JP2021081392A - 電源装置及びリレー溶着検出装置 - Google Patents

電源装置及びリレー溶着検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021081392A
JP2021081392A JP2019211627A JP2019211627A JP2021081392A JP 2021081392 A JP2021081392 A JP 2021081392A JP 2019211627 A JP2019211627 A JP 2019211627A JP 2019211627 A JP2019211627 A JP 2019211627A JP 2021081392 A JP2021081392 A JP 2021081392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
switching element
power supply
side switching
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019211627A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7332444B2 (ja
Inventor
輝男 鎌倉
Teruo Kamakura
輝男 鎌倉
充宏 古谷
Mitsuhiro Furuya
充宏 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Shindengen Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2019211627A priority Critical patent/JP7332444B2/ja
Publication of JP2021081392A publication Critical patent/JP2021081392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7332444B2 publication Critical patent/JP7332444B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Protection Of Static Devices (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】回路の低コスト化等を実現できる電源装置を提供する。【解決手段】1つ又は複数のアームを含む、ブリッジ回路と、一端が1つ又は複数のアームのハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子との接続点に夫々電気的に接続され、他端が複数の出力端子に夫々電気的に接続された、1つ又は複数のリレーと、1つ又は複数のリレーの他端と、低電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第1電圧検出器と、1つ又は複数のアームのハイサイドのスイッチング素子をオン状態に制御し、1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧に基づいて、1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、制御部と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置及びリレー溶着検出装置に関する。
リレーは、接点と接点との間が機械的に開閉することにより、電気的に導通又は遮断する部品である。しかしながら、リレーは、接点と接点とが溶着することにより、常時導通してしまうことが起こり得る。このような溶着を検出するために、(1)補助接点を備えることにより、溶着診断機能を有するリレーが存在する。また、下記の特許文献1及び2には、(2)リレー及び回路各部を制御して、回路各部の電圧等により、リレーの溶着を検出する技術が記載されている。
特開2018−207638号公報 特開2013−207961号公報
上記(1)のような溶着診断機能を有するリレーは、溶着診断機能を有さないリレーと比較して、高価且つ寸法が大きくなる。
上記(2)の技術では、リレーの応答時間により、溶着の検出に時間がかかる。また、溶着検出用のシーケンスを組まなければならない場合があり、励磁回路が複数になり回路の大型化及び高コスト化を招くとともに、制御の複雑化を招く。また、回路内に溶着検出対象のリレーが複数存在する場合には、溶着しているリレーとシーケンスとの組み合わせによっては、出力端子間に電圧が発生する可能性がある。
本発明は、回路の低コスト化、高速化を実現できる、電源装置及びリレー溶着検出装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の電源装置は、
ハイサイドのスイッチング素子の一端に高電位側の電源電位が入力され、ローサイドのスイッチング素子の一端に低電位側の電源電位が入力され、前記ハイサイドのスイッチング素子の他端と前記ローサイドのスイッチング素子の他端とが電気的に接続された1つ又は複数のアームを含む、ブリッジ回路と、
一端が前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点に夫々電気的に接続され、他端が複数の出力端子に夫々電気的に接続された、1つ又は複数のリレーと、
前記1つ又は複数のリレーの他端と、前記低電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第1電圧検出器と、
前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子をオン状態に制御し、前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧に基づいて、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、制御部と、
を含む、
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記1つ又は複数のリレーの一端と、前記低電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第2電圧検出器
