JP2021083262A - インバータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オープン故障により過電圧が発生した場合にオープン故障が発生した駆動回路を特定できるインバータ装置を提供する。【解決手段】インバータ装置はコントローラと駆動電源と駆動回路とインバータ回路を備える。インバータ回路は複数個のスイッチング素子を備え、各スイッチング素子に対して対応する駆動回路が接続されている。各駆動回路は、コントロ—ラが供給するパルス信号と駆動電源が供給する電圧に基づいて、対応するスイッチング素子をオンオフする。コントローラと駆動電源には、昇圧された電圧が異常値であるときに駆動電源が供給する電圧を異常時電圧に切換える処理手順が用意されている。各駆動回路には、前記電圧が異常時電圧に切換えられたときに対応するスイッチング素子をオフする電圧に切換え、パルス信号を受信したときに所定信号をコントローラに送信する処理手順が用意されている。所定信号を受信するか否かで故障個所を特定できる。【選択図】図3

Description

本明細書が開示する技術は、インバータ装置に関する。特に、コンバータが昇圧した直流電圧を交流に変換するインバータ装置に関する。
電気自動車等のなかにはコンバータとインバータ装置を備え、バッテリの出力電圧をコンバータで昇圧し、昇圧した直流電圧をインバータ装置で交流に変換し、変換した交流電力で走行用モータを駆動するものがある。特許文献1のインバータ装置は、複数個存在しているスイッチング素子の夫々に駆動回路を接続し、コントローラから各駆動回路にパルス信号(特許文献1ではゲート信号と称している)を供給し、各駆動回路が対応するスイッチング素子をオンオフする。特許文献1では、対応するスイッチング素子に短絡等の異常が発生したときに対応する駆動回路からコントローラに異常信号を送信する。
特開2018−102088号公報
特許文献1の技術によると、スイッチング素子に異常が発生すれば対応する駆動回路からコントローラに異常信号が送信されるが、駆動回路自体、あるいは駆動回路とコントローラ間の信号伝達経路に異常が発生すると、コントローラに異常信号が伝達されない。異常時処理やその後の対処手順を発動できない場合が生じる。
本明細書では、スイッチング素子の異常、駆動回路の異常、あるいは駆動回路とコントローラ間の信号伝達経路の異常が原因で、コントローラがスイッチング素子をオンすることができない状態を「オープン故障」と称する。駆動回路にオープン故障が発生すると、対応するスイッチング素子はオンしない。そのため、オープン故障が発生した駆動回路に対応するスイッチング素子には電流が流れない。
インバータ回路を構成する複数相のうちの1相にオープン故障が発生すると、インバータ回路を流れる電流が乱れ、コンバータで昇圧した電圧が異常値に上昇することがある(以下、過電圧と称する)。コンバータで昇圧した異常値になったときには、どの相に異常が生じたかを特定して必要な処理を発動させる必要がある。特許文献1の技術では、異常の発生個所によってはコントローラに異常信号が伝達されないことがあり、異常になった相を特定できないことがあり、必要な処理を発動させられないことがある。本明細書は、コンバータで昇圧した電圧が異常値に上昇したときに、その原因となった相を特定することができるインバータ装置を提供する。
本明細書が開示するインバータ装置は、コンバータが昇圧した直流電圧を交流に変換するものであり、コントローラと駆動電源と駆動回路とインバータ回路を備えている。インバータ回路は複数個のスイッチング素子を備えており、各スイッチング素子に対して対応する駆動回路が接続されている。
各駆動回路は、コントロ―ラが供給するパルス信号と駆動電源が供給する電圧に基づいて、対応するスイッチング素子をオンオフする電圧を当該スイッチング素子に供給する。
コントローラと駆動電源には、コンバータが昇圧した電圧が異常値であるときに駆動電源が供給する電圧を異常時電圧に切換える処理手順が用意されている。各駆動回路には、駆動電源が供給する電圧が異常時電圧に切換えられたときに対応するスイッチング素子に供給する電圧を当該スイッチング素子をオフする電圧に切換え、その後にコントローラからパルス信号を受信したときに所定信号を前記コントローラに送信する処理手順が用意されている。
