JP2021080189A - 水性ゲル状化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キサンタンガムによるゲル状態が均一で、色むらがなく、保存安定性に優れるとともに、塗布時に肌上で垂れ落ちず、化粧持ちに優れた、水性ゲル状化粧料を提供すること。【解決手段】 本発明の水性ゲル状化粧料は、(A)キサンタンガムと、(B)カルボキシルビニルポリマーおよび、またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーと、(C)皮膜形成性ポリマーエマルションキサンタンガムと、(D)色材と、を含有する水性ゲル状化粧料であって、前記(A)成分と(B)成分の質量比A/Bが、1〜20である。【選択図】 なし

Description

本発明は、水性ゲル状化粧料に関する。
水と色材とゲル化剤とが配合された水性ゲル状化粧料は、高粘度のため塗布時に液垂れせず、塗布しやすく、チーク、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、リップグロスなどの種々のメイクアップ化粧料や、顔や身体にペイントするボディ用ペイント化粧料に利用される。ゲル化剤の中でも、天然高分子のキサンタンガムは増粘剤、ゲル化剤等として広く用いられており、粘度安定性が良好であることが知られている。
ところで水性化粧料は汗などの水分に弱く、化粧持ちに乏しい。その解決手法のひとつに皮膜形成剤の配合がある。下記特許文献1には、ポリビニルアルコールを配合した水性フェースペイント、特許文献2にはベタイン型アクリル系両性樹脂配合の液状化粧料、特許文献3には、皮膜形成性エマルション配合の水性メイクアップ化粧料が開示されている。しかしながら、ポリビニルアルコールは水に溶解するため化粧持ちが不十分である。またベタイン型アクリル系両性樹脂を用いると、化粧もちの効果はあるものの、化粧膜が強固で肌が突っ張ったような感覚を与えてしまう。一方で上記特許文献3のように皮膜形成性ポリマーエマルションが使用性や化粧もちに優れていることはよく知られている。しかしながら、キサンタンガムを配合した水性ゲル状化粧料に皮膜形成性ポリマーエマルションを配合すると、ゲルが均一化せず色むらが発生する問題が明らかになった。
特開平7−258037号公報 特開平5−295292号公報 特開2008−56607号公報
本発明の目的は、ゲルの均一化と、塗布時に肌上で垂れ落ちず、化粧持ちや使用感に優れ、キサンタンガムの増粘性を利用した安定な水性ゲル状化粧料を提供することにある。
本発明者らは鋭意検討の結果、キサンタンガムと、特定の合成高分子とを組み合わせることにより、皮膜形成性ポリマーエマルションを配合した場合であっても、安定性に優れた均一なゲル状態を保持することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、(A)キサンタンガムと、(B)カルボキシルビニルポリマーおよび、またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーと、(C)皮膜形成性ポリマーエマルションと、(D)色材と、を含有する水性ゲル状化粧料であって、前記(A)と前記(B)の質量比A/Bが、1〜20である、水性ゲル状化粧料を提供する。
本発明によれば、ゲルの均一化と、塗布時に肌上で垂れ落ちず、化粧持ちや使用感に優れ、キサンタンガムの増粘性を利用した安定な水性ゲル状化粧料を提供することができる。
本実施形態の水性ゲル状化粧料は、(A)キサンタンガムと(以下、(A)成分ということもある)、(B)カルボキシルビニルポリマーおよび、またはアルキル変性カルボキシビニルポリマー(以下、(B)成分ということもある)と、(C)皮膜形成性エマルションと(以下、(C)成分ということもある)、(D)色材(以下、(D)成分ということもある)を含有する。
なお、本明細書において水性とは、少なくとも水が含まれていることを意味する。水性化粧料には、水以外にエタノール等の炭素数1〜5の低級アルコールが更に含まれていてもよい。低級アルコールの含有量は、化粧料基準で20%質量以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、5質量%以下がさらに好ましい。
本実施形態の水系液状化粧料における水の含有量は、化粧料全量基準で、30〜95質量%が好ましく、50〜90質量%がより好ましく、60〜85質量%がさらに好ましい。
また、本明細書においてゲル状とは、25℃における粘度が1000〜100000mPa・sであることを意味する。