を更に含み、
前記制御部は、
前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧と、前記1つ又は複数の第2電圧検出器で検出される電圧と、を夫々比較することにより、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、
ことを特徴とする。
本発明の一態様の電源装置は、
ハイサイドのスイッチング素子の一端に高電位側の電源電位が入力され、ローサイドのスイッチング素子の一端に低電位側の電源電位が入力され、前記ハイサイドのスイッチング素子の他端と前記ローサイドのスイッチング素子の他端とが電気的に接続された1つ又は複数のアームを含む、ブリッジ回路と、
一端が前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点に夫々電気的に接続され、他端が複数の出力端子に夫々電気的に接続された、1つ又は複数のリレーと、
前記1つ又は複数のリレーの他端と、前記高電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第1電圧検出器と、
前記1つ又は複数のアームの前記ローサイドのスイッチング素子をオン状態に制御し、前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧に基づいて、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、制御部と、
を含む、
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記1つ又は複数のリレーの一端と、前記高電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第2電圧検出器
を更に含み、
前記制御部は、
前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧と、前記1つ又は複数の第2電圧検出器で検出される電圧と、を夫々比較することにより、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧と、予め定められた電圧閾値と、を夫々比較することにより、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子を順次オン状態に制御するとともに、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かの判定を順次実行する、
ことを特徴とする。
前記電源装置において、
前記制御部は、
前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子をまとめてオン状態に制御し、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かの判定をまとめて実行する、
ことを特徴とする。
本発明の一態様のリレー溶着検出装置は、
ハイサイドのスイッチング素子の一端に高電位側の電源電位が入力され、ローサイドのスイッチング素子の一端に低電位側の電源電位が入力され、前記ハイサイドのスイッチング素子の他端と前記ローサイドのスイッチング素子の他端とが電気的に接続された1つ又は複数のアームを含む、ブリッジ回路と、
一端が前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点に夫々電気的に接続され、他端が複数の出力端子に夫々電気的に接続された、1つ又は複数のリレーと、
前記1つ又は複数のリレーの他端と、前記低電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第1電圧検出器と、
前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子をオン状態に制御し、前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧に基づいて、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、制御部と、
を含む、
ことを特徴とする。
本発明の一態様のリレー溶着検出装置は、
ハイサイドのスイッチング素子の一端に高電位側の電源電位が入力され、ローサイドのスイッチング素子の一端に低電位側の電源電位が入力され、前記ハイサイドのスイッチング素子の他端と前記ローサイドのスイッチング素子の他端とが電気的に接続された1つ又は複数のアームを含む、ブリッジ回路と、
一端が前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点に夫々電気的に接続され、他端が複数の出力端子に夫々電気的に接続された、1つ又は複数のリレーと、
前記1つ又は複数のリレーの他端と、前記高電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第1電圧検出器と、
前記1つ又は複数のアームの前記ローサイドのスイッチング素子をオン状態に制御し、前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧に基づいて、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、制御部と、
を含む、
ことを特徴とする。
本発明の一態様の電源装置及びリレー溶着検出装置は、回路の低コスト化、高速化を実現できるという効果を奏する。
図1は、第1の実施の形態の電源装置の回路構成を示す図である。 図2は、第1の実施の形態の電源装置のリレー溶着検出の第1動作のフローチャートである。 図3は、第1の実施の形態の電源装置のリレーの状態と、電圧検出器で検出される電圧と、を示す表である。 図4は、第1の実施の形態の電源装置のリレー溶着検出の第2動作のフローチャートである。 図5は、第2の実施の形態の電源装置の回路構成を示す図である。
以下に、本発明の電源装置及びリレー溶着検出装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
<第1の実施の形態>
