JP2019063419A - 発汗計 - Google Patents

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英哉 百瀬
正雄 坂口
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坂口  正雄
大橋 俊夫
Toshio Ohashi
大橋  俊夫
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Abstract

【課題】発汗量をより正確に測定することができる発汗計を提供する。【解決手段】発汗計1は、複数のカプセル2と、エアーポンプ3と、第1分流空気及び第2分流空気に分流する空気分流器4と、第1分流空気をカプセル2の数に分流する空気分流器7と、空気分流器7の分流した計測用空気をカプセル2に供給する供給用パイプ8と、計測用空気を排気する排気用パイプ9と、排気用パイプ9に設けた絶対湿度センサ12a〜12dと、計測用空気の流量を等量に設定する流量調節器15a〜15dと、第2分流空気を排気する排気用パイプ6と、第2分流空気の流量を計測用空気の流量と同量に設定する流量調節器15zと、排気用パイプ6に設けた絶対湿度センサ12zと、絶対湿度センサ12a〜12dの測定した絶対湿度22a〜22d及び絶対湿度センサ12zの測定した絶対湿度22zの差に基づいて皮膚面SKの発汗量を計測する計測手段21とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、皮膚面から蒸散する発汗量を計測可能な発汗計に関するものである。
従来、皮膚面からの発汗量を計測する発汗計は、カプセルが皮膚面に着接された状態で、自然空気がカプセル内部空間に供給されて皮膚面からの汗と混合され大気中に排気され、前記内部空間に供給前の自然空気の湿分と内部空間経由後の汗を混合した自然空気の湿分を2つの絶対湿度センサによりそれぞれ測定し、2つの絶対湿度センサの出力差分を演算し、発汗量を計測するものである(たとえば特許文献1参照)。
特許文献1には、複数のカプセルを用いて複数個所の発汗量を測定可能な発汗計が記載されている。同文献に記載されているように、1つのエアーポンプ(コンプレッサ)を用いて複数のカプセルに空気を送風するために、エアーポンプの吸引した自然空気を、複数のカプセルの数に対応させて分流している。自然空気の湿分を測定する絶対湿度センサは分流する前の自然空気の湿分を計測している。つまり、自然空気の湿分を測定する絶対湿度センサには、各カプセルに流れる自然空気の総和(エアーポンプの吸引した自然空気の全量)が通流している。
特開2001−61791号公報
特許文献1の発汗計では、自然空気の湿分を測定する絶対湿度センサと、カプセルを経由した自然空気(計測用空気)の湿分を測定する絶対湿度センサとに通流する空気の流量が異なっている。
また、カプセルの数が多くなると、各カプセルに通流する計測用空気の流量に差が生じてしまう場合がある。
このように、絶対湿度センサを通流する空気の流量に差がある場合、絶対湿度センサの測定値に流量の差による測定誤差(流量による偏差)が僅かに生じる場合がある。そのため、自然空気の湿分の測定値や各カプセルの湿分の測定値に、流量の差に起因する測定誤差が僅かに含まれてしまう場合が有る。
本発明は前記の課題を解決するためになされたもので、1つのエアーポンプを用いて複数のカプセルに送風する発汗計において発汗量をより正確に測定することができる発汗計を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するためになされた、特許請求の範囲の請求項1に記載された発汗計は、皮膚面に着接された状態で前記皮膚面の汗を放散させる内部空間を有する複数のカプセルと、自然空気を吸気するためのエアーポンプと、前記エアーポンプによって吸気された自然空気を第1分流空気及び第2分流空気に分流する第1の空気分流器と、前記第1の空気分流器によって分流された前記第1分流空気を前記複数のカプセルの数に分流する第2の空気分流器と、前記第2の空気分流器によって分流された各々の計測用空気を前記複数のカプセルの内部空間に供給するための複数の供給用パイプと、前記複数のカプセルの内部空間を経た各々の計測用空気を排気するための複数の第1の排気用パイプと、前記複数の第1の排気用パイプの各々の途中に設けられた複数の第1の絶対湿度センサと、前記各々の計測用空気の流量を等量に設定するための第1の流量設定手段と、前記第1の空気分流器によって分流された第2分流空気を排気するための第2の排気用パイプと、前記第2の排気用パイプを流れる前記第2分流空気の流量を、前記計測用空気の流量と同量に設定するための第2の流量設定手段と、前記第2の排気用パイプの途中に設けられた第2の絶対湿度センサと、前記複数の第1の絶対湿度センサの測定した各々の絶対湿度及び前記第2の絶対湿度センサの測定した絶対湿度の差に基づいて、前記複数のカプセルを着