JP2021080642A - トイレ装置 - Google Patents

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綾 長谷川
Aya Hasegawa
綾 長谷川
綾華 森本
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綾華 森本
尾関 重宣
Shigenobu Ozeki
重宣 尾関
大剛 松下
Hirotsuyo Matsushita
大剛 松下
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Abstract

【課題】ケーシングの開口部から水が浸入するのを低減することができるとともに、開口部から水が浸入しても効率よく水を排出させることができるトイレ装置を提供する。【解決手段】ケーシングと、前記ケーシングに設けられた開口部と、前記ケーシングの内部に設けられ吸い込んだ空気を脱臭して前記開口部から排出させる脱臭装置と、を備え、前記開口部は、前記ケーシングの内部から外部に向けて下方に傾斜するルーバを有し、前記脱臭装置は、前記空気が前記開口部に向けて流通する脱臭経路部を有し、前記ケーシングは、前記開口部よりも下方に位置して前記脱臭経路部に連通する排水口を有し、前記脱臭経路部は、前記開口部から内部に浸入した水を前記排水口に導くガイド面部を有することを特徴とするトイレ装置。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的にトイレ装置に関する。
便器内の脱臭を行うことができる脱臭装置をケーシングの内部に備えたトイレ装置が知られている。この脱臭装置は、便器内の空気を吸い込むファンと、ファンとケーシングに設けられた開口部との間を連通する脱臭経路部と、を有している。特許文献1には、ケーシングの開口部から浸入した水を水抜き孔を介してケーシングの底面の隙間から外部へ排出していることが記載されている。
特開2009−167588号公報
特許文献1の脱臭装置では、ケーシング内に浸入した水を排出させる隙間がケーシングの底面に設けられているので、浸入した水の経路が長くなっている。また、浸入した水の経路の周囲には、電気部品などを配置させることができない。従って、ケーシングが大型化してしまう虞がある。
本発明は、上述した課題に鑑み、ケーシングの開口部から水が浸入するのを低減することができるとともに、開口部から水が浸入しても効率よく水を排出させることができるトイレ装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、ケーシングと、前記ケーシングに設けられた開口部と、前記ケーシングの内部に設けられ、吸い込んだ空気を脱臭して前記開口部から排出させる脱臭装置と、を備え、前記開口部は、前記ケーシングの内部から外部に向けて下方に傾斜するルーバを有し、前記脱臭装置は、前記空気が前記開口部に向けて流通する脱臭経路部を有し、前記ケーシングは、前記開口部よりも下方に位置して前記脱臭経路部に連通する排水口を有し、前記脱臭経路部は、前記開口部から内部に浸入した水を前記排水口に導くガイド面部を有することを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、開口部から浸入しようとした水は、下方傾斜したルーバによって勢いが弱められる。従って、脱臭経路部に水が浸入するのを低減できる。さらに、開口部から水が浸入した場合には、水をガイド面部から排水口に導くことができる。従って、浸入した水を効率よく排水口から排出させることができる。その結果、開口部から浸入した水によって脱臭装置が被水することを抑制しつつ、トイレ装置全体の大型化を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記脱臭経路部は、前記ガイド面部と前記排水口との間に形成された窪み部を有することを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、脱臭経路部に浸入した水が窪み部に一時的に溜まるので、脱臭経路部の空気の流れ方向の上流側に水が流入するのを抑制することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記排水口は、水平方向で前記ガイド面部の上端と下端との間に位置していることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、窪み部に流入した水を速やかに排水口から排出させることができる。