図1は、第1の実施の形態の電源装置の回路構成を示す図である。電源装置1は、電源2から入力端子1a及び1bに入力される直流電圧Vdcの供給を受けて、交流電圧を出力端子1c及び1dから出力する。電源2は、コンバータ、バッテリ等が例示されるが、本開示はこれに限定されない。
電源装置1が、本開示の「電源装置」及び「リレー溶着検出装置」に相当する。
電源装置1は、ブリッジ回路11と、フィルタ回路12と、リレー群13と、第1の電圧検出器14から第5の電圧検出器18までと、制御部19と、を含む。
ブリッジ回路11は、第1アーム11a(U相アーム)及び第2アーム11b(V相アーム)を含む単相ブリッジ回路とするが、本開示はこれに限定されない。ブリッジ回路11は、1個のアームを含むハーフブリッジ回路、3個のアームを含む3相ブリッジ回路であっても良い。
第1アーム11aは、ハイサイドの第1のトランジスタTr1と、ローサイドの第2のトランジスタTr2と、を含む。第2アーム11bは、ハイサイドの第3のトランジスタTr3と、ローサイドの第4のトランジスタTr4と、を含む。
第1のトランジスタTr1から第4のトランジスタTr4までの各々は、本開示の「スイッチング素子」の一例に相当する。
なお、本開示では、各トランジスタがMOSFETであることとしたが、これに限定されない。各トランジスタは、シリコンパワーデバイス、GaNパワーデバイス、SiCパワーデバイス、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などでも良い。
各トランジスタは、寄生ダイオード(ボディダイオード)を有する。寄生ダイオードとは、MOSFETのバックゲートとソース及びドレインとの間のpn接合である。寄生ダイオードは、トランジスタのオフ時の過渡的な逆起電力を逃すためのフリーホイールダイオードとして利用可能である。
第1のトランジスタTr1のソースは、第2のトランジスタTr2のドレインに電気的に接続されている。第1のトランジスタTr1のドレインは、電源2の高電位側端に電気的に接続された入力端子1aに、電気的に接続されている。第2のトランジスタTr2のソースは、電源2の低電位側端に電気的に接続された入力端子1bに、電気的に接続されている。
第3のトランジスタTr3のソースは、第4のトランジスタTr4のドレインに電気的に接続されている。第3のトランジスタTr3のドレインは、入力端子1aに電気的に接続されている。第4のトランジスタTr4のソースは、入力端子1bに電気的に接続されている。
第1のトランジスタTr1のドレインと第3のトランジスタTr3のドレインとの接続点が、ブリッジ回路11の一方の入力端子である。第2のトランジスタTr2のソースと第4のトランジスタTr4のソースとの接続点が、ブリッジ回路11の他方の入力端子である。
ブリッジ回路11の2つの入力端子には、直流電圧Vdcが入力される。
第1のトランジスタTr1のソースと第2のトランジスタTr2のドレインとの接続点が、ブリッジ回路11の一方の出力端子である。第3のトランジスタTr3のソースと第4のトランジスタTr4のドレインとの接続点が、ブリッジ回路11の他方の出力端子である。
フィルタ回路12は、チョークコイル12a及び12bと、コンデンサ12cと、を含むローパスフィルタである。
チョークコイル12aの一端は、ブリッジ回路11の一方の出力端子に電気的に接続されている。チョークコイル12bの一端は、ブリッジ回路11の他方の出力端子に電気的に接続されている。コンデンサ12cは、チョークコイル12aの他端とチョークコイル12bの他端との間に電気的に接続されている。
リレー群13は、第1のリレー13aと、第2のリレー13bと、を含む。
第1のリレー13aの一端は、コンデンサ12cの一端(高電位側端)に電気的に接続されている。第1のリレー13aの他端は、出力端子1cに電気的に接続されている。
第2のリレー13bの一端は、コンデンサ12cの他端(低電位側端)に電気的に接続されている。第2のリレー13bの他端は、出力端子1dに電気的に接続されている。
なお、第1の実施の形態では、ブリッジ回路11が単相ブリッジ回路(アームが2個)であることに対応して、リレー群13が2個のリレーを含むこととしたが、本開示はこれに限定されない。ブリッジ回路11がハーフブリッジ回路(アームが1個)である場合は、リレー群13は1個のリレーを含む。ブリッジ回路11が3相ブリッジ回路(アームが3個)である場合は、リレー群13は3個のリレーを含む。
第1の電圧検出器14の一端は、第1のリレー13aの他端に電気的に接続されている。第1の電圧検出器14の他端は、低電位側の基準電位(電源2の低電位側端)に電気的に接続されている。第1の電圧検出器14は、第1のリレー13aの他端と低電位側の基準電位との間の電圧を検出する。第1の電圧検出器14は、第1のリレー13aの溶着検出に利用される。
第1の電圧検出器14が、本開示の「1つ又は複数の第1電圧検出器」に相当する。
第2の電圧検出器15の一端は、第1のリレー13aの一端に電気的に接続されている。第2の電圧検出器15の他端は、低電位側の基準電位(電源2の低電位側端)に電気的に接続されている。第2の電圧検出器15は、第1のリレー13aの一端と低電位側の基準電位との間の電圧を検出する。第2の電圧検出器15は、第1のリレー13aの溶着検出に利用される。
第2の電圧検出器15が、本開示の「1つ又は複数の第2電圧検出器」に相当する。
第3の電圧検出器16の一端は、第2のリレー13bの他端に電気的に接続されている。第3の電圧検出器16の他端は、低電位側の基準電位(電源2の低電位側端)に電気的に接続されている。第3の電圧検出器16は、第2のリレー13bの他端と低電位側の基準電位との間の電圧を検出する。第3の電圧検出器16は、第2のリレー13bの溶着検出に利用される。
第3の電圧検出器16が、本開示の「1つ又は複数の第1電圧検出器」に相当する。
第4の電圧検出器17の一端は、第2のリレー13bの一端に電気的に接続されている。第4の電圧検出器17の他端は、低電位側の基準電位(電源2の低電位側端)に電気的に接続されている。第4の電圧検出器17は、第2のリレー13bの一端と低電位側の基準電位との間の電圧を検出する。第4の電圧検出器17は、第2のリレー13bの溶着検出に利用される。
第4の電圧検出器17が、本開示の「1つ又は複数の第2電圧検出器」に相当する。
