JP2021081246A - タイヤ接地形状解析装置およびタイヤ接地形状解析方法 - Google Patents

タイヤ接地形状解析装置およびタイヤ接地形状解析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤ接地形状の解析精度を高める。【解決手段】タイヤ接地形状解析装置1は、解析対象であるタイヤが接地する路面となる路面板11を、タイヤ60に対して相対的に移動するように駆動する路面駆動部である駆動装置5と、駆動装置5の駆動によって移動する路面板11の主面にタイヤ60が接地している状態において、タイヤ60の接地特性を測定角度毎に取得する接地特性取得部であるカメラ15とを含み、カメラ15によって取得した接地特性に基づいて、タイヤ60の周上位置の接地特性の周上平均値と、タイヤ60の周上位置の接地特性の周上変動率と、の少なくとも一方を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ接地形状解析装置およびタイヤ接地形状解析方法に関する。
従来、タイヤの性能を判定する方法として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1においては、負荷荷重情報およびコーナリングフォース情報を時系列に取得し、取得した情報に基づいてタイヤを評価している。
特開2009−008409号公報
上述した特許文献1においては、解析対象であるタイヤのトレッド面の任意の部分について測定しているので、タイヤが異なると製品としては同じタイヤでも、解析結果が異なる場合があり、解析精度を高める観点において改善の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、タイヤ接地形状の解析精度を高めることのできるタイヤ接地形状解析装置およびタイヤ接地形状解析方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のある態様によるタイヤ接地形状解析装置は、解析対象であるタイヤが接地する路面となる路面板を、前記タイヤに対して相対的に移動するように駆動する路面駆動部と、前記路面駆動部の駆動によって移動する路面板の主面に前記タイヤが接地している状態において、前記タイヤの接地特性を測定角度毎に取得する接地特性取得部と、前記接地特性取得部によって取得した前記接地特性に基づいて、前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上平均値と、前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上変動率と、の少なくとも一方を算出する接地特性変動算出部と、を含む。
また、本発明のある態様によるタイヤ接地形状解析方法は、解析対象であるタイヤが接地する路面となる路面板を、前記タイヤに対して相対的に移動させる路面移動ステップと、前記路面移動ステップにおいて移動する路面板の主面に前記タイヤが接地している状態において、前記タイヤの接地特性を測定角度毎に取得する接地特性取得ステップと、前記接地特性取得ステップにおいて取得した前記接地特性に基づいて、前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上平均値と、前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上変動率と、の少なくとも一方を算出する接地特性変動算出ステップと、を含む。
本発明によれば、タイヤ接地形状の解析精度を高めることができる。
図1は、実施形態に係るタイヤ接地形状解析装置を模式的に示す構成図である。 図2は、図1に示すタイヤ接地形状解析装置の機能を示すブロック図である。 図3は、タイヤ接地形状解析装置の動作例を示すフロー図である。 図4は、図3中の算出処理の例を示すフロー図である。 図5は、図3中の算出処理の他の例を示すフロー図である。 図6は、接地特性の周上変動率の例を説明する図である。 図7は、予備走行を行う場合のタイヤ接地形状解析装置の動作例を示すフロー図である。 図8は、接地特性の周上変動率の例を説明する図である。 図9は、接地特性の周上変動率の例を説明する図である。 図10は、接地特性の周上変動率の例を説明する図である。 図11は、各測定角度に対する接地特性の周上平均を示す図である。 図12は、各測定角度に対する接地特性の周上変動率を示す図である。 図13は、ACAの例を示す図である。 図14は、GCAの例を示す図である。 図15は、膨張処理の説明図である。 図16は、収縮処理の説明図である。 図17は、GCAの一例を示す図である。 図18は、他のタイヤ接地形状解析装置を模式的に示す図である。 