また、開口部から浸入した水を排出する排出構造をコンパクトにすることができるので、ケーシング内における他の部品の配置の自由度を高めることができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記開口部と前記排水口とが形成された前記ケーシングの側面部は、上方から下方に向けて外側に傾斜した傾斜面部となっており、前記ガイド面部は、少なくとも一部が前記開口部の直下に位置していることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、例えば濡れた雑巾でケーシング(ルーバ)の拭き掃除が行われたとしても、雑巾から染み出て開口部から浸入した水はガイド面部に落下して、速やかに排水口から排出させることができる。また、開口部をより内側に形成することで、開口部に対面するトイレルームの壁面と開口部との距離を大きくすることができる。これにより、開口部から排出される湿気を含んだ空気の影響を受けてトイレルームの壁面が変色したりカビが発生したりすることを抑制することができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記排水口の開口面積は、前記開口部を前記ルーバにより区画されることで形成された複数のルーバ開口の開口面積よりも小さいことを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、排水口の開口面積を複数のルーバ開口の開口面積よりも小さくしているので、排出される空気の多くをルーバ開口に導くことができる。これにより、排水口から排出される空気を低減することができる。また、開口部が排水口よりも内側に形成されている場合には、排水口から排出される湿気を含んだ空気の影響を受けてトイレルームの壁面が変色したりカビが発生したりすることを抑制することができる。
第6の発明は、第2または第3の発明において、前記脱臭経路部は、前記窪み部よりも前記空気の流れ方向の上流側に位置し、上下方向に延びるように形成された堰部を有し、前記堰部は、上端が前記排水口よりも高い位置に設けられていることを特徴とするトイレ装置である。
このトイレ装置によれば、堰部によって脱臭経路部の空気の流れ方向の上流側に水が流入するのを抑制することができる。
本発明によれば、ケーシングの開口部から水が浸入するのを低減することができるとともに、開口部から水が浸入しても効率よく水を排出させることができるトイレ装置が提供される。
実施形態に係るトイレ装置を備えたトイレユニットを表す側面図である。 トイレ装置を備えたトイレユニットを後方からみた背面図である。 トイレ装置を図2中の矢示A−A方向からみた断面図である。 図3中の開口部、ルーバ、排水口を拡大して示す断面図である。
以下、実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るトイレ装置を備えたトイレユニットを表す側面図である。
図1に示すように、トイレユニット1は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)2と、便器2の上面に取り付けられたトイレ装置10と、を備えている。トイレ装置10は、便座12と、便蓋14と、ケーシング20と、を有する。便座12と便蓋14とは、それぞれケーシング20に対して開閉自在に軸支されている。本願明細書においては、開いた状態の便蓋14に背を向けて便座12に座った使用者からみて上方、下方、前方、後方、右側、および左側を、それぞれ、「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「右側方」、および「左側方」とする。
トイレ装置10は、便器2の後方側で上面に取り付けられる。トイレ装置10は、便器2に対して一体的に取り付けてもよいし、便器2に対して着脱可能に取り付けてもよい。トイレ装置10は、内部が空洞のボックス状に形成されたケーシング20と、ケーシング20の内部に設けられ臭気成分を低減する脱臭装置40と、を有する。
また、ケーシング20の内部には、便座12と便蓋14との開閉動作を制御する開閉ユニット、便座12の温度を制御する便座暖房ユニット、人体局部の洗浄を行う洗浄ユニット、およびリモコン等の操作部と通信可能な通信ユニット等が必要に応じて内蔵されている。ケーシング20は、前方側で便座12と便蓋14とを回転可能に軸支する。なお、便蓋14は、トイレ装置10に必要に応じて設けられ、省略可能である。
図2は、トイレ装置を備えたトイレユニットを後方からみた背面図である。
図3は、トイレ装置を図2中の矢示A−A方向からみた断面図である。
図4は、図3中の開口部、ルーバ、排水口を拡大して示す断面図である。
