JP2021079598A - パターン塗工用マスクの製造方法及びパターン塗工シートの製造方法 - Google Patents

パターン塗工用マスクの製造方法及びパターン塗工シートの製造方法 Download PDF

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重昭 角之上
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基樹 重藤
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Yasuhiro Suzuki
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Abstract

【課題】ロールツーロール方式によって基材の表面にパターン塗工する際に使用することができ、基材の表面に傷のないパターン塗工用マスクを製造することが可能なパターン塗工用マスクの製造方法及びパターン塗工シートの製造方法を提供する。【解決手段】基材を基材キャリア上に積層した基材用フィルムを準備する工程と、粘着面側にセパレータが設けられたマスクを、前記セパレータが外層となるようにマスクキャリア上に積層したマスク用フィルムを準備する工程と、前記マスク用フィルムの前記セパレータ側から前記マスクキャリアの途中まで刃を入れてハーフカットし、後工程にて前記マスクを前記基材に貼り付けない第1領域と前記マスクを前記基材に貼り付ける第2領域とに区分する工程と、前記第2領域の前記セパレータを剥離し、前記マスクの粘着面を露出させる工程と、前記マスク用フィルムの前記マスクの粘着面側と、前記基材用フィルムの前記基材側とを対向するように配置する工程と、前記マスク用フィルムと前記基材用フィルムとを押圧し、前記第2領域の前記マスクを前記基材に貼り付けた後に、前記マスクキャリア並びに前記第1領域の前記マスク及び前記セパレータを剥離する工程とを含む。【選択図】なし

