JP2017130092A - カード決済システム、カード決済管理サーバ、カード決済プログラム及びカード決済方法 - Google Patents

カード決済システム、カード決済管理サーバ、カード決済プログラム及びカード決済方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多くのカードを携帯する必要がなく、カードでの決済時に、購入場所、購入日時、購入金額、顧客の定めた優先事項に応じて、決済に最適なカードを顧客に提案する。【解決手段】顧客は、商品購入の際に自身の顧客端末上で専用アプリを起動しておき、店舗のレジにおいて店員がPOS端末に購入金額を入力すると、POS端末は、顧客端末に登録されたカード情報を読み取り、それらのカード情報と、購入情報をカード決済管理サーバに送信する。サーバでは、カードごとの特典情報を定期的に取得しており、サーバが取得したカードの特典情報のうち、POS端末から送信されてきたカードに関する特典情報を抽出し、顧客端末の画面にカードごとの特典情報を表示させる。このとき、カードのおすすめ順を判定して表示する。顧客がこの画面から決済に利用するカードを選択すると、2次元バーコードが画面に表示され、この画面をPOS端末にかざすと決済が完了する。【選択図】図1

Description

本発明は、カード決済のためのシステムに関する。
近年、クレジットカードの保有が増加している。最近の調査によれば、消費者のクレジットカードの保有率が86%、保有枚数は平均3枚に達している。また、インターネットを使った商品やサービスの購入の増加により、消費者の生活費に占めるクレジットカード利用割合が30%超に増加している。消費者は、よりお得に買い物をするために、複数のクレジットカードを使い、少しでも有利な特典を取得したいという傾向がある。例えば、クレジットカードの利用理由には、ポイントやマイルが貯まりやすいからといった理由が53.9%に達している。
しかし、どのクレジットカードを使えばよりお得な買い物ができるかは消費者の判断にゆだねられている。そのため、最適なクレジットカードを選択するための方法やシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、顧客の代表カードに関連付けられているクレジットカードの中から顧客が利用したサービスの決済に最適なクレジットカードを顧客に提示し、選択されたクレジットカードを用いて決済するための決済情報をオンラインカードシステムに送信するカード決済支援方法が開示されている。また、特許文献2には、クレジットカードの決済時に一括して適用可能なクーポンを適用して割引額をキャッシュバックするクーポンサービスにおいて、キャッシュバック額が最大となるような好適な組合せでクーポンを適用するクーポン管理システムが開示されている。
特開2009−93380号公報 特開2015−52885号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、顧客が保有する代表カードに関連付けられたカードの中から、商取引の利用金額に応じたポイントを算出し、各カードのポイント一覧を表示して、顧客に最適なカードを選択させるにとどまっている。また、特許文献2の記載のシステムでは、クーポンのキャッシュバック額が最大となるようなクーポンの組合せを提示するにとどまっている。
今日、クレジットカードの特典には、商品やサービスの購入時にあらかじめ定められたポイントやクーポンを付与する以外に、地域、加盟店、購入金額、購入日等の様々な要素に応じて特典を変化させるもの、顧客のクレジットカードのランクやカード利用履歴に応じて特典を変化させるもの、購入時(決済時)でなくカード利用金額の請求時(清算時)に特典を付与するもの等が存在し、ポイントやクーポンの単純な比較だけでは最適なカードを選択できるとは限らない。また、顧客によっては、特典にはそれほどこだわらず、できるだけ一つのカードで買い物を済ませたいと考える場合や使用目的や店舗によってカードを使い分けたいと考える場合もある。したがって、上記のような様々な場合においても、優先事項を定め柔軟に最適なカードを選択できるカード決済方法が求められている。また、複数のカードを保有している顧客は、多くのカードを持ち歩くのは避けたいという要求もある。
したがって、本発明では、上記のような課題に鑑み、複数のカードを携帯する必要がなく、カードでの決済時に、購入場所、購入日時、購入金額、顧客の定めた優先事項に応じて、決済に最適なカードを顧客に提案する手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下のような解決手段を提供する。
(1)本発明の第1の態様は、顧客端末と、カード決済が可能な店舗のPOS端末と、カード決済管理サーバとが接続されたカード決済システムであって、前記顧客端末は、顧客が保有する複数のカードの情報を登録するカード情報登録手段と、前記店舗において前記登録されたカードを利用して商品又はサービスの購入代金を支払う際に、前記POS端末と通信可能なPOS端末通信手段と、を備え、前記POS端末は、前記顧客端末から前記登録された複数のカードのカード情報を取得するカード情報取得手段と、前記顧客の購入情報を前記カード決済管理サーバに送信する手段と、を備え、前記カード決済管理サーバは、複数のカード会社から、前記店舗で現時点において購入した場合の特典情報を前記カードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段と、前記取得した特典情報及び前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する優先順位判定手段と、を備え、前記顧客端末は、前記優先順位判定手段が判定した前記優先順位を前記カードごとに表示し、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させるカード選択手段を備えることを特徴とする。
