JP2021083931A - 発汗計及び発汗量計測システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1の発汗計では前記カプセルが皮膚面に着接された状態で、自然空気供給用のフレキシブルパイプを介して自然空気(室内空気あるいは屋外気)が前記内部空間に供給され、この内部空間内で皮膚面からの汗と混合された後、混合空気として、混合空気排出用のフレキシブルパイプを介して内部空間から排気される。
特許文献1の発汗計は、更に、カプセルの内部空間に供給される自然空気の絶対湿度を検知する第1の絶対湿度センサと、前記混合空気の絶対湿度を検知する第2の絶対湿度センサと、前記第1の絶対湿度センサと第2の絶対湿度センサの出力差分を演算し発汗量を計測する計測手段を備えている。
(陽圧型発汗計)
[1] 皮膚面に着接される開口部を有する筐体カプセルであって、該筐体カプセルの内部に自然空気を吸気するための吸気孔と、前記開口部に連通して前記皮膚面の汗を放散させると共に、放散した前記汗及び前記自然空気が混合して混合空気となる混合室と、前記混合室から前記混合空気を排気するための排気孔を有する筐体カプセルと、前記自然空気の湿度を測定するための第1の湿度センサと、前記混合空気の湿度を測定するための第2の湿度センサと、前記第2の湿度センサの検出対象である混合空気の圧力を測定する混合空気圧力センサ及び/又は流量を測定する混合空気流量センサを備える、発汗計。
[2] 前記混合空気圧力センサを、前記第2の湿度センサに隣接配置してなる、[1]に記載の発汗計。
[3] 前記混合空気圧力センサを、前記混合室の内部に備える、[1]に記載の発汗計。
[4] 前記自然空気を送風する送風部を、前記第1湿度センサの上流に備える、[1]〜[3]の何れかに記載の発汗計。
[5] 前記第1の湿度センサの検出対象である前記自然空気の圧力を測定する自然空気圧力センサ及び/又は流量を測定する自然空気流量センサを備える、[4]に記載の発汗計。
(陰圧型発汗計)
[6] 皮膚面に着接される開口部を有する筐体カプセルであって、該筐体カプセルの内部に自然空気を吸気するための吸気孔と、前記開口部に連通して前記皮膚面の汗を放散させると共に、放散した前記汗及び前記自然空気が混合して混合空気となる混合室と、前記混合室から前記混合空気を排気するための排気孔を有する筐体カプセルと、前記自然空気の湿度を測定するための第1の湿度センサと、前記混合空気の湿度を測定するための第2の湿度センサと、前記第1の湿度センサの検出対象である前記自然空気の圧力を測定する自然空気圧力センサ及び/又は流量を測定する自然空気流量センサを備える、発汗計。
[7] 前記自然空気圧力センサセンサを、前記第1の湿度センサに隣接配置してなる、[6]に記載の発汗計。
[8] 前記自然空気圧力センサを、前記混合室の内部に備える、[6]に記載の発汗計。
[9] 前記混合空気を吸引する吸引部を、前記混合室の下流に備える、[6]〜[8]の何れかに記載の発汗計。
[10] 前記第2の湿度センサの検出対象である混合空気の圧力を測定する混合空気圧力センサ及び/又は流量を測定する混合空気流量センサを備える、[9]に記載の発汗計。
[11] [1]〜[4]の何れかに記載の発汗計と、前記混合空気圧力センサの検出対象である混合空気の規定圧力(Pmix−st)及び/又は前記混合空気流量センサの検出対象である混合空気の規定流量(Lmix−st)を記憶する記憶装置と、前記混合空気の規定圧力(Pmix−st)と前記混合空気圧力センサの実測値(Pmix−measure)、及び/又は前記混合空気の規定流量(Lmix−st)と混合空気流量センサ(Lmix−measure)の実測値を対比する演算装置を備える、発汗量計測システム。
[12] [5]に記載の発汗計と、前記混合空気圧力センサの検出対象である混合空気の規定圧力(Pmix−st)及び/又は前記混合空気流量センサの検出対象である混合空気の規定流量(Lmix−st)、及び、前記自然空気圧力センサの検出対象である自然空気の規定圧力(Pair−st)及び/又は前記自然空気流量センサの検出対象である自然空気の規定流量(Lair−st)を記憶する記憶装置と、前記混合空気の規定圧力(Pmix−st)と前記混合空気圧力センサの実測値(Pmix−measure)、及び/又は前記混合空気の規定流量(Lmix−st)と混合空気流量センサ(Lmix−measure)の実測値を対比し、かつ、前記自然空気の規定圧力(Pair−st)と前記自然空気圧力センサの実測値(Pair−measure)、及び/又は前記自然空気の規定流量(Lair−st)と自然空気流量センサの実測値(Lair−measure)を対比する演算装置を備える、発汗量計測システム。
