JP2021085268A - 建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置及び持上げ方法 - Google Patents

建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置及び持上げ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建築用のシャッター装置1において、左右のブラケット4間に回転自在に巻取りシャフト5が設けられた巻取りユニットUを天井部H側に簡便に持ち上げるようにする。【解決手段】巻取りシャフト5に一体的に設けられるドラム部5bに下端部が連結された吊りベルト10の上端部を天井部H側に連結し、電動式の開閉機7に内奏される電動モータを駆動することに伴う巻取りシャフト5の回転により吊りベルト10を巻取るようにして巻取りユニットUを天井部Hに持上げるようにする。【選択図】図4

Description

本発明は、ビル等の建築物の出入り口、竪穴区画または面積区画等の開口部に設けられる建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置及び持上げ方法の技術分野に関するものである。
一般に、ビル等建築物の出入り口等の開口部には建築用のシャッター装置が設けられるが、このようなシャッター装置を現場取付けする場合に、シャッターカーテンを巻取るための巻取りシャフト(巻取り軸、巻取りドラム)等の必要な部材装置を個々に天井部側に持ち上げながら取付けることでユニット化するようにして組立てる作業をした場合、取付け位置が高いほど個々の部材装置を持上げながら組立て作業をすることが困難になって作業性が劣るという問題がある。そこでこれら部材装置を予めユニット化した巻取りユニットとして工場にて組立て、該組立てた巻取りユニットを現場搬入し、天井部側に持上げることによって部材装置の一括した持上げができると共に、現場での高所作業の省力化をして作業性の向上が図れるようにしている。この場合、該持上げた巻取りユニットの左右両端部に設けられるブラケットを躯体側に固定して取付ける作業が要求される。
このような巻取りユニットを天井部側へ取付けるにあたり、巻取りユニットを高く持上げる必要があり、この持上げをフォークリフトを用いて行うようにしたものが提唱されている(例えば特許文献1参照。)。ところがこのものは、フォークリフトのような作業車が入り込めない現場での作業や、フォークリフトによる持上げ高さを越えた高さまで持上げなければならない作業を行う場合には採用できないという問題がある。
これに対し、シャッターカーテンをガイドするガイドレールにラック式のレール体を設け、該レール体にガイドされる状態で自走する自走装置を用いて巻取りユニットを持上げるようにしたもの(例えば特許文献2参照。)や、チェーンブロックを用いて持上げるようにしたもの(例えば特許文献3参照。)が提唱されている。
特開2019−183584号公報 特許第4026046号公報 特開2010−236226号公報
そしてこれらのものは、フォークリフトのような作業車が入り込めない現場や、フォークリフトによる持上げ高さが足りないような現場において、巻取りユニットを持上げることができるため、その有効性は認められるが、ラック式のレール体を用いたものでは、該レール体や自走装置等の特殊な部材装置が必要になり、これらの用意がない場合には実施することができない等の問題があり、またチェーンブロックを用いたものでは、該チェーンブロックの高さ(製品長さ)分、天井部位での吊りスペースを確保しなければならないため、この範囲内に巻取りユニットを持上げることはできないという制限がある等の問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、天井部側の躯体に取付けられる左右のブラケット、該左右のブラケット間に回転自在に設けられ、シャッターカーテンを巻取るための巻取り手段等のシャッターカーテンを巻装するための部材装置が組込まれた巻取りユニットを天井部側に持上げるための持上げ装置であって、該持上げ装置は、巻取り手段を回転駆動するための駆動手段と、下端部が巻取り手段に連結され、上端部が天井部側に連結された索条体とを備えて構成され、索条体が、駆動手段の駆動に連動して回転する巻取り手段に巻取られることで巻取りユニットを天井部側に持上げるように構成したことを特徴とする建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置である。
