は店舗での代金の支払いに利用される。
キャッシュレス決済端末4は、精算機3と対応して接続されており、ユーザー端末1から示される支払詳細データを精算機3に出力する。後に明らかとなるが、支払詳細データは、支払に利用する決済システム2とそのときの支払方法、すなわち、ポイント、事前にチャージした電子マネー、クレジットカードの何れで支払うかを示している。よって、精算機3は、キャッシュレス決済端末4から受け取る支払詳細データに基づき売り上げ処理を行う。
統合管理装置5は、ユーザー端末1に支払統合アプリをインストールしているユーザーが各決済システム2にユーザーが保持しているそれぞれのポイントの保有点数及び電子マネーの保有残高を総合して支払いが行えるよう制御する。よって、前記支払詳細データは統合管理装置5で生成されてユーザー端末1へ送信される。
上記のキャッシュレス決済統合システム100におけるユーザー端末1、精算機3、キャッシュレス決済端末4、統合管理装置5の各装置の概略構成例を、図3を参照して説明する。
(ユーザー端末1の構成)
ユーザー端末1は、制御部11、記憶部12、入力部13、表示部14、及び通信部15を備える一般的なスマートフォンが使用される。この場合、スマートフォンに予めインストールされている支払統合アプリをモバイルOSのバックグラウンドで駆動することで、キャッシュレス決済統合システム100のユーザー端末1としての機能が実現される。
制御部11は、記憶部12に格納されているモバイルOS及び支払統合アプリを実行してユーザー端末1の全体的な制御を行う。
記憶部12は、モバイルOS及び支払統合アプリを格納している。また、記憶部12は、当該ユーザーによって入力されたユーザーIDとユーザー情報とを記憶する。ユーザーIDとしては、ユーザーが所持するメールアドレスが使用できる。
通信部15は、制御部11に制御されて、通信ネットワーク6を介して統合管理装置5と通信を行って、ユーザーIDとユーザー情報を送信し、支払詳細データを受信する。
(キャッシュレス決済端末4の構成)
キャッシュレス決済端末4は、制御部41、精算機3と通信を行う通信部42、記憶部43、ユーザー端末1の表示部14に表示されるQRコードを読み取る読取部44及びを有する。
制御部31は、キャッシュレス決済端末4の全体的な制御を行うCPUであり、記憶部43に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御に係る様々な機能を実現する。
本例では、支払詳細データはQRコードで示されて、読取部44がQRコードを読み取ることで、キャッシュレス決済端末4はユーザー端末1から支払詳細データを取得する。支払詳細データの伝達は、QRコードの読み取りに限るものではなくバーコードでもよい。また、光学的手段による読取部44に替えて、2.4GHzの周波数帯(Bluetooth(登録商標))を利用する近距離通信部45を用いて、ユーザー端末1の近距離通信部16との間で通信することで、キャッシュレス決済端末4が支払詳細データを取得できるようにしてもよい。
(統合管理装置5の構成)
統合管理装置5は、制御部51、記憶装置52、及び、通信部53を有する一般的なサーバコンピュータで構成される。
制御部51は、CPU、稼働時のワークメモリ領域であるRAM、本発明特有の機能を実現するプログラムや各種データを記憶したROMで構成されて、CPUがこのプログラムを実行することにより、統合管理装置5の全体的な制御を行う。
記憶装置52は、ユーザー端末1から送られてくるユーザーによる登録情報を記憶する。この登録情報は、支払統合アプリによる処理手順に従ってユーザーがユーザー端末1に設定したとき、ユーザー端末1から統合管理装置5へ送信されて記憶装置62に記憶される。
図4は、ユーザーがユーザー情報をユーザー端末1から統合管理装置5へ登録する際の支払統合アプリによるユーザー端末1の処理手順を示している。
同図において、ユーザー端末1の制御部11は、先ず記憶部12が記憶している決済アプリをサーチする(ステップS01)。そして、制御部11は、例えば図5に示すような、検出した決済アプリ毎にユーザーが予め登録しているアカウント情報の入力画面を表示する(ステップS02)。