(2)また、本発明は、上記(1)のシステムにおいて、前記カード選択手段は、前記選択されたカードの情報を含む購入情報を2次元バーコードで前記顧客端末の画面に表示させ、前記画面を前記POS端末にかざすことで決済を行うようにしてもよい。
(3)また、本発明は、上記(1)又は(2)のシステムにおいて、前記優先順位判定手段は、前記カードを利用した際の、今回の利用で獲得可能な獲得ポイント数、今回の決済時に利用可能なポイント数、今回の利用で適用される割引率、次回以降で利用可能な割引額、前記カードとは別のクーポンの利用又は電子マネーの利用による割引額のうち、前記顧客が設定した優先事項に基づいて前記優先順位を判定するようにしてもよい。
また、本発明は、上記(1)〜(3)のシステムのいずれかにおいて、前記優先順位判定手段は、前記顧客が優先事項に優先カードを設定している場合、前記優先カードの優先順位を、特典情報に関わらず、判定するようにしてもよい。
また、本発明の第2の態様は、店舗において顧客が行うカードでの決済を管理するカード決済管理サーバであって、複数のカード会社から、前記顧客が現時点で店舗においてカードで決済した場合の特典情報を前記カードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段と、前記取得した特典情報及び前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する優先順位判定手段と、を備え、前記優先順位判定手段が判定した前記優先順位を前記顧客が携帯する顧客端末に前記カードごとに表示させ、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させることを特徴とする。
また、本発明の第3の態様は、店舗においてカードで決済を行う顧客が携帯する顧客端末のカード決済プログラムであって、前記顧客端末を、前記顧客が保有する複数のカードの情報を登録するカード情報登録手段、前記店舗において前記登録されたカードを利用して商品又はサービスの購入代金を支払う際に、前記店舗のPOS端末と通信可能なPOS端末通信手段、複数のカード会社から、現時点で前記店舗において購入した場合の特典情報を前記カードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段、前記取得した特典情報及び前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する優先順位判定手段、前記優先順位判定手段が判定した前記優先順位を前記カードごとに表示し、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させるカード選択手段、として機能させることを特徴とする。
また、本発明の第4の態様は、店舗において顧客がカードで決済する際のカード決済方法であって、前記顧客が保有する複数のカードの情報を登録する段階と、前記店舗において前記登録されたカードを利用して商品又はサービスの購入代金を支払う際に、複数のカード会社から、現時点で前記店舗において購入した場合の特典情報を前記カードごとに取得する段階と、前記取得した特典情報及び前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する段階と、前記優先順位を判定する段階において判定した前記優先順位を前記カードごとに前記顧客が携帯する顧客端末に表示させ、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させる段階と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数のカードを携帯する必要がなく、カードでの決済時に、購入場所、購入日時、購入金額、顧客の定めた優先事項に応じて、決済に最適なカードを顧客に提案することができる。
本発明の実施形態に係る決済最適化サービスの基本概念を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るカード決済システムの機能構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るカード決済システムにおけるデータベースのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るカード決済システムの全体の処理手順を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る顧客端末のおすすめカード提示画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るカード決済システムの機能構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るカード決済システムの全体の処理手順を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。以降の図においては、全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。また、機能構成の図において、機能ブロック間の矢印は、データの流れ方向、又は処理の流れ方向を表している。また、処理フロー図(フローチャート)において、各処理ステップ(処理の段階)は、必ずしも図示した順序で行う必要はなく、各ステップのインプットとアウトプットの関係を損なわない限り、処理順序を入れ替えてもよい。