請求項2の発明は、巻取りユニットには、索条体が当接して巻取りユニットの持上げ姿勢を維持するための姿勢維持手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置である。
請求項3の発明は、姿勢維持手段は、巻取り手段における巻取り軸心の直上部位で索条体に当接することを特徴とする請求項2記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置である。
請求項4の発明は、巻取りユニットには、巻取り手段の回転駆動をして該巻取り手段にシャッターカーテンを巻装するための電動式の開閉駆動手段が設けられ、該開閉駆動手段に設けられる電動モータが巻取りユニットを持上げるための駆動手段に兼用されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置である。
請求項5の発明は、駆動手段は、巻取りユニットに仮止めされる外付けの電動モータであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置である。
請求項6の発明は、巻取りユニットには、巻取り手段の回転駆動をして該巻取り手段にシャッターカーテンを巻装するための手動操作部が設けられた開閉駆動手段が設けられ、該手動操作部に外付けの電動モータが連動連結されることを特徴とする請求項5記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置である。
請求項7の発明は、駆動手段は、巻取りユニットとは別部位に配される電動モータであり、該電動モータは、巻取り手段に屈曲自在な動力伝動手段を介して連動連結されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置である。
請求項8の発明は、天井部側の躯体に取付けられる左右のブラケット、該左右ブラケット間に回転自在に設けられ、シャッターカーテンを巻取る巻取り手段等のシャッターカーテンを巻装するための部材装置が組込まれた巻取りユニットを天井部側に持上げるための持上げ方法であって、下端部が巻取り手段に連結され、上端部が天井部側に連結された索条体が、駆動手段の駆動に連動して回転する巻取り手段に巻取られることで巻取りユニットを天井部側に持上げるようにしたことを特徴とする建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ方法である。
請求項1または8の発明とすることにより、シャッターカーテンを巻取るための巻取り手段が設けられた巻取りユニットを天井部側まで持上げるにあたり、巻取り手段に連結された索条体を、駆動手段の駆動に連動して回転する巻取り手段に巻取ることで自走する状態で巻取りユニットの持上げができることになって、巻取りユニットの持上げを簡単にすることができる。
請求項2の発明とすることにより、巻取りユニットの持上げを索条体の巻取りによって行う場合に、ブラケットが巻取り手段に対して相対回動してしまうことを姿勢維持手段によって回避されることになって、天井部に持ち上げた際のブラケットの天井部側への取付けが容易になる。
請求項3の発明とすることにより、姿勢維持手段による姿勢維持位置が巻取り手段の巻取り軸心の直上部位となる結果、巻取りユニットは、吊上げられた状態においても天井部側への取付け姿勢の状態に略維持できることになって左右ブラケットの天井部側への取付け作業が容易となる。
請求項4の発明とすることにより、建築用シャッター装置が電動式の開閉駆動手段を備えたものであった場合に、該開閉駆動手段に設けられる電動モータを、巻取りユニットを持上げるための駆動手段として兼用されることになって持上げ装置の簡略化が図れることになる。
請求項5の発明とすることにより、建築用シャッター装置が手動式のものである場合に、巻取りユニットに外付けされる電動モータを用いて該巻取りユニットを持上げることができ、持上げ装置の構成を簡単にできることになる。
請求項6の発明とすることにより、巻取りユニットを持上げるための駆動手段を外付けの電動モータとする場合に、該電動モータを、手動式の開閉駆動手段の操作部に連動連結することで巻取りユニットの持上げができることになり、該開閉駆動手段を有効利用することができる。
