JP2013124984A - タイヤのトレッド厚さ測定方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤのトレッド表面側からタイヤ厚さ方向に超音波を照射し、タイヤからの厚さ方向距離に対する表面反射波及びベルト反射波を含む反射波の反射強度を検出する超音波照射工程と、反射波をフィルタリングするフィルタリング工程と、フィルタリング工程で得られたフィルタリング波形のうち、厚さ方向距離の最小部位側に現れる第1波形を抽出し、当該第1波形の反射強度が最大となる頂部を求め、当該頂部に対応するフィルタリング前の表面反射波の頂部を設定する表面部設定工程と、表面部設定工程により得られた表面反射波の頂部と、当該頂部より後部のベルト反射波の頂部との距離を測定する測定工程とを備えるようにした。
【選択図】図3
Description
従来、このトレッド厚さの測定は、例えば、非接触式のセンサが用いられ、センサをトレッド表面に対して一定の距離離間させた状態を維持しつつ、磁束発生手段からの磁束をトレッド表面側に当てて、タイヤ幅方向に移動させることによりタイヤ層内のベルトに発生した渦電流に基づく磁束を当該センサで検知して、最外ベルトのトレッド表面に対する距離を測定してトレッド厚さを検出している。
また、タイヤによっては、最外ベルトに繊維ベルトが適用され、この最外ベルトよりさらにタイヤ深さ方向にスチールベルトが設けられる場合がある。このような場合には、スチールベルトの表面までの厚さを上記センサにより測定し、バフ掛けにおいてトレッドとともに繊維ベルトまでを除去し、バフ掛けにより除去した繊維ベルトに代わる繊維ベルトを含ませたトレッドを配設することでリトレッドが行なわれる。しかし、最外ベルトとなる繊維ベルトを含ませたトレッドは、繊維ベルトを含まないトレッドに比べて当然のことながら製造コストが増加することになり、リトレッドに係る全体のコストを増加させることになる。
本態様によれば、フィルタリング工程により得た反射波のフィルタリング波形のうち、厚さ方向距離の最小部位側に現れる第1波形を抽出し、当該第1波形の反射強度が最大となる頂部をトレッド表面で超音波が反射した位置として求めたので、タイヤ表面に多少の凹凸があっても平均的な位置をタイヤ表面として捕らえることができるので、リトレッド処理をより正確に行える。
なお、図5は、本発明に係るトレッド厚さ測定方法によりトレッド厚さが測定されるタイヤTの一例を示す断面図である。同図を用いてタイヤTの構造について説明する。
このような反射波R3が現れると、表面反射波R1と反射波R3との区間距離L0aをトレッド厚さDとして検出してしまい、トレッド表面Tsとベルト表面94aとの厚さを誤測定することになり、高品位の更生タイヤを製造できないことになってしまう。
図3は、本発明によるトレッド厚さ測定方法の一例を示すブロック図である。同図において、301は超音波照射工程(手段)、302はフィルタリング工程(手段)、309は表面部設定工程(手段)、315は抽出工程(手段)、316は測定工程(手段)である。
フィルタリング工程302では、反射波R1,R2,R3より成る反射波Rをフィルタリング処理して図1(b)に示すフィルタリング波形R′を得る。フィルタリング波形R′は、波形として滑らかとなっており、反射波R1,R2,R3にそれぞれ対応する第1波形R1′、第2波形R2′、ノイズ波形R3′が得られる。
表面部設定工程309では、フィルタリング工程302で得られたフィルタリング波形R′のうち最前段の第1波形R1′、すなわち、厚さ方向距離Lの最小部位に対応して現れる第1波形R1′を抽出し、当該第1波形R1′の頂部6mを波形処理により求め、この頂部6mに対応するフィルタリング前の表面反射波R1における波高位置となる頂部6の設定処理を行なう。波高位置、すなわち、頂部6は、正確に頂部6mに対応した部位となり、タイヤ表面にうねりが生じ凹凸となっていてもこの凹凸の平均的な位置を示す表面部位を検出できる。即ち、正確にトレッド表面Tsの位置を示す部位(表面部位)を求めることができる。
