JP2021084365A - 画像記録装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Hirotake Kato
大岳 加藤
佐藤 和彦
Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
鈴木 一生
Kazuo Suzuki
一生 鈴木
弾塚 俊光
Toshimitsu Danzuka
俊光 弾塚
一樹 成實
Kazuki Narumi
一樹 成實
友生 山室
Tomoo Yamamuro
友生 山室
裕人 寒河
Hiroto Kango
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Abstract

【課題】吐出検査を行う場合、インクタンク内の残量がほとんどない状態で記録ヘッドの各吐出口から正常にインク滴が吐出されているかどうかを判断する吐出検査を行うと、検査途中にインク切れを起こす可能性があり、不吐出が検出された時、インク切れに起因する吐出不良と、その他の理由による吐出不良とを正確に判別することができない。【解決手段】インクタンク内の残量が僅かな状態においては、記録ヘッドの吐出検査の実行を禁止する。【選択図】図6

Description

本発明は、記録媒体上に画像を記録するための画像記録装置、制御方法及びプログラムに関する。
従来から、記録ヘッドが搭載されたキャリッジが往復移動することにより、記録媒体上に画像を記録するシリアル方式の画像記録装置が知られている。特に記録ヘッドに設けられた微細な吐出口(ノズル)から微小のインク滴を吐出させるインクジェット記録方式の場合には、様々な理由によりインク滴が正常に吐出されない、所謂吐出不良が生じることがある。例えば、塵や増粘インクによるノズルの詰まり、インク滴がノズルを覆ってしまう場合やインクがノズルに供給されない場合等である。そして、インクの吐出不良としては、ノズルからインク滴が吐出されない「不吐出」や、インク滴が吐出されても記録媒体上に着弾する位置がずれてしまう「ヨレ」がある。
このようなインクの吐出不良を検出する方法として、発光素子と受光素子の間にインクを吐出させ、発光素子から照射された光がインク滴により遮断されたか否かを検知する方法が知られている。そして、吐出不良が検出された場合には、速やかにクリーニング処理を行うことでノズルの目詰まり等を回避することが可能であり、記録装置の信頼性を向上させることができる。定期的に吐出不良を検出することにより、画像品位の低下を抑制することができる。
特許文献1には、ノズルからのインク吐出回数を計測し、所定吐出回数毎に吐出検査を実施することが記載されている。
特開2007−290352号公報
一方、インクタンク内のインク量が残り僅かな状態で前述の吐出検査を実行した場合、検出された吐出不良が、インクが供給されないことによる所謂インク切れが原因の吐出不良なのか、それともインクを吐出するための記録素子の不良等のインク切れ以外の事象が原因の吐出不良なのかを区別することが難しい。また、インクが供給されない状態で吐出検査を実行すると、検査のための吐出動作によりノズル内の記録素子に影響を及ぼす可能性も考えられる。
このような課題に対し、本発明は、吐出不良を検出するための吐出検査を高精度に行うための制御を備えた記録装置を提供することを目的とする。
本願発明は、インク滴を吐出するための1以上の記録素子を用いて記録媒体上に画像を記録する記録手段と、記録素子からインク滴が正常に吐出されたか否かを検出する吐出検査を実行する検査手段と、前記記録手段にインクを供給するインク貯留部に貯留されるインクの残量を示す情報を取得する取得手段と、前記検査手段を制御する制御手段と、を備える画像記録装置であって、前記制御手段は、前記取得手段により取得された前記情報が示す量が所定の閾値よりも少ない場合には、前記吐出検査を実行しないように前記検査手段を制御することを特徴とする。
本願発明は、吐出検査において、インク切れによる吐出不良が他の理由による吐出不良として誤検出されてしまうことを抑制することができる。
インクジェット記録装置の構成を示す図 記録ヘッドの吐出口面を示す概略図 記録媒体と記録装置の各構成を示す図 吐出検査部12の断面図 制御ブロック図 記録動作シーケンスを説明するためのフローチャート 一連の記録動作を説明するためのフローチャート インクタンク交換シーケンスを示すフローチャート クリーニング動作を説明するためのフローチャート 第2の実施形態の記録動作シーケンスのフローチャート タンク交換シーケンスを説明するためフローチャート 第3の実施形態の記録動作シーケンスのフローチャート タンク延長使用確認シーケンスを説明するためのフローチャート
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態としての画像記録装置を説明する。
(記録装置構成)
図1(a)は、本実施形態のインクジェット記録装置を、その外装部を取り外して内部機構を露出させた状態で示す斜視図であり、図1(b)は、記録ヘッド9の構成を説明するための斜視図である。本実施形態における記録装置本体は、記録媒体を給紙する給紙部、記録媒体搬送部、排紙部、キャリッジ、メンテナンス部、プラテン部などを有する。