<基本概念>
図1は、本発明の実施形態に係るカード決済最適化サービスの基本概念を示す図である。顧客が本発明により提供されるカード決済最適化サービス(以下、本サービスと呼ぶ)を利用するためには、まず、複数のカード(クレジットカードを主とする店舗で決済可能な電子カード)を保有する顧客は、自身が携帯する顧客端末に、上記の複数のカードのカード情報(カード番号、名義人、有効期限、セキュリティコード等)を記憶させ、登録を完了しているものとする。このとき、複数のカード情報を顧客IDに紐付けて、顧客IDを端末内に登録しておくようにしてもよい。
本サービスを利用して、顧客が店舗(カード加盟店)において、カードを利用して商品又はサービス(以下、商品等と呼ぶ)の購入代金を支払う(以下、カード決済という)ときには、以下の手順を行うものとする。
(1)カード決済を行うとする顧客は、自身の顧客端末上で、本サービスのカード決済のための専用のアプリケーション・プログラム(以下、単にアプリという)をインストールし、起動しておく。
(2)店舗のレジにおいて、店員がPOS(Point of sale)端末に、顧客が購入する商品等の購入金額を入力する。
(3)POS端末は、顧客端末に登録された複数のカード情報を読み取り、それらのカード情報と、商品等の情報、購入金額、店舗情報を含む購入情報をカード決済管理サーバに送信する。カード決済管理サーバは、カード決済を管理し、最適化するための情報を顧客に提供するためのサーバであり、カードごとの特典情報をカード会社から定期的にデータベースに取得している。
(4)サーバは、取得している各カードの特典情報のうち、POS端末から送信されてきたカードに関する特典情報を抽出し、POS端末に送信する。POS端末は受信したカード特典情報を顧客端末に転送し、アプリの画面にカードごとの特典情報を表示させる。
(5)このとき、カードの「おすすめ順」(優先順位又はおすすめ度)が判定され、おすすめ順の高いカードが画面の上位に表示される。顧客は、この画面から、決済に利用するカードを選択する。
(6)顧客がカードを選択すると、そのカード情報を含む購入情報の2次元バーコード(QRコード(登録商標)とも呼ぶ)が画面に表示される。
(7)顧客がこの画面をPOS端末にかざす。
(8)POS端末は、かざされた画面の2次元バーコードの情報を読み取り、そこに含まれた購入情報をサーバに送信し、顧客が選択したカードでの決済を実行させる。
<第1の実施形態>
以下、本発明を実現するためのシステムについて詳しく説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係るカード決済システムの機能構成(機能ブロック)を示す図である。ただし、本発明に直接関係のない機能構成については図示を省略している。
事前準備として、顧客は、自身の携帯する顧客端末100(典型的には、スマートフォンや携帯型のタブレット端末)に、アプリをダウンロードしておくものとする。このアプリをインストールすることにより、顧客端末100は、図示するような、カード情報登録手段11、カード選択手段12、POS端末通信手段13を備えることになる。
カード情報登録手段11は、顧客が保有する複数のカード(以下、顧客カードと呼ぶ)のカード情報を顧客端末100に記憶させ、登録する機能を提供する。このときの登録手段としては、カード情報をキー入力してもよいが、顧客端末に接続されたカード読み取り装置に、顧客カードをかざして(近接させて)、カード情報を読み取らせるようにしてもよい。カード情報の登録、閲覧、変更にはパスワード等の入力が必要なのは言うまでもない。カード登録時には、優先事項を設定することが望ましい。設定を省略するとデフォルトの優先事項が設定される。優先事項とは、店舗で買い物の決済をする際に、カード決済管理サーバ200と連携して、顧客カードそれぞれに対し、現時点で付与される特典情報を比較するときに優先的に判定する項目で、例えば、ポイント優先、割引優先等があるが詳しくは後述する。
カード選択手段12は、顧客カードそれぞれの特典情報を比較し、後述の優先順位判定手段が判定したおすすめ順に並べて表示し、今回の決済で利用するカードを顧客に選択させるための画面を表示させる。
POS端末通信手段13は、POS端末300との通信手段であり、近距離無線通信手段(NFC:Near Field Communication)が一般的である。この近距離無線手段によって顧客端末100をPOS端末300の読み取り部にタッチ又は近接させることで、携帯端末のカード情報が読み取られる。ただし、セキュリティの観点から、読み取られたカード情報は暗号化され、POS端末には表示されず、カード決済管理サーバ200に送信されるものとする。