さらに、抽出工程315では、図2に示すように、厚さ方向距離Lに対応して、予め一定の大きさに設定した第2閾値10bを設定し、表面反射波R1よりも後段のベルト反射波R2と比較し、第2閾値10bよりも反射強度Sが小さいベルト反射波R2中の脈波Rhをノイズとして除外し、脈波Roの前部の脈波Rgを抽出してこの脈波Rgを正規位置として抽出処理を行なう。この処理を図5に示すタイヤ幅方向の各位置A1乃至A5について行いトレッド厚さDを得る。
ステップS101では、超音波照射工程301により、タイヤTのトレッド表面Ts側からタイヤ厚さ方向に超音波を照射し、タイヤ表面側からの厚さ方向距離Lに対する表面反射波R1及びベルト反射波R2を含む反射波Rの強度Sを検出する。
次に、ステップS102では、フィルタリング工程302により、フィルタリング処理して、反射波Rをフィルタリング波形R′に変換処理する。
ステップS103では、ステップS102で得られたフィルタリング波形R′のうち、厚さ方向距離Lの最小部位に対応して現れる第1波形R1’を抽出する。
次に、ステップS104では、ステップS103により抽出された第1波形R1’の頂部6mを波形処理により求める。
次に、ステップS105では、ステップS104により求められた頂部6mに対応するフィルタリング前の表面反射波R1の頂部6を設定する。この頂部6は、タイヤ表面位置を正確に示す。
ステップS106では、表面反射波R1の頂部6に第1閾値10aの始点を重ね合わせる。
次に、ステップS107では、第1閾値10aと反射波R’とを比較し、第1閾値10aよりも反射強度Sが大きい反射波R2′を検出してベルト反射波R2として検出する。つまり、ノイズ波形R3′及びノイズ反射波R3を除外する。
次に、ステップS108では、ベルト反射波R2を形成する脈波Roから、厚さ方向距離Lに対応して、予め一定の大きさに設定した第2閾値10bよりも反射強度Sが小さい脈波Rhを除去し、大きい脈波Roのうち最前部の脈波Rgを抽出してこの脈波Rgの頂部Raをベルト反射波R2として抽出する。
図7は、本発明に係るトレッド厚さ測定方法を好適に実施するためのトレッド厚さ測定装置1への適用例を示す概略構成図である。
以下、図7を用いてトレッド厚さ測定装置1について説明する。
トレッド厚さ測定装置1は、被検体であるタイヤTを昇降させるタイヤ昇降手段としてのタイヤ昇降装置2と、タイヤTのトレッド厚さDの測定に使用する水槽31を昇降させる水槽昇降手段としての水槽昇降装置3と、被検体であるタイヤTを固定するタイヤ固定手段としてのタイヤ固定装置4と、タイヤ昇降装置2及び水槽昇降装置3とを移動させる移動手段とにより構成される。
水槽昇降装置3は、超音波測定に使用する水槽31を昇降させる図外の水槽昇降機構を備える。水槽昇降装置3は、水槽昇降機構を駆動することで、後述のタイヤ固定装置4に固定されたタイヤTのトレッド表面Tsを水槽31内に貯留された液体34に浸し、超音波測定によりトレッド厚さDを測定する測定位置、及び非測定位置に昇降させる。
タイヤ固定装置4は、レール8;8を挟んで互いに対向して配設される左右本体40;70と、左右本体40;70にそれぞれ互いに対向して設けられ、タイヤTを固定する一対の左右リム体42;72と、左右リム体42;72に固定されたタイヤTに内圧を印加する内圧印加手段44と、内圧が印加された状態のタイヤTのトレッド表面Tsの外形形状を測定する外形測定手段46と、タイヤTのトレッド表面Tsから最外ベルト94までのトレッド厚さDを測定する厚さ測定手段45とを備える。なお、以下の説明において、右及び左とは、図中に示す方向に従うものとする。
左主軸41は、中空円筒状に形成され、タイヤ昇降装置2の上方において、レール8の延長方向に対して直交方向に延長して設けられる。左主軸41の一端側は左本体40内においてベアリング等により回転可能に支持され、他端側は左本体40の一側面側から右本体70側に突出する。左主軸41の一端側には内圧印加手段44が接続され、他端側には左リム体42が取り付けられる。
右リム体72は、左リム体42と同様に円錐台状に形成され、右主軸71の軸心と同心となるように取り付けられる。右リム体72は、外周面に、左リム体42の複数の段部51に対応する複数の段部81を備える。段部81は、左リム体42の段部51と同一寸法、同一形状に形成される。右リム体72は、左リム体42とは異なり、中実に形成される。左リム体42と右リム体72とでタイヤTのビード部を挟み込み、左リム体42及び右リム体72の段部51;81のいずれかでビード部を密着させることにより、左リム体42の外周面、タイヤ内周面、右リム体72の外周面及び小径面で閉空間を形成し、当該閉空間に左リム体42の中空部52に供給される空気が充填されることでタイヤTに内圧が印加される。