なお、上記の粘度は、25℃の試料について、B型粘度計を用いて、下記の条件で測定した値を意味する。
5〜50mPa・s:BLアダプタ、回転数12rpm
50〜500mPa・s:ローターNo.1、回転数12rpm
250〜2500mPa・s:ローターNo.2、回転数12rpm
1000〜10000mPa・s:ローターNo.3、回転数12rpm
5000〜50000mPa・s:ローターNo.4、回転数12rpm
50000〜100000mPa・s:ローターNo.6、回転数12rpm
[(A)キサンタンガム]
キサンタンガムは、多糖類系高分子の1種で、増粘剤として、通常化粧品に配合される。本発明に用いるキサンタンガムは、通常化粧品に配合されるキサンタンガムであればよい。
本実施形態の水性ゲル状化粧料における(A)成分の含有量は、化粧料全量基準で、0.2〜3質量%であることが好ましく、0.5〜2質量%であることがより好ましく、0.7〜1.5質量%であることが更に好ましい。キサンタンガムの含有量がこのような範囲にあると、液だれせずに塗布でき、保存安定性に優れた化粧料が得られやすくなる。
[(B)カルボキシルビニルポリマーおよび、またはアルキル変性カルボキシビニルポリマー]
本発明に用いる(B)成分は、なめらかで均一なゾルにするためとして含有される。カルボキシビニルポリマーは、カルボマー、またはカーボポールとも称される。アルキル変性カルボキシビニルポリマーは、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、または(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10−30))クロスポリマーとも称される。これらのカルボキシビニルポリマーやアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、通常、ゲル化剤として化粧料に用いられるものであるが、本発明では、成分(A)キサンタンガムと成分(C)皮膜形成性ポリマーエマルションによって引き起こされるゾルの不均一化を抑制することができ、従来のゲル化剤としての使用目的とは全く異なるものである。
(B)成分は、市販品を用いることができる。カルボキシビニルポリマーの市販品としては、例えば、NTC−CARBOMER(Guahgzhou Tinci silicone technology社製、製品名)、AQUPECシリーズ(住友精化社製、製品名)などが挙げられる。アルキル変性カルボキシビニルポリマーの市販品としては、例えば、PEMULEN TR−1、TR−2(日光ケミカルズ社製、製品名)、Carbopol 1342、1382、ETD2020、Ultrez21、Ultrez20ポリマー(日光ケミカルズ社製、製品名)などが挙げられる。
(B)成分は中和剤で中和されていてもよい。中和剤としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、塩基性アミノ酸、水酸化アンモニウム、(モノ、ジ、トリ)エタノールアミン、(モノ、ジ、トリ)イソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオール、モノエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミンなどが挙げられる。
(B)成分は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本実施形態の水性ゲル状化粧料における(B)成分の含有量は、化粧料全量基準で、0.01〜3質量%であることが好ましく、0.05〜2質量%であることがより好ましく、0.1〜1質量%であることが更に好ましい。(B)成分の含有量がこのような範囲にあると、均一な外観が得られ、またぬるつきのない使用感となる。
本実施形態の水性ゲル状化粧料における(A)成分と(B)成分の質量比A/Bは、1〜20であることが好ましく、2〜10であることがより好ましく、2.5〜5であることが更に好ましい。質量比がこの範囲にあると、均一な外観が得られ、色むらのない水性ゲル状化粧料が得られる。
[(C)皮膜形成性ポリマーエマルション]
(C)成分は、化粧膜の二次付着防止や耐水性を付与する目的で配合することができ、皮膜形成性ポリマーエマルションに含まれるポリマーとしては、(メタ)アクリル酸アルキルモノマーを構成単位として含む水に不溶の重合体若しくは共重合体が挙げられる。共重合体の構成単位としては、酢酸ビニルモノマー、スチレンモノマーなどが挙げられる。共重合体の場合、ランダム共重合体であっても、グラフト共重合体であっても、ブロック共重合体であっても、コア・シェル型共重合体であってもよい。