[13] 前記演算装置が、前記の各対比の結果に基づいて、前記送風部の出力を決定する、[12]に記載の発汗量計測システム。
[14] 前記演算装置の前記決定に従って、前記送風部の出力を制御する制御装置を備える、[13]に記載の発汗量計測システム。
(陰圧型発汗計を用いた発汗量計測システム)
[15] [6]〜[9]の何れかに記載の発汗計と、前記自然空気圧力センサの検出対象である自然空気の規定圧力(Pair−st)及び/又は前記自然空気流量センサの検出対象である自然空気の規定流量(Lair−st)を記憶する記憶装置と、前記自然空気の規定圧力(Pair−st)と前記自然空気圧力センサの実測値(Pair−measure)、及び/又は自然空気の規定流量(Lair−st)と自然空気流量センサの実測値(Lair−measure)の実測値を対比する演算装置を備える、発汗量計測システム。
[16] [10]に記載の発汗計と、前記混合空気圧力センサの検出対象である混合空気の規定圧力(Pmix−st)及び/又は前記混合空気流量センサの検出対象である混合空気の規定流量(Lmix−st)、及び、前記自然空気圧力センサの検出対象である自然空気の規定圧力(Pair−st)及び/又は前記自然空気流量センサの検出対象である自然空気の規定流量(Lair−st)を記憶する記憶装置と、前記混合空気の規定圧力(Pmix−st)と前記混合空気圧力センサの実測値(Pmix−measure)、及び/又は前記混合空気の規定流量(Lmix−st)と混合空気流量センサ(Lmix−measure)の実測値を対比し、かつ、前記自然空気の規定圧力(Pair−st)と前記自然空気圧力センサの実測値(Pair−measure)、及び/又は前記自然空気の規定流量(Lair−st)と自然空気流量センサの実測値(Lair−measure)を対比する演算装置を備える、発汗量計測システム。
[17] 前記演算装置が、前記の各対比の結果に基づいて、前記吸引部の出力を決定する、[16]に記載の発汗量計測システム。
[18] 前記演算装置の前記決定に従って、前記吸引部の出力を制御する制御装置を備える、[17]に記載の発汗量計測システム。
(実施形態1)
本実施形態の発汗計1は、図1、2に示すように、皮膚面SKに着接される開口部2を有する筐体カプセル3であって、該筐体カプセル3の内部に自然空気を吸気するための吸気孔4と、前記開口部2に連通して前記皮膚面SKの汗を放散させると共に、放散した前記汗及び前記自然空気が混合して混合空気となる混合室5と、前記混合室5から前記混合空気を排気するための排気孔6を有する筐体カプセル3と、前記自然空気の湿度を測定するための第1の湿度センサ7と、前記混合空気の温湿度を測定するための第2の湿度センサ8を備える。更に、自然空気を排出する送風部13を、第1湿度センサの上流に備えることが好ましい。
図1に示す実施形態では、上記構成の他に、前記第2の湿度センサ8の検出対象である混合空気の圧力を測定する混合空気圧力センサ10及び/又は流量を測定する混合空気流量センサ12を備える。
図2に示す実施形態では、上記構成の他に、前記第2の湿度センサ8の検出対象である混合空気の圧力を測定する混合空気圧力センサ10及び/又は流量を測定する混合空気流量センサ12と、前記第1の湿度センサ7の検出対象である前記自然空気の圧力を測定する自然空気圧力センサ9及び/又は流量を測定する自然空気流量センサ11を備える。
前記送風部13を第1湿度センサの上流に有する場合、皮膚面1に着接された筐体カプセル3において、混合室5の内部は陽圧になる(以下、このタイプの発汗計を、陽圧型とも呼ぶ)。
送風部13は、筐体カプセル3の内部に配置してもよく、筐体カプセル3の外部に配置してもよい。