図8(a),(b)に示すように、厚さ測定装置45は、タイヤ固定装置4の左本体40と右本体70とが互いに対向する壁面40a;70aに掛け渡される支持部材64に取り付けられる。支持部材64は、直線的に延長する棒状部材であって、水槽昇降装置3を待機位置から昇降位置に移動させたときに、水槽31が衝突しない位置に水平に架設される。
厚さ測定装置45は、トレッド厚さDを測定する超音波探触子59と、超音波探触子59の測定位置を変化させる変位手段57と、タイヤTの外形形状を測定する外形測定手段46とにより概略構成される。(図8参照)
変位手段57は、超音波探触子59をタイヤ幅方向に移動可能にする幅方向変位機構61と、タイヤ近接方向に移動可能にする鉛直方向変位機構60とを備える。
よって、サーボモータ60Cは、測定制御装置100から出力される信号に基づいて回転することで、ボールネジを回転させ、スライダ60Bをガイドレール60Aの延長方向に沿って移動させる。
よって、サーボモータ61Cは、測定制御装置100から出力される信号に基づいて回転し、ボールネジを回転させることで、スライダ61Bをガイドレール61Aの延長方向に沿って移動させる。
超音波探触子59は、照射部59Aと受信部59Bとを有する測定面を上方、かつ、照射部59A及び受信部59Bによる測定位置を略左右主軸41;71の軸心Cを通る鉛直線の延長上となるように、探触子取付部62Cに取り付けられる。
超音波探触子59は、例えば非接触式の探索子であって、測定面59aをトレッド表面Tsに向けて測定位置がちょうど左主軸41及び右主軸71とを結ぶ軸線の鉛直下方に位置するように、探索子取付部62Cに固定される。超音波探触子59は、照射部59Aと受信部59Bとを同一面上に備え、トレッド表面Tsに向けて照射部59Aから超音波を照射し、タイヤ表面TsやタイヤTを構成する最外ベルト94等の構成部材から反射した反射波を受信部59Bにより受信する。超音波探触子59は、超音波測定において、変位手段57を駆動することで測定面59aとトレッド表面Tsとが所定距離離間するように設定される。よって、超音波探触子59は、トレッド表面Tsに対して所定距離離間した状態を維持しつつタイヤ幅方向に移動しながら設定された設定位置において超音波測定を行なう。また、超音波探触子59により受信された反射波は、超音波測定器58の記憶部207に出力され、超音波探触子59から反射した位置までの距離Lと反射強度Sとにより表される(図10参照)。
なお、超音波探触子59の測定する位置とレーザセンサ65の測定する位置とを既知に設定しておくことで、レーザセンサ65により測定された外形形状データを超音波探触子59により測定されたトレッド厚さDとの対応関係が紐付けして記憶される。
超音波測定器58は、超音波測定の動作を制御するコンピュータであり、演算処理手段としてのCPU、記憶手段としてのROM,RAM及びHDD、通信手段としてのインターフェイスを含み、記憶手段に格納されたプログラムに基づいて超音波測定に係る動作を制御する。超音波測定器58には、図外のキーボードやマウス等の入力手段、モニタ等の表示手段等を備え、入力手段からはトレッド厚さを行なうタイヤの情報や測定に関するパラメータが入力され、表示手段にはトレッド厚さやトレッド厚さが算出されるまでの処理状況が表示される。また、超音波測定器58は、トレッド表面Tsの形状を測定する外形形状測定手段46が接続され、外形形状測定手段46により測定されたトレッド表面Tsの外形形状が入力される。
記憶部207は、反射波を反射波増幅手段205により増幅する増幅率と、超音波探触子59により受信し、反射波増幅手段205により増幅された反射波と、トレッド厚さ設定手段220により算出されたトレッド厚さDと、予め作成された第1閾値10aと、第2閾値10bとを記憶する。
