JP2021079678A - 印刷データ生成装置、プログラムおよびフォント選択方法 - Google Patents

印刷データ生成装置、プログラムおよびフォント選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】様々な文字修飾に対応して文字修飾の効果を反映した印刷を可能とする。【解決手段】印刷データ生成装置(印刷装置100)は、第1、第2のフォントのフォントデータ121を記憶する記憶部120を備える。印刷データ生成装置の生成部(印刷データ生成部111)は、フォントが指定された文字を含む印刷データについて、記憶部120に当該フォントが記憶されていない場合、当該文字に対して、輪郭領域と内部領域とが異なる修飾設定ならば、第1のフォントを選択する。また、生成部は、修飾設定がされていないならば、第2のフォントを選択する。続いて生成部は、選択した第1のフォントまたは第2のフォントを用いて、前記文字をラスタライズする。【選択図】図4

Description

本発明は、印刷データ生成装置、プログラムおよびフォント選択方法に関する。
文書をワードプロセッサソフトウェアで作成する際に、様々なフォントが利用でき、さらに文字の修飾ができるようになっている。しかしながら、フォントによっては修飾により文字が読みにくくなる。特許文献1には、「所定サイズ以下の明朝体書体にストライプ修飾を施した際に、ゴシック書体にて表示することにより、修飾状態を正しく表示すること」を可能とする文書処理装置が記載されている。
特開平7−219940号公報
プリンタや複合機などの印刷装置は、印刷ジョブで指定されるフォントや文字修飾に基づいて、文字(テキスト)を画像化(ラスタライズ)して印刷する。印刷装置は、印刷ジョブに指定される全てのフォントのデータを記憶(保持)しているとは限らない。保持していないフォントが印刷ジョブに指定された場合には、印刷装置は、文字の形状が類似している代替フォントを用いて印刷する。一方、グラフィックデザインソフトウェアに限らずワードプロセッサソフトウェアにおいても文字の修飾機能が高度化しており、ストライプ修飾に限らず、文字に輪郭をつける、輪郭と内部で色や模様が異なる、立体表現にするなど、様々な修飾(文字修飾)が可能となっている。
印刷装置に印刷ジョブに指定されたフォントがなく、代替フォントに対して文字修飾をそのまま施すと、内部領域が細くなる部分があり、文字が読みづらくなったり、修飾の効果が低くなったりする場合がある。特許文献1に記載の文書処理装置では、ストライプ修飾を行った結果、横方向の文字の線が消える場合にフォントを変更している。しかしながら、輪郭付与や立体表現など様々な高度な修飾についての考慮はされていない。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、様々な文字修飾に対応して文字修飾の効果を反映した印刷を可能とする印刷データ生成装置、プログラムおよびフォント選択方法を提供することを課題とする。
(1)少なくとも第1、第2のフォントを記憶する記憶部と、フォントが指定された文字を含む印刷データについて、前記記憶部に当該フォントが記憶されていない場合、前記文字に対して、輪郭領域と内部領域とが異なる修飾設定ならば、前記第1のフォントを選択し、前記修飾設定がされていないならば、前記第2のフォントを選択し、選択した前記第1のフォントまたは前記第2のフォントを用いて、前記文字をラスタライズする生成部とを備える印刷データ生成装置。
(2)前記修飾設定とは、前記文字を立体表現する設定である(1)に記載の印刷データ生成装置。
(3)前記修飾設定とは、前記輪郭領域が第1の色または第1の濃度でラスタライズされ、前記内部領域が第2の色または第2の濃度でラスタライズされる設定である(1)または(2)に記載の印刷データ生成装置。
(4)前記修飾設定とは、前記輪郭領域が第1のパターンでラスタライズされ、前記内部領域が第2のパターンでラスタライズされる(1)〜(3)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(5)前記記憶部は、前記印刷データに指定されたフォントに対する前記第1のフォントを関連付けた代替フォントテーブルを記憶し、前記生成部は、前記第1のフォントを、前記代替フォントテーブルを参照して決定する(1)〜(4)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(6)前記生成部は、前記印刷データに含まれる文字を前記第2のフォントを用いてラスタライズを行い、前記修飾設定された文字については、当該文字の全体領域に対する前記内部領域の割合が所定値以下の場合には、第1のフォントを選択する(1)〜(5)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(7)前記生成部は、前記印刷データに含まれる文字を前記第2のフォントを用いてラスタライズを行い、前記修飾設定された文字については、当該文字の内部領域の最小幅が所定値以下の場合には、第1のフォントを選択する(1)〜(6)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(8)前記生成部は、前記第1のフォントを選択してラスタライズを行う場合に、前記印刷データと同じ文字配置になるように文字のサイズ、幅、文字間隔、および行間隔のうち1つ以上を調整する(1)〜(7)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(9)操作部を備え、前記生成部は、前記操作部で指定された文字、ページ、文書、または前記印刷データに含まれる文書全体に対して、前記第1のフォントを用いてラスタライズする(1)〜(8)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