カード決済管理サーバ200(以下、単にサーバと呼ぶことがある)は、顧客、加盟店、カード会社の間にたって本サービスの中核となるサーバである。本サーバは、図示するように、カード会社通信手段201、顧客カード特典情報取得手段202、優先順位判定手段203、POS端末通信手段204及び決済処理手段205を備えている。本サーバは、カード会社が共同で設立する機構が構築するようにしてもよいし、銀行等の金融機関が、カード会社のシステムと接続して金融機関内のシステムに構築するようにしてもよい。特に、本サーバを銀行内に設けると、クレジットカードだけでなく、デビットカードも本サービスの対象とすることが容易になる。また、銀行が本サーバの運営主体となれば、クレジットカードの決済に、当銀行を指定してもらえることが増えると期待できる。
カード会社通信手段201は、各カード会社のシステムとのデータ交換を通信可能に制御する。また、顧客カード特典情報取得手段202は、カード会社通信手段201を介して、カードごとの特典情報を定期的(例えば1日1回)に取得し、特典情報DB211に格納しておく。
優先順位判定手段203は、POS端末300から顧客のカード情報及びPOS端末300が設置された店舗の情報を受信した際に、それらのカードをその店舗において現時点で利用した場合の特典情報の詳細を顧客ごとに抽出する。そして、顧客が設定した優先事項に基づいて、各カードの特典情報を比較し、各カードを利用した場合の、現時点及び現店舗での優先順位(おすすめ順)を判定する。顧客が設定した優先事項は、いつでも変更が可能である。
POS端末通信手段204は、POS端末300とのデータ交換を通信可能に制御する。前述したように、本実施形態では、カード決済管理サーバ200は、POS端末通信手段204を介して、顧客端末100とのすべてのデータのやりとりを行う。
決済処理手段205は、顧客がカード選択手段12において選択したカードを用いた決済処理を実行する。ここでカードがクレジットカードであれば、決済情報をカード会社に送信し、カードがデビットカードであれば、銀行と決済情報を連携する。
POS端末300は、内部構成の図示は省略するが、顧客端末100及びカード決済管理サーバ200との通信手段を備えている。顧客端末100との通信手段は、前述のNFCであってよいが、この通信手段を介して、顧客端末100からカード情報を取得するカード情報取得手段を有する。
カード決済管理サーバ200との通信は、専用回線又はセキュアな手段を有する公衆回線を利用する。本実施形態でのPOS端末300は、顧客端末100とカード決済管理サーバ200とのデータのやりとりの中継の役割も果たしている。
図3は、カード決済管理サーバ200に備えられた各データベースのデータ構成の一例を示す図である。各データベースは、サーバ内部に構築してもよいし、サーバ外部に構築してサーバと接続するようにしてもよい。以下、データベースが格納するデータについて順に説明する。
カード会社DB210には、各カード会社のカード名、登録情報の更新日、特典内容が種類ごとに格納される。例えば、特典内容1は、通常のポイント付与率とし、利用金額の1%をポイントで付与する。特典内容2は、時期に応じた割り増しポイントの付与率、特典内容3は、指定商品、指定店舗での割り増しポイントの付与率等を格納する。ポイントの代わりに、請求時の割引率やクーポン券の発行等で特典を付与してもよい。
特典情報DB211には、顧客IDごとに、顧客カードすべての、カード番号、カードのランク(例えば、「一般」、「シルバー」、「ゴールド」等)、及び現時点で顧客に適用される特典情報が格納される。指定店舗、指定商品の情報も格納してもよい。サーバは、一定の間隔でカード会社から最新の特典情報を取得し、そのたびに特典情報DB211を更新する。
顧客DB212には、顧客IDごとに、顧客が設定した優先事項、登録されたカードのカード名、カード会社等が格納される。優先事項には、「獲得ポイント数」、「利用可能ポイント数」、「割引率」、「クーポンの割引額」等を設定できる。例えば、優先事項に、「獲得ポイント数」を設定すると、今回の利用で獲得可能なポイントが金額換算で多いカードほど優先順位が高くなる。また、優先事項に「利用可能ポイント数」を設定すると、購入金額から利用可能ポイントの分だけ割り引いた金額が大きいカードほど優先順位が高くなる。したがって、ポイントが多く貯まっているカードほど有利になる。ただし、実際にポイントを利用するか否かは決済に用いるカードを選択した後に行う。また、優先事項に「割引率」を設定すると、今回の利用で適用される割引率、すなわち、値引き額の大きいカードほど優先順位が高くなる。また、優先事項に「クーポンの割引額」を設定すると、次回以降で利用できるクーポンの割引額が大きいほど優先順位が高くなる。また、クレジットカードの利用とは別に、クーポンの利用又は電子マネーの利用による割引額を比較対象とし、それらの優先事項を設定してもよい。
また、優先事項に「優先カード」を設定することもでき、優先カードに設定されたカードは、そのときの特典情報に関わらず、優先順位を通常より高く設定することが可能である。例えば、優先カードを、後述の「おすすめカード提示画面」において、常に第1位に表示したり、通常よりも1ランク又は2ランク程度上位に表示したりするようにしてもよい。さらに、優先カードを複数指定することも可能で、例えば、第1優先カードは、第2優先カードよりも優先順位を高くする等ができる。また、優先カードが指定されていても、タイムセールスなど、より大きな特典が非優先カードを利用すると得られる場合は、そのカードのおすすめ度が上がるので、優先事項の設定しだいでは、非優先カードが最上位にくることもある。
