JP2021085143A - 柱配置構造、及び柱配置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】上柱の降下中に上柱が回転しても、上柱を下柱の上端に容易に位置決めすることができる。【解決手段】柱配置構造は、上下方向に沿って延びる下柱と、上下方向に沿って延びるとともに下柱の上端に配置される上柱であって、筒形状を有する上柱と、下柱の上端から突出する挿入ガイド板と、上柱の内部を上下方向に沿って延びる第1の受けガイド板と、上柱の内部を第1の受けガイド板と離間して上下方向に沿って延びる第2の受けガイド板と、を備え、挿入ガイド板は、下柱の上端に上柱を配置する際に、第1の受けガイド板と第2の受けガイド板との間に形成される隙間に挿入可能に構成される。【選択図】図4

Description

本開示は、下柱の上端に上柱を配置する柱配置構造、及び柱配置方法に関する。
従来、柱と柱とを接合するために、例えば、クレーンに吊り下げられている柱(上柱)を床面上に設置されている柱(下柱)に向かって降下して、上柱を下柱の上端に配置する。このとき、下柱に対する上柱の位置や角度などを調整する(位置合わせを行う)作業員が必要になる。特許文献1には、上柱を下柱の上端(いわゆる柱頭)に位置決めするために、下柱の上端から突出するガイド板を設けることが開示されている。
実開平6−73254号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるようなガイド板を設けるだけでは、下柱に対する上柱の水平方向の位置はある程度ガイドできるものの、クレーンに吊り下げられている上柱が、下柱の上端に向かって降下している際に回転してしまう場合がある。このため、下柱に対する上柱の周方向の位置がずれ、上柱を下柱の上端に容易に位置決めすることができない虞がある。
本発明は上述の課題に鑑みなされたものであり、上柱の降下中に上柱が回転することを抑止して、上柱を下柱の上端に容易に位置決めすることができる柱配置構造、及び柱配置方法を提供することを目的する。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る柱配置構造は、上下方向に沿って延びる下柱と、前記上下方向に沿って延びるとともに前記下柱の上端に配置される上柱であって、筒形状を有する上柱と、前記下柱の前記上端から突出する挿入ガイド板と、前記上柱の内部を前記上下方向に沿って延びる第1の受けガイド板と、前記上柱の内部を前記第1の受けガイド板と離間して前記上下方向に沿って延びる第2の受けガイド板と、を備え、前記挿入ガイド板は、前記下柱の前記上端に前記上柱を配置する際に、前記第1の受けガイド板と前記第2の受けガイド板との間に形成される隙間に挿入可能に構成される。
上記(1)に記載の構成によれば、挿入ガイド板は下柱の上端から突出し、上柱の内部には、第1の受けガイド板と第2の受けガイド板との間に挿入ガイド板を挿入可能な隙間が形成される。このため、下柱の上端に上柱を配置する際に、上柱を下柱の上端に向かって降下して、挿入ガイド板を隙間に挿入することができる。よって、上柱を下柱の上端に向かって降下している際に上柱が回転しようとしても、挿入ガイド板が第1の受けガイド板及び第2の受けガイド板のうち少なくとも一方と干渉し、上柱の回転を抑止することができる。よって、上柱の降下中に上柱が回転することを抑止して、上柱を下柱の上端に容易に位置決めすることができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の構成において、前記挿入ガイド板は、前記下柱の前記上端の内周縁における一辺の中央部から、前記一辺と対向する他辺の中央部に向かって延在する。
上記(2)に記載の構成によれば、挿入ガイド板は一辺の中央部から他辺の中央部に向かって延在するので、上柱の内部において、挿入ガイド板が挿入される隙間を形成するための第1の受けガイド板と第2の受けガイド板とを設けるスペースを確保することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)に記載の構成において、前記第1の受けガイド板と前記第2の受けガイド板との間に形成される隙間の大きさは、上方に向かうにつれて小さくなる。