第5の電圧検出器18の一端は、第1のリレー13aの他端に電気的に接続されている。第5の電圧検出器18の他端は、第2のリレー13bの他端に電気的に接続されている。第5の電圧検出器18は、出力電圧を検出する。第5の電圧検出器18は、出力電圧のフィードバック制御に利用される。
(リレー溶着検出の第1動作)
第1のリレー13a及び第2のリレー13bの溶着検出の第1動作について、説明する。
第1のリレー13a及び第2のリレー13bの溶着検出に先立って、制御部19は、第1のトランジスタTr1から第4のトランジスタTr4までをオフ状態に制御しておく。第1の実施の形態では、制御部19は、ローレベルの制御信号を、第1のトランジスタTr1から第4のトランジスタTr4までのゲートに出力する。
また、制御部19は、第1のリレー13a及び第2のリレー13bをオフ状態に制御しておく。第1の実施の形態では、制御部19は、ローレベルの制御信号を、第1のリレー13a及び第2のリレー13bの制御端子に出力する。但し、第1のリレー13a及び第2のリレー13bの内の一方又は両方が、溶着している(オン状態のままになっている)可能性があり得る。
図2は、第1の実施の形態の電源装置のリレー溶着検出の第1動作のフローチャートである。
制御部19は、ステップS100において、第1アーム11aのハイサイドの第1のトランジスタTr1をオン状態に制御する。第1の実施の形態では、制御部19は、ハイレベルの制御信号を、第1のトランジスタTr1のゲートに出力する。第1のトランジスタTr1がオン状態になると、直流電圧Vdcが第1のリレー13aの一端まで伝達される。
図3は、第1の実施の形態の電源装置のリレーの状態と、電圧検出器で検出される電圧と、を示す表である。
表20の第1行21は、第1のリレー13aが溶着していない状態(正常状態)の場合を示している。この場合、第2の電圧検出器15で検出される電圧(第1のリレー13aの一端の電圧)は、ほぼVdcとなる。なお、第2の電圧検出器15で検出される電圧は、フィルタ回路12のインダクタンス及びコンダクタンスにより、Vdcよりも若干低下する可能性がある。一方、第1の電圧検出器14で検出される電圧(第1のリレー13aの他端の電圧)は、0Vとなる。なお、第1の電圧検出器14で検出される電圧は、回路上はハイインピーダンスとなるように見えるが、実際には第1の電圧検出器14の内部のインダクタンス及び抵抗によりプルダウンされるので、0Vになる。つまり、第2の電圧検出器15で検出される電圧と第1の電圧検出器14で検出される電圧との差が大きくなる。
表20の第2行22は、第1のリレー13aが溶着している状態(非正常状態)の場合を示している。この場合、第2の電圧検出器15で検出される電圧(第1のリレー13aの一端の電圧)は、ほぼVdcとなる。一方、第1の電圧検出器14で検出される電圧(第1のリレー13aの他端の電圧)は、第1のリレー13aが導通しているので、ほぼVdcとなる。なお、第1の電圧検出器14で検出される電圧は、第1のリレー13a及び配線抵抗により、Vdcよりも若干低下する可能性がある。つまり、第2の電圧検出器15で検出される電圧と第1の電圧検出器14で検出される電圧との差が小さくなる(ほぼ同じになる)。
再び図2を参照すると、制御部19は、ステップS102において、第2の電圧検出器15で検出される電圧と第1の電圧検出器14で検出される電圧との差が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。制御部19は、第2の電圧検出器15で検出される電圧と第1の電圧検出器14で検出される電圧との差が予め定められた閾値以上である(差が大きい)と判定したら(ステップS102でYes)、処理をステップS104に進める。制御部19は、第2の電圧検出器15で検出される電圧と第1の電圧検出器14で検出される電圧との差が予め定められた閾値以上ではない(差が小さい)と判定したら(ステップS102でNo)、処理をステップS106に進める。閾値は、電源2の直流電圧Vdcや、各回路素子の回路定数に応じて、適宜定められる。
制御部19は、ステップS104において、第1のリレー13aは溶着していない(正常状態である)と判定し、処理をステップS108に進める。
制御部19は、ステップS106において、第1のリレー13aは溶着している(非正常状態である)と判定し、処理をステップS108に進める。なお、このとき、制御部19は、光や音を発生させて、第1のリレー13aが溶着していることをユーザに知らせても良い。また、制御部19は、第1のリレー13aが溶着していることを表す信号を、外部装置(図示せず)に出力しても良い。
制御部19は、ステップS108において、第1のトランジスタTr1をオフ状態に制御する。第1の実施の形態では、制御部19は、ローレベルの制御信号を、第1のトランジスタTr1のゲートに出力する。
制御部19は、ステップS110において、第2アーム11bのハイサイドの第3のトランジスタTr3をオン状態に制御する。第1の実施の形態では、制御部19は、ハイレベルの制御信号を、第3のトランジスタTr3のゲートに出力する。第3のトランジスタTr3がオン状態になると、直流電圧Vdcが第2のリレー13bの一端まで伝達される。
制御部19は、ステップS112において、第4の電圧検出器17で検出される電圧と第3の電圧検出器16で検出される電圧との差が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。制御部19は、第4の電圧検出器17で検出される電圧と第3の電圧検出器16で検出される電圧との差が予め定められた閾値以上である(差が大きい)と判定したら(ステップS112でYes)、処理をステップS114に進める。制御部19は、第4の電圧検出器17で検出される電圧と第3の電圧検出器16で検出される電圧との差が予め定められた閾値以上ではない(差が小さい)と判定したら(ステップS112でNo)、処理をステップS116に進める。
制御部19は、ステップS114において、第2のリレー13bは溶着していない(正常状態である)と判定し、処理をステップS118に進める。
制御部19は、ステップS116において、第2のリレー13bは溶着している(非正常状態である)と判定し、処理をステップS118に進める。なお、このとき、制御部19は、光や音を発生させて、第2のリレー13bが溶着していることをユーザに知らせても良い。また、制御部19は、第2のリレー13bが溶着していることを表す信号を、外部装置(図示せず)に出力しても良い。