本実施形態のように、送風部13が筐体カプセル3の外部にある場合、例えば、コンプレッサを送風部13として使用することができる。コンプレッサは自然空気を吸入したうえ、自然空気を送出する。コンプレッサから送出された自然空気は、フレキシブルパイプ14を経由して、筐体カプセル3の混合室5に供給される。送風部13が筐体カプセル3の内部にある場合、送風部13は混合室5の上流に配置することが好ましい。混合室5の上流に配置された送風部13は、吸気孔4から自然空気を吸気して、混合室5に送風する。例えば、電動のエアーファン、エアーポンプ又はエアーブロワを送風部13として使用することができる。
筐体カプセル3の形態は特に限定されないが、例えば、上端が閉じられた略筒状(一例として略円筒状)に形成することができる。
筐体カプセル3の素材も特に限定されないが、例えば、合成樹脂によって形成することができる。
開口部2の開口面積は、限定されないが、例えば、1cm2とすることができる。皮膚面1の発汗量の単位をmg/cm2・minで表す場合、開口部2の開口面積が1cm2であれば、発汗量の測定値を面積で除算して換算することなくそのまま使用することができる。
筐体カプセル3の皮膚面SKへの貼付は、開口部2の周辺部に例えば両面テープ、接着剤又は粘着剤を付して行うことができる。
混合室5は、皮膚面1に着接された状態で皮膚面1の汗を放散させると共に、放散した汗と自然空気とを混合させる空間としての機能を有する。
第1の湿度センサ7は、送風部13の送風する自然空気の湿度を測定する機能を備える。
本実施形態では、筐体カプセル3の外部にあるボックス15の内部に、第1の湿度センサ7が配設されている。
本実施形態において、第1の湿度センサ7は、送風部13であるコンプレッサから送出され、ボックス15の内部に供給された自然空気の絶対湿度を測定する。
絶対湿度を測定する第1の湿度センサ7の代わりに、ボックス15の内部に、相対湿度センサと温度センサを配設して、ボックス15の内部に流れてきた自然空気の絶対湿度を求めることもできる。温度センサと湿度センサとが一体的に形成されたものを用いてもよい。
第2の湿度センサ8は、前記混合空気の湿度を測定する機能を備える。
図1、2に示す実施形態では、筐体カプセル3の外部にあるボックス16の内部に、第2の湿度センサ8が配設されている。
本実施形態において、第2の湿度センサ8は、筐体カプセル3から排気され、ボックス16の内部に供給された混合空気の絶対湿度を測定する。
絶対湿度を測定する第2の湿度センサ8の代わりに、ボックス16の内部に、相対湿度センサと温度センサを配設して、ボックス16の内部に流れてきた自然空気の絶対湿度を求めることもできる。温度センサと湿度センサとが一体的に形成されたものを用いてもよい。
図1、2に示す実施形態では、混合空気圧力センサ10がボックス16の内部に配設され、混合空気流量センサ12がフレキシブルパイプ17に配設されている。
混合空気圧力センサ10は、ボックス16の内部で前記混合空気の圧力を測定する機能を有する。
混合空気流量センサ12は、フレキシブルパイプ17を流れる混合空気の流量を測定する機能を有する。混合空気の流量は、ボックス16外部の圧力を測定する外部圧力センサとボックス16内部の圧力を測定する内部圧力センサを設け、外部圧力センサと内部圧力センサの測定値の差から算出することもできる。
図2に示す実施形態では、自然空気圧力センサ9がボックス15の内部に配設され、混合空気流量センサ11がフレキシブルパイプ14に配設されている。
自然空気圧力センサ9は、ボックス15の内部の混合空気の圧力を測定する機能を有する。
自然空気流量センサ11は、フレキシブルパイプ14を流れる自然空気の流量を測定する機能を有する。自然空気の流量は、ボックス15外部の圧力を測定する外部圧力センサとボックス15内部の圧力を測定する内部圧力センサを設け、外部圧力センサと内部圧力センサの測定値の差から算出することもできる。
本実施形態の発汗計1は、図3〜5に示すように、皮膚面SKに着接される開口部2を有する筐体カプセル3であって、該筐体カプセル3の内部に自然空気を吸気するための吸気孔4と、前記開口部2に連通して前記皮膚面SKの汗を放散させると共に、放散した前記汗及び前記自然空気が混合して混合空気となる混合室5と、前記混合室5から前記混合空気を排気するための排気孔6を有する筐体カプセル3と、前記自然空気の湿度を測定するための第1の湿度センサ7と、前記混合空気の温湿度を測定するための第2の湿度センサ8を備える。更に、前混合空気を吸引する吸引部13´を、混合室5の下流に備えることが好ましい。