(10)前記生成部は、前記印刷データの一部をラスタライズし、前記印刷データ生成装置または前記印刷データ生成装置とは異なる装置に備わる表示部に、前記生成部がラスタライズした結果を表示させるプレビュー制御部をさらに備える(1)〜(8)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(11)前記生成部は、複数のフォントが、前記第1のフォントとして用いることが可能な場合、当該複数のフォントで前記印刷データの一部をラスタライズし、前記印刷データ生成装置または前記印刷データ生成装置とは異なる装置に備わる表示部に、前記生成部がラスタライズした結果を表示させるプレビュー制御部をさらに備える(1)〜(8)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(12)操作部をさらに備え、前記プレビュー制御部は、前記表示部に表示された前記生成部がラスタライズした結果の印刷指示を前記操作部から受け付けると、前記生成部に前記印刷データの全部のラスタライズを指示する(10)または(11)に記載の印刷データ生成装置。
(13)前記生成部は、第1のフォントを文字のサイズに応じて選択する(1)〜(12)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(14)前記生成部は、第1のフォントをラスタライズした結果の解像度に応じて選択する(1)〜(13)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(15)前記生成部は、前記輪郭領域の幅を前記印刷データに指定された幅から変更する(1)〜(14)の何れか1つに記載の印刷データ生成装置。
(16)前記輪郭領域の幅は、文字のサイズに応じて前記印刷データに指定された幅から所定の割合で減じた幅である(15)に記載の印刷データ生成装置。
(17)前記輪郭領域の幅は、文字のサイズに応じた所定の幅である(15)に記載の印刷データ生成装置。
(18)コンピュータを(1)〜(17)のうち何れか1項に記載の印刷データ生成装置として機能させるためのプログラム。
(19)印刷データ生成装置のフォント制御方法であって、フォントが指定された文字を含む印刷データについて、記憶部に当該フォントが記憶されていない場合、前記文字に対して、輪郭領域と内部領域とが異なる修飾設定ならば、第1のフォントを選択し、前記修飾設定がされていないならば、第2のフォントを選択し、選択した前記第1のフォントまたは前記第2のフォントを用いて、前記文字をラスタライズするステップを実行するフォント選択方法。
本発明によれば、様々な文字修飾に対応して文字修飾の効果を反映した印刷を可能とする印刷データ生成装置、プログラムおよびフォント選択方法を提供することができる。
利用者が指定したフォントにおける輪郭が施された文字を示す図である。 従来技術の代替フォントにおける輪郭が施された文字を示す図である。 本実施形態に係る再代替フォントにおける輪郭が施された文字を示す図である。 本実施形態に係る印刷装置の機能ブロック図である。 本実施形態に係る代替フォントテーブルのデータ構成図である。 本実施形態に係るPanose値テーブルのデータ構成図である。 本実施形態に係るフォント選択処理を含む印刷処理のフローチャートである。 本実施形態の変形例に係るサイズ別代替フォントテーブルのデータ構成図である。 本実施形態の変形例に係る解像度別代替フォントテーブルのデータ構成図である。 本実施形態の変形例に係る立体表現の文字修飾が施された文字を示す図である。 本実施形態の変形例に係る立体表現で斜線模様の文字修飾が施された文字を示す図である。 本実施形態の変形例に係る立体表現で内部領域の下側に輪郭領域があり、内部領域は灰色で輪郭領域は市松模様である文字修飾が施された文字を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(実施形態)における印刷装置を説明する。印刷装置は、印刷ジョブ(印刷データ)に含まれる文字(テキスト)やグラフィックスデータをラスタライズ(画像化)して印刷する。文字については、印刷ジョブのなかで文字そのものの他に、位置やフォント、修飾などが指定(設定)される場合がある。
フォントは文字の書体であり、代表的なフォントとして明朝体やゴシック体がある。印刷装置は、指定されたフォントに従って文字をラスタライズする。印刷装置に指定されたフォントのデータがなければ(フォントのデータを記憶していなければ)類似するフォント(代替フォントとも記す)を用いてラスタライズする。
文字の修飾(文字修飾)には、輪郭を付与するもの(後記する図1参照)、立体表現するもの(後記する図10参照)などがある。輪郭をつけると、輪郭の内側の領域(内部領域とも記す)が細くなり(幅が狭くなり)、文字が読みにくくなる場合がある。このような問題は、指定されたフォントがなく、代替フォントを用いた場合に発生する。
本実施形態の印刷装置は、文字が読みにくくなると判断した文字を代替フォントとは異なるフォント(再代替フォントとも記す)を用いてラスタライズして印刷する。以下では、輪郭付き文字、読みにくい輪郭付き文字、再代替フォントを用いた輪郭付き文字を説明した後に印刷装置の構成を示す。なお、修飾された文字のラスタライズに用いられるフォントを第1のフォント、修飾のない文字のラスタライズに用いられるフォントを第2のフォントとも記す。
≪文字修飾(輪郭付与)の概要≫
図1は、利用者が指定したフォントにおける輪郭が施された文字200を示す図である。「A」の文字200は、輪郭領域201および、その内側の内部領域202からなる。印刷装置100(後記する図4参照)が、利用者指定のフォントを記憶している場合には、当該フォントを用いてラスタライズして印刷する。印刷装置100が、利用者指定のフォントを記憶していない場合には、代替フォントを用いてラスタライズして印刷する。
