JP2021085659A - 検査装置及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不良品のワークのみを正確に排出させることが可能な検査装置及び検査方法を提供する。【解決手段】検査装置は、第1撮像画像と第2撮像画像とを取得する撮像処理部と、時間の計測を開始する時間計測部と、前記第2撮像画像に基づいて前記検査対象物を判定する判定処理部と、前記第1撮像画像内の前記検査対象物の第1位置と前記第2撮像画像内の前記検査対象物の第2位置とを検出する位置検出部と、前記第1位置及び前記第2位置の間の距離と撮像間隔とに基づいて前記検査対象物の移動速度を算出する速度算出部と、前記第2位置から排出位置までの排出距離を算出する距離算出部と、前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記移動速度と前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記排出位置まで移動するのに要する移動時間を算出し、前記移動時間に基づいて排出指示を出力する排出処理部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、検査対象物を検査する検査装置及び検査方法に関する。
従来、コンベアなどの搬送路上を移動する複数のワークを順次カメラで撮影して各ワークが不良品か否かを判定し、不良品のワークを搬送路から排出させる検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−351829号公報
従来の検査装置では、不良品のワークを搬送路から排出する排出機に対して正確なタイミングで排出指示を出力することが難しいため、不良品のワークが到達すると予想される所定の排出区間(期間)に排出指示を行っている。このため、不良品のワークだけでなく、前記排出区間に搬送される良品のワークも搬送路から排出されてしまうという問題が生じる。
本発明の目的は、不良品のワークのみを正確に排出させることが可能な検査装置及び検査方法を提供することにある。
本発明の一の態様に係る検査装置は、搬送路を移動する検査対象物を検査し、不良品の前記検査対象物を排出機により排出させる検査装置であって、撮像部に撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に応じて前記撮像部により撮像される撮像画像を取得する撮像処理部と、前記撮像処理部により出力される前記撮像指示に基づいて、時間の計測を開始する時間計測部と、前記撮像部により撮像される前記撮像画像に基づいて、前記検査対象物を判定する判定処理部と、前記撮像部により撮像される前記撮像画像内における前記検査対象物の位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部により検出される前記位置から、前記排出機が前記検査対象物を排出する排出位置までの距離を示す排出距離を算出する距離算出部と、前記判定処理部により前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記検査対象物の移動速度と、前記距離算出部により算出される前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記位置から前記排出位置まで移動するのに要する移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて前記排出機に前記検査対象物の排出指示を出力する排出処理部と、を備える。
本発明の他の態様に係る検査方法は、搬送路を移動する検査対象物を検査し、不良品の前記検査対象物を排出機により排出させる検査方法であって、撮像部に撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に応じて前記撮像部により撮像される撮像画像を取得する撮像ステップと、前記撮像部により撮像される前記撮像画像に基づいて、前記検査対象物を判定する判定ステップと、前記撮像ステップにおいて出力される前記撮像指示に基づいて、時間の計測を開始する時間計測ステップと、前記撮像部により撮像される前記撮像画像内における前記検査対象物の位置を検出する位置検出ステップと、前記位置検出ステップにおいて検出される前記位置から、前記排出機が前記検査対象物を排出する排出位置までの距離を示す排出距離を算出する距離算出ステップと、前記判定ステップにより前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記検査対象物の移動速度と、前記距離算出ステップにより算出される前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記位置から前記排出位置まで移動するのに要する移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて前記排出機に前記検査対象物の排出指示を出力する排出ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行する。
本発明によれば、不良品のワークのみを正確に排出させることが可能となる。
図1は、本発明の実施形態1に係る検査装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、従来の検査装置において搬送路上を搬送方向に移動する複数のワークを示す図である。 図3は、本発明の実施形態1に係る検査装置における検査処理の一例を示す機能ブロック図である。 図4は、本発明の実施形態1に係る検査装置において搬送路上を搬送方向に移動する複数のワークを示す図である。 図5は、本発明の実施形態1に係る検査装置における検査処理に対応するタイミングチャートである。 図6は、本発明の実施形態1に係る検査装置における検査処理に対応するタイミングチャートである。 図7は、本発明の実施形態1に係る検査装置における検査処理に対応するタイミングチャートである。 図8は、本発明の実施形態1に係る検査装置で実行される検査処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図9は、本発明の実施形態2に係る検査装置における検査処理の一例を示す機能ブロック図である。 