接した各々の前記皮膚面における発汗量を計測する計測手段とを、備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発汗計は、請求項1に記載のものであり、前記第1の流量設定手段として、前記第1の排気用パイプ又は前記供給用パイプに第1の流量調節器を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発汗計は、請求項1又は2に記載のものであり、前記第2の流量設定手段として、前記第2の排気用パイプに第2の流量調節器を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発汗計は、請求項1から3のいずれかに記載のものであり、前記カプセルを衣類に着脱可能に取り付けるための取付手段を備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発汗計は、請求項1から4のいずれかに記載のものであり、前記複数のカプセルが取り付けられたフレキシブル基板を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発汗計は、請求項1から5のいずれかに記載のものであり、前記計測手段の計測する発汗量を無線で外部に送信する無線通信部を備えることを特徴とする。
本発明の発汗計は、第1の流量設定手段によって複数のカプセル及び複数の第1の絶対湿度センサを通流する各々の計測用空気の流量が等量に設定されるとともに、第2の流量設定手段によって第2の絶対湿度センサを通流する第2分流空気の流量が計測用空気の流量と同量に設定されることから、流量の差に起因する測定誤差が生じず、発汗量を正確に測定することができる。
第1の流量設定手段として、第1の排気用パイプ又は供給用パイプに第1の流量調節器を備える場合、計測用空気の流量を簡便に調節し設定することができる。第2の流量設定手段として、第2の排気用パイプに第2の流量調節器を備える場合、第2分流空気の流量を簡便に調節し設定することができる。
カプセルを衣類に着脱可能に取り付けるための取付手段を備える場合、衣類への着脱を簡便に行うことができる。複数のカプセルが取り付けられたフレキシブル基板を備える場合、複数のカプセルを衣類に簡便迅速に取り付けることができる。計測手段の計測する発汗量を無線で外部に送信する無線通信部を備える場合、発汗量データを外部機器に簡便に供給することができる。
本発明を適用する発汗計の全体的な構成を示すブロック図である。 本発明を適用する発汗計が衣類に取り付けられた状態を示す概要図である。 カプセルホルダを使用してカプセルを衣類に取り付ける様子を説明する説明図である。 別のカプセルホルダを使用してカプセルを衣類に取り付ける様子を説明する説明図である。 カプセルホルダ集合体を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を詳細に説明するが、本発明の範囲はこれらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明を適用する発汗計1の構成を示すブロック図である。発汗計1は、皮膚面SKに着接された状態で皮膚面SKの汗を放散させる内部空間10を有する複数(一例として4個)のカプセル2a,2b,2c,2dと、自然空気を吸気するためのエアーポンプ3と、エアーポンプ3によって吸気された自然空気を第1分流空気及び第2分流空気に分流する第1の空気分流器4と、第1の空気分流器4によって分流された第1分流空気を複数のカプセル2a,2b,2c,2dの数(一例として4)に分流する第2の空気分流器7と、第2の空気分流器7によって分流された各々の計測用空気を複数のカプセル2a,2b,2c,2dの内部空間10に供給するための複数(一例として4本)の供給用パイプ8a,8b,8c,8dと、複数のカプセル2a,2b,2c,2dの内部空間10を経た各々の計測用空気を排気するための複数(一例として4本)の第1の排気用パイプ9a,9b,9c,9dと、複数の第1の排気用パイプ9a,9b,9c,9dの各々の途中に設けられた複数(一例として4個)の第1の絶対湿度センサ12a,12b,12c,12dと、各々の計測用空気の流量を等量に設定するための第1の流量設定手段と、第1の空気分流器4によって分流された第2分流空気を排気するための第2の排気用パイプ6と、第2の排気用パイプ6を流れる第2分流空気の流量を、計測用空気の流量と同量に設定するための第2の流量設定手段と、第2の排気用パイプ6の途中に設けられた第2の絶対湿度センサ12zと、複数の第1の絶対湿度センサ12a,12b,12c,12dの測定した各々の絶対湿度及び前記第2の絶対湿度センサ12zの測定した絶対湿度の差に基づいて、複数のカプセル2a,2b,2c,2dを着接した各々の皮膚面SKにおける発汗量を計測する計測手段21とを備えるものである。発汗計1は、第1の流量設定手段として、第1の排気用パイプ9a,9b,9c,9d又は前記供給用パイプ8a,8b,8c,8dに第1の流量調節器15a,15b,15c,15dを備えるものであることが好ましい。また、発汗計1は、第2の流量設定手段として、第2の排気用パイプ6に第2の流量調節器15zを備えるものであることが好ましい。
