JP2019009894A - 検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】迅速、且つ、簡便に、三相モータとインバータとの接続を開放可能にするスイッチが異常であるか否かを検出することが可能な検出装置を提供する。【解決手段】検出装置1は、第1の電源ライン2と、三相モータMが有する3つの端子のうちのいずれか1つの端子との間に設けられたスイッチ判定用抵抗器11と、3つのスイッチ6の夫々が有する端子のうち、インバータ4と接続される端子の電圧を検出する検出部12と、3つのスイッチ6が開放状態である場合の前記端子の電圧が予め記憶され、当該予め記憶された端子電圧と、3つのスイッチ6が開放状態となるように制御された場合の検出部12の検出結果とに基づいて3つのスイッチ6のうち、短絡状態となっているスイッチ6を判定する判定部13と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、三相モータと、当該三相モータを駆動し且つ第1の電源ラインと当該第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータとを接続する3つのバスバーの夫々に直列に挿入され、三相モータとインバータとの接続を開放可能にするスイッチが短絡状態となっているか否かを検出する検出装置に関する。
従来、三相モータを駆動する際にインバータが利用されてきた。一方、車両に備えられるシステムにあっては、性質上、システム毎にインバータと三相モータとを2つずつ備えた冗長構成(2系統構成)とすることがある。このようなシステムでは、通常、2系統の双方から要求出力(例えば三相モータの出力トルク等)の50%ずつを出力するように制御され、2系統のうちの一方に異常が確認された場合には他方(異常でない側の系統)が要求出力の100%の出力を行うように制御される。
上記のように異常でない側の1系統で要求出力の100%の出力を行うように制御された際、異常が確認された側の三相モータに電流が流れる経路が存在すると、出力を行っている三相モータにとって想定外の負荷となり、システムの機能を維持する上で余分なエネルギーが必要となる。そこで、このような2系統構成では、三相モータとインバータとの接続を開放可能にするスイッチが、三相モータとインバータとを接続する3つのバスバーの夫々に設けられ、異常が確認された場合には直ちに当該異常が確認された側の三相モータとインバータとの接続を開放状態にして電流経路を遮断する回路構成とされている。
しかしながら、当該スイッチが、開放状態となるように制御されたにも拘らず、短絡状態で故障していると、インバータから三相モータへの電流経路が存在することになり、異常が確認されていない側の三相モータから異常が確認された側の三相モータを電気的に分離できなくなる。このため、当該スイッチの故障を事前(例えば車両の運転開始時等)に診断(検出)することができる装置が望まれる。このようなスイッチの故障を検出できる技術として、例えば下記に出典を示す特許文献1に記載のものがある。
特許文献1には、モータ駆動回路(本願「インバータ」に相当)を備えたモータを制御するモータの制御装置が記載されている。このモータの制御装置は、モータ駆動回路とモータとを接続する3つのバスバーの夫々にリレー(本願「スイッチ」に相当)を備えて構成される。
特開2009−55657号公報
特許文献1に記載の技術では、リレーが異常であるか否かを検出する際には、3つのリレーを順次駆動し、各相の端子電圧が所定値に達しているか否かに基づき行う必要がある。このため、迅速、且つ、簡便にリレーが異常であるか否かを検出することができない。
そこで、迅速、且つ、簡便に、三相モータとインバータとの接続を開放可能にするスイッチが異常であるか否かを検出することが可能な検出装置が求められる。