図10は、本発明の実施形態2に係る検査装置における検査処理に対応するタイミングチャートである。 図11は、本発明の実施形態2に係る検査装置における検査処理に対応するタイミングチャートである。 図12は、本発明の実施形態3に係る検査装置における検査処理の一例を示す機能ブロック図である。 図13は、本発明の実施形態3に係る検査装置において搬送路上を搬送方向に移動する複数のワークを示す図である。 図14は、本発明の実施形態3に係る検査装置における検査処理に対応するタイミングチャートである。 図15は、本発明の実施形態4に係る検査装置における検査処理の一例を示す機能ブロック図である。 図16は、本発明の実施形態4に係る検査装置における検査処理に対応するタイミングチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。なお、説明の便宜上、各実施形態において示す構成要素と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る検査装置10の構成を示す機能ブロック図である。検査装置10は、搬送装置100によりコンベアなどの搬送路上を移動する複数のワークW(本発明の検査対象物の一例)について、良品であるか又は不良品であるかを判定し、不良品のワークWを排出エリアに排出させる装置である。搬送装置100は、例えば複数のワークWを順次、検査エリアに搬送し、検査装置10は、前記検査エリアにおいて複数のワークWを順次検査する。検査装置10は、搬送装置100にネットワークN1を介して接続されている。また、検査装置10は、搬送装置100の搬送路上に設置されたカメラ30(本発明の撮像部の一例)から撮像画像を取得し、当該撮像画像に基づいてワークWを検査する。また、搬送装置100の搬送路上にはセンサ20が設置されており、検査装置10は、センサ20の検出信号に基づいて、ワークWが検査エリアに到達したことを検出する。また、搬送装置100の搬送路の下流側には排出機40が設置されており、検査装置10は、不良品のワークWを検出した場合に、排出機40に排出指示を出力する。排出機40は、前記排出指示に従って、排出位置に到達する不良品のワークWを搬送路から排出エリアに排出させる。
ここで、従来の検査装置において生じる問題ついて具体例を挙げて説明する。図2は、搬送路上を搬送方向WDに移動する複数のワークWを示している。
図2に示す位置P1、P2は、カメラの撮像領域CF(撮像範囲)に対応する撮像画像内の位置(座標)を示している。例えば位置P1は、センサ20の応答速度が速い場合に撮像される撮像画像内におけるワークWの位置を示しており、位置P2は、センサ20の応答速度が遅い場合に撮像される撮像画像内におけるワークWの位置を示している。このように、センサ20の応答速度のばらつきにより、撮像タイミングがばらつき、撮像画像内におけるワークWの位置から排出機40の排出位置DPまでの距離がばらついてしまう(距離D1、D2参照)。そこで、従来の検査装置では、不良品のワークWを確実に排出させるために、位置P1で検出されたワークWが排出位置DPまで移動するのに要する移動時間t1と、位置P2で検出されたワークWが排出位置DPまで移動するのに要する移動時間t2との差に基づいて所定の排出期間を設定し、不良品のワークWを検出した場合には、前記排出期間に排出位置DPに到達するワークWを排出する処理を行っている。このため、不良品のワークWだけでなく、良品のワークWも排出されてしまうという問題が生じる。これに対して、本実施形態に係る検査装置10は、不良品のワークWのみを正確に排出させることが可能である。
具体的には、本発明の実施形態1に係る検査装置10は、制御部1、記憶部2、操作表示部3、通信部4、及びタイマ5などを備え、搬送路上を移動する複数のワークWのそれぞれについて、例えば外周面の傷、打痕などの欠陥を検出する検査を行う。ワークWは、特に限定されず、様々な物品が含まれる。本実施形態では、ワークWの一例として、ガラスで形成されたビンを挙げる。検査装置10には、ネットワークN1を介して搬送装置100、センサ20、カメラ30、排出機40などが接続されている。センサ20、カメラ30、及び排出機40は、検査装置10に含まれてもよい。
センサ20は、例えば搬送路上の検査エリアの入り口に設置されており、検査エリアに進入するワークWを検出する。センサ20は、例えば発光部及び受光部を備え、発光部から発光された光が受光部に受光される前にワークWにより遮光された場合に、検出信号を検査装置10に出力する。
カメラ30は、例えば搬送路上の検査エリアに設置されており、検査エリアに進入したワークWを撮像する。具体的には、カメラ30は、検査装置10の制御部1の指示(撮像指示)に応じて所定のタイミング(後述)でワークWを撮像する。カメラ30は、ワークWの撮像画像を検査装置10に出力する。
タイマ5は、時間を計測する。具体的には、タイマ5は、制御部1の指示に基づいて、時間の計測を開始したり、時間の計測を停止したり、計測した時間をリセットしたりする。タイマ5は、計測した時間(計測時間)を制御部1に出力する。
通信部4は、検査装置10を有線又は無線でネットワークN1に接続し、ネットワークN1を介して他の機器(例えば、搬送装置100、センサ20、カメラ30、排出機40など)との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
操作表示部3は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザーインターフェースである。
記憶部2は、各種の情報を記憶するフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。記憶部2には、制御部1に後述の検査処理(図8参照)を実行させるための検査プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記検査プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、検査装置10が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部2に記憶されてもよい。