制御部19は、ステップS118において、第3のトランジスタTr3をオフ状態に制御し、処理を終了する。第1の実施の形態では、制御部19は、ローレベルの制御信号を、第3のトランジスタTr3のゲートに出力する。
(リレー溶着検出の第2動作)
上記した第1の動作では、制御部19が、第1のトランジスタTr1及び第3のトランジスタTr3を順次オン状態に制御するとともに、第1のリレー13a及び第2のリレー13bが溶着しているか否かの判定を順次実行することとしたが、本開示はこれに限定されない。制御部19は、第1のトランジスタTr1及び第3のトランジスタTr3をまとめてオン状態に制御し、第1のリレー13a及び第2のリレー13bが溶着しているか否かの判定をまとめて実行しても良い。
図4は、第1の実施の形態の電源装置のリレー溶着検出の第2動作のフローチャートである。
制御部19は、ステップS200において、第1アーム11aのハイサイドの第1のトランジスタTr1及び第2アーム11bのハイサイドの第3のトランジスタTr3をオン状態に制御する。第1の実施の形態では、制御部19は、ハイレベルの制御信号を、第1のトランジスタTr1及び第3のトランジスタTr3のゲートに出力する。第1のトランジスタTr1がオン状態になると、直流電圧Vdcが第1のリレー13aの一端まで伝達される。第3のトランジスタTr3がオン状態になると、直流電圧Vdcが第2のリレー13bの一端まで伝達される。
制御部19は、ステップS202において、第2の電圧検出器15の電圧と第1の電圧検出器14の電圧との差が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。制御部19は、第2の電圧検出器15の電圧と第1の電圧検出器14の電圧との差が予め定められた閾値以上である(差が大きい)と判定したら(ステップS202でYes)、処理をステップS204に進める。制御部19は、第2の電圧検出器15の電圧と第1の電圧検出器14の電圧との差が予め定められた閾値以上ではない(差が小さい)と判定したら(ステップS202でNo)、処理をステップS206に進める。
制御部19は、ステップS204において、第1のリレー13aは溶着していない(正常状態である)と判定し、処理をステップS208に進める。
制御部19は、ステップS206において、第1のリレー13aは溶着している(非正常状態である)と判定し、処理をステップS208に進める。なお、このとき、制御部19は、光や音を発生させて、第1のリレー13aが溶着していることをユーザに知らせても良い。また、制御部19は、第1のリレー13aが溶着していることを表す信号を、外部装置(図示せず)に出力しても良い。
制御部19は、ステップS208において、第4の電圧検出器17の電圧と第3の電圧検出器16の電圧との差が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。制御部19は、第4の電圧検出器17の電圧と第3の電圧検出器16の電圧との差が予め定められた閾値以上である(差が大きい)と判定したら(ステップS208でYes)、処理をステップS210に進める。制御部19は、第4の電圧検出器17の電圧と第3の電圧検出器16の電圧との差が予め定められた閾値以上ではない(差が小さい)と判定したら(ステップS208でNo)、処理をステップS212に進める。
制御部19は、ステップS210において、第2のリレー13bは溶着していない(正常状態である)と判定し、処理をステップS214に進める。
制御部19は、ステップS212において、第2のリレー13bは溶着している(非正常状態である)と判定し、処理をステップS214に進める。なお、このとき、制御部19は、光や音を発生させて、第2のリレー13bが溶着していることをユーザに知らせても良い。また、制御部19は、第2のリレー13bが溶着していることを表す信号を、外部装置(図示せず)に出力しても良い。
制御部19は、ステップS214において、第1のトランジスタTr1及び第3のトランジスタTr3をオフ状態に制御し、処理を終了する。第1の実施の形態では、制御部19は、ローレベルの制御信号を、第1のトランジスタTr1及び第3のトランジスタTr3のゲートに出力する。
(通常運転の動作)
電源装置1が交流電圧を出力する通常運転の動作について、説明する。制御部19は、第1のリレー13a及び第2のリレー13bをオン状態に制御する。そして、制御部19は、第5の電圧検出器18で検出される電圧が所望の電圧になるように、スイッチング制御信号を第1のトランジスタTr1から第4のトランジスタTr4までのゲートに出力する。
(まとめ)
以上説明したように、電源装置1は、第1のリレー13a及び第2のリレー13bが補助接点を有する必要がない。これにより、電源装置1は、回路の低コスト化、回路の小型化を実現できる。
また、電源装置1は、第1のリレー13a及び第2のリレー13bを動作させることなく、第1のリレー13a及び第2のリレー13bが溶着しているか否かを判定することができる。これにより、電源装置1は、高速化、制御の容易化を実現できる。
また、第1のリレー13a及び第2のリレー13bの内の一方又は両方が溶着している場合であっても、出力端子1cと出力端子1dとの間に出力電圧が発生することを抑制できる。例えば、リレー溶着検出の第1の動作において、第1のリレー13a及び第2のリレー13bの両方が溶着している場合、出力端子1c及び出力端子1dの内の一方に高電位側の電源電位が出力されるが、他方はハイインピーダンス状態になる。また、第1のリレー13a及び第2のリレー13bの内の一方が溶着している場合、出力端子1c及び出力端子1dの内の一方に高電位側の電源電位が出力され他方はハイインピーダンス状態になるか、又は、出力端子1c及び出力端子1dの両方がハイインピーダンス状態になる。また例えば、リレー溶着検出の第2の動作において、第1のリレー13a及び第2のリレー13bの両方が溶着している場合、出力端子1c及び出力端子1dの両方に高電位側の電源電位が出力される。つまり、出力端子1cと出力端子1dとの間に電位差が生じない。また、第1のリレー13a及び第2のリレー13bの一方が溶着している場合、出力端子1c及び出力端子1dの内の一方に高電位側の電源電位が出力され他方はハイインピーダンス状態になる。
また、リレー溶着検出の第2動作では、リレー溶着検出の第1動作と比較して、更に高速化を実現できる。