上述したインバータ装置では、過電圧が発生した場合、コントローラと駆動電源によって駆動回路に供給する電圧を異常時電圧に切り換える。駆動回路は、駆動電源が供給する電圧が異常時電圧に切り換えられたときに、スイッチング素子に供給する電圧を、スイッチング素子をオフする電圧に切り換える。これにより、過電圧発生時にインバータ回路に継続して電流が流れることを阻止する。また、駆動回路は、その後にコントローラからパルス信号を受信したときに、通常時とは異なり、所定信号をコントローラに送信する。コントローラは、所定信号を受信したときに、その所定信号を出力した相が正常だと判定することができる。一方、コントローラは、所定信号を受信しない相については、オープン故障が発生したと判定することができる。
このように、本明細書が開示するインバータ装置によれば、過電圧が発生した場合に、コントローラが複数相のうちのどの相にオープン故障が発生したかを特定することができる。また、上述したインバータ装置は、駆動電源が駆動回路に供給する電圧とコントローラが駆動回路に供給するパルス信号を利用して、駆動回路が正常か否かを判定する。駆動電源が駆動回路に供給する電圧とコントローラが駆動回路に供給するパルス信号は、正常時にはスイッチング素子をオンオフする電圧をスイッチング素子に供給するために用いられる。すなわち、上述したインバータ装置によれば、駆動回路にポートや、別のデバイスを追加することなく、コントローラが複数相のうちどの相にオープン故障が発生したかを特定することができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
実施例のインバータ装置を搭載する電気自動車の駆動回路を示す概略図である。 コントローラと駆動電源と駆動回路の通信経路を示すブロック図である。 過電圧が発生した場合に実行する処理を示すシーケンス図である。
図面を参照して実施例のインバータ装置について説明する。図1に示されるように、実施例のインバータ装置2は、電気自動車100に搭載される。電気自動車100は、メインバッテリ4と、コンバータ6と、インバータ装置2と、モータ14を備えている。電気自動車100は、メインバッテリ4の直流電圧をコンバータ6で昇圧し、インバータ装置2によって3相交流に変換してモータ14に供給する。
コンバータ6は、第1平滑化コンデンサ36、リアクトル34、2つのRC−IGBT(Reverse Conducting Insulated Gate Bipolar Transistor)30、第2平滑化コンデンサ38を有している。リアクトル34は、第1高電位配線17に介装されている。第1平滑化コンデンサ36は、リアクトル34よりもメインバッテリ4側の部分の第1高電位配線17と低電位配線19の間に接続されている。各RC−IGBT30は、IGBT30aとダイオード30bによって構成されている。IGBT30aのコレクタがダイオード30bのカソードに接続されており、IGBT30aのエミッタがダイオード30bのアノードに接続されている。2つのRC−IGBT30は、コレクタが第2高電位配線18側を向く向きで、第2高電位配線18と低電位配線19の間に直列に接続されている。2つのRC−IGBT30の中点は、リアクトル34と第1高電位配線17によって接続されている。第2平滑化コンデンサ38は、第2高電位配線18と低電位配線19の間に接続されている。コンバータ6は、各RC−IGBT30(すなわち、各IGBT30a)をオンオフすることで、メインバッテリ4の直流電圧を昇圧し、昇圧した電圧を第2高電位配線18と低電位配線19の間に出力する。
インバータ装置2は、コントローラ10と、駆動電源12と、インバータ回路8と、駆動回路ユニット9と、電圧センサ16を備えている。インバータ回路8は、RC−IGBT20の直列回路を3相分有している。各直列回路は、第2高電位配線18と低電位配線19の間に直列に接続された2つのRC−IGBT20を備えている。各RC−IGBT20は、コレクタが第2高電位配線18側を向く向きで接続されている。なお、インバータ回路8のRC−IGBT20の構成は、コンバータ6の各RC−IGBT30の構成と等しく、各RC−IGBT20は、IGBT20aと、ダイオード20bを備えている。図1において左側の直列回路の2つのRC−IGBT20の中点に、出力配線Uが接続されている。図1の中央の直列回路の2つのRC−IGBT20の中点に、出力配線Vが接続されている。図1の右側の直列回路の2つのRC−IGBT20の中点に出力配線Wが接続されている。以下では、出力配線Uが接続されている直列回路をU相と表現することがある。同様に、出力配線Vが接続されている直列回路をV相、出力配線Wが接続されている直列回路をW相と表現することがある。