以下、第1閾値10aの設定方法について説明する。トレッド表面Tsに対して照射した超音波は、トレッドに適用されるゴムの特性により、伝播する超音波が減衰する。ところが超音波測定によりトレッド表面Ts側から超音波を照射してトレッド表面Tsから最外ベルト94までのトレッド厚さDに相当する距離Lを測定すると、受信した反射波Rを所定の増幅率で増幅したときの反射強度Sは、図11に示すような結果となった。同図に示すように、本来距離Lが近い場合には、距離Lが遠い場合に比べて、本来トレッド厚さDが薄い場合には、トレッド厚さDが厚い場合に比べて、反射強度Sが強く、増幅率に対する反射強度Sは大きくなるはずである。しかし、同図の○印に示すように、距離Lが近いトレッド厚さDが薄いにも関わらず、増幅率に対する反射強度Sが小さく測定される場合がある。これは、明らかに測定誤差と考えられる。
また、第2閾値10bは、所定の反射強度Sが設定され、例えば、本実施形態では、図13に示すように設定される。
図10の演算処理部200は、反射波増幅手段205と、トレッド厚さ算出手段206とを備える。
反射波増幅手段205は、記憶部207に記憶された生の反射波を所定の割合で増幅してトレッド厚さ算出手段206に出力する。例えば、反射波を増幅する方法として、外形測定手段46により測定された外形形状に基づいて増幅率を変化させるようにすると良い。具体的には、外形測定手段46により外形形状を測定したときの、トレッド表面Tsから外形測定手段46までの距離に比例して増幅率を変化させ、距離が遠いほど増幅率を大きく、距離が近いほど増幅率を小さくするようにすれば良い。増幅された反射波Rは、トレッド厚さ算出手段206に出力され、処理される。
図10中のフィルタリング手段211は、フィルタリング工程302を実行するものであって、反射波増幅手段205により増幅された反射波Rをフィルタリング処理することでノイズ成分を除去する。例えば、フィルタリング手段211は、反射波Rにノイズ成分として含まれる高周波成分を除去するローパスフィルタを備え、フィルタリング手段211に入力された反射波Rの高周波成分を除去することで、図12に示すように、反射波Rの波形の細かなを凹凸よりなる脈波を除去し、滑らかな波形のフィルタリング波形R′として処理する。フィルタリング手段211によりフィルタリングされたフィルタリング波形R′は、最大ピーク波形検出手段212に出力される。
具体的には、ピーク波形検出手段214は、閾値読込部214aと、閾値対応部214bと、ピーク波形抽出部214cとを備える。
閾値対応部214bは、図12に示すように、閾値読込部214aに読み込まれた第1閾値10aの始点としての端部を第1波形R1の頂部6mから得た頂部6に配置する。具体的には、閾値対応部214bは、第1閾値対応位置設定手段213により設定された頂部6に、第1閾値10aにおいてトレッド厚さ=0に対応する側の一端(始点)を一致させ、重ね合わせることで、フィルタリング波形R′と第1閾値10aとを比較設定する。
ピーク波形抽出部214cは、図12に示すように、第1閾値10aとフィルタリング波形R′とを比較し、反射強度Sが第1閾値10aよりも大きな第2波形R2′,第4波形R4′を抽出する。これにより、ノイズ波形R3′は、表面側の第1波形R1′に最も近い距離にあるにも関わらず、ベルト表面94aで反射した波形ではないことが特定されて、除外され、これに伴い反射波R中のノイズ反射波R3も無効化され、このようにして、ノイズ反射波R3を除く、表面反射波R1,ベルト反射波R2,反射波R4が得られる。
最外ベルトピーク波形検出手段215では、最外ベルトピーク波形検出手段215により検出されたベルト反射波R2は、元反射波抽出手段216に出力される。
トレッド厚さ設定手段220は、厚さ計算部221と、周方向厚さ標準偏差算出部222と、エラーデータ除外部223と、トレッド厚さ設定部224とを備える。
厚さ計算部221は、本発明に係る図3の測定工程316を実行する手段であって、各測定位置におけるトレッド表面Tsからベルト表面94aまでの測定厚さKを計算する。具体的には、厚さ計算部221は、各測定位置A1乃至A5に対応して検出された表面反射波R1の頂部6の位置と、脈波Rgの頂部Raの位置とのトレッド表面側からの距離の差を求めることにより各測定位置A1乃至A5における測定厚さKを計算する。計算された各測定厚さKは、周方向厚さ標準偏差算出部222に出力される。