図2は、従来技術の代替フォントにおける輪郭が施された文字210を示す図である。文字210において、従来技術の代替フォントであっても修飾設定がなく、輪郭がなければ、「A」の横線の幅215は、文字210を読むのに十分な長さである。しかしながら、輪郭が付与されると、内部領域212のうちで横線の部分213の幅214は狭くなってしまい、文字210が読みづらくなってしまう。このような場合、印刷装置100は、再代替フォントを用いる。
図3は、本実施形態に係る再代替フォントにおける輪郭が施された文字220を示す図である。文字220の再代替フォントは、文字200の利用者指定のフォントや文字210の代替フォントと比べて、文字幅が広く、横線の幅が広くなっているフォントである。文字210と比べて、内部領域222のうちで横線の部分223の幅224は、文字220を読むのに十分な長さとなっている。印刷装置100は、修飾により文字の見やすさに影響がある場合には、フォントを置き換えてラスタライズして印刷する。
≪印刷装置の全体構成≫
図4は、本実施形態に係る印刷装置100の機能ブロック図である。印刷装置100は、制御部110、記憶部120、操作部130、表示部140、印刷部150、および通信部160を含んで構成される。
操作部130は、例えばタッチパネルであって、印刷装置100の利用者の操作を受け付ける。表示部140は、例えばディスプレイであって、印刷装置100の情報を表示する。タッチパネルディスプレイのように、操作部130と表示部140とが一体となった構成であってもよい。
印刷部150は、紙などの印刷媒体に画像化された印刷ジョブ123のデータを印刷する。通信部160は、パソコンなどの装置と通信して、印刷ジョブ123を受信する。受信された印刷ジョブ123は、記憶部120に格納される。
≪印刷装置の全体構成:記憶部≫
記憶部120は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などから構成され、フォントデータ121、プログラム122、印刷ジョブ123、代替フォントテーブル310、およびPanose値テーブル320を記憶する。
フォントデータ121(単にフォントとも記す)は、文字の書体のデータである。図4では、3つのフォントデータ121があるが、これに限らず、1つ以上のフォントデータ121が記憶されている。
プログラム122は、制御部110を構成するCPU(Central Processing Unit)が実行するプログラムである。CPUがプログラム122を実行することにより、制御部110がフォント選択処理(後記する図7参照)を行うとともに、印刷装置100全体を制御して印刷を行う。
印刷ジョブ123は、文字(テキスト)やグラフィックスなどの印刷対象となるデータの他に、印刷装置100の給紙トレイや印刷部数などを含むデータである。
≪印刷装置の全体構成:代替フォントテーブル≫
図5は、本実施形態に係る代替フォントテーブル310のデータ構成図である。代替フォントテーブル310は、表形式のデータであって、1つの行(レコード)は、印刷ジョブ123に指定されたフォントと、代替フォントと、再代替フォントとの関係を示す。代替フォントテーブル310のレコードは、識別情報311、指定フォント312、代替フォント313、および再代替フォント314の列(属性)を含んで構成される。
識別情報311は、レコードの識別情報である。
指定フォント312は、印刷ジョブ123で指定されるフォントを示す。
代替フォント313は、指定フォント312のフォントデータ121がない場合の代替フォントである。代替フォント313にあるフォントについては、フォントデータ121があり、印刷装置100は、文字をラスタライズして印刷できる。
再代替フォント314は、代替フォント313で修飾すると効果が弱くなる場合に代替するフォントであって、第1のフォントとなるフォントである。再代替フォント314にあるフォントについては、フォントデータ121があり、印刷装置100は、文字をラスタライズして印刷できる。
レコード319は、「Arial」が指定された場合、このフォントのフォントデータ121がないため、代替フォント313として「Helvetica」を用い、再代替フォント314として「Helvetica bold」を用いることを示している。
≪印刷装置の全体構成:Panose値テーブル≫
図6は、本実施形態に係るPanose値テーブル320のデータ構成図である。Panose値は、フォント(書体)を分類するための特徴を表す10の属性である。属性としては、フォントのタイプを示す「Family Name」(Family Kind)や「Serif Style」、「Weight」などがある。Panose値テーブル320は、表形式のデータであって、1つの行(レコード)は、1つのフォントのPanose値を示す。Panose値テーブル320のレコードは、識別情報321、フォント322、「Family Name」323、「Serif Style」324、および「Weight」などの列(属性)を含んで構成される。
識別情報321は、レコードの識別情報である。
フォント322は、このレコードで示されるPanose値のフォントである。
「Family Name」323は、フォント322に示されるフォントの「Family Name」属性の値である。
「Serif Style」324は、フォント322に示されるフォントの「Serif Style」属性の値である。
「Weight」325は、フォント322に示されるフォントの「Weight」属性の値である。
レコード329は、「Times New Roman」フォントについて、その「Family Name」属性は「Latin Text」であって、「Serif Style」属性は「Cove」であることを示している。