以下、具体的に説明する。
図1に示すように、発汗計1は、カプセル2a,2b,2c,2d、エアーポンプ3、第1の空気分流器4、接続用パイプ5、第2の空気分流器7、供給用パイプ8a,8b,8c,8d、第1の排気用パイプ9a,9b,9c,9d、第1の湿度センサボックス11a,11b,11c,11d、第1の絶対湿度センサ12a,12b,12c,12d、第1の流量調節器15a,15b,15c,15d、第2の排気用パイプ6、第2の湿度センサボックス11z、第2の絶対湿度センサ12z、第2の流量調節器15z、計測手段21、外部出力コネクタ24、無線通信部25、表示部27、電源部29及び本体ケース30を備えている。
同図に示すように、一例としてカプセル2a,2b,2c,2d、接続用パイプ5、空気分流器7、供給用パイプ8a,8b,8c,8d、排気用パイプ9a,9b,9c,9dは本体ケース30の外部に出るように設けられており、他のものは本体ケース30の内部に収容されて設けられている。
皮膚面SKに貼付するカプセル2a,2b,2c,2dのそれぞれに開口部が設けられ、開口部に連通するように内部空間10が形成されている。カプセル2a,2b,2c,2dは、開口部を皮膚面SKで塞ぐように、皮膚面SKに貼付して使用される。皮膚面SKへの貼付は、開口部の周辺部に例えば両面テープ、接着剤又は粘着剤を付して行う。皮膚面SKから蒸散する発汗はカプセル2a,2b,2c,2dの各々の内部空間10に放散される。また、各カプセル2には、内部空間10に連通する入気口及び排気口が形成されている。
エアーポンプ3によって吸気され送風される自然空気(室内空気あるいは屋外気)は空気分流器4によって第1分流空気及び第2分流空気に分流される。
第1分流空気は一例としてフレキシブルパイプである接続用パイプ5を通り、接続用パイプ5に繋がる空気分流器7によって、カプセル2a,2b,2c,2dの数(この場合、4)に分流される。空気分流器7は、第1分流空気を等量で分流するもの(第1の流量設定手段を兼用するもの)であることが好ましい。第2の空気分流器7は、例えば接続用パイプ5の任意の位置で分岐する分岐パイプであってもよい。第2の空気分流器7とカプセル2a,2b,2c,2dとは、例えばフレキシブルパイプである供給用パイプ8a,8b,8c,8dによって繋がれている。空気分流器7によって分流された計測用空気は、供給用パイプ8a,8b,8c,8dを経て、カプセル2a,2b,2c,2dの各々の入気口から内部空間10に送風される。
カプセル2a,2b,2c,2dの排気口には、一例としてフレキシブルパイプである排気用パイプ9a,9b,9c,9dが繋がれている。排気用パイプ9aは、カプセル2aの内部空間10の汗と自然空気(計測用空気)との混合気湿(汗混合気湿)を湿度センサボックス11aに導くものである。同図に示すように、排気用パイプ9aの途中に湿度センサボックス11a及び流量調節器15aが設けられている。同様に、排気用パイプ9b,9c,9dは、対応するカプセル2b,2c,2dの内部空間10の汗と自然空気との混合気湿を湿度センサボックス11b,11c,11dに導くものである。同図に示すように、排気用パイプ9b,9c,9dの途中に、対応する湿度センサボックス11b,11c,11d及び流量調節器15b,15c,15dが設けられている。
湿度センサボックス11aの内部には、絶対湿度センサ12aが設置されている。絶対湿度センサ12aは、排気用パイプ9aを通る計測用空気の絶対湿度を測定するものである。同様に、湿度センサボックス11b,11c,11dの内部には、絶対湿度センサ12b,12c,12dが設置されている。絶対湿度センサ12b,12c,12dは、排気用パイプ9b,9c,9dを通る各々の計測用空気の絶対湿度を測定するものである。なお、排気用パイプ9a,9b,9c,9dに絶対湿度センサ12a,12b,12c,12dを直接設置可能であれば、湿度センサボックス11a,11b,11c,11dの配置を省略してもよい。
流量調節器15a,15b,15c,15dは、第1の流量設定手段の別の一例であり、手動でバルブを開閉して流量を可変調整可能な手動調整弁、又は電磁的にバルブを開閉して流量を可変調整可能な電磁調整弁である。空気分流器7(第1の流量設定手段の例)によってカプセル2a,2b,2c,2dを通流する各計測用空気を等量に分流することが好ましいが、例えばカプセル2a,2b,2c,2dを配置する位置の差などにより、供給用パイプ8a,8b,8c,8dの長さや排気用パイプ9a,9b,9c,9dの長さに差が生じて負荷(送風抵抗)に差が生じ、各々の計測用空気の流量に差が生じる場合があり得る。このような場合であっても、流量調節器15a,15b,15c,15dを設けることで、カプセル2a,2b,2c,2dを通流する各々の計測用空気の流量を等量に設定(調節)することができる。流量調節器15a,15b,15c,15dを設ける位置は任意であり、例えば供給用パイプ8a,8b,8c,8dに設けてもよい。流量調節器15a,15b,15c,15dの全てを設けてもよいが、必要なものだけを設けてもよい。