キャリッジ1は、インクを吐出して記録動作を行う記録ヘッド9(本図では不図示)及び着脱可能なインクタンク11を搭載する。そして、キャリッジモータ4の駆動により、タイミングベルト2を介してガイドシャフト3に沿って図中X方向に往復移動しつつ、図中Y方向における上流側から搬送される記録媒体(不図示)に対してインクを吐出する。
また、記録ヘッドが画像を記録する領域には、記録媒体を下部から支え、記録媒体表面と記録ヘッドの吐出口面との距離が一定に保たれるように、プラテン10が配されている。
図1(b)において、キャリッジ1に搭載された記録ヘッド9に対し、9種類のインクをそれぞれ保持するインクタンク11が装着される様子を示す。本実施形態の記録装置は、9種類のインクを用いて記録媒体上に画像を記録し、9種類のインクは、各々独立した9個のインクタンク11に貯留される。これらのインクタンクは、記録ヘッド9に対してそれぞれ着脱自在である。本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、レッド、ライトシアン、ライトマゼンタ、グレイ、クリアインクの9種類のインクが用いられ、それぞれ異なるインクタンク11に貯留される。
図2は、記録媒体側から見た記録ヘッド9の吐出口面を示す概略図である。記録ヘッド9には、1種類のインクを吐出する複数の吐出口5(以下、ノズル5とも称す)が設けられ、吐出口列6が形成されている。尚、本明細書において、「吐出口」は、ノズル、ノズルに連通する流路、及び、インク滴を吐出するためのエネルギーを発生する記録素子を総じて呼ぶものとする。記録ヘッド9には、6a〜6iの9列の吐出口列が9種類のインクにそれぞれ対応し、各吐出口列は、600dpi(1インチあたり600個)の密度で、640個の吐出口が並ぶ。本実施形態の記録ヘッド9は、電気信号を熱エネルギーに変換する記録素子を備え、熱エネルギーによってインク滴を吐出口から吐出させる、所謂サーマルインクジェット方式の記録ヘッドである。尚、記録ヘッドの形態は上記例に限られず、1以上の記録素子を用いてインク滴を吐出することにより画像を記録する形態であればよい。また、サーマルインクジェット方式に限られず、ピエゾ方式等の吐出方式であってもよい。
(プラテン部及びメンテナンス部)
図3は、記録動作を行う際の記録媒体Pとプラテン10、吐出検査部12、およびメンテナンス部13の位置を説明するための図である。プラテン10は、その上部を通過する記録媒体Pを支持するために、記録ヘッド9を搭載したキャリッジ1(不図示)が移動する経路に沿ってX方向に延在する。吐出検査部12は、記録ヘッド9の移動経路内に配置される。メンテナンス部13は、記録ヘッド9の吐出性能回復のために、記録ヘッド9の吐出口面を閉塞可能なキャップ部材と、負圧を発生させる不図示のポンプを備える。そして、キャップ部材に対してインクの詰まりを改善するための予備吐出を行うことができる。また、キャップ部材で吐出口面を覆った状態でポンプを作動させることにより、ノズル内のインクを強制的に排出する吸引動作を行うことができる。予備吐出あるいは吸引動作により排出されたインクは、ポンプ駆動によってキャップ部材から廃インクパックに強制排出される。また、メンテナンス部13は、不図示のワイパーを備え、吐出口面を払拭可能である。画像の記録動作前及び記録動作中には、ノズルからのインクの吐出性能を維持するため、キャップ部材等の記録媒体以外の場所にインクを吐出する、予備吐出が行われる。例えば、記録動作において使用頻度が低いノズルは、記録動作中にノズル内の溶媒が蒸発してインク粘度が高くなるが、キャリッジの移動の間に予備吐出を行うことが可能である。
(吐出検査部)
図4は、吐出検査部12の断面図である。本実施形態の吐出検査部12は、インクの吐出状態を検出するために発光素子7と受光素子8を含む光学式センサである。図4(a)に示すように、LED等の発光素子7が光を照射し、発光素子7に対向して設けられたフォトダイオード等の受光素子8が発光素子7から照射された光を受光する。発光素子7と受光素子8との間隔は、記録ヘッド9に設けられた吐出口列の幅よりも広い。発光素子7から照射される光の中心(光軸)14と吐出口列に配列された複数の吐出口の並びとが略平行になるよう発光素子7及び受光素子8が配置されている。光学式センサは、受光素子により受光される光量に基づいて信号を出力し、この信号レベルから各吐出口からのインク滴の吐出状態が判断される。
記録ヘッド9の各吐出口から吐出されたインク滴が発光素子7から照射された光を遮ると、受光素子8が受光する光量が低下する。この光量の低下を検出することにより、インク滴が正常に吐出されたと検知する。吐出口からインク滴が正常に吐出されない場合は、図4(a)のように光軸14上をインク滴が通過しない。このとき、発光素子7から照射された光は光量が低下せずにそのまま受光素子8へ到達するため、受光素子8から出力される信号レベルは低下せず、吐出不良であると判断される。