印刷装置100は、代替フォントテーブル310を参照する他に、Panose値テーブル320を用いて、再代替フォントを探すことができる。詳しくは、印刷装置100は、指定されたフォントのPanose値に近いPanose値をもつフォントで、対応するフォントデータ121を記憶しているフォントが再代替フォントとなる。
≪印刷装置の全体構成:制御部≫
図4に戻って、制御部110は、印刷データ生成部111、効果判定部112、およびフォントプレビュー制御部113を含む。
印刷データ生成部111(生成部とも記す)は、印刷ジョブ123に含まれるデータをラスタライズして画像データを生成する。文字データについては、印刷データ生成部111は、指定されたフォントに指定された修飾を施してラスタライズする。指定されたフォントのフォントデータ121がない場合には、印刷データ生成部111は、代替フォントテーブル310(図5参照)を参照して代替フォント313を用いてラスタライズする。詳しくは、印刷データ生成部111は、指定フォント312が印刷ジョブで指定されたフォントであるレコードの代替フォント313を用いてラスタライズする。
印刷データ生成部111は、後記する効果判定部112が指示したフォントでラスタライズする。また、印刷データ生成部111は、後記するフォントプレビュー制御部113が指示を受け、印刷ジョブ123の一部をサンプルとしてラスタライズする。なお、印刷データ生成部111は、印刷ジョブ123で指定されたレイアウトと同じになるように、文字のサイズや幅、文字間隔、行間隔を調整しながらラスタライズする。
効果判定部112は、ラスタライズされたデータ(画像データ)における修飾による効果への影響を評価する。修飾による効果への影響があるとは、修飾により文字が読みにくくなるということである。例えば、図2で説明したように、輪郭を付与したことにより内部領域が細くなり(幅214が狭くなり)文字が読みにくくなるなどである。他に、内部領域の面積が、輪郭領域を含めた文字全体の面積に対して所定の割合(例えば50%)以下になれば、効果判定部112は、文字が読みにくくなったと評価する。
影響がある場合には、効果判定部112は、代替フォントテーブル310(図5参照)やPanose値テーブル320(図6参照)を参照して、再代替フォントを選択し、このフォントを用いてラスタライズするように印刷データ生成部111に指示する。詳しくは、効果判定部112は、代替フォントテーブル310のレコードであって、指定フォント312が印刷ジョブで指定されたフォントであるレコードの再代替フォント314を選択する。また、効果判定部112は、Panose値テーブル320において、フォント322が指定されたフォントであるレコードのPanose値に近いPanose値をもつフォントで、対応するフォントデータ121を記憶しているフォントを選択する。
Panose値が近いとは、10の属性の値が近いという意味である。効果判定部112は、属性に重みをつけて近さを算出して、再代替フォントを選択してもよいし、重視する属性が近いフォントから再代替フォントを選択してもよい。
フォントプレビュー制御部113(プレビュー制御部)は、再代替フォントのリストを作成して、表示部140に表示する。利用者が指定したフォントを操作部130から受け付けると、当該フォントを用いた印刷ジョブ123のラスタライズされたサンプルデータを印刷データ生成部111から取得して、表示部140に表示する。操作部130より印刷指示を受け付けると、フォントプレビュー制御部113は、印刷データ生成部111に指示して印刷ジョブ123の全てをラスタライズし、印刷部150に指示して印刷する。
≪フォント選択処理≫
図7は、本実施形態に係るフォント選択処理を含む印刷処理のフローチャートである。図7を参照しながら、印刷ジョブ123の実行において制御部110や印刷部150が実行するフォント選択処理を含む印刷処理を説明する。
ステップS11において印刷データ生成部111は、印刷ジョブ123を解析して、指定されているフォントに対応するフォントデータ121を備えているかを確認する。
ステップS12において印刷データ生成部111は、指定されたフォント全てを備えているならば(ステップS12→YES)ステップS13に進む。印刷データ生成部111は、備えていないフォントがあるならば(ステップS12→NO)ステップS14に進む。
ステップS13において印刷データ生成部111は、指定されたフォントで印刷ジョブ123のデータをラスタライズして、ステップS27に進む。
ステップS14において印刷データ生成部111は、代替フォントを探索する。詳しくは、印刷データ生成部111は、代替フォントテーブル310(図5参照)において指定フォント312が印刷ジョブ123で指定されたフォントであるレコードの代替フォント313を取得する。
ステップS15において印刷データ生成部111は、代替フォントのプレビューが設定されていれば(ステップS15→YES)ステップS19に進み、設定されていなければ(ステップS15→NO)ステップS16に進む。代替フォントのプレビューは、印刷ジョブ123を受け付ける以前から設定されて、記憶部120に記憶されている。印刷装置100は、印刷ジョブ123の実行の際にプレビューするか否かを受け付けるようにしてもよい。
ステップS16において印刷データ生成部111は、代替フォントで印刷ジョブ123のデータをラスタライズする。なお、印刷データ生成部111は、印刷ジョブ123で指定されたレイアウト(文字やグラフィックスの配置)と同じになるように、文字のサイズや幅、文字間隔、行間隔を調整しながらラスタライズする。
ステップS17において効果判定部112は、ラスタライズされたデータ(画像データ)における修飾による効果への影響を評価する。効果判定部112は、修飾された文字について内部領域の幅(図2の幅214参照)の最小値(最小幅)が所定値より小さいならば、影響ありと評価する。所定値は、文字の大きさに依存してもよい。また、内部領域の面積が輪郭領域を含めた文字全体の面積に対して所定の割合(例えば50%)以下であれば、効果判定部112は、影響ありと評価する。所定の割合は、文字の大きさに依存してもよい。