ケーシング20は、外周側を囲む側面部21と、側面部21の上端を閉塞する上面部25と、を有している。ケーシング20の側面部21は、左右方向で対面する左側面板22および右側面板23と、左側面板22と右側面板23との後端側を接続する後側面板24と、を有している。側面部21の後側面板24には、ケーシング20の内部と外部とを連通する開口部26および排水口27を有している。後側面板24は、トイレユニット1を使用する使用者からの死角になるので、開口部26および排水口27を目立たなくすることができ、ケーシング20の意匠性を向上できる。開口部26は、ケーシング20の内部で脱臭装置40の脱臭経路部42に連通しており、脱臭装置40が浄化した空気Fを排出させるためのものである。
開口部26は、後側面板24の上端側に形成されている。一方、排水口27は、開口部26よりも下方に形成されている。開口部26と排水口27とは、ケーシング20に取り付けられる蓋体20aに形成されている。図1に示すように、側面部21の後側面板24は、上面部25の後端から下方に向けて外側(後方)に傾斜する傾斜面部24aと、傾斜面部24aの下端から便器2に向けて下方に延びる延出部24bと、を有している。蓋体20aは、傾斜面部24aに位置している。すなわち、開口部26と排水口27とが形成されたケーシング20の側面部21(後側面板24)は、上方から下方に向けて外側に傾斜した傾斜面部24aとなっている。
ルーバ30は、開口部26に複数個設けられている。図2に示すように、各ルーバ30は、開口部26の内部を左右方向に延びる板体からなり、上下方向に所定の間隔をもって形成されている。また、図3、図4に示すように、各ルーバ30は、ケーシング20の内部から外部に向けて下方に傾斜している。
開口部26は、各ルーバ30により区画されることで形成された複数のルーバ開口26aを有している。図2に示すように、本実施形態では、8個のルーバ開口26aを有している。なお、ルーバ開口26aは、8個に限らず8個以下でも8個以上でもよい。図1に示すように、脱臭装置40により浄化された空気Fは、各ルーバ30間に形成された複数のルーバ開口26aから排出される。すなわち、空気Fは、ルーバ30に沿ってルーバ開口26aから斜め下方に向けて排出される。
また、ケーシング20は、濡れ雑巾などで拭いたり、シャワーなどをかけたりして清掃される場合がある。このような場合には、水がルーバ開口26aから浸入する虞がある。しかし、ルーバ30は、ケーシング20の外部から内部に向けて上り傾斜となっているので、水がケーシング20の内部に浸入し難くなっている。
排水口27は、開口部26よりも下方に設けられている。すなわち、排水口27は、後側面板24の傾斜面部24aの下端側に設けられている。図2に示すように、排水口27は、開口部26の左右方向の長さとほぼ同様の長さに形成され、ケーシング20の内部と外部とを貫通する貫通孔となっている。排水口27は、脱臭装置40の脱臭経路部42に連通して、開口部26(ルーバ開口26a)から脱臭経路部42の内部に浸入した水をケーシング20の外部に排出させるためのものである。
ここで、トイレユニット1の後方には、トイレルームの壁面100が設けられていることが多い。排出される空気Fは、ある程度の湿気を含んでいるので、壁面100に空気Fが接触すると、壁面100が変色したりカビが発生したりする虞がある。そこで、排水口27の開口面積S1は、複数のルーバ開口26aの開口面積S2よりも小さく形成されている。この場合、開口面積S2は、8個のルーバ開口26aの合計面積である。
これにより、排出される空気Fの多くをルーバ開口26aに導くことができ、排水口27から排出される空気Fを低減することができる。開口部26は、後側面板24の傾斜面部24aに設けられているので、壁面100との間の距離L1が排水口27と壁面100との間の距離L2よりも大きくなっている。従って、ルーバ開口26aから排出された空気Fは、壁面100に接触する前に拡散されるので、空気Fによる壁面100への影響を低減させることができる。
脱臭装置40は、ケーシング20の内部に設けられる。脱臭装置40は、吸い込んだ空気を脱臭、浄化して開口部26から排出させる。具体的には、脱臭装置40は、便器2内の空気を吸引する。その後、脱臭装置40は、吸引した空気に含まれる大便臭などの臭気成分を低減させて、脱臭、浄化した空気Fをケーシング20の開口部26(ルーバ開口26a)から外部に排出する。そして、脱臭装置40は、ファン41と、脱臭経路部42と、脱臭触媒48と、を有している。
ファン41は、ケーシング20の内部に位置して、脱臭経路部42の上流側に設けられている。このファン41は、便器2内の空気を吸引する吸い込みファンであり、例えばシロッコファンとなっている。ケーシング20の内部に設けられた制御装置(図示せず)は、例えば使用者が便座12から離れたことを検知したときに、ファン41を所定時間動作させて臭気成分を含んだ空気を脱臭経路部42に吸い込む。