一方、光学式センサの検出範囲に対応する位置に記録ヘッドの吐出口があり、吐出口からインク滴が正常に吐出された場合は、図4(b)のように、吐出されたインク滴15が光軸14を遮る。その結果、受光素子8が受光する光量が低下し、受光素子8からの出力される信号レベルが低下する。これにより、インク滴が正常に吐出され、吐出不良ではないと判断される。
尚、各吐出口から吐出されるインク滴の全てが発光素子7及び受光素子8によって検知されない場合には、記録ヘッド9と光学センサのX方向における位置が合っていないと判断でき、記録ヘッド9をX方向に移動させる必要がある。そして、吐出口列1列分の検知動作が終了すると、記録ヘッド9をX方向に移動させ、次の吐出口列に対する検知動作を繰り返す。尚、吐出口が配列する方向に対して光軸18が斜めに交差するように発光素子7及び受光素子8を配置してもよい。この構成では、記録ヘッド9をX方向に移動させながらインク滴を吐出することで各吐出口からのインクの吐出状態を検出することができる。
また、インク滴15は廃インク16としてインク受け17により受け止められ、インク排出口から排出され、廃インク吸収体(不図示)に吸収される。廃インク吸収体等を用いて吐出されたインク滴を吸収させることが困難な場合には、適当な容積を持つインク溜め容器等に廃インクを回収してもよい。
(制御ブロック図)
図5は、本実施形態におけるインクジェット記録装置本体に搭載される制御系構成を示すブロック図である。主制御部100は、演算、制御、判別、設定などの処理動作を実行するCPU101、CPU101によって実行すべき制御プログラム等を記憶するROM102、インク滴の吐出または非吐出を表す2値の記録データを格納するバッファ及びCPU101による処理のワークエリアとして用いられるRAM103、入出力ポート104等を備える。
入出力ポート104には、搬送ユニットにおける搬送モータ(LFモータ)113、キャリッジモータ(CRモータ)4、記録ヘッド9、回復処理を行うメンテナンス部13等の各駆動回路105〜108が接続されている。また、記録ヘッドの温度を検出するヘッド温度センサ112、キャリッジ1に固定されたエンコーダセンサ111、記録装置本体が使用される環境温度や湿度を検知する温湿度センサ109等のセンサ類が接続されている。また、主制御部100は、インターフェース回路110を介してホストコンピュータ115に接続されている。回復処理カウンタ116は、メンテナンス部13によって記録ヘッド9から強制的にインクを排出させた場合のインク排出量をカウントする。予備吐出カウンタ117は、記録開始前や記録終了時、記録中に行われる予備吐出の量をカウントする。そして、フチ無しインクカウンタ118は、フチ無し記録を行う場合に記録媒体領域外に記録されるインクの量をカウントし、吐出ドットカウンタ119は、記録中に吐出されるインクの量をカウントする。
(インク残量管理)
インクタンク内に保持されたインク残量の管理は、記録ヘッド9からインク滴が吐出される回数を計測する、いわゆるドットカウント方式を用いる。具体的には、画像形成や予備吐出のために記録ヘッド9から吐出されたインク滴の数を計測し、計測した数にインク滴1滴あたりの量(本明細書では、インク吐出量とも称す)を乗じることで、インクタンクから消費されたインクの量を算出する。そして、インクタンクが装着された初期のインク量、即ちインクタンクが満杯状態であるときのインク量から、消費されたインク量を減じていくことでタンク残量を把握することができる。尚、前述の吸引動作を行った際の吸引量についても、予め設定した量でインク消費量として計測する。予め、1回の吸引動作に対して設定した量を、吸引動作前のタンク残量から減算すればよい。
(記録シーケンス)
図6は、本実施形態における記録動作シーケンスを説明するためのフローチャートである。ステップS101において、PC等の外部機器から記録データを受信すると、記録動作シーケンスが開始される。ステップS102において、吐出口からインク吐出した回数である「吐出数D」の計測を開始する。本実施形態では、インク色毎に吐出数Dを計測する。ステップS103において、一連の記録動作を行う。
図7は、ステップS103における一連の記録動作を説明するためのフローチャートである。ステップS201において記録動作が開始されると、ステップS202において記録前の回復動作が実施される。具体的には、メンテナンス部13において予備吐出が行われる。画像を記録していない間にインク中の溶媒が蒸発し、吐出口近傍のインクが濃縮するため、予備吐出によってインクを排出する。これにより、インクの詰まりを取り除くとともに、記録される画像において濃縮したインクによる色ムラの発生を抑制する。尚、本実施形態では、記録動作前の予備吐出として、1吐出口あたり1,000発の吐出が行われる。各インク色に対応する吐出口列は、それぞれ640個の吐出口を備えているため、インク色毎に、1,000×640=640,000発が吐出される。これにより、記録動作前の予備吐出によって吐出数Dに640,000が加算される。尚、記録動作前の予備吐出回数は、前回の記録動作からの経過時間(非記録時間)に応じて変えてもよく、非記録時間が長いほどインクが増粘している可能性が高いため、予備吐出回数を多くすることが好ましい。