効果判定部112は、影響があれば(ステップS17→YES)ステップS18に進み、影響がなければ(ステップS17→NO)ステップS27に進む。
ステップS18において効果判定部112は、代替フォントを探索する。詳しくは、代替フォントテーブル310(図5参照)やPanose値テーブル320(図6参照)を参照して、代替フォントを探索する。詳しくは、効果判定部112は、代替フォントテーブル310のレコードであって、指定フォント312が印刷ジョブで指定されたフォントであるレコードの再代替フォント314を取得して代替フォントとする。また、効果判定部112は、Panose値テーブル320において、フォント322が指定されたフォントであるレコードのPanose値に近いPanose値をもつフォントで、対応するフォントデータ121を記憶しているフォントを代替フォントとして探索する。
効果判定部112は、探索結果に含まれステップS17で修飾による効果への影響があった代替フォントを除くフォントの1つを代替フォントと選択して、ステップS16に戻る。
ステップS19においてフォントプレビュー制御部113は、代替フォントを探索して優先順位を決定する。探索方法は、ステップS18において効果判定部112が行った探索と同様であって、代替フォントテーブル310やPanose値テーブル320を参照して探索する。なお、代替フォントテーブル310については、再代替フォント314に加えて代替フォント313にあるフォントを含める。なお、ステップS18において代替フォントとして選択するのは1つのフォントであったが、ステップS19では探索したフォント全てを含む。
優先順位については、代替フォントテーブル310の代替フォント313、再代替フォント314に次いで、Panose値が指定フォントに近い順とする。代替フォント313と再代替フォント314とを含めて、Panose値が指定フォントに近い順としてもよい。
ステップS20においてフォントプレビュー制御部113は、決定した優先順位順で最高優先順位のフォントを表示部140に表示する。フォントプレビュー制御部113は、フォントの名称を表示してもよいし、当該フォントを用いた所定の文字(例えばフォントの名称)を表示してもよい。フォントプレビュー制御部113は、当該フォントを用いて印刷ジョブ123において文字修飾された文字を表示してもよい。
ステップS21においてフォントプレビュー制御部113は、ステップS20で表示したフォントの指定を操作部130より受け付けたならば(ステップS21→YES)ステップS22に進む。フォントプレビュー制御部113は、ステップS20で表示したフォントの指定を受け付けていないならば(ステップS21→NO)ステップS25に進む。
ステップS22においてフォントプレビュー制御部113は、ステップS21で指定されたフォントを用いて印刷ジョブ123のデータの一部をラスタライズするように印刷データ生成部111に指示して、ラスタライズされた結果をサンプルとして表示部140に表示する。サンプルとしては、代替フォントを用いる文字であって、文字修飾された文字を含む画像データの部分であってもよいし、他の文字(テキスト)であってもよい。
ステップS23においてフォントプレビュー制御部113は、操作部130より印刷指示を受け付けたならば(ステップS23→YES)ステップS26に進む。フォントプレビュー制御部113は、印刷指示を受け付けていなければ(ステップS23→NO)ステップS24に進む。
ステップS24においてフォントプレビュー制御部113は、ステップS20で表示した現在のフォントが、ステップS19で決定した優先順位の最後のフォントならば(ステップS24→YES)ステップS18に進む。フォントプレビュー制御部113は、現在のフォントが最後でなければ(ステップS24→NO)ステップS25に進む。
ステップS25においてフォントプレビュー制御部113は、現在表示しているフォントに続く次の優先順位のフォントを表示部140に表示して、ステップS21に戻る。フォントプレビュー制御部113は、フォントの名称を表示してもよいし、当該フォントを用いた所定の文字を表示してもよいし、当該フォントを用いて印刷ジョブ123において文字修飾された文字を表示してもよい。
ステップS26において印刷データ生成部111は、指定されたフォントで印刷ジョブ123のデータをラスタライズして、ステップS27に進む。指定されたフォントとは、ステップS23において印刷指示を受けたフォントである。なお、印刷データ生成部111は、印刷ジョブ123で指定されたレイアウトと同じになるように、文字のサイズや幅、文字間隔、行間隔を調整しながらラスタライズする。
ステップS27において印刷部150は、ラスタライズされた印刷ジョブ123のデータを印刷する。
≪フォント選択処理の特徴≫
印刷装置100は、印刷ジョブ123に指定されたフォントがない場合には、代替フォントを用いて印刷する。代替フォントとしては、指定フォントに近く(類似し)文字修飾による効果への影響がないフォントを選択する。効果への影響がないとは、修飾により文字の内部領域の幅が狭くなったり、内部領域が小さくなったりすることがなく、文字が読みにくくならないことである。このようにフォントを選択して印刷することで、印刷装置100は、指定フォントがない場合であっても文字修飾の効果がある読み易いフォントを用いて印刷することができるようになる。