なお、制御部19が、第1の電圧検出器14で検出される電圧と予め定められた閾値とを比較し、第1の電圧検出器14で検出される電圧が閾値より低ければ第1のリレー13aが溶着していないと判定し、第1の電圧検出器14で検出される電圧が閾値以上であれば第1のリレー13aが溶着していると判定しても良い。この場合、第2の電圧検出器15が不要になる。閾値は、電源2の直流電圧Vdcや、各回路素子の回路定数に応じて、適宜定められる。例えば、閾値は、0Vより高く且つ直流電圧Vdcより低い値が例示される。同様に、制御部19が、第3の電圧検出器16で検出される電圧と閾値とを比較し、第3の電圧検出器16で検出される電圧が閾値より低ければ第2のリレー13bが溶着していないと判定し、第3の電圧検出器16で検出される電圧が閾値以上であれば第2のリレー13bが溶着していると判定しても良い。この場合、第4の電圧検出器17が不要になる。従って、電源装置1は、回路の更なる小型化及び低コスト化を実現できる。
また、第1の実施の形態では、ブリッジ回路11が単相ブリッジ回路(アーム及びリレーが2個ずつ)としたが、本開示はこれに限定されない。ブリッジ回路11は、ハーフブリッジ回路(アーム及びリレーが1個ずつ)であっても良いし、3相ブリッジ回路(アーム及びリレーが3個ずつ)であっても良い。
<第2の実施の形態>
次に第2の実施の形態について説明するが、第1の実施の形態と同一の構成要素については、説明を省略する。
図5は、第2の実施の形態の電源装置の回路構成を示す図である。
電源装置1Aの第1の電圧検出器14の一端は、第1のリレー13aの他端に電気的に接続されている。第1の電圧検出器14の他端は、高電位側の基準電位(電源2の高電位側端)に電気的に接続されている。第1の電圧検出器14は、第1のリレー13aの他端と高電位側の基準電位との間の電圧を検出する。
第2の電圧検出器15の一端は、第1のリレー13aの一端に電気的に接続されている。第2の電圧検出器15の他端は、高電位側の基準電位(電源2の高電位側端)に電気的に接続されている。第2の電圧検出器15は、第1のリレー13aの一端と高電位側の基準電位との間の電圧を検出する。
第3の電圧検出器16の一端は、第2のリレー13bの他端に電気的に接続されている。第3の電圧検出器16の他端は、高電位側の基準電位(電源2の高電位側端)に電気的に接続されている。第3の電圧検出器16は、第2のリレー13bの他端と高電位側の基準電位との間の電圧を検出する。
第4の電圧検出器17の一端は、第2のリレー13bの一端に電気的に接続されている。第4の電圧検出器17の他端は、高電位側の基準電位(電源2の高電位側端)に電気的に接続されている。第4の電圧検出器17は、第2のリレー13bの一端と高電位側の基準電位との間の電圧を検出する。
第1の実施の形態では、制御部19は、第1アーム11aのハイサイドの第1のトランジスタTr1をオン状態に制御して、第1のリレー13aが溶着しているか否かを判定した。一方、第2の実施の形態では、制御部19は、第1アーム11aのローサイドの第2のトランジスタTr2をオン状態に制御する。この場合でも、図3で示した、リレーの状態と電圧検出器で検出される電圧と同様の関係が成立する。従って、制御部19は、第1の電圧検出器14で検出される電圧及び第2の電圧検出器15で検出される電圧に基づいて、第1のリレー13aが溶着しているか否かを判定することができる。
同様に、第1の実施の形態では、制御部19は、第2アーム11bのハイサイドの第3のトランジスタTr3をオン状態に制御して、第2のリレー13bが溶着しているか否かを判定した。一方、第2の実施の形態では、制御部19は、第2アーム11bのローサイドの第4のトランジスタTr4をオン状態に制御する。この場合でも、図3で示した、リレーの状態と電圧検出器で検出される電圧と同様の関係が成立する。従って、制御部19は、第3の電圧検出器16で検出される電圧及び第4の電圧検出器17で検出される電圧に基づいて、第2のリレー13bが溶着しているか否かを判定することができる。
第2の実施の形態のフローチャートは、第1の実施の形態のフローチャート(図2及び図4参照)において、「第1のトランジスタ」を「第2のトランジスタ」に、「第3のトランジスタ」を「第4のトランジスタ」に、夫々置き換えれば良いので、図示及び説明を省略する。
このように、第2の実施の形態の電源装置1Aは、第1の実施の形態の電源装置1と同様の効果を奏する。
なお、第2の実施の形態の電源装置1Aは、第1の実施の形態の電源装置1と同様の変形が可能である。
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1、1A 電源装置
1a、1b 入力端子
1c、1d 出力端子
2 電源
11 ブリッジ回路
11a 第1アーム
11b 第2アーム
12 フィルタ回路
12a、12b チョークコイル
12c コンデンサ
13 リレー群
13a 第1のリレー
13b 第2のリレー
14 第1の電圧検出器
15 第2の電圧検出器
16 第3の電圧検出器
17 第4の電圧検出器
18 第5の電圧検出器
19 制御部
Tr1 第1のトランジスタ
Tr2 第2のトランジスタ
Tr3 第3のトランジスタ
Tr4 第4のトランジスタ

Claims (9)

  1. ハイサイドのスイッチング素子の一端に高電位側の電源電位が入力され、ローサイドのスイッチング素子の一端に低電位側の電源電位が入力され、前記ハイサイドのスイッチング素子の他端と前記ローサイドのスイッチング素子の他端とが電気的に接続された1つ又は複数のアームを含む、ブリッジ回路と、
    一端が前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点に夫々電気的に接続され、他端が複数の出力端子に夫々電気的に接続された、1つ又は複数のリレーと、
    前記1つ又は複数のリレーの他端と、前記低電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第1電圧検出器と、
    前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子をオン状態に制御し、前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧に基づいて、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、制御部と、