本発明に係る検出装置の特徴構成は、三相モータと、前記三相モータを駆動し且つ第1の電源ラインと前記第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータとを接続する3つのバスバーの夫々に直列に挿入され、前記三相モータと前記インバータとの接続を開放可能にするスイッチが短絡状態となっているか否かを検出する検出装置であって、前記第1の電源ラインと、前記三相モータが有する3つの端子のうちの少なくともいずれか1つの端子との間に設けられたスイッチ判定用抵抗器と、3つの前記スイッチの夫々が有する端子のうち、前記インバータと接続される端子の電圧を検出する検出部と、前記3つのスイッチが開放状態である場合の前記端子の電圧が予め記憶され、前記予め記憶された端子電圧と、前記3つのスイッチが開放状態となるように制御された場合の前記検出部の検出結果とに基づいて前記3つのスイッチのうち、短絡状態となっているスイッチを判定する判定部と、を備えている点にある。
このような特徴構成とすれば、三相モータとインバータとの接続を開放可能にするスイッチを開放状態にした際に、予め記憶された端子電圧と検出部の検出結果との差異が所定の範囲内におさまっているか否かによりスイッチの短絡故障を検出することが可能となる。したがって、本特徴構成によれば、迅速、且つ、簡便に、スイッチが異常であるか否かを検出することができる。
また、前記第1の電源ラインと、前記3つのスイッチの夫々が有する端子のうち、前記インバータと接続される端子の夫々との間にインバータ判定用抵抗器を更に備えると好適である。
このような構成とすれば、インバータが備える全てのハイサイドスイッチング素子及びローサイドスイッチング素子を開放状態にした際に、予め記憶された端子電圧と検出部の検出結果との差異が所定の範囲内におさまっているか否かによりハイサイドスイッチング素子及びローサイドスイッチング素子の短絡故障を検出することが可能となる。
また、前記予め記憶された前記端子電圧が、三相の各相毎に互いに異なる電圧値に設定されていると好適である。
このような構成とすれば、スイッチを短絡状態に制御した際の検出部の検出結果に基づき、三相モータとバスバーとの接続が適切に行われているか否かや、三相モータ内で断線しているか否かを容易に検出することが可能となる。
第1の実施形態に係る検出装置の構成を示す回路図である。 第2の実施形態に係る検出装置の構成を示す回路図である。
1.第1の実施形態
本発明に係る検出装置は、三相モータとインバータとを接続する3つのバスバーの夫々に直列に挿入され、三相モータとインバータとの接続を開放可能にするスイッチが短絡状態となっているか否かを検出する機能を備えている。
図1は本実施形態に係る検出装置1の構成を示す回路図である。図1に示されるように、本実施形態の検出装置1は、スイッチ判定用抵抗器11、検出部12、判定部13を備えて構成される。検出装置1は、三相モータMとインバータ4とを接続する3つのバスバー5の夫々に直列に挿入され、三相モータMとインバータ4との接続を開放可能にするスイッチ6が短絡状態となっているか否かを検出する。本実施形態では、図1においてスター結線の三相モータMを示しているが、これは単なる例示であり、デルタ結線の三相モータMであっても良い。
インバータ4は、三相モータMを駆動し且つ第1の電源ライン2と当該第1の電源ライン2の電位よりも低い電位に接続される第2の電源ライン3との間で直列に接続されたハイサイドスイッチング素子QHとローサイドスイッチング素子QLとを有するアーム部Aを3組備えている。第1の電源ライン2とは電源Vに接続されるケーブルである。第1の電源ライン2の電位よりも低い電位に接続される第2の電源ライン3とは、電源Vの出力電圧よりも低い電位が印加されたケーブルであり、本実施形態では接地されたケーブルが相当する。
インバータ4は、3組のアーム部Aを備え、各アーム部Aには、ハイサイドスイッチング素子QHとローサイドスイッチング素子QLとが1つずつ直列に接続して設けられる。本実施形態では、ハイサイドスイッチング素子QHとローサイドスイッチング素子QLは、MOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)が用いられる。各アーム部Aのハイサイドスイッチング素子QHのドレーン端子は第1の電源ライン2に接続され、ハイサイドスイッチング素子QHのソース端子とローサイドスイッチング素子QLのドレーン端子とが接続される。また、各アーム部Aのローサイドスイッチング素子QLのソース端子は第2の電源ライン3に接続される。ハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLの夫々のゲート端子は、ドライバ8に接続される。