代替フォントのプレビュー設定がされている場合に印刷装置100は、代替フォントを優先順位順(指定フォントに近い順)に表示し、利用者が選択したフォントを用いて一部がラスタライズされた印刷イメージのサンプルを表示する。表示したサンプルとなる印刷イメージについて印刷指示を受け付けると、印刷装置100は、当該フォントを用いて印刷する。利用者がプレビューでサンプルを確認したうえで印刷することで、印刷装置100は、利用者が意図しない文字修飾の影響がある代替フォントを用いた印刷を防ぐことができる。
≪変形例:サイズ別代替フォントテーブル≫
文字修飾によって内部領域の幅が狭くなったり、内部領域が小さくなったりして文字が読みにくくなる場合がある。しかしながら、文字サイズが大きい場合には、内部領域の幅が狭くなったり、文字領域そのものが小さくなったりしても、読むには支障がない場合が多くなる。これを考慮して代替フォントテーブル310(図5参照)における再代替フォント314が文字のサイズに応じて異なるようにしてもよい。
図8は、本実施形態の変形例に係るサイズ別代替フォントテーブル330のデータ構成図である。ここではフォントサイズ20ptを境に再代替フォントが異なる例を示す。識別情報331、指定フォント332、および代替フォント333は、代替フォントテーブル310の識別情報311、指定フォント312、および代替フォント313とそれぞれ同様である。再代替フォント314は、20pt未満の再代替フォント334と20pt以上の再代替フォント335とに分かれる。レコード339の「Arial」については、代替フォント333と20pt以上の再代替フォント335とは「Helvetica」であり同じになっている。これは、20pt未満の再代替フォント334である「Helvetica bold」とは異なり、20pt以上なら太字にすることなく代替フォント333のままで文字修飾しても文字が読みづらくなることはないためである。
ステップS18において効果判定部112が代替フォントを探索するときや、ステップS19においてフォントプレビュー制御部113が代替フォントを探索するときには、文字サイズに応じて20pt未満の再代替フォント334、または20pt以上の再代替フォント335から代替フォントを取得する。
文字サイズに応じて再代替フォントを設定することで、印刷装置100は、より指定フォントに近い再代替フォントを用いて印刷することができるようになる。
≪変形例:解像度別代替フォントテーブル≫
解像度が低い場合にはラスタライズ結果の画像データを構成する1つのドットが大きくなり、文字の輪郭領域が太くなり易くなる。このような観点を考慮して、解像度に応じて再代替フォントを異なるようにしてもよい。
図9は、本実施形態の変形例に係る解像度別代替フォントテーブル340のデータ構成図である。ここではラスタライズした結果の画像の解像度が1200dpiと2400dpiとで再代替フォントが異なる例を示す。識別情報341、指定フォント342、および代替フォント343は、代替フォントテーブル310(図5参照)の識別情報311、指定フォント312、および代替フォント313とそれぞれ同様である。再代替フォント314は、1200dpiの再代替フォント344と2400dpiの再代替フォント345とに分かれる。
レコード349の「Calibri」については、1200dpiの再代替フォント344と2400dpiの再代替フォント345とが異なっている。1つのドットが小さく細かい表現が可能な2400dpiの場合には、指定フォント342である「Calibri」により類似する「Helvetica bold」を再代替フォント345として指定している。
ステップS18において効果判定部112が代替フォントを探索するときや、ステップS19においてフォントプレビュー制御部113が代替フォントを探索するときには、解像度に応じて1200dpiの再代替フォント344、または2400dpiの再代替フォント345から代替フォントを取得する。
解像度に応じて再代替フォントを設定することで、より指定フォントに近い再代替フォントを設定することができるようになる。ドットが大きいと、文字サイズが小さい場合により輪郭領域が太くなり文字が読みにくくなる。文字サイズと解像度とを組み合わせて再代替フォントを設定するようにしてよい。例えば、文字サイズが20pt未満で解像度が2400dpiの再代替フォントと、文字サイズが20pt未満で解像度が1200dpiの再代替フォントと、20pt以上の再代替フォントとを設定できるようにしてもよい。
≪変形例:立体表現≫
上記した実施形態における輪郭領域の幅は、内部領域の上下左右でほぼ同じ幅である(図1〜図3参照)。また、内部領域も輪郭領域も単一の色であった。これに対して、内部領域の上下左右で輪郭領域の幅が異なり、立体的に見える修飾(立体表現とも記す)においても、印刷装置100は、上記実施形態と同様に代替フォントを選択することができる。
図10は、本実施形態の変形例に係る立体表現の文字修飾が施された文字230を示す図である。文字230の輪郭領域231は内部領域232の上側で幅が広くなっており、文字230が立体的に見える修飾となっている。また、内部領域232は、単一色の塗りつぶし(べた塗)ではなく、ドット模様(ドットパターン)となっている。
図11は、本実施形態の変形例に係る立体表現で斜線模様の文字修飾が施された文字240を示す図である。文字240の内部領域242は、斜線模様となっている。
図12は、本実施形態の変形例に係る立体表現で内部領域252の下側に輪郭領域251があり、内部領域252は灰色で輪郭領域251は市松模様である文字修飾が施された文字250を示す図である。
以上に示した文字230,240,250に示すような、輪郭領域231,241,251と内部領域232,242,252とで色や濃度、模様(パターン)が異なる場合であっても、印刷装置100は、上記実施形態と同様に代替フォントを選択することができる。また、文字200,220(図1、図3参照)に示されるような立体表現でない文字であって、輪郭領域と内部領域とで色や濃度、模様が異なる場合であっても、印刷装置100は、代替フォントを選択することができる。