Description

本発明は、パターン塗工用マスクの製造方法及びパターン塗工シートの製造方法に関する。
シート状の基材の表面に塗工液を間欠塗工及びストライプ塗工等のパターン状に塗工したパターン塗工シートは、種々の産業分野において使用されている。ロールツーロール(Roll-to-Roll)方式によって、基材の表面にパターン塗工する方法としては、グラビア印刷、スクリーン印刷及びスプレー印刷等の印刷法が挙げられ、それぞれの印刷法に応じた特定の装置が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
パターン塗工シートは、グラビア印刷、スクリーン印刷、スプレー印刷及びホットメルト印刷等の印刷法で製造することができるが、それぞれの方式で課題を有している。
グラビア印刷は、基材上に所望の塗布量を塗工するためには、塗工量に応じたグラビア彫刻の深さが異なる複数のグラビア版を作製する必要があり、設備等にかかる初期費用が多くなってしまう。また、グラビア印刷は、パターン塗工シートの種類を切り替えるためには、グラビア版等の交換に要する時間及び費用が多くなるため、数百メートル等の少量生産には適さない。
スクリーン印刷は、適正な粘度範囲の塗工液であれば塗工することができるが、例えば、液粘度が数mPa・s〜数十mPa・sとなる低粘度液の塗工液である場合は塗工することが困難である。
スプレー印刷は、スプレーによって塗工液の飛散を招くため、クリーンルーム等での使用が困難である。
ホットメルト印刷は、印刷時に加熱を要するため、基材の変形を引き起こす等の不具合が問題になることがある。
グラビア印刷、スクリーン印刷、スプレー印刷及びホットメルト印刷等の印刷法での問題を解消するために、パターン塗工シートの製造にあたって、基材の塗工箇所に穴開きパターンを有するマスクを使用する製造方法が採用されている。
特開2004−195369号公報
しかしながら、マスクを使用する製造方法では、マスクに穴を開けてパターンを形成する際に、基材にも同時に傷をつけてしまい、基材の表面に傷があることによって塗工の精度が下がってしまう等の問題がある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、ロールツーロール方式によって基材の表面にパターン塗工する際に使用することができ、基材の表面に傷のないパターン塗工用マスクを製造することが可能なパターン塗工用マスクの製造方法及びパターン塗工シートの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明者らは鋭意研究した結果、パターン塗工用マスクを製造するにあたって、穴あけ工程を特定のものとすることによって、上記課題を解決することを見出した。すなわち、本発明は、以下の[1]〜[4]を提供する。
[1]基材を基材キャリア上に積層した基材用フィルムを準備する工程と、粘着面側にセパレータが設けられたマスクを、前記セパレータが外層となるようにマスクキャリア上に積層したマスク用フィルムを準備する工程と、前記マスク用フィルムの前記セパレータ側から前記マスクキャリアの途中まで刃を入れてハーフカットし、後工程にて前記マスクを前記基材に貼り付けない第1領域と前記マスクを前記基材に貼り付ける第2領域とに区分する工程と、前記第2領域の前記セパレータを剥離し、前記マスクの粘着面を露出させる工程と、前記マスク用フィルムの前記マスクの粘着面側と、前記基材用フィルムの前記基材側とを対向するように配置する工程と、前記マスク用フィルムと前記基材用フィルムとを押圧し、前記第2領域の前記マスクを前記基材に貼り付けた後に、前記マスクキャリア並びに前記第1領域の前記マスク及び前記セパレータを剥離する工程とを含む、パターン塗工用マスクの製造方法。
[2]前記基材の表面は、コロナ処理が施されている、[1]に記載のパターン塗工用マスクの製造方法。
[3]前記基材は、樹脂基材である、[1]又は[2]に記載のパターン塗工用マスクの製造方法。
[4][1]〜[3]のいずれかに記載のパターン塗工用マスクの製造方法で製造されたパターン塗工用マスクの前記マスク側に塗工液を塗工する工程と、前記塗工液を乾燥させ、前記マスクの前記第1領域に相当する前記基材上に塗膜を形成する工程と、前記マスク及び前記基材キャリアを剥離する工程とを含む、前記パターン塗工シートの製造方法。
本発明によれば、ロールツーロール方式によって基材の表面にパターン塗工する際に使用することができ、基材の表面に傷のないパターン塗工用マスクを製造することが可能なパターン塗工用マスクの製造方法及びパターン塗工シートの製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る基材用フィルムを準備する工程を説明するための模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るマスク用フィルムを準備する工程を説明するための模式的断面図である。 図3(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係るマスク用フィルムを第1領域と第2領域とに区分する工程を説明するための断面図及び平面図であり、図3(a)は、図3(b)のA−A方向の断面図である。 本発明の一実施形態に係るマスクの粘着面を露出させる工程、マスク用フィルムと基材用フィルムとを対向するように配置する工程及びマスクキャリア並びに第1領域のマスク及びセパレータを剥離する工程を説明するための模式的断面図である。 図5(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係るマスクの粘着面を露出させる工程を説明するための断面図及び平面図であり、図5(a)は、図5(b)のA−A方向の断面図である。本発明の一実施形態に係る積層構造体の模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るマスク用フィルムと基材用フィルムとを対向するように配置する工程を説明するための模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るマスクキャリア並びに第1領域のマスク及びセパレータを剥離する工程を説明するための模式的断面図である。 本発明の一実施形態に係るパターン塗工シートの製造方法の模式的断面図である。
(実施の形態)
[パターン塗工用マスクの製造方法]
本発明の実施の形態に係るパターン塗工用マスクの製造方法について、図1〜図7を参照して説明する。
<基材用フィルムを準備する工程>
まず、図1に示すように、基材10を基材キャリア11上に積層した基材用フィルム1を準備する。
基材用フィルムを準備する工程は、具体的には、図1に示すように、ロール状の基材10と基材キャリア11を用意し、基材10と基材キャリア11とを貼り合わせることで基材用フィルム1が得られる。
基材10としては、特に制限はなく、例えば、樹脂基材、金属基材及び紙基材等が挙げられる。
樹脂基材としては、例えば、ポリエチレン(PE)系やポリプロピレン(PP)系等のポリオレフィン系樹脂、環状ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS)樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン−ビニルエステル共重合体ケン化物、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル系樹脂、各種ナイロン(Ny)等のポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アセタール系樹脂、セルロース系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂(PVDC)等が挙げられる。
金属基材としては、例えば、アルミニウム、鉄、チタン、マグネシウム、ステンレス鋼及び銅等が挙げられ、これらの単体及びその合金を含む。
紙基材としては、例えば、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙、リンター紙、板紙及び石膏ボード用原紙等が挙げられる。
基材10は、上記のうちの2種以上の基材が積層された複合フィルムであってもよい。
基材10の厚さは、5μm以上500μm以下であることが好ましく、15μm以上300μm以下であることがより好ましく、25μm以上150μm以下であることがさらに好ましい。基材10の厚さが上記範囲であることで、取扱性を確保することができる。
基材10の表面は、コロナ処理、プラズマ処理及びアンカーコート処理等の表面処理が施されていることが好ましい。基材10は、表面処理が施されることによって、表面が改質され、塗工液、インク、コーティング剤及び接着剤等との濡れ性及び密着性が向上する。