ドライバ8は、後述する通電制御部16とインバータ4との間に設けられ、通電制御部16により生成されたPWM信号が入力される。ドライバ8は、入力されたPWM信号のドライブ能力を向上し、インバータ4に出力する。通電制御部16は、PWM信号を生成し、インバータ4をPWM制御する。PWM信号によるPWM制御は、公知であるので説明は省略する。
各アーム部Aにおける夫々のハイサイドスイッチング素子QHのソース端子は、三相モータMが有する3つのコイルLの夫々と、バスバー5により接続される。本実施形態では三相モータMであるので、3つのバスバー5が設けられる。夫々のバスバー5には、直列にスイッチ6が設けられる。本実施形態ではスイッチ6はn型MOSFETが用いられる。夫々のスイッチ6は、ソース端子がインバータ4に接続され、ドレーン端子が三相モータMに接続される。ゲート端子はスイッチ6の開閉を制御するスイッチ制御部7に接続される。スイッチ制御部7が、スイッチ6の開閉を制御することにより、3つのバスバー5の夫々を開放状態及び短絡状態の一方の状態にすることが可能となる。
スイッチ6は、システム毎にインバータ4と三相モータMとを2つずつ備えた2系統構成において、一方の系統に異常が確認された場合に三相モータMとインバータ4との接続を開放状態にして、他方(異常が確認された側)の電流経路を遮断するために設けられるものである。このため、検出装置1は、このスイッチ6が適切に開閉されているか否か、より具体的には開放状態となるように制御されたにも拘らず、短絡状態(以下「短絡故障」とする)となっているか否かを検出できるように構成されている。以下にこの構成について説明する。なお、理解を容易にするために、3つのスイッチ6を夫々区別する場合には、U相のバスバー5に設けられるスイッチ6をスイッチ6Uとし、V相のバスバー5に設けられるスイッチ6をスイッチ6Vとし、W相のバスバー5に設けられるスイッチ6をスイッチ6Wとして説明する。
スイッチ判定用抵抗器11は、第1の電源ライン2と、三相モータMが有する3つの端子のうちの少なくともいずれか1つの端子との間に設けられる。第1の電源ライン2とは、電源Vに接続されるケーブルである。三相モータMが有する3つの端子のうちの少なくともいずれか1つの端子とは、スター結線の三相モータMの場合には中性点を除いた、3つのコイルLのうちの少なくともいずれか1つのコイルLの端子にあたる。理解を容易にするために、図1における3つのバスバー5を紙面上からU相、V相、W相とすると、本実施形態ではU相のコイルLの端子が相当する。したがって、本実施形態では、スイッチ判定用抵抗器11は、電源VとU相のコイルLとを電気的に接続するように設けられる。すなわち、スイッチ判定用抵抗器11は、スイッチ6Uのドレーン端子を電源Vの出力電圧にプルアップすることになる。
なお、スイッチ判定用抵抗器11は、開放状態となるように制御されたスイッチ6が短絡状態となっているか否かを検出するためのものであるので、定常動作時の効率の悪化を抑制すべく大きな抵抗値(例えば数kオーム〜数百kオーム)のものを用いると好適である。
検出部12は、3つのスイッチ6の夫々が有する端子のうち、インバータ4と接続される端子の電圧を検出する。3つのスイッチ6の夫々が有する端子のうち、インバータ4と接続される端子の電圧とは、3つのバスバー5の夫々のうち、インバータ4とスイッチ6との間のバスバー5の電圧、すなわちスイッチ6のソース端子の電圧が相当する。したがって、検出部12は各スイッチ6のソース端子の電圧を検出する。なお、図1の例では、各スイッチ6のソース端子の電圧は、抵抗器群15で分圧した値(具体的には夫々2つの抵抗器で分圧した値)を検出するように構成されているが、検出部12の仕様によっては各スイッチ6のソース端子の電圧を分圧しないで検出する構成とすることも可能である。