なお、図3では、優先事項はすべてのカードで共通としているが、カードごとに優先事項を変えられるようにしてもよい。その場合は、各カードの特典ごとに点数を付け、更にその点数に優先事項の重み係数を掛けて、カード全体の優先順位を判定する。また、クレジットカードだけでなく、電子マネーやデビットカードの利用による特典情報に対する優先事項も加えてもよい。
利用実績DB213には、顧客IDごとに、カードの利用日、利用したカード、利用金額、利用店舗等の情報が格納される。現在のカード会社のシステムの利用履歴では、1回の決済時の利用店舗と利用金額の合計が表示されるのみで、購入商品等の情報は表示されないが、本実施形態では購入商品等の情報も利用履歴に格納するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、データベースはすべてサーバ側に設けたが、一部は顧客端末100の記憶領域に保管することも可能とする。端末側でデータを保管すると、店舗に行く前であっても、どのカードが有利か、おおよその見当をつけることができる。
(処理手順)
図4は、本発明の第1の実施形態に係るカード決済システムの全体の処理手順を示す図である(なお、以下では構成要素の符号は省略する)。まず顧客は、レジに向かう際に顧客端末のアプリを起動しておく(ステップS10)。顧客が購入する商品をレジに持ちこむと、店員がPOS端末にて購入商品、購入金額等の購入情報をバーコードリーダ等から入力する(ステップS11)。このとき、顧客が端末をPOS端末にかざすと、POS端末は、顧客端末内に登録されたカード番号を読み取り、サーバに送信する(ステップS12)。このとき、顧客ID(顧客識別子)に複数のカード番号が端末内に登録されている場合は、顧客IDを読込むだけでよい。顧客IDは、本システムが発行するIDであってもよいし、顧客端末の端末IDで代用してもよい。もちろん、端末から顧客IDやカード情報を読込む際には、端末のパスコード等、なんらかの認証情報が入力されているものとする。
サーバ側では、事前に取得しておいたカードごとの特典情報から、今回読み取った顧客カードの特典情報をカードごとに抽出する(ステップS13)。次にサーバは、顧客の優先事項を参照し、おすすめ順を判定して、カードごとの特典情報とともに顧客端末に送信する(ステップS14)。
顧客端末側では、顧客が、おすすめ順とカードごとの特典情報が表示された「おすすめカード提示画面」(図5参照)から、今回の決済に用いるカードを選択する(ステップS15)。そして、顧客端末は、選択されたカードで決済するための必要な情報(決済情報)を含んだ2次元バーコードを生成する(ステップS16)。顧客がこの2次元バーコードが表示された画面をPOS端末にかざすと、POS端末がその情報を読み取り、決済情報をサーバに送信する(ステップS17)。そして、サーバ側で決済情報をカード発行元に送信して最終的な決済処理を行う(ステップS18)。
最後に、サーバが今回のカードの利用情報を利用履歴DBに書き込むようにしてもよい(ステップS19)。カードの利用履歴は、通常はカード会社が、利用明細を顧客に送るために、カード会社側のデータベースに記録される。本システムのサーバが保管する利用履歴には、顧客に提示したすべてのカードの情報と、実際に選択されたカードの情報、購入商品、購入店舗の情報を保管することが望ましい。このようなデータを統計的に処理すれば、顧客がカードを選択する際の理由を調査することができる。また、カードの利用データをカード会社に依存せず蓄積することでき、マーケティングの分析にも役立てることが可能となる。
(表示画面)
図5は、本発明の第1の実施形態に係る顧客端末の「おすすめカード提示画面」の一例を示す図である。図示するように、この画面では、利用店舗と購入金額とともに、顧客カードのおすすめ順に、カードの特典内容の詳細が表示される。おすすめ順は、顧客が設定した優先事項に基づいて判定されるが、この例では、割引額を優先事項に設定していることが表示されている。この画面上で顧客が優先事項を変更可能としてもよい。例えば、獲得ポイントを優先事項に変更したい場合は、該当するボタンを押すと、おすすめ順が判定し直され、カードの表示順位が変更される。その後、変更した優先事項をデフォルトとして登録してもよいし、登録は変更せずに、一時的に使用するだけでもよい。
上記の本システムの機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割したり、複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成したりしてもよい。各機能処理部は、装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)又はハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムがコンピュータを各手段として機能させる。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB:Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
<第2の実施形態>