図19は、図18に示すタイヤ接地形状解析装置の機能を示すブロック図である。 図20は、平板形状の板の構成を模式的に示す図である。 図21は、タイヤ接地形状解析装置の動作例を示すフロー図である。 図22は、予備走行を行う場合のタイヤ接地形状解析装置の動作例を示すフロー図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の各実施形態の説明において、他の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。各実施形態により本発明が限定されるものではない。また、各実施形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の省略、置換又は変更を行うことができる。
(実施形態)
図1は、実施形態に係るタイヤ接地形状解析装置1を模式的に示す構成図である。図2は、図1に示すタイヤ接地形状解析装置1の機能を示すブロック図である。これらの図において、図1は、タイヤ接地形状解析装置1の全体構成を模式的に示し、図2は、タイヤ接地形状解析装置1の主たる機能を示している。
本実施形態に係るタイヤ接地形状解析装置1は、空気入りタイヤ60の接地面61の画像を取得することにより、接地面61の解析を行うシステムに適用される。タイヤ接地形状解析装置1は、タイヤ試験機2と、撮影装置10と、タイヤ接地面解析装置20とを備える。
タイヤ試験機2は、解析対象である空気入りタイヤ60(以下、タイヤ60と呼ぶ)に試験条件を付与する装置である。図1の構成では、タイヤ試験機2は、支持装置3と、駆動装置5と、路面板11とを有する。支持装置3は、タイヤ60を回転可能に支持する装置であり、タイヤ60を装着するリム4を有する。駆動装置5はタイヤ60および路面板11に駆動力を付与する装置である。駆動装置5は、タイヤ60および路面板11を駆動するモータ6と、モータ6を制御するモータ制御装置7とから構成される。
駆動装置5は、図示せぬギヤなどを含み、路面板11を水平に駆動する。駆動装置5は、解析対象であるタイヤ60に対して相対的に移動するように路面板11を駆動する。
このタイヤ試験機2では、支持装置3がリム4に装着されたタイヤ60を支持し、タイヤ60が路面板11の一主面である上面11Uに押圧されてタイヤ60に荷重を付与する。路面板11は、フラットな路面を再現する。路面板11に押圧されたタイヤ60は、フラットな路面を走行している状態と同様に接地面61が変形する。路面板11を水平に駆動することにより、車両走行時におけるタイヤ60の転動状態が、路面板11の表面を路面として再現され、動的接地特性を解析できる。また、支持装置3が、リム4を変位させてタイヤ60と路面板11との位置関係を調整することにより、タイヤ60にスリップ角又はアングル角を付与する。また、駆動装置5は、モータ制御装置7によりモータ6を駆動してリム4を所定角度だけ回転させることができる。また、支持装置3及び駆動装置5が、荷重、回転速度、スリップ角、アングル角などを調整することにより、試験条件を変更できる。所定角度は、タイヤ回転軸を中心とする、タイヤ回転方向の角度である。ここで、例えば、ステッピングモータをモータ6として採用することにより、モータ6に与えるパルスの数に対応する角度だけ、リム4すなわちタイヤ60を回転させることができる。例えば、タイヤ60を、1度以下の角度だけ回転させることができる。
路面板11は、光を透過する性質を有する光透過板である。路面板11は光を100%透過しなくてもよく、路面板11を介してタイヤ60の表面を撮影することができる光透過率を有していればよい。路面板11は、例えば、アクリル樹脂製の平面板又はガラス製の平面形状の板である。タイヤ60と平面板との接触状態を撮影して画像解析するので、タイヤ60の、より現実に近い接地状態を解析できる。路面駆動部である駆動装置5の駆動によって路面板11が移動することにより、路面板11の主面にタイヤ60が接地している状態において、タイヤ60の接地特性を測定角度毎に取得できる。なお、路面板11について、板の厚み、屈折角などの仕様の指定はない。
撮影装置10は、タイヤ60を撮影する撮影部であるカメラ15と、光源である照明用ランプ16とを有する。カメラ15は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラにより構成される。カメラ15は、撮影装置10内に固定されている。カメラ15は、路面板11を介してタイヤ60を撮影することにより、路面板11に押し付けられているタイヤ60の接地面61を撮影する。詳しくは、カメラ15は、路面板11の他主面である下面11D側に、光軸が下面11D側に対して直交する向きで配設され、下面11D側から、路面板11を介してタイヤ60を撮影する。これにより、カメラ15は、少なくとも接地面61を含んでタイヤ60を撮影し、接地面61を含んだタイヤ60のデジタル画像データを生成する。