制御部1は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムを予め記憶する。前記RAMは、各種の情報を記憶し、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部1は、前記ROM又は記憶部2に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより検査装置10を制御する。
具体的には、制御部1は、ワーク検出部11、撮像処理部12、時間計測部13、判定処理部14、位置検出部15、速度算出部16、距離算出部17、排出処理部18などの各種の処理部を含む。なお、制御部1は、前記CPUで前記制御プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、制御部1に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記検査プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
以下では、検査装置10における検査処理の具体例を挙げて、制御部1の処理について説明する。図3は、検査処理の一例を示す機能ブロック図である。図4には、搬送路上を搬送方向WDに移動する複数のワークWを示している。図5〜図7には、前記検査処理に対応するタイミングチャートを示している。
ワーク検出部11は、搬送路を移動するワークWを検出する。ワーク検出部11は、本発明の検出処理部の一例である。具体的には、ワーク検出部11は、検査エリアの入り口に設置されたセンサ20の検出結果(検出信号Sf)に基づいて、前記検査エリアに進入するワークWを検出する。ワーク検出部11は、ワークWを検出すると、ワークWを検出したことを示す情報を撮像処理部12に出力する。
撮像処理部12は、カメラ30に撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に応じてカメラ30により撮像される撮像画像を取得する。撮像処理部12は、本発明の撮像処理部の一例である。
具体的には、撮像処理部12は、ワーク検出部11によりワークWが検出された場合に、カメラ30に撮像指示を出力する。また、撮像処理部12は、ワーク検出部11によりワークWが検出された場合に、カメラ30に、所定の撮像間隔Te(図5参照)で2回撮像指示を出力する。例えば、撮像処理部12は、ワーク検出部11によりワークWが検出されたタイミング(第1撮像タイミング)で、カメラ30に1回目の撮像指示を出力し、前記第1撮像タイミングから撮像間隔Te(本発明の所定時間の一例)経過後の第2撮像タイミングで、カメラ30に2回目の撮像指示を出力する。そして、撮像処理部12は、カメラ30から、前記第1撮像タイミングで撮像された第1撮像画像と、第1撮像画像が撮像されてから撮像間隔Teが経過した後に撮像(すなわち、前記第2撮像タイミングで撮像)された第2撮像画像とを取得する。
なお、図4において、撮像領域CFはカメラ30により撮像される撮像画像に対応する。そして、前記撮像画像においてワークWが位置Pg(第1ワーク位置Pg)に位置している画像が前記第1撮像画像に対応し、前記撮像画像においてワークWが位置Ph(第2ワーク位置Ph)に位置している画像が前記第2撮像画像に対応する。
時間計測部13は、撮像処理部12により出力される前記撮像指示(又は露光指示)に基づいて、タイマ5に時間の計測を開始させる。時間計測部13は、本発明の時間計測部の一例である。例えば図5に示すように、時間計測部13は、撮像処理部12により前記第2撮像画像が取得された時点でタイマ5に時間の計測を開始させる。なお、図7に示すように、時間計測部13は、撮像処理部12により前記第1撮像画像が取得された時点でタイマ5に時間の計測を開始させてもよい。また、時間計測部13は、撮像処理部12からカメラ30に前記撮像指示が出力された時点でタイマ5に時間の計測を開始させてもよい。これにより、タイマ5は、時間の計測(カウント)を開始する。
判定処理部14は、カメラ30により撮像される前記撮像画像に基づいてワークWを判定する。判定処理部14は、本発明の判定処理部の一例である。具体的には、判定処理部14は、カメラ30により撮像される前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像の少なくともいずれかに基づいて、ワークWが良品であるか又は不良品であるかを判定する。例えば、判定処理部14は、記憶部2に記憶された良品のワークWの基準画像と、前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像の少なくともいずれかとを比較して、ワークWが良品であるか又は不良品であるか(合否)を判定する。判定処理部14は、周知の方法によりワークWの合否を判定することができる。
位置検出部15は、カメラ30により撮像される前記撮像画像内におけるワークWの位置を検出する。位置検出部15は、本発明の位置検出部の一例である。具体的には、位置検出部15は、1回目にカメラ30により撮像される前記第1撮像画像内におけるワークWの位置を示す第1ワーク位置Pg(図4参照)と、2回目にカメラ30により撮像される前記第2撮像画像内におけるワークWの位置を示す第2ワーク位置Ph(図4参照)とを検出する。位置検出部15は、検出した第1ワーク位置Pg及び第2ワーク位置Phの情報を速度算出部16に出力する(図3参照)。第1ワーク位置Pgは本発明の第1位置の一例であり、第2ワーク位置Phは本発明の第2位置の一例である。
速度算出部16は、位置検出部15により検出される第1ワーク位置Pg及び第2ワーク位置Phの間の距離と、撮像間隔Te(本発明の所定時間の一例)とに基づいて、ワークWの移動速度Siを算出する(図3参照)。速度算出部16は、算出したワークWの移動速度Siの情報を排出処理部18に出力する(図3参照)。速度算出部16は、本発明の速度算出部の一例である。
距離算出部17は、位置検出部15により検出される位置から、排出機40がワークWを排出する排出位置DPまでの距離(排出距離DL)を算出する。距離算出部17は、本発明の距離算出部の一例である。具体的には、距離算出部17は、位置検出部15により検出される第1ワーク位置Pg又は第2ワーク位置Phから排出位置DPまでの排出距離DLを算出する。