上記(3)に記載の構成によれば、挿入ガイド板が隙間に挿入されるように上柱を下柱の上端に向かって降下するだけで、上柱の下端の内周縁が第1斜線部及び第2斜線部のうち少なくとも一方と干渉し、下柱に対する上柱の水平方向の位置のずれや周方向の位置のずれを自動的に修正することができる。このため、下柱に対する上柱の水平方向の位置や周方向の位置がずれていても、挿入ガイド板が隙間に挿入されるように上柱を下柱の上端に向かって降下させるだけで、上柱を水平方向および周方向に位置決めすることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)から(3)の何れか1つに記載の構成において、前記第1の受けガイド板の下端及び前記第2の受けガイド板の下端は、前記上柱の下端に位置する。
上記(4)に記載の構成によれば、第1の受けガイド板及び第2の受けガイド板によって形成される隙間を下方から視認することが容易となる。このため、上柱を下柱の上端に向かって降下する際に、挿入ガイド板を隙間に容易に挿入することができる。
(5)本発明の少なくとも一実施形態に係る柱配置構造は、上下方向に沿って延びるとともに筒形状を有する下柱と、前記上下方向に沿って延びるとともに前記下柱の上端に配置される上柱と、前記上柱の下端から突出する上側挿入ガイド板と、前記下柱の内部を前記上下方向に沿って延びる第1の下側受けガイド板と、前記下柱の内部を前記第1の受けガイド板と離間して前記上下方向に沿って延びる第2の下側受けガイド板と、を備え、前記上側挿入ガイド板は、前記下柱の前記上端に前記上柱を配置する際に、前記第1の下側受けガイド板と前記第2の下側受けガイド板との間に形成される隙間に挿入可能に構成される。
上記(5)に記載の構成によれば、上柱に上柱挿入ガイド板が設けられ、下柱に第1の下側受けガイド板及び第2の下側受けガイド板が設けられる場合であっても、上記(1)に記載の構成の効果と同様に、上柱の降下中に上柱が回転することを抑止して、上柱を下柱の上端に容易に位置決めすることができる。
(6)本発明の少なくとも一実施形態に係る柱配置方法は、上記(1)に記載の柱配置構造における前記下柱の前記上端に前記上柱を配置する柱配置方法であって、床面上に前記下柱を設置する下柱設置ステップと、前記上柱を前記床面上に設置された前記下柱より上方に吊り上げる上柱吊り上げステップと、前記挿入ガイド板が前記第1の受けガイド板と前記第2の受けガイド板との間に形成される隙間に挿入されるように、前記上柱を前記下柱の前記上端に向かって降下させる上柱降下ステップと、を備える。
上記(6)に記載の方法によれば、上柱降下ステップでは、下柱の上端から突出する挿入ガイド板が、第1の受けガイド板と第2の受けガイド板との間に形成される隙間に挿入されて、上柱を下柱の上端に向かって降下させる。このため、上柱の降下中に上柱が回転しようとしても、挿入ガイド板が第1の受けガイド板及び第2の受けガイド板のうち少なくとも一方と干渉し、上柱の回転を抑止することができる。よって、上柱の降下中に上柱が回転することを抑止して、上柱を下柱の上端に容易に位置決めすることができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、上柱の降下中に上柱が回転しても、上柱を下柱の上端に容易に位置決めすることができる。
本発明の一実施形態に係る柱配置構造を適用する下柱の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る挿入ガイド板の構成を示す概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る柱配置構造を適用する上柱の構成を示す斜視図である。 図3のA−A断面図である。 本発明の一実施形態に係る柱配置方法のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
図1は、本発明の一実施形態に係る柱配置構造を適用する下柱を示す斜視図である。図1に示すように、下柱2は、床面4上に設置された際に上下方向に沿って延びるものである。この下柱2は、4つの壁部材3A,3B,3C,3Dによって囲われることで正四角筒形状を有しており、下柱2の内壁面5は、4つの壁部材3A,3B,3C,3Dの内壁面のそれぞれを含む。また、下柱2の上端6は開口しており、この下柱2の上端6の内周縁8は、正方形状を有している。尚、本実施形態では、壁部材3Aに対向するように壁部材3Bが配置され、壁部材3Cに対向するように壁部材3Dが配置されている。