    を含む、
    ことを特徴とする、電源装置。
  2. 前記1つ又は複数のリレーの一端と、前記低電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第2電圧検出器
    を更に含み、
    前記制御部は、
    前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧と、前記1つ又は複数の第2電圧検出器で検出される電圧と、を夫々比較することにより、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電源装置。
  3. ハイサイドのスイッチング素子の一端に高電位側の電源電位が入力され、ローサイドのスイッチング素子の一端に低電位側の電源電位が入力され、前記ハイサイドのスイッチング素子の他端と前記ローサイドのスイッチング素子の他端とが電気的に接続された1つ又は複数のアームを含む、ブリッジ回路と、
    一端が前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点に夫々電気的に接続され、他端が複数の出力端子に夫々電気的に接続された、1つ又は複数のリレーと、
    前記1つ又は複数のリレーの他端と、前記高電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第1電圧検出器と、
    前記1つ又は複数のアームの前記ローサイドのスイッチング素子をオン状態に制御し、前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧に基づいて、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、制御部と、
    を含む、
    ことを特徴とする、電源装置。
  4. 前記1つ又は複数のリレーの一端と、前記高電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第2電圧検出器
    を更に含み、
    前記制御部は、
    前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧と、前記1つ又は複数の第2電圧検出器で検出される電圧と、を夫々比較することにより、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記制御部は、
    前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧と、予め定められた電圧閾値と、を夫々比較することにより、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、
    ことを特徴とする、請求項1又は3に記載の電源装置。
  6. 前記制御部は、
    前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子を順次オン状態に制御するとともに、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かの判定を順次実行する、
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の電源装置。
  7. 前記制御部は、
    前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子をまとめてオン状態に制御し、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かの判定をまとめて実行する、
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の電源装置。
  8. ハイサイドのスイッチング素子の一端に高電位側の電源電位が入力され、ローサイドのスイッチング素子の一端に低電位側の電源電位が入力され、前記ハイサイドのスイッチング素子の他端と前記ローサイドのスイッチング素子の他端とが電気的に接続された1つ又は複数のアームを含む、ブリッジ回路と、
    一端が前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点に夫々電気的に接続され、他端が複数の出力端子に夫々電気的に接続された、1つ又は複数のリレーと、
    前記1つ又は複数のリレーの他端と、前記低電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第1電圧検出器と、
    前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子をオン状態に制御し、前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧に基づいて、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、制御部と、
    を含む、
    ことを特徴とする、リレー溶着検出装置。
  9. ハイサイドのスイッチング素子の一端に高電位側の電源電位が入力され、ローサイドのスイッチング素子の一端に低電位側の電源電位が入力され、前記ハイサイドのスイッチング素子の他端と前記ローサイドのスイッチング素子の他端とが電気的に接続された1つ又は複数のアームを含む、ブリッジ回路と、
    一端が前記1つ又は複数のアームの前記ハイサイドのスイッチング素子と前記ローサイドのスイッチング素子との接続点に夫々電気的に接続され、他端が複数の出力端子に夫々電気的に接続された、1つ又は複数のリレーと、
    前記1つ又は複数のリレーの他端と、前記高電位側の電源電位と、の間の電圧を検出する、1つ又は複数の第1電圧検出器と、
    前記1つ又は複数のアームの前記ローサイドのスイッチング素子をオン状態に制御し、前記1つ又は複数の第1電圧検出器で検出される電圧に基づいて、前記1つ又は複数のリレーが溶着しているか否かを判定する、制御部と、
    を含む、
    ことを特徴とする、リレー溶着検出装置。