判定部13は、3つのスイッチ6が開放状態である場合の端子の電圧が予め記憶され、当該予め記憶された端子電圧と、3つのスイッチ6が開放状態となるように制御された場合の検出部12の検出結果とに基づいて3つのスイッチ6のうち、短絡状態となっているスイッチ6を判定する。3つのスイッチ6が開放状態である場合の端子の電圧とは、スイッチ6が短絡故障をしていない場合において開放状態とされた際の各スイッチ6のソース端子の電圧にあたる。インバータ4の全てのハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLが動作していない場合(開放状態である場合)には、上述した各スイッチ6のソース端子の電圧は0ボルトになる。したがって、本実施形態では判定部13は、3つのスイッチ6が開放状態である場合の端子の電圧として0ボルトが予め記憶されている。
スイッチ制御部7により3つのスイッチ6が開放状態となるように制御された場合、3つのスイッチ6が短絡故障していない時には、各スイッチ6のソース端子の電圧は0ボルトになる。これは、検出部12により検出される。したがって、判定部13は、上述した予め記憶された電圧と、検出部12の検出結果とに差異がないため、3つのスイッチ6が短絡故障をしていないと判定する。なお、検出部12が検出する際に例えばノイズ等の重畳により検出結果に誤差が含まれることがある。そこで、判定部13は予め記憶された電圧と、検出部12の検出結果との差異が、検出誤差を考慮して設定された所定の値以下であれば短絡故障をしていないと判定するように構成することも可能である。
一方、スイッチ制御部7により3つのスイッチ6が開放状態となるように制御されたにも拘らず、スイッチ6Uが短絡故障している時にはスイッチ判定用抵抗器11を介してX点(スイッチ6Uのソース端子)の電位が0ボルトよりも大きくなる。したがって、判定部13は予め記憶された電圧と、検出部12の検出結果との差異が、上記所定の値よりも大きくなるのでスイッチ6Uが短絡故障をしていると判定する。
また、スイッチ制御部7により3つのスイッチ6が開放状態となるように制御されたにも拘らず、スイッチ6Vが短絡故障している時にはスイッチ判定用抵抗器11及び三相モータMのコイルLを介してY点(スイッチ6Vのソース端子)の電位が0ボルトよりも大きくなる。したがって、判定部13は予め記憶された電圧と、検出部12の検出結果との差異が、上記所定の値よりも大きくなるのでスイッチ6Vが短絡故障をしていると判定する。
更に、スイッチ制御部7により3つのスイッチ6が開放状態となるように制御されたにも拘らず、スイッチ6Wが短絡故障している時にはスイッチ判定用抵抗器11及び三相モータMのコイルLを介してZ点(スイッチ6Wのソース端子)の電位が0ボルトよりも大きくなる。したがって、判定部13は予め記憶された電圧と、検出部12の検出結果との差異が、上記所定の値よりも大きくなるのでスイッチ6Wが短絡故障をしていると判定する。
このように、検出装置1は、3つのスイッチ6を短絡状態になるように制御することなく、短絡故障しているスイッチ6を検出(特定)することが可能である。
2.第2の実施形態
次に検出装置1の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態に係る検出装置1は、三相モータMとインバータ4とを接続する3つのバスバー5の夫々に直列に挿入され、三相モータMとインバータ4との接続を開放可能にするスイッチ6が短絡状態となっているか否かを検出する機能を備えていたが、第2の実施形態に係る検出装置1は、当該スイッチ6に加え、インバータ4が有するスイッチング素子(ハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QL)が短絡状態となっているか否かを検出する機能も備えている。
図2は、第2の実施形態の検出装置1を示した図である。第2の実施形態の検出装置1は、第1の実施形態の検出装置1に対してインバータ判定用抵抗器14を備えている点で、第1の実施形態の検出装置1と異なる。その他の点については、第1の実施形態と同様であるので、以下では異なる点を中心に説明する。