流量調節器15a,15b,15c,15dが電磁調整弁である場合、排気用パイプ9a,9b,9c,9d(又は供給用パイプ8a,8b,8c,8d)の各々に空気流量計を設け、各々の流量が等量になるように、制御部(図示省略)が流量調節器15a,15b,15c,15dをフィードバック制御して、自動調整するようにしてもよい。
流量調節器15a,15b,15c,15dに換えて、流路を狭くして流量を固定的に設定する流量調整ピン、オリフィス板又は小径パイプなどのような流量設定部材(第1の流量設定手段の別の一例)を用いるようにしてもよい。
空気分流器4にて分流された第2分流空気は、排気用パイプ6を通って湿度センサボックス11zに導かれる。同図に示すように、排気用パイプ6の途中に流量調節器15z及び湿度センサボックス11zが設けられている。流量調節器15zは、本発明の第2の流量設定手段の一例であり、カプセル2a,2b,2c,2dを通流する各々の計測用空気の流量と第2分流空気の流量を同じ量に設定(調節)するためのものである。流量調節器15zは、同図に示すように空気分流器4と湿度センサボックス11zとの間に設けられていてもよいし、湿度センサボックス11zよりも下流の排気用パイプ6に設けられていてもよい。
流量調節器15zは、手動調整弁又は電磁調整弁である。流量調節器15zが、電磁調整弁である場合、排気用パイプ6に空気流量計を設け、流量が計測用空気の流量と同量になるように、制御部(図示省略)が流量調節器15zをフィードバック制御して、自動調整するようにしてもよい。
流量調節器15zに換えて、流路を狭くして流量を固定的に設定する流量調整ピン、オリフィス板又は小径パイプなどのような流量設定部材(第2の流量設定手段の別の一例)を用いるようにしてもよい。また、空気分流器4の第2分流空気の通る穴径を適宜設定することで、第2分流空気の流量が計測用空気の流量と同量になるように設定してもよい(第2の流量設定手段の別の一例)。
湿度センサボックス11zの内部には、絶対湿度センサ12zが設置されている。絶対湿度センサ12zは、排気用パイプ6を通る第2分流空気の絶対湿度を測定するものである。なお、排気用パイプ6に絶対湿度センサ12zを直接設置可能であれば、湿度センサボックス11zの配置を省略してもよい。
計測手段21は、差動増幅器DA1,DA2,DA3,DA4及び計測回路23を備えている。
絶対湿度センサ12zの絶対湿度検知信号(絶対湿度を表す信号)22zは差動増幅器DA1の反転入力端子(−)に接続され、絶対湿度センサ12aの絶対湿度検知信号22aは差動増幅器DA1の非反転入力端子(+)に接続されている。この構成により、差動増幅器DA1は、絶対湿度センサ12aにより検知されたカプセル2aの内部空間10の混合気湿の絶対湿度に対応した絶対湿度検知信号22aと、絶対湿度センサ12zにより検出された自然空気に対応した絶対湿度検知信号22zとの差の汗湿分信号(汗蒸散信号)M1を出力する。
同様に、絶対湿度センサ12zの絶対湿度検知信号22zは差動増幅器DA2,DA3,DA4の反転入力端子(−)に各々接続され、絶対湿度センサ12b,12c,12dの絶対湿度検知信号22b,22c,22dは対応する差動増幅器DA2,DA3,DA4の非反転入力端子(+)に接続されている。これにより、差動増幅器DA2は、絶対湿度センサ12bにより検出されたカプセル2bの混合気湿に対応した絶対湿度検知信号22bと、絶対湿度センサ12zにより検出された自然空気に対応した絶対湿度検知信号22zとの差の汗湿分信号M2を出力する。差動増幅器DA3は、絶対湿度センサ12cにより検出されたカプセル2cの混合気湿に対応した絶対湿度検知信号22cと、絶対湿度センサ12zにより検出された自然空気に対応した絶対湿度検知信号22zとの差の汗湿分信号M3を出力する。差動増幅器DA4は、絶対湿度センサ12dにより検出されたカプセル2dの混合気湿に対応した絶対湿度検知信号22dと、絶対湿度センサ12zにより検出された自然空気に対応した絶対湿度検知信号22zとの差の汗湿分信号M4を出力する。
差動増幅器DA1〜DA4から出力された汗湿分信号M1〜M4を入力する計測回路23は、皮膚面SKからの発汗量を、例えばmg/cm2・minの単位で表すように演算・計測する。