下柱2には、挿入ガイド板10が設けられている。挿入ガイド板10は、板状形状を有しており、下柱2の上端6から上方に向かって突出するものである。挿入ガイド板10の下端12には、フランジ部14が設けられている。フランジ部14は、挿入ガイド板10を下柱2に固定するためのものであって、例えば、フランジ部14の一部が下柱2の内壁面5(本実施形態では、壁部材3Aの内壁面、及び壁部材3Bの内壁面31)に一体的に取り付けられていてもよいし、フランジ部14と下柱2の内壁面5とが不図示のボルトで締結されていてもよい。
図2は、本発明の一実施形態に係る挿入ガイド板の構成を示す概略構成図であって、図1に示す下柱2を上方から視た上面図である。図2に示すように、挿入ガイド板10は、下柱2の上端6の内周縁8における一辺18の中央部18aから、一辺18と対向する他辺21の中央部21aに向かって延在してもよい。尚、本実施形態では、壁部材3Aの内壁面の頂部に下柱2の上端6の内周縁8における一辺18が形成され、壁部材3Bの内壁面31に下柱2の上端6の内周縁8における他辺21が形成されている。
一辺18の中央部18a及び他辺21の中央部21aについて具体的に説明する。一辺18の中央を通る直線を一辺18の中央線L1と定義したときに、一辺18の中央部18aには一辺18の中央線L1が通る。また、一辺18の一端18b(壁部材3Cと接続している部分)を、一辺18の長さD1に対する0%の位置とし、一辺18の他端18c(壁部材3Dと接続している部分)に向かうにつれて増加し、一辺18の中央線L1を一辺18の延在方向の長さD1に対する50%の位置とし、一辺18の他端18cを一辺18の延在方向の長さD1に対する100%の位置として定義した場合に、一辺18の中央部18aは、例えば、一辺18の長さD1に対する40%〜60%の範囲内に位置する。
同様に、他辺21の中央を通る直線を他辺21の中央線L2(中央線L1と同一線上を通る)と定義したときに、他辺21の中央部21aには他辺21の中央線L2が通る。また、他辺21の一端21b(壁部材3Cと接続している部分)を、他辺21の長さD2に対する0%の位置とし、他辺21の他端21c(壁部材3Dと接続している部分)に向かうにつれて増加し、他辺21の中央線L2を他辺21の延在方向の長さD2に対する50%の位置とし、他辺21の他端21cを他辺21の延在方向の長さD2に対する100%の位置として定義した場合に、他辺21の中央部21aは、例えば、他辺21の長さD2に対する40%〜60%の範囲内に位置する。
本実施形態では、挿入ガイド板10は、一辺18の長さD1に対する50%の位置から、他辺21の長さD2に対する50%の位置に向かって延在している。言い換えると、挿入ガイド板10の一端11は一辺18の長さD1に対する50%の位置にあり、挿入ガイド板10の他端13は他辺21の長さD2に対する50%の位置にある。また、挿入ガイド板10の一端11は壁部材3Aに近接しており、挿入ガイド板10の他端13は壁部材3Bに近接している。
また、図1に示すように、挿入ガイド板10は、第1直線部10aと、第2直線部10bと、第1斜線部10cと、第2斜線部10dと、を含んでいてもよい。第1直線部10aは、下柱2の上端6から上方に向かって延在する部分であって、挿入ガイド板10の一端11に相当する部分である。第2直線部10bは、下柱2の上端6から上方に向かって延在する部分であって、挿入ガイド板10の他端13に相当する部分である。第1斜線部10cは、第1直線部10aの先端10eから上下方向に対して交差する方向に沿って、挿入ガイド板10の他端13側に向かって上方に延在する部分である。第2斜線部10dは、第2直線部10bの先端10fから上下方向に対して交差する方向に沿って、挿入ガイド板10の一端11側に向かって上方に延在する部分である。本実施形態では、第1斜線部10cの先端と第2斜線部10dの先端とが接続されている。
図3は、本発明の一実施形態に係る柱配置構造を適用する上柱を示す斜視図である。図3に示すように、上柱17は、上下方向に沿って延びるとともに、上述した下柱2の上端6に配置されるものである。この上柱17は、4つの壁部材19A,19B,19C,19Dによって囲われることで正四角筒形状を有しており、上柱17の内壁面23は4つの壁部材19A,19B,19C,19Dの内壁面のそれぞれを含む。また、上柱17の下端20は開口しており、この上柱17の下端20の内周縁22は、下柱2の上端6の内周縁8と同一形状であり、正方形状を有している。尚、本実施形態では、壁部材19Aに対向するように壁部材19Bが配置され、壁部材19Cに対向するように壁部材19Dが配置されている。