ステップS203において、記録媒体が記録領域まで給紙される。記録領域とは、具体的にはプラテン上で、記録ヘッド9の吐出口面と対向可能な領域である。ステップS204において、記録媒体給紙後の予備吐出を行う。記録媒体給紙後の予備吐出は、ステップS202において各吐出口の回復動作が行われた後、ステップS203での記録媒体の給紙動作中に生じた、インク濃縮による吐出性能の低下を回復させるための吐出である。本実施形態では、メンテナンス部13に対し、各吐出口から100発ずつ予備吐出が行われる。したがって、インク色毎に64,000発の予備吐出が行われたことになり、ここで吐出数Dに64,000が加算される。
次にステップS205へ進み、1バンド分の記録動作を行う。1バンド分の記録動作を行った後、ステップS206において、記録動作が終了したか否かが判断される。記録動作が終了していない場合は、ステップS207に進み、1バンド分の記録媒体の搬送が行われる。1バンド分の記録媒体の搬送を実施した後、ステップS208へ進み、予備吐出の要否判定を行う。本実施形態では、最後に予備吐出が行われてからの経過時間をインク色毎に計測し、経過時間を所定の閾値と比較する。全てのインク色が所定値を超えていない場合はまだ予備吐出は不要であると判断され、予備吐出は行われず、ステップS205へと戻って次の1バンド分の記録動作が行われる。一方、少なくとも1色において経過時間が所定値を超えていた場合は予備吐出が必要であると判断され、ステップS209へと進む。ここで、本実施形態では比較する閾値は2秒である。尚、インク色毎に閾値を異ならせることも可能であり、予備吐出の必要性の判断に他の方法を用いてもよい。例えば、所定バンド数の記録動作を行う毎に予備吐出を行うように制御してもよい。ステップS209においては、メンテナンス部13において、インク色毎に、1吐出口あたり16発の予備吐出が行われる。
ステップS209で予備吐出が行われた後、ステップS205へと戻り、次の1バンド分の記録動作が行われる。ステップS206において、記録動作が終了したと判断された場合には、ステップS210へと進み、記録媒体が排出され、ステップS211において一連の記録動作が完了する。
図6に戻り、図7を用いて説明したステップS103の記録動作が完了すると、ステップS104において、記録動作中の吐出数Dの計測を終了する。尚、吐出数Dの計測において、加算するタイミングは適宜決めることができる。ステップS103の記録動作中に実施した予備吐出や、記録媒体に対する画像の記録動作における吐出数を、1バンド毎もしくは複数バンド毎に吐出数Dに加算してもよい。また、予備吐出が実施されたタイミングや所定バンド毎の記録動作完了のタイミングで吐出数Dに加算すべき数値を本体RAM上に記憶しておき、ステップS104での吐出数D計測終了のタイミングで、まとめて吐出数Dに加算する形態であってもよい。
ステップS105において、インクタンクに残っているインクの量を示す「タンク残量Q」を取得する。ここで、タンク残量Qの取得方法として一例を説明する。まず、記録動作中に吐出されたインク滴の数を示すインク吐出数を算出する。ここでは、記録動作前後での吐出数Dの増加数が、記録動作中に吐出されたインク吐出数である。次に、記録動作中に吐出されたインク吐出数にインク滴1滴あたりの量を乗じ、記録動作によって消費されたインク量を算出する。そして、記録動作前のタンク残量から、記録動作によって消費したインク量を減ずることで、タンク残量Qが取得される。
ステップS106において、吐出数Dと予め設定した閾値Dthを比較し、吐出数Dが閾値Dthよりも小さい場合はステップS110へと進み、記録動作シーケンスが終了する。吐出数Dが閾値Dthをよりも大きい場合はステップS107へと進む。ステップS107において、タンク残量Qと予め設定した閾値Qthを比較し、タンク残量Qが閾値Qthよりも小さい場合はステップS110へと進み、記録動作シーケンスが終了する。タンク残量Qが閾値Qthよりも大きい場合はステップS108へと進み、前述の吐出検査を実行する。ステップS108において吐出検査が実行された後、ステップS109へと進み、吐出数Dの値がリセットされ、ゼロになる。そしてステップS110へと進み、記録動作シーケンスが終了する。
本実施形態では、吐出数Dと比較する閾値Dthを1×10^10に設定した。閾値Dthを比較的小さな値に設定すると吐出検査を行う頻度が高くなり、記録動作シーケンス全体の時間が長くなり、スループットが低下する。また、吐出検査によって消費されるインクの量が増えてしまう。一方で、閾値Dthを比較的大きな値に設定すると吐出検査を行う頻度が低くなり、記録装置の使用に伴う装置内の紙粉やごみが蓄積し、吐出口面に紙粉やごみが付着して吐出不良が生じる可能性が高まる。また、サーマル形式の記録素子の場合には、インク滴を吐出する回数が増えることによって記録素子のヒータ面の摩耗が進む可能性がある。