次に制御部11は、例えば図6に示すような、登録画面を表示部14に表示する(ステップS03)。この登録画面においては、ユーザーが決済サービスを提供する事業者A,B,C,Dのそれぞれの支払方法の一覧が示されている。図示の例は、事業者Aが運営する決済システム2は、A−ペイ(現金チャージ)、A−ポイント、クレジットカード(カード会社による後払い)を用いた支払方法があり、事業者Bが運営する決済システムは、B−ペイ(現金チャージ)、B−ポイントを用いた支払方法があり、事業者Cが運営する決済システムは、C−ペイ(現金チャージ)、C−ポイント、クレジットカード(カード会社による後払い)を用いた支払方法があり、事業者Dが運営する決済システムは、D−ペイ(現金チャージ)、D−ポイント、D−クーポン(値引き)を用いた支払方法がある。
ユーザーは、この登録画面から買い物での請求金額の決済に用いる支払方法の優先順位(「支払方法優先順位」)を入力していく。図示の例は、B社の決済システム2に保有しているB−ポイントを最優先で使用し、次にC社の決済システム2に保有しているC−ポイント、以下、D社の決済システム2に保有しているクーポン、A社の決済システム2に保有しているA−ペイの順で支払を行うよう入力されている。
そして、支払方法の優先順位の入力後、「確認」ボタンのタップで制御部11は、例えば図7に示すような、使用限度額設定画面を表示部14に表示する(ステップS04)。使用限度額設定画面では、ユーザーが入力した「支払方法優先順位」に沿って支払方法が表示されると共に、制御部11が入力されたそれぞれのアカウントで決済システム2にログインして取得した当該ユーザーが保持しているポイント数やチャージ金額の残額情報も表示されている。
そして、ユーザーは、この使用限度額設定画面においては、画面が示す支払方法で支払う際のポイント又は電子マネーの「使用限度」を入力する。すなわち、保有ポイント数や残額情報を全て一回の支払に充当する場合は「限度額まで使う」を選択し、一部のみを充当する場合はその限度のポイント数や金額を記入する。
次に、使用限度の設定後、「確認」ボタンのタップで制御部11は、例えば図8に示すような、ユーザーのメールアドレス(ユーザーID)とパスワードの入力画面を表示部14に表示する(ステップS05)。メールアドレスの入力後、「送信」ボタンのタップにより、登録情報が統合管理装置5へ送信され、1人のユーザーに対して、例えば図9に示す記憶フォーマットで記憶装置52へ記憶される。
ここで、前述の支払詳細データについて説明する。統合管理装置5は、ユーザー端末1から請求金額情報が送信されてきたとき、当該ユーザーに対応して記憶装置51に記憶している「支払方法優先順位」と「使用限度」に基づいて、この請求金額の支払いを、どの決済システム2を利用して、その決済システム2からどの支払方法(ポイント、電子マネー、クレジットカード)で払うのかを示す支払詳細データを生成する。
支払詳細データは、支払いが複数の決済システム2を跨って支払いを行う場合には、それぞれの決済システム2が負担する内訳を示している。例えば、図10(a)に示す支払詳細データは、決済事業者Aの決済システム2に当該ユーザーが登録しているアカウント情報と共にこのアカウントに保有しているポイント1500ポイントと、決済事業者Bの決済システム2に当該ユーザーが登録しているアカウント情報と共にこのアカウントに保有しているポイント1850ポイントとの合計で3358円を支払うという情報を示している。
図10(b)に示す支払詳細データは、決済事業者Cの決済システム2に当該ユーザーが登録しているアカウント情報と共にこのアカウントに予めチャージしている電子マネー1500円と、決済事業者Dの決済システム2に当該ユーザーが登録しているアカウント情報と共にこのアカウントに予めチャージしている電子マネー1850円との合計で3358円を支払うという情報を示している。或いは、ポイントと電子マネーとの組み合わせでもよい。
図10(c)に示す支払詳細データは、クレジットカードでの支払いを示すもので、決済事業者Aの決済システム2に当該ユーザーが登録しているアカウント情報と共に請求金額情報が示されている。この場合、クレジットカード名やカード番号などは決済システム2に予め登録されている。
(精算機3の構成)