基材キャリア11は、積層する基材10に平面性を付与し、かつ、取扱性を向上させるものであれば特に制限はない。
基材キャリア11としては、例えば、上述した基材10の樹脂フィルムと同様のものが挙げられ、その中でも、汎用性及び取扱性等の観点から、PETが好ましい。
また、基材キャリア11は、基材10の仮固定及び再剥離性の観点から、微粘着加工を施したものであることが好ましい。
基材キャリア11の厚さは、25μm以上150μm以下であることが好ましく、50μm以上125μm以下であることがより好ましく、70μm以上100μm以下であることがさらに好ましい。基材キャリア11の厚さが上記範囲であることで、取扱性及び機械的強度を確保することができる。
<マスク用フィルムを準備する工程>
次に、図2に示すように、マスクキャリア22上に、マスク20及びセパレータ21を順に積層したマスク用フィルム2を準備する。
マスクキャリア22は、マスク20を積層する面側に粘着面22aを有する。マスクキャリア22の粘着面22aは、粘性のないマスクキャリア22上に粘着剤層を設ける、又は、粘性のないマスクキャリア22上に粘性を有するポリエチレン等のフィルムを設けた多層構造とすることにより機能する。
マスク20は、セパレータ21を積層する面側に粘着面20aを有する。マスク20の粘着面20aは、粘性のないマスク20上に粘着剤層を設ける、又は、粘性のないマスク20上に粘性を有するポリエチレン等のフィルムを設けた多層構造とすることにより機能する。
マスク用フィルム2を準備する工程を図2に示す。マスク用フィルム2を準備する工程として、具体的には、まず、粘着面20a側にセパレータ21が設けられているロール状のマスク20を用意する。そして、ロール状のマスクキャリア22を用意する。次に、用意したマスクキャリア22の粘着面22aとマスク20の粘着面20aの対向する面とを貼り合わせる。マスク20の粘着面20a側にセパレータ21が設けられていることでセパレータ21が外層となるマスク用フィルム2が得られる。
マスク20は、基材10の表面に塗工液をパターン塗工するために用いるものであり、塗工液を基材10の表面の所定の場所に留まらすことができ、塗工液の乾燥工程に耐えられるものであれば特に制限はない。
マスク20としては、例えば、上述した基材10の樹脂フィルムと同様のものが挙げられ、その中でも、汎用性及び取扱性等の観点から、PETが好ましい。
マスク20の厚さは、5μm以上500μm以下であることが好ましく、15μm以上400μm以下であることがより好ましく、20μm以上200μm以下であることがさらに好ましい。マスク20の厚さが上記範囲であることで、後工程での塗工液による塗膜厚を確保することができる。
セパレータ21は、基材10と貼り付けられるマスク20の粘着面20a側に設けられ、マスク20の粘着面20aを保護する。
セパレータ21としては、剥離紙及びシリコーンコートプラスチックフィルム等が挙げられる。
セパレータ21において、マスク20の粘着面20aと接着する面は、離型処理が施されていることが好ましい。離型処理としては、シリコーン樹脂系離型剤、アルキッド樹脂系離型剤及びフッ素樹脂系離型剤等による離型処理などが挙げられる。
セパレータ21の厚さは、10μm以上100μm以下であることが好ましく、15μm以上75μm以下であることがより好ましく、20μm以上40μm以下であることがさらに好ましい。セパレータ21の厚さが上記範囲であることで、マスク20の粘着面20aを十分に保護することができ、かつ、剥離等の取扱性を確保することができる。
マスクキャリア22は、積層するマスク20及びセパレータ21の取扱性を向上させるものであれば特に制限はない。
マスクキャリア22としては、例えば、上述した基材10の樹脂フィルムと同様のものが挙げられ、その中でも、汎用性及び取扱性等の観点から、PETが好ましい。
マスクキャリア22の厚さは、30μm以上500μm以下であることが好ましく、50μm以上125μm以下であることがより好ましく、75μm以上100μm以下であることがさらに好ましい。マスクキャリア22の厚さが上記範囲であることで、取扱性及び機械的強度を確保することができる。
<マスク用フィルムを第1領域と第2領域とに区分する工程>
次に、図2に示すハーフカット装置40によって、図3に示すように、マスク用フィルム2のセパレータ21側からマスクキャリア22の途中まで刃を入れてハーフカットし、後工程にてマスク20を基材10に貼り付けない第1領域41とマスク20を基材10に貼り付ける第2領域42とに区分する。
ハーフカットを施すことによって、図3(a)及び(b)に示すように、マスク用フィルム2のマスク20及びセパレータ21は、第1領域41と第2領域42とに区分される。第1領域41の形状は、基材10の表面に塗工液をパターン塗工するための穴開きパターンに相当するものであり、矩形、多角形、円形、楕円形及びストライプ状等の種々の形状とすることができる。
ハーフカット装置40は、特に制限はなく、公知の切断装置を用いることができる。ハーフカット装置40としては、例えば、ダイロール及びパンチングによる打ち抜き装置、スリッター装置、並びに、ロータリーカッター装置等を用いることができる。
<マスクの粘着面を露出させる工程>
次に、図4及び図5に示すように、第2領域42のセパレータ21(42)を剥離し、マスク20の粘着面20aを露出させる。
<マスク用フィルムと基材用フィルムとを対向するように配置する工程>
次に、図4に示すように、マスク用フィルム2のマスク20の粘着面20a側と、基材用フィルム1の基材10側とを対向するように配置する。
具体的には、図6に示すように、マスク用フィルム2のセパレータ21(42)を剥離した面と、基材用フィルム1の基材10とを対向させて配置する。
<マスクキャリア並びに第1領域のマスク及びセパレータを剥離する工程>
次に、図4に示すように、マスク用フィルム2と基材用フィルム1とを押圧し、マスク20の第2領域42を基材10に貼り付けた後に、マスクキャリア22並びに第1領域41のマスク20及びセパレータ21を剥離する。
ここで、マスク20の粘着面20aと基材10との粘着力Tは、マスクキャリア22の粘着面22aとマスク20との粘着力Tより高いものであればよい。粘着力Tが粘着力Tより高いことで、図7に示すように、マスクキャリア22を剥離する際に、第2領域42のマスク20(42)は、基材10との貼付を維持することができる。一方、第1領域41のマスク20(41)は、第1領域41のセパレータ21(41)により、マスク20(41)の粘着面20aが基材10に接触しなくなり、マスクキャリア22を剥離する際に、マスクキャリア22との貼付を維持することによって、マスクキャリア22と共に剥離される。
マスクキャリア並びに第1領域のマスク及びセパレータを剥離する工程を経ることによって、図7に示すように、基材10の表面に塗工液をパターン塗工するための穴開きパターン12を有するマスク20が貼り付けられたパターン塗工用マスク50が形成される。
本発明の実施の形態に係るパターン塗工用マスクの製造方法によれば、基材の表面上で穴開きパターンを形成するためのハーフカット等の切削加工を行うことがないので、基材の表面に傷のないパターン塗工用マスクを製造することができる。
[パターン塗工シートの製造方法]
本発明の実施の形態に係るパターン塗工シートの製造方法について、図8を参照して説明する。
本発明の実施の形態に係るパターン塗工シートの製造方法は、まず、図8(a)に示すように、上述した本発明の実施の形態に係るパターン塗工用マスクの製造方法で得られたパターン塗工用マスク50を用意する。
次いで、図8(b)に示すように、パターン塗工用マスク50のマスク20側に塗工液60を塗工する。
マスク20側に塗工液60を塗工する方法は、特に制限はなく、グラビアコート法、ダイコート法及びバーコート法等の公知の塗工法を採用することができる。
塗工液60は、特に制限はなく、低粘度液及び高粘度液のいずれであっても採用することができる。
次いで、図8(c)に示すように、塗工液60を乾燥させ、マスク20の第1領域に相当する基材10上に塗膜61を形成する。そして、マスク20及び基材キャリア11を剥離する。
以上の工程により、本発明の実施の形態に係るパターン塗工シートを得ることができる。
本発明の実施の形態に係るパターン塗工シートの製造方法によれば、ロールツーロール方式によって基材の表面にパターン塗工する際に、基材の表面に傷のないパターン塗工用マスクを用いることで、基材への塗工液の塗工の精度を高くすることができる。
1:基材用フィルム
10:基材
11:基材キャリア
12:穴開きパターン
2:マスク用フィルム
20:マスク
20a:粘着面
21:セパレータ
22:マスクキャリア
22a:粘着面
40:ハーフカット装置
41:第1領域
42:第2領域
50:パターン塗工用マスク
60:塗工液
61:塗膜