図2に示されるように、本実施形態の検出装置1は、第1の電源ライン2と、3つのスイッチ6の夫々が有する端子のうち、インバータ4と接続される端子の夫々との間にインバータ判定用抵抗器14を備えている。第1の電源ライン2とは、上記第1の実施形態で説明したように電源Vに接続されるケーブルである。3つのスイッチ6の夫々が有する端子のうち、インバータ4と接続される端子とは、スイッチ6の夫々のソース端子である。本実施形態でもスイッチ6は三相モータMとインバータ4とを接続する3つのバスバー5に夫々設けられる。このため、インバータ判定用抵抗器14は3つ設けられる。具体的には、インバータ判定用抵抗器14は、第1の電源ライン2とスイッチ6Uのソース端子とを接続する第1のインバータ判定用抵抗器14A、第1の電源ライン2とスイッチ6Vのソース端子とを接続する第2のインバータ判定用抵抗器14B、第1の電源ライン2とスイッチ6Wのソース端子とを接続する第3のインバータ判定用抵抗器14Cで構成される。
この場合、インバータ4の全てのハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLが開放状態とされ、且つ、スイッチ6が開放状態とされた場合であって、ハイサイドスイッチング素子QH、ローサイドスイッチング素子QL、及びスイッチ6の全てが短絡故障していない場合には、各スイッチ6のソース端子の電圧は電源Vの出力電圧をインバータ判定用抵抗器14が有する抵抗器と、抵抗器群15が有する抵抗器とで分圧された値となる。したがって、本実施形態では判定部13は、3つのスイッチ6が開放状態である場合の端子の電圧として当該分圧された値が予め記憶されている。
スイッチ制御部7により3つのスイッチ6が開放状態となるように制御されたにも拘らず、3つのスイッチ6のうちのいずれかが短絡故障している時には、インバータ判定用抵抗器14とスイッチ判定用抵抗器11とが並列接続された状態となるので、検出部12により検出される部位の電圧が予め記憶された分圧した値よりも大きくなる。したがって、判定部13は予め記憶された電圧と、検出部12の検出結果との差異が、予め設定された値(「第1値」とする)よりも大きくなった場合にはスイッチ6が短絡故障をしていると判定することが可能である。
また、インバータ4のハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLが開放状態となるように制御されたにも拘らず、ハイサイドスイッチング素子QHが短絡故障している時には、検出部12により検出される部位の電圧が予め記憶された分圧した値よりも大きくなり、ローサイドスイッチング素子QLが短絡故障している時には、検出部12により検出される部位の電圧が予め記憶された分圧した値よりも小さくなる(0ボルトになる)。したがって、判定部13は予め記憶された電圧と、検出部12の検出結果との差異が、上記第1値より大きい値(「第2値」とする)よりも大きくなった場合にはハイサイドスイッチング素子QHが短絡故障をしていると判定することが可能である。また、判定部13は検出部12の検出結果が0ボルトになった場合にはローサイドスイッチング素子QLが短絡故障していると判定することが可能となる。
なお、検出装置1を第2の実施形態のように構成する場合には、インバータ判定用抵抗器14の抵抗値と、スイッチ判定用抵抗器11とインバータ判定用抵抗器14との合成抵抗値との差異を大きくするために、例えばスイッチ判定用抵抗器11の抵抗値をインバータ判定用抵抗器14の抵抗値よりもある程度小さくする(例えば半分くらいの値に設定する)と好適である。
3.その他の実施形態
