JPH05192301A - 局所発汗量連続測定装置 - Google Patents

局所発汗量連続測定装置

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JPH05192301A
JPH05192301A JP3019792A JP3019792A JPH05192301A JP H05192301 A JPH05192301 A JP H05192301A JP 3019792 A JP3019792 A JP 3019792A JP 3019792 A JP3019792 A JP 3019792A JP H05192301 A JPH05192301 A JP H05192301A
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坂口  正雄
Nobuyuki Ono
伸幸 小野
Toshio Ohashi
大橋  俊夫
Tomonari Kamei
智成 亀井
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Suzuken KK
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Sakaguchi Masao
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 皮膚の多点部位発汗量をカプセルに供給する
空気の湿度及び流量変化に無関係かつ簡便に多点同時測
定するとともに、空気湿分の自動補償を可能にし、更に
各カプセルの空気供給通路上に空気流量検出・制御手段
を設置してカプセル供給空気の定流量化をはかることを
目的とする。 【構成】 カプセル1に形成された前室3、湿度センサ
4、温度センサ5、後室6、発振器7は発汗及び温度検
出部を構成し、湿度センサ8、小室9、発振器10は除
湿空気の湿度検出部を構成している。更に、流量センサ
12、制御バルブ13で形成される空気流量制御部を含
むカプセル駆動検出信号処理部29に接続するデイジタ
ル演算回路24、ペンレコーダ25、プリンタ26、L
CD27は発汗量演算表示部を構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定量的な自律神経機能
検査ならびに体温調節発汗機能検査等に有用な湿度を指
標とした精神性ならびに温熱性の発汗量を測定するため
の局所発汗量連続測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明の出願人から定量的な自律
機能検査等に有用な、湿度を指標とした差動補償方式の
局所発汗量連続測定装置(特願昭61−188895
号)、除湿空気流入方式の局所発汗量連続測定装置(特
願昭61−200333号)ならびにカプセル内空気拡
散方式の局所発汗量連続測定装置(特願昭63−066
832号)、さらに温度補償絶対発汗量測定方式の局所
発汗量連続測定装置(特願平1−239604号)が出
願されている。前者三つの装置は、カプセルに供給する
除湿されない空気に含まれる湿分を電気的に補償するも
の、ならびに空気の除湿に関するもの、更に、カプセル
に二つの室を形成し、皮膚からの湿水分(汗)と除湿空
気の拡散混合をはかるためのカプセルの構造に係わるも
のであり、後者の一つは湿度検出手段の相対湿度ならび
に湿分検出発振器の温度補償法に係わるもので四者はと
もに発汗量を演算する演算手段ならびに表示手段を備え
たものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の局所発汗量連続測定装置は、皮膚から放散する湿水
分(汗)検出のカプセルが一つのみで多点部位の発汗量
を同時測定するためには複数台の局所発汗量連続測定装
置を必要とするという問題があった。更に、カプセルに
供給する除湿空気の除湿手段の除湿能は、除湿材の吸湿
時間経過とともに低下し除湿空気の湿度が上昇するた
め、本来の発汗量に加えて装置出力が変動するという問
題があった。更に、カプセルに供給する除湿空気の流量
変化は、前記湿水分(汗)との拡散量に影響し、気湿の
湿分が変化するため、装置出力が変動するという問題が
あった。
【0004】そこで本発明においては、複数個の湿水分
(汗)検出用のカプセルを形成し、各カプセルで検出さ
れる湿水分(汗)信号を絶対発汗量として同時表示する
ため、演算表示手段のマルチチャネル化をはかることに
よって、前記従来の局所発汗量連続測定装置の問題を解
決することを第1の技術的課題とするものである。
【0005】さらにカプセルに供給する除湿空気の除湿
手段の除湿能低下に伴う除湿空気の湿分変化ならびに湿