Claims (4)

  1. 基材を基材キャリア上に積層した基材用フィルムを準備する工程と、
    粘着面側にセパレータが設けられたマスクを、前記セパレータが外層となるようにマスクキャリア上に積層したマスク用フィルムを準備する工程と、
    前記マスク用フィルムの前記セパレータ側から前記マスクキャリアの途中まで刃を入れてハーフカットし、後工程にて前記マスクを前記基材に貼り付けない第1領域と前記マスクを前記基材に貼り付ける第2領域とに区分する工程と、
    前記第2領域の前記セパレータを剥離し、前記マスクの粘着面を露出させる工程と、
    前記マスク用フィルムの前記マスクの粘着面側と、前記基材用フィルムの前記基材側とを対向するように配置する工程と、
    前記マスク用フィルムと前記基材用フィルムとを押圧し、前記第2領域の前記マスクを前記基材に貼り付けた後に、前記マスクキャリア並びに前記第1領域の前記マスク及び前記セパレータを剥離する工程とを含む、パターン塗工用マスクの製造方法。
  2. 前記基材の表面は、コロナ処理が施されている、請求項1に記載のパターン塗工用マスクの製造方法。
  3. 前記基材は、樹脂基材である、請求項1又は2に記載のパターン塗工用マスクの製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパターン塗工用マスクの製造方法で製造されたパターン塗工用マスクの前記マスク側に塗工液を塗工する工程と、
    前記塗工液を乾燥させ、前記マスクの前記第1領域に相当する前記基材上に塗膜を形成する工程と、
    前記マスク及び前記基材キャリアを剥離する工程とを含む、前記パターン塗工シートの製造方法。
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