照明用ランプ16は、カメラ15の撮影範囲を照らすランプであり、例えば、ハロゲンランプにより構成される。照明用ランプ16は、路面板11に押し付けられているタイヤ60の接地面61に、光を照射する。照明用ランプ16は、光を、路面板11の下面11D側から路面板11を介して、または路面板11の上面11U側とタイヤ60との間から照射する。複数の照明用ランプ16は、路面板11が移動する位置以外の位置に、それぞれ配置されている。なお、路面板11が移動しても、タイヤ回転軸、撮影装置10、カメラ15、および、照明用ランプ16の位置は終始固定されている。
なお、これらの照明用ランプ16は、タイヤ試験機2での試験の条件に応じて数を異ならせてもよい。例えば、路面板11に対してタイヤ60を押し付ける際の荷重が小さい場合は、接地領域が狭くなるため、照明用ランプ16は、比較的数が少なくてもよく、路面板11の移動方向に対して斜め方向になる2箇所に配置する程度でもよい。これに対し、路面板11に対してタイヤ60を押し付ける際の荷重が大きい場合は、接地領域が広くなるため、接地面61に対してより多くの方向から光を照射する必要がある。このため、この場合は、照明用ランプ16は接地面61を囲んだ4箇所以上に配置する。また、これらの照明用ランプ16は、常時点灯タイプであってもよく、フラッシュ点灯タイプであってもよい。
タイヤ接地面解析装置20は、例えば、所定の解析プログラムをインストールしたPC(Personal Computer)であり、撮影装置10から入力されるタイヤ60の画像を処理してタイヤ60の接地面61を解析する処理を行う。タイヤ60の接地面61を解析する処理は、撮影したタイヤ60の画像に基づき、接地面61を算出する処理を含む。タイヤ接地面解析装置20は、接地面61の解析等の演算処理やデータの保存等を行う処理装置30と、オペレータがタイヤ接地面解析装置20への入力操作を行う入力部21と、解析結果や各種情報を表示する表示部22と、を有している。入力部21には、キーボードや、マウス等のポインティングデバイスが用いられており、表示部22には、液晶ディスプレイ等のディスプレイ装置が用いられている。入力部21と表示部22とは、処理装置30に電気的に接続されており、これによりタイヤ接地面解析装置20は、オペレータが表示部22を視認しながら入力部21で入力操作をすることが可能になっている。また、カメラ15は、タイヤ接地面解析装置20の処理装置30に接続されており、これによりタイヤ接地面解析装置20は、カメラ15で撮影した画像を取得することが可能になっている。
タイヤ接地面解析装置20が有する処理装置30は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理部31や、RAM(Random Access Memory)等の記憶部35を備えて構成されている。このように構成される処理部31と記憶部35とは、同一筐体内に設けられていてもよく、異なる筐体内に設けられていてもよく、或いは、複数の記憶部35が双方の形態で設けられていてもよい。
処理装置30が有する処理部31は、路面駆動部32と、接地特性取得部33と、接地特性変動算出部34と、記憶部35と、を機能的に有している。路面駆動部32は、駆動装置5を制御し、タイヤ60を回転させる。
接地特性取得部33は、カメラ15によってタイヤ60の接地面61を撮影した撮影画像を取得する。撮影画像はカメラ15によって撮影された、タイヤ60の接地面61のデジタル画像である。接地特性取得部33によって取得できる接地特性は、タイヤ60の接地面61の画像に基づいて取得できる特性であり、例えば、実接地面積画像(Actual Contact Area、以下ACA)、総接地面積画像(Ground Contact Area、以下GCAと略称する)、接地長、接地幅、矩形率である。ACAとは、トレッド部において、路面に接地しているブロックの全面積である。GCAとは、ACAにおいて、溝を埋めたときの、外輪線で囲まれた全面積である。
接地特性変動算出部34は、例えば、接地面積の周上平均値、接地面積の周上変動率を算出する。本例の接地特性変動算出部34は、周上平均値算出部34aと、周上変動率算出部34bと、標準偏差算出部34cと、CV値算出部34dとを有する。周上平均値算出部34aは、接地特性の平均値を算出する。周上変動率算出部34bは、接地特性の変動率を算出する。標準偏差算出部34cは、標準偏差を算出する。