出力配線U、V、Wは、モータ14に接続されている。インバータ回路8は、複数個のRC−IGBT20(すなわち、IGBT20a)をオンオフすることで、第2高電位配線18と低電位配線19の間の直流電力(コンバータ6の出力電力)を3相交流電力に変換する。インバータ回路8が変換した3相交流電力は、出力配線U、V、Wによってモータ14に供給される。
駆動回路ユニット9は、複数個の駆動回路を備えている。図1に示されるように、駆動回路ユニット9の複数個の駆動回路のそれぞれは、対応するRC−IGBT20のIGBT20aのゲートに接続されている。U相の上流側のRC−IGBT20のIGBT20aのゲートには、駆動回路23aが接続されている。U相の下流側のRC−IGBT20のIGBT20aのゲートには、駆動回路23bが接続されている。V相の上流側のRC−IGBT20のIGBT20aのゲートには、駆動回路22aが接続されている。V相の下流側のRC−IGBT20のIGBT20aのゲートには、駆動回路22bが接続されている。W相の上流側のRC−IGBT20のIGBT20aのゲートには、駆動回路21aが接続されている。W相の下流側のRC−IGBT20のIGBT20aのゲートには、駆動回路21bが接続されている。このように、インバータ回路8の複数個のIGBT20aには、対応する駆動回路が接続されている。各駆動回路は、対応するIGBT20aのゲートに電圧を供給することで、対応するIGBT20aをオンオフする。
図1に示されるように、第2高電位配線18には、電圧センサ16が設けられている。電圧センサ16は、コンバータ6とインバータ回路8の間に設けられている。電圧センサ16は、コンバータ6が昇圧した直流電圧の値を計測する。電圧センサ16が計測した電圧値は、コントローラ10に送信される。コントローラ10は、電圧センサ16から送信される電圧値、モータ14の回転数、インバータ回路8の温度等によって、インバータ回路8の各IGBT20aのオンオフを制御する。より具体的には、コントローラ10は、駆動回路ユニット9が備える各駆動回路にオンオフのタイミングを示すパルス信号を供給して、各IGBT20aのオンオフを制御する。
図2を参照して、コントローラ10と各駆動回路の通信経路について説明する。以下では、W相の上流側のIGBT20aのゲートに接続されている駆動回路21aをメインに説明する。駆動回路21aと、コントローラ10の間には、集積回路28と、駆動フォトカプラ24が接続されている。コントローラ10は、集積回路28と駆動フォトカプラ24を介してパルス信号PS1を駆動回路21aに供給する。パルス信号PS1は、IGBT20aのオンオフのタイミングを示す信号である。また、駆動回路21aには、駆動電源12から駆動電圧V1が供給されている。駆動電圧V1は、IGBT20aのゲートをオンさせるための電圧である。駆動回路21aは、コントローラ10から供給されるパルス信号PS1と、駆動電源12から供給される駆動電圧V1に基づいて、対応するIGBT20aをオンオフする電圧を、対応するIGBT20aのゲートに供給する。なお、参照番号26は駆動回路21からコントローラ10に信号を送る異常フォトカプラである。
実施例のインバータ装置2(図1参照)は、コントローラ10のパルス信号PS1と、駆動電源12の駆動電圧V1によってIGBT20aをオンオフする。ここで、例えばコントローラ10のパルス信号PS1が駆動回路21aに正常に送信されない場合、駆動回路21aに異常が発生した場合、あるいはIGBT20aに異常が発生した場合、IGBT20aは正常にオンされない。この場合、図1に示されるW相には電流が流れない。先に述べたように、インバータ回路8は、U相、V相、W相の3相の交流をモータ14に供給している。そのため、そのうちの1相であるW相に電流が流れないと、U相、V相の2相に電流が流れる。その結果、インバータ回路8の電流が乱れ、インバータ回路8に入力される電圧が異常値を超えることがある。すなわち、複数相の駆動回路等のいずれかにオープン故障が発生すると、過電圧が発生することがある。従来のインバータ装置では、駆動回路自体に異常が生じている場合は、コントローラ10に故障を示す信号を送付できない。異常フォトカプラ26に異常が生じている場合も、コントローラ10に故障を示す信号を送付できない。