図3に示す実施形態では、上記構成の他に、前記第1の湿度センサ7の検出対象である前記自然空気の圧力を測定する自然空気圧力センサ9及び/又は流量を測定する自然空気流量センサ11を備える。
図4に示す実施形態では、上記構成の他に、前記第1の湿度センサ7の検出対象である前記自然空気の圧力を測定する自然空気圧力センサ9及び/又は流量を測定する自然空気流量センサ11と、前記第2の湿度センサ8の検出対象である混合空気の圧力を測定する混合空気圧力センサ10及び/又は流量を測定する混合空気流量センサ12を備える。
吸引部13´以外の構成は、上記実施形態1と同様である。
前記吸引部13´を混合室5の下流に有する場合、皮膚面1に着接された筐体カプセル3において、混合室5の内部は陰圧になる(以下、このタイプの発汗計を、陰圧型とも呼ぶ)。
図3、4に示す実施形態のように、吸引部13´が筐体カプセル3の外部にある場合、例えば、コンプレッサを吸引部13´として使用することができ、コンプレッサは自然空気を混合室に導くための陰圧を発生する。
図5に示すように、吸引部13´が筐体カプセル3の内部にある場合、吸引部13´は混合室5の上流に配置することが好ましい。混合室5の上流に配置された吸引部13´は、自然空気を混合室に導くための陰圧を発生し、吸気孔4から自然空気を吸引する。例えば、電動のエアーファン、エアーポンプ又はエアーブロワを吸引部13´として使用することができる。
(実施形態1)
<システム構成>
本実施形態の発汗量計測システムは、前記実施形態1の陽圧型の発汗計1を用いたシステムである。
図6の実施形態では、前記混合空気圧力センサの検出対象である混合空気の規定圧力(Pmix−st)及び/又は前記混合空気流量センサの検出対象である混合空気の規定流量(Lmix−st)を記憶する記憶装置18と、前記混合空気の規定圧力(Pmix−st)と前記混合空気圧力センサの実測値(Pmix−measure)、及び/又は前記混合空気の規定流量(Lmix−st)と混合空気流量センサ(Lmix−measure)の実測値を対比する演算装置19を備える。
図7に示すように、前記記憶装置18が、前記混合空気圧力センサの検出対象である混合空気の規定圧力(Pmix−st)及び/又は前記混合空気流量センサの検出対象である混合空気の規定流量(Lmix−st)、及び、前記自然空気圧力センサの検出対象である自然空気の規定圧力(Pair−st)及び/又は前記自然空気流量センサの検出対象である自然空気の規定流量(Lair−st)を記憶するものであって、前記演算装置19が、前記混合空気の規定圧力(Pmix−st)と前記混合空気圧力センサの実測値(Pmix−measure)、及び/又は前記混合空気の規定流量(Lmix−st)と混合空気流量センサ(Lmix−measure)の実測値を対比し、かつ、前記自然空気の規定圧力(Pair−st)と前記自然空気圧力センサの実測値(Pair−measure)、及び/又は前記自然空気の規定流量(Lair−st)と自然空気流量センサの実測値(Lair−measure)を対比するものであってもよい。
演算装置19は、前記対比の結果に基づいて、発汗計1の送風部13の送付量を決定する機能を備えることもできる。
演算装置19の前記決定に従って前記送風部13の送付量を制御する制御装置21を備えることもできる。
発汗計1の第1の湿度センサ7、第2の湿度センサ8は、それぞれフィルタ回路F1、F2と電気的に接続されている。
フィルタ回路F1及びF2は、前記の各センサから出力された上記検知信号を入力すると、それぞれの検知信号に含まれる雑音成分を除去したあと、所定の増幅率で検知信号を増幅する。
フィルタ回路F1、F2の出力側に差動増幅器DA1が接続されている。
フィルタ回路F1の出力側は差動増幅器DA1の反転入力端子(−)に接続されている。
フィルタ回路F2の出力側は差動増幅器DA1の非反転入力端子(+)に接続されている。
この構成により、差動増幅器DA1は、第1の湿度センサ7により検知された自然空気の絶対湿度に対応した信号と、第2の湿度センサ8により検知された混合空気の絶対湿度に対応した信号との差の信号を出力する。差動増幅器DA1から出力される信号は、皮膚面SKから混合室5に放散された発汗量に対応している。