また、上柱17には、第1の受けガイド板24と第2の受けガイド板26とが設けられる。第1の受けガイド板24は、板状形状を有しており、上柱17の内部を上下方向に沿って延びるものである。また、第1の受けガイド板24の一側端28は、上柱17の内壁面23(壁部材19Bの内壁面33)に一体的に取り付けられている。
第2の受けガイド板26は、板状形状を有しており、上柱17の内部を第1の受けガイド板24と離間して上下方向に沿って延びるものである。また、第2の受けガイド板26の一側端30は、上柱17の内壁面23(壁部材19Bの内壁面33)に取り付けられている。尚、第1の受けガイド板24や第2の受けガイド板26を上柱17の内部に設ける方法は、本実施形態に限定されない。
ここで、図4を参照して、本実施形態に係る第1の受けガイド板24、及び第2の受けガイド板26の構成について説明する。図4は、図3のA−A断面図であって、上柱の内部構成を示している。尚、図4には、挿入ガイド板10の厚さLを説明するために、本実施形態に係る下柱2の上部が点線で示されている。
図4に示すように、第1の受けガイド板24の下端32、及び第2の受けガイド板26の下端34は、上柱17の下端20に位置していてもよい。また、第1の受けガイド板24と第2の受けガイド板26との間に形成される隙間40の大きさは、上方に向かうにつれて小さくなってもよい。壁部材19Bの内壁面33の中央を上下方向に沿って通る直線を壁部材19Bの内壁面33の中央線L3と定義したときに、第1の受けガイド板24は壁部材19Bの内壁面33の中央線L3を挟んで、第2の受けガイド板26とは反対側に位置している。また、第1の受けガイド板24は、第1の受けガイド板24の下端32から上端36に向かうにつれて、壁部材19Bの内壁面33の中央線L3に近づく。このとき、第1の受けガイド板24は、上柱17の下端20と第1の受けガイド板24とによって形成される傾斜角R1であって、第1の受けガイド板24が下端32を中心として壁部材19Cに向かって回転することで形成される傾斜角R1が45度となるように傾斜している。
第2の受けガイド板26は、第2の受けガイド板26の下端34から上端38に向かうにつれて、壁部材19Bの内壁面31の中央線L3に近づく。このとき、第2の受けガイド板26は、上柱17の下端20と第2の受けガイド板26とによって形成される傾斜角R2であって、第2の受けガイド板26が下端34を中心として壁部材19Dに向かって回転することで形成される傾斜角R2が45度となるように傾斜している。
つまり、第1の受けガイド板24と第2の受けガイド板26とでハの字形状を有するように、第1の受けガイド板24及び第2の受けガイド板26は、上柱17の内部に配置されている。尚、本実施形態では、傾斜角R1及び傾斜角R2は45度であるが、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、傾斜角R1及び傾斜角R2は60度であってもよいし、傾斜角R1は傾斜角R2とは異なる角度であってもよい。
上述した挿入ガイド板10の厚さLについて説明する。挿入ガイド板10の厚さLは、隙間40の大きさより小さい。言い換えると、挿入ガイド板10は、下柱2の上端6に上柱17を配置する際に、第1の受けガイド板24と第2の受けガイド板26との間に形成される隙間40に挿入可能に構成されている。本実施形態では、図4に示すように、挿入ガイド板10の厚さLは、第1の受けガイド板24の上端36と第2の受けガイド板26の上端38との間に形成される隙間40a(40)の大きさより小さい。
また、図1及び図3に示すように、下柱2の上端6に配置された上柱17の位置や角度を仮固定するために、下柱2の外周面及び上柱17の外周面にはエレクションピース42が設けられてもよい。
本発明の一実施形態に係る柱配置構造の作用・効果について説明する。本実施形態によれば、挿入ガイド板10は下柱2の上端6から突出し、上柱17の内部には、第1の受けガイド板24と第2の受けガイド板26との間に挿入ガイド板10を挿入可能な隙間40が形成される。このため、下柱2の上端6に上柱17を配置する際に、上柱17を下柱2の上端6に向かって降下して、挿入ガイド板10を隙間40に挿入することができる。よって、上柱17を下柱2の上端6に向かって降下している際に上柱17が回転しようとしても、挿入ガイド板10が第1の受けガイド板24及び第2の受けガイド板26のうち少なくとも一方と干渉し、上柱17の回転を抑止することができる。よって、上柱17の降下中に上柱17が回転することを抑止して、上柱17を下柱2の上端6に容易に位置決めすることができる。