計測回路23は、計測した発汗量を表示部27に出力する。表示部27は、皮膚面SKからの発汗量をアナログまたはディジタル表示する。また、計測回路23は、計測した発汗量を外部出力コネクタ24及び無線通信部25に出力する。外部出力コネクタ24及び無線通信部25は、外部のパーソナルコンピュータ等の機器を接続することができるように構成されている。無線通信部25として、例えば無線LAN、Bluetooth(登録商標)などデータ通信用の公知の無線通信機器を用いることができる。外部出力コネクタ24に有線で、または無線通信部25に無線で外部のパーソナルコンピュータ等を接続することで、発汗計1は、外部のパーソナルコンピュータ等に対して、計測回路23の発汗量計測信号(発汗量データ)を供給できる。これにより、発汗計1で計測された発汗量データの評価・記録等をコンピュータで行うことができる。また、発汗計1で計測された発汗量データを、心電計、呼吸計等の機器で測定したデータとともに医療診断データとして総合的に評価使用することができる。
電源部29は、発汗計1の各部に電源を供給するものである。電源部29は、商用交流電源(例えば商用交流100V)を直流電圧に変換する回路であってもよいし、電池であってもよい。発汗計1が携帯型装置である場合、または発汗計1が衣類等に設けられるウェアラブル型装置である場合、小型化するために電源部29として小型の電池が用いられる。
次に発汗計1の発汗量計測動作について説明する。
最初に、エアーポンプ3から送風したときに排気用パイプ9a,9b,9c,9d(絶対湿度センサ12a,12b,12c,12d)を通流する計測用空気の各々の流量を等量に設定すると共に、この計測用空気の流量と同じ流量になるように、排気用パイプ6(絶対湿度センサ12z)を通流する第2分流空気(自然空気)の流量を設定する。この場合、排気用パイプ9a,9b,9c,9d及び排気用パイプ6の各々の端部に空気流量計をセットする。次に、カプセル2a,2b,2c,2dの開口部を漏気の無いようにテープ等で閉口し、各々の内部空間10の気湿が漏出しないようにした状態で、エアーポンプ3を駆動させて自然空気を一定流量で送風する。流量が実際の測定時と変わらないようにするために、カプセル2a,2b,2c,2dを実際の測定状態(皮膚面SKに着接したときの状態)と近い配置で行うことが好ましい。カプセル2a,2b,2c,2dを皮膚面SKに着接して流量を調整してもよい。
計測用空気の各々の流量に差がある場合、空気流量計の計測値を確認しながら、各々の計測用空気が等量で流れるように流量調節器15a,15b,15c,15dを適宜調整する。流量調節器15a,15b,15c,15dを全開にしたときに計測用空気の各々の流量が等量になる場合、空気分流器7による分流だけで計測用空気が等量になっていることから、流量調節器15a,15b,15c,15dを用いなくてもよい。なお、流量調節器15a,15b,15c,15dが電磁調整弁の場合、先に説明したように自動調整で流量を等量に設定するようにしてもよい。また、流量調節器15a,15b,15c,15dに換えて、先に説明した流量設定部材を用いて流量を等量に設定してもよい。
排気用パイプ9a,9b,9c,9dの各々の計測用空気の流量を等量に設定できたら、排気用パイプ6の流量が計測用空気の流量と同じになるように、流量調節器15zを適宜調整する。流量調節器15zを全開にしたときに排気用パイプ6の流量が計測用空気の流量と同じになる場合、空気分流器4による分流だけで流量調整ができているため、流量調節器15zを用いなくてもよい。なお、流量調節器15zが電磁調整弁の場合、先に説明したように自動調整で流量を設定するようにしてもよい。また、流量調節器15zに換えて、先に説明した流量設定部材を用いて流量を設定してもよい。
これらの流量の設定調整は、発汗計1の製造時や出荷前調整時に行ってもよいし、実際の測定前に行ってもよい。
測定を行う際には、先ず、表示部27のゼロ点調整をする。この場合、カプセル2a,2b,2c,2dの開口部を漏気の無いようにテープ等で閉口した状態で、エアーポンプ3を駆動させて自然空気を一定流量で送風する。そして、図示していないゼロ点調節スイッチを押して、第2分流空気(自然空気)の湿分とカプセル2a,2b,2c,2dの各内部空間10の自然空気湿分との差分をゼロに調整する。これで、表示部27に発汗量がゼロ表示される。また、発汗量計測信号がゼロレベル(基線)指示になる。
上記のゼロ点調整により表示部27のモニタ、発汗量計測信号にて発汗量がゼロになっていることを確認後、例えば図1に示したように、カプセル2a,2b,2c,2dを皮膚面SKに着接する。カプセル2aの内部空間10において、エアーポンプ3の送風で供給用パイプ8aから供給される計測用空気(自然空気)と皮膚面SKからの発汗とが混合される。このカプセル2aの混合気湿は、排気用パイプ9aを通って排気され、湿度センサボックス11aを通過するときに、絶対湿度センサ12aによって絶対湿度が測定されて、絶対湿度検知信号22aが出力される。
同様に、カプセル2b,2c,2dの各内部空間10において、供給用パイプ8b,8c,8dから供給される計測用空気(自然空気)と皮膚面SKからの発汗とが混合される。これらのカプセル2b,2c,2dの混合気湿は、対応する排気用パイプ9b,9c,9dを通って排気され、絶対湿度センサ12b,12c,12dによって絶対湿度が測定されて、絶対湿度検知信号22b,22c,22dが出力される。