上記実施形態では、検出装置1は3つのスイッチ6が開放状態となるように制御された場合の検出部12の検出結果に基づいて3つのスイッチ6のいずれかが短絡故障しているか否かを検出することが可能であるとして説明したが、3つのスイッチ6が短絡状態となるように制御された場合の検出部12の検出結果に基づいて、三相モータMとバスバー5とが適切に接続されているか否かを検出することも可能である。具体的には、例えばインバータ4の全てのハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLが開放状態となるように制御し、3つのスイッチ6を短絡状態になるように制御した場合のX点、Y点、Z点の電圧(3つのスイッチ6の夫々のソース端子の端子電圧)を予め記憶しておき、実際に全てのインバータ4のハイサイドスイッチング素子QH及びローサイドスイッチング素子QLが開放状態となるように制御すると共に、3つのスイッチ6を短絡状態になるように制御した場合に、検出部12の検出結果が予め記憶された電圧よりも所定値以上小さくなれば、三相モータMとバスバー5との接続が不適切である(例えば、接続不良やコイルLの断線等)と判定することが可能である。なお、この時、予め記憶された端子電圧が、三相の各相毎に互いに異なる電圧値に設定されていると好適である。
上記実施形態では、スイッチ判定用抵抗器11は、スイッチ6Uのドレーン端子の電位を電源Vの出力電圧にプルアップするように設けられるとして説明したが、スイッチ判定用抵抗器11は、第1の電源ライン2と、三相モータMが有する3つの端子のうちの少なくともいずれか1つの端子との間に設けると良い。すなわち、スイッチ判定用抵抗器11は、スイッチ6Vのドレーン端子の電位を電源Vの出力電圧にプルアップするように設けても良いし、スイッチ6Wのドレーン端子の電位を電源Vの出力電圧にプルアップするように設けても良い。更には、スイッチ判定用抵抗器11は、全ての相におけるスイッチ6のドレーン端子の電位を電源Vの出力電圧にプルアップするように設けても良いし、スイッチ6Uのドレーン端子の電位、スイッチ6Vのドレーン端子の電位、及びスイッチ6Wのドレーン端子の電位のうちのいずれか2つの電位を電源Vの出力電圧にプルアップするように設けても良い。
本発明は、三相モータと、当該三相モータを駆動し且つ第1の電源ラインと当該第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータとを接続する3つのバスバーの夫々に直列に挿入され、三相モータとインバータとの接続を開放可能にするスイッチが短絡状態となっているか否かを検出する検出装置に用いることが可能である。
1:検出装置
2:第1の電源ライン
3:第2の電源ライン
4:インバータ
5:バスバー
6:スイッチ
11:スイッチ判定用抵抗器
12:検出部
13:判定部
14:インバータ判定用抵抗器
A:アーム部
M:三相モータ
QH:ハイサイドスイッチング素子
QL:ローサイドスイッチング素子

Claims (3)

  1. 三相モータと、前記三相モータを駆動し且つ第1の電源ラインと前記第1の電源ラインの電位よりも低い電位に接続される第2の電源ラインとの間で直列に接続されたハイサイドスイッチング素子とローサイドスイッチング素子とを有するアーム部を3組備えたインバータとを接続する3つのバスバーの夫々に直列に挿入され、前記三相モータと前記インバータとの接続を開放可能にするスイッチが短絡状態となっているか否かを検出する検出装置であって、
    前記第1の電源ラインと、前記三相モータが有する3つの端子のうちの少なくともいずれか1つの端子との間に設けられたスイッチ判定用抵抗器と、
    3つの前記スイッチの夫々が有する端子のうち、前記インバータと接続される端子の電圧を検出する検出部と、
    前記3つのスイッチが開放状態である場合の前記端子の電圧が予め記憶され、前記予め記憶された端子電圧と、前記3つのスイッチが開放状態となるように制御された場合の前記検出部の検出結果とに基づいて前記3つのスイッチのうち、短絡状態となっているスイッチを判定する判定部と、
    を備えた検出装置。
  2. 前記第1の電源ラインと、前記3つのスイッチの夫々が有する端子のうち、前記インバータと接続される端子の夫々との間にインバータ判定用抵抗器を更に備える請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記予め記憶された前記端子電圧が、三相の各相毎に互いに異なる電圧値に設定されている請求項2に記載の検出装置。
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