請求項7の発明とすることにより、例えば外付けの電動モータを床面に配したように巻取りユニットとは別配置したものにおいては、電動モータを巻取り手段に対して屈曲自在な動力伝動手段を介して連動連結することで該巻取りユニットの持上げができることになって持ち上げ作業の多様化が図れることになる。
建築用シャッター装置の概略正面図である。 (A)(B)は巻取りユニットを現場搬入した状態を示す正面図、側面図である。 (A)(B)は吊りベルトを天井部に連結した状態を示す正面図、側面図である。 (A)(B)は巻取りユニットを中間位置まで上昇した状態を示す正面図、側面図である。 (A)(B)は巻取りユニットを天井部に取付けた状態を示す正面図、側面図である。 (A)(B)は吊りベルトを支持する支持体の他例をそれぞれ示す側面図である。 (A)(B)は吊りベルトを支持する支持体のさらなる他例をそれぞれ示す側面図である。 電動モータを外付けした場合の他例を示す正面図である。 電動モータを外付けした場合のさらなる他例を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図面において、1はビル等建築物の出入り口等の開口部Eを開閉するために設けられる建築用のシャッター装置であって、該シャッター装置1は、開口部Eの左右両端部に設けられるガイドレール2、該ガイドレール2に昇降案内されて開口部Eの開閉をするシャッターカーテン3、開口部E上方の天井部Hにおいて左右躯体側部位である壁部Wに設けた取付け金具12に取付け固定される左右のブラケット4、該左右のブラケット4に回転自在に設けられ、前記シャッターカーテン3が巻取られる巻取りシャフト(本発明の「巻取り手段」に相当する。)5、左右何れか一方のブラケット4から延設された補助ブラケット6に設けられた電動式の開閉機7、該開閉機7側に設けられる出力用スプロケット7aと巻取りシャフト5側に設けられる入力用スプロケット5aとの間に巻装される伝動チェーン8等の各種の部材装置を用いて構成され、そして開閉機7の正逆駆動制御に基づく巻取りシャフト5の正逆回動を受けてシャッターカーテン3がガイドレール2に昇降案内されることになって前記開口部Eの開閉作動が行われること等は、何れも従来通りであり、これ以上の詳細については省略する。
このようなシャッター装置1を現場にて建付ける場合に、左右ブラケット4、巻取りシャフト5、開閉機7、伝動チェーン8等の各種の部材装置が組込まれたものを工場において巻取りユニットUとして製造し、この巻取りユニットUを建付け現場に現場搬入し、該建付け現場では、このように搬入された巻取りユニットUを天井部Hまで持上げ、左右ブラケット4を躯体側に取付ける等して巻取りユニットUの現場での取付けがなされることになり、以下、巻取りユニットUを天井部Hにまで持上げて取付ける技術について具体的に説明をする。
因みに本実施の形態では、シャッターカーテン3は、巻取りユニットUが天井部Hに取付けられた後、巻取りシャフト5に取付ける設定になっているが、これに限定されず、シャッターカーテンが予め巻取りシャフト5に巻装されたものであっても本発明を実施できることは言うまでもない。
また巻取り手段としては、本実施の形態のように、左右ブラケット4に回転自在に軸支された巻取りシャフト5だけでなく、左右ブラケット4に固定状態で取付けた支軸に回転自在に設けた巻取りドラムであってもよく、要は、シャッターカーテン3を巻取り、繰出しするべく回転自在に支持されたものであれば本発明を実施することができる。
前記巻取りシャフト5は、ドラム部5bが一体的に設けられていてともに一体回動するものとなっており、該ドラム部5bにシャッターカーテン3が巻装されることになるが、前述したように本実施の形態においては、シャッターカーテン3は、巻取りユニットUとは別物(別荷)となって現場搬入される設定になっており、このため巻取りユニットUとしては、現場搬送された状態ではシャッターカーテン3は巻装されてなくドラム部5bが露出する状態になっている。
そして巻取りユニットUは、台車9に搭載される状態で現場搬送されるのが一般的であり、この場合に、巻取りシャフト5のドラム部5aには、索条体の一例である吊りベルト10の一端部(後述するように吊りベルト10が引き出された時には「下端部」となる。)が連結された状態で巻回され、先端部(後述するように吊りベルト10が引き出された時には「上端部」となる。)が台車9に設けた支持具9aに連結されている。因みに索条体としては、帯状の吊りベルト10に限定されず、ワイヤ、チェーン、ロープ等の屈曲(湾曲、切曲)可能で巻取りシャフト5側に巻回できる長尺物であれば何れでも採用することができる。