図3を参照して、過電圧が発生した場合に、実施例のインバータ装置2(図1参照)が実行する処理手順について説明する。過電圧が発生すると、T100において、電圧センサ16(図1参照)の値が閾値を超える。すなわち、電圧センサ16の値が異常値となる。ここで、異常値は、メインバッテリ4(図1参照)の容量等によって異なるが、インバータ装置2(図1参照)の各機器に対して故障を誘発するおそれがある電圧である。T100で電圧センサ16の値が閾値を超えると、コントローラ10は、T102において、電圧上昇指示VUを駆動電源12に送信する。駆動電源12は、T102において電圧上昇指示VUをコントローラ10から受信すると、T104において、出力電圧を上昇させる。なお、実施例のインバータ装置2(図1参照)では、上述した駆動電圧V1は18Vである。このため、駆動電源12は、T104において、出力電圧を18Vと識別可能な例えば22Vまで上昇させる。すなわち、駆動電源12は、T104において、各駆動回路に供給する電圧を異常時電圧VAに切り替える。その後、駆動電源12は、T106において、異常時電圧VAを駆動回路21aに供給する。
駆動回路21aは、T106において異常時電圧VAが供給されると、T108において異常モードへ移行する。ここで、異常モードでは、駆動回路21aが記憶している異常時プログラムを実行する。駆動回路21aは、異常時電圧VAが供給されたときに、異常モードに切り替わる。T108において異常モードに移行した駆動回路21aは、T109において、通常時とは異なりIGBT20aをオフする。より具体的には、駆動回路21aは、IGBT20aに供給する電圧をロー電位に固定する。
コントローラ10は、T102において電圧上昇指示VUを駆動電源12に送信した後、所定の時間経過後に、T110において、パルス信号PS1を駆動回路21aに供給する。ここで、所定の時間は、コントローラ10が電圧上昇指示VUを送信してから駆動回路21aの異常モードへの移行が完了するまでの時間である。T110においてパルス信号PS1が供給されると、異常モードの駆動回路21aは、通常時とは異なり、T112において、所定信号NSを生成する。駆動回路21aは、T114において、所定信号NSをコントローラ10に送信する。コントローラ10は、駆動回路21a等が適切に異常処理を実行しているときに所定信号NSを受信する。所定信号NSは、駆動回路21a等が正常であることを示す所定信号ということができる。
コントローラ10は、T114において所定信号NSを受信すると、T116において、電圧上昇指示VUを駆動電源12に送信してから所定信号NSを受信するまでに経過した時間が、制限時間内か否かを判定する。制限時間以内でれば(T116:YES)、駆動回路21aにはオープン故障は発生していないため、コントローラ10は、T120において、他の故障を模索する。より具体的には、コントローラ10は、他の駆動回路に対してパルス信号を送信する。また、全ての駆動回路にオープン故障が発生していない場合には、コントローラ10は、インバータ回路8(図1参照)の他の機器の故障を模索する。
また、制限時間以内でない場合には(T116:NO)、コントローラ10は、T118において、駆動回路21aのオープン故障を確定する。その場合、コントローラ10は、他にもオープン故障が発生した駆動回路があるかどうかを上述の処理手順により判定する。その後、電圧センサ16(図1参照)の値が閾値以下となるように正常なU相、V相のIGBT20aを制御する。