本発明は、様々な実施形態で実現することができるが、別の実施形態の例として、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、顧客端末100は、POS端末300を介して、カード決済管理サーバ200とデータのやりとりを行うように構成したが、第2の実施形態では、顧客端末がサーバとインターネットを介して直接データのやりとりすることが可能となる。
図6は、第2の実施形態に係るカード決済システムの機能構成(機能ブロック)を示す図である。以下では、第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
本実施形態の顧客端末100Aとカード決済管理サーバ200Aは、互いに直接通信が可能なように、それぞれカード決済管理サーバ通信手段14と顧客端末通信手段206を新たに備える(図の太線で示す)。この通信手段は、インターネット接続であってよく、一般的なL3/L4又はWi−Fi(登録商標)が用いられる。この通信手段を備えることで、顧客端末100Aとカード決済管理サーバ200Aは、必ずしもPOS端末300経由で情報のやりとりを行う必要がなくなる。例えば、図示するようにカード情報登録手段11Aからカード決済管理サーバ通信手段14を使って登録された顧客カードの番号又は顧客IDをサーバに送信すれば、店舗で買い物をする前に、事前にカードの特典情報を比較することができる。
また、本実施形態では、サーバ側にあった優先順位判定手段203(図2参照)を顧客端末100Aのカード選択手段12Aの機能の一部として設けてもよい。こうすることで、特典情報の取得や優先事項の設定が店舗に行かなくてもできるので、サーバとのやりとりだけで、自宅等で、様々な条件を設定し、お得なカード、お得な店舗、お得な時期を調べることが可能となる。
もちろん、第1の実施形態と同様に、店舗のPOS端末300経由でサーバと通信することも可能である。POS端末経由の通信では、実際に店舗で買い物する場合なので、店舗情報や購入情報を入力する手間が必要なく、既に説明したように、カードの選択から決済までが簡単に行える。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るカード決済システムの全体の処理手順を示す図である。ここでは図4と同様に、店舗での決済時を想定している。ステップS10、ステップS11、ステップS13及びステップS15〜S19は、図4と全く同じである。
ステップS12Aでは、カード選択前に顧客端末をPOS端末にかざす必要はなく、顧客端末から、所定の操作をすることで、登録されたカード情報又は顧客IDがサーバに送信される。また、ステップS14では、サーバからおすすめ順を送信されるのではなく、顧客端末が、サーバが抽出した特典情報を元に、端末内部に保管された優先事項を参照し、おすすめ順を判定して画面に表示する。
なお、第1の実施形態と第2の実施形態は、互いに排他的ではなく、両者を組み合わせた変形例も可能である。
(実施形態の効果)
以上、本発明の実施形態の効果をまとめると以下のようになる。第1に、顧客端末のカード情報を登録することで、多くのカードを携帯する必要がなくなる。そして、カードでの決済時には、購入場所、購入日時、購入金額、顧客の定めた優先事項に応じて、決済に最適なカードを顧客におすすめカード提示画面で提案することが可能となる。
第2に、顧客が表示されたおすすめカード提示画面から、カードを選択すると、決済情報を含む2次元バーコードの面画が生成されるので、その画面をPOS端末にかざすだけで、選択したカードでの決済を簡単に済ますことができる。
第3に、おすすめカードの判定は、単純にポイントを比較するのでなく、カードを実際に店舗で利用した際の、獲得される獲得ポイント数、今回の決済時に利用可能なポイント数、今回の利用で適用される割引率、次回以降で利用可能な割引額、そのカードとは別のクーポンの利用又は電子マネーの利用による割引のうち、顧客が設定した優先事項に基づいて行われるので様々な条件を顧客の意向に沿ったかたちで行われる。また、クレジットカードの利用による特典の優先事項はもちろん、電子マネー等の他のカードの利用による特典も比較対象とし、優先事項を設定することができる。
第4に、優先事項として優先カードを顧客が設定することができ、優先カードとして設定されたカードは、特典情報に関わらずに、おすすめ度を設定することができる。
また、おすすめ度の判定はサーバ側で行ってもよく、顧客端末側で行ってもよい。特に顧客端末側で行う場合は、実際に店舗に行かなくても、事前にお得なカードを調べることができる。
なお、発明の実施形態におけるカードを、クレジットカードを中心に説明したが、その他のカードとして、デビットカードやポストペイ型の電子マネーカードにも適用可能である。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。なお、上記の実施形態では、本発明を物の発明としてカード決済システムについて説明したが、本発明は、装置の発明(カード決済管理サーバ)、顧客端末のコンピュータ・プログラムであるアプリの発明(カード決済プログラム)、方法の発明(カード決済方法)、としても捉えることもできる。
100,100A 顧客端末
11,11A カード情報登録手段
12,12A カード選択手段
13 POS端末通信手段
14 カード決済管理サーバ通信手段
200,200A カード決済管理サーバ
201 カード会社通信手段
202 顧客カード特典情報取得手段
203 優先順位判定手段
204 POS端末通信手段
205 決済処理手段
206 顧客端末通信手段
210 カード会社DB