また、エアーポンプ3の送風で第2分流空気が排気用パイプ6の湿度センサボックス11zを通過するときに、絶対湿度センサ12zによって絶対湿度が測定されて、絶対湿度検知信号22zが出力される。
排気用パイプ9a,9b,9c,9d及び排気用パイプ6を通流する空気の流量が同じ流量になるように予め設定されているため、絶対湿度センサ12a,12b,12c,12d及び絶対湿度センサ12zが流量差に起因する測定誤差を生じず、正確な測定値(絶対湿度検知信号22a,22b,22c,22d,22z)を得ることができる。
差動増幅器DA1は、絶対湿度検知信号22aと絶対湿度検知信号22zとの差分を演算し、カプセル2aが検出した汗湿分信号M1を出力する。差動増幅器DA2は、絶対湿度検知信号22bと絶対湿度検知信号22zとの差分を演算し、カプセル2bが検出した汗湿分信号M2を出力する。差動増幅器DA3は、絶対湿度検知信号22cと絶対湿度検知信号22zの差分を演算し、カプセル2cが検出した汗湿分信号M3を出力する。差動増幅器DA4は、絶対湿度検知信号22dと絶対湿度検知信号22zの差分を演算し、カプセル2dが検出した汗湿分信号M4を出力する。
計測回路23は、差動増幅器DA1から汗湿分信号M1が出力されるとカプセル2aの皮膚面SKからの発汗量をmg/cm2・minの単位に演算・計測する。同様に、計測回路23は、差動増幅器DA2,DA3,DA4から汗湿分信号M2,M3,M4が計測回路23に入力されると、計測回路23はカプセル2b,2c,2dの皮膚面SKからの発汗量をmg/cm2・minの単位に各々演算・計測する。
発汗計1は表示部27に皮膚面SKからの発汗量をアナログまたはディジタル表示するとともに発汗量計測信号を有線又は無線で出力する。
以上の説明から明らかなように、1個のエアーポンプ3から複数のカプセル2a、2b,2c,2dに自然空気を送風して発汗量を計測する本発明の発汗計1は、カプセル2a、2b,2c,2dにおける各々の発汗量を正確に測定することができる。
なお、エアーポンプ3が第1の空気分流器4よりも上流側に配置されている例を図1に示したが、各排気用パイプ6,9a〜9dの下流側を1本の集合パイプに合流させて、この集合パイプにエアーポンプ3を配置して自然空気を吸気するようにしてもよい。
また、発汗計1が備えるカプセル2の数や、カプセル2の配置場所は任意である。図1に示すように、複数のカプセル2,2・・・を皮膚面SKに一列に着接して、発汗量を同時に計測するようにしてもよいし、複数のカプセル2,2・・・を複数行複数列(例えば2行2列)のようにマトリクス状に皮膚面SKに着接して発汗量を同時に計測するようにしてもよいし、複数のカプセル2,2・・・を皮膚面SKの任意の位置に着接して発汗量を同時に計測するようにしてもよい。また、人体の離れた部位(たとえば前胸部の皮膚面と背部の皮膚面)の各々に任意の数のカプセル2を着接して、複数部位(各部任意の数)の発汗量を同時に計測するようにしてもよい。なお、4個のカプセル2のうちの3個のカプセル2の開口部を閉鎖して、残りの1個のカプセルを皮膚面SKに着接すれば、皮膚面SKに着接した1箇所の発汗量を計測することができる。
図2に、発汗計1を衣類(一例としてシャツ)91に取り付けた例を示す。この発汗計1は、一例として、48個のカプセル2を備えている。これら48個のカプセル2は、一例として、縦1列に12個配置されており、この列が4列形成されている。同図では、接続用パイプ5、各供給用パイプ8、空気分流器7、各排気用パイプ9の図示を省略している。
複数のカプセル2は、衣類91に固定的に取り付けられていてもよいが、衣類91に着脱可能に取り付けられていたほうが、洗濯や機器のメンテナンス性の観点から好ましい。この場合、発汗計1は、カプセル2を衣類に着脱可能に取り付けるための取付手段を備えることが好ましい。
図3に、取付手段の一例であるカプセルホルダ41を使用してカプセル2を衣類に取り付ける様子を示す。
同図には、カプセル2、カプセルホルダ41及び衣類91が断面図で示されている。カプセル2には、開口部51が形成され、開口部51に連通する内部空間10が形成されている。また、カプセル2には、内部空間10に連通する入気口52及び排気口53が形成されている。入気口52に供給用パイプ8(図1参照)が接続され、排気口53に第1の排気用パイプ9(図1参照)が接続されて使用される。カプセル2は、入気口52から計測用空気が送風され、内部空間10を通って、排気口53から排気される。
カプセル2の開口部51の周辺部には、カプセルホルダ41に着接するための例えば両面テープ、接着剤、粘着剤などの着接部材55が付されている。この着接部材55は、カプセル2を皮膚面SKに着接するための着接部材と同じものを兼用してもよい。