差動増幅器DA1から出力された信号が、演算装置19に入力されると、演算装置19は、それぞれの入力信号に基づいて皮膚面SKから混合室5に放散された実際の発汗量を計算する。前記計算により得られた発汗量は、前記表示装置20に表示することができる。
図6の実施形態において、(Pmix−measure)=(Pmix−st)及び/又は(Lmix−measure)=(Lmix−st)の場合、前記筐体カプセル3が正しく装着されており、かつ、送風部13が正常に動作していると判定することができる。
図6の実施形態において、(Pmix−measure)<(Pmix−st)、及び/又は、(Lmix−measure)<(Lmix−st)の場合、前記筐体カプセル3が正しく装着されていない、及び/又は送風部13正常に動作していないと判定することができる。
図7の実施形態において、(Pmix−measure)=(Pair−measure)、かつ、(Pmix−measure)<(Pmix−st)、かつ、(Pair−measure)<(Pair−st)及び/又は、(Lmix−measure)=(Lair−measure)、かつ、(Lmix−measure)<(Lmix−st)、かつ、(Lair−measure)<(Lair−st)の場合、前記筐体カプセル3が正しく装着されており、かつ、送風部13が正常に動作していないと判定することができる。この場合、制御装置21が前記送風部13の出力を調整して、(Pmix−measure)=(Pmix−st)又は、(Lmix−measure)=(Lmix−st)に制御する構成とすることができる。
図7の実施形態において、(Pmix−measure)≠(Pair−measure)、及び/又は(Lmix−measure)≠(Lair−measure)であるとき、及び/又は前記対比の結果が、(Pmix−measure)<(Pmix−st)かつ(Pair−measure)≧(Pair−st)、及び/又は、(Lmix−measure)<(Lmix−st)かつ(Lair−measure)≧(Lair−st)の場合、前記筐体カプセル3が正しく装着されておらず、かつ、送風部13が正常に動作していると判定することができる。
筐体カプセル3が正しく装着されていないことが検出された場合、アラーム音で警告することもできる。
<システム構成>
本実施形態の発汗量計測システムは、前記実施形態2の陰圧型の発汗計1を用いたシステムである。
図8の実施形態では、前記自然空気圧力センサの検出対象である自然空気の規定圧力(Pair−st)及び/又は前記自然空気流量センサの検出対象である自然空気の規定流量(Lair−st)を記憶する記憶装置18と、前記自然空気の規定圧力(Pair−st)と前記自然空気圧力センサの実測値(Pair−measure)、及び/又は自然空気の規定流量(Lair−st)と自然空気流量センサの実測値(Lair−measure)の実測値を対比する演算装置19を備える。
図9に示すように、前記記憶装置18が、前記混合空気圧力センサの検出対象である混合空気の規定圧力(Pmix−st)及び/又は前記混合空気流量センサの検出対象である混合空気の規定流量(Lmix−st)、及び、前記自然空気圧力センサの検出対象である自然空気の規定圧力(Pair−st)及び/又は前記自然空気流量センサの検出対象である自然空気の規定流量(Lair−st)を記憶するものであって、前記演算装置19が、前記混合空気の規定圧力(Pmix−st)と前記混合空気圧力センサの実測値(Pmix−measure)、及び/又は前記混合空気の規定流量(Lmix−st)と混合空気流量センサ(Lmix−measure)の実測値を対比し、かつ、前記自然空気の規定圧力(Pair−st)と前記自然空気圧力センサの実測値(Pair−measure)、及び/又は前記自然空気の規定流量(Lair−st)と自然空気流量センサの実測値(Lair−measure)を対比するものであってもよい。
演算装置19は、前記対比の結果に基づいて、発汗計1の吸引部13´の送付量を決定する機能を備えることもできる。
演算装置19の前記決定に従って前記吸引部13´の吸引量を制御する制御装置21を備えることもできる。