ここで、再び図2に戻り、過電圧が発生した場合のコントローラ10と駆動回路20aの通信経路について説明する。図2では、過電圧が発生した場合に通信される信号にかっこを付している。図3を参照して説明したように、コントローラ10は、電圧センサ16の計測した値が異常値を示した場合に、駆動電源12に対して電圧上昇指示VUを送信する。その場合、駆動電源12は、駆動回路21aに供給する電圧を、通常時の駆動電圧V1から異常時電圧VAに切り替える。これにより、駆動回路21aは、異常モードに切り替わる。その後、コントローラ10は、集積回路28および駆動フォトカプラ24を介してパルス信号PS1を駆動回路21aに送信する。駆動電源12から異常時電圧VAが供給されることで異常モードに切り替えられた駆動回路21aは、コントローラ10からパルス信号PS1を受信すると、異常フォトカプラ26を介して所定信号NSをコントローラ10に送信する。コントローラ10は、所定信号NSを送信した駆動回路21aは、自身が送信したパルス信号PS1を正常に受信したことを判定することができる。すなわち、コントローラ10は、コントローラ10と駆動回路21aとの間の通信が正常に行われていることを判定することができる。また、コントローラ10は、所定信号NSを送信した駆動回路21aは、正常に機能していることを判定することができる。すなわち、コントローラ10は、所定信号NSを送信した駆動回路21aには、オープン故障が発生していないことを判定することができる。一方、異常モードに切り替わった後に、コントローラ10がパルス信号PS1を送信したにもかかわらず、所定信号NSを送信しない駆動回路は、正常にパルス信号PS1を受信していないか、もしくは駆動回路自体が正常に機能していない可能性がある。このように、実施例のインバータ装置2(図1参照)は、過電圧が発生した場合に、オープン故障が発生した駆動回路を特定することができる。
また、図2に示されるように、過電圧が発生したとき、駆動回路21aは、駆動回路21aに供給する駆動電圧V1を異常時電圧VAに切り替える。コントローラ10は、その後に、通常時と同様にパルス信号PS1を駆動回路21aに送信する。すなわち、実施例のインバータ装置2(図1参照)は、新たな信号を通信する経路やデバイスを追加せずにオープン故障が発生した駆動回路を特定することができる。なお、コントローラ10は、過電圧が発生した場合に駆動回路21aに送信するパルス信号を、正常時にIGBT20aを駆動させるパルス信号PS1とは異なるパルス信号としてもよい。
実施例の留意点を以下に述べる。IGBTは、「スイッチング素子」の一例であるが、本明細書が開示する技術は、これに限定されず、他のゲート型のスイッチング素子(例えば、MOSFET等)を用いてもよい。また、実施例の異常時電圧VAは、通常時の駆動電源12の駆動電圧V1(18V)より大きな値の22Vであるが、これに限定されず、駆動電圧V1と識別可能であればよく、例えば20Vであってもよいし、駆動電圧V1よりも小さい異常時電圧であってもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :インバータ装置
4 :メインバッテリ
6 :コンバータ
8 :インバータ回路
9 :駆動回路ユニット
10 :コントローラ
12 :駆動電源
14 :モータ
16 :電圧センサ
17 :第1高電位配線
18 :第2高電位配線
19 :低電位配線
20a :駆動回路
20b、30b :ダイオード
21a、21b、22a、22b、23a、23b、31a、31b :駆動回路
24 :駆動フォトカプラ
26 :異常フォトカプラ
28 :集積回路
34 :リアクトル
36 :第1平滑化コンデンサ
38 :第2平滑化コンデンサ
100 :電気自動車

Claims (1)

  1. コンバータが昇圧した直流電圧を交流に変換するインバータ装置であり、
    前記インバータ装置は、コントローラと駆動電源と駆動回路とインバータ回路を備え、
    前記インバータ回路は、複数個のスイッチング素子を備え、
    各スイッチング素子に、対応する前記駆動回路が接続されており、
    各駆動回路は、前記コントローラが供給するパルス信号と、前記駆動電源が供給する電圧に基づいて、対応する前記スイッチング素子をオンオフする電圧を当該スイッチング素子に供給し、
    前記コントローラと前記駆動電源には、前記コンバータが昇圧した電圧が異常値であるときに前記駆動電源が供給する電圧を異常時電圧に切換える処理手順が用意されており、
    各駆動回路には、前記駆動電源が供給する電圧が前記異常時電圧に切換えられたときに対応する前記スイッチング素子に供給する電圧を当該スイッチング素子をオフする電圧に切換え、その後に前記コントローラから前記パルス信号を受信したときに所定信号を前記コントローラに送信する処理手順が用意されている、インバータ装置。
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