エラーデータ除外部223は、周方向厚さ標準偏差算出部222により算出されたタイヤ幅方向の各測定位置における円周方向に沿うタイヤ1周分の測定厚さKの標準偏差σ(i)を3倍し、上限閾値+3σ、下限閾値−3σをそれぞれ設定する。次に、タイヤ幅方向の各測定位置において標準偏差σ(i)を算出した元データである測定厚さKのうち、上限閾値+3σを超える測定厚さKと、下限閾値−3σを下回る測定厚さKとを除外する。
図15(b)に示すように、トレッド厚さ設定部224は、エラーデータ除外部223により除外された測定厚さK以外の測定厚さKにより、タイヤ幅方向の各測定位置における円周方向に沿うタイヤ1周分の測定厚さKに関する度数分布を計算し、当該度数分布のうち最も大きな度数となる測定厚さKの範囲の中間値をトレッド厚さDとして設定する。
6m 頂部、8 レール、9 スライダ、15 タイヤ搭載部、
16 タイヤ昇降機構、31 水槽、32 水槽昇降機構、42;72 リム体、
43 タイヤ回転手段、44 内圧印加手段、45 厚さ測定装置、
46 外形測定手段、58 超音波測定器、59 超音波探触子、90 ベルト、
94 最外ベルト、94a ベルト表面、100 測定制御装置、200 演算処理部、
204 増幅率設定手段、205 反射波増幅手段、206 トレッド厚さ算出手段、
207 記憶部、208 超音波発生部、210 トレッドーベルト位置設定手段、
211 フィルタリング手段、212 最大ピーク波形検出手段、
213 第1閾値対応位置設定手段、214 ピーク波形検出手段、
215 最外ベルトピーク波形検出手段、216 元反射波抽出手段、
217 最外ベルト表面位置設定手段、221 厚さ計算部、
222 周方向厚さ標準偏差算出部、223 エラーデータ除外部、
224 トレッド厚さ設定部、301 超音波照射工程、302 フィルタリング工程、
309 表面部設定工程、315 抽出工程、316 測定工程、R 反射波、
R1;R2;R3;R4 反射波、R′ フィルタリング波形、R1′ 第1波形、
R2′ 第2波形、R3′ ノイズ波形、R3′ 第4波形、T タイヤ、
Ts トレッド表面。
Claims (4)
- タイヤのトレッド表面側からタイヤ厚さ方向に超音波を照射し、タイヤからの厚さ方向距離に対する表面反射波及びベルト反射波を含む反射波の反射強度を検出する超音波照射工程と、
前記反射波をフィルタリングするフィルタリング工程と、
前記フィルタリング工程で得られたフィルタリング波形のうち、前記厚さ方向距離の最小部位側に現れる第1波形を抽出し、当該第1波形の反射強度が最大となる頂部を求め、当該頂部に対応するフィルタリング前の表面反射波の頂部を設定する表面部設定工程と、
前記表面部設定工程により得られた上記表面反射波の頂部と、当該頂部より後部のベルト反射波の頂部との距離を測定する測定工程とを備えるトレッド厚さ測定方法。 - 前記表面反射波の頂部を基準として予め設定した第1閾値と、前記フィルタリング波形とを比較し、前記第1閾値よりも反射強度が小さい前記第1波形の後段側のノイズ波形を検出し、この検出した波形に対応する反射波をノイズとして除去し、表面反射波を除く残りの反射波のうち、前記表面反射波の直近後部の反射波をベルト反射波として検出して出力する抽出工程をさらに備え、
前記抽出工程の出力であるベルト反射波の頂部と、表面反射波の頂部との距離を前記測定工程により測定する請求項1記載のトレッド厚さ測定方法。 - 前記第1閾値は、タイヤ性能に応じて前記厚さ方向距離の増加に伴ない反射強度の値が漸減する特性が与えられた請求項2記載のトレッド厚さ測定方法。
- 抽出工程を備え、この抽出工程は、前記ベルト反射波に現れる脈波をあらかじめ設定した第2閾値と比較して、反射強度が当該第2閾値より小さく、かつ、最前部に位置する脈波をノイズとして除去し、残りの脈波のトレッド表面部位側の最前部に位置する脈波の頂部と前記表面反射波の頂部との距離を前記測定工程により測定する請求項1乃至請求項3いずれか記載のトレッド厚さ測定方法。
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