排出処理部18は、判定処理部14によりワークWが不良品であると判定された場合に、ワークWの移動速度Siと、距離算出部17により算出される排出距離DLとに基づいて、ワークWが位置検出部15により検出される位置から排出位置DPまで移動するのに要する移動時間Trを算出し、算出した移動時間Trに基づいて排出機40にワークWの排出指示を出力する。
ここで、第1の例として、時間計測部13が、撮像処理部12により前記第2撮像画像が取得された時点でタイマ5に時間の計測を開始させる構成(図5参照)の場合、距離算出部17は、位置検出部15により検出される第2ワーク位置Phと、撮像領域CFにおける所定位置Pjから排出位置DPまでの距離Dkとに基づいて、第2ワーク位置Phから排出位置DPまでの排出距離DLを算出する(図4参照)。また、排出処理部18は、判定処理部14によりワークWが不良品であると判定された場合に、速度算出部16により算出されるワークWの移動速度Siと、距離算出部17により算出される排出距離DLとに基づいて、ワークWが第2ワーク位置Phから排出位置DPまで移動するのに要する移動時間Trを算出し、算出した移動時間Trに基づいて排出機40にワークWの排出指示を出力する(図5参照)。
一方、第2の例として、時間計測部13が、撮像処理部12により前記第1撮像画像が取得された時点でタイマ5に時間の計測を開始させる構成(図7参照)の場合、距離算出部17は、位置検出部15により検出される第1ワーク位置Pgと、撮像領域CFにおける所定位置Pjから排出位置DPまでの距離Dkとに基づいて、第1ワーク位置Pgから排出位置DPまでの排出距離DLを算出する(不図示)。また、排出処理部18は、判定処理部14によりワークWが不良品であると判定された場合に、速度算出部16により算出されるワークWの移動速度Siと、距離算出部17により算出される排出距離DLとに基づいて、ワークWが第1ワーク位置Pgから排出位置DPまで移動するのに要する移動時間Trを算出し、算出した移動時間Trに基づいて排出機40にワークWの排出指示を出力する(図7参照)。
検査装置10は、前記第1の例及び前記第2の例のいずれを採用してもよい。
また、排出処理部18は、移動時間Trと排出機40における排出動作に関する補正時間Tm(図5参照)とを合計した排出時間Tnを算出し、時間計測部13により計測される計測時間が排出時間Tnに達したタイミングで排出機40に前記排出指示を出力する。排出機40は、前記排出指示に従って、排出位置DPに到達する不良品のワークWを搬送路から排出エリアに排出させる。排出処理部18は、本発明の排出処理部の一例である。
ここで、判定処理部14によりワークWが良品であると判定された場合には、時間計測部13は、時間の計測を停止して計測時間をリセットする。また、排出処理部18は、排出機40に対する前記排出指示の出力を停止する。この場合、良品のワークWは、例えば搬送路をさらに移動して所定のエリアに収容される。
[検査処理]
以下、図8を参照しつつ、検査装置10において実行される検査処理について説明する。前記検査処理は、検査装置10の制御部1によって実行される。また、制御部1は、ワークWを検出するごとに繰り返し前記検査処理を実行する。ここでは、1つのワークWが検出された場合に、当該ワークWに対する検査処理の手順について説明する。
なお、本発明は、前記検査処理に含まれる一又は複数のステップを実行する検査方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記検査処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記検査処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部1によって前記検査処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサによって当該検査処理における各ステップが分散して実行される検査方法も他の実施形態として考えられる。
先ず、制御部1は、センサ20によりワークWを検出したか否かを判定し(S101)、ワークWを検出すると、カメラ30に撮像指示を出力する(S102)。次に、制御部1は、前記撮像指示に応じてカメラ30により撮像された第1撮像画像を取得する(S103)。ステップS102,S103は、本発明の撮像ステップの一例である。次に、制御部1は、前記第1撮像画像に基づいて、前記第1撮像画像内におけるワークWの位置を示す第1ワーク位置Pg(図4参照)を検出する(S104)。ステップS104は、本発明の位置検出ステップの一例である。
次に、前記撮像指示から撮像間隔Teが経過すると(S105:YES)、制御部1は、再度、カメラ30に撮像指示を出力する(S106)。制御部1は、前記撮像指示に応じてカメラ30により撮像された第2撮像画像を取得する(S107)。ステップS106,S107は、本発明の撮像ステップの一例である。
制御部1は、前記第2撮像画像を取得すると、タイマ5に時間の計測を開始させる(S108)。ステップS108は、本発明の時間計測ステップの一例である。また、制御部1は、前記第2撮像画像に基づいて、前記第2撮像画像内におけるワークWの位置を示す第2ワーク位置Ph(図4参照)を検出する(S109)。ステップS109は、本発明の位置検出ステップの一例である。このように、制御部1は、第1ワーク位置Pgを検出してから第2ワーク位置Phを検出するまでの間にタイマ5に時間の計測を開始させる。
次にステップS110において、制御部1は、第1ワーク位置Pg及び第2ワーク位置Phの間の距離と、撮像間隔Teとに基づいて、ワークWの移動速度Siを算出する(図4参照)。
次にステップS111において、制御部1は、第2ワーク位置Phと、撮像領域CFにおける所定位置Pjから排出位置DPまでの距離Dkとに基づいて、第2ワーク位置Phから排出位置DPまでの排出距離DLを算出する(図4参照)。ステップS111は、本発明の距離算出ステップの一例である。