JP2019211627A 2019-11-22 2019-11-22 電源装置及びリレー溶着検出装置 Active JP7332444B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019211627A JP7332444B2 (ja) 2019-11-22 2019-11-22 電源装置及びリレー溶着検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019211627A JP7332444B2 (ja) 2019-11-22 2019-11-22 電源装置及びリレー溶着検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021081392A true JP2021081392A (ja) 2021-05-27
JP7332444B2 JP7332444B2 (ja) 2023-08-23

Family

ID=75964866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019211627A Active JP7332444B2 (ja) 2019-11-22 2019-11-22 電源装置及びリレー溶着検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7332444B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092655A (ja) * 2006-09-30 2008-04-17 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置
JP2018128433A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 株式会社デンソーテン 異常検出装置
JP2018160972A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ駆動回路の制御装置及びモータ駆動回路の診断方法
JP2018207594A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 住友電気工業株式会社 電源装置及び溶着判定方法
JP2019009894A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 アイシン精機株式会社 検出装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008092655A (ja) * 2006-09-30 2008-04-17 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置
JP2018128433A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 株式会社デンソーテン 異常検出装置
JP2018160972A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 モータ駆動回路の制御装置及びモータ駆動回路の診断方法
JP2018207594A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 住友電気工業株式会社 電源装置及び溶着判定方法
JP2019009894A (ja) * 2017-06-23 2019-01-17 アイシン精機株式会社 検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7332444B2 (ja) 2023-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI441134B (zh) Gate drive circuit and semiconductor device
US9059709B2 (en) Gate drive circuit for transistor
US7538587B2 (en) Power semiconductor device
JP6070635B2 (ja) 半導体装置
KR101986475B1 (ko) 구동 장치
JPWO2017141560A1 (ja) 絶縁ゲート半導体装置
JPWO2010150488A1 (ja) 電源保護回路およびそれを備えたモータ駆動装置
US11050358B2 (en) Power module with built-in drive circuit
JP4893819B2 (ja) 双方向スイッチ
WO2014192327A1 (ja) 電力変換装置および制御方法
KR100436352B1 (ko) 전력용 반도체장치
JP4650396B2 (ja) 過電流検出装置およびそれを備えた空気調和機、冷蔵庫、洗濯機
US11362654B2 (en) Auxiliary circuit
JP6239024B2 (ja) 電力変換装置
JP7332444B2 (ja) 電源装置及びリレー溶着検出装置
US20230060651A1 (en) Frequency Converter
JP3964912B2 (ja) 突入電流低減回路
US11824464B2 (en) Semiconductor device with switching element protection
JP7081375B2 (ja) 半導体素子の保護回路、半導体素子の保護回路を備えた電力変換装置及び半導体素子の保護方法
US20240014813A1 (en) Semiconductor device
JP6832894B2 (ja) 電力変換装置
JP4679302B2 (ja) 直流−交流変換器
JP2019033585A (ja) 電力変換装置
JP6567223B1 (ja) モータ制御装置
JP2018057226A (ja) インバータ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221006

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230725

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7332444

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150