水分(汗)検出発振器出力の温度変化を電気回路的に同
時補償するため、カプセル内の除湿空気通路に除湿空気
湿度検出手段を内設し、上記除湿空気湿度検出手段を回
路定数とする除湿空気湿分検出発振器を構成し、前記除
湿空気の湿分変化と前記除湿空気湿分検出発振器の温度
変化の両者によって生じた周波数変動に基づく電圧変化
と前記湿水分(汗)検出発振器周波数出力に基づく電圧
変化を差動演算することによって前記従来の局所発汗量
連続測定装置の除湿空気の湿分変化と湿水分(汗)検出
発振器の温度変化に基づく装置出力変動を電気回路的に
同時解決するとともに、除湿空気の湿度が規定値を越え
た場合にLCD及びブザー等で警告表示することを第2
の技術的課題とするものである。
【0006】更に、カプセルに供給する除湿空気の流量
変動を補償するために、空気通路途中に空気流量検出手
段ならびに空気流量制御手段を設置し、前記空気流量検
出手段の出力信号を用いて前記空気流量制御手段を制御
することによって前記従来の局所発汗量連続測定装置の
除湿空気の流量変動を解決することを第3の技術的課題
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題解決のた
めの技術的手段は、外部から空気流入穴を通して流入さ
れる除湿空気の湿分を検出するための小室と、前記除湿
空気と皮膚放散の湿水分(汗)を拡散混合させるための
前室と、同前室と小穴で連通された後室とを形成し、前
記小室には前記除湿空気の相対湿度を検出させるための
湿度検出手段を内設し、前記後室には、前記小穴を通っ
て流入された前記湿水分(汗)と前記除湿空気との拡散
気湿の相対湿度を検出させるための湿度検出手段ならび
に前記拡散気湿の温度を測定するための温度検出手段を
内設するカプセルを複数個形成し、更に、各カプセルの
前記拡散気湿の湿度検出手段で検出された相対湿度対応
の検出信号と前記温度検出手段で検出された温度対応の
検出信号の両信号に基づいて、前記皮膚面から放散され
た発汗量を前記拡散気湿の温度に無関係な絶対的発汗量
を相対湿度と絶対湿度の関係を利用して演算し、表示さ
せるための演算表示手段をマルチチャネル構成にするこ
とである。
【0008】上記第2の課題解決のための技術的手段
は、カプセル内の除湿空気通路に小室を形成し、上記小
室に湿度検出手段を内設し、上記湿度検出手段を回路定
数とする除湿空気湿分検出発振器を前記湿水分(汗)検
出発振器と同一基板上に形成することにより、除湿空気
の湿分変化と発振器の温度変化の総和として出現する除
湿空気湿分検出発振器周波数出力の電圧変換信号と前記
湿水分(汗)検出発振器周波数出力の電圧変換信号を差
動演算する手段ならびに前記除湿空気湿分対応信号をマ
イクロプロセッサ等に供給してプログラムで指定した湿
度規定値を越えた時点において除湿空気の湿度異常をL
CD上に点滅及びブザー警告手段を備えた構成にするこ
とである。
【0009】上記第3の課題解決のための技術的手段
は、カプセルに供給する除湿空気の通路途中にホットサ
ーミスタ等を利用した空気流量検出手段と電気駆動型マ
イクロバルブ等で形成された空気流量制御手段を設置
し、前記空気流量検出手段出力信号をマイクロプロセッ
サ等に取り込んで、プログラムで指定した一定流量の除
湿空気をカプセルに供給するための電気信号を前記空気
流量制御手段に伝送する帰還制御系を構成することであ
る。
【0010】
【作用】上記構成の局所発汗量連続測定装置によれば、
皮膚放散の湿水分(汗)と空気流入穴から流入された除
湿空気とを拡散混合する前室と、同前室において湿分の
均一化された気湿に含まれる湿水分(汗)と気湿温度を
検出するため湿度検出手段ならびに温度検出手段を内設
する後室、さらに前記除湿空気の湿度検出手段を内設す
る小室を形成し、前記湿水分(汗)の湿度検出手段に直
結する湿水分(汗)検出発振器と同一基板に形成した除
湿空気の湿度検出手段に直結する除湿空気湿分検出発振
器の両発振器をカプセル背面に形成した複数個のカプセ
ルを皮膚の多点部位に装着し、前記両発振器の周波数出
力に重畳される両発振器の温度変化分ならびに除湿空気
の湿度変化分を差動演算することによって本来の発汗量
対応信号のみを検出でき、更に、前記気湿の温度検出手
段から出力された信号に基づいて気湿の温度に無関係な
絶対的な発汗量を演算することにより、カプセル装着多
点部位の発汗量が表示・記録される。また除湿空気の湿
度が規定値を越えると自動的に警告表示されるため、除
湿空気の湿度変化に伴う装置出力の変動及び除湿手段の
交換時期を見逃すことがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しつつ
説明する。図1は、本発明の局所発汗量連続測定装置の