次にステップS112において、制御部1は、前記第2撮像画像に基づいて、ワークWが良品であるか又は不良品であるかを判定する(図5及び図6参照)。ステップS112は、本発明の判定ステップの一例である。
ワークWが不良品であると判定された場合(S112:YES)(図5参照)、制御部1は、ワークWの移動速度Siと、排出距離DLとに基づいて、ワークWが第2ワーク位置Phから排出位置DPまで移動するのに要する移動時間Trを算出する(S113)。次に、制御部1は、移動時間Trと排出機40における排出動作に関する補正時間Tm(図5参照)とを合計した排出時間Tnを算出する(S114)。そして、制御部1は、タイマ5により計測される計測時間が排出時間Tnに達したタイミングで排出機40に排出指示を出力する(S115)。ステップS113〜S115は、本発明の排出ステップの一例である。
一方、ワークWが良品であると判定された場合(S112:NO)(図6参照)、制御部1は、時間の計測を停止して計測時間をリセットし(S116)、排出機40に対する前記排出指示の出力を停止する(S117)。制御部1は、以上のように検査処理を実行する。
以上のように、実施形態1に係る検査装置10は、センサ20によりワークWを検出し、ワークWを検出した場合に撮像間隔Teで撮像された2つの撮影画像を用いてワークWの移動速度を算出する。また、検査装置10は、撮影画像におけるワークWの位置(座標)に基づいて、ワークWの撮像時のワーク位置(座標)から排出機40まで移動するのに要する移動時間Trを算出し、ワークWの撮像時から計測を開始した計測時間が、移動時間Trに応じた排出時間Tnに達したタイミングで排出機40に排出指示を出力する。これにより、不良品と判定されたワークWが排出位置DPに到達したタイミングで排出機40に排出動作を実行させることができるため、不良品のワークWのみを正確に排出させることが可能となる。
また、実施形態1に係る検査装置10は、撮像間隔Teを空けてワークWが撮像された2つの撮像画像に基づいてワークWの移動速度を算出する構成を備える。このように、検査装置10は、ワークWが撮像された2つの撮像画像を取得するため、判定処理部14は、2つの撮像画像を用いてワークWが良品であるか又は不良品であるか(合否)を判定することが可能となる。例えば、判定処理部14は、第1撮影画像及び第2撮影画像の少なくともいずれかにおいてワークWが不良品であると判定された場合に、当該ワークWを不良品と判定する。これにより、ワークWの合否判定の精度を高めることができる。
以下、本発明の検査装置の実施形態2〜4について説明する。なお、以下の各実施形態では、上述の実施形態1の構成と同一の構成については説明を省略する。
[実施形態2]
図9は、実施形態2に係る検査装置10における検査処理の一例を示す機能ブロック図である。図10及び図11には、前記検査処理に対応するタイミングチャートを示している。
実施形態2に係る検査装置10では、制御部1において、ワーク検出部11(図1参照)が省略されている。すなわち、実施形態2の搬送装置100では、検査エリアに進入するワークWを検出するためのセンサ20(図1参照)が省略されてもよい。
このため、撮像処理部12は、所定の撮像間隔Te(本発明の所定間隔の一例)で常時、撮像指示をカメラ30に出力する。例えば、撮像処理部12は、カメラ30のフレームレートを撮像間隔Teとして、撮像指示をカメラ30に出力してもよい。
撮像処理部12がカメラ30から撮像画像を取得すると、時間計測部13は、タイマ5に時間の計測を開始させる。なお、タイマ5の動作中(時間計測中)に撮像処理部12が次の撮像画像を取得した場合には、複数のタイマ5を用いてラウンドロビン方式で時間の計測を行ってもよい。図10には、一例として、2つのタイマ1,2を示している。
ここで、撮像処理部12が所定の撮像間隔Teで撮像画像を取得する構成の場合、撮像処理部12は、ワークWが存在しない(写っていない)撮影画像を取得する場合がある。そこで、判定処理部14は、カメラ30により撮像される第1撮像画像及び第2撮像画像の少なくともいずれかに基づいて、ワークWが良品であるか、不良品であるか、又は、ワークWが存在しないかを判定する。
判定処理部14により撮影画像にワークWが存在しないと判定された場合には、時間計測部13は、時間の計測を停止して計測時間をリセットし、排出処理部18は、排出機40に対する排出指示の出力を停止する(図10参照)。
その他の構成は、実施形態1に係る検査装置10と同一である。すなわち、例えば図10に示すように、時間計測部13は、撮像処理部12によりワークWが存在する2回目の撮像画像(前記第2撮像画像)が取得された時点でタイマ5に時間の計測を開始させ、判定処理部14は、前記第2撮像画像に基づいて、ワークWが良品であるか又は不良品であるかを判定してもよい。また、図11に示すように、時間計測部13は、撮像処理部12によりワークWが存在する1回目の撮像画像(前記第1撮像画像)が取得された時点でタイマ5に時間の計測を開始させ、判定処理部14は、前記第1撮像画像に基づいて、ワークWが良品であるか又は不良品であるかを判定してもよい。
また速度算出部16は、位置検出部15により検出される第1ワーク位置Pg及び第2ワーク位置Phの間の距離と、撮像間隔Te(本発明の所定間隔の一例)とに基づいて、ワークWの移動速度Siを算出する(図9参照)。
[実施形態3]
図12は、実施形態3に係る検査装置10における検査処理の一例を示す機能ブロック図である。図13には、搬送路上を搬送方向WDに移動する複数のワークWを示している。図14には、前記検査処理に対応するタイミングチャートを示している。
実施形態3に係る検査装置10では、制御部1において、速度算出部16(図1参照)が省略されている。実施形態3では、ワークWの移動速度Siは、予め設定されている。このため、例えば、撮像処理部12は、ワーク検出部11によりワークWが検出された場合に、1回だけカメラ30に撮像指示を出力し、カメラ30から1つの撮像画像を取得する。また時間計測部13は、撮像処理部12により前記撮像画像が取得された時点でタイマ5に時間の計測を開始させる(図14参照)。
また、判定処理部14は、1つの前記撮像画像に基づいて、ワークWが良品であるか又は不良品であるかを判定する。すなわち、判定処理部14は、前記撮影画像ごとに、ワークWが良品であるか又は不良品であるかを判定する。