(C)成分の具体例としては、アクリル酸アルキル共重合体エマルション、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション、アクリル酸アルキル・酢酸ビニル共重合体エマルション等が挙げられる。なお、ここでいうアクリル酸アルキルには、メタクリル酸アルキルも包含される。皮膜形成性ポリマーエマルションは、水を媒体とし、固形分濃度が30〜60質量%のものを用いることができる。
(C)成分は市販品を用いることができる。アクリル酸アルキル共重合体エマルションとしては、ヨドゾールGH800F(アクゾノーベル社製、製品名、固形分濃度45質量%)、ヨドゾールGH810F(アクゾノーベル社製、製品名、固形分濃度46質量%)、ヨドゾールGH34F(アクゾノーベル社製、製品名、固形分濃度42質量%)、ダイトゾール5000SJ(大東化成工業社製、製品名、固形分濃度50質量%)などが挙げられる。アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルションとしては、ヨドゾールGH41F(アクゾノーベル社製、製品名、固形分濃度45質量%)、ダイトゾール5000STY(大東化成工業社製、製品名、固形分濃度50質量%)、エマポリーCE−119N(日光ケミカルズ株式会社販売、製品名)などが挙げられる。アクリル酸アルキル・酢酸ビニル共重合体エマルションとしては、ビニゾール2140L(大同化成工業社製、製品名、固形分濃度45質量%)などが挙げられる。
(C)成分は1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本実施形態の水性ゲル状化粧料における(C)成分の含有量は、化粧料全量を基準として、固形分濃度換算で1.5〜20質量%であることが好ましく、3〜17質量%であることがより好ましく、5〜15質量%であることが更に好ましい。皮膜形成性ポリマーエマルションの含有量が上記の範囲にあると、化粧持ちが十分で、なおかつメイク除去時には容易に水洗で落とすことができる。
[(D)色材]
本発明に用いられる色材は水溶性染料であっても、顔料であってもよく、それらを混合してもよい。
本発明に用いる水溶性染料としては、例えば、染料にはアゾ系染料、キサンテン系染料、キノリン系染料、トリフェニルメタン系染料、アンスラキノン系染料等が挙げられ、化粧品用・医薬部外品・医薬品で許可されているもので水溶性のものであればいずれでもよい。例えば、赤色120号、黄色4号、黄色5号、赤色201号、赤色227号、だいだい色205号、かっ色210号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号、だいだい色402号、黄色402号、黄色406号、黄色407号、赤色213号、赤色214号、赤色3号、赤色104号、赤色105号の(1)、赤色106号、緑色2号、緑色3号、だいだい色207号、黄色202号の(1)、黄色202号の(2)、青色202号、青色203号、青色205号、青色2号、黄色203号、青色201号、緑色201号、青色1号、赤色230号の(1)、赤色231号、赤色232号、緑色204号、緑色205号、赤色401号、黄色403号の(1)、緑色401号、緑色402号、黒色401号、紫色401号等の少なくとも1種が挙げられ、これらの水溶性染料を、単独で、または、組み合わせることなどにより、ダークな色調から鮮やかな色調まで幅広く調整することができる。
本実施形態の水性ゲル状化粧料における水溶性染料の含有量は、化粧料全量基準で、0.001〜2質量%であることが好ましく、0.01〜1.5質量%であることがより好ましく、0.05〜1質量%であることが更に好ましい。水溶性染料の含有量がこのような範囲にあると、発色効果が十分に発揮され、ティント機能といった化粧料除去後の着色効果も得られる。
本発明に用いる顔料としては、カーボンブラック、黒酸化鉄、ベンガラ、黄酸化鉄、酸化コバルト、酸化クロム、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛等の無機顔料、赤色228号、赤色226号、青色404号、赤色202号、黄色4号アルミニウムレーキ、カルミン酸アルミニウムレーキ等の有機性着色顔料、雲母チタン、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等のパール顔料などが挙げられる。