構成を示すブロック図、図2は、図1に示したブロック
図のデイジタル演算回路部の構成説明図、図3は、カプ
セルの構造を示す断面図、図4、図5は、除湿空気流量
制御方式の構成説明図である。図1において、小型に形
成されたカプセル1には、皮膚2から放散する湿水分
(汗)と除湿空気とが拡散される前室3と湿度センサ4
と温度センサ5が内設されている後室6とが形成され、
発振器7は前記湿度センサ4と接続されている。そして
上記前室3、湿度センサ4、温度センサ5、後室6、及
び発振器7は発汗及び温度の検出部を構成している。ま
たカプセル1の除湿空気通路に湿度センサ8が内設され
ている小室9が形成され、前記湿度センサ8が接続され
ている発振器10は発振器7と同一基板上に形成されて
いる。そして上記湿度センサ8、小室9、発振器10は
除湿空気の湿度検出ならびに発振器7の温度補償部を構
成している。また、空気通路11、流量センサ12、制
御バルブ13、シリカゲルを内蔵した除湿部14、及び
コンプレッサ15により除湿空気供給部が構成されてい
る。更に、発振器7に接続されるF/Vコンバータ1
6、増幅器17により汗の検出信号処理部が構成されて
いる。一方、温度センサ5に接続される増幅器18は気
湿の温度信号処理部を構成している。更に発振器10に
接続されるF/Vコンバータ19、増幅器20により除
湿空気湿度検出・発振器温度補償信号処理部が構成され
ている。また差動増幅器21より後段は、差動演算、デ
ータ処理および記録部をそれぞれ構成している。更に流
量センサ12に接続される増幅器22、制御バルブ13
を駆動する増幅器23は除湿空気流量制御部を構成して
いる。
【0012】カプセル1に形成された前室3の開口部は
皮膚2面に密着状態で接するように形成されている。ま
た、後室6に内設された静電容量式湿度センサ4は、前
室3で拡散混合された気湿中の相対湿度(湿水分
(汗))に感応し、検出した相対湿度に対応した静電容
量変化は直ちに発振器7の周波数変化となって表れ、F
/Vコンバータ16により周波数反応の電圧に変換さ
れ、増幅器17に導かれて感度調節される。こうして得
られた増幅器17の出力電圧には皮膚放散の湿水分
(汗)に加え除湿空気の湿度変化分と発振器7の電気回
路の温度変化分が重畳されている。
【0013】除湿空気通路になる小室9に内設された静
電容量式湿度センサ8の静電容量変化によって発振する
発振器10は発振器7と同一基板上に形成され、発振器
10の発振周波数は発振器7の温度変化分ならびに除湿
空気の湿度変化分対応の周波数と同様に変化する。そし
て発振器10の出力はF/Vコンバータ19、増幅器2
0を経て、発振器7の信号系の増幅器17の出力と共に
差動増幅器21に供給され差動演算される。こうして得
られた発振器7の温度変動ならびに除湿空気湿分変化の
除去された前記皮膚放散の湿水分(汗)に対応する差動
増幅器21の出力電圧は、温度センサ5で測定される前
記気湿の温度に対応した増幅器18の出力電圧と共にデ
ィジタル演算回路24でデータ処理された後、ペンレコ
ーダ25には発汗量及びカプセル温度の変化が、プリン
タ26には一定の検査時間内における全発汗量、単位時
間当たりの平均発汗量、発汗頻度がディジタルプリント
される。更に、液晶表示器LCD27は上記発汗量なら
びにカプセル温度を表示するが、除湿空気の湿度が規定
値以上に上昇した場合には増幅器20の出力を受信した
デイジタル演算回路24で判別した警告点滅が表示され
る。またブザー28からも上記除湿空気の湿度上昇警告
音が発生する。上記F/Vコンバータ16,19、増幅
器17,18,20,22,23、差動増幅器21、流
量センサ12、制御バルブ13はカプセル駆動検出信号
処理部29を構成し、カプセル数に対応して形成され
る。
【0014】次に図1に示したデイジタル演算回路24
の演算制御方式を図2を参照しつつ説明する。デイジタ
ル演算回路24の中枢部にはマイクロプロセッサCPU
30が使用され、前記差動増幅器21より出力された前
記気湿の相対湿度ならびに増幅器18より出力された気
湿の温度に対応するアナログ信号はA/Dコンバータ3
1によりディジタル値に変換され、測定データとしてラ
ンダムアクセスメモリRAM32に記録される。RAM
32に記録された測定データはプログラマブルリードオ
ンリメモリP−ROM33に書かれた演算プログラム及
び演算テーブルにより、温度に無関係な絶対的発汗量へ
の補正と線形化、一定時間内の全発汗量、単位時間当た
りの平均発汗量、発汗頻度、カプセル温度等にCPU3
0上で演算され、演算データとしてRAM32に記録さ
れる。RAM32に記録された発汗量ならびにカプセル
温度の演算データはD/Aコンバータ34を経てペンレ
コーダ25に記録される。その他の演算データは出力ポ