また位置検出部15は、1つの前記撮像画像内におけるワークWの位置を示すワーク位置Pgを検出する。距離算出部17は、ワーク位置Pgから排出位置DPまでの排出距離DL(図13参照)を算出する。具体的には、距離算出部17は、ワーク位置Pgと、カメラ30の撮像領域CFにおける所定位置Pjから排出位置DPまでの距離Dkとに基づいて、ワーク位置Pgから排出位置DPまでの排出距離DLを算出する。
そして、排出処理部18は、判定処理部14によりワークWが不良品であると判定された場合に、ワークWの予め設定された移動速度Siと、距離算出部17により算出される排出距離DLとに基づいて、ワークWがワーク位置Pgから排出位置DPまで移動するのに要する移動時間Trを算出し、算出した移動時間Trに基づいて排出機40にワークWの排出指示を出力する。
その他の構成は、実施形態1に係る検査装置10と同一である。
[実施形態4]
図15は、実施形態4に係る検査装置10における検査処理の一例を示す機能ブロック図である。図16には、前記検査処理に対応するタイミングチャートを示している。
実施形態4に係る検査装置10では、実施形態2と同様に、制御部1において、ワーク検出部11(図1参照)が省略されている。すなわち、実施形態4の搬送装置100では、検査エリアに進入するワークWを検出するためのセンサ20(図1参照)が省略されてもよい。
このため、撮像処理部12は、所定の撮像間隔Te(本発明の所定間隔の一例)で常時、撮像指示をカメラ30に出力する。例えば、撮像処理部12は、カメラ30のフレームレートを撮像間隔Teとして、撮像指示をカメラ30に出力してもよい。
撮像処理部12がカメラ30から撮像画像を取得すると、時間計測部13は、タイマ5に時間の計測を開始させる(図16参照)。なお、タイマ5の動作中(時間計測中)に撮像処理部12が次の撮像画像を取得した場合、複数のタイマ5を用いてラウンドロビン方式で時間の計測を行ってもよい。図16には、一例として、2つのタイマ1,2を示している。
また、実施形態4に係る検査装置10では、実施形態3と同様に、制御部1において、速度算出部16(図1参照)が省略されている。実施形態4では、ワークWの移動速度Siは、予め設定されている。このため、例えば、撮像処理部12は、ワーク検出部11によりワークWが検出された場合に、1回だけカメラ30に撮像指示を出力し、カメラ30から1つの撮像画像を取得する。また時間計測部13は、撮像処理部12により前記撮像画像が取得された時点でタイマ5に時間の計測を開始させる(図16参照)。
このように、実施形態4の検査装置10は、所定の撮像間隔Teで撮像画像を取得するため、判定処理部14は、撮像画像ごとに、ワークWが良品であるか、不良品であるか、又は、撮像画像にワークWが存在しないかを判定する。そして、排出処理部18は、判定処理部14によりワークWが不良品であると判定された場合に、ワークWの予め設定された移動速度Siと、距離算出部17により算出される排出距離DLとに基づいて、ワークWがワーク位置Pgから排出位置DPまで移動するのに要する移動時間Trを算出し、算出した移動時間Trに基づいて排出機40にワークWの排出指示を出力する。
その他の構成は、実施形態1に係る検査装置10と同一である。
本発明の検査装置は、上述の各実施形態に限定されない。本発明の検査装置は、以下のように表すことができる。
すなわち、本発明の検査装置は、搬送路を移動する検査対象物(ワークW)を検査し、不良品の前記検査対象物を排出機40により排出させる検査装置であって、撮像部(カメラ30)に撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に応じて前記撮像部により撮像される撮像画像を取得する撮像処理部12と、撮像処理部12により出力される前記撮像指示に基づいて、時間の計測を開始する時間計測部13と、前記撮像部により撮像される前記撮像画像に基づいて、前記検査対象物を判定する判定処理部14と、前記撮像部により撮像される前記撮像画像内における前記検査対象物の位置を検出する位置検出部15と、位置検出部15により検出される前記位置から、排出機40が前記検査対象物を排出する排出位置までの距離を示す排出距離を算出する距離算出部17と、判定処理部14により前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記検査対象物の移動速度と、距離算出部17により算出される前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記位置から前記排出位置まで移動するのに要する移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて排出機40に前記検査対象物の排出指示を出力する排出処理部18と、を備える。
また本発明の検査方法は、以下のように表すことができる。
すなわち、本発明の検査方法は、搬送路を移動する検査対象物(ワークW)を検査し、不良品の前記検査対象物を排出機40により排出させる検査方法であって、撮像部(カメラ30)に撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に応じて前記撮像部により撮像される撮像画像を取得する撮像ステップと、前記撮像部により撮像される前記撮像画像に基づいて、前記検査対象物を判定する判定ステップと、前記撮像ステップにおいて出力される前記撮像指示に基づいて、時間の計測を開始する時間計測ステップと、前記撮像部により撮像される前記撮像画像内における前記検査対象物の位置を検出する位置検出ステップと、前記位置検出ステップにおいて検出される前記位置から、排出機40が前記検査対象物を排出する排出位置までの距離を示す排出距離を算出する距離算出ステップと、前記判定ステップにより前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記検査対象物の移動速度と、前記距離算出ステップにより算出される前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記位置から前記排出位置まで移動するのに要する移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて排出機40に前記検査対象物の排出指示を出力する排出ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行する。