211 特典情報DB
212 顧客DB
213 利用実績DB
300 POS端末
(1)本発明の第1の態様は、 顧客端末と、カード決済が可能な店舗のPOS端末と、カード決済管理サーバとが接続されたカード決済システムであって、前記顧客端末は、顧客が保有する複数のカードの情報を登録するカード情報登録手段と、前記店舗において前記登録されたカードを利用して商品又はサービスの購入代金を支払う際に、前記POS端末と通信可能なPOS端末通信手段と、を備え、前記POS端末は、前記顧客端末から前記登録された複数のカードのカード情報を取得するカード情報取得手段と、前記顧客の購入情報を前記カード決済管理サーバに送信する手段と、を備え、前記カード決済管理サーバは、複数のカード会社から、前記店舗で現時点において購入した場合の特典情報を前記カードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段と、前記取得した特典情報及び前記カードを利用した際の、今回の利用で獲得可能な獲得ポイント数、今回の決済時に利用可能なポイント数、今回の利用で適用される割引率、次回以降で利用可能な割引額、前記カードとは別のクーポンの利用又は電子マネーの利用による割引のうち、前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する優先順位判定手段と、を備え、前記顧客端末は、前記優先順位判定手段が判定した前記優先順位を前記カードごとに表示し、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させるカード選択手段を備えることを特徴とする。
(3)また、本発明は、上記(1)又は(2)のシステムにおいて、前記優先順位判定手段は、前記顧客が優先事項に優先カードを設定している場合、前記優先カードの優先順位を、特典情報に関わらず、判定するようにしてもよい。
(4)また、本発明の第2の態様は、店舗において顧客が行うカードでの決済を管理するカード決済管理サーバであって、複数のカード会社から、前記顧客が現時点で店舗においてカードで決済した場合の特典情報を前記カードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段と、前記取得した特典情報及び前記カードを利用した際の、今回の利用で獲得可能な獲得ポイント数、今回の決済時に利用可能なポイント数、今回の利用で適用される割引率、次回以降で利用可能な割引額、前記カードとは別のクーポンの利用又は電子マネーの利用による割引のうち、前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する優先順位判定手段と、を備え、前記優先順位判定手段が判定した前記優先順位を前記顧客が携帯する顧客端末に前記カードごとに表示させ、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させることを特徴とする。
(5)また、本発明の第3の態様は、店舗においてカードで決済を行う顧客が携帯する顧客端末のカード決済プログラムであって、前記顧客端末を、前記顧客が保有する複数のカードの情報を登録するカード情報登録手段、前記店舗において前記登録されたカードを利用して商品又はサービスの購入代金を支払う際に、前記店舗のPOS端末と通信可能なPOS端末通信手段、複数のカード会社のサーバから、現時点で前記店舗において購入した場合の特典情報を、前記POS端末を介して前記カードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段、前記取得した特典情報及び前記カードを利用した際の、今回の利用で獲得可能な獲得ポイント数、今回の決済時に利用可能なポイント数、今回の利用で適用される割引率、次回以降で利用可能な割引額、前記カードとは別のクーポンの利用又は電子マネーの利用による割引のうち、前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する優先順位判定手段、前記優先順位判定手段が判定した前記優先順位を前記カードごとに表示し、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させるカード選択手段、として機能させることを特徴とする。
(6)また、本発明の第4の態様は、複数のカードを利用する顧客が所持する顧客端末と、カード決済管理サーバとが接続されたカード決済システムであって、前記顧客端末は、前記顧客が保有する前記複数のカードの情報を登録するカード情報登録手段と、前記カード決済管理サーバと通信可能なカード決済管理サーバ通信手段と、を備え、前記カード決済管理サーバは、前記顧客端末と通信可能な顧客端末通信手段と、複数のカード会社と通信可能なカード会社通信手段と、前記複数のカード会社から、現時点において店舗で購入した場合の特典情報を顧客のカードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段と、を備え、前記顧客端末は、前記顧客カード特典情報取得手段が取得した特典情報及び前記カードを利用した際の、今回の利用で獲得可能な獲得ポイント数、今回の決済時に利用可能なポイント数、今回の利用で適用される割引率、次回以降で利用可能な割引額、前記カードとは別のクーポンの利用又は電子マネーの利用による割引のうち、前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定して前記カードごとに表示し、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させるカード選択手段を備える、ことを特徴とする。