本実施形態の水性ゲル状化粧料における顔料の含有量は、化粧料全量基準で、0.001〜20質量%であることが好ましく、0.01〜10質量%であることがより好ましく、0.01〜3質量%であることが更に好ましい。顔料の含有量がこのような範囲にあると、着色効果が十分に発揮される。
本実施形態の水性ゲル状化粧料のpHは、肌へ直接塗布することから、例えば、5〜8が好ましく、5.5〜7.5であることがより好ましい。pHはpH調整剤により調整することができる。
本実施形態の水性ゲル状化粧料は界面活性剤を含んでいてもよい。界面活性剤としては、親水性ノニオン界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等を用いることができる。
親水性ノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル及び、それらのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリセリン変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーンなどが挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、スルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリアスパラギン酸塩などが挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩などが挙げられる。両性界面活性剤としては、レシチン、カルボベタイン型両性界面活性剤、スルホベタイン型両性界面活性剤、アミノ酸型両性界面活性剤などが挙げられる。
本実施形態に係る水性ゲル状化粧料には、上記の各成分の他に通常化粧品に使用される他の成分、例えば、油剤、保湿剤、(A)成分以外の粘度調整剤、防腐剤、キレート剤、紫外線吸収剤、ビタミン類、美容成分、酸化防止剤、香料、(D)成分以外の色材等を必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
本実施形態の水性ゲル状化粧料は、25℃における粘度が1000〜100000mPa・sであることが好ましく、3000〜20000mPa・sであることが、液だれせず塗布でき、ムラのない化粧膜を得られ、保存安定性の観点から好ましい。
本実施形態に係る水性ゲル状化粧料は、上述した(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分及び水、並びに必要に応じてその他の成分を溶解又は分散し、均一に攪拌・混合することにより製造することができる。
本実施形態に係る水性ゲル状化粧料は、チーク、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、リップグロスなどのメイクアップ化粧料や、顔、腕、乳頭などのボディペイント用化粧料として用いることができる。
本実施形態に係る水性ゲル状化粧料は化粧品に使用される公知の製品形態で利用することができる。所定の容器としては、ボトル、チューブ、ジャー、パウチ容器、ペンタイプなどが挙げられる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<水性ゲル状化粧料の製法>
(実施例1〜4、比較例1〜7)
表1、2に示される各成分を同表中に示す割合(質量%)で、ディスパーにて混合し、水性ゲル状化粧料をそれぞれ得た。なお、表中のポリマーエマルションおよびベタイン型アクリル系両性樹脂の値はそれぞれエマルション固形分の配合量である。また、アミノメチルプロパノールは50%水溶液での配合量を示す。
なお、表1、2に示される各成分の詳細は、下記のとおりである。
カルボマー *1:AQUPEC HV−505E(住友精化社製、製品名)
カルボマー *2:NTC−CARBOMER381(Guahgzhou Tinci silicone technology社製、製品名)
アルキル変性カルボキシビニルポリマー:「PEMULEN TR−1」(日光ケミカルズ社製、製品名)
(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー:「SEPINOV EMT 10」(SRPPIC S.A.社製、製品名)
アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション:「ダイトゾール 5000STY」(大東化成工業社製、製品名、固形分濃度50質量%)
アクリル酸アルキル共重合体エマルション:「ダイトゾール 5000SJ」(大東化成工業社製、製品名、固形分濃度50質量%)
ベタイン型アクリル系両性樹脂:「ユカフォーマー202」(三菱化学社製、製品名)
<水性ゲル状化粧料の粘度>
25℃の試料について、B型粘度計を用いて、下記の条件で粘度を測定した。なお、測定時間は1分間とした。
5〜50mPa・s:BLアダプタ、回転数12rpm
50〜500mPa・s:ローターNo.1、回転数12rpm
250〜2500mPa・s:ローターNo.2、回転数12rpm
1000〜10000mPa・s:ローターNo.3、回転数12rpm
5000〜50000mPa・s:ローターNo.4、回転数12rpm
50000〜100000mPa・s:ローターNo.6、回転数12rpm
<水性ゲル状化粧料の評価>
(ゲルの均一性)
ガラス管に試料を入れて、25℃の環境下で1日放置し、ゲルの状態を目視で確認し、下記評価基準でゲルの安定性を評価した。
[評価基準]
○:ゲルの状態が初期から変化無し。
×:ゲルの状態が分離、色変化などが確認できる。
(保存安定性)
ガラス管に試料を入れて、25℃環境下で1週間放置した後、B型粘度計で粘度を測定し、下記評価基準で評価した。
[評価基準]
○:初期値との粘度の差の絶対値が、初期値の15%未満
×:初期値との粘度の差の絶対値が、初期値の15%以上
(使用性及び使用感:塗りやすさ、乾燥後の突っ張り感のなさ、化粧持ち)
化粧品評価専門パネル20名に、水性ゲル状化粧料のサンプルを腕に使用してもらい、塗りやすさ、乾燥後の突っ張り感のなさ、化粧持ちについて、各自が以下の評価基準に従って5段階評価を行いサンプル毎に評点を付し、更に全パネルの評点の平均点を以下の基準に従って判定した。
[評価基準]
5点:非常に良い
4点:良い
3点:普通
2点:悪い
1点:非常に悪い
[判定基準(評点の平均点)]
◎:4以上
○:3以上4未満
△:2以上3未満
×:2未満試験者
Figure 2021080189
Figure 2021080189
(実施例5)
(成分) (配合割合(質量%))
1.カルボマー *1 0.2
2.キサンタンガム 1.0
3.水酸化カリウム 0.18
4.黒酸化鉄 0.1
5.カーボンブラック 0.01
6.ベンガラ 0.1
7.黄酸化鉄 0.1
8.酸化チタン 0.1
9.アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション 10.0
10.ブチレングリコール 5.0
11.ジプロピレングリコール 3.0
12.ステアリン酸PEG−40 1.0
13.フェノキシエタノール 0.5
14.デヒドロ酢酸Na 0.2
15.クエン酸 0.01
16.クエン酸Na 0.04
17.水 残余
各成分の詳細は上記と同様である。
<製法>
1〜17の成分をディスパーにて混合し、水性ゲル状化粧料を得た。
<評価>
得られた水性ゲル状化粧料について、上記と同様の評価を行ったところ、粘度6,000mPa・s、ゲルの均一性「○」、ゲルの均一性「○」、粘度安定性「○」、使用性及び使用感(塗りやすさ「◎」、乾燥後の突っ張り感のなさ「○」、化粧持ち「◎」)の結果であった。

Claims (5)

  1. (A)キサンタンガムと、(B)カルボキシルビニルポリマーおよび、またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーと、(C)皮膜形成剤ポリマーエマルションと、(D)色材と、を含有する水性ゲル状化粧料であって、
    前記(A)成分と(B)成分の質量比A/Bが、1〜20である、水性ゲル状化粧料。
  2. 前記(B)成分の含有量が、水性ゲル状化粧料を基準として0.05〜3質量%である、請求項1に記載の水性ゲル状化粧料。
  3. 前記(D)成分が水溶性染料である、請求項1または2に記載の水性ゲル状化粧料。
  4. 25℃における粘度が、1000〜100000mPa・sである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の水性ゲル状化粧料。
  5. 25℃におけるpHが5〜8である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の水性ゲル状化粧料。
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