尚、本発明の検査装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態を自由に組み合わせること、或いは各実施形態を適宜、変形又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :制御部
5 :タイマ
10 :検査装置
11 :ワーク検出部
12 :撮像処理部
13 :時間計測部
14 :判定処理部
15 :位置検出部
16 :速度算出部
17 :距離算出部
18 :排出処理部
20 :センサ
30 :カメラ
40 :排出機
CF :撮像領域
DL :排出距離
DP :排出位置
Dk :距離
Pg :第1ワーク位置
Ph :第2ワーク位置
Pj :所定位置
Si :移動速度
Te :撮像間隔
Tm :補正時間
Tn :排出時間
Tr :移動時間
W :ワーク

Claims (12)

  1. 搬送路を移動する検査対象物を検査し、不良品の前記検査対象物を排出機により排出させる検査装置であって、
    撮像部に撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に応じて前記撮像部により撮像される撮像画像を取得する撮像処理部と、
    前記撮像処理部により出力される前記撮像指示に基づいて、時間の計測を開始する時間計測部と、
    前記撮像部により撮像される前記撮像画像に基づいて、前記検査対象物を判定する判定処理部と、
    前記撮像部により撮像される前記撮像画像内における前記検査対象物の位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部により検出される前記位置から、前記排出機が前記検査対象物を排出する排出位置までの距離を示す排出距離を算出する距離算出部と、
    前記判定処理部により前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記検査対象物の移動速度と、前記距離算出部により算出される前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記位置から前記排出位置まで移動するのに要する移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて前記排出機に前記検査対象物の排出指示を出力する排出処理部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記搬送路を移動する前記検査対象物を検出する検出処理部と、
    前記検査対象物の前記移動速度を算出する速度算出部と、
    をさらに備え、
    前記撮像処理部は、前記検出処理部により前記検査対象物が検出された場合に、前記撮像部に前記撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に基づいて前記撮像部により撮像される第1撮像画像と、前記第1撮像画像が撮像されてから所定時間経過後に前記撮像部により撮像される第2撮像画像とを取得し、
    前記判定処理部は、前記撮像部により撮像される前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像の少なくともいずれかに基づいて、前記検査対象物が良品であるか又は不良品であるかを判定し、
    前記位置検出部は、前記撮像部により撮像される前記第1撮像画像内における前記検査対象物の位置を示す第1位置と、前記撮像部により撮像される前記第2撮像画像内における前記検査対象物の位置を示す第2位置とを検出し、
    前記速度算出部は、前記位置検出部により検出される前記第1位置及び前記第2位置の間の距離と、前記所定時間とに基づいて、前記検査対象物の前記移動速度を算出し、
    前記距離算出部は、前記位置検出部により検出される前記第1位置又は前記第2位置から、前記排出位置までの前記排出距離を算出し、
    前記排出処理部は、前記判定処理部により前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記速度算出部により算出される前記移動速度と、前記距離算出部により算出される前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記第1位置又は前記第2位置から前記排出位置まで移動するのに要する前記移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて前記排出機に前記排出指示を出力する、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記検査対象物の前記移動速度を算出する速度算出部をさらに備え、
    前記撮像処理部は、所定間隔で前記撮像部に前記撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に基づいて前記撮像部により撮像される第1撮像画像と、前記第1撮像画像が撮像されてから前記所定間隔経過後に前記撮像部により撮像される第2撮像画像とを取得し、
    前記判定処理部は、前記撮像部により撮像される前記第1撮像画像及び前記第2撮像画像の少なくともいずれかに基づいて、前記検査対象物が良品であるか、不良品であるか、又は、前記検査対象物が存在しないかを判定し、
    前記位置検出部は、前記撮像部により撮像される前記第1撮像画像内における前記検査対象物の位置を示す第1位置と、前記撮像部により撮像される前記第2撮像画像内における前記検査対象物の位置を示す第2位置とを検出し、
    前記速度算出部は、前記位置検出部により検出される前記第1位置及び前記第2位置の間の距離と、前記所定間隔とに基づいて、前記検査対象物の前記移動速度を算出し、
    前記距離算出部は、前記位置検出部により検出される前記第1位置又は前記第2位置から、前記排出位置までの前記排出距離を算出し、