この場合に、巻取りユニットUとしては、左右ブラケット4の上端部間に、巻取りシャフト5の巻取り軸の軸心直上部位で間隙を存して対向するよう前後一対の支持体(本発明の「姿勢支持手段」に相当する。)11が上下に変位する状態で架設されたものとなっており、前記吊りベルト10のドラム部5aから繰出されたものが、下側の支持体11を折り返し状に配され、その先端部が台車支持具9aに連結される構成になっている。因みに、支持体11の吊りベルト10が配される部位には、回転体11aが設けられており、これによって吊りベルト10の支持体11に対する移動が円滑に行われるよう設定されている。
そしてこの場合に支持体11は、巻取りユニットUが後述するように持上げられる際に、吊りベルト10が移動自在に当接支持されることになるが、このように当接支持されることで、左右ブラケット4の巻取りシャフト5に対する相対回動が規制されることになって、巻取りシャフトUの姿勢維持が図れるようになっている。
さらにこのものでは、左右ブラケット4の下端縁部にアングル材に兼用される錐体4aが設けられていて、左右ブラケット4の前述した巻取りシャフト5に対する相対回動を規制するように配慮されている。尚、このような姿勢維持の配慮がない場合、ブラケット4は巻取りシャフト5に対して相対回転し続ける(空転する)だけになって巻取りシャフトUは宙づり状態から持ち上がらない状態になることが最悪想定されるが、電動式のものである場合、開閉機7は相当の自重があるため、開閉機7が垂下姿勢になる状態までブラケット4は相対回動する。
因みに左右ブラケット4間には既存のアングル材4bが設けられていて左右ブラケット4が個別に回動するようなことがないよう補強されたものとなっているが、本実施の形態においては、支持体11がこのアングル材4bに兼用されたものにもなっている。
そしてこのようにして台車9に搭載された巻取りユニットUが現場搬入され、開口部Eの下方位置まで移動することになるが、この状態で、吊りベルト10の支持具9aからの連結を解除するとともに吊りベルト10を引出す。この引出し作業は、開閉機7にブレーキ装置が内装されるものである場合には該ブレーキ装置を自由状態(制動のない状態)に調整した状態で、吊りベルト10を引張ることにより巻取りシャフト5が回転することでなされるが、吊りベルト10を、巻取りシャフト5を回転させることなくドラム部5bから直接巻き戻す作業をするようにしても勿論よい。この場合、吊りベルト10は、一旦、支持体11の対向間を通ったものを解除した状態にしてドラム部5bからの巻き戻し作業をすることになる。
このようにして引き出された吊りベルト10を、下側支持体11の上側外周を通ったものが上側支持体11の下側外周を通る状態(S字状)で引き出し、その先端部を天井部Hに設けた支持金具13に連結する。そしてこの状態で開閉機7に接続される電源コード7bを電源に接続して開閉機7に電源を投入した後、開閉機7に接続される操作スイッチ(操作スイッチとしては、建築用シャッター装置1が建付けられた状態で開口部Eの側部に設けられるものであってもよいが、工事用として別途専用に取付けられたものであっても勿論よい。)7cの操作をしてシャッターカーテン3を巻取る(開放する)方向の駆動指令を出力する。この駆動指令に基づく開閉機7の巻取り駆動に連動する巻取りシャフト5の巻取り回動に基づき、前記吊りベルト10がドラム部5bに巻取られることとなって巻取りユニットUが上昇していく。そして巻取りユニットUが天井部H近傍の取付け位置まで上昇したら、開閉機7の駆動を停止し、この状態で左右ブラケット4を躯体側壁部Wに取付けることで巻取りユニットUの天井部H側への取付けができることになる。そして巻取りユニットUの取付けが終了した後、吊りベルト10を、上端部の支持金具12に対する連結を外し、支持体11の対向間から抜き取るとともに、下端部のドラム部5bとの連結を外すことで、巻取りユニットUは、吊りベルト10のないものとすることができ、以降、シャッターカーテン3の組込み等、必要な部材装置の組込み作業を行うことでシャッター装置1を建付けることができる。