カプセルホルダ41は、カプセル2を衣類91に着脱可能に取り付けるためのものである。カプセルホルダ41は、筒部42、底部43及び穴部44を有している。筒部42は、カプセル2の外周部に嵌るものであり、カプセル2の外周部よりも若干大きなサイズの筒状に形成されている。カプセル2が例えば円柱形状である場合、筒部42は、円筒形状に形成されている。底部43は、筒部42の端部に形成されており、カプセル2の着接部材55が当接して着接するように形成されている。底部43には、カプセル2の開口部51と連通するように、中央部に穴部44が形成されている。穴部44は、開口部51と同サイズの穴又は開口部51よりも若干大きなサイズの穴に形成されている。
カプセルホルダ41は、例えば両面テープ又は接着剤である固定部材47によって衣類91に固定される。衣類91には、カプセルホルダ41の穴部44に連通するような穴である穴部92が形成されている。
衣類91の穴部92の皮膚面SK側の周囲には、皮膚面SKに着接するための両面テープ、接着剤又は粘着剤などの着接部材48が付されている。着接部材48には、カプセル2の開口部51と連通するように、開口部51と同サイズの穴又は開口部51よりも若干大きなサイズの穴である穴部49が形成されている。
カプセルホルダ41の使用方法を説明する。
同図に示すように、カプセルホルダ41と衣類91とを固定部材47によって固定する。このカプセルホルダ41に、カプセル2を嵌め込む。カプセル2には、着接部材55が付されているので、カプセルホルダ41とカプセル2とが着接される。衣類91を被測定者が着用し、衣類91に付された着接部材48を皮膚面SKに着接する。これにより、カプセル2の開口部51、カプセルホルダ41の穴部44、衣類91の穴部92が連通し、被測定者が衣類91を着用した状態で、カプセル2によって発汗量を測定することができる。
カプセル2とカプセルホルダ41とは、着接部材55で着接されている。この着接部材55の着接を外すことで、カプセルホルダ41からカプセル2を取り外すことができる。着接部材55として、着接及び取り外しを容易に行えるものを用いることが好ましい。着接部材55は、底部43に付されていてもよい。なお、分離する必要性がない場合、カプセル2とカプセルホルダ41とを接着剤等で固定してしまってもよい。
図4に、別のカプセルホルダ41a(取付手段の別の一例)の取付方法を説明する説明図を示す。なお、カプセルホルダ41と同様の構成については同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
カプセルホルダ41aは、カプセル2を衣類91に着脱可能に取り付けるためのものである。カプセルホルダ41は、筒部42、底部43、穴部44、穴壁部45及び折返部46を有している。底部43には、中央部に穴部44が形成されている。この穴部44の壁面を形成するように、底部43の中央部に筒状の穴壁部45が連結されている。穴壁部45は、開口部51と同サイズ又は開口部51よりも若干大きなサイズの穴径で形成されている。穴壁部45の端部には、衣類91を挟み込むための折返部46が形成されている。折返部46は例えば円板形状などの板状に形成されている。折返部46には、皮膚面SKに着接するための着接部材48aが付されている。着接部材48aには、カプセル2の開口部51と連通するように、開口部51と同サイズの穴又は開口部51よりも若干大きなサイズの穴である穴部49aが形成されている。
カプセルホルダ41aの使用方法を説明する。
同図に示すように、衣類91に開けられた穴部92に折返部46を通して、底部43と折返部46との間に衣類91を挟んで、カプセルホルダ41aを衣類91に取り付ける。衣類91の伸縮性により穴部92を押し拡げて折返部46を通すようにする。衣類91の伸縮性が足りない場合、穴部92の周囲に切れ込みを入れて、折返部46を通すようにしてもよい。接着剤等で衣類91とカプセルホルダ41a(折返部46)とを固定してもよい。
カプセルホルダ41aに、カプセル2を嵌め込む。カプセル2には、着接部材55が付されているので、カプセルホルダ41とカプセル2とが着接される。衣類91を被測定者が着用し、着接部材48aを皮膚面SKに着接する。これにより、カプセル2の開口部51、カプセルホルダ41の穴部44(穴壁部45)が連通し、被測定者が衣類91を着用した状態で、カプセル2によって発汗量を測定することができる。
図5に、複数のカプセルホルダ41(41a)をフレキシブル基板61によって一体的に連結したカプセルホルダ集合体60を示す。フレキシブル基板61には、カプセルホルダ41の穴部44(図3,図4参照)に連通する位置に穴(図示省略)が形成されている。カプセルホルダ41がフレキシブル基板61の表裏を貫通していてもよい。フレキシブル基板61とカプセルホルダ41とは、例えば接着剤で固定されている。
このカプセルホルダ集合体60を用いると、多数のカプセルホルダ41を衣類91等に簡便に装着することができる。フレキシブル基板61は柔軟性を有するため、衣類91の曲面に追随して変形し、各々のカプセルホルダ41は皮膚面SKに着接した状態を維持することができる。そのため、複数のカプセルホルダ41に着接した複数のカプセル2は、空気漏れすることなく、発汗量を正確に測定することができる。