    前記排出処理部は、前記判定処理部により前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記速度算出部により算出される前記移動速度と、前記距離算出部により算出される前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記第1位置又は前記第2位置から前記排出位置まで移動するのに要する前記移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて前記排出機に前記排出指示を出力する、
    請求項1に記載の検査装置。
  4. 前記搬送路を移動する前記検査対象物を検出する検出処理部をさらに備え、
    前記撮像処理部は、前記検出処理部により前記検査対象物が検出された場合に、前記撮像部に前記撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に基づいて前記撮像部により撮像される前記撮像画像を取得し、
    前記判定処理部は、前記撮像部により撮像される前記撮像画像に基づいて、前記検査対象物が良品であるか又は不良品であるかを判定し、
    前記排出処理部は、前記判定処理部により前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記検査対象物の予め設定された前記移動速度と、前記距離算出部により算出される前記排出距離とに基づいて前記移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて前記排出機に前記排出指示を出力する、
    請求項1に記載の検査装置。
  5. 前記撮像処理部は、所定間隔で前記撮像部に前記撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に基づいて前記撮像部により撮像される前記撮像画像を取得し、
    前記判定処理部は、前記撮像部により撮像される前記撮像画像に基づいて、前記検査対象物が良品であるか、不良品であるか、又は、前記検査対象物が存在しないかを判定し、
    前記排出処理部は、前記判定処理部により前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記検査対象物の予め設定された前記移動速度と、前記距離算出部により算出される前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記位置から前記排出位置まで移動するのに要する前記移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて前記排出機に前記排出指示を出力する、
    請求項1に記載の検査装置。
  6. 前記排出処理部は、前記移動時間と前記排出機における排出動作に関する補正時間とを合計した排出時間を算出し、前記時間計測部により計測される計測時間が前記排出時間に達したタイミングで前記排出機に前記排出指示を出力する、
    請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 前記時間計測部は、前記撮像処理部により前記第2撮像画像が取得された時点で時間の計測を開始し、
    前記距離算出部は、前記位置検出部により検出される前記第2位置と、前記撮像部の撮像領域における所定位置から前記排出位置までの距離とに基づいて、前記第2位置から前記排出位置までの前記排出距離を算出する、
    請求項2又は請求項3に記載の検査装置。
  8. 前記時間計測部は、前記撮像処理部により前記第1撮像画像が取得された時点で時間の計測を開始し、
    前記距離算出部は、前記位置検出部により検出される前記第1位置と、前記撮像部の撮像領域における所定位置から前記排出位置までの距離とに基づいて、前記第1位置から前記排出位置までの前記排出距離を算出する、
    請求項2又は請求項3に記載の検査装置。
  9. 前記距離算出部は、前記位置検出部により検出される前記位置と、前記撮像部の撮像領域における所定位置から前記排出位置までの距離とに基づいて、前記位置から前記排出位置までの前記排出距離を算出する、
    請求項4又は請求項5に記載の検査装置。
  10. 前記判定処理部により前記検査対象物が良品であると判定された場合に、
    前記時間計測部は、時間の計測を停止して計測時間をリセットし、
    前記排出処理部は、前記排出機に対する前記排出指示の出力を停止する、
    請求項2又は請求項4に記載の検査装置。
  11. 前記判定処理部により、前記検査対象物が良品であると判定された場合又は前記検査対象物が存在しないと判定された場合に、
    前記時間計測部は、時間の計測を停止して計測時間をリセットし、
    前記排出処理部は、前記排出機に対する前記排出指示の出力を停止する、
    請求項3又は請求項5に記載の検査装置。
  12. 搬送路を移動する検査対象物を検査し、不良品の前記検査対象物を排出機により排出させる検査方法であって、
    撮像部に撮像指示を出力するとともに、前記撮像指示に応じて前記撮像部により撮像される撮像画像を取得する撮像ステップと、
    前記撮像部により撮像される前記撮像画像に基づいて、前記検査対象物を判定する判定ステップと、
    前記撮像ステップにおいて出力される前記撮像指示に基づいて、時間の計測を開始する時間計測ステップと、
    前記撮像部により撮像される前記撮像画像内における前記検査対象物の位置を検出する位置検出ステップと、
    前記位置検出ステップにおいて検出される前記位置から、前記排出機が前記検査対象物を排出する排出位置までの距離を示す排出距離を算出する距離算出ステップと、
    前記判定ステップにより前記検査対象物が不良品であると判定された場合に、前記検査対象物の移動速度と、前記距離算出ステップにより算出される前記排出距離とに基づいて、前記検査対象物が前記位置から前記排出位置まで移動するのに要する移動時間を算出し、算出した前記移動時間に基づいて前記排出機に前記検査対象物の排出指示を出力する排出ステップと、
    を一又は複数のプロセッサにより実行する検査方法。
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