脱臭経路部42は、便器2の内部と開口部26との間を連通している。脱臭経路部42は、ファン41が吸い込んだ空気が開口部26に向けて流通するダクトとなっている。ファン41が吸い込んだ臭い成分を含んだ空気は、脱臭経路部42の途中に設けられた脱臭触媒48により臭い成分が除去され、脱臭された空気Fが開口部26から排出される。
そして、脱臭経路部42は、ファン41と開口部26との間を連通する主経路部42aと、主経路部42aの開口部26側から下方に窪んだ窪み部46と、を有している。主経路部42aは、ファン41により吸い込んだ空気が主に流通する部分である。主経路部42aは、空気の流れ方向の上流側(便器2側)に位置する上流経路部43と、上流経路部43と開口部26との間を接続する下流経路部44と、を有している。窪み部46は、下流経路部44の開口部26側で下流経路部44と排水口27との間を接続している。
上流経路部43は、ケーシング20の内部を前後方向に延びている。上流経路部43の上流端側には、ファン41が設けられている。上流経路部43は、前方から後方に向けて斜め上方に傾斜している。
下流経路部44は、上流経路部43の下流端43aに接続され、開口部26まで延びている。下流経路部44は、脱臭触媒48を着脱可能に取り付ける取付部44aが形成されている。この取付部44aは、開口部26に向けて上向きに傾斜している。これにより、蓋体20aを取り外して脱臭触媒48を交換しやすくしている。
堰部45は、窪み部46よりも空気の流れ方向の上流側に位置し、上下方向に延びるように形成されている。すなわち、脱臭経路部42は、上流経路部43と下流経路部44との間(境界)に堰部45が設けられている。この堰部45は、上流経路部43の底板43bから下流経路部44の底板44bに向けて延びている。すなわち、下流経路部44の底板44bは、上流経路部43の底板43bよりも一段下がった位置に形成されている。これにより、堰部45は、下流経路部44から上流経路部43に向けて水が流れるのを堰き止めすることができる。すなわち、堰部45は、開口部26から浸入した水が上流経路部43を介してファン41に流れるのを抑制することができる。これにより、電気部品であるファン41やファン41の周囲に配設された他の電気部品に水が到達して、ファン41などが故障するのを抑制できる。
また、堰部45は、上端45aが排水口27よりも高い位置に設けられている。これにより、仮に下流経路部44に水が流入したとしても、堰部45によって上流経路部43に水が流入するのを抑制することができる。また、排水口27が堰部45よりも下方に位置しているので、仮に多くの水が堰部45に流れたとしても、排水口27から水が排出されるので、水が上端45aまで上昇するのを遅くすることができる。
窪み部46は、ガイド面部47と排水口27との間に形成される。換言すると、窪み部46は、下流経路部44の取付部44aよりも開口部26側に位置して下流経路部44から下方に凹んでいる。窪み部46は、上端側が下流経路部44に連通して、下端側が排水口27に連通している。なお、窪み部46は、ガイド面部47が窪み部46の一部を構成するようにガイド面部47と排水口27との間に形成されてもよく、ガイド面部47が窪み部46の一部を構成せず、ガイド面部47よりも排水口27側においてガイド面部47と排水口27との間に形成されてもよい。
ここで、図4に示すように、排水口27は、傾斜面部24aに形成されているので、内側から外側に向けて斜め上方に向けて傾斜している。従って、ルーバ開口26aから浸入した水は、排水口27から排出される前に、窪み部46に一時的に貯留される。そして、排水口27まで水が溜まると、排水口27から水が排出される。また、蓋体20aと脱臭経路部42との間には、シール部材50が設けられている。シール部材50は、窪み部46に溜まった水が蓋体20aと脱臭経路部42との間から漏れるのを抑制している。
ガイド面部47は、開口部26(ルーバ開口26a)から内部に侵入した水を排水口27に導く。このガイド面部47は、下流経路部44から下方に延びることにより窪み部46の底板を構成している。具体的には、ガイド面部47は、下流経路部44の底板44bの下流端から排水口27に向けて傾斜している。
図4に示すように、ガイド面部47は、少なくとも一部が開口部26の直下に位置している。これにより、開口部26から垂れ落ちた水は、ガイド面部47から排水口27に導かれる。従って、開口部26から浸入した水を効率よく排水口27から排出させることができる。