また、本実施形態によれば、挿入ガイド板10が隙間40に挿入されるように上柱17を下柱2の上端6に向かって降下するだけで、挿入ガイド板10が第1の受けガイド板24及び第2の受けガイド板26のうち少なくとも一方に干渉し、下柱2に対する上柱17の水平方向の位置のずれや周方向の位置のずれを自動的に修正することができる。このため、下柱2に対する上柱17の水平方向の位置や周方向の位置がずれていても、上柱17を水平方向及び周方向に位置決めすることができる。
また、本実施形態によれば、挿入ガイド板10は一辺18の中央部18aから他辺21の中央部21aに向かって延在するので、上柱17の内部において、挿入ガイド板10が挿入される隙間40を形成するために第1の受けガイド板24と第2の受けガイド板26とをハの字形状に設けるスペースを確保することができる。
また、本実施形態によれば、第1の受けガイド板24の下端32及び第2の受けガイド板26の下端34は上柱17の下端20に位置するので、隙間40を下方から視認することが容易となる。このため、上柱17を下柱2の上端6に向かって降下する際に、挿入ガイド板10を隙間40に容易に挿入することができる。
尚、本実施形態では、下柱2に挿入ガイド板10が設けられ、上柱17に第1の受けガイド板24と第2の受けガイド板26とが設けられていたが、本発明はこの実施形態に限定されない。本発明の別の実施形態では、柱配置構造は、上下方向に沿って延びるとともに筒形状を有する下柱と、上下方向に沿って延びるとともに下柱の上端に配置される上柱と、上柱の下端から突出する上側挿入ガイド板と、下柱の内部を上下方向に沿って延びる第1の下側受けガイド板と、下柱の内部を第1の受けガイド板と離間して上下方向に沿って延びる第2の下側受けガイド板と、を備え、上側挿入ガイド板は、下柱の上端に上柱を配置する際に、第1の下側受けガイド板と第2の下側受けガイド板との間に形成される隙間に挿入可能に構成される。
また、本実施形態では、挿入ガイド板10は一辺18の長さD1に対する50%の位置から、他辺21の長さD2に対する50%の位置に向かって延在していたが、本発明はこの実施形態に限定されない。下柱2の上端6に上柱17を配置する際に、挿入ガイド板10が隙間40に挿入可能に構成されるのであれば、挿入ガイド板10は、一辺18の長さD1に対する任意の位置から、他辺21の長さD2に対する任意の位置に向かって延在してもよい。
また、挿入ガイド板10が一辺18の中央部18aから他辺21の中央部21aに向かって延在するのであれば、例えば、挿入ガイド板10は一辺18の長さD1に対する40%の位置から、他辺21の長さD2に対する40%の位置に向かって延在してもよい。あるいは、挿入ガイド板10は一辺18の長さD1に対する40%の位置から、他辺21の長さD2に対する60%の位置に向かって延在してもよい(つまり、上面視において、挿入ガイド板10は壁部材3Cの内壁面及び壁部材3Dの内壁面に対して傾斜していてもよい)。このとき、第1の受けガイド板24及び第2の受けガイド板26は、挿入ガイド板10の位置に応じて隙間40がずれるように上柱17内に設けられる。
また、本実施形態では、下柱2及び上柱17は正四角筒形状を有しており、下柱2の上端6に上柱17を配置して下柱2と上柱17とを接合すると、正四角筒形状の柱が構築されるが、本発明はこの実施形態に限定されない。別の実施形態では、円筒形状の柱が構築されるように、下柱2及び上柱17は円筒形状を有する。
また、本実施形態では、第1の受けガイド板24の下端32、及び第2の受けガイド板26の下端34は、上柱17の下端20に位置していたが、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、別の実施形態では、第1の受けガイド板24の下端32、及び第2の受けガイド板26の下端34は、上柱17の下端20より上方に位置してもよい。また、さらに別の実施形態では、第1の受けガイド板24の下端32、及び第2の受けガイド板26の下端34の何れか一方だけが上柱17の下端20に位置してもよい。
次に、図5を参照して本発明の一実施形態に係る柱配置方法について説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る柱配置方法のフローチャートである。