また、本実施形態では、閾値Qthを0.01gに設定した。したがって、インク色毎の吐出回数が1×10^10を経過する毎に、タンク残量が0.01g以上残っているか確認し、0.01g以上残っている場合に吐出検査が行われる。本実施形態では、吐出検査を1回実行する際に消費されるインク量が0.01gであるため、吐出検査を行うために必要なインク量がインクタンク内に残っていないと判断した場合は、吐出数Dが閾値Dthよりも大きい場合であっても、吐出検査は行われない。よって、吐出検査に必要なインク量がインクタンク内に残っており、吐出検査中にインク切れが起こらない場合、すなわち、吐出検査により検出された吐出不良の原因がインク切れである可能性が低い場合に、吐出検査が実行される。
以上の記録動作シーケンスにより、吐出数Dが閾値Dthを超えた場合であっても、インクタンク内のインク残量が所定の量よりも少ない場合、吐出検査の実行を禁止する。これは、インクタンクのインク残量が少ない間は吐出不良の原因がインク切れか他の要因かを区別することが難しいためである。尚、吐出検査が禁止されている間は、吐出数Dの値はリセットされず、画像の記録とともに増加し続ける。
一方、本実施形態では、インク切れが近いインクタンクから新しいインクタンクに交換されたタイミングで吐出数Dを取得し、取得した吐出数Dに応じて吐出検査を行うかどうかを判断する。インクが補充されてインク切れによる吐出不良である可能性が低くなったタイミングで吐出検査を実行することにより、インク切れ以外の要因による吐出不良を検出する可能性が高くなる。
図8は、本実施形態のインクタンク交換シーケンスを示すフローチャートである。まず、ステップS301において、記録装置本体がユーザによるインクタンクの交換を認識したことに応じて、タンク交換シーケンスがスタートする。ステップS302において、タンク残量Qと予め定められた閾値Rthとを比較する。タンク残量Qが閾値Rthより小さい場合にはステップS308へと進み、タンク交換シーケンスが終了する。本実施形態においては、閾値Rthを0.5gに設定し、満杯時に内容量が15gのインクタンクを用いた。そのため、ユーザが新品のインクタンクに交換した場合、タンク残量Qは15gとなり、閾値Rth0.5gより多く、ステップS303へ進む。
ステップS303において、クリーニング動作が実行される。本フローチャートが開始される前、すなわち、ユーザがタンク交換を行う際にインクタンクを搭載したキャリッジは、記録ヘッドと共に、タンク交換位置として予め決められたプラテン位置まで移動し、ユーザによるタンク交換作業を待つ。この時、タンク交換時間が長いと、吐出口からインク中の溶媒が蒸発し、吐出口付近のインクが増粘する。したがって、タンク交換を終えた後、記録動作を開始するまでの間に回復動作を行う必要がある。本実施形態では、ステップS303において、回復動作としてのクリーニング動作が実行される。
図9は、クリーニング動作を説明するためのフローチャートである。ステップS401においてクリーニング動作をスタートすると、ステップS402において吐出数Dの計測を開始する。ステップS403において吸引動作が行われ、吐出口近傍の増粘インクが排出される。本実施形態の吸引動作では、複数色のインクが同一の閉空間で負圧によって吸引され、排出される。ステップS404において、吐出口面を払拭清掃するワイピング動作が行われる。ステップS405において、吸引動作や回復動作に伴う吐出不良を解消するための予備吐出が行われる。ステップS403の吸引動作及びステップS404のワイピング動作を行うことにより、他色のインクが吐出口内に入り、混色する可能性がある。ステップS405の予備吐出は、この混色解消を目的とするものである。
ステップS406において、吐出数Dの計測を終了する。吐出数Dは、クリーニング動作が始まる前の数値から、クリーニング動作における吐出回数分増えた値となる。そして、ステップS407においてクリーニング動作が終了する。
尚、本実施形態では、ステップS403で実施される吸引動作は、複数種類の吸引動作条件から選択可能とする。タンク交換作業時間、即ちキャリッジがタンク交換位置に滞在した時間に応じて、吸引動作条件が決定される。ここでは、タンク交換位置に長く滞在するほど吐出口付近の溶媒の蒸発が進むため、タンク交換位置に位置する時間が長いほど、吸引回復に伴うインク消費量が多くなるように、吸引動作条件が選択される。本実施形態のクリーニング動作によるインク消費量の最大量は0.5gである。
図8へ戻り、ステップS304において、タンク残量Qが閾値Qthより少ない場合は、ステップS308へと進み、タンク交換シーケンスが終了する。一方、ステップS304においてタンク残量Qが閾値Qthを上回っていた場合はステップS305へと進み、吐出数Dと閾値Dthを比較する。吐出数Dが閾値Dthよりも小さい場合、ステップS308へと進み、タンク交換シーケンスが終了する。一方、吐出数Dが閾値Dthよりも大きい場合、ステップS306において吐出検査が行われる。そして、ステップS307において吐出数Dの値がリセットされてゼロになった後、ステップS308へと進み、タンク交換シーケンスが終了する。尚、ステップS304のタンク残量Qの確認と、ステップS305の吐出数Dの確認の順番はどちらが先でも構わない。