叙述の如く構成された本実施の形態において、現場搬入された巻取りユニットUを天井部Hにまで持上げて取付けるにあたり、巻取りユニットUは、シャッターカーテン3を巻装すべく左右ブラケット4に回転自在に設けられた巻取りシャフト5のドラム部5bに下端部が連結された吊りベルト10の上端部を、天井部Hに設けた支持金具13に連結した状態で、開閉機7に内奏される電動モータをシャッターカーテン3の巻取り方向に駆動させると、吊りベルト10がドラム部5bに巻取られることになり、これによって巻取りユニットUは、自走する状態で天井部Hに向けて持上げられることになる。この結果、巻取りユニットUの持上げを簡単にすることができ、このようにして持上げられた巻取りユニットUの左右ブラケット4を壁部Wに設けた取付け金具12に取付けることで巻取りユニットUの天井部H側での組付けがなされることになる。
そしてこのものでは、シャッター装置1は、開閉機7に電動モータを備えた電動式のものであって、該開閉機7の電動モータが巻取りユニットUを持上げるための駆動手段として兼用されることになり、後述する手動式のシャッター装置の場合のように駆動手段として電動モータを別途用意する必要がなく、構造の簡略化が図れることになる。
しかもこの場合、巻取りユニットUが吊りベルト10のドラム部5bへの巻取りによって持上げられて宙づり状態になると、ブラケット4は、開閉機7側の自重を受けて開閉機7側が下方に位置する垂下状態に変位しようと巻取りシャフト5に対して相対回動する。しかしながら本実施の形態のものでは、左右ブラケット4の上端縁部間に支持体11が介装され、該支持体11に支持される状態で吊りベルト10が張持される結果、支持体11がブラケット4の巻取りシャフト5に対する相対回動を規制することになって巻取りユニットUの姿勢が維持されることになって、左右ブラケット4の天井部側に設けた取付け金具12への取付け作業が容易になる。
そしてこのものにおいて、支持体11は、巻取りシャフト5における巻取り軸心の直上部位で吊りベルト10を支持して当接するものであるため、左右ブラケット4の巻取りシャフト5に対する相対回動が殆どない状態に維持できることになって左右ブラケット4の取付け金具12への取付け作業がより容易になる。
尚、本発明は、支持体11を設ける場合に、図6に示す他の実施の形態のように、単独の支持体11を、巻取りシャフト5の回転軸心上ではなく、左右ブラケット4のコーナー部側に変位したものとしてもよく、このようにした場合、巻取りユニットUは、宙づり状態になったとき左右ブラケット4は、巻取りシャフト5に対して若干相対回動して傾斜することになるが、このような相対回動をしたブラケット4は、回動量(傾斜量)が僅かであるため、取付け金具12に取付ける場合に、正規の取付け姿勢に修正して取付けることができる。そしてこのようにしたものでは、支持体11がブラケット4のコーナー部のアングル材として兼用できるという利点がある。
またさらに図7に示すさらに他の実施の形態のように、支持体11が前後に一対設けられるものである場合、該支持体11を上下に位置ずれすることなく同一高さに配したもの、支持体11を、ブラケット4の上端部から片持ち状に設けた支持杆11bから突出するように設けたもの等、各種の構成にすることができる。
また本発明は、前記実施の形態のように、電動式のものに限定されず、手動式のものについても実施することができる。そしてこの場合に、駆動手段が電動モータである場合に、該電動モータは外付けのものとなるが、例えば図8に示すさらに他の実施の形態のもののようにすることができる。これらのものは、例えばシャッター装置1が自重降下式(開閉機14に内奏するブレーキ装置を、火災報知機のような非常検知装置の検知に基づき解放することでシャッターカーテン3が自重降下するように構成したもの。)のものであった場合に、該開閉機14には、手動操作でシャッターカーテン3を上昇させるべく操作するための操作軸(本発明の「手動操作部」に相当する。)14aが設けられているが、該操作軸14aを外付けの電動モータ15に連動連結することで本発明を実施することができる。尚、このものでは電動モータ15は、ブラケット4に着脱自在に設けた取付け金具15aを介して巻取りユニットUに取付けられるようになっている。また、16は電動モータ15の駆動制御をするための制御部であって、該制御部16には電動モータ15の駆動操作をするためのスイッチ16a、電源コード16bが設けられている。
勿論、開閉機が電動式のものであって、かつこのような操作軸が設けられていて、停電時等の電源供給がない場合において非常的にシャッターカーテンの開放操作ができるようにしたものがあり、このようなものにおいては、外付けも電動モータを用いて巻取りユニットの持上げをすることができる。