≪変形例:代替フォントの優先順位≫
ステップS19(図7参照)において、フォントプレビュー制御部113は、例えば、代替フォントテーブル310(図5参照)の代替フォント313、再代替フォント314に次いで、Panose値が指定フォントに近い順に優先順位を決めている。Panose値で優先順位を決めるときに、指定フォントとの近さ(距離)が同程度ならば、文字の線幅を示すPanose値の「Weight」を参照して、線幅が広いフォントを優先するようにしてもよい。
≪変形例:代替範囲≫
上記した実施形態では、ラスタライズする全ての文書について、輪郭が付与された文字に対して再代替フォントを用いている。全ての文書ではなく、利用者が指定した文字、ページ、文書、印刷ジョブに限って輪郭が付与された文字に対して再代替フォントを用いているようにしてもよい。利用者は、予め設定しておくことで指定してもよいし、印刷ジョブを実行する際に指定してもよい。
≪変形例:輪郭領域の幅≫
上記した実施形態では、印刷装置100は、文字をラスタライズする際に印刷ジョブで指定された輪郭領域の幅で輪郭領域をラスタライズしている。なお、輪郭領域の幅とは、(幅215−幅214)/2(図2参照)のことである。
印刷装置100は、輪郭領域の幅を変更してラスタライズしてもよい。例えば、文字の大きさに応じて指定された幅から所定の割合で減じた幅であってもよいし、文字の大きさに応じた所定の幅であってもよい。
印刷装置100は、輪郭を付与する全ての文字に対して幅を変更するようにしてもよいし、代替フォントを用いる場合に幅を変更するようにしてもよい。または、代替フォントテーブル310を参照した代替フォントの探索、およびPanose値を参照した代替フォントの探索において、指定フォントに近い代替フォントのうち何れの代替フォントを用いても修飾による効果への影響があると判断された場合に(図7記載のステップS17参照)輪郭領域の幅を変更してもよい。
≪変形例:修飾による効果への影響≫
上記した実施形態において効果判定部112は、内部領域の幅が所定値より小さい場合や、内部領域の面積が文字全体の面積に対して所定の割合以下の場合に、修飾による効果への影響ありと評価している(図7のステップS17参照)。内部領域の模様や濃度に応じて、この所定値や所定の割合を変えてもよい。例えば、内部領域における模様が占める割合が小さい場合や色の濃度が低い場合には、所定値や所定の割合(閾値)を大きくするようにしてもよい。模様の割合が小さい場合や色の濃度が低い場合には、色の密度が低く、内部領域が見にくくなり、修飾による効果への影響が大きくなる。閾値を大きくすることで、べた塗(模様なし)や高い濃度に比べて、影響ありと判断されやすくなり、印刷装置100は、より読み易い代替フォントを選択するようになる。
≪変形例:印刷データ生成装置≫
上記した実施形態では、印刷装置100は、代替フォントを選択して印刷データを生成する機能も、印刷する機能も備えている。印刷部150を備えず、代替フォントを選択してラスタライズ(印刷データを生成)する機能を備えた印刷データ生成装置と、専ら印刷のみを行う印刷装置とに分ける構成にしてもよい。なお、操作部130や表示部140は、印刷データ生成装置および印刷装置のうち何れが備えてもよい。
≪その他の変形例≫
なお、本発明は、上記した実施形態や変形例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で変更することができる。
図5に記載の代替フォントテーブル310の再代替フォント314には、1つのフォントだけが設定されているが、複数のフォントが設定されてもよい。ステップS18において効果判定部112が代替フォントを探索するときや、ステップS19においてフォントプレビュー制御部113が代替フォントを探索するときには、再代替フォント314にある複数のフォントを取得して、探索結果に含める。
図7に記載のステップS21,S22において、1つのフォントが指定されて、サンプルの印刷イメージが表示部140に表示されている。複数のフォントが指定されて、複数のサンプルの印刷イメージが表示部140に表示されるようにしてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例示に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。本発明はその他の様々な実施形態を取ることが可能であり、さらに、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、省略や置換等種々の変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本明細書等に記載された発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 印刷装置(印刷データ生成装置)
110 制御部
111 印刷データ生成部(生成部)
112 効果判定部
113 フォントプレビュー制御部(プレビュー制御部)
120 記憶部
121 フォントデータ(フォント)
122 プログラム
123 印刷ジョブ(印刷データ)
130 操作部
140 表示部
150 印刷部
160 通信部
200,210,220,230,240,250 文字
201,231,241,251 輪郭領域
202,212,222,232,242,252 内部領域
214,215 幅
310 代替フォントテーブル
320 Panose値テーブル
330 サイズ別代替フォントテーブル
340 解像度別代替フォントテーブル

Claims (19)

  1. 少なくとも第1、第2のフォントを記憶する記憶部と、
    フォントが指定された文字を含む印刷データについて、前記記憶部に当該フォントが記憶されていない場合、