複数のカプセルホルダ41に複数のカプセル2を着接したフレキシブル基板61が、本発明における複数のカプセルが取り付けられたフレキシブル基板に相当する。また、カプセルホルダ41を備えずに、複数のカプセル2がフレキシブル基板61に直接取り付けられているカプセル集合体(図示省略)を用いてもよい。このようなフレキシブル基板61を、一台の発汗計1で複数枚使用してもよい。
1は発汗計、2・2a・2b・2c・2dはカプセル、3はエアーポンプ、4は第1の空気分流器、5は接続用パイプ、6は第2の排気用パイプ、7は第2の空気分流器、8a・8b・8c・8dは供給用パイプ、9a・9b・9c・9dは第1の排気用パイプ、10は内部空間、11a・11b・11c・11dは第1の湿度センサボックス、11zは第2の湿度センサボックス、12a・12b・12c・12dは第1の絶対湿度センサ、12zは第2の絶対湿度センサ、15a・15b・15c・15dは第1の流量調節器、15zは第2の流量調節器、21は計測手段、22a・22b・22c・22d・22zは絶対湿度検知信号、23は計測回路、24は外部出力コネクタ、25は無線通信部、27は表示部、29は電源部、30は本体ケース、41・41aはカプセルホルダ、42は筒部、43は底部、44は穴部、45は穴壁部、46は折返部、47は固定部材、48・48aは着接部材、49・49aは穴部、51は開口部、52は入気口、53は排気口、55は着接部材、91は衣類、92は穴部、DA1・DA2・DA3・DA4は差動増幅器、M1・M2・M3・M4は汗湿分信号、SKは皮膚面である。

Claims (6)

  1. 皮膚面に着接された状態で前記皮膚面の汗を放散させる内部空間を有する複数のカプセルと、
    自然空気を吸気するためのエアーポンプと、
    前記エアーポンプによって吸気された自然空気を第1分流空気及び第2分流空気に分流する第1の空気分流器と、
    前記第1の空気分流器によって分流された前記第1分流空気を前記複数のカプセルの数に分流する第2の空気分流器と、
    前記第2の空気分流器によって分流された各々の計測用空気を前記複数のカプセルの内部空間に供給するための複数の供給用パイプと、
    前記複数のカプセルの内部空間を経た各々の計測用空気を排気するための複数の第1の排気用パイプと、
    前記複数の第1の排気用パイプの各々の途中に設けられた複数の第1の絶対湿度センサと、
    前記各々の計測用空気の流量を等量に設定するための第1の流量設定手段と、
    前記第1の空気分流器によって分流された第2分流空気を排気するための第2の排気用パイプと、
    前記第2の排気用パイプを流れる前記第2分流空気の流量を、前記計測用空気の流量と同量に設定するための第2の流量設定手段と、
    前記第2の排気用パイプの途中に設けられた第2の絶対湿度センサと、
    前記複数の第1の絶対湿度センサの測定した各々の絶対湿度及び前記第2の絶対湿度センサの測定した絶対湿度の差に基づいて、前記複数のカプセルを着接した各々の前記皮膚面における発汗量を計測する計測手段とを、備えることを特徴とする発汗計。
  2. 前記第1の流量設定手段として、前記第1の排気用パイプ又は前記供給用パイプに第1の流量調節器を備えることを特徴とする請求項1に記載の発汗計。
  3. 前記第2の流量設定手段として、前記第2の排気用パイプに第2の流量調節器を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の発汗計。
  4. 前記カプセルを衣類に着脱可能に取り付けるための取付手段を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の発汗計。
  5. 前記複数のカプセルが取り付けられたフレキシブル基板を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の発汗計。
  6. 前記計測手段の計測する発汗量を無線で外部に送信する無線通信部を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の発汗計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021083931A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 株式会社スキノス 発汗計及び発汗量計測システム
EP3998953A4 (en) * 2019-07-19 2023-07-19 Aquapass Ltd FLUID STIMULATION DEVICES AND METHODS FOR TREATING FLUID OVERLOAD

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