CV値算出部34dは、CV値を算出する。CV値は、変動係数(Coefficient of Variation)を意味し、標準偏差を平均値で割った値である。タイヤ60の周方向に沿った位置(以下、タイヤ周上位置と呼ぶ)の全領域における接地特性の標準偏差をVstdとし、タイヤ周上位置の全領域における接地特性の算術平均値をVaveとした場合に、CV値は標準偏差を算術平均値で除する、以下の式(1)によって算出される。
CV値=Vstd/Vave …(1)
記憶部35には、タイヤ接地面解析装置20で用いられる解析プログラムが、予め記憶されている。タイヤ60の接地面61の接地特性を取得する際には、記憶部35に記憶されているプログラムを処理部31で呼び出し、プログラムに沿った動作を処理部31で実行することにより、各機能を実行する。
本実施形態に係るタイヤ接地形状解析装置1は、以上のような構成からなる。以下、タイヤ接地形状解析装置1の作用について説明する。タイヤ接地形状解析装置1によってタイヤ60の接地面61の解析を行う際には、タイヤ60をタイヤ試験機2の支持装置3に装着し、タイヤ60を路面板11に押し付けた状態で回転させながら、カメラ15によって接地面61を撮影する。その際に、タイヤ60に対しては、複数の方向から複数の照明用ランプ16によって光を照射した状態で撮影する。このため、カメラ15は、接地面61と接地面61以外の部分とで、輝度差をつけてタイヤ60を撮影することができる。撮影した画像は、タイヤ接地面解析装置20で取得し、タイヤ接地面解析装置20は、取得した画像に基づいて、接地面61の解析を行う。
(撮影における照明条件)
タイヤ60の接地面61の接地域の画像を取得する場合、路面板11の上面11U側において、接地面61を包囲するように路面板11の上面11U側に照明用ランプ16を配置することが好ましい。タイヤ60の接地面61の接地域の画像を取得する場合、上面11U側に接触部分を包囲するように配置された照明用ランプ16によってタイヤ60に光を照射して画像を取得することが好ましい。
(タイヤ接地形状解析装置の動作)
図3は、タイヤ接地形状解析装置1の動作例を示すフロー図である。タイヤ接地形状解析装置1は、タイヤ60の解析を行う場合、入力部21への操作が行われると、路面板11に押し付けられているタイヤ60に、照明用ランプ16から光を照射する(ステップS0)。次に、タイヤ接地形状解析装置1は、モータ制御装置7によって、モータ6の駆動を開始する(ステップS1)。タイヤ接地形状解析装置1は、モータ6の駆動を継続しているとき(ステップS2)、タイヤ60の回転角度が測定角度に達したか否か判定する(ステップS3)。測定角度とは、接地形状データを取得する角度である。タイヤ接地形状解析装置1は、タイヤ60の回転角度が測定角度に達していない場合、モータ6の駆動を継続する(ステップS3、No→S2)。
タイヤ接地形状解析装置1は、タイヤ60の回転角度が測定角度に達した場合、タイヤ60をカメラ15によって撮影して接地特性データを取得する(ステップS3、Yes→S4)。さらに、タイヤ接地形状解析装置1は、取得したデータを記憶部35に記憶する(ステップS5)。
タイヤ接地形状解析装置1は、すべてのデータの取得が完了したか否かを判定する(ステップS6)。タイヤ接地形状解析装置1は、すべてのデータの取得が完了していない場合、モータ6の駆動を継続する(ステップS6、No→S2)。
タイヤ接地形状解析装置1は、すべてのデータの取得が完了した場合、周上平均値および周上変動率の算出処理を行う(ステップS6、Yes→S7)。タイヤ接地形状解析装置1は、周上平均値および周上変動率の算出結果を表示部22などに出力する(ステップS8)。その後、タイヤ接地形状解析装置1は、モータ6の駆動を停止し(ステップS9)、処理は終了となる。以上の処理により、乾燥路面における接地特性データを取得することができる。
図4は、図3中の算出処理(ステップS7)の例を示すフロー図である。図4は、接地特性の周上平均と、接地特性の周上変動率とを算出する処理の内容を示すフロー図である。図4において、タイヤ接地形状解析装置1は、接地特性の周上平均値Vaveを算出する(ステップS7a)。次に、タイヤ接地形状解析装置1は、接地特性の周上変動率Vflucとを算出する(ステップS7b)。周上変動率Vflucは、周上平均値Vaveに対する、最大値と最小値との差(Vmax-Vmin)の比である。例えば、式(2)によって算出できる。式(2)によって算出できる、ACAの周上変動率Vflucの値が小さいと、耐偏摩耗性は良くなる可能性がある。
Vfluc=(Vmax-Vmin)/Vave×100 …(2)
なお、Vmaxは、タイヤ周上位置の全領域における接地特性の最大値である。Vminは、タイヤ周上位置の全領域における接地特性の最小値である。