以上のように、本実施形態では、インクタンク内のインクが残り僅かとなり、吐出口までインクが供給されない可能性がある場合には、吐出されたインク滴の数に関わらず、吐出検査の実行を禁止するように制御する。これにより、吐出検査による検査結果において、インク切れによる吐出不良が検出され、他の要因による吐出不良であると誤認してしまう可能性を抑制することができる。また、インクタンクの交換によりインクタンク内のインク残量がインク切れによる吐出不良が生じない量となった場合には、吐出検査の実行の禁止が解除され、吐出検査の実行の要否が判定される。このような構成により、吐出検査を実行した際にインク切れによる吐出不良が検出されないようになり、インク切れ以外の要因による吐出不良を検出する精度が高まる。
尚、上述の実施形態では、交換可能なインクタンクを記録ヘッドと共にキャリッジに搭載する構成について説明したが、これに限られない。インクタンクを記録装置の固定部に収容し、チューブなどのインク供給管を通じてインクタンクから記録ヘッドにインクを供給する構成でもよい。また、交換可能なインクタンクを用いず、記録装置本体に設けられたインク貯留部にインクを補充するような構成でもよい。このとき、図8に示したインクタンク交換シーケンスでは、インクが補充されたことを検知して実行される。すなわち、インクタンクの交換を検知することは必須構成ではなく、インク残量がインク切れが生じない量となったことを検知したタイミングで、図8のインクタンク交換シーケンスを実行すればよい。
また、図8のインクタンク交換シーケンスにおいて、ステップS305で吐出数Dが閾値Dthよりも大きい場合に吐出検査を実行する構成としたが、ステップS305の判断を行わずに、タンク交換に伴って必ず吐出検査を実行する構成としてもよい。
(第2の実施形態)
前述の第1の実施形態の記録動作シーケンスでは、吐出数Dが閾値Dthよりも多い場合であっても、インクタンクの残量が少ない場合には吐出検査の実行を禁止した。本実施形態は、吐出検査の実行を禁止するまでの構成は第1の実施形態と同様であるが、吐出検査要求フラグを用いて当該状況にあることを記憶する点が第1の実施形態と異なる。
図10は、本実施形態の記録動作シーケンスを説明するためのフローチャートを表している。ステップS507においてタンク残量Qが閾値Qthを下回った際の制御が、第1の実施形態と異なる制御である。
ステップS507においてタンク残量Qが閾値Qthを下回ると、ステップS510において、吐出検査要求フラグをONにする。吐出検査要求フラグがONであるかOFFであるかを記憶する領域が、記録装置本体のメモリ領域に備えられている。ステップS511において、記録動作シーケンスを終了する。
図11は、本実施形態のタンク交換シーケンスを説明するためフローチャートである。ステップS601においてシーケンスを開始した後、ステップS602においてタンク残量が閾値Rthを超えていたら、ステップS603においてクリーニング動作を実施する。ステップS604においてタンク残量と閾値Qthを比較する処理までは、第1の実施形態と同様である。ステップS604において、タンク残量がQthよりも多い場合、ステップS605において、吐出検査要求フラグがONであるかを確認する。吐出検査要求フラグがONではない場合、即ち、OFFである場合は、ステップS609においてタンク交換シーケンスを終了する。一方、ステップS605において、吐出検査要求フラグがONである場合は、吐出検査が必要であると判断し、ステップS606において吐出検査を実行する。吐出検査を実行した後、ステップS607において、吐出数Dをリセットしてゼロにし、ステップS608において吐出検査要求フラグをOFFとし、ステップS609へと進み、タンク交換シーケンスを終了する。尚、ステップS607の吐出数Dをゼロにする処理と、ステップS608の吐出検査要求フラグをOFFにする処理とは、順序を入れ替えても良い。このように、吐出検査要求フラグを設けることで、インクタンクの交換時に、吐出検査の実行の要否を判断することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、インクタンクの残量が所定の閾値よりも少なくなり、残量が僅かな場合であっても記録動作を継続可能とする、インクタンク延長使用シーケンスを備える。一般に、インクタンク内の残量は、インク滴を吐出した数をカウントする、いわゆるドットカウント等によって管理される。一方、吐出口のサイズの影響や環境条件によって、実際に吐出されるインクの量にばらつきが生じ得ることから、管理上のインクタンク内の残量値が0gであっても、実際にはインクが残っており、記録動作を継続できる場合がある。このような可能性を考慮し、本実施形態では、管理上の残量値が所定の閾値以下であっても記録動作を継続する、インクタンク延長使用モードを選択的に実行可能とする。