また外付けの駆動手段としては、図9に示すさらに他の実施の形態のもののように、駆動手段を現場床面に配したものとすることができ、この場合に、駆動手段としては、例えば電動モータ15自体を床面Fに置いたものとすることができ、このように電動モータ15が開閉機14から離間している場合においては、電動モータ15と開閉機14とを屈曲自在で軸周りに回転し動力伝動をする動力伝動手段18を介して連動連結することが必要になる。
さらにまたこのような外付けの駆動手段を採用する場合に、電動式のものに限定されず、ガソリンや灯油等の燃料を用いて駆動させる内燃機関を動力源としたものを用いることもでき、この場合には、電気配線のない(電気配線がまだなされていない)現場においても巻取りユニットUの持上げを簡単に行うことができる。
本発明は、ビル等の建築物の出入り口に建付けられる設けられる建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置及び持上げ方法として利用することができる。
1 シャッター装置
2 ガイドレール
3 シャッターカーテン
4 ブラケット
5 巻取りシャフト
5b ドラム部
7 開閉機
9 台車
10 吊りベルト
11 支持体
12 取付け金具
E 開口部
H 天井部
U 巻取りユニット
W 壁部

Claims (8)

  1. 天井部側の躯体に取付けられる左右のブラケット、該左右のブラケット間に回転自在に設けられ、シャッターカーテンを巻取るための巻取り手段等のシャッターカーテンを巻装するための部材装置が組込まれた巻取りユニットを天井部側に持上げるための持上げ装置であって、該持上げ装置は、
    巻取り手段を回転駆動するための駆動手段と、
    下端部が巻取り手段に連結され、上端部が天井部側に連結された索条体とを備えて構成され、
    索条体が、駆動手段の駆動に連動して回転する巻取り手段に巻取られることで巻取りユニットを天井部側に持上げるように構成したことを特徴とする建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置。
  2. 巻取りユニットには、索条体が当接して巻取りユニットの持上げ姿勢を維持するための姿勢維持手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置。
  3. 姿勢維持手段は、巻取り手段における巻取り軸心の直上部位で索条体に当接することを特徴とする請求項2記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置。
  4. 巻取りユニットには、巻取り手段の回転駆動をして該巻取り手段にシャッターカーテンを巻装するための電動式の開閉駆動手段が設けられ、該開閉駆動手段に設けられる電動モータが巻取りユニットを持上げるための駆動手段に兼用されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置。
  5. 駆動手段は、巻取りユニットに仮止めされる外付けの電動モータであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置。
  6. 巻取りユニットには、巻取り手段の回転駆動をして該巻取り手段にシャッターカーテンを巻装するための手動操作部が設けられた開閉駆動手段が設けられ、該手動操作部に外付けの電動モータが連動連結されることを特徴とする請求項5記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置。
  7. 駆動手段は、巻取りユニットとは別部位に配される電動モータであり、該電動モータは、巻取り手段に屈曲自在な動力伝動手段を介して連動連結されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1記載の建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ装置。
  8. 天井部側の躯体に取付けられる左右のブラケット、該左右ブラケット間に回転自在に設けられ、シャッターカーテンを巻取る巻取り手段等のシャッターカーテンを巻装するための部材装置が組込まれた巻取りユニットを天井部側に持上げるための持上げ方法であって、
    下端部が巻取り手段に連結され、上端部が天井部側に連結された索条体が、駆動手段の駆動に連動して回転する巻取り手段に巻取られることで巻取りユニットを天井部側に持上げるようにしたことを特徴とする建築用シャッター装置における巻取りユニットの持上げ方法。
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