回路構成は、上記実施形態1と同様である。
図8の実施形態において、(Pair−measure)=(Pair−st)及び/又は(Lair−measure)=(Lair−st)の場合、前記筐体カプセル3が正しく装着されており、かつ、吸引部13´が正常に動作していると判定することができる。
図8の実施形態において、(Pair−measure)>(Pair−st)、及び/又は、(Lair−measure)<(Lair−st)の場合、前記筐体カプセル3が正しく装着されていない、及び/又は吸引部13´が正常に動作していないと判定することができる。
図9の実施形態において、(Pmix−measure)=(Pair−measure)、かつ、(Pmix−measure)>(Pmix−st)、かつ、(Pair−measure)>(Pair−st)及び/又は、(Lmix−measure)=(Lair−measure)、かつ、(Lmix−measure)<(Lmix−st)、かつ、(Lair−measure)<(Lair−st)の場合、前記筐体カプセル3が正しく装着されており、かつ、吸引部13´が正常に動作していないと判定することができる。この場合、制御装置21が前記吸引部13´の出力を調整して、(Pmix−measure)=(Pmix−st)又は、(Lmix−measure)=(Lmix−st)に制御する構成することができる。
図9の実施形態において、(Pmix−measure)≠(Pair−measure)、及び/又は(Lmix−measure)≠(Lair−measure)であるとき、及び/又は、(Pair−measure)>(Pair−st)かつ(Pmix−measure)≦(Pmix−st)、及び/又は、(Lair−measure)<(Lair−st)かつ(Lmix−measure)≧(Lmix−st)の場合、前記筐体カプセル3が正しく装着されておらず、かつ、吸引部13´が正常に動作していると判定することができる。
筐体カプセル3が正しく装着されていないことが検出された場合、アラーム音で警告することもできる。
2 開口部
3 筐体カプセル
4 吸気孔
5 混合室
6 排気孔
7 第1の湿度センサ
8 第2の湿度センサ
9 自然空気圧力センサ
10 混合空気圧力センサ
11 自然空気流量センサ
12 混合空気流量センサ
13 送風部
13´ 吸引部
14 フレキシブルパイプ
15 ボックス
16 ボックス
17 フレキシブルパイプ
18 記憶装置
19 演算装置
20 表示装置
21 制御装置
Claims (18)
- 皮膚面に着接される開口部を有する筐体カプセルであって、該筐体カプセルの内部に自然空気を吸気するための吸気孔と、前記開口部に連通して前記皮膚面の汗を放散させると共に、放散した前記汗及び前記自然空気が混合して混合空気となる混合室と、前記混合室から前記混合空気を排気するための排気孔を有する筐体カプセルと、
前記自然空気の湿度を測定するための第1の湿度センサと、
前記混合空気の湿度を測定するための第2の湿度センサと、
前記第2の湿度センサの検出対象である混合空気の圧力を測定する混合空気圧力センサ及び/又は流量を測定する混合空気流量センサを備える、発汗計。 - 前記混合空気圧力センサを、前記第2の湿度センサに隣接配置してなる、請求項1に記載の発汗計。
- 前記混合空気圧力センサを、前記混合室の内部に備える、請求項1に記載の発汗計。
- 前記自然空気を送風する送風部を、前記第1湿度センサの上流に備える、請求項1〜3の何れかに記載の発汗計。
- 前記第1の湿度センサの検出対象である前記自然空気の圧力を測定する自然空気圧力センサ及び/又は流量を測定する自然空気流量センサを備える、請求項4に記載の発汗計。
- 皮膚面に着接される開口部を有する筐体カプセルであって、該筐体カプセルの内部に自然空気を吸気するための吸気孔と、前記開口部に連通して前記皮膚面の汗を放散させると共に、放散した前記汗及び前記自然空気が混合して混合空気となる混合室と、前記混合室から前記混合空気を排気するための排気孔を有する筐体カプセルと、
前記自然空気の湿度を測定するための第1の湿度センサと、
前記混合空気の湿度を測定するための第2の湿度センサと、