図12は、本実施形態の記録動作シーケンスのフローチャートである。図12において、ステップS705においてタンク延長使用確認シーケンスを実行する制御が、第1の実施形態で説明したシーケンスと異なる制御である。ステップS701〜ステップS704については第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図13は、図12のステップS705のタンク延長使用確認シーケンスを説明するためのフローチャートである。ステップS801においてタンク延長使用確認シーケンスが開始されると、ステップS802においてタンク残量Qを取得する。ステップS803において、取得したタンク残量Qと予め定められた閾値Sthと比較し、タンク残量QがSthを上回っていた場合は、ステップS808へと進み、タンク延長使用確認シーケンスを終了する。一方、ステップS803において、タンク残量Qが閾値Sthよりも少ない場合は、ステップS804へと進む。本実施形態では、記録装置本体の記憶領域にタンク延長使用フラグがONであるかOFFであるかの2種類の状態を記憶する領域を備える。タンク延長使用フラグがONである場合にはステップS808へ進み、タンク延長使用確認シーケンスを終了する。一方、ステップS804において、タンク延長使用フラグがONではない、即ちOFFである場合は、ステップS805において、タンク延長使用モードを実行するか否かを判断する。本実施形態では、記録装置本体のタッチパネル画面に、インクが無くなった可能性があり、インクタンクの交換を促す情報を表示する。記録装置本体操作部のタッチパネル上に表示されるボタンでユーザに判断させる。ここでユーザにより、リセットボタンが選択された場合には、タンク延長使用モードの実行が選択されたと判断し、ステップS806へと進む。ステップS806において、タンク延長使用フラグをONにし、ステップS808においてタンク延長使用確認シーケンスを終了する。一方、ステップS805にてユーザによりリセットボタンが選択されなかった場合は、ステップS807においてユーザによりインクタンクが交換される。そしてインクタンクが交換された後、ステップS808において、タンク延長使用確認シーケンスを終了する。
本実施形態では、閾値Sthを0gと設定とした。即ち、残量Qが0g以下の場合に、ステップS803から、ステップS804へと進む。実際のインクタンク内のインク残量が0gである場合は、吐出動作を続けると記録素子に何らかの影響を及ぼす可能性があるため、記録動作等によるインク消費動作を制限する必要がある。しかし、前述したように実際にはインクタンク内にインクが残っている場合がある。本実施形態では、1つの吐出口から1回あたりに吐出されるインク滴の量を、想定しうるばらつきの最大量として、インク消費量もしくはタンク残量を計算する。このため、実際のタンク残量が0ではないことを想定し、ステップS805において継続して記録動作を実行可能とする延長使用モードを備える。尚、インク滴の量を標準量で算出する場合や早めにユーザにタンク交換を通知する場合には、閾値Sthを0gよりも大きい値に設定することが好ましい。
図12に戻り、ステップS705において、タンク延長使用確認シーケンスを終了すると、ステップS706において、吐出数Dと閾値Dthを比較する。吐出数Dが閾値Dthよりも小さい場合はステップS710へ進み、記録動作シーケンスを終了する。吐出数Dが閾値Dthよりも大きい場合は、ステップS707において、タンク延長フラグを確認する。タンク延長フラグがONの場合はステップS710へと進み、記録動作シーケンスを終了する。タンク延長フラグがOFFである場合は、ステップS708において吐出検査を実行する。吐出検査実行後、ステップS709において吐出数Dをリセットしてゼロに変更し、ステップS710において記録動作シーケンスを終了する。本実施形態ではステップS706において吐出検査が必要であると判断された場合にステップS707へと進むが、実際に吐出検査を実行する前に、ステップS707でタンク状態を確認する。タンク延長フラグがONである場合は、管理上のタンク残量Qが0gよりも少ないことを示している。このとき、吐出検査を行って吐出不良が検出されたとしても、インク切れによる吐出不良であるか、記録素子の不良等のインク切れ以外の理由による吐出不良であるかを判断することが難しい。また、前述のようにインク切れの状況でインクを吐出すると、記録素子に影響を及ぼす可能性もある。このため、本実施形態では、タンク延長フラグがONである場合には、吐出検査の実行を禁止する。一方、タンク延長フラグがONでなければ、インクタンク内のインク残量は十分であると判断し、吐出検査を実行する。タンク交換シーケンスは第1の実施形態と同じなので説明を省略する。ステップS805においてタンク延長使用モードが選択された場合、記録装置本体のタッチパネル上に、インクタンクが無くなった可能性があることを示す情報をインクタンクが交換されるまで通知し続ける。
このように、吐出数Dが閾値Dthよりも大きく、吐出検査を実行する必要がある状況であっても、タンク延長フラグがONである場合、即ちタンク延長使用モードが実行されている場合には、吐出検査を実行しない。吐出検査を実行しても適切な検査結果を得られない可能性があるためである。また、第2の実施形態において説明した、吐出検査要求フラグを組み合わせることにより、タンクが交換された後に吐出検査を実行するような構成としてもよい。
(その他の実施形態)