ート35、プリンタインターフェース36に送られ、最
終的にプリンタ26でそれぞれの演算結果をディジタル
プリントさせる。前記増幅器20の除湿空気の湿度信号
はA/Dコンバータ31を経て前記RAM32に記録さ
れ、前記P−ROM33に書かれた除湿空気の最適湿度
比較プログラムにより前記CPU30上で比較演算後、
除湿空気の湿度が規定値を越えると前記出力ポート3
5、LCDインターフエース37を経た警告信号がLC
D27に点滅表示及び増幅器28を経てブザー音が発生
する。なお、全てのデータはデータバスに接続されるシ
リアルインターフェース39を経て外部の汎用コンピュ
ータに供給することができる。また、タイマー40は測
定時間、年月日の時間管理に用いられる。
【0015】次に図1に示した湿水分(汗)検出部を図
3を参照しつつ説明する。前記カプセル1と前室3、湿
度センサ4、後室6、発振器7は、皮膚2から拡散する
湿水分(汗)検出部を構成し、カプセル1に形成された
空気流入穴41、小室9、小室9と前室3を連結する小
穴42、前室3と後室6を連結する小穴43、空気流出
穴44および前記空気供給通路11は、空気回路を構成
する。皮膚2から放散された湿水分(汗)は前室3に充
満するが、空気供給通路11から空気流入穴41、小室
9、小穴42を通って流入された除湿空気と拡散混合さ
れて小穴43を通り後室6に導かれた後、空気流出穴4
4から外気に放出されるようになっている。皮膚2から
放散された湿水分(汗)変化は後室6に内設の湿度セン
サ4の静電容量変化となり、発振器7の周波数変化とな
って表れる。これを電線45を通して前記F/Vコンバ
ータ16、増幅器17に導いて得た出力電圧は、後室6
の室内気湿(汗) の相対湿度に対応する。後室6内に
設置した温度センサ5の抵抗一電圧変換信号を電線46
を通して前記増幅器18に導いて得た出力電圧は、後室
6の室内温度に対応する。小室9に内設の湿度センサ8
は発振器7と同一基板上に形成された発振器10に接続
され、小室9内の除湿空気の湿度変化ならびに発振器1
0の温度変動に伴う周波数変化を電線47を通して前記
F/Vコンバータ19、増幅器20に導いて得た出力電
圧は、発振器7の電気回路の温度変動に伴う周波数変化
に対応する前記増幅器17の出力電圧と同様に変化す
る。
【0016】次に図1に示した除湿空気定流量制御方式
を図4及び図5を参照しつつ説明する。基体48で形成
したハウジング49、流量検出ホットサーミスタ50、
温度補償サーミスタ51、流量センサ駆動ユニット5
2、増幅器22は除湿空気流量検出部を構成し、また、
ノズル53、ケーシング54、キャップ55、ニードル
56、線状の形状記憶合金57、バイアススプリング5
8、ニードルガイド59はマイクロバルブを構成し、増
幅器23は形状記憶合金通電加熱駆動部を構成する。図
5はノズル53のAB断面図である。コンプレッサ15
から送風される空気は除湿部14で除湿後、空気供給通
路60、マイクロバルブ空気バイパス穴61、空気供給
通路62、流量検出ハウジング49、空気供給通路11
を経て空気流入穴41からカプセル1に定常流として供
給される。除湿空気流量検出部が検知する流量信号は、
ディジタル演算回路24のマイクロプロセッサ30に取
り込まれ、プログラムによって出力ポート35からパル
ス幅変調信号となって出力されるため、増幅器23、導
電性のノズル53、導電性のニ−ドル56を経て形状記
憶合金57を通電加熱(収縮)あるいは放熱(弛緩)
し、ノズル53の空気吐出量を調節し、カプセル1に供
給する空気流量を自動調節する。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば皮膚に装着するカプセルの空気通路に形成した
小室に湿度センサを内設し、除湿空気の湿度を測定する
とともに汗検出湿度センサに直結する発振器の電気回路
の温度ドリフトと空気湿分変化を同時補償するカプセル
を形成し、さらに空気通路に設置した空気流量検出・制
御手段により、カプセル供給空気流量を自動補償するた
め、従来の局所発汗量連続測定装置の問題点、除湿空気
の湿分変動、発振器の電気回路の温度ドリフト、除湿空
気量変化に伴う装置出力の変動が補償されるとともに複
数個のカプセルとマルチチャンネル演算表示手段が形成
されているため、多点部位の発汗量を同時測定できると
いう効果がある。
【0018】本発明は、多点の発汗量部位差を指標に自
律神経機能検査装置および体温調節機能検査装置として
臨床医学、体力、スポーツ医学方面に適用できるばかり
でなく、生活用品検査手段として化粧品等の水分蒸発へ
の影響や、衣服の水分移動など生活用品領域への活用も