図5は、図3中の算出処理(ステップS7)の他の例を示すフロー図である。図5は、CV値を算出する処理の内容を示すフロー図である。図5において、タイヤ接地形状解析装置1は、標準偏差Vstdを算出する(ステップS7c)。標準偏差Vstdは、タイヤ周上位置の全領域における接地特性の標準偏差である。次に、タイヤ接地形状解析装置1は、周上平均値Vaveを算出する(ステップS7d)。周上平均値Vaveは、タイヤ周上位置の全領域における接地特性の算術平均値である。
そして、タイヤ接地形状解析装置1は、CV値すなわち変動係数(Coefficient of Variation)を算出する(ステップS7e)。CV値は、標準偏差を平均値で除した値であり、先述した式(1)によって算出できる。式(2)を用いて算出するVflucは、最大値と最小値との差を利用して周上変動率を出しているため、ノイズの影響で誤差が生じる可能性がある。これに対し、先述した式(1)によって算出するCV値は、標準偏差を用いているので、ノイズの影響を軽減でき、周上変動率の精度を安定させることができる。
図6は、接地特性の周上変動率の例を説明する図である。図6は、ACAがタイヤ周上位置の変化によって変動することを示す。図6に示すように、タイヤ周上位置が0[deg]から180[deg]まで変化することに伴い、ACA[cm]が変化する。図6において、標準偏差Vstdが1.17であり、周上平均値Vaveが138.1である場合、CV値は1.17/138.1=0.008である。なお、ACAに限らず、GCAについてもタイヤ周上位置の変化によって変動し、同様にCV値を算出することができる。
(予備走行)
ここで、タイヤ接地形状解析装置1の路面駆動部32は、予備走行を行うことが好ましい。予備走行とは、接地特性データを取得する前に、タイヤ60を予備角度だけ回転させることである。
図7は、予備走行を行う場合のタイヤ接地形状解析装置1の動作例を示すフロー図である。図7において、タイヤ接地形状解析装置1は、図3を参照して説明した処理と同様に、タイヤ60に、照明用ランプ16から光を照射し(ステップS0)、モータ制御装置7によって、モータ6の駆動を開始する(ステップS1)。その後、タイヤ接地形状解析装置1は、予備走行が終了するまで駆動を継続する(ステップS1a、No)。タイヤ接地形状解析装置1は、予備走行が終了すると(ステップS1a、Yes)、駆動を継続する(ステップS2)。タイヤ接地形状解析装置1のステップS2以降の処理については、図3を参照して説明した処理と同様である。
図8から図10は、接地特性の周上変動率の例を説明する図である。図8から図10は、ACAがタイヤ周上位置の変化によって変動することを示す。図8から図10に示すように、タイヤ周上位置が0[deg]から540[deg]まで変化することに伴い、ACA[cm]が変化する。
ここで、予備走行を行わない場合、図9に示すように、周上位置0[deg]から90[deg]までにおいて、ACAの平均値ave1は136.6[cm]である。また、周上位置360[deg]から450[deg]までにおいて、ACAの平均値ave2は、137.9[cm]である。このため、両者のACAの平均値に1.3[cm]の差がある。周上位置0[deg]はタイヤ回転開始時であり、本来の動的接地特性を得られない可能性がある。
そこで、上述したように、タイヤ接地形状解析装置1の路面駆動部32において、予備走行を行う。90度分だけ予備走行を行う場合、図10に示すように、0[deg]から90[deg]までのデータは採用せず(取得せず)、周上位置90[deg]から180[deg]までにおいて、ACAの平均値ave3は136.6[cm]である。また、周上位置450[deg]から540[deg]までにおいて、ACAの平均値ave4は136.7[cm]である。このため、両者のACAの平均値がほぼ一致する。このため、取得できる接地特性は妥当であると判断できる。
したがって、予備走行を行うことによって、タイヤ周上の接地特性を精度よく取得できる。なお、図9および図10から理解できるように、路面駆動部32は、少なくとも、タイヤ周方向の位置で90度分だけ予備走行を行うことが好ましい。路面駆動部32が予備走行を行うことによって、タイヤ周上の接地特性を精度よく取得できる。なお、タイヤ周方向とは、タイヤ回転軸を中心軸とする周り方向をいう。
予備走行を90[deg]行い、接地特性を取得する角度の範囲を90[deg]とすると、路面板11の長手方向の長さは、少なくともタイヤ60の180[deg]に相当する長さとなる。このため、路面板11の長手方向の長さをL1とし、タイヤ60の周長をLtとした場合、周長Ltに対する長さL1の比L1/Ltは1.25以上であることが好ましい。比L1/Ltが1.25未満であると、予備走行を90[deg]行った後に、タイヤ1周分の接地特性を取得できないことになるため、周上平均値Vaveおよび周上変動率Vflucの精度は低下する。
(測定角度)