精算機3は、店舗内又は系列の複数の店舗に跨って構築されている店舗側システム7にあって、買い物客との間で金銭のやりとりを行うもので、制御部21、記憶部22、タッチパネル、キーボードなどによる入力装置23、各種コードを読み取るためのスキャナ24、キャッシュレス決済端末機4との通信を行う通信部25、及び表示装置26を備える。店舗側システム7は、キャッシュレス決済端末4から精算機3が受け取った支払詳細データが示す各決済システムの請求ポイントの相当金額又は電子マネーの金額をそれぞれの決済システム2を通じて引落としてユーザーの代金を回収する。
(決済システム1の処理動作)
上記構成のキャッシュレス決済統合システム100による決済処理手順を図11及び図12を参照して説明する。同図において、精算機3がユーザーによる買い物金額を計算して請求金額を確定し、表示装置26に表示すると、ユーザーはユーザー端末1の支払統合アプリを立ち上げて、アプリにこの請求金額を入力する。これにより、ユーザー端末1は当該ユーザーのユーザーIDと請求金額情報を統合管理装置5へ送信する(ステップS1)。
統合管理装置5は、送信されてきたユーザーIDに対応して記憶装置52に記憶しているアカウント情報で決済システム2にログインして、当該ユーザーが保有しているポイント情報及び電子マネー金額情報を取得する(ステップS2)。
そして、統合管理装置5は、記憶装置52に記憶している当該ユーザーの使用優先順位及び使用限度情報から請求金額を支払うための支払詳細データを生成する(ステップS3)。すなわち、図6で例示した支払優先順位に従えば、先ず請求金額がB社の決済システム2に保有しているポイントで支払可能であるか否かを判別する。そして、請求金額が保有ポイント未満の場合又は1回で用いる使用限度額が設定されている場合はこの使用限度額未満であると、請求金額を支払うための支払詳細データはB−ポイントの単独となる。
一方、請求金額が保有ポイントよりも大きい場合又は1回で用いる使用限度額が設定されているときこの使用限度額よりも大きい場合には、それとの差額が次の順位であるC社の決済システム2に保有しているポイントで支払可能であるか否かを判別する。そして、その差額が保有ポイント未満の場合又は1回で用いる使用限度額が設定されている場合はこの使用限度額未満であると、差額はC−ポイントで支払われることになり、結果、支払詳細データはB−ポイントとC−ポイントの二通りとなる。具体例を上げれば、請求金額が3358円であるとして、1500円に相当するB−ポイントの1500ポイントと、1858円に相当するC−ポイントの1858ポイントとがその内訳となる。
しかし、差額がC−ポイントの保有ポイントよりも大きい場合又は1回で用いる使用限度額が設定されているときこの使用限度額よりも大きい場合には、更にそれとの差額が次の順位であるD社のクーポンで支払可能であるか否かを判別することになる。これを使用優先順位の順番に沿って繰り返すことで、統合管理装置5は請求金額を支払うための内訳を決定して支払詳細データを生成する。
統合管理装置5は、決定した支払の内訳を示す支払詳細データと共にこの支払を特定する決済IDを含むQRコードを生成してユーザー端末1へ送信し(ステップS4)、支払を依頼する該当の決済システム2へも同じ決済IDを送信する(ステップS5)。
ユーザー端末1は、受信したQRコードを表示部14に表示する(ステップS6)。そして、キャッシュレス決済端末4が読取部33からQRコードを読み取り(ステップS7)、このQRコードが示す支払詳細データ及び決済IDを店舗側システム7に送信する(ステップS8)。
そして、図12に移って説明すると、支払詳細データと決済IDとを受けた店舗側システム7は、支払詳細データに示されているそれぞれの決済システム2毎に決済IDと当該決済システム2が決済するポイント又は電子マネー金額の情報(決済額)を示す取引依頼データを送信する(ステップS9)。例えば、上述のB−ポイントの1500ポイントとC−ポイントの1858ポイントの合計で支払を行う場合には、B社とC社のそれぞれの決済システム2にその分のポイントを決済するよう取引依頼データを作成して送信する。
これにより、決済IDと決済額を受けた各決済システム2は、決済IDの照合と、決済額を指定された支払方法で決済可能か否かを判定し、その結果を統合管理装置5及び店舗側システム7に通知する(ステップS10)。そして、B社及びC社の各決済システム2の両方から決済可能の通知があれば、店舗側システム7Aでは、支払終了によるレシートを発行する(ステップS11)。