また、排水口27は、水平方向でガイド面部47の上端47aと下端47bとの間(図4中のL3の間)に位置している。これにより、窪み部46に流入した水を速やかに排水口27から排出させることができる。また、開口部26から浸入した水を排出する排出構造をコンパクトにすることができるので、ケーシング20内における他の部品の配置の自由度を高めることができる。
本実施形態によるトイレ装置10は、上述の如き構成を有するもので、次に排水口27、ルーバ30、窪み部46、およびガイド面部47の作用について説明する。
トイレ装置10のケーシング20は、例えば濡れ雑巾で水拭きされたり、シャワーなどにより直接水がかけられたりして清掃がなされる。この場合、ケーシング20の内部には、種々の電気部品が搭載されているので、ケーシング20の内部に水が浸入するのは好ましくない。しかし、ケーシング20には、大便臭などの臭い成分を浄化して排出させるための開口部26が設けられている。
ここで、上述した従来技術では、ケーシング内に浸入した水を排出させるための排出経路と排水口とを設けている。しかし、従来技術では、排水口がケーシングの底面に設けられているので、浸入した水の経路が長くなっている。また、浸入した水の経路の周囲には、電気部品などを配置させることができない。従って、ケーシングが大型化してしまう虞がある。
そこで、本実施形態では、ケーシング20と、ケーシング20に設けられた開口部26と、ケーシング20の内部に設けられ、吸い込んだ空気を脱臭して開口部26から排出させる脱臭装置40と、を備え、開口部26は、ケーシング20の内部から外部に向けて下方に傾斜するルーバ30を有し、脱臭装置40は、空気が開口部26に向けて流通する脱臭経路部42を有し、ケーシング20は、開口部26よりも下方に位置して脱臭経路部42に連通し開口部26から脱臭経路部42の内部に浸入した水を外部に排出させる排水口27を有し、脱臭経路部42は、開口部26から内部に浸入した水を排水口27に導くガイド面部47を有している。
この場合、開口部26は、ケーシング20の内部から外部に向けて下方に傾斜するルーバ30を有している。これにより、ケーシング20の外部から内部に向けてはルーバ30が上り傾斜となるので、ケーシング20の内部に水が浸入するのを低減できる。
一方、開口部26から水が浸入した場合には、水をガイド面部47から排水口27に導くことができる。従って、浸入した水を効率よく排水口27から排出させることができる。その結果、開口部26から浸入した水によって脱臭装置40が被水することを抑制しつつ、トイレ装置10全体の大型化を抑制することができる。
また、脱臭経路部42は、空気の流れ方向の上流側に位置する上流経路部43と、上流経路部43と開口部26との間を接続する下流経路部44と、下流経路部44の開口部26側で下流経路部44と排水口27との間を接続する窪み部46と、を有している。
これにより、下流経路部44の下方に位置する窪み部46に浸入した水が一時的に溜まるので、脱臭経路部42の上流経路部43側に水が流入するのを抑制することができる。
また、ガイド面部47は、下流経路部44から下方に延びることにより窪み部46の底板を構成しており、排水口27は、水平方向でガイド面部47の上端47aと下端47bとの間に位置している。
これにより、窪み部46に流入した水を速やかに排水口27から排出させることができる。また、開口部26から浸入した水を排出する排出構造をコンパクトにすることができるので、ケーシング20内における他の部品の配置の自由度を高めることができる。
また、開口部26と排水口27とが形成されたケーシング20の側面部21(後側面板24)は、上方から下方に向けて外側に傾斜した傾斜面部となっており、ガイド面部47は、少なくとも一部が開口部26の直下に位置している。
これにより、例えば濡れた雑巾でケーシング20(ルーバ30)の拭き掃除が行われたとしても、雑巾から染み出て開口部26から浸入した水はガイド面部47に落下して、速やかに排水口27から排出させることができる。また、開口部26をより内側に形成することで、トイレルームの壁面100と開口部26との距離を大きくすることができる。これにより、開口部26から排出される湿気を含んだ空気Fの影響を受けてトイレルームの壁面100が変色したりカビが発生したりすることを抑制することができる。
また、排水口27の開口面積S1は、開口部26をルーバ30により区画されることで形成された複数のルーバ開口26aの開口面積S2よりも小さくなっている。これにより、排出される空気Fの多くをルーバ開口26aに導くことができる。従って、排水口27から排出される空気Fを低減することができる。また、排水口27から排出される湿気を含んだ空気Fの影響を受けてトイレルームの壁面100が変色したりカビが発生したりすることを抑制することができる。