先述したように、タイヤ接地形状解析装置1は、タイヤ60の回転角度が測定角度に達した場合に、タイヤ60をカメラ15によって撮影し、接地特性データを取得する。つまり、測定角度毎に接地特性データを取得する。ここで、測定角度は、1度以下であることが好ましい。
図11は、各測定角度に対する接地特性の周上平均を示す図である。図11は、測定角度を1[deg]、2[deg]、3[deg]、4[deg]、5[deg]に設定した場合の接地特性の周上平均を示す図である。接地特性は、ACA、GCA、最大接地長、最大接地幅、中心接地長、中心接地幅、矩形率(70%、80%、90%)、である。図11を参照すると、設定する測定角度が変わっても周上平均の値はほとんど変化しないことが理解できる。
図12は、各測定角度に対する接地特性の周上変動率を示す図である。図12は、測定角度を1[deg]、2[deg]、3[deg]、4[deg]、5[deg]に設定した場合の接地特性の周上変動率を示す図である。接地特性は、図11の場合と同様に、ACA、GCA、最大接地長、最大接地幅、中心接地長、中心接地幅、矩形率(70%、80%、90%)、である。図12を参照すると、設定する測定角度が1[deg]から2[deg]に変わると、周上変動率は1[%]以上変化することがある。図12においては、測定角度が1[deg]から2[deg]に変わると、最大接地長の周上変動率が6.8[%]から5.5[%]に変化する。また、測定角度が1[deg]から2[deg]に変わると、矩形率(70%、80%、90%)の周上変動率が1[%]以上変化する。以上のことから、測定角度は1[deg]以下の角度であることが好ましい。
(ACA、GCA)
ここで、ACA、GCAについて説明する。図13はACAの例を示す図である。図14は、GCAの例を示す図である。
図13に示すACAは、路面に接地しているブロックの全面積である。図13を参照すると、トレッド部の陸部に対応する部分は、路面に接地するので、黒色になっている。トレッド部の溝に対応する部分は、路面に接地しないので、白色になっている。図13に示すACAに基づき、例えば、図14に示すGCAを得ることができる。
GCAは、ACAについて、溝を埋めたときの、外輪線で囲まれた全面積である。図14は、GCAの例を示す図である。図13に示すACAについて、例えば、膨張80回、収縮80回の順番に処理を行うことにより、GCAを得ることができる。
図15は、膨張処理の説明図である。図16は、収縮処理の説明図である。膨張処理は、図15に示すように、注目画素の周辺に1画素でも黒画素があれば、注目画素を黒画素に置き換える処理である。つまり、膨張処理は、白画素をそれぞれ中心画素とし、その周辺の8画素(中心画素から最も近い左上、上、右上、右、右下、下、左下、左の各1画素)のうち1つでも黒画素が存在すれば、その中心画素を黒画素に置き換える処理である。反対に収縮処理は、例えば注目画素を黒画素とする場合に、図16に示すように、注目画素の周辺に1画素でも白画素があれば、注目画素を白画素に置き換える処理である。つまり、収縮処理は、黒画素をそれぞれ中心画素とし、その周辺の8画素(中心画素から最も近い左上、上、右上、右、右下、下、左下、左の各1画素)のうち1つでも白画素が存在すれば、その中心画素を白画素に置き換える処理になっている。
(矩形率など)
次に、矩形率などについて説明する。図17は、GCAの一例を示す図である。図17において、最大接地長Wrは、GCAに対するタイヤ進行方向の長さの最大値である。最大接地長Wrの半分、すなわちWr/2の位置は、タイヤ進行方向の長さの中心位置Wrcである。GCAのタイヤ進行方向の長さの中心位置Wrcにおける、GCAのタイヤ幅方向の長さWcが中心接地幅である。
また、図17において、最大接地幅Wmは、GCAに対するタイヤ幅方向の長さの最大値である。最大接地幅Wmの半分、すなわちWm/2の位置は、タイヤ幅方向の中心位置Wmcである。GCAのタイヤ幅方向の長さの中心位置Wmcにおける、GCAのタイヤ進行方向の長さが中心接地長Wrrである。
さらに、図17において、矩形率(80%)は、以下のように算出する。すなわち、GCAのタイヤ幅方向の長さの中心位置Wmcからタイヤ幅方向の両外側(つまりタイヤショルダー方向の両側)に、最大接地幅Wmの40%(つまり80%の半分)の幅Wm40の位置を規定する。この幅Wm40の位置における、タイヤ進行方向の長さWr1、Wr2の平均値(Wr1+Wr2)/2を求める。このタイヤ進行方向の長さWr1、Wr2の平均値(Wr1+Wr2)/2の、中心接地長Wrrに対する比が矩形率(80%)である。
同様に、最大接地幅Wmの45%(つまり90%の半分)の幅の位置を規定し、その位置におけるタイヤ進行方向の長さの平均値の、中心接地長Wrrに対する比が矩形率(90%)である。また、最大接地幅Wmの35%(つまり70%の半分)の幅の位置を規定し、その位置におけるタイヤ進行方向の長さの平均値の、中心接地長Wrrに対する比が矩形率(70%)である。