また、統合管理装置5は、受信した結果通知をさらにユーザー端末1へ送信する(ステップS12)。そして、ユーザー端末1は、B社及びC社の各決済システム2の両方から決済可能の通知であるときには、例えば図13に示すような支払完了画面を表示する(ステップS13)。
一方、決済システム2Aは、決済可能の判定をしたときには、取引依頼データに示された支払方法による決済処理を行う(ステップS14)。
本発明によるキャッシュレス決済統合システム100においては、複数の決済事業者がそれぞれ運用しているキャッシュレス決済サービスを統合して決済を行うため、支払詳細データが複数の決済システム2から決済の内訳を示していると、店舗側システム7は、支払を依頼する対象となる決済事業者の各決済システム2にそれぞれ取引依頼データを送信する。
一方、決済システム2は、店舗側システム7からの取引依頼データにクレジットカードによる支払が示されているときには、決済システム2は、取引依頼データに含まれているアカウント情報と請求金額情報を取得すると、当該アカウント情報で登録されているクレジットカード名とカード番号とをクレジット会社サーバ8へ送信してユーザーの与信チェックを依頼することで決済の可否を判定する(ステップS10)。クレジット会社サーバ8は、与信の確認によりカードの決済処理を行い、与信チェックの結果をユーザー端末1と店舗側システム2へ通知する。
このようにして、ユーザーは、各事業者と契約している店舗においての支払いで本発明によるキャッシュレス決済統合システム100を利用すれば、それぞれのキャッシュレス決済サービスを統合してのキャッシュレスの支払を行うことができる。
上記のキャッシュレス決済統合システム100では、統合管理装置5で生成される支払詳細データは、ユーザー端末1からキャッシュレス決済端末4を介して店舗側システム7へ伝達されるため、光学的に読み込まれるコードを利用したキャッシュレス決済を行う既存の店舗側システム7を利用することを可能にしている。
しかし、例えば、精算機3のスキャナ24で支払詳細データのQRコード若しくはバーコードを読み取れるようにして、ユーザー端末1から精算機3へ支払詳細データを直接伝達できる構成にすれば、キャッシュレス決済端末4は必要なくなる。或いは、ユーザー端末1と精算機3とが近距離通信で支払詳細データを授受できるように構成することでも、キャッシュレス決済端末4は必要なくなる。
100 キャッシュレス決済統合システム
1 ユーザー端末
2 決済システム
3 精算機
5 統合管理装置
7 店舗側システム

Claims (5)

  1. 店舗側に設けられている店舗側システムからの取引依頼データに基づいて、所定金額に相当するポイント、事前にチャージした電子マネー、クレジットカードによって当該店舗での顧客への請求金額を決済処理する複数のキャッシュレスの決済システムを統合するキャッシュレス決済統合システムであって、
    前記顧客が保持するユーザー端末と、統合管理装置とを含み、
    前記統合管理装置は、
    前記決済システムのそれぞれから同じ顧客が保有する前記ポイントの残高又は電子マネーの残額を取得し、
    請求金額を複数の前記決済システムからそれぞれの前記ポイント又は前記電子マネーの組み合わせで支払う際の内訳を示す支払詳細データを生成して前記ユーザー端末へ送信し、
    前記ユーザー端末が受信した前記支払詳細データを前記店舗側システムへ伝達することで、前記店舗側システムは前記支払詳細データに示されている前記決済システムに前記取引依頼データを送信することを特徴とするキャッシュレス決済統合システム。
  2. 前記統合管理装置は、事前にユーザーが登録した各前記決済システムでの前記ポイント及び前記電子マネーの支払優先順位で前記内訳を決定することを特徴とする請求項1に記載のキャッシュレス決済統合システム。
  3. 前記店舗側システムには、買い物客との金銭のやりとりで売り上げ管理を行う精算機を通して前記支払詳細データが伝達される請求項1又は2に記載のキャッシュレス決済統合システム。
  4. 前記支払詳細データは、光学的手段によって読み取り可能なコードで示される請求項1又は2に記載のキャッシュレス決済統合システム。
  5. 前記支払詳細データは、近距離無線通信で伝達される請求項1又は2に記載のキャッシュレス決済統合システム。
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