可能であり、社会的意義は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】局所発汗量連続測定装置の全体的な構成を示す
ブロック図。
【図2】図1に示すブロック図のデイジタル演算回路部
の構成説明図。
【図3】カプセルの構造を示す断面図。
【図4】図1に示すブロック図の除湿空気流量制御方式
の構成説明図。
【図5】図4の部分説明図。
【符号の説明】
1 カプセル 2 皮膚 3 前室 4 湿度センサ 5 温度センサ 6 後室 7 発振器 8 湿度センサ 9 小室 10 発振器 11 空気供給通路 12 流量センサ 13 制御バルブ 14 除湿部 15 コンプレッサ 16 F/Vコンバータ 17 増幅器 18 増幅器 19 F/Vコンバータ 20 増幅器 21 差動増幅器 22 増幅器 23 増幅器 24 デイジタル演算回路 25 ペンレコーダ 26 プリンタ 27 (LCD)液晶表示器 28 ブザー 29 カプセル駆動検出信号処理部 30 マイクロプロセッサ 31 A/Dコンバータ 32 ランダムアクセスメモリ 33 プログラマブルリードオンリメモリ 34 D/Aコンバータ 35 出力ポート 36 プリンタインタフェース 37 (LCD)液晶表示器インターフェース 38 増幅器 39 シリアルインターフェース 40 タイマ 41 空気流入穴 42 小穴 43 小穴 44 空気流出穴 45 電線 46 電線 47 電線 48 基体 49 ハウジング 50 流量検出ホットサーミスタ 51 温度補償サーミスタ 52 流量センサ駆動ユニット 53 ノズル 54 ケーシング 55 キャップ 56 ニードル 57 形状記憶合金 58 バイアススプリング 59 ニードルガイド 60 空気供給通路 61 空気バイパス穴 62 空気供給通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 智成 愛知県名古屋市東区東片端町8番地 株式 会社スズケン内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から空気流入穴を通して流入される
    除湿空気の湿分を検出するための湿度検出手段を内設し
    た小室と、同小室と小穴で連通された皮膚面から放散す
    る湿水分(汗)と前記除湿空気とを拡散混合させるため
    の前室と、同前室と小穴で連通された後室とを形成し、
    上記後室には、前記小穴を通って流入された上記前室の
    拡散気湿の相対湿度を検出させるための湿度検出手段な
    らびに上記拡散気湿の温度を検出させるための温度検出
    手段を内設する複数個の皮膚放散の湿水分(汗)検出用
    のカプセルを形成し、さらにそのカプセルにおける前記
    拡散気湿の湿度検出手段で検出された相対湿度対応の検
    出信号と前記温度検出手段で検出された温度対応信号に
    基づいて、前記皮膚面から放散された発汗量を前記拡散
    気湿の温度に無関係な絶対発汗量を演算し表示させるた
    めの演算・表示手段ならびに除湿空気送風手段を備え、
    更に、前記カプセルから導かれる多点部位の発汗量を同
    時測定可能なマルチチャネル測定手段を備えたことを特
    徴とする局所発汗量連続測定装置。
  2. 【請求項2】 前記カプセルの背面に前記拡散気湿の湿
    度検出手段を回路定数とする湿水分(汗)検出発振器
    と、前記除湿空気の湿分測定を目的とする除湿空気湿度
    検出手段を回路定数とする除湿空気湿分検出発振器とを
    前記湿水分(汗)検出発振器と同一基板上に形成し、上
    記湿水分(汗)検出発振器ならびに除湿空気湿分検出発
    振器の両発振器出力信号に基づいてカプセル温度の変化
    に伴う上記両発振器の温度変動ならびに前記除湿空気を
    生成する空気除湿手段の除湿能低下に伴う除湿空気湿分
    変化を差動補償し、前記拡散気湿の湿度検出手段から出
    力された信号に基づく発汗量のみを測定・表示するとと
    もに除湿空気の湿度が規定値を越えた場合に警告表示す
    る表示手段を備えたことを特徴とする請求項1の局所発
    汗量連続測定装置。
  3. 【請求項3】 前記カプセルに供給する前記除湿空気の
    通路途中に空気流量検出手段を設置するとともに、その
    空気流量検出手段で検出された流量対応信号に基づい
    て、空気回路の負荷変動に無関係な一定流量の除湿空気
    を前記カプセルに供給する空気流量制御手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1の局所発汗量連続測定装置。
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