(ウエット路面)
路面駆動部32の駆動によって移動する路面板11の表面に水膜を設けることにより、ウエット路面を再現することができる。こうすることにより、ウエット走行時における接地特性を取得することができる。その場合、水膜の厚みは1mm以上であることが好ましい。水膜の厚みを1mm以上にすることで、タイヤ周上の接地特性を取得でき、ウエット走行時における接地特性の変動を精度よく算出することができる。水膜の厚みが例えば、0.5mmの場合、解析に適した接地面画像が得られず、算出する接地特性の精度が低下する。なお、例えば、水に溶かした水性塗料を使って水膜を生成する。塗料の色は、例えば、黄色とする。
以上、説明したタイヤ接地形状解析装置1によれば、真のタイヤ接地特性を把握できるため、開発効率の向上に寄与できる。
(他の実施形態)
図18は、他のタイヤ接地形状解析装置を模式的に示す図である。図19は、図18に示すタイヤ接地形状解析装置1aの機能を示すブロック図である。これらの図において、図18は、タイヤ接地形状解析装置1aの全体構成を模式的に示し、図19は、タイヤ接地形状解析装置1aの主たる機能を示している。図18および図19に示すタイヤ接地形状解析装置1aが図1に示すタイヤ接地形状解析装置と異なる点は、カメラを用いずに、センサ14を有する路面板110を用いる点である。路面板110は、透明であってもよいし、透明でなくてもよい。
センサ14は、平板形状の路面板110に多数配置されている。センサ14は、接触センサである。センサ14は、路面板110に埋め込まれており、路面板110の表面に接触するタイヤ60を検出する。センサ14の配置間隔は、測定対象であるタイヤ60の上記測定角度に対応する間隔とする。もっとも、上記測定角度に対応する間隔よりも短い間隔でセンサ14を配置してもよい。
図20は、平板形状の路面板110の構成を模式的に示す図である。図20に示すように、センサ14は、路面板110に埋め込まれている。センサ14は、路面板110の長手方向および幅方向に多数配置されている。路面板110の幅方向がタイヤ回転軸と平行な方向と一致する場合、路面板110の長手方向は、タイヤが回転して進行する方向である(以下、タイヤ進行方向と呼ぶ)。
図19に戻り、このようなセンサ14を用いることにより、接地特性取得部33aは、タイヤ60の接地面への接触状態に基づいて取得できる接地特性を取得する。接地特性取得部33aによって取得できる接地特性は、例えば、ACA、GCA、接地長、接地幅、矩形率、接地面内力である。接地面内力とは、タイヤ接地面にかかっている力である。接地面内力には、前後力、横力、接地圧が含まれる。前後力はタイヤ周方向に働く力である。横力はタイヤ幅方向に働く力である。接地圧はタイヤ荷重方向に働く応力である。
図21は、タイヤ接地形状解析装置1aの動作例を示すフロー図である。タイヤ接地形状解析装置1aは、タイヤ60の解析を行う場合、タイヤ60に光を照射せずに、モータ制御装置7によって、モータ6の駆動を開始する(ステップS1)。タイヤ接地形状解析装置1aのステップS1以降の処理については、図3を参照して説明した処理と同様である。
図22は、予備走行を行う場合のタイヤ接地形状解析装置1aの動作例を示すフロー図である。図7において、タイヤ接地形状解析装置1aは、タイヤ60の解析を行う場合、タイヤ60に光を照射せずに、モータ制御装置7によって、モータ6の駆動を開始する(ステップS1)。その後、タイヤ接地形状解析装置1aは、予備走行が終了するまで駆動を継続する(ステップS1a、No)。タイヤ接地形状解析装置1aは、予備走行が終了すると(ステップS1a、Yes)、駆動を継続する(ステップS2)。タイヤ接地形状解析装置1aのステップS2以降の処理については、図3、図7を参照して説明した処理と同様である。
以上、図18、図19などを参照して説明したタイヤ接地形状解析装置1aによれば、真のタイヤ接地特性を把握できるため、開発効率の向上に寄与できる。
(タイヤ接地形状解析方法)
上述したタイヤ接地形状解析装置においては、以下のタイヤ接地形状解析方法を実現できる。すなわち、解析対象であるタイヤが接地する路面となる路面板を、上記タイヤに対して相対的に移動させる路面移動ステップ(図3のステップS1、S2などに対応)と、上記路面移動ステップにおいて移動する路面板の主面に上記タイヤが接地している状態において、上記タイヤの接地特性を測定角度毎に取得する接地特性取得ステップ(図3のステップS4などに対応)と、上記接地特性取得ステップにおいて取得した上記接地特性に基づいて、上記タイヤの周上位置の上記接地特性の周上平均値と、上記タイヤの周上位置の上記接地特性の周上変動率と、の少なくとも一方を算出する接地特性変動算出ステップ(図3のステップS7などに対応)と、を含む。このタイヤ接地形状解析方法によれば、タイヤ接地形状の解析精度を高めることができる。