本発明の一実施形態に係る柱配置方法は、上述した柱配置構造を適用した下柱2と上柱17とを接合するために、下柱2の上端6に上柱17を配置する方法である。このような柱配置方法は、下柱設置ステップS1と、上柱吊り上げステップS2と、上柱降下ステップS3と、を備える。下柱設置ステップS1では、床面4上に下柱2を設置する。上柱吊り上げステップS2では、上柱17を床面4上に設置された下柱2より上方に吊り上げる。上柱17は、例えば、クレーンによって下柱2より上方に吊り上げられる。上柱降下ステップS3では、挿入ガイド板10が第1の受けガイド板24と第2の受けガイド板26との間に形成される隙間40に挿入されるように、上柱17を下柱2の上端6に向かって降下させる。
このような方法によれば、上柱降下ステップS3では、挿入ガイド板10が隙間40に挿入されて、上柱17を下柱2の上端6に向かって降下させる。このため、上柱17の降下中に上柱17が回転しようとしても、挿入ガイド板10が第1の受けガイド板24及び第2の受けガイド板26のうち少なくとも一方と干渉し、上柱17の回転を抑止することができる。よって、上柱17の降下中に上柱17が回転することを抑止して、上柱17を下柱2の上端6に容易に位置決めすることができる。
以上、本発明の一実施形態に係る柱配置構造及び柱配置方法について説明したが、本発明は上記の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲での種々の変更が可能である。
2 下柱
4 床面
5 下柱の内壁面
6 下柱の上端
8 下柱の上端の内周縁
10 挿入ガイド板
17 上柱
18 一辺
18a 一辺の中央部
20 上柱の下端
21 他辺
21a 他辺の中央部
23 上柱の内壁面
24 第1の受けガイド板
26 第2の受けガイド板
32 第1の受けガイド板の下端
34 第2の受けガイド板の下端
40 隙間
S1 下柱設置ステップ
S2 上柱吊り上げステップ
S3 上柱降下ステップ

Claims (6)

  1. 上下方向に沿って延びる下柱と、
    前記上下方向に沿って延びるとともに前記下柱の上端に配置される上柱であって、筒形状を有する上柱と、
    前記下柱の前記上端から突出する挿入ガイド板と、
    前記上柱の内部を前記上下方向に沿って延びる第1の受けガイド板と、
    前記上柱の内部を前記第1の受けガイド板と離間して前記上下方向に沿って延びる第2の受けガイド板と、を備え、
    前記挿入ガイド板は、前記下柱の前記上端に前記上柱を配置する際に、前記第1の受けガイド板と前記第2の受けガイド板との間に形成される隙間に挿入可能に構成される柱配置構造。
  2. 前記挿入ガイド板は、前記下柱の前記上端の内周縁における一辺の中央部から、前記一辺と対向する他辺の中央部に向かって延在する請求項1に記載の柱配置構造。
  3. 前記第1の受けガイド板と前記第2の受けガイド板との間に形成される隙間の大きさは、上方に向かうにつれて小さくなる請求項1又は2に記載の柱配置構造。
  4. 前記第1の受けガイド板の下端及び前記第2の受けガイド板の下端は、前記上柱の下端に位置する請求項1から3の何れか1項に記載の柱配置構造。
  5. 上下方向に沿って延びるとともに筒形状を有する下柱と、
    前記上下方向に沿って延びるとともに前記下柱の上端に配置される上柱と、
    前記上柱の下端から突出する上側挿入ガイド板と、
    前記下柱の内部を前記上下方向に沿って延びる第1の下側受けガイド板と、
    前記下柱の内部を前記第1の受けガイド板と離間して前記上下方向に沿って延びる第2の下側受けガイド板と、を備え、
    前記上側挿入ガイド板は、前記下柱の前記上端に前記上柱を配置する際に、前記第1の下側受けガイド板と前記第2の下側受けガイド板との間に形成される隙間に挿入可能に構成される柱配置構造。
  6. 請求項1に記載の柱配置構造における前記下柱の前記上端に前記上柱を配置する柱配置方法であって、
    床面上に前記下柱を設置する下柱設置ステップと、
    前記上柱を前記床面上に設置された前記下柱より上方に吊り上げる上柱吊り上げステップと、
    前記挿入ガイド板が前記第1の受けガイド板と前記第2の受けガイド板との間に形成される隙間に挿入されるように、前記上柱を前記下柱の前記上端に向かって降下させる上柱降下ステップと、を備える柱配置方法。
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