    前記文字に対して、輪郭領域と内部領域とが異なる修飾設定ならば、前記第1のフォントを選択し、前記修飾設定がされていないならば、前記第2のフォントを選択し、
    選択した前記第1のフォントまたは前記第2のフォントを用いて、前記文字をラスタライズする生成部と
    を備える印刷データ生成装置。
  2. 前記修飾設定とは、前記文字を立体表現する設定である
    請求項1に記載の印刷データ生成装置。
  3. 前記修飾設定とは、前記輪郭領域が第1の色または第1の濃度でラスタライズされ、前記内部領域が第2の色または第2の濃度でラスタライズされる設定である
    請求項1または2に記載の印刷データ生成装置。
  4. 前記修飾設定とは、前記輪郭領域が第1のパターンでラスタライズされ、前記内部領域が第2のパターンでラスタライズされる
    請求項1〜3の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  5. 前記記憶部は、前記印刷データに指定されたフォントに対する前記第1のフォントを関連付けた代替フォントテーブルを記憶し、
    前記生成部は、前記第1のフォントを、前記代替フォントテーブルを参照して決定する
    請求項1〜4の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  6. 前記生成部は、
    前記印刷データに含まれる文字を前記第2のフォントを用いてラスタライズを行い、
    前記修飾設定された文字については、当該文字の全体領域に対する前記内部領域の割合が所定値以下の場合には、第1のフォントを選択する
    請求項1〜5の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  7. 前記生成部は、
    前記印刷データに含まれる文字を前記第2のフォントを用いてラスタライズを行い、
    前記修飾設定された文字については、当該文字の内部領域の最小幅が所定値以下の場合には、第1のフォントを選択する
    請求項1〜6の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  8. 前記生成部は、
    前記第1のフォントを選択してラスタライズを行う場合に、前記印刷データと同じ文字配置になるように文字のサイズ、幅、文字間隔、および行間隔のうち1つ以上を調整する
    請求項1〜7の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  9. 操作部を備え、
    前記生成部は、前記操作部で指定された文字、ページ、文書、または前記印刷データに含まれる文書全体に対して、前記第1のフォントを用いてラスタライズする
    請求項1〜8の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  10. 前記生成部は、前記印刷データの一部をラスタライズし、
    前記印刷データ生成装置または前記印刷データ生成装置とは異なる装置に備わる表示部に、前記生成部がラスタライズした結果を表示させるプレビュー制御部をさらに備える
    請求項1〜8の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  11. 前記生成部は、複数のフォントが、前記第1のフォントとして用いることが可能な場合、当該複数のフォントで前記印刷データの一部をラスタライズし、
    前記印刷データ生成装置または前記印刷データ生成装置とは異なる装置に備わる表示部に、前記生成部がラスタライズした結果を表示させるプレビュー制御部をさらに備える
    請求項1〜8の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  12. 操作部をさらに備え、
    前記プレビュー制御部は、前記表示部に表示された前記生成部がラスタライズした結果の印刷指示を前記操作部から受け付けると、前記生成部に前記印刷データの全部のラスタライズを指示する
    請求項10または11に記載の印刷データ生成装置。
  13. 前記生成部は、第1のフォントを文字のサイズに応じて選択する
    請求項1〜12の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  14. 前記生成部は、第1のフォントをラスタライズした結果の解像度に応じて選択する
    請求項1〜13の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  15. 前記生成部は、前記輪郭領域の幅を前記印刷データに指定された幅から変更する
    請求項1〜14の何れか1項に記載の印刷データ生成装置。
  16. 前記輪郭領域の幅は、文字のサイズに応じて前記印刷データに指定された幅から所定の割合で減じた幅である
    請求項15に記載の印刷データ生成装置。
  17. 前記輪郭領域の幅は、文字のサイズに応じた所定の幅である
    請求項15に記載の印刷データ生成装置。
  18. コンピュータを請求項1〜17のうち何れか1項に記載の印刷データ生成装置として機能させるためのプログラム。
  19. 印刷データ生成装置のフォント制御方法であって、
    フォントが指定された文字を含む印刷データについて、記憶部に当該フォントが記憶されていない場合、
    前記文字に対して、輪郭領域と内部領域とが異なる修飾設定ならば、第1のフォントを選択し、前記修飾設定がされていないならば、第2のフォントを選択し、
    選択した前記第1のフォントまたは前記第2のフォントを用いて、前記文字をラスタライズするステップ
    を実行するフォント選択方法。
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