前記第1の湿度センサの検出対象である前記自然空気の圧力を測定する自然空気圧力センサ及び/又は流量を測定する自然空気流量センサを備える、発汗計。 - 前記自然空気圧力センサセンサを、前記第1の湿度センサに隣接配置してなる、請求項6に記載の発汗計。
- 前記自然空気圧力センサを、前記混合室の内部に備える、請求項6に記載の発汗計。
- 前記混合空気を吸引する吸引部を、前記混合室の下流に備える、請求項6〜8の何れかに記載の発汗計。
- 前記第2の湿度センサの検出対象である混合空気の圧力を測定する混合空気圧力センサ及び/又は流量を測定する混合空気流量センサを備える、請求項9に発汗計。
- 請求項1〜4に記載の発汗計と、
前記混合空気圧力センサの検出対象である混合空気の規定圧力(Pmix−st)及び/又は前記混合空気流量センサの検出対象である混合空気の規定流量(Lmix−st)を記憶する記憶装置と、
前記混合空気の規定圧力(Pmix−st)と前記混合空気圧力センサの実測値(Pmix−measure)、及び/又は前記混合空気の規定流量(Lmix−st)と混合空気流量センサ(Lmix−measure)の実測値を対比する演算装置を備える、発汗量計測システム。 - 請求項5に記載の発汗計と、
前記混合空気圧力センサの検出対象である混合空気の規定圧力(Pmix−st)及び/又は前記混合空気流量センサの検出対象である混合空気の規定流量(Lmix−st)、及び、前記自然空気圧力センサの検出対象である自然空気の規定圧力(Pair−st)及び/又は前記自然空気流量センサの検出対象である自然空気の規定流量(Lair−st)を記憶する記憶装置と、
前記混合空気の規定圧力(Pmix−st)と前記混合空気圧力センサの実測値(Pmix−measure)、及び/又は前記混合空気の規定流量(Lmix−st)と混合空気流量センサ(Lmix−measure)の実測値を対比し、かつ、前記自然空気の規定圧力(Pair−st)と前記自然空気圧力センサの実測値(Pair−measure)、及び/又は前記自然空気の規定流量(Lair−st)と自然空気流量センサの実測値(Lair−measure)を対比する演算装置を備える、発汗量計測システム。 - 前記演算装置が、前記の各対比の結果に基づいて、前記送風部の出力を決定する、請求項12に記載の発汗量計測システム。
- 前記演算装置の前記決定に従って、前記送風部の出力を制御する制御装置を備える、請求項13に記載の発汗量計測システム。
- 請求項6〜9に記載の発汗計と、
前記自然空気圧力センサの検出対象である自然空気の規定圧力(Pair−st)及び/又は前記自然空気流量センサの検出対象である自然空気の規定流量(Lair−st)を記憶する記憶装置と、
前記自然空気の規定圧力(Pair−st)と前記自然空気圧力センサの実測値(Pair−measure)、及び/又は自然空気の規定流量(Lair−st)と自然空気流量センサの実測値(Lair−measure)の実測値を対比する演算装置を備える、発汗量計測システム。 - 請求項10に記載の発汗計と、
前記混合空気圧力センサの検出対象である混合空気の規定圧力(Pmix−st)及び/又は前記混合空気流量センサの検出対象である混合空気の規定流量(Lmix−st)、及び、前記自然空気圧力センサの検出対象である自然空気の規定圧力(Pair−st)及び/又は前記自然空気流量センサの検出対象である自然空気の規定流量(Lair−st)を記憶する記憶装置と、
前記混合空気の規定圧力(Pmix−st)と前記混合空気圧力センサの実測値(Pmix−measure)、及び/又は前記混合空気の規定流量(Lmix−st)と混合空気流量センサ(Lmix−measure)の実測値を対比し、かつ、前記自然空気の規定圧力(Pair−st)と前記自然空気圧力センサの実測値(Pair−measure)、及び/又は前記自然空気の規定流量(Lair−st)と自然空気流量センサの実測値(Lair−measure)を対比する演算装置を備える、発汗量計測システム。 - 前記演算装置が、前記の各対比の結果に基づいて、前記吸引部の出力を決定する、請求項16に記載の発汗量計測システム。
- 前記演算装置の前記決定に従って、前記吸引部の出力を制御する制御装置を備える、請求項17に記載の発汗量計測システム。
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