1、1a タイヤ接地形状解析装置
2 タイヤ試験機
3 支持装置
4 リム
5 駆動装置
6 モータ
7 モータ制御装置
10 撮影装置
11、110 路面板
14 センサ
15 カメラ
16 照明用ランプ
20 タイヤ接地面解析装置
21 入力部
22 表示部
30 処理装置
31 処理部
32 路面駆動部
33、33a 接地特性取得部
34 接地特性変動算出部
34a 周上平均値算出部
34b 周上変動率算出部
34c 標準偏差算出部
34d CV値算出部
35 記憶部
60 タイヤ
61 接地面

Claims (10)

  1. 解析対象であるタイヤが接地する路面となる路面板を、前記タイヤに対して相対的に移動するように駆動する路面駆動部と、前記路面駆動部の駆動によって移動する路面板の主面に前記タイヤが接地している状態において、前記タイヤの接地特性を測定角度毎に取得する接地特性取得部と、前記接地特性取得部によって取得した前記接地特性に基づいて、前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上平均値と、前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上変動率と、の少なくとも一方を算出する接地特性変動算出部と、を含むタイヤ接地形状解析装置。
  2. 前記接地特性変動算出部において、
    前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上平均値は、前記タイヤの周上位置の全領域における接地特性の算術平均によって算出され、
    前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上変動率は、前記周上平均値に対する、前記接地特性の最大値と前記接地特性の最小値との差の比によって算出される
    請求項1に記載のタイヤ接地形状解析装置。
  3. 前記接地特性変動算出部において、
    前記タイヤの周上位置の全領域における接地特性の標準偏差を、タイヤの周上位置の全領域における接地特性の算術平均値で除した変動係数をさらに算出する請求項2に記載のタイヤ接地形状解析装置。
  4. 前記路面駆動部は、予備走行を行う請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のタイヤ接地形状解析装置。
  5. 前記測定角度は、1度以下の角度である請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のタイヤ接地形状解析装置。
  6. 前記路面駆動部が駆動する路面板は、平板形状の板である請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のタイヤ接地形状解析装置。
  7. 前記路面駆動部の駆動によって移動する前記路面板の表面に水膜を設け、前記接地特性取得部が前記タイヤの特性を取得する場合、
    前記水膜の厚みは1mm以上である請求項1から請求項6のいずれか1つに記載のタイヤ接地形状解析装置。
  8. 前記接地特性は、前記タイヤの接地面の画像に基づいて取得できる特性であり、
    前記路面板は、光を透過し、
    前記接地特性取得部は、前記路面板を介して接地面の画像を取得するカメラを含む
    請求項1から請求項7のいずれか1つに記載のタイヤ接地形状解析装置。
  9. 前記接地特性は、前記タイヤの接地面への接触状態に基づいて取得できる特性であり、
    前記接地特性取得部は、前記路面板に設けられた接触センサを含み、前記接触センサによって前記接地特性を取得する
    請求項1から請求項7のいずれか1つに記載のタイヤ接地形状解析装置。
  10. 解析対象であるタイヤが接地する路面となる路面板を、前記タイヤに対して相対的に移動させる路面移動ステップと、前記路面移動ステップにおいて移動する路面板の主面に前記タイヤが接地している状態において、前記タイヤの接地特性を測定角度毎に取得する接地特性取得ステップと、前記接地特性取得ステップにおいて取得した前記接地特性に基づいて、前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上平均値と、前記タイヤの周上位置の前記接地特性の周上変動率と、の少なくとも一方を算出する接地特性変動算出ステップと、を含むタイヤ接地形状解析方法。
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