また、脱臭経路部42は、上流経路部43の底板43bから下流経路部44の底板44bに向けて下方に延びることにより下流経路部44から上流経路部43に向けて水が流れるのを堰き止める堰部45を有し、堰部45は、上端45aが排水口27よりも高い位置に設けられている。
これにより、仮に下流経路部44に水が流入したとしても、堰部45によって上流経路部43に水が流入するのを抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、開口部26と排水口27とをケーシング20の後側面板24に設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば開口部と排水口とをケーシング20の左側面板22または右側面板23に設けてもよい。
また、上述した実施形態では、開口部26と排水口27とを後側面板24の傾斜面部24aに設けた場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば開口部と排水口とをケーシング20の傾斜していない側面部21に設けてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、トイレ装置が備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 トイレユニット、 2 便器、 10 トイレ装置、 12 便座、 14 便蓋、 20 ケーシング、 20a 蓋体、 21 側面部、 22 左側面板、 23 右側面板、 24 後側面板、 24a 傾斜面部、 24b 延出部、 25 上面部、 26 開口部、 26a ルーバ開口、 27 排水口、 30 ルーバ、 40 脱臭装置、 41 ファン、 42 脱臭経路部、 42a 主経路部、 43 上流経路部、 43a 下流端、 43b 底板、 44 下流経路部、 44a 取付部、 44b 底板、 45 堰部、 45a 上端、 46 窪み部、 47 ガイド面部、 47a 上端、 47b 下端、 48 脱臭触媒、 50 シール部材、 100 壁面、 F 空気、 S1 排水口の開口面積、 S2 ルーバ開口の開口面積

Claims (6)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシングに設けられた開口部と、
    前記ケーシングの内部に設けられ、吸い込んだ空気を脱臭して前記開口部から排出させる脱臭装置と、を備え、
    前記開口部は、前記ケーシングの内部から外部に向けて下方に傾斜するルーバを有し、
    前記脱臭装置は、前記空気が前記開口部に向けて流通する脱臭経路部を有し、
    前記ケーシングは、前記開口部よりも下方に位置して前記脱臭経路部に連通する排水口を有し、
    前記脱臭経路部は、前記開口部から内部に浸入した水を前記排水口に導くガイド面部を有することを特徴とするトイレ装置。
  2. 前記脱臭経路部は、前記ガイド面部と前記排水口との間に形成された窪み部を有することを特徴とする請求項1に記載のトイレ装置。
  3. 前記排水口は、水平方向で前記ガイド面部の上端と下端との間に位置していることを特徴とする請求項2に記載のトイレ装置。
  4. 前記開口部と前記排水口とが形成された前記ケーシングの側面部は、上方から下方に向けて外側に傾斜した傾斜面部となっており、
    前記ガイド面部は、少なくとも一部が前記開口部の直下に位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  5. 前記排水口の開口面積は、前記開口部を前記ルーバにより区画されることで形成された複数のルーバ開口の開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のトイレ装置。
  6. 前記脱臭経路部は、前記窪み部よりも前記空気の流れ方向の上流側に位置し、上下方向に延びるように形成された堰部を有し、
    前記堰部は、上端が前記排水口よりも高い位置に設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のトイレ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009062737A (ja) * 2007-09-06 2009-03-26 Toto Ltd 便座装置
JP2017044033A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 株式会社Lixil 便器装置

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