上述の実施形態は、Y方向に搬送される記録媒体に対して、記録ヘッドが+X方向及び−X方向に往復移動することにより画像を記録する、所謂シリアルタイプのインクジェット記録装置の例について説明したが、これに限られない。例えば、X方向に複数の記録素子が並ぶ記録ヘッドに対して、記録媒体がY方向に搬送される間に画像が記録される、所謂フルマルチタイプのインクジェット記録装置においても、本発明を適用可能である。記録媒体と記録ヘッドの少なくとも一方が相対的に走査することにより画像を記録する形態の他、いずれも固定された状態で画像を記録する形態等、記録方式は限られるものではない。
1 キャリッジ
9 記録ヘッド
11 インクタンク
12 吐出検査部
100 主制御部
101 CPU

Claims (12)

  1. インク滴を吐出するための1以上の記録素子を用いて記録媒体上に画像を記録する記録手段と、
    記録素子からインク滴が正常に吐出されたか否かを検出する吐出検査を実行する検査手段と、
    前記記録手段にインクを供給するインク貯留部に貯留されるインクの残量を示す情報を取得する取得手段と、
    前記検査手段を制御する制御手段と、
    を備える画像記録装置であって、
    前記制御手段は、前記取得手段により取得された前記情報が示す量が所定の閾値よりも少ない場合には、前記吐出検査を実行しないように前記検査手段を制御することを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記記録手段によりインク滴が吐出された数を示す吐出数をカウントするカウント手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記吐出数が所定の数よりも大きく且つ前記情報が示す量が前記閾値よりも大きい場合に前記吐出検査を実行するように前記検査手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記記録手段によって画像が記録された後に前記カウント手段によりカウントされた前記吐出数を取得し、前記吐出検査を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
  4. 前記吐出数は、前記吐出検査が実行されたタイミングでリセットされることを特徴とする請求項2または3に記載の画像記録装置。
  5. 情報を記憶するメモリをさらに備え、
    前記制御手段は、前記吐出数が所定の数よりも大きく且つ前記情報が示す量が前記閾値よりも小さい場合に前記吐出検査を実行しないように前記検査手段を制御し、且つ、前記吐出検査の実行が必要であることを示す情報を前記メモリに記憶させることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記インク貯留部にインクが補充されたことを検知した、あるいは、前記インク貯留部が交換されたことを検知した際に、前記メモリに前記吐出検査の実行が必要であることを示す情報が記憶されているか否かを判断し、前記メモリに前記吐出検査の実行が必要であることを示す情報が記憶されている場合に前記吐出検査を実行するように前記検査手段を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。
  7. 前記制御手段は、前記インク貯留部にインクが補充されたことを検知した、あるいは、前記インク貯留部が交換されたことを検知した際に、前記吐出検査を実行するように前記検査手段を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  8. 前記制御手段は、所定の時間が経過する毎に前記吐出検査を実行するように前記検査手段を制御し、
    前記所定の時間が経過しても前記情報が示す量が前記所定の閾値よりも少ない場合には、前記吐出検査を実行しないように前記検査手段を制御することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  9. 前記記録素子は、熱エネルギーによってインク滴を吐出する記録素子であることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  10. 前記記録手段は、前記記録媒体に対して相対的に移動しながらインク滴を吐出することにより画像を記録し、
    前記インク貯留部は、前記記録手段に搭載されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  11. インク滴を吐出するための1以上の記録素子を用いて記録媒体上に画像を記録する記録手段と、
    記録素子からインク滴が正常に吐出されたか否かを検出する吐出検査を実行する検査手段と、
    前記記録手段にインクを供給するインク貯留部に貯留されるインクの残量を示す情報を取得する取得手段と、
    を備える画像記録装置のための制御方法であって
    前記取得手段により取得された前記情報が示す量が所定の閾値よりも少ない場合には、前記吐出検査を実行しないように前記検査手段を制御することを特徴とする制御方法。
  12. 請求項11に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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