Claims (7)

  1. 顧客端末と、カード決済が可能な店舗のPOS端末と、カード決済管理サーバとが接続されたカード決済システムであって、
    前記顧客端末は、
    顧客が保有する複数のカードの情報を登録するカード情報登録手段と、
    前記店舗において前記登録されたカードを利用して商品又はサービスの購入代金を支払う際に、前記POS端末と通信可能なPOS端末通信手段と、を備え、
    前記POS端末は、
    前記顧客端末から前記登録された複数のカードのカード情報を取得するカード情報取得手段と、
    前記顧客の購入情報を前記カード決済管理サーバに送信する手段と、を備え、
    前記カード決済管理サーバは、
    複数のカード会社から、前記店舗で現時点において購入した場合の特典情報を前記カードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段と、
    前記取得した特典情報及び前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する優先順位判定手段と、を備え、
    前記顧客端末は、前記優先順位判定手段が判定した前記優先順位を前記カードごとに表示し、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させるカード選択手段を備えることを特徴とするカード決済システム。
  2. 前記カード選択手段は、前記選択されたカードの情報を含む購入情報を2次元バーコードで前記顧客端末の画面に表示させ、前記画面を前記POS端末にかざすことで決済を行うことを特徴とする請求項1に記載のカード決済システム。
  3. 前記優先順位判定手段は、前記カードを利用した際の、今回の利用で獲得可能な獲得ポイント数、今回の決済時に利用可能なポイント数、今回の利用で適用される割引率、次回以降で利用可能な割引額、前記カードとは別のクーポンの利用又は電子マネーの利用による割引のうち、前記顧客が設定した優先事項に基づいて前記優先順位を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載のカード決済システム。
  4. 前記優先順位判定手段は、前記顧客が優先事項に優先カードを設定している場合、前記優先カードの優先順位を、特典情報に関わらず、判定することを特徴とする請求項3に記載のカード決済システム。
  5. 店舗において顧客が行うカードでの決済を管理するカード決済管理サーバであって、
    複数のカード会社から、前記顧客が現時点で店舗においてカードで決済した場合の特典情報を前記カードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段と、
    前記取得した特典情報及び前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する優先順位判定手段と、を備え、
    前記優先順位判定手段が判定した前記優先順位を前記顧客が携帯する顧客端末に前記カードごとに表示させ、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させることを特徴とするカード決済管理サーバ。
  6. 店舗においてカードで決済を行う顧客が携帯する顧客端末のカード決済プログラムであって、
    前記顧客端末を、
    前記顧客が保有する複数のカードの情報を登録するカード情報登録手段、
    前記店舗において前記登録されたカードを利用して商品又はサービスの購入代金を支払う際に、前記店舗のPOS端末と通信可能なPOS端末通信手段、
    複数のカード会社から、現時点で前記店舗において購入した場合の特典情報を前記カードごとに取得する顧客カード特典情報取得手段、
    前記取得した特典情報及び前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する優先順位判定手段、
    前記優先順位判定手段が判定した前記優先順位を前記カードごとに表示し、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させるカード選択手段、
    として機能させることを特徴とするカード決済プログラム。
  7. 店舗において顧客がカードで決済する際のカード決済方法であって、
    前記顧客が保有する複数のカードの情報を登録する段階と、
    前記店舗において前記登録されたカードを利用して商品又はサービスの購入代金を支払う際に、複数のカード会社から、現時点で前記店舗において購入した場合の特典情報を前記カードごとに取得する段階と、
    前記取得した特典情報及び前記顧客が設定した優先事項に基づいて、前記カードの優先順位を判定する段階と、
    前記優先順位を判定する段階において判定した前記優先順位を前記カードごとに前記顧客が携帯する顧客端末に表示させ、前記店舗での決済に用いるカードを前記顧客に選択させる段階と、